人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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視点:


【神】 清掃員 カミクズ


足取りも気も重いけれど。
でも、いつまでもぐずぐずしていたってどうしようもないから。
裁判場の扉をくぐって、合議の場へ。

「……投票券…」

規定通りに用意されたものを手に取って。
ここでは、この一枚の紙切れが誰かの生死を決めるのだ。
なんともやるせない気分になる。
(G0) 2022/02/23(Wed) 21:08:10

【神】 清掃員 カミクズ


「………あ、あの!えっと、」

皆が揃い始めた辺りの事。
清掃員はいつかのように両手でほうきの柄を握って。
それから、おずおずと口を開いた。

「自分は、…本当は…ずっと前から死にたいと思ってて」

カミクズという清掃員は。
度々死ぬのは怖いと、そう口にしていたけれど。
死にたくないと言った事も、生きたいと言った事も。
これまでただの一度もなかった。

「死ぬのは怖いけど、生きていたくもなくて。」

「でも、だから……ここで死ぬなら、いいかなって思いました。
 最後に楽しかったなって思って死ねるなら、
 それは幸せな事ですから…」

指先がひどく冷えている。血が通ってないみたいだ。
震えは柄を握ってどうにか抑えているけれど。
ああ、やっぱり怖いな。
怖いけど、でも平気、うん、大丈夫だ。
きっと最後まで言ってしまえば楽になれるから。

「だから…もし、投票先が決まらなかったら、その時は。
 自分に投票してほしいなって。そう思います」
(G8) 2022/02/23(Wed) 21:29:30
カミクズは、こんな時でも、やっぱり笑顔のままだった。
(a0) 2022/02/23(Wed) 21:29:41

カミクズは、それは、下手くそな笑顔だったかもしれないけど。
(a1) 2022/02/23(Wed) 21:29:54

【独】 清掃員 カミクズ

/*
オラーッ自己犠牲ダービーの始まりだァ〜ッ!ギャハハハ!
(-8) 2022/02/23(Wed) 21:30:12

【神】 清掃員 カミクズ


「……あ、あはは」

集まる視線に、少しきまりの悪さを感じて、それから。
どっと力が抜けて、へなへなと笑った。

「いいんです。それで……いいんですよ」

「…もちろん、自分に投票するかどうかを決めるのも
 それは皆さんの自由で、権利ですから。
 でも…自分はきっと、生きていた方がつらいから。
 だから、…許されるなら、これがいいんです、きっと」
(G18) 2022/02/23(Wed) 21:42:39

【神】 清掃員 カミクズ


「ああ…実質的に投票の権利を放棄する…
 事ができる、可能性もありますね」

尤も、臓器提供者が足りていれば、の話ではあるけれど。

誰かに投票するという事は。
少なからず責任を感じる事だ。実際の責任の有無を別として。
それから逃げたい気持ちも、あるのかもしれない。否定はしない。

「でも、自分は助かりたくはないです。
 惰性で生きるのはもう十分です。
 だからどこか適当なタイミングで自殺するつもりです。
 ご存知でしたか。ここで死ぬと、脳が錯覚で死ぬんですよ。
 実際にそういう事例があるんです。」

ツルギの言及に随分後ろ向きな答えを返して、それから。
感情の伴っていない、ように聞こえる礼を聞いて、苦笑した。
それでいい。生きて帰るつもりなら、なおのこと。
自分はきみのよく知らない、"清掃員のカミクズ"であればいい。

「……『お願い』、そうですね
 どちらかと言えば、自分が権利を失った後の事を、と。
 そう思っていました。
 でも、エノさんが『お願い』だと感じたなら、それでも。」
(G25) 2022/02/23(Wed) 22:10:04

【神】 清掃員 カミクズ


「…否定するのは自由です。
 生きていて欲しいと思うのも自由です。でも」

「自分の命をどうするかを決めるのも、自由なんですよね」

逸らされた視線には、少しだけ寂しそうに笑った。
"次"があったらいいと思っていたから。
(G27) 2022/02/23(Wed) 22:12:56

【神】 清掃員 カミクズ


「…そうですか。
 ありがとうございます、エノさん。」

ひらひらと弄ばれる紙を見て、ふにゃふにゃと笑った。
参加者全員に平等な権利として与えられている投票券。
清掃員は、きっと自分の名前を記入する事になる。

「いえ…あまり肯定しなくていいんですよ、死ぬ事なんて。
 ああそうなんだ、くらいでいいんです。少なくとも自分は。
 立候補するのも、死ぬ理由が欲しいだけ、と言われたら
 自分は決して否定できませんから。
 そうしたいと思うのは、それも自由ですけど。」

それから、ツルギとハナサキからの
肯定的な言葉や姿勢にやんわりと否を返した。
清掃員は、自己犠牲を決して良い事だとは思っていない。
自分の行動は、ただ生きる事から逃げているだけだとも。

「…帰っても、誰かに自分の事は話さないでほしいな。
 自分から言いたい事は、それくらいです」
(G33) 2022/02/23(Wed) 22:47:32

【独】 清掃員 カミクズ


何よりも。

ここで死のうと思う理由は、他にもあって。

──記憶転移。

臓器移植を受けてから性格や好みが変わった。
医学的根拠の有無はともかくとして、よく聞く話だと思う。

それによって、人が、国が。
この制度で、望まない死を与えられた人達の。
その失意で音もなく病んでいけばいいと思う。
樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を注ぐと、
樽いっぱいの汚水になるように。

そうしてこの制度がいつか無くなればいいと思う。
そんな願望に、せめてもの慰めを見出すしかなくて。
(-25) 2022/02/23(Wed) 22:59:04

【独】 清掃員 カミクズ

/*
は〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!
二回目で〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!(元気なお返事)
(-28) 2022/02/23(Wed) 23:08:59

【赤】 清掃員 カミクズ


「…………」

ほんの少し、帽子を目深に被って。
目蓋を閉じて、端末の操作を介さないメッセージの送信。
流石にこの場でやり取りする素振りを見せるわけにもいかない。

『だそうです』

『エノさんは、どうしたいですか?』

『自分は、返答はしてもしなくても構いません』
(*0) 2022/02/23(Wed) 23:12:46
カミクズは、僅かに帽子のつばを下げた。
(a10) 2022/02/23(Wed) 23:13:10

【赤】 清掃員 カミクズ


『そうですね』

『少なからず、認識は歪んでしまいそうです』

『自分も この立場を明かす事は避けたいと考えます』

理由は異なっても、清掃員も確かに似通った点がいやだった。
二度も選ばれた人間であるという事実が。
先入観が、哀れみが、或いは敵意や警戒心が。
誰かの態度を変えてしまう事が、いやだった。

『何れにせよ 考える時間や判断材料は欲しい、ですよね』

『返答……匿名でしておきましょうか?』
(*2) 2022/02/23(Wed) 23:34:45

【赤】 清掃員 カミクズ


『わかりました』

短い了承の言葉。
それだけ返して、メッセージログを閉じた。
(*4) 2022/02/23(Wed) 23:38:48

【神】 清掃員 カミクズ


「…………」

誰かの呟きに対してか、疑問に対してか、他の何かに対してか。
清掃員は、ほんの少しの沈黙の後に口を開いた。

「…いやでも忘れられない人も…居るみたいですから。
 誰かの事を語るのに必要であれば、仕方ないですけど
 できる限りはすべて、伏せていただけると助かります」

問いには短く返答を返して、
"補欠"を決める流れとなれば、出る幕ではないと口を噤んだ。
(G46) 2022/02/23(Wed) 23:50:27

【神】 清掃員 カミクズ


「……仮に態度が横暴に見えても、そうでなくても
 最後は選ぶ人の匙加減ですから…
 自分は、皆さんのしたいようにしていていいと思いますよ」

大人しく口を噤んでいよう、と思ったけど。
よくよく考えたらまだ権利を喪失したわけでもないし、
ちょっと口を挟む事くらいは許される、んじゃないか…な…?

