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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


Chiabica テオドロが参加しました。

【人】 Chiabica テオドロ

通報を受けてすっ飛んでいった路地の裏側。
平穏を乱すものから人を守るため、今日も馬車馬のように働いていた。

「……これで全部ですね。ええ、お疲れさまでした。
 あなた方にしては手際が良かったんじゃないでしょうか」

上出来ですよ、と、部下達にたまの褒め言葉を添えておく。

暴行、強要、果てに威力業務妨害。
大層な罪状で押さえつけた輩どもが、
一人、また一人と車に蹴り込まれて行って。

その一人に近づけば忌々し気な目で睨まれたものだから、
面白味もなく薄く口角を上げた表情で、
心の内にあった憐れみと慈しみを混ぜ掬った。

「大方頭の茹った破落戸でしょうが、不運なこと。
 最近就任なされた署長代理は少々潔癖症のようでね」

可哀想に、彼は何も知らない。
先に待ち受けてるものを。今この国を回してる者たちを。

「歌うならばお早めにどうぞ。

 私は人道という言葉は好きですが……
 それが適用されるのは良い子にだけです、おチビちゃん」

嘲笑交じりに言ってから、ドアを閉めた。
(11) 2023/09/02(Sat) 3:12:01

【人】 Chiabica テオドロ

名前:テオドロ・アストーリ
性別/年齢:男/26歳
身長:178cm
所属組織/立場・肩書:警察官/警部補
表向きの仕事:副業はしていません

得意武器:大抵は扱えるが、強いて言えば素手

ひとこと:「黙って世話を受け入れるなら、何だって育ててやれるんですが」
(12) 2023/09/02(Sat) 3:13:00
Chiabica テオドロは、メモを貼った。
(a5) 2023/09/02(Sat) 3:13:37

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Chiavica テオドロ

おはようございます、既知相談を詰めにきました。

九本指様の希望通りの距離感で接することが可能だと思われます。
左の選択肢が多い程険悪または業務的な態度になり、右の選択肢が多い程友好的な態度が見られます。
お答えいただいたものに返せる既知と会話内容をお送りしたいと思います。

質問1 エルヴィーノと知人であることを伝えた。
(本当に知らなかったでも、かまかけでも可)
Y/N

質問2 マフィアであることを知っていると伝えた。
(知っていても、本当は知らなかったがブラフでも可)
Y/N

質問3 
初対面の時に何の話題を振りましたか?

はっきりと険悪的な関係になりたい、または良好な縁を築きたい場合はその旨もお知らせいただけると嬉しいです。
プライベートな空間で酒でも飲めば口を滑らせられるのでなんでも可能です。

こちらといたしましてはエルヴィーノの世話をしている警察の犬とはっきりと認識し合ってる若干険悪に見える仲か。
何も知らないで知り合っていたらいつの間にか同じ知り合いが居た関係性のどちらかかなあと思いました。
とんでもないものが来ても笑って許せるので、他の方の既知相談が揃い次第でも構いません。ご一考よろしくお願いします。
(-7) 2023/09/02(Sat) 8:28:49

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

おはようございます!ご相談ありがとうございます、質問にお答えします。

質問1 YES
金には困らず、女の趣味も落ち着いていて会話デッキが結構心許ないことから、己の、或いは共通の知り合いが話題に上がるのは自然な流れでしょう。

テオドロがエルヴィーノさんについて語る時の疲れの滲む口振りからして、あまり親しくしてはいなさそうですが、それとは別にどうしても気にかけているような様子が伺えます。

質問2 NO(知ってはいそうです)
三日月島に日頃から出入りしている上、マフィアに命を救われた経験を持っていることから、気遣い半分世渡り意識半分で相手がマフィアだと何らかの理由で知ったり気づいたりしても触れることはなかったかと思います。

警察であることもまた同じく敢えて口にしませんが、こちらは聞かれたら答える隠そうとはしてない程度のものです。

質問3
女性へのプレゼントに何がいいか意見を求めたとか。
特別な意味を持たないものであればなお良いと厚かましいことを言っていたやも。

性格と縁によって、寄りかかりのない同年代の交友関係が大変希少になりつつあるので、どのみち無意識ながらしがらみの少ない気楽さを感じてると思います。
少しギスっとしていようと、こちらの男からすればわりと平常運転で。

何かとんでもないもの、そうでもないものがあれば追加でご連絡致します。
こちらの口の悪さレベルは険悪さに比例すると思うので、その辺りなるべく柔らかくしてほしい、ずっとキツくしてほしい等あれば気軽にお声かけください。よろしくお願いします。
(-8) 2023/09/02(Sat) 9:44:36

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

/*こんにちは、今すごく眠いです。
この度は同期の誘いに乗ってくださりありがとうございました。
いつも生活面に問題ありの男の世話をしてくださり感謝しております。
つきましては、同期であれば知っていそうな案件をひとつお知らせしたく思いますのでご査収ください。


