人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


夕暮れ時。

いくつかメッセージをやり取りして、
頼まれごとの為に身支度をしていた頃。
不意に届いた連絡を見て、差出人に少しだけ意外そうな顔をした。

『いいですよ。
 ちょうど薬局の掃除を頼まれたところでした』

『現地集合にしますか?それともどこかで落ち合いましょうか』
(-232) 2022/03/03(Thu) 16:15:37

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


『わかりました。多分、その方がいいですよね』

『じゃあ、待ってますね』

そう返信を送ってから、先日あった事をふと思い出して
部屋の前で待っていようと思ったとか、ないとか。
多分、あなたも気にする方の人ではないとは、思うのだけど。
(-235) 2022/03/03(Thu) 16:30:18
カミクズは、自室の前で待ち合わせ中。多分、夕暮れ時の事。
(c20) 2022/03/03(Thu) 16:31:11

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


所変わって部屋の前。
対する清掃員はといえば、いつも通りの作業着だった。
これからしに行く事を思えば当然ではあるのだけど。

「…あ、ユスさん。
 いえ、お気になさらず。本当に今行くところだったので…」

掛けられた声に、ぱ、と顔を上げて。
相変わらず無愛想な事には大して気にしたふうでもなく、
そんなに待ってもないですよ、と続けた後に。

「……エノさん、大丈夫そうでしたか?
 一応…連絡ができる状態なのは、わかってるんですけど」

ぽつり、気掛かりそうに零した。
口ぶりからするに、清掃員に掃除を頼んだのは彼なのだろう。
(-240) 2022/03/03(Thu) 16:51:41

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


「そうですか…少しだけ、安心しました。
 あの人が寂しくないといいなって、それがずっと心配で…」

その答えに、笑みの形の表情にほんの少し安堵の色が滲んだ。
怪我の具合もそうだけれど、それ以上に、多分。
ただ、寂しい思いをしていないかが、清掃員は気掛かりだった。
寂しがり屋な人だと知っているから。

「…そういえば、ユスさんはどうして掃除を?
 いえ、誰かがやらなければならない事ですから…
 ユスさんがやろうと思う事は、あまり不思議じゃないですけど」

あなたはそういう事を率先してやる人、だと認識してはいて。
でも何となく、聞きたくなったから。

立ち話も何だから、と歩き出しながらそんな問いを投げ掛けた。
今は特に手荷物は無い様子。
現場に着いてから用意してしまうという事がここではできるから。
(-245) 2022/03/03(Thu) 17:16:19

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


「あはは…あの人はそんなに難しい人じゃありませんよ、きっと
 うん、でも…なら、よかったです。」

殆ど独り言に近い呟きに少し困ったように笑って、
それから、続く言葉に一つ頷いた。
自分も会いに行くとは約束したけれど、すぐには行けないから。
だからそれだけが少しばかり気掛かりだった。

「……うぐ、それはそう、なんですけど…
 あんまりじっとしているのも、何というか、気が塞ぐんです。
 だから少しくらいやる事があった方がちょうどよくて…」

暫しの沈黙の後の返答、正論にやや痛いところを突かれて。
ほんの少し言葉に詰まった後、言い訳じみた…言い訳をした。
そんな薬局への道すがら。

「…自分の仕事は…役に立つこと、無い方がいいんですけどね」

僅かに目を伏せて、物憂げにそう零したのは
聞こえたかもしれないし、聞き取れなかったかも。そんな声量。
(-288) 2022/03/03(Thu) 22:25:21

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス

/*
こちらメロンパン入れとなっております。
薬局着いたら白移行でもこのまま秘話進行でも大丈夫です!
以上です!どうぞ!
(-289) 2022/03/03(Thu) 22:27:14

【独】 清掃員 カミクズ

/*
もうこれバレとるやろ!の気持ちで匿名性を投げ捨てとります。
だって……これ……バレとるやろ!!なぁ!?そうなんだろ
(-290) 2022/03/03(Thu) 22:29:10

【独】 清掃員 カミクズ

/*
それはそれとして一人称の使い分けいつかガバりそうな恐怖で
そろそろグチャグチャのメチャメチャになって捻転しそう
絶対どっかミスってるかミスる!!!!!嫌!!!!!!!!
(-294) 2022/03/03(Thu) 22:53:33