「生きていたい、かはともかくとして…
 死にたくないのは、誰だって当然の事だと思いますし
 そう思って、主張する事が身勝手だとは自分も思いません。
 ただ…ええと、そう、それで誰かの意見を抑圧してしまうのは
 話し合いとして不適切、そういう事なんじゃないかな…?」
(G54) 2022/02/24(Thu) 0:22:38

【神】 清掃員 カミクズ


「…………」

どうしたって、選ばれる時は選ばれて、そして死ぬ。
横暴でもそうでなくとも、
善人も悪人も平等に。これはそういう制度だから。

それを確実に回避する事ができるのは。
誰かが"身代わり"になってくれる時だけだ。
清掃員は、そう思っている。
だから、どうしたら、の答えは提示できなかった。

「…納得できるだけの理由も教えられないまま、
 ただ自分はこうしたいからこうしてくれ、と
 一方的にそう言われたとしたら。
 それは確かに、わがままだと思う人も居るかもしれません。」

「生きたい理由…そうですね
 自分もそこはしっかり話した方が良いと思います。
 理由というか、自分自身の気持ちというか。
 これはその為の話し合いの場ですから…」
(G61) 2022/02/24(Thu) 0:53:06

【神】 清掃員 カミクズ


「……思えば、自分がこういう理由で立候補する、と言って
 それを表立って勘繰る人は居ませんでしたよね」

それは単に、
それで不利益を被る人が居ないから、かもしれないけど。
ツルギからの言及は、邪推ではなく単なる可能性の推測だ。
清掃員はそのように認識している。

「うん……だから、そういうことなんじゃないかな。
 どうしてそうするかわからないから違和感を覚えるんです。
 その理由に理解も共感も肯定もできなくたって、
 そうしたいと思うことを尊重することはできるはずですから…」
(G67) 2022/02/24(Thu) 1:25:53

【独】 清掃員 カミクズ

/*
カミクズガードのなくなった三日目の合議が
いったいどうなっちまうのか今から楽しみだぜェ〜ッ!!!
(-44) 2022/02/24(Thu) 1:27:32

【秘】 清掃員 カミクズ → アイドル ヒメノ


「…くれぐれも、お願いしますよ。でないと」

化けて出るかもしれません。


もちろん、化けて出る、なんてのは比喩的な表現。
死後の世界だとか、そんな非現実的な事を信じてはいない。
あったら面白いとは思うけれど。

「──記憶転移・・・・というものをご存知ですか。
 臓器移植を受けた人の性格なんかが変わったという話の。」

「ね 自分ではない自分が、お会いしに行くかもしれませんよ」

きっとこれからを生きていくあなたに。
くらい笑み一つ残して、清掃員は踵を返した。
(-53) 2022/02/24(Thu) 2:09:19

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ユー→にんげん!くいあらためてね!
カミクズ→にんげん!くいあらためてね!

死を利用してやることが同じ!!!!!!!!!!!!
(-54) 2022/02/24(Thu) 2:31:37

【独】 清掃員 カミクズ

/*
今回はぜってえ美談にしねえからよ 見てな
(-55) 2022/02/24(Thu) 2:32:15

【独】 清掃員 カミクズ

/*
いやまあ自殺志願ルート行くかは交流次第だったんですよ。
一日目二日目であんまり良い事なかったり死ぬ理由なかったら
他者を足蹴にして惰性で生きていくつもりだったんですよ。
人々、ここでなら死んでもいいやと思わせてくれてありがとうな。
愛してるよ……♡
(-62) 2022/02/24(Thu) 2:55:29

【独】 清掃員 カミクズ

/*
これでうっかり生きてたらマジでどうしようなんだけど
まあ自殺票含めて5票くらい入りそうだしいけるか……?
カミクズ以外にそんな何票も集める人おらんやろ…
(-64) 2022/02/24(Thu) 2:57:39

【独】 清掃員 カミクズ

/*
このウイニングランど〜やって駆け抜けよっかな♪
(-65) 2022/02/24(Thu) 2:58:20
カミクズは、話し合いの後。一人で燃えあとを片付けていた。
(a19) 2022/02/24(Thu) 10:28:24

カミクズは、はっぴーばーすでーとぅーゆー。
(a20) 2022/02/24(Thu) 10:28:44

カミクズは、小さく歌いながら手を洗う。
(a21) 2022/02/24(Thu) 10:28:54

カミクズは、はっぴーばーすでー、でぃあ……
(a22) 2022/02/24(Thu) 13:15:10

カミクズは、そこで一度歌う事をやめて、もう一度始めから歌い直す。
(a23) 2022/02/24(Thu) 13:15:24

カミクズは、それも結局、最後まで歌う事はなかった。
(a24) 2022/02/24(Thu) 13:15:41

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ブレない女有り難え〜〜〜ッッッッ!!!!!!!!
(-86) 2022/02/24(Thu) 13:16:16

【人】 清掃員 カミクズ


話し合いを終えて、後片付けを終えて、その後の事。
清掃員は、一人でいつかの事故現場に居た。

「楽しかったなあ…」

見るも無残な残骸、残された痕、それらをぼうっと眺めていた。
清掃員は、誰かの名残に疎外感を覚える事は無いけれど。
こういうものには、確かな寂しさを感じる。
それは、楽しかった時間を思い起こさせるものだから。

「ほんとうに、楽しかった」

めそめそめそ、今にも泣き出しそうな、下手くそな笑顔。
そんなに怖がるなら、言わなければいいのに。
そう言われてしまっても仕方ない事だと思うけど。
それでも、生きてしまう事の方が今はずっと怖かった。
それでも。

「……死にたくないなあ…」

あなたも同じ気持ちだったのだろうか。
それとも、やっぱり。

「僕は、兄さんみたいにはなれないんだな…」
(15) 2022/02/24(Thu) 13:33:01
カミクズは、めそめそ、空も見上げず立ち尽くしています。
(a31) 2022/02/24(Thu) 13:54:55

カミクズは、それから、何かに気付いて、少しだけびくりとしました。
(a32) 2022/02/24(Thu) 13:56:40

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


メッセージに気が付いて先ず思った事は、どうして、だった。
自分が立候補して、理解はされずとも宣言を受け入れられて。
そのまま話し合いは進んで、じきに解散となって、それで。
それで終わりだと思っていた。

これから死ぬ人の事なんて、気にしても良い事はない。
清掃員は、そうは思わないけれど。
それでも、多くの人にとってはそうだと思っている。

『大丈夫です』

『気にしないで』

だから、返答は、ごく短く。
余計な事を、言ってしまわないように。
(-101) 2022/02/24(Thu) 14:06:17

【独】 清掃員 カミクズ

/*
おっなんか挟んだか?どうだ?言ってみ?オレに見せてみ?
(-108) 2022/02/24(Thu) 14:19:40

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


『でも』



『わからないでしょ』

清掃員は、名前も、本当の職業も、身の上の事も。
これまで、殆ど誰にも打ち明けてはいない。
その思いに至るまでを、真に理解するに至るものは、何も。

『それでいいんです』

『わからない方が、楽でしょう』

寒いか寒くないかで答える事はなく、ただ。
あなたが一日目に言った事と同じような事を、繰り返す。
あなたの気持ちの全てはわからないけれど。
それでも、あなただってそうしているのだから、と。
そんなどこか子供じみた事を思って、そう返した。
(-110) 2022/02/24(Thu) 14:28:15