***
次期昇格試験を勧められている理由にもなった功績。
少女誘拐麻薬漬け事件。
見目麗しい少女を誘拐し、ヤク漬けにした上で売り飛ばすグループの摘発している。
普段あまり功績などに拘らないものの、この事件には自ら深く首を突っ込んでいるため珍しく、知る人ぞ知るというもの。
摘発できているので聞こえは良いが、その解決手段は決して褒められたものではない。
身売りしているスラムの少女を買い、盗聴器を仕込んだ上でグループに狙われるように仕向けてアジトを把握。
その後自ら購入していた薬などを使って相手を誘い、グループを壊滅させている。
多分、やり方については上司(ヴィンセンツィオまたは他の上司)に酷く叱責されていることだろう。

「僕が何もしなくたって彼女はきっと攫われてましたよ、そう思ったからGPS仕込みました」しれっ。
(-33) 2023/09/02(Sat) 15:50:37

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

/*こんにちは。私も眠いですって言おうとしたら違いました。九本指です。こちらこそ打診いただきありがとうございました。それだけで感謝が尽きません。

摘発に際しスラムの少女を使ったことに関しては、
解決できているなら後まで引き摺ったりはしません。

正義感が薄いのとはまた別に、幼いころに臓器売買のために捕まっていたことがあるので、正しい手続きを踏んでいる余裕など当事者には無いことを知っていますから。

「もっとマシな言い訳があるでしょう、アンチヒーロー。似たような手が何度も通用するとは思わないように」
「後でどういう評価されるかも含めて、です」とか、一見詰りつつも後のことを憂うような言い草があったことでしょう。

昇格試験に関してはあの同期ならほっといても受かる能力はあるだろうし、受けない受からない所以もいくらでもあるだろう、とどちらにせよ特別気に留めずに世話を焼いています。

「あなたが食事を抜くことで起き得る仕事効率の低下は周囲にまで影響するんです、自分ひとり飢えて終わりではない。いいですね?」
(-49) 2023/09/02(Sat) 19:00:54

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Chiavica テオドロ

成程……もし心が読めるのであれば、ルチアーノはあなたが何目的で自分に近づいてきたのかわからない顔をしています。
所謂悪い友達だから離れろというわけでもなく、マフィアと確定させて糾弾したいわけでもないのは何故だろうと。
警戒のような疑いのような、奇妙なものと接するような態度から始まったと思います。
マフィア嫌いではない事だけは何となく察しているような気がしますが、此方も警察と関わっているのが知れると親に五月蠅いからと遊び人のお坊ちゃんの振りをして接しています。
二人きりで会う時はおすすめのバーに誘うでしょう。


3つ目の質問の回答をします。今でも言うことは変わりません。
女の贈り物は花はなんでもいい。だけどあなたの場合は本気でとられてもおかしくない。
お菓子やいい香りのする風呂周りの道具でもやったらどうだ?だそうです。
自分では使わないから食べないから等と添えればなおよし。

口は話しているうちに悪くなったり柔らかくなりそうですね。
ルチアーノはある程度女性に対して割り切って接している雰囲気なのがわかると思います、非難されるとしても謝るのは女性に対してのみでしょう。
男に対して態度はそこそこに適当です、エルヴィーノさんとは今から擦り合わせます。よろしくお願いします!
(-50) 2023/09/02(Sat) 19:01:07

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

/*
こんにちは、ラッシュ時改札失敗猫です。
幼馴染の打診を引き受けて下さってありがとうございました。

スプシに書いていない提案が幾つか浮かんだので、もしよければ検討して頂けると助かります。もちろんこれは嫌だと言うのは遠慮なく断ってくださいね。

・攫われたのは寒い冬の日で1日一食しか与えられなかった状態
(この事件以降、アリーチェが自他問わずの空腹を苦に思うようになり、分け与える為にお菓子を焼いたりする頻度が凄く増えました)

・臓器バイヤーに「警察なんて来てくれねえよ。上はグルだからな」と嘘か本当かわからない言葉を投げかけられました。これは実際は大人しくさせる為にバイヤーが適当な事を言っただけなのですが、結局男が殺されたため真偽は不明のままとなり、今警察に所属している二人なので何か思う所が増えたら楽しいかなと言う案です。

・流れですが、突然の銃声、止まる車、撃たれたバイヤー!動揺の起きる車内でおそるおそる外を除くと見知らぬ男と目があって、「帰りな。お前らのいる世界はここじゃない」と貨幣をいくつか握らされて明るい市街の方へ……みたいな感じで終わった後に、助けてくれた人がマフィアだったことを知った感じの流れはどうかなと思っています。

