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【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「折角だから、」 聞こえた声は、通信機越しではなく、恐らくあなたのすぐ後ろ。 じ、と見据えながら、一歩、二歩と近付いて。 「ちょっとだけ推測はしてるン。だからァ、教えて。なンならちょっとした取引の気分で俺ェ、今話しかけてる」 いつも人にべたべたと超至近距離で近寄る男だが、……まぁ恐らく平均より近くはあるが。 腕一本分ほどの距離を空けて、足を止めた。 (-337) 2021/10/05(Tue) 1:51:56 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「………ンン…」 男は、あからさまに困った顔をした。とはいえちょっと眉根が寄ったくらいなのだが。 「言ったら、俺ンやつ、全部バレる……から、教えてもいーなッてェ思ってるアンタから、言って欲しい」 そして、付け加える。 「推測が正しいかはァ、正直自信ない。けどォ、アンタの話聞いて、もし面白そーだったらァ…、ゲームとして、俺と情報共有して遊ばン?て言いにきたン」 (-345) 2021/10/05(Tue) 2:12:48 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「宗教が違えば、俺も求められたかもしれンて思う」 自分の意思は関係ない。あくまで客観的…ではあるが、随分と思考が偏っているらしい、との自覚くらいはある。 「拷問官、」 あなたの思惑通り、その一言は胸中を揺らした。 聞いてますよ、のポーズである唸り声もあげることを忘れ、暫し黙り込む。 「………無期懲役ッてェ、減らせたりすンの?」 そんなことを聞いた。何になれる可能性があっても、囚人ではどうしようもなさそうだから。 (-348) 2021/10/05(Tue) 2:21:32 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「わかる」 即答した。瓶が空である確認をする間もなく、それが瓶であると認識するよりも早く。 あなたが手に持っているものが二つであると分かった瞬間に、 男は答えた。「アンタ、魔女だ。それらは殺すために、また、生き返らせ…ゲームに復帰させるために使われる」 普段の間延びした口調が、淡々と言い切りの形になる。それくらい確信をもって…予想していたものをそのまま口に出した。 (-351) 2021/10/05(Tue) 2:25:36 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノあなたを嘲ることなど、一度たりともあるものか。恍惚のような笑みが網膜に焼きつく。雷に打たれたように痺れ熱を発する脳味噌が、また可愛らしいと感想を叩き出す。口にする余裕はなくとも、視線が、柘榴色が訴えている。 名前を呼ばれるたびに身体の芯まで感電したような心地になる。ゾクゾクと腰は震え、それだけで先走りの量が増えるほど。 きっと今まで…71年間全てで名を呼ばれた回数を、今のあなたが楽々超えてしまっていた。嬉しい。強く浮つく胸中が、これは嬉しいのだと強烈に訴えてくる。 もっと欲しい、もっと、たくさん、あなたが欲しい。背でもがく指がその皮膚を裂いてくれないかなんて思う。かといってそれは口に出さず、精々もっと抱き締めるようにと手を再誘導するくらいではあるのだが。 「生き返るまで待てン」 あなたが生き返るまでの間、退屈で死んでしまう。笑いながら更に冗談を返した。あなたが、押し入られる感覚で聞き逃してくれても構わないなんて思いながら。 なぜそんな事を思うのかはわからないが。 「……ッく、ァ、」 柔らかく抱擁してくる内壁の快楽と言ったら。堪らずあなたの頭を掻き抱くかのように力を込める。気を抜いたらすぐにもっていかれてしまいそうだった。 どくどくと脈打つ雄が、あなたの雌をゆっくりと侵略していく。全て収め切って、最奥をツン、と突くことが叶えば、一度動きを止めて大きく息を吐いた。 「……ッふ、ふふ……な、入っちまった、ァ」 嬉しげに、機嫌良さそうに笑いながら、ほんの少し腰を揺らす。 存在を示すように。 (-359) 2021/10/05(Tue) 2:50:57 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「……イイコて言われンの慣れねーなァ…」 いつも人をじーっと見据えて離さない柘榴色の双眸が、ほんの一瞬泳いだ。すぐに、覗き込んでくるあなたの目に移し直したが。 「アンタに投票しない。アンタも、俺には投票しないで欲しい。俺はアンタにとって面白い存在だと思うよ」 言いながら、両手をピコンと立てて自分の頭の上に添えた。 「俺ェ、明日の襲撃わかるから」 (-360) 2021/10/05(Tue) 2:55:11 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「俺の親は俺を悪魔の子だって閉じ込めた。だから上司はいたことねーしィ、……、ンー……」 上司に恵まれなかった、というならそうなのだろうと思った。それをうまく伝えるほどの脳はない。伝える技術を必要としなかったから、この男は上手い話し方はできない。 「………金銭なら楽だったンに。俺ェ、仕事は真面目だぜェ?」 素行は悪すぎるが、仕事に対する勤務態度だけはいい。そこを評価する看守は今まではいなかったが。 「兄さ、……チャンドラ、サマァ、がァ、無礼講終わったら、仕事手伝わせてくれるてェ、話はしてくれた」 今のところの上司っぽいもの、はカンシュサマたちだ。この前途多難な落ちるとこまで落ちている獣を使い熟してくれるかはともかく。 (-362) 2021/10/05(Tue) 3:03:04 |
【神】 不覊奔放 ナフ「アーーーーッ今ァ!?今俺ェ!?俺もー死ンだからもーちょい待って欲しいンだけどダメェ?」 バーンと通信機越し、生身の本体もイクリールの方に突っ込んでいく勢い。 「別に処刑いーけどォ……今すぐゥ?もーちょいゲーム参加してたいなァ、て思うゥ……」 勢いよく言った後、ちょっとだけしょんぼりした。 (G104) 2021/10/05(Tue) 3:18:41 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「俺をなンだと…や、まァ、言いてェこと分からンでもねーけど」 人のペースを乱す側。乱される側ではあまりない、という自覚くらいはある。ので、少しだけぐぬぬとした。 「やった」 頭に添えた両手をぴこぴこと動かして喜びの意思表示。の後、問いに対しては素直に頷いた。 「この役じゃなかったらすぐ死んでゲームオーバーでもよかった、て言ったと思う。この役は生きてた方が倍以上楽しい、俺が。 だからァ、復帰できるならしてェ。まだ決めてねーなら、俺予約していーい?」 (-367) 2021/10/05(Tue) 3:24:25 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 環境破壊 イクリール「そンな待ちきれねーンかお前ェ!」 これは近くまでズダダダダッとやってきて小声で文句言ってる男。 「グラタンうまい?」 ついでに聞いた。 (-368) 2021/10/05(Tue) 3:30:51 |
ナフは、どうどうされた。 (a60) 2021/10/05(Tue) 3:34:02 |
【神】 不覊奔放 ナフ「ちなみにィ、俺ァ誰でも楽しそーだから誰でもいーッつったけど、 ミンに投票するつもり 」「今ンとこォ、ホント誰でもよくッてェ……唯一、あー無礼講への考え方ちげーな、てェなったのがミンだから。理不尽でもランダムでもなく俺が投票すンならそこォ」 (G109) 2021/10/05(Tue) 3:40:09 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 環境破壊 イクリール「いいタイミングで提供したいから待って」 必死か?必死かもしれない。 「スライム以外何言ってるかすらわからン。………テラ?」 灰色のペーストを見、少し考え。指をさして聞いてみた。 腎臓や肝臓のペーストはこういう色になるんじゃなかったか、と本の中の記憶を探りながら。 (-373) 2021/10/05(Tue) 3:52:22 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「そォ。母さんが熱心な宗教家ッてェヤツだったン。祈って生まれたのがコレだったからァ」 あなたとの会話で興味を失う様子は今のところない。