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ところでオレはマジでカスのPLなので、あの……
カミクズツルギのお覚悟決まり組が今日墓落ちして
三日目の話し合いが地獄になるとこが見たいんですけど…(カス)
(-113) 2022/02/24(Thu) 14:38:19

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ヒヒーッwすごいタイミングですよ
(-114) 2022/02/24(Thu) 14:39:15

【人】 清掃員 カミクズ

>>17 ツルギ

「……あ、え、えっと」

掛けられた声に、清掃員はぎこちなく帽子のつばを上げた。

──どうして。
ほんの少し前に思った事を、もう一度思って。
あなたとは、また話をしようと、そう約束してはいたけれど。
それももう、無いものだと勝手に思っていたから。

「…そ、うですね
 今は、少し…手が離せなくて」

少し視線を彷徨わせた後、問いには曖昧な答えを返した。
(18) 2022/02/24(Thu) 14:52:24

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


『きみだけずるいと思いませんか』

ずるい。
そんな子どもじみた不平不満。
言いたい事は言えばいい。
清掃員だってそう思っていて、そうしていないわけじゃない。

何より、清掃員は何も、善意から詮索しないわけじゃない。
詮索しない代わりに詮索されない、そんな線引きをするだけ。
誰かが線を引くならば、
互いにそれを越えない事を暗黙の了解とするだけ。

『不公平じゃないですか』

『僕だって後悔をするんですよ』

『知りたかったと思って きっと後悔しながら死んでいくのに』

『きみだけ知りたいだけ知って、後悔をしないなんて』

『不平等じゃないですか』



『ずるいと思うのは、おかしなことですか』

ずるい、不公平、不平等だ。
清掃員の挙げ連ねる不平不満は、言ってしまえば、つまり。
自分だって、きみの事を知りたかった事の裏返し。
(-120) 2022/02/24(Thu) 15:43:29

【人】 清掃員 カミクズ

>>19 ツルギ

「………介錯…」

その言葉の指す所はすぐにわかった。
あなたの申告は、きっと決して強がりなどではないのだとも。

……いいや、どうだろう。
死体を見た事はあっても、人を手にかける感触は。
それは、いつまでもその手に残り続けるんじゃないだろうか。

「…もう少し、考えてみます。
 死ぬのは怖いですから、
 できるだけわけもわからないまま死にたくて。
 どうすればできるかなって、考えてたところで…」

「でも、できるだけ死体、見られたくなくて。
 見たらきっと、誰でも。
 ああ、死んだんだなって思いますから…」

どうしても思い付かなかったら、その時はお願いします。
あなたの言葉にそんなふうに返して、力なく笑った。
(22) 2022/02/24(Thu) 15:54:53

【独】 清掃員 カミクズ

/*
クソォ〜〜〜〜〜ッッッ何度でも殺してほしい!!!!
なんで人間は一回殺したら死んじまうんだよ!!?
おかしいだろ!おかしいのはこの世界だ!正解!!!!!!
(-125) 2022/02/24(Thu) 16:05:13

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


一緒にはめを外して、痛み分けをして。
そうして確かに楽しい時間を過ごした人の事を。
知らなくて良いと思う人なんて、そうは居ないはず。
そう、思いはする、わけだけど。

そうは思っても、自分がそう思われる事は考慮に入らない辺り。
あなたとこの清掃員は、そういうとこ、なのかもしれない。

『そうですか』

『最後が一人じゃないのは 嬉しいです』

『きっと、一人で死ぬのは寂しいから』

或る画家のように、それに全てを懸けるほどじゃないけど。
それでも、清掃員もまた、一人で死ぬのは寂しいと思う。
ただ見送られるだけでも、きっと少しは恐怖も紛れる、とも。

『でも』

『誰かと、っていうのは 難しいですよ』

『これから死ぬ人間との思い出なんて』

『きっと誰だって、無い方が良いに決まってます』
(-130) 2022/02/24(Thu) 16:37:52

【独】 清掃員 カミクズ

/*
普川(チップ)とフカワ(チップ)口説いて
フカワ(チップ)に死ぬとこ見ててするはめになりそうなんだけど
尋常じゃねえと思うんだけどオレこれ許されるのかな……
死ぬんで許してくださいね 死ぬ方が許されない度高い説あるな
(-133) 2022/02/24(Thu) 16:55:41

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


献身なんて、突き詰めて言えば単なる自己満足だ。
清掃員は、その自由意志を尊重するだけで。
侵害しない事で、侵害させない大義名分を得ているだけで。
別に、好きでもなんでもなかった。

「…………」

訥々と送られるメッセージが区切られた後に。

『そうしたいなら、止めはしませんよ』

簡潔な了承だけを返して、ログを閉じた。

お互い知らずに後悔するか、知って後悔するか。
それとも、知って後悔せず終わるのか。
多分、ここが岐路なのだろうなと、そう思う。
(-140) 2022/02/24(Thu) 18:36:27

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


探し人は、きっと少し歩いたくらいに見付かった。
多分、事故現場へ向かう前か、そこから帰ってきた後。
どちらにしても、大方寮の何処かで出会す事になりそうだ。

「………ああ、エノさん…」

清掃員は、あなたの遠慮ない言葉に機嫌を損ねたふうでもなく。
薄っぺらな笑顔のなりそこないを取り繕って答えを返した。

「…そう、ですね。死ぬのも怖いですけど…
 もしかしたら死なないかもしれないのも、怖いです」

あの立候補は、投票先が決まらなければ、というもので。
決して確実に投票されるような強制力は無い。
選ばれる可能性はかなり高いけど、まだ確定したわけじゃない。

「…すみません。
 もしかしたら、明日以降に誰を選ぶか、という所は
 エノさんに任せきりになってしまうかもしれない…ですね」

個人的に相談に乗る事くらいはできるだろうけど。
誰かの命運を決めるその瞬間は、任せる事になってしまう。
そう思って、弱々しく謝罪を述べた。
(-144) 2022/02/24(Thu) 18:53:32

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


頬に手が触れれば、少しだけ面食らったようで。
下手な笑顔はそのままに、ほんの少しの困惑が広がった。

「……、時間ができれば、と思ったのも、そうですけど…」

でも、それは何もあなたに限った話じゃない。
考える時間が必要だったり、やりたい事があったり。
そういう人達に猶予を与えられたらと思った事も事実で、でも。

「一番の理由は、…ここで、少しでも楽しいなって思えたから。
 エノさんが理解者を得た後なら、と思うのと
 そんなに変わりはないんじゃないかと思います。
 幸せな内に死ねるのは、いいことですから…」

前回、この合議の場から帰った後。
今に至るまで、生きていてよかったと思える事は無かった。
そしてきっと、今回も。
生きて帰ったところで、同じ事になるんだろうな、とも。
だからきっと、これがいいのだと。そんな理由だった。
(-146) 2022/02/24(Thu) 19:26:13