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


これは薬局へと赴いて、掃除や後片付けを終えた後の事。
夕暮れ時を過ぎて、合議の時間の少し前か、或いはその後。
医務室に控えめなノックの音と、念の為応答を待つ少しの間。

「……エノさん、起きてます?」

その後に遠慮がちに声を掛けて、そろりと扉を開け、ようとする。
勿論あなたが寝ているようだったり、
今はあまり都合が良くないようであれば出直すつもり。
(-303) 2022/03/04(Fri) 0:33:27

【独】 清掃員 カミクズ

/*
ど。
(-304) 2022/03/04(Fri) 0:34:37

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


あなたが部屋を訪れた頃、上葛は自室に居た。
髪は下ろしたまま、作業着も上は脱いで薄手のインナーだけ。
今日も寝付けなくて、ベッドに座ってログを読み返していた所。
聞こえたノックの音に、ふと顔を上げて。

「あ、邦幸さん──」

扉を開けた人が誰であるかを認識して、
少し表情を柔らかくした、のも束の間。

「ど、どうしたんですか?なにか、ありましたか…?」

見た事のない様子に、ほんの少し慌てふためいて。
恐る恐る背中に腕を回して、その背を撫で擦ろうとする。

「話すの、落ち着いたらでいいですから…」
(-307) 2022/03/04(Fri) 0:48:06

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「……弱音、吐けたんですね。
 自然と泣けるくらいに心が追いついてきたんですね。
 ああよかった、僕はずっと心配だったんです…」

背中を撫でながら、子どもに言い聞かせるように言葉を重ねた。
言葉も、声色も、全て心からのものだった。
泣けない事の辛さは、ようくわかっているから。

「大丈夫ですよ。
 いくらでも待ちますから、無理に落ち着こうとしないで。
 せっかく頑張ったんでしょう。
 味も何もわからなかったら、きっともったいないですよ」

宥めるようにそう続けて、もう片手を頭を撫でようと伸ばす。
今は薄着だから、今までより少しだけ体温が伝わりやすいな。
(-315) 2022/03/04(Fri) 1:42:33

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「わ。
 あ、あはは…時間が時間だから、寝てるかもと思ったんです」

あまり予想していなかった返答に少し、驚いて。
開けた時と同様、静かに扉を閉めてから
招かれるままにベッド脇の椅子へと座る事にした。

「…待ってた、ですか?
 自分に何か……ああ、いや…
 こういう事になってしまったのは、自分の責任ですね…」

本を正せばおおよそ自分の不始末、という事になるわけで。
起きた事の全てを知っているわけではないけれど、
大まかな事の顛末は予想が付いている。
だから笑顔も声色も随分苦々しげなものだった。
(-316) 2022/03/04(Fri) 1:57:16

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「…そ、そう、ですか。
 それなら……いいんですけど」

少し肩の力を抜いて、息を吐いた。
微妙な間は、何もあなたの言葉を疑っているわけではない。
清掃員はあなたの事をただ寂しがりな人だと思っているから。
また早とちりをしてしまったな、と申し訳なく思っただけ。

「いえ…何もしないのも落ち着かなかったので。
 気晴らしにちょうどよかったです。」

恐らく気晴らしと言うには些かショッキングな光景だったけれど。
それも一般人にとっては、であって。
清掃員にとっては、少し思うところがあっただけだ。

そんな薬局での光景をあなたの言葉で思い出して、
この場所で増血剤に意味はあるのだろうか、なんて
詮無い考えが少しばかり過ぎった後。

「……エノさん、寂しくなかったですか?」

清掃員は、あなたの口振りから、
それから、ここに来る前に聞いた話から。
あなたの元を訪れる人は少なくなかったのだと知っている。
気掛かりなのは、それでも寂しかったか、それとも。
(-323) 2022/03/04(Fri) 3:38:01

【独】 清掃員 カミクズ

/*
正解〜!!!(この制度で死ぬのは人間の死に方じゃありません)
自殺とか孤独死の方がよっぽど人間らしい死に方だね!
(-328) 2022/03/04(Fri) 4:46:04