証拠に、あなたの上から退かない。 退かないったら退かない。 暇潰し、よりもう少し強めに、あなたとの会話を楽しんでいるように見えるだろう。 「……あの人一番宗教違うと思う。俺をひとだッて言う。でもあの人にとってひとならァ、あの人のとこではひとなのかもしれン。……でもォ、それだから、俺ェ、アンタのこと嫌いじゃねーよ」 あなたは言動こそ奇抜で派手であるが、ちゃんと己を知っている気がする。繕って仮面の下に隠していても。 尊敬する、とまではこの男の性質上、思わないが。揺らぐからこそ信用には値する、とも思っている。 「ない。……今ンとこ。でもなンか、………、」 人の話を考えて脳内で纏める時は黙る男だが、そうでない要因で黙り込んだ。掴みきれていない何かがある様子で。 (-375) 2021/10/05(Tue) 4:04:04 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 環境破壊 イクリール「アーーーッ!アァーーーーッ!ヤダァ!俺面白ェ役もらってッからもーちょい生きてェ!」 必死だ。遊ばれていることには気付いていない。 「……じゃー、一口」 実は、ひとを食べたことはない。 あ、と口を開ける。スプーンを受け取って自分で食べる発想がなかった。 (-376) 2021/10/05(Tue) 4:07:36 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「……カンシュサマたちッてェ、やっぱカンシュサマやってるだけあンね」 慰めととったわけではない。ごく自然に、『教養』『学習』『視野の広がり』として受け取り、飲み込んだ。 「俺の、……母さんの宗教が歪かもしれンてのは、考えたことァなかったな。俺ァ悪魔だ、身体が優れてて頭のネジがない、タチの悪い獣でバケモンで悪魔……俺もそー思う。 ……でもアンタらの宗教を否定する気はねェ。アンタらの前では、俺ァひとなんだな」 あなたの上、あなたの息の音。聞こえはするが、どこか落ち着くもので。少しの間考えて、考えて。 罪人は漸く、思考する事を許されたような気がした。 「……会えなくなンのがちと惜しいヒトがいる。ここにいてもいーけど、自由の方がきっともっといい」 ぽつ、と呟く。曖昧なものではなく、確固たる意志として吐き出す。 顔を上げた。 「アンタ、亡霊名乗るの似合わねーよ」 なんて。笑い混じりに言ってのけた。 (-380) 2021/10/05(Tue) 4:45:40 |
【独】 不覊奔放 ナフ/* ……アンタレスと取引したし、ダビーとは恐らくルヴァとのアレで後々めっちゃやりとりするだろうから……えっランダムかなりGJだったのでは……? あとトラヴィスやっぱり愛した、かっこよすぎ 紳士 (-383) 2021/10/05(Tue) 4:52:52 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「母さんにとっては、俺が正しくそーだったンじゃ、……ンン、」 生まれ持ってしまった性質が、嗜好が、おかしくて。持つべきものだった思慮が、罪悪感が、欠けている。 そういうものだと思っていたのだが、どうにも。あなたの言うことを否定して自分の中での当たり前を主張するには、自分の常識も知っていることも『弱すぎた』。 あなたの言葉をそのまま受け取れば、ほらやっぱり忌々しい存在だ、なんて言えただろうに。あなたの発する忌々しさがどこに掛かるのか、分からないままにそう返すわけにはいかない。 「そーだよ。……命乞いも兼ねて、今言った。 ゲームを長引かせるならずっとは生きらンねーけど、暫くは生かしといてほしーなー、てのと。一手無駄にすッから俺は噛むな、てのと。 ……セファーとオリオンにも共有していーぜ」 そう。暇潰しには最適なのだ。頭の上に両手を立てて掲げ、ぴょこぴょこ動かした。 (-401) 2021/10/05(Tue) 6:59:02 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「……あァ…時代が時代で、上司さえ、ッてェのは…そーいうことなンか」 自分はこれ以外道がなく、これ以外どうしようもないと思っていた。あなたに可能性を提示されても。 しかし、具体的に例を出されて漸く、人類が運用を間違えた自分、というものが分かったらしい。 