【神】 清掃員 カミクズ


自身への言及も、各々の主張にも。
何も言わず、曖昧に笑って視線を逸らした。

最悪、死んでもいい。
どこかそんな思考があった事は事実だったから。
(G75) 2022/02/24(Thu) 19:32:45

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「ひぇ、…え、ええっと……?」

縮まった距離に、あなたの様子にたじろいだ。
以前話した際は、面と向かって、ではなかったし。
もしかすると、合議の場で垣間見たかもしれないけれど。
何れにせよ、こんなに間近で見たのは初めてだったから。

それに、清掃員にとって、触れられる事はあまり馴染みがなくて。
昔はそうではなかったかもしれないけれど、
今となってはもう、慣れないものになってしまった。

「……その、誰かと他愛ない話をするの、久し振りで。
 人との距離を気にしなくていいのもそうですけど…」

特殊清掃員という仕事は、複数人でするものでもないし。
仕事を通して会話が生じる事もそうそう無い。
どうしても臭いがつくから、距離感だって気にする必要がある。

「…極端な話、仕事以外で憂鬱じゃない時間があるのが新鮮で。
 これまでは憂鬱さを紛らわす為に仕事ばっかりしていたから…
 無理を言って、きついものをたくさん。」

「だから趣味と言えるものも、遊ぶような知人も居なくて。
 二人乗りしたのも、ここでするのが初めてで。
 …楽しかったんですよ」
(-148) 2022/02/24(Thu) 20:06:22
カミクズは、そのまっくらな瞳は、いつだって憂いを帯びている。
(a35) 2022/02/24(Thu) 20:10:29

【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ


──死体の片付け、という言葉に、ほんの一瞬表情が凍りついて。
(-155) 2022/02/24(Thu) 20:33:32

【人】 清掃員 カミクズ

>>26 ツルギ

「──あ、…は、はい!
 ええと、その……
 なるべく手を借りる事にならないようにします、ね」

会釈をしてその場を後にする様子に、
その背に慌てて答えを返した。
あなたの珍らかなジョークには触れないまま。
(27) 2022/02/24(Thu) 20:33:47

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


推察通り、ここでの清掃員からは
腐臭、黴臭さ、とにかく死臭のようなものは感じない。
強いて言うなら、今は薄めた漂白剤と消毒液の中間のような。

「あ、わ…
わぁっ!?
く、くすぐった、ひぇ……」

触れられる事を拒絶はしないけど、とにかく困惑しきりだ。
肉体労働をしているだけあって体つきはしっかりしてる方。

前々から、不思議な距離感の人だな、と思っていた。
一人気儘にしているように見える時もあれば、
一度関心を持てば他者を理解したいとどこまでも踏み出して行く。

客観的には無軌道のように見えるだけで、
多分、本人の中では筋が通っているのだろうけど。
気質としてはマイペースな方だけど、
したい事は人とわかり合う事、だからそんなふうになるのかな。
少し話して、今のところは、そんなふうに思っている。

「え……あ、絵、絵ですか…?」

急に描こうと言われても、何を描けばいいやら。
そもそも最後に絵筆なんてとったのは何年前だろう。

「えっと…エノさんは、ええと。
 どんな絵が好きなんですか?」
(-159) 2022/02/24(Thu) 21:09:13

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


──夜を過ぎて、すっかり日が高くなった頃。

清掃員は、おざなりな仮眠を終えて。
ベッドから身体を起こすのも面倒で、
横になったままメッセージを開いて、送った。
散らかりっぱなしの部屋で、電気も点けないまま。

『会いに行くの』

『いつがいいですか』

正直な所、自分の事を人に明かすのは気が進まない。
気が進まないけど、でも。
自分が逆の立場なら後悔するだろうとも思うのだ。
溜息一つついて、ばらばらと散らばる髪を掻き上げた。
(-179) 2022/02/24(Thu) 23:19:21

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


『じゃあ、今から行きます』

そうでもしないと、ずっと先延ばしにしてしまいそうだから。

簡素な返信一つ返して、気怠げに起き上がって。
髪を纏めて、いつものつなぎを着て、帽子を被って。
身支度を終えてから部屋を出た。

『飲んだことないです』

付け足された問いへの返答は、やや的外れかも。
そもそもの話、この国では。
飲み慣れてる人なんかそうは居ないのだろうけど。
(-184) 2022/02/25(Fri) 0:43:55

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


──そして、部屋を出て暫くの後。

「…………」

指定された部屋の前で、一度、二度。
軽く握った片手を上げて、躊躇って。
それを何度か繰り返した後に、ようやく何度かノックをした。
(-185) 2022/02/25(Fri) 0:44:16

【独】 清掃員 カミクズ

/*
普通だったら絶対汚部屋でストゼロ飲んでる独身なんだけど
この国そんなバカバカ酒飲めねえんだよなあ〜〜〜

最初は酒に逃げてそ〜って思ってたんだけど
途中でその事思い出してないなと思いました。
(-187) 2022/02/25(Fri) 0:57:48

【独】 清掃員 カミクズ

/*
こんなん絶対一人で酒飲んでバチボコに酔っ払って
どうにか日々の虚無をやり過ごしてる独身だもんなあ!?
少なくともオレはそう思います。アルコール耐性雑魚そう
(-188) 2022/02/25(Fri) 1:15:08

【独】 清掃員 カミクズ

/*
これはセンシティブでは!?(センサー誤作動)
(-193) 2022/02/25(Fri) 1:58:24

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「───え、」

扉の向こうからする音、小さな声。
それに気を取られている間に、腕を引かれて。
当惑する間にするりと部屋の中へ引き込まれた。

実の所、ほんの少しだけ。
何処でもない場所、この部屋を指定された、その時点で。
予想はしていた。そうするだけの、何か理由があるのだと。

「く…暗いのは、怖くないです、けど……」

「……必要なことなら…」

身が竦む。手のひらにじわりと汗が滲んだ。
それを引き起こしているのは、暗闇そのものではなくて。
表情が読み取れない。相手の挙動が、意図がわからない。
その事が、どうしようもなく言いようのない不安を与えるのだ。

「…自分には、わからないです
 意識して感情を表そうなんて、考えもしてなくて。
 ただ、"楽しかった"と思ったのが全てで…」

それとも。
これも、それも、自分がそのように思っていたいだけですか?


「でも、…あの時のフカワさんは、楽しそうでしたよ…」
(-194) 2022/02/25(Fri) 2:33:54

【独】 清掃員 カミクズ

/*
な〜んで揃いも揃ってチップの名前を兄弟の名前にすんじゃ!
(-200) 2022/02/25(Fri) 3:14:18

【秘】 特殊清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「……無意識でも笑顔、
 意識して表情を変えようとしても笑顔。
 作り笑いはできるのに、他の表情はできないんです。
 でも、全部が嘘かなんて、もう自分でもわからなくて…
 …もう、どうする事もできないんです。癖みたいなもの…」

暗い部屋の中では、当然。
清掃員の、貼り付けたような、薄っぺらな笑顔は見えなくて。
僅かに強張った腕と、声色からのみ緊張が伝わる。
それから、ほんの少しだけの、途方に暮れたような響きも。

そうして、少しの沈黙の後に。
暗く、静かで、奇妙な穏やかさに満ちた部屋に落とされた、
どこか独白のような問いに答えるべく口を開いた。
囁くようなそれとは似て非なる、迷うような間を含んで。