また提案とは別なのですが、幼馴染であれば知っているである事を下記に記載しておきます。

・アリーチェはもともと母子家庭で、この誘拐事件の際に母親はその際の心労と過労で亡くなっています。天涯孤独なのでそれから町の近くの教会に身を寄せる事になりました。
 警察になる為の勉強はどうしていたのかと言うと、それこそニコロさんとテオドロくんの二人を頼らせて頂けたら嬉しいなと。

・不器用な人間で、警察に入ってからも要領の悪さが原因でミスが多く、マフィアの情報を得ようとして逆に捕まったりする事なども何度もあったようです。ノッテの方に呆れて情けで助けられた経験も、逆に最終的には助かりますが危険な目に遭った事もあるそうな。

・休日は打って変わってそんなに大きなミスをする事もなく落ち着いてボランティアに励んでいたり、お菓子を作って翌日の出社時にみんなに振舞う事も多いです。

以上、長々とすみませんがよろしくお願いします。
(-71) 2023/09/03(Sun) 0:41:22

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

/* こちらこそ素敵な打診を公募してくださりありがとうございます。
何分性格に癖のある幼馴染ですがよろしくお願いします。

・テオドロは昔からして自己価値の顕示として人の役に立ちたい性分だったのですが、
食事など生活のことに関していえば建前として仕事効率に影響するから、と言いつつ、それらが得られない時に後悔しても遅いという考えがあるのかもしれませんね。

空腹であれば素直にお菓子をつまみにいくでしょうし、仮に持ち込まれていらないと固辞する際も、背景を知っているからかどこか穏当です。場合によっては押し切られるかも。

・そういった言葉や出来事もあったからか、警察やマフィアに対しては決まって自分の目で確かめてから信じるか否かを決めるようにしています。
それにより向いているだろうから、いけるだろうから、というくらいの軽い気持ちで警察の職に就きました。

なのでアリーチェさんが警察官を志すとなった時は協力を惜しまなかったでしょう。
あなたが言い出すのなら、自分なんかよりよほどちゃんとした理由があるのだろう、報われるべきだと思って。

ミスに対するものや、心配が成した苛立ちは隠そうともしませんが、それでもスプシの通り仕事が向いてないなどとは言いません。
辞めると言い出すまでは改善点や気をつけるべきことなどの助言が(皮肉混じりで)続くことでしょう。
(-80) 2023/09/03(Sun) 10:08:18

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

/*
・誘拐の流れについてはそれで大丈夫です。
しばらく呆然としていましたが、道を辿って帰るなり、率先して通りかかった人に助けを求めるなり。

自分はあれほど重く苦しくどう切り抜けるか考えていたのにあっという間に劇画的に解決してしまったことから、何かと斜に構えるような癖がついてしまいました。
そのため、警察マフィア絡まない場では幼馴染二人の誠実な物事への物差しを頼りにしていることもあるかも。あったらなあと思います。

・口がどうしても悪いのですが、時折自分からも菓子やバスグッズを持ってきては「食べない/使わないからどうぞ」と何気なく渡しにくるような男です。
テオドロなりの気遣いでしょうが、根の真面目な彼にしてはセンスがどうも洒落ていて、誰かから入れ知恵がありそうだと勘付くかもしれません。

他、追加の設定以外にも口調をもうちょっと柔らかくして欲しいなあ、とかあれば遠慮なくご連絡ください。よろしくお願いします!
(-81) 2023/09/03(Sun) 10:08:43

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

/*お返事遅くなりすいません。
名前はスプシに書き込んだ際本当に眠くてこういったことに。

「別に言い訳を考えてたわけじゃないからね」

ヒーローになる気もさらさらないよと肩をすくめていたことでしょう。
しかしあまり引き摺らないでくれてる事に関してはありがたく思ってるのだと思います。

「そうは言っても食事を準備するのも食べに行くのも面倒だし。
 キミも僕のことなど放っておけば良いのに、キミといいアリーチェといい上司という立場も同期っていう関係も面倒をかけるね」

あなたにそう言われれば、仕方ないと適当にカロリーメ◯トみたいなものなど食べているかもしれません。
とはいっても、そこで言うことを聞くあたりが身内への甘さ。同期にはいくらか気を許しているということなのでしょう。
(-122) 2023/09/04(Mon) 8:53:26

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

/*
こんにちは、おやすみ硫酸ナトリウムです!
シートでは園芸一番弟子にしてくださってありがとうございました。

経緯についてですが、たまたま休日に三日月島の庭園で花の世話をしているテオドロさんを見掛け、「こういうの好きなんですか?」から「オレも育ててみたいです!」とお願いした流れが頭の中に思い浮かびました。こんな感じでも宜しいでしょうか?