【墓】 清掃員 カミクズ

>>+22 薬局

共に歩く青年の言葉を、曖昧な笑みで誤魔化して。
そうしている間に目的地へと辿り着いて、
全て"終わってしまった"跡を見れば、ほんの僅か目を伏せて。

「……ああ、随分と…」

荒れてしまったな、と思って。
血を流したのだな、と思って。
乾いてしまったな、と思って。
少しの間、"そこに居た"であろう人々に思いを馳せて。

「…まずは棚、起こしましょうか。
 それが終わったら床に落ちてるものと、
 それから…介抱するのに使ったものかな、これは。
 ここから片付けましょう。
 水を使いますから、床の拭き掃除はその後に」

「ユスさん、向こう側持って、手伝ってもらっていいですか
 …ああそうだ、念の為手袋だけはしておいてくださいね」

やるべき事を整理したら、あとは簡単だ。
棚の方へ歩み寄って、道すがらに言われた通りに声を掛けた。

ああ、やっといつも通りの仕事だ。
人が人として生きた痕に触れ、思いを馳せ、それを消していく
"生きた"人の痕跡を消していく、自分の本来の仕事だ。
(+23) 2022/03/04(Fri) 5:27:39
カミクズは、床に落ちている商品は一旦買い物かごに纏めておいた。
(c23) 2022/03/04(Fri) 5:31:39

カミクズは、それから、床の片付いた所から水を撒いていくだろう。
(c24) 2022/03/04(Fri) 5:32:53

【墓】 清掃員 カミクズ

>>+24 薬局

この清掃員は、カミクズという人間は。
決して要領が良いとは言えない方の人種だ。
それでも慣れる程度の時間、この職に携わっている。
他人事のはずの事に、思う所ができる程度に。

「…床、片付きましたね。」

あなたの手を借りつつ、散乱していたものが粗方片付いた頃。
どうぞ、と二つ用意したモップの片方を差し出した。

「そろそろモップがけし始めちゃいましょう
 最初に水を撒いた方…向こう側の方から。
 足を滑らせないように気を付けて、
 それから、ある程度落ちるまででいいですよ。
 水拭きだけじゃ当然綺麗には落ちないので…」

あとで、これを使って、もう一度。
そう言って取り出したハンドスプレーの中身が揺れた。

「えっと…血の汚れを落とす時はオキシドール、です。
 調べればすぐに出てくる事ですけど…
 役に立つことも……ないと、いいんですけど。」

あなたが自分に声を掛けた理由の答えをふと思い出して、
そんなつまらない話を付け足した。
(+25) 2022/03/04(Fri) 6:41:45

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「う、
そんな……

 …ああ、えっと…もしいやだったら。
 できるだけ、しないように気を付けます…ね」

空回ってしまった雰囲気に、つい悄気返、りそうになって。
あまり良い気分ではないのかもしれないな、と思って。
実際できるかは兎も角、善処する旨は伝えておく事にした。
できるかは、なんとも言えない。

「……あ、すみません…
 服は…変えたというか、脱いだというか。
 単純に、いつも下に着てるのがこれなんですよ」

手がぶつかってしまった事に反射的に謝って、
それから紛らわすように一度優しく撫でた。
それが嫌がられないようなら、もう少しだけ。

そうして、続く言葉に答える傍らに。
髪を結んだり解いたりは日常的にしているし、
怪我が多いものだから、頻繁に脱いだり着たりはしているけれど
それ以上の事は流石に試した事がない。
ここでの外見、何処までなら後から変えられるんだろう。
そんな益体もない事を少し考え込んでしまった。
(-332) 2022/03/04(Fri) 7:23:06

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「…無理に、とは、言わないですよ。でも。
 ひどいことを言ってしまったと、思ったんでしょう。
 きみは、それがちゃんと悲しかったんでしょう。
 それは、悪いことじゃないと思うんですよ
 …ごめんなさいは、言う必要あるかもしれませんけど。」

最後の一言で苦笑して、まだ赤い目元をそっと指先でなぞった。

似た者同士、言った後になって後悔する悪い癖。
もしそれで、きみがきみを許せないのだとしたら。
なら、きっと。一人くらいは許してくれる人が居てもいいのだと。
たとえ綺麗事だとしても、そのように思う。