「……かもり」

上葛 掃守カミクズ カモリ
 それが僕の名前で…外見は偽ってはいません」

「清掃員というのも、嘘ではないです。でも」

「…特殊清掃員・・・・・って、ご存知ですか」

"それ"をよくよく知っていても、知っていなくても。
次に答えるのは、あなたの番だ。
何れにしたって、もう既に。
"清掃員のカミクズ"という虚構は崩れ去ってしまったのだから。
(-205) 2022/02/25(Fri) 4:30:54

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「……お、面白い、ですか…?
 そんなふうに言われたのは…変だとは、言われますけど…」

その反応を受けて、少しだけ力が抜けた。
気味が悪い、だとか、へらへらしている、だとか。
そんなふうに嫌悪や叱責を受ける事は、ままある事だった。
そのようにあなたを不快にさせていないかが、何より気掛かりで。

「…仕事、たくさんありますよ」

「この制度で死ぬくらいならって
 或いは、呼ばれるまでの一月の間に耐えきれなくなって。
 自殺される方、たくさん居ますから」

大抵は、迎えに行った政府の人がそれを見付けるんです。
くらい笑みと共に、世界に失望したようにそう零した。
きっと、今あなたに伝わるのはその声色だけだけど。

「……邦幸さん。そうですか…
 邦幸さんは、生きていて良かったと思える事、ありましたか。
 嬉しかった事、幸せだった事、ありましたか。」

「僕は何もなかったんです」

「確かに昔は違ったけれど、今はもう。
 このまま惰性で生き続けていた方が、
 一思いに死ぬよりもずっとつらいと思ってしまったから。
 あの時死んでいた方がましだったと思うんです。だって」
(-209) 2022/02/25(Fri) 5:41:18

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


以前、この制度に選ばれた時
に、僕は」

「人を蹴落としてまで死から逃れたのに」

「なのに、生きていて良かったと思える事は何も無かったから」

「今に至るまで、何一つ。」
(-210) 2022/02/25(Fri) 5:42:17

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「……でも、今回、漸く少しだけ。
 楽しかった、生きていて良かったなって思えたんです」

「だから…幸せな内に死ねるのは、いいことじゃないですか…」

へにゃへにゃと、力なく笑う。
その発言は、上葛という人間が。
この制度に選ばれるのが、"二回目"である事を示している。
(-211) 2022/02/25(Fri) 5:42:34

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


幸せな死なんてありません・・・・・・・・・・・・

「こんな制度で死ぬ時点で、そんなものは有り得ません」

「ツバメの亡骸と鉛の心臓はゴミ溜めへ投げ捨てられる」

「そこにあるのは、あったとしても、せめてもの慰めだけだ」
(-214) 2022/02/25(Fri) 6:46:59

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「ねえ、わかりますか」

束の間、温度を失った声色は。
再び穏やかな諦念の色を取り戻して、問う。
生きていて良かった事、嬉しかった事、幸せだった事。
あなたがわからないと答えた、その何れでもなく。

「この制度で殺された人間は、
 不要な部分だけを残して、ばらばらに切り刻まれて」

「どこの誰とも知らない人間の一部にされるんです」

「それがどんなに悍ましい事か。」

あんなのは人間の死に方じゃありません


失望したように、吐き捨てるように、心から嫌悪するように。
けれど言葉は淡々と重ねられる、そんなアンバランスさ。

「家畜を屠殺するのと変わりません」

「僕の双子の兄は、そのように殺されて、戻っては来なかった」
(-215) 2022/02/25(Fri) 6:47:27

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「だからこの制度の事、嫌いです」

上葛という人間が抱く、この制度への激しい嫌悪感の理由。
以前は意図して伏せられたものの答えが、これだった。

「でもね、だからこそ、死んでやるんです」

制度そのものは嫌いで、それでも立候補をした。
ここで良い事があったからというのは、決して嘘ではない。
他にも理由はあるというだけの話だ。

「別に崇高な自己犠牲なんかじゃないんですよ」

「──記憶転移というものをご存知ですか。
 臓器移植を受けた人の、性格なんかが変わった
 そんなよく聞くお話です。」

「樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を注ぐと、
 樽いっぱいの汚水になる。」

「この制度で、望まない死を与えられた人間の。
 その臓器から受け継いだ、昏い失意の記憶で、少しずつ。
 この国は、人は、音も無く病んで行くんです
 皮肉にも、命を、健康を分け合うこの制度によって。」

間違っても美談になんかなりやしない、絶望的観測。
皮肉げな色を滲ませて、笑ったような、気配。

「そんな夢物語を抱いて死ぬのも、悪くないじゃないですか」
(-217) 2022/02/25(Fri) 6:49:09

【独】 清掃員 カミクズ

/*
悪ィな、妖怪クソデカレスだ……
(-216) 2022/02/25(Fri) 6:50:24

【独】 清掃員 カミクズ

/*
一般人からしたら覚悟ガンギマリ人間すぎるよな……と思うけど
兄弟持ってかれた上に二度目ならまあ…ならねえか!?
個人差があります。
(-218) 2022/02/25(Fri) 7:24:01

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ぜって〜美談にしねえ♪全人類くたばりやがれ♪
(-219) 2022/02/25(Fri) 7:28:29

【独】 清掃員 カミクズ

/*
めんどくせ〜男vsめんどくせ〜男みたいだぜ
ワクワクしてきたなァ………
(-221) 2022/02/25(Fri) 8:12:59

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「何を不貞腐れているんですか」

実際あなたが不貞腐れているのかなんて知らない。

「何が不満なんですか?」

実際あなたが不満に思っているのかなんて知らない。
あなたの事をまともに知らない上葛からしてみれば、
あなたの反応はそのように見えた。それだけだ。

「僕の事を知りたいと言ったのはきみなのに」

「自分の事もろくに教えやしないまま」

「望んだ答えを得られなければ、はいさようなら」

「きみは僕に何を期待していたんですか」

貼り付いたような笑顔のまま、淡々と言い放つ。
見えはせずとも、まっくらな瞳もまた、笑っていない。

「そんなに早く死んで欲しくなりましたか?」
(-222) 2022/02/25(Fri) 8:20:46

【独】 清掃員 カミクズ

/*
フカワにDVした村の次の村でフカワに暴を振るわれるの因果応報かァ!?
(-224) 2022/02/25(Fri) 8:52:44

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


あなたが何か行動を起こす事は予測していて、でも。

「────ッ、」

その動きが想定外だった。
ワンテンポ遅れた対応は意味を成さない。
きつく抱かれ、事故で負った怪我が、じくりと痛んだ。

特殊清掃員は、当然肉体労働だ。
だから体格はそれ相応、でも荒事慣れしているわけでもない。
関節という急所を狙われ、体勢を崩されて
その上背を突き飛ばされれば咄嗟に受け身を取るのが関の山。

「……は、さいあく」

背を踏まれ、床に縫い留められる。
暗闇の中、脱げた帽子がどこかに転がるのを感じて。
一つ咳き込んだ後に悪態を吐いた。

「死んで欲しくない…?ひどいわがままですね…
 ああ、勿論そう思う事は自由ですが…
 ここでそんな事をしたって、大した意味はありませんよ…」

何も、誰かに生きていて欲しいと
そう思って行動する事を否定するわけじゃない。
逆もまた然り、上葛はそれを否定する事はできない。
今ここで、そんな事、という言葉が指すのは、実力行使。
(-226) 2022/02/25(Fri) 9:16:09
カミクズは、深く息を吐いて、苦痛を押し殺す。
(a45) 2022/02/25(Fri) 9:21:37