あとこちらは参考になんですが、教えて頂いたすぐの頃に「テオせんぱいはどうして育てたりするのが好きなんですか?」とか聞いていると思うので、もし宜しければどんな回答を頂けたか教えていただければ幸いです。

よろしくお願いいたします!
(-136) 2023/09/04(Mon) 15:36:32

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

/*
どうも、九本指です。この度は弟子になってくれてありがとうございます。テオドロは「好きにしたらいいんじゃないですか」と無関心な態度を取りますが、必要なものや注意する点、コツなどを逐一教えていたことでしょう。

若干厳し目ではありますが、仕事中に比べて幾分か丸い言い草をしていたかと思います。義務のない場で自ら何かをやりたいという気持ちは尊重されるべきだと考えているために。

質問に対してもその時は「理由が必要ですか?」などと言いつつも、教えていくうちにぽつぽつと「こうして丁寧に育てていないと、花は簡単に枯れてしまいます」「けど自分が手を入れることで長い間保たせてやることができる」「何より植物は煩くないのがいい。ただ世話をされるのを待っているだけなのでね」と回答らしきものを示していました。

捻くれ者の上司ではありますが、こちらこそよろしくお願いします。
(-154) 2023/09/04(Mon) 22:27:52

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

/*
ご返信ありがとうございます!
当初はテオドロさんの対応に(もしかして嫌なところに無理を言ってしまった…?)と不安を抱いておりましたが、段々と接している内にそういうわけじゃないのかもと思えるようになっていそうです。
恐らく最初は教えてもらったことを上手く実践できなくて折角咲きかけた花を枯らし、しょぼくれていることもあるかと思いますが、根気強くお付き合いいただければ嬉しいです。

また質問の回答もありがとうございます。
こちらに関しても聞いちゃいけないことを聞いたか…?と考えていましたが、それらの発言を拾ってなんとなくぼんやりとした理由を推察していました。
仕事中だけだと厳しいな〜と受け取ってしまっていた言葉も、趣味を教えていただく時間が増える毎に(愛の鞭かも…)と前向きに捉え始めております。
つまり弟子としてやっぱり懐いています。

そういうわけで本編でもまた機があればよろしくお願いいたします!
動いているテオドロさんを眺めるのを楽しみにしております。
(-165) 2023/09/05(Tue) 21:26:35

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

/*
こんにちは、ラッシュ時改札失敗猫です。
お返事遅れましてすみません。色々と細かく教えて下さりありがとうございます。

テオドロ君に大変見守られている……!!
昔から困り事や相談事を多く仕掛けても、テオドロくんの性分と気質が相反しなくて本当によかったです。経緯なども許可を頂けて助かりました。

・実はアリーチェの志望理由もテオドロくんと比べて凄く崇高な理由があるわけではないのですが、無意識の内にそれで(貴方がそんな人ではないとちゃんと理解していたとしても)否定されるのが怖くて今まで理由をきちんと話した事がなかったのかもしれません。

・正直な適正としてはアリーチェは明らかに警官には向いていないのですが、向いてない辞めた方がいい〜的な言葉を投げてこない上に、それだけじゃなく改善点も加えてくれる貴方には心が救われていたのだと思います。

・お洒落な差し入れは自分が芋臭いため最初幼馴染のセンスはこんなに洒落ていたのかとおっかなびっくりしつつも、純粋に人並以上に喜んで毎回受け取る事かと思います。暫く経って「お友達の影響なのかな……」と考え付きますが、まだ本人に問い質した事はないそうです。

幼馴染と言う理由で口調を柔らかくしてもらえるんですか!?やったー!!!と、私は喜びますが、アリーチェの様子を見て「こんな(ダメ女)だと口調も柔らかくはならないな……」なんて思われるかもしれないので、その辺りは柔軟に、自由にお任せしたいなと思います!本編もよろしくお願いします〜!
(-202) 2023/09/06(Wed) 16:45:28

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
この度は幼馴染のお兄さんになっていただきありがとうございます、九本指です。
関係性を組んだことによって分かる情報はだいたいスプシの通りですが、その詳細をいくつか記載しにまいりました。
これちょっと重いな、苦手だな、等々ございましたら遠慮なさらずにお伝えください。

・誘拐された辺りについて
この一件によってニコロさんが警察を志すきっかけになった、とされていて、テオドロ少年はその姿勢に憧れを抱いていました。
けれどそれと同時に、スプシで書いた通り劣等感を沸々と募らせるようにもなりました。

幼馴染の女の子を守れなかったこともそうですし、こちらも最終的に警察になることを選びましたが、それは兄貴分の持つような大層な理由ではなく、「向いてると思ったから、なれそうだったから」というほんの軽い気持ちだったことも関係しています。
万一、常人の範疇を超えて察しが良ければ、「警察を目指すかマフィアに向けて正道を外れるか」について悩んでいた果ての気持ちや選び方だったことまで見抜けた可能性もあるかもしれません。