かといって、今ここにいるのは自分のせいで、自分の成した事であるのに変わりはないが。 「俺ァ、ずーッと、俺の存在そのものが罪だと思ってたよ。でもそうか、生まれること自体は『犯罪じゃない』ンだなァ」 法を犯しながら生まれてくるものはいない。ということに、やっと辿り着いた。目から鱗、というのは恐らくこういうことをいうのだろう。 「ンでも、この無礼講中はイイコにゃしねーからな俺ァ」 それはともかくとして宣言もした。折角の無礼講だからというのもあるが、何かあったのかと誰かに言われるのも煩わしい。 そして、死んだばかり、というのには僅かに首を傾けた。 そりゃ自分は死んだばかりだからやめてくれとはいうものの、他者がそれを理由に躊躇する必要はないと思っているからだ。 「殺したくなったら入れていーよ票」 (-453) 2021/10/05(Tue) 14:46:33 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノあなたが男であることも、そう呼称される見た目をしていなくとも。いや、男もその二つはしっかりと認識している。後で思い返せば不思議に思うかもしれないが、それは後で。今はただあなたを『可愛がる』ので忙しい。 誘導した手が自分を抱きしめるのに、痛みはない。ないにも関わらず、ただ抱きしめられている指の感覚だけで背筋が粟立つような。もうどこもかしこもあなたに侵食されていて、あなたに触れるどこもかしこもが快楽を生んでいる。 腰を進めるたびに震える身体に、男もぶるりと身震いをした。 普段ならひっつく際に汗をかいていれば汗をかいていると進言するのだが、今これだけ熱く汗ばんでいても、そんな余裕はなかった。離れたくもなかった。どろどろに溶け合ってしまいたかった。 「いくらでもォ、イッていー、からなァ。……一発じゃ済まさンが」 多分一度あなたの内側を蹂躙する程度じゃ満足できない。 自分だって余裕なく、今この瞬間にでもめちゃくちゃに動いて果ててしまいたいのをグッと堪えて。 ぬかるむあなたの内壁を引きずるかのようにゆっくりと腰を引き、さっき見つけたあなたの感じる部分を甚振るように律動を始めた。 (-457) 2021/10/05(Tue) 15:01:25 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 環境破壊 イクリール勿体ぶられている間、あからさまにそわそわしていたが。 見逃されて、口の中にスプーンを突っ込まれたところで肩の力を抜いた。もごもご。 事実、小さな子供か獣の餌付けに間違いないだろう。 「……内臓肉の味」 男には。それがひとであるか動物であるか、きっと言われなければわからないなと感じられた。切り取られ食材になる瞬間も見ていたのに、だ。 よくよく味を確かめても、実際よくわからなかった。上手く調理されていることは分かっても。 「なー、お前これまあまあ程度なン?おいしい」 (-458) 2021/10/05(Tue) 15:08:28 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「アンタはどっちかッつーと乱される側、とも思う」 思う通り、と言われたから、ついでに口に出した。 そして、様子を窺うようにじーっと見返す。 「やった。……優先してェモンができたらそっち優先で構わねーよォ。 次の襲撃対象が誰なのか知りたくなったらァ、俺に聞いて。そしたらァ、アンタにはこっそり教えることにする」 そこまでが取引内容。生かして面白いと思ってもらわなければ意味がない。 「……乱される側、つッたけど。乱して欲しくあるヒト、の方が正しいかもしれンね」 なんて訂正もしつつ。 (-461) 2021/10/05(Tue) 15:14:58 |
【独】 不覊奔放 ナフ「止めねーよ」 誰に言うでもなく。いや、言っているのだが届くものではない。一方通行の覗き見。 ミズガネは、短期間でまた死ぬことをどう思うんだろうと想いはするけど。まぁ、そしたら後で聞きに行けばいいか、くらいの。 兎は狼に擦り寄っている心算。その方が、面白そうだからだ。 (-462) 2021/10/05(Tue) 15:19:24 |
ナフは、監視カメラに向けてウインク。……両目を瞑っている自覚はない。 (a67) 2021/10/05(Tue) 15:21:33 |