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ifルートの自分の姿とぶつかっています。
いや本当にもし一人だけロックオンしたらね、
その一人の為に全員滅ぼす人間になろう思ってん……
そんなことあるか?
(-228) 2022/02/25(Fri) 9:42:36

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


唐突に齎された光、目も眩むほどの白。
その後に眼前に振り下ろされた刃を見て、
それほどにか、と思った。

自分だって、死ぬ理由も無く、もしも誰か一人の為ならば。
たとえ望まれずとも手を汚し続ける覚悟はあった。
自分勝手だろうと、実力行使も厭わないと。
けれどそれが自分自身に向けられる理由がわからない。
本当はわかっている。自分は諦めて掛かっているだけだ。


「……そこまでされる理由がわかりません」

知りたい。死んでほしくない。つまらない。
理由らしきものはあっても、その始源がわからない。

「合議でもそうだったでしょう。
 誰しも、僕だって理由もなしに納得はできない。それに」

「僕は曖昧な死の影に怯え続けるのは嫌なんですよ」

敢えて自死を選ぶのは、死を確実なものにする為。
余計な期待をさせられる前に。
生も死も確定していない今の間に。

「万が一の時は。
 きみが責任を持って殺してくれるんですか?邦幸さん」
(-230) 2022/02/25(Fri) 10:07:40

【独】 清掃員 カミクズ

/*
あれ!?オレまた人に殺してくれって言うロールしてない!?
いやでも今回は周りから言い出したしな……(責任転嫁)
(-229) 2022/02/25(Fri) 10:09:00

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「そう。他に誰も居なかったんですか。
 同じように楽しかった、言葉が届くと思えるような
 きみがこうまでしてもいいと思えるような人は。」

今この場では迂遠で気を遣った言い回しは不要とばかり。
淡々と鋭利な追及だけを投げ掛けた。
もし誰にでも同じような事をしているならよくやるものだと思う。
いっそ尊敬できるだろう。自分には到底できない事だから。

「ここでの結果を楽しむという発想がありませんでした。
 この制度の事、本当に嫌いなので。
 それに誰かを楽しませようという気概もありませんでしたから。
 見ていてつまらないのは当然の事でしたね。
 自分で自分を救うのだって当然の事だと思いますけど、まあ」

「この制度は嫌いなので、制度の外、投票や合議以外で。
 前よりもっと過激で楽しい事でもしましょうか。
 元よりある程度はモラトリアムを謳歌するつもりでしたから。
 それでうっかり死んだらその時はその時でしょうし、…」
(-239) 2022/02/25(Fri) 11:16:45

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「………はあ、そうですか」

誰かの姿を借りて死ぬなんて、ひどいあてつけだと思う。
事実あてつけかもしれないし、他に理由があるかもしれないが。
少なくとも上葛はそのように思う。

「じゃあ一緒に死にましょう。どうせなら」

あっけらかんと提案一つ投げ掛けて。
バラバラに死ぬのも却って面倒だし、
傷の舐め合いくらいならできるかもしれない。
或いはまた別の余興か。

ところで、と切り出した。

「そろそろ起きていいですか?」
(-240) 2022/02/25(Fri) 11:18:40

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「そうですか、暇潰し」

した事が無い事をした事への感想も。
合議の場や人々へ向ける楽しみという言葉も。
きみの中では、多分そう変わらない事なのだろうな、と思った。
暇潰しで、気晴らしで、一過性の。

自分とはやや異なった価値観や善悪観を持っているのだ、と。
傷付けようだとか、悪意があってそうしているわけではないし
まったく理解の及ばない異物のようなものでもない。
ただ少し、前提が自分とは異なっているだけだ、と認識した。

「人がいいって、本当にそう思いますか?」

「ここで死ぬ事が少しでも嫌がらせになればいいって。
 この制度が作ったワインを少しずつ汚水にしてやろうって。
 これでも僕は結構本気で思ってるんですよ。」

苦笑を零したのは、それが絵空事だとわかっているから。

その過程に誰かが何かを見たり、
誰かの命が助かる事は、副産物だ。

どうせいつ何処で死んでも同じなら、
最期に嫌いなものに後ろ足で砂掛けて死んでやる。
そんな捻くれた行動原理と、それから。

「ここで死ねば、まあ。
 "後片付け"も国がやってくれますしね…なんて」
(-258) 2022/02/25(Fri) 15:09:01

【置】 清掃員 カミクズ


──飛び降り自殺。
通行人に当たる可能性があるし、肉片が地面にへばり付く。

──飛び込み自殺。
頭からいけば確実、でも残骸の処理は一苦労。

──入水自殺。
水死体は水に浮く。ありさまもひどいもの。

──首吊り自殺。
その後始末が大変なのは有名な話。

──薬物の過剰摂取による自殺。
多くの市販薬では現実的ではない。

──有毒ガスや一酸化炭素中毒での自殺。
意図しない二次被害を起こす可能性が高い。

人に迷惑を掛けない自殺法なんて無い。
極論、山で野垂れ死んだって後始末は発生するのだから。
そんな結論には前々から辿り着いていた。
(L0) 2022/02/25(Fri) 15:09:32
公開: 2022/02/25(Fri) 15:30:00

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「嫌いですよ、心底ね。
 一思いに死のうとしてるのに止める人も居て大変です」

殆ど溜息のように息を吐きながら緩慢に起き上がって、
随所の痛みに笑顔のまま器用に顔を顰めた。

吐き捨てるように『嫌い』を言って、皮肉げに笑う。
それでも言葉の後半のニュアンスは、
嫌悪とも、怒りとも、或いは呆れともつかなくて。

「一緒に何かの下敷きにでもなれば死ねるんじゃないですか。
 思ったんですよ。真上に何か重たいものを出せば
 そのまま下敷きになって上手に死ねるんじゃないかって。
 最期の時間を最後の一瞬まで楽しむのもいいですけどね」

「ログアウトしなくたって、サーバーが閉じれば終わりです。
 いつ来るかもわからない終わりに怯えるより、
 自分の手で幕を下ろした方が楽じゃないですか。」

身体を起こして、その場に腰を下ろした。
腕を撫でる手を辿るように隣に居るあなたを見遣って。

「で、僕はいつまできみに捕まっていればいいんですか。」

「怒ってはいませんけど、乱暴だとは思ってます。
 まさかずっとここに居ろなんて言わないでしょう。
 それとも話し合いの時間だけ連れ出してくれるんですか?
 僕が自分の知らない所で勝手に死なないように。」
(-259) 2022/02/25(Fri) 15:10:26

【神】 清掃員 カミクズ


「……そうですね、おおよそ意見は出し終えたみたいですし…」

敢えて口を噤む事を選んだ者を除いて。
それでいいのだろうか、とは思うけれど。

自分という立候補者が居たから、この程度で済んでいるとしたら。
この次の日の話し合いはどうなってしまうんだろう。
そんな懸念を、心の底に沈めた。
(G93) 2022/02/25(Fri) 15:48:41

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「うぐ……ちょ、ちょっと待ってください、
そこはだめです…

 ……た、楽しい、ですか…?触るの…」

触れられる事そのものを拒みはしないけれど、
一般的に触れられたくない箇所は流石に制止が入った。
どこかは知らないけど。
きっと数日後には変わり果ててしまっている形。