・自己価値の顕示と劣等感について
テオドロは昔から『自分は価値のある人間だ』ということを示すために、何かの役に立とうとするようことが多かったです。
甘やかさない範囲で、率先して助力をしたり、嫌なことを取って代わるなどの行動は今でも続いており、
親しい相手であれば一層(口の遠慮の無さに比例して)その傾向が強くなることが見て取れるでしょう。

ニコロさんに対しては特に、価値のある存在と確信している≒弟分として自分の価値も引き上げられるものとして、斜に構えつつも真っすぐな気持ちで慕い、世話を焼き、同時にそちらが『守るべき弟分』と思ってくれていそうなことにより一層憧憬と劣等を持ち合わせています。

提示してくださったとおり、出世欲が無い理由について深読みを続けては、
何故(あの時のように)志を持たないのだと密かに思っては言葉にできず、
けれど自分の劣等感が僅かに癒されているようで嬉しくもあり、今も矛盾した感情に頭を悩ませていたり。

長くなるものと分かっていて早めにお送りしておきたかったのですが遅れてしまってすみません、ごゆっくりご確認ください。よろしくお願いします。
(-216) 2023/09/07(Thu) 5:15:49

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

/*
もう一人の幼馴染にも送った中で、こちらにも送っておきたいな、というものがあったので加筆ついでにお伝えしておきます。

・自己価値の顕示と劣等感について
テオドロは昔から『自分は価値のある人間だ』ということを示すために、何かの役に立とうとするようことが多かったです。
甘やかさない範囲で、率先して助力をしたり、嫌なことを取って代わるなどの行動は今でも続いており、
親しい相手であれば一層(口の遠慮の無さに比例して)その傾向が強くなることが見て取れるでしょう。

善良な人、ひとつの真っすぐな志を持つ人に対して劣等感を抱えることもあり、そちらの志望理由の話と照らし合わせると少しだけすれ違ってる気持ちもあるかもしれませんね。
スプシの通り違うから嫌い、というわけでもありませんから。

そこにある微妙な距離を察しているのかいないのか、変な意味を持たないものと念を押しつつ知り合いに贈り物は何がいいか助言を貰ってたり、「余りもので喜んでもらえるなんてね」とは言いつつも表情はどこか満足そうだったり。

上記の通り、テオドロは寧ろ幼馴染の方が口に遠慮がなくなりがちなので(勿論気にしているようなら控える、場によって弁えるはちゃんとすれど)PLが厳しいなと思ったら、本当に、いつでも言ってもらって大丈夫ですからね……!
(-217) 2023/09/07(Thu) 5:31:25

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

/*
おはようございます、九本指です。この度は既知を提案下さってありがとうございました。

スプシの上ではただの顔見知り程度ではありましたが簡易メモの軽いやり取りが楽しかったのもあり、もしそちらが宜しければもう一歩くらい、そういう軽口を叩けるような関係まで踏み込め(まれ)ていたらいいなと考えています。

花のみの接点ではあまり会話も無さそうですが、
お菓子作りに長けた幼馴染がそれを売って寄付に充てていることを知っており、自分も幾度となく食べた経験で包装などのパターンを覚えていて。

どこかで教会から買ったお菓子を持っているの所を見かけたら、テオドロが話を聞きに行って交流が深まるきっかけになりそうです。他に思いつくものがあればそれでも構いません。
もちろんお断り頂いても大丈夫です。余裕があればいいので、ご一考のほどよろしくお願いします。
(-218) 2023/09/07(Thu) 8:12:44

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

/*>>テオドロさんへ

ご連絡ありがとうございます。ニコロです。
此方こそかわいい弟分が出来て光栄です。

さて、情報の方を読ませて頂きました。
苦手なものは一切ないのでご安心下さいと前置きます。

憧れを持ってくれているのは薄々分かってはいるでしょう。
幼い時分より貴方が変わってきているのも同じく。
しかし奥に秘める感情には気付いていないですね。

ニコロも同じく、貴方に秘めたことがあります。
出世欲がない理由です。
他の同僚にたいしても同じですが
理由を聞いても俺には向いてないから、の一点張り。
その奥に隠す感情は話したがらないでしょう。

貴方の勘がすこぶる良ければ、その言葉が上っ面の嘘だと分かります。

しかし貴方がどうあれ
ニコロにとってはかわいい弟分であり、頼れる上司であることに変わりはないでしょう。

そして常々貴方にこう零しています。

「俺に何かあったらアリーチェを頼むぞ。」

マフィアも蔓延る三日月島ですから
何が起こってもおかしくないから、との考えのようです。
(-221) 2023/09/07(Thu) 10:29:13

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

/*
そういえば:ルチアーノさんとの既知の擦り合わせによって、会話中にテオドロの会話デッキの乏しさから同僚の話として二人、そしてそのうちエルヴィーノさんについて触れていたということが決まりました。