「え、く、癖…ですか?そんなにだったかな…
 
……み"。
だ、大丈夫です!ゆっくり着替えててください!」

それも束の間、ぱっと立ち上がって慌てて背を向けた。
VR内に再現された、上葛の自宅である安アパートの一室。
その散らかったベッドを離れて、
以前より随分と片付いたテーブルの方へ向かって。

椅子はもう一脚、予め用意しておいたから。
皿や食器の準備をしたら、後はきみを待つだけだ。
(-356) 2022/03/04(Fri) 15:04:49

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


──あの人はそんなに難しい人じゃありませんよ、きっと


いつかの時、清掃員が誰かに言った事。
あなたの求めているものは、言葉ほど難しいものではないと
きっと誰もが心の底で望むような、
普通で、けれど切実なものだと、思っているから。

「…そうですか。よかった、心配だったんです」

少しぼんやりとした答えに、
それでも安堵したように気の抜けた笑顔を見せた。
寂しがり屋のあなたが寂しい思いをしていないか。
清掃員は、ただそれが気掛かりだった。

「…ねえ、エノさん。
 まだ、完璧には理解されてはいないかもしれないけど。
 本当に寂しくなくなるのは、まだ先かもしれないけど。
 でも。」

「それでも、きみは一人ではないんですよ。」

いつからか空いてしまった心の隙間に、
今は常にぴったりと嵌まり続けるものがなくとも。
声を掛ければ、振り向いてくれる人達が居るなら。

きっとあなたは、今までよりは孤独でないはずなんです。
(-359) 2022/03/04(Fri) 15:29:48

【独】 清掃員 カミクズ

/*
こんな飛び道具食らうのオレ初めてだよ……(恐怖)
(-366) 2022/03/04(Fri) 17:23:46

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「……自分の命は、あの人にあげるつもりでいて」

ぽつり、言外に"その後"を断ち切った。
それが誰、とは言わないけれど。
あなたが生きて帰る事になるのかも、
最後の最後、どうなるかなんてまだわからないけれど。

「でも。」

これだけは確かな事だから、伝えておきたかった。

「あの人を寂しくしてしまわない程度、なら。
 呼ばれれば、いつだって。
 …ここでの時間が、遠い思い出になってしまっても」

物憂げでも、困ったふうでも、作ったものでもなく。
ただやわく笑って、
きっと1未満で0以上の、それでも確かにその手に残るものを。

「きみが振り向けば、いつでもそこに居ますから。」

カミクズという清掃員は、
自分が人の記憶に残る事をあまり良しとしないけれど。
きみがそれを望むなら、ずっと忘れなくたっていい。
寂しがり屋のきみが寂しくないように。
その傍らに、いつまでも暖かな思い出であり続けよう。
(-368) 2022/03/04(Fri) 18:04:21

【墓】 清掃員 カミクズ

>>+26 薬局

「はい、どうしまし…」

た、と続けようとして。
投げ掛けられた問い、示されたものに、暫しの沈黙の後。

「…その最たるものじゃないですか、これは」

眉を下げて笑って、それを肯定した。

「誰かが生きて、生きようとした事の、名残じゃないですか。
 その終わりに寄り添ったものの、名残じゃないですか。
 それを汲み取る事のできる、最後の痕跡じゃないですか。
 …人が人らしく生きた・・・・・・・・ように、思えるじゃないですか。」

乾いた血痕に視線を落として、殆ど独白のようにそう零して。
それから、ふと顔を上げてあなたの方を見た。
寂しいような、悲しいような、複雑な色の笑みだった。

「ねえ、ユスさん」

「全部綺麗にしてしまったら、わからなくなるんですよ。
 その人がどんなふうに生きたのか、どんな終わりだったのか。
 どんな事を、思っていたのか。
 それらを懐うことが、二度とできなくなってしまうんです」

「自分は、それは少し寂しい事のように思うんです」
(+27) 2022/03/04(Fri) 18:37:57

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「わ、笑い事じゃないんですよ!
 というより邦幸さんの方がずっと様子のおかしい時は…」