清掃員は、気弱、というよりは、ただ。
自分に自信が無いだけだ。たったそれだけ。
それも人前でだけであって、一人の時はそうでもなくて。
殆ど誰も知る由なんて無いけれど。

「…風景、一人…そうですか…
 ……そうですね、一人は寂しいです。
 でも、たとえ誰がどんなに近くに居たって
 心の距離があったら意味がなくて…そういう事、ですよね」

あなたがどんな思いでいるのか、その全てはわからない。
あなたがそう思うに至るまでの経緯はわからない。
ただ、"理解"を求めるあなたの様子を見て、そう思っただけ。
きっと人並みに寂しがりな人なのだろうと思った。

「エノさんは…どうして絵を描こうと思ったんですか?」

自分がこの職に就いたのは、初めは逃避の為だった。
口実にちょうど良くて、誰もやりたがらない仕事。
要領の悪い自分でも必要とされる余地のある仕事。
探して、たまたま見付けたのがそれだった。
(-302) 2022/02/25(Fri) 21:08:53

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


撫でようと頭に手を伸ばせば、触れる事は容易だった。

麻色の髪はさらさらとしていて指通りが良い。
人にそのように触れられるのは随分久し振りだな、と思う。
兄が居た頃は違ったけれど、もう遠い思い出だ。

「"二度目"だからこうまで思うのかもしれませんね」

「一度下手に生きて、失敗したから」

伸ばされた手を厭うようでもなく、目を伏せて笑う。
いつもと同じ、目だけが笑っていない笑みだった。

「見た目は、どうせ。死体なんて見苦しいものです。
 もしかすると瓦礫が上手く隠してくれるかもしれません。
 それに、誰かと一緒に死ぬなんて、それこそ。
 生きて誰かと居ないとできない事じゃないですか。
 それともそういうのには興味がありませんでしたか?」

他人が居ないとできない事。
生きている事と、死ぬ事に価値がある。
以前の発言を思い返して、軽く問いを投げ掛けた。

返答はあってもなくても、どんなものでもよかった。
ああきみはそのように思うのだと思うだけだから。
(-313) 2022/02/25(Fri) 22:00:54

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「好きなようにすればいいじゃないですか。
 どうせ何やっても同じなら。」

上葛もまた、抵抗や報復の意思は見せなかった。
ここであなたを否定して、害する事には特に意義を感じないから。
どうされたい、の答えも曖昧なものだった。

「僕にもまだ二度目に選ばれた側としての責務があります。
 だからきみがどうするかは自由ですけど、
 どこかへ行く必要性が出た時は僕も自由にしますよ。
 逃げられたくなかったら捕まえに来てください。何度でも」

「たまにじゃ嫌なんですよ。
 ちゃんときみの事を知る時間も必要で、それに。
 僕はこう見えて寂しがりやで悲観的なんです。
 長い間一人で居たら、全部見届けるよりもきっと。
 退屈と憂鬱で死ぬのが先でしょうね。」

淡々と言い分を述べて、少しの間の後に。

「ああ、わかった。
 強いて言うなら、困った人だなと思ってます。きみのこと。
 わがままで言葉足らずで、手のかかる子どもみたいだ」

ふと、納得がいったようにそう零した。
別に見た目に騙されているわけじゃない。
あなたが元の姿であっても、同じような事を思っただろう。
嫌悪するでもなく、怒るでもなく、呆れるでもなく。
声色はただ穏やかなものだった。
(-314) 2022/02/25(Fri) 22:01:46

【独】 清掃員 カミクズ

/*
人を抱き締めて一緒に身投げするタイプのド感情人間、いくぜ!
この村ではバチボコに甘いド感情人間の方が
打点が出ると判断したオレの直感は…どう?
(-320) 2022/02/25(Fri) 22:11:31

【独】 清掃員 カミクズ

/*
狼ですがァ〜!?!??!!!!?
(-339) 2022/02/25(Fri) 23:36:58

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「わ、…あんまりしたことない…ですか」

清掃員の人生は、平凡なものだった。
決定的な破綻を迎えてしまうその時までは。
だからきっと、この合議に集められた人々の抱える事情は。
自分には想像もつかない事なのだろうと思う。

でも、わからないなりに大切にする事はできるはずで。

「…周りが気を遣って遠慮してしまうから、距離を感じて。
 互いに決して無関心ではないはずなのに、
 傷付けまいとしたばかりに孤独にしてしまっていたら。
 そうだとしたら、それは…うん、寂しい、ですね…」

思い遣った結果すれ違う事になってしまったとしたら、それは。
客観的に見ても双方寂しい事のように思う。
結局の所は、語られた言葉、断片的な事しか知り得ない
第三者の感想なわけだけど。

「…ねえ、エノさん。絵の描き方、教えてくれますか?」

少し考えた後に、一つ伺いを立てた。

当初はそれが、それである必要のないものであっても。
同じものに触れる事で、ほんの少しだけ。
隣に少し近付いて、同じ視点に近付けたらと思う。
上から下まで願望ばかりの、そんな思い。
(-340) 2022/02/26(Sat) 0:08:53

【赤】 清掃員 カミクズ

/*
秘話中ですが(あれは次のレスで〆でも大丈夫です!)
時間が時間なので先に襲撃先相談置いちゃいます!失礼!
(*5) 2022/02/26(Sat) 0:21:53

【赤】 清掃員 カミクズ

 
通信中……

██件の新着メッセージ


『エノさん』

『こちら側で選ぶ人、誰がいいとか、ありますか』

『自分は何とも言えません』

『強いて言うなら。
 比較的選ばれる事を受け入れられている人から
 それが穏当なやり方だとは思いますが…』
(*6) 2022/02/26(Sat) 0:22:49

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「人生これから?あはは、まさか」

「きっと、本当は。
 人は長生きなんてしない方がいいんですよ…」

ほら、現に人が長生きしたいと思うあまり
社会はこんなに歪な制度が罷り通ってしまってる。
独り言のように呟いて、憂鬱げな笑みはそのまま。
髪を撫でる手に懐くように、ほんの少しだけ頭を傾けた。

「………仲が、…えぇ…?
 ああ、まあ、人によってはそういうふうに、見えるのか…」

それも束の間、唐突な発言には流石に面食らったよう。
何せそんなに人前で関わりを持っていたわけではない、
はず、だし。
件の事故の事を知っている人間なら話は別だが。

何よりも、そもそもあなた自身が自分と仲が良いなんて
特別そんな意識を持っているとは思っていなかった。
単に第三者から言われた事を、
ただ素直に受け止めているだけなら、わからなくもないが。

思い返せば、言葉が届く程仲良くなったとか、何か。
そう言っていたのはそういう事か、と思った。
(-350) 2022/02/26(Sat) 1:48:21

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「義務と責務と権利を背負わされたのは皆同じでしょう。
 ねえ、犬だと思うなら、ちゃんと首輪を付けてくださいよ。
 ペットの首輪は何も、
 小屋に繋いでおく為だけのものじゃないでしょう。」

犬のようである事は否定しない。
自分だけがそうだとも思いはしないけれど。
だって、自分達は、結局。
どうせ最後に烹らる走狗に過ぎないのだ。

「死ぬのは一瞬、生かす事の責任はずっとです。
 飼い主が居る事の証明、有事の際の迷子札。
 首輪付けられるだけなら千切りやしませんよ。
 まあ、邪魔に思ったら鎖は切るかもしれませんけど」