共通の知人であるくらいは話の流れで行き着くか察するかしつつ、勿論それ以外の関係は知る由もなく、警察とマフィアの軋轢への興味も薄いことから今の時点では何かあるわけではないと思いますが、一応これからの不都合がないようご報告しておきますね。

ついでに、「放っておけば」という言葉に対しては「あなたの為以上に自分の為ですから」といったことを決まって返していたことでしょう。
己の価値を高めるために人と付き合う、世話を焼いてやる、というのはこの男の常套の手法で、傲慢且つ、けれどどこか卑屈な様子が見て取れるかもしれません。

ただ、世話は成果が出るから意味があるもの。価値があるものに接するから自分の価値も引き上げられるもの。結局それだけ目をかけている、ということでもあったり。

返信の速度は気にしないでください。頂けるだけでも嬉しいですし、なんならこちらも結構疎らですから。本編でも機が合えばよろしくお願いします。
(-222) 2023/09/07(Thu) 10:38:15

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

/*

快諾ありがとうございます。では返答に際してもう少しだけ。

わざわざ藪をつついて蛇を出すものでもない、と、基本的には何だって踏み込まないようにはしていますが、そんなことを零される度に、

自分に今度はアリーチェが守れるというのか。
自分の事は誰が守ってくれるのか。
自分たちにはあなたは守らせてくれないのか。

劣等感に気づかれないならば、猶更大っぴらに弱音も吐けず、能力以上に精神面での自己評価の低さからくる劣等感により苛まれつつも、「俺が何かあったら受け持ったデスクワークを流しておきます」や「あいつだってもう一人で……そう、掴まり立ちくらいはできるでしょう」などと軽口を交えつつ時折真剣な呟きを見せていることでしょう。

テオドロにとっては手のかかる部下でありつつ、どうしても憧れの兄貴分だということが勝り、複雑な感情を煮やし続けているのだと思います。

こちらはやっぱり手を焼くような男かもしれませんが、それでも良ければ本編でもよろしくお願いしますね。
(-224) 2023/09/07(Thu) 11:00:32

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

/*>>テオドロさんへ

お返事ありがとうございます。ニコロです。
業が深いわ…この業、深い……

ニコロの場合は信用がない訳では無く
近しい仲の兄弟だからこそ話せない、といったところです。
劣等感に気付けないのも、身分上普段接する機会が相対的に減ったことと、話せないことがあるからこそ、見ないようにしている部分があるから、なのです。

貴方の劣等感に気付くことがあれば、話すかも、ですが。

デスクワークの言葉には皺くちゃピカチュウになります。
何処か抜けていてダメなところもある兄貴ですが
本編でも何卒よろしくお願いします。
(-225) 2023/09/07(Thu) 11:54:51

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Chiavica テオドロ

/* ルチアーノとのすり合わせの件は了解しました。
どこかで幼馴染であることをうっかり漏らしたのでしょう。
ルチアーノがマフィアであることは知っているということでしょうか?

こちらとしては、一応は外聞の悪さや自身のマフィア嫌いの事もあって、あまりルチアーノの話はしないかと思います。
聞かれれば答えるくらいのことはするでしょうが、こちらからルチアーノがマフィアであることや過去について語ることは、今のところほぼありません。
とはいえ、ルチアーノと少し疎遠にはなりながらも、交流を続けているという事をあなたには話しているのだと思います。

卑屈で傲慢な物言いには肩をすくめつつも、そちらの幼馴染の間に挟まれながら世話をされていることでしょう。
基本的には束縛などを嫌い、休みは一人でふらふらしてることも多く、自ら孤独になることを自由だと思っているような男ですが、どうぞこちらこそよろしくお願いします。
(-227) 2023/09/07(Thu) 12:25:37

【秘】 情報屋 エリカ → Chiavica テオドロ


ふわり、ふわり。

意識が曖昧な夢の中、誰かに何かを告げられたような気がする。
──そんな夢を見たことを、あなたは覚えてもいないのだけれども 


/*
御機嫌よう、運営です! 役職配布に参りました。

テオドロ様の役職は
魔女
です。村が開始されての2日目以降には、日付変更の24h前までに、運営に能力行使先の報告をくださいね。

そんなところかな。あとは役職希望はそのまま変更せずに村開始を迎えてもらえれば〜! 海辺のフチラータ2、たのしんでいってね! そんなでCiao〜!
(-263) 2023/09/07(Thu) 21:46:11

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

/* ああっご提案ありがとうございます……!こちらからも送らせてもらいたいなと思っていたので嬉しい限りです〜!