あったじゃないですか、と文句を言おうとして。
振り返った視線の先の姿に結局それは未完となった。
現実で見れたら良かったな、なんて思って、それから。


ああ、きみもピアスを着けるのだな、と思った。
何度かすぐ傍に近付いた時、気付いていたかもしれないけど。
上葛の耳にも案外、シルバーピアスなんかが存在していて。
飾り気のない、なんとも地味なものだけど。

「……自分の誕生日を祝うの、というか…
 誰かに祝ってもらうの、数年ぶりです
 ええと…だから、その。嬉しいです、本当に…」

下ろしたままの髪を弄りながら、自分の随分ラフな格好を顧みて
自分ももう少しちゃんとした格好の方がよかったんじゃないか、
なんて今更後悔したり、しなかったり。
とにかく色々気恥ずかしかった。
(-376) 2022/03/04(Fri) 19:28:13

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「………うん」

招かれるままに、すぐ傍まで近付いて。

「うん…」

その腕と、投げ掛けられる言葉を受け入れた。

「きっと、死んでも忘れないです。だから」

上葛 掃守カミクズ カモリという人間が、
 ほんの少しの間でも、それでも確かにきみの傍に居た事を。
 どうか心に留めて、覚えていてくださいね…」

上葛は、この場所に居る人々を善いものと思っていて。
だからきっと助けないでいてくれるのだと、わかっていて。
けれど悲しまないわけでもないのだろうと、わかっていて。
でも、その悲しみが、悲しいばかりのものでもないのなら。
それは決して悪いものではないと、そう思っても、いたから。

だから、何も言わず、ただ傷に障らないようその背を撫でた。
肩を濡らす雫を厭う事も無く。
この時間が、きみにとって優しいものであればと願いながら。
(-382) 2022/03/04(Fri) 19:45:25

【独】 清掃員 カミクズ

/*
気付けば両隣がシットシトや!わり!
(-387) 2022/03/04(Fri) 19:57:05

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


「……そう、」

ふと零された言葉に、少し眉を下げて、でも。
それを否定も肯定もしなかった。
けど、それでも。
幸せだと感じた事は、嘘にはならないのではないかと、思う。

「…うん、いいですよ。
 お別れも…多分、大体済んだはずで。
 やり残した事も、きみとする事以外は無いはずだから」

"二回目"のあの人には既に別れを告げていて、
自分でなければ少々手を焼く後片付けも終えた後。
怪我は気にしていたらきりがないし、
きみからの誘い以上に優先したいものなんて今は無い。
急になにか降って湧いて来なければ、ではあるけど。

「あはは…べつに、見張ってなくたって
 自分で言い出したの、どこか行ったりしませんよー」

涼やかな音を立てて乾杯をして、
フォークでケーキを切り崩しながら、へにゃへにゃと笑う。
こんなにあったかい気持ちになるのは何年ぶりだろう。
もしかしたら、初めて、なのかもしれないな。
それくらい、なんだか幸せな気分で、あれ。
(-398) 2022/03/04(Fri) 20:33:59

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


そんなやり取りからそう時間は経たず。

「……えへ、邦幸さん…一緒にいられてよかったです〜…」

横に座っている人間がものの見事に潰れた事で、
密造酒の製法の正しさは証明された。
(-399) 2022/03/04(Fri) 20:34:15
カミクズは、とんでもない下戸だったみたいです。
(c25) 2022/03/04(Fri) 20:34:30

【独】 清掃員 カミクズ

/*
相方がグニャッグニャになっとる横でこれはもう
怒られても文句言えんのよ
(-401) 2022/03/04(Fri) 20:37:01

【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ


「絵乃さん……」

友人、という言葉に、ほんの少し瞠目して。
無かった事にはできない罪悪感と、それから。
それと同じくらい、暖かい気持ちになったから。

「…わかりました。
 僕はきっと…忘れても、忘れませんから。
 だから…」

一呼吸置いて、この場を後にする為にゆっくりと立ち上がった。

「…さようなら。この場所で、最初で最後の友達・・・・・・・・

ほんの少し泣きそうで、でも、ちゃんと笑って。
そうして"友達"に別れを告げた。
(-403) 2022/03/04(Fri) 20:50:02