殊勝なばかりでもない猟犬は実にアイロニカルに笑う。
悪趣味だ何だも思わないわけじゃないけれど。
もう今更な話だろうとも思う。
何ならこの場、この世の中自体が悪趣味でナンセンスだ。

「困った人だとは思うけど、嫌いじゃありませんよ。
 別に悪い事だとも思いません。
 これから楽しめる事が多いのは得なのかもしれません。
 その内子どもじみた喧嘩だってしてみましょうよ。
 そうしたら、何かわかるかもしれません」
(-351) 2022/02/26(Sat) 1:49:02

【独】 清掃員 カミクズ

/*
…………ヤ〜ッベ♪
吊りは99.9%勝ちが決まってるけど襲撃先♪
墓下=赤窓見れる=ワンチャン特殊清掃員バレする♪見ないで♪
まあ前日の赤窓見に行く人おらんやろ(慢心)
(-356) 2022/02/26(Sat) 3:37:51

【赤】 清掃員 カミクズ

/*
了解です!更新前後は忙しいと思うので
秘話のお返事はごゆっくり〜!
(*9) 2022/02/26(Sat) 10:56:14

【赤】 清掃員 カミクズ


自分が死に至る可能性を受け入れられていない人を
わざわざ選んで殺す必要はない。清掃員はそう思っている。
きっと大半の人がそうだろうとも。
もちろん何か理由があればそれも致し方ないとは思うけれど。

『ヒメノさん、ですか』

話し合いには参加せず、自分の意見も主張する事なく。
迷いなく投票だけをして行った少女。
清掃員は彼女に"投票しない"事と、それから。
自分に投票するように、という事を予め伝えていた。

『そうですね。
 残念ですが、意見もわからないのであれば
 そうなっても仕方のないことでしょう。』

でも、この権利は投票とは異なるものだ。

つまりそれを止める理由は何処にも無い。
何より、"選ばれる"事による死は最後の最後まで不確定だ。
であれば選ばれても、死なないよう足掻くだろうとも思っている。
それはある種の信頼として。

『今日選ぶのは、ヒメノさんにしましょうか』
(*10) 2022/02/26(Sat) 10:57:05

【赤】 清掃員 カミクズ


『それから お願いする事・・・・・・、決まりました』

『もしフカワさんを選ぶとしたら、後の方にしてあげてください』

『もちろん投票で選ばれてしまったり、
 自ら立候補した場合は仕方ありません。』

『でも、そうでなければ』

『もう少しだけ、好きなようにさせてあげたくて』
(*11) 2022/02/26(Sat) 10:58:50

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「あはは」

無防備な首に触れられても、特に嫌がるふうでもなかった。
実力行使の後では随分弱気に感じる言葉に一つ笑って、
離れていく手をやわく掴んで、引いた。

「飼えもしないのに欲しがったんですか」

それに対してあなたが抵抗を示さないなら、
先程のお返しとばかり、それでも随分優しく抱き締めた。
そうでなくとも、もう少し近くに引き寄せて。

「ほんとうに、困った人ですね…」

どんな表情をしていたかは、見えないかもしれないけれど。
声色には、諦念も、皮肉も、憂鬱もなかった。
(-373) 2022/02/26(Sat) 11:52:05

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「ねえ、僕は、生かす事の責任、ちゃあんと知っていますから。
 きみが寂しくないように、そばに居てあげますよ。
 きみが飼い主じゃなくたって、僕ときみが死ぬその時まで。
 楽しい時も、悔しい時も、辛い時も、寂しい時も苦しい時も」

ゆっくりとただ思った事を投げ掛けた。
穏やかな声で、子どもをあやすように。

特殊清掃員という肩書に反して、
今は死臭のようなものは感じさせない。
ただ薄っすらと、漂白剤と消毒液の中間のような匂いがする。

「お酒、飲んでみたかったんでしょう。
 煙草も試してみたいんでしょう。
 してみたかった事、何でもやってみましょうよ。
 期待しているよりはつまらないものかもしれないけれど
 二人ですればきっと、少なくとも。
 何とも思わないなんて事はありませんよ。」

それもこれも、生きていなければできない事だから。
たとえこれから死んでしまうとしても。

「ねえ、邦幸さん。
 僕は、掃守は、きみが生きていてくれてよかったですよ」
(-374) 2022/02/26(Sat) 11:52:38

【独】 清掃員 カミクズ

/*
愛情爆弾になるのは気持ちがいいぜ…………
どこか子どものまま流されるまま大人になっちまった人間を
このオレにぶつけて来る方が悪いんですが?
そういう人間見せられるとどんどんデケエ愛が出てくるんですわ
(-372) 2022/02/26(Sat) 11:56:11

【赤】 清掃員 カミクズ


『そうですか』

返答は、簡潔なものだったけれど。
あなたの居ない所で、人知れず安堵の息を吐いた。

『よかったです そう言って頂けて』

『ありがとうございます、エノさん』

感謝の言葉を述べて、ログを閉じる。

本当にこれがよかったのかはわからない。
あの人がそれを望んでいるのかはわからない。
そう望まれたわけではないから。自分の一存でそうしている。

それでも。
こうして確かに誰かに生きていて欲しいと思われている事は。
決して悪い事ではないんじゃないかと、そう思う。
(*14) 2022/02/26(Sat) 13:05:03

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ツルギ君には主人公補正で生きていてもらう事にしましょうね…
その方がキツそうだし(ドカスのPL)。
明日の議論はいったいどうなっちゃうのカナ!?
(-383) 2022/02/26(Sat) 13:11:27

【独】 清掃員 カミクズ

/*
これでやべー女が大荒れしてくれたら
オレはめちゃくちゃ大喜びしてしまうけど…どうかな…
(-384) 2022/02/26(Sat) 13:12:17
カミクズは、なんか首の辺りがぞわっとした気がする。
(a58) 2022/02/26(Sat) 15:48:49

【人】 清掃員 カミクズ


すっかり陽は傾いて、もう何時間かしたら。
投票の結果が出て、きっと宣言通りに自分が選ばれて。
そうして今日もまた話し合いが始まる。そんな時間。

清掃員はぼうっと初期エリアを歩いて、時間を潰していた。

死を受け入れたような、やっぱり怖いような。
どこか穏やかなようで、やっぱり漠然とした不安があるような。
そのどちらもが矛盾する事なく共存している。

どうにも言葉にできないような、奇妙な気分だった。
(45) 2022/02/26(Sat) 19:08:13
カミクズは、でも、これは。これは、諦めではないのだと思う。
(a62) 2022/02/26(Sat) 19:15:12

【独】 清掃員 カミクズ

/*
予定調和的墓下ダイブできるか不安だし詠唱しておくか……
(-429) 2022/02/26(Sat) 20:45:32

【独】 清掃員 カミクズ

/*
今日処刑されるのは誰……
誰……誰……誰……

俺⁉️

俺‼️

俺俺俺俺‼️
Ahh〜↑↑↑💥💥
真夏🌞🌴🏄🎇🎆🌺のJamboree〜〜〜〜‼️‼️
レゲエ🇯🇲💃🙌🏻砂浜🌺🌺🏖🏖🌴🌞
Big Wave🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊💥💥💥
(-430) 2022/02/26(Sat) 20:46:02

【独】 清掃員 カミクズ

/*
以上です。
(-431) 2022/02/26(Sat) 20:46:32