是非是非仲良くさせていただければと思います!
出来れば庭園で知り合ってからそれなりの年月が経って、気軽にお茶を飲みに行けるくらいの仲であると嬉しいなと思っています。

またアリーチェさんともよくお話をする女友達という既知を組ませていただいたので、テオドロさんのお話を彼女から聞いたりすることもあるかもしれません。
逆に、アリーチェさんのことを聞きに行ったりすることもあるでしょうと思っています。

爛れた女ではありますが、テオドロさんといる時は夜のお誘いをすることはあまりないかと思っています。
お散歩をしていることはあるのかもな、くらいで考えています。
あなたと楽しくお話できる時間があればそれだけで満足出来ると思っています。

また、過去にお茶をしながら好きな女性のタイプだとか、好きなお花のことだとかを聞いたことがあったかもしれません。理由を聞けば「興味本位よ」なんて言っているでしょう。
そういったうわついたお話をすることがありますが、テオドロさんが得意でなければその後はそういった話題を避けて、世間話をするようにしていたかもしれません。

また何かありましたら、ご連絡いただければと思います!
改めてよろしくお願いします〜!
(-292) 2023/09/08(Fri) 6:50:44

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

いつもあなたがお世話している庭園に姿を見せている。
まだ日が沈む素振りを見せていない、夕刻前。

後頭部で一つに結んだ髪を揺らしながら、今日もいるだろうかと辺りを見渡している。
すぐに見つからなければ、暫くそこに咲いたばかりの秋の花を見ている事だろう。

鮮やかな赤のチェローシア、小さな花が株を覆うほどに咲き誇るセッテンブリーノ……目についたそれらを、愛おしそうに眺めている。
(-344) 2023/09/09(Sat) 0:20:36

【人】 Chiavica テオドロ


「ええですから、被害の潜在化が問題となるでしょう。
 『組織犯罪者』Mafia達が一般市民の生活の身近に置かれてしまっているのは無視できない事実であり……

 ここ数年は生まれた親しみによって。或いは反対に報復を恐れて、被害者からの通報・相談が遅れるという傾向が見られました」

厳かな空気の中、男は実地での捜査を取り纏める者の一人として司会進行を買って出て議論を進めている。

「これから防いでいくためにも、人々に対して警察への通報と相談することの重要性、意義等を今一度周知させる必要があります。それには──」

うおっほん。御大層な咳払いがひとつ。
それから『マフィアを一人残らず捕まえればいい』と御無体な意見がもう一つ。

「……すみません、僭越ながら申し上げますが!今は肩書ひとつ取って誰彼もなく罰することは、聊か前時代的で、」

前時代だからいいのではないか、今の警察は腑抜けてしまっている、と。
矢鱈とマフィアに対する強い制裁を望む所長代理を何とか操縦しようとするが、彼が感情を込めて口を開くたびに会議室は厳罰化ムード一色になってしまう。
黙っててもらえないかなとは思いつつ、流石の皮肉屋でも顔にも口にも出せない。こちらが口を噤んで好きに言わせてやる。

(……さて、終わったら何の仕事から片づけようかな)

視線ばかりは議論を見つめつつも、小指の先ほどの興味すら失って、済んだ後のことに想いを馳せるのだった。

#警察署
(62) 2023/09/09(Sat) 3:37:48
テオドロは、園芸用の土を切らしていた思いだした。今の会議は言うなればもう土未満となった。#警察署
(a26) 2023/09/09(Sat) 3:41:13

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「おや」「今日も来てますね」

どこか嫌味のある笑顔でありつつ、出会った頃よりも随分打ち解けた様子を見せる男は、ワインレッドのシンプルなエプロンを身に着けて鉢植えを片手に。

咲いているのは、今見ているそれらと同じ九月の花settembrinoだ。鮮やかな紫と控えめな白が土を彩っている。

「育てる甲斐があるというものです。
 別に誰も見てなかろうと無心でやっていますが」

涼しくなってきたものだから、以前と比べれば結構様変わりしていますね、とこちらもまた幾つかの花を眺めていた。
(-361) 2023/09/09(Sat) 4:01:27

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「こんにちは、テオ」
「ふふ、ここのお花が一番綺麗だから」

つい足を運んでしまうのよ、と笑って。
近くで花を見るために屈んでいた体を伸ばした。
今日はかなりラフな服装で、紺色のジーンズに黒のブラウス姿だ。
足元はミッドカットのスニーカーで、動きやすくしているよう。

「あなたが丁寧に愛してあげているから、なのよね」
「その子も、この子達の近くに置いてあげるの?」

あなたの持ってきた鉢植えを見て、目の前のセッテンブリーノの株を指して尋ねる。
この一画が更に賑やかになってしまうのだろうか。

夏に咲いていたゼラニウムやラベンダーも、ずっと咲き続けるんじゃないかと思うくらいだったものねと楽しそうに目を細める。
あなたが作業をするのなら、近くでその様子を見ていたりするのだろう。
(-363) 2023/09/09(Sat) 4:59:01

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「ええ。夏の日照りに弱っていたようなので、
 影の多くなる場所で面倒を見てやっていたんですが」