ナフは、カメラに向かって頑張って瞬きしているヒトになっている。 (a68) 2021/10/05(Tue) 15:28:44 |
ナフは、シナモンロールの匂いでおやつを思い出し、タフィーvilを貰いに行った。 (a71) 2021/10/05(Tue) 15:36:01 |
【人】 不覊奔放 ナフ「これもある種キャンディじゃん……?」 タフィーをもぐ……さく……としながら釈然としない顔。 もしかしてランダムに黙れって言われてる? (72) 2021/10/05(Tue) 15:37:48 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノまたどうせ乱れる、意味はないと知っていても、汗ばんで頬に張り付いたあなたの髪を避けるように撫で。 何度でも、と強請られ、誘うように舌が蠢くのを見、元より強欲で我慢なんかする気もない男が誘われぬはずもなく。半ば強引に口付ける。あなたの舌を追い、自らの舌で絡め、あなたの嬌声さえも飲み込んでしまおうと。 「ッ、………、は、」 背中に傷が付く心地で口を離す。殺されることですら悦と変換する男が、鋭い痛みをそう受け取れないわけもなく。その上、最も敏感な昂りはあなたの雌に、甘く搾り取られそうなのだ。ぞくぞくと背を震わせながら、しかしそれでも、これで果てるのは勿体ないとばかりに耐え。 止まらぬ。あなたよりひとまわりばかり小さな身体が、あなた全てを腕の中に収めたがって抱き締める。ゆっくり動かしていた腰はどんどん速度を上げ、あなたの中を暴れ回っている。 啼き続けるあなたの声が耳を、脳味噌を愛撫する感覚。溢れるあなたの蜜と男の先走りで水音が上がる。限界が近い。もう一度、とどこか甘えるようにあなたの唇を啄みに行くだろう。どこもかしこも触れ合って、達したい。 (-470) 2021/10/05(Tue) 16:28:31 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ抱き締められることが気持ちいいことだと言うことは元より知っていた。だが、こんな情交の最中にこれほどきつく抱きしめあって、互いの汗と体温に溺れることの快楽と言ったら。 快楽だけには止まらぬ、胸の内に広がる何かはある気がするが、それを追求することは今はない。 男は貪欲だ。もっと、もっともっと欲しい。 欲しがるこの心境すら、焦らすように、いつまでも続けばいいと思っている。 脳味噌が空気の熱や音や雰囲気で色に浸かり淫蕩に溶け。啄んだ口から、更に快楽が送り込まれる。侵入してきた舌を、柔く歯で押さえ、舐り、吸い上げて愛撫する。腰がより一層震えて、腕に力が籠る。 「……ッ、う、ーーーーーッ、!」 合わせた口の間、くぐもる呻き声。あなたの最奥に押し付けるようにして、熱が爆ぜる。びく、びく、と数度身体を震わせてあなたの奥へ精を吐き出すと、大きく息を吐いて余韻に浸り。 (-480) 2021/10/05(Tue) 17:59:37 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「はッ……ん、ァ、」 ぱちぱちと煌めくような視界で、柘榴色はずっとターコイズから目を離したがらなかった。唇触れ合う距離で、上手く焦点が合わなかろうと、視界をあなたの色で塗りつぶしたがった。 それだというのに達した直後はあなたの様子に気を配ることも忘れ、収縮する内壁に一滴残らず白を塗りつけることにのみ気を取られていた。染まればいい。塗りつぶされて、俺の色になってしまえ。 口にはしない、言葉にはならなかった。 唇を啄まれてやっと、意識があなたに向く。返事をするように啄み返し、あなたの力が緩まるまでは、頬を擦り合わせたり額やら唇やら鼻先やらに口付けを落としたがる。あなたがどれだけ受け取るかは自由だ。 「……はー、ァ、……なァに、アマノ」 まだ甘さの残った声を、小さく紡ぐ。 (-489) 2021/10/05(Tue) 19:04:16 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「退屈を紛らわして暇を潰す、てェのは、少なからず、飛び込ンで平静を崩さねーと得られン」 何より退屈を嫌う男が宣う。 「今日はミズガネ」 そして短く、答えだけを。答え合わせまで時間が少ないもので、そしてタイムオーバーは何より痛いので。 それだけ伝えた。 (-509) 2021/10/05(Tue) 20:36:47 |