「綺麗に咲いてくれたので仲間たちの元に帰してやろうかと」

散策するときの邪魔にならないよう、地植えの花たちに寄り添って置いてやる。ついでに残っていた咲き終わった夏の花がらを摘み、ざっと見で何か異常がないか確認をしつつ。

「つまらない男に愛なんてものがあればいいんですけどね。
 ただ、そう多くない暇な時間をくれてやっているので、
 綺麗でいてもらわないと困るというものですが」

過去に、これと言って特別好きな女性や花のタイプも言えなかったことを指しては捻くれた情を注ぐ。
手塩に掛けて育てているのだから、愛に強い否定はできないが。

「終わったらお茶にでもしますか?
 夜勤までには切り上げてしまうと思いますけど」
(-364) 2023/09/09(Sat) 5:45:29

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「それは良かったわ。きっとお友達の傍で咲いていたかったはずだもの」
「元気になったのなら、同じようにいられるものね」

戻される前に、鉢に植わった小さな花々に微笑みかける。
弱いものにはどうしても情を向けてしまうものだから、元気になるまで見捨てられなくてよかったと思う。
こういった細やかな気配りがあるから、この庭園は豊かでいられるのだろう。

「もう、テオは自分の事をつまらないなんて言うけど」
「アリーチェだって私だって、そうは思っていないわ」

素直でなく、ひねくれている事はもうこれまでの付き合いで分かってはいるけれど。
譲れないものはあるのだから。

「まあでも…そうね。いつかはあなたが、心から愛せるものが出来ればいいとは思っているから」
「分かった時に、見つけた時にいつか教えてくれたら嬉しいわ」

好きでないものに暇な時間を当てるなんてひとでもないでしょうし。
愛がない人だとも思わないのだ。
女は、目を細めて笑う。花に向けていた表情を、同じようにあなたに向けていた。

そして、あなたからのお誘いに両手を合わせて。
嬉しそうに笑うだろう。これでも、女の子なものですから。

「いいの?
嬉しい!

「私も夜までは時間を空けているから、同じくらいの時間までなら話して居られると思うわ」

じゃあ、と唇に手を当てて。そうしていると今日は珍しく、爪の先が色付いているのが見える。

「エスコートは、テオにお任せしちゃってもいいかしら?」
(-365) 2023/09/09(Sat) 6:16:25

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「それは、だからあなた達が物好きなんでしょう?
 蓼食う虫も好き好きTutti i gusti sono gustiです、全く」

顔を背けて、辟易とした風に溜息を吐いてみせる。
自分が向けるものは兎も角、他者から受けるものに対して素直に向き合う、ということをとんと苦手としているから、どうしても理解が出来ず、そっけない対応になってしまいはする。

有り難いことではあるのだろう。自分を孤独の中に放っておかないお節介な知り合いが何人か居るということは。

「難しいとは思いますけどね。望むだけでは何も手に入らない世の中だというのに、私は望んですらいないのだから」

己が発するのはいつも人を遠ざける言葉ばかりだった。
どちらかといえば、其方の方を望んでいるから。

ただまあ、良縁は大事にするべきなのだろうとも思う。それを無為に手放して良いことなんか何一つないのも知っている。

「任せなさい。流石に甲斐性くらいはあると自負しています」
「……それこそ、あなたが枯れるまでは。
 覚えるくらいはしてやりますし、面倒は見ますよ」

それは好ましいからではなく、価値があるから。
伴って、自分の価値が引き上げられるからと認識していつつ。

バーに行くのもいいな、と考えながら世話を進めていった。
(-366) 2023/09/09(Sat) 6:55:43

【人】 Chiavica テオドロ

切らしていた園芸資材を買うのはいいとして。
秋が近づいてくるとなれば冬に向けて株を充実させるべく、何か丈夫な花の種を植えておくべきだなと思い至る。

「……」

行き着けの花屋に向かう足取りは、ピザに一切目もくれない。
イタリアの男たるもの、人並に好きではあるが。
それよりは植物だ。ピザより花。

Meglio qualcosa di lode che una utile役立つものよりかは賞賛されるものを』といったところ。

「……ルッコラでも植えてみるか?」


ただ少しだけ頭が食い気に逸れた。おのれ秋の味覚。

#商店街
(72) 2023/09/09(Sat) 9:43:56

【人】 Chiavica テオドロ

>>73 ニコロ

「! ……見当、外れ故に、知ったような口を……!
 その空想力は仕事中の暇つぶしにでも使うべきです」

僅かに目を見開いて硬直し、其方に振り向く瞳は忌々し気。
図星故に、ついつい意地を張った応答となってしまう。

「ニコ……あんたの方はピザの香水を好む女でもできたんですか?知りませんからね、急に体型が崩れても」

一切れ食べた程度でこうなるものか。
どうせ何枚も食べたんだろうという決めつけだ。
勿論ルッコラの件についての当てつけでもある。子どもだ。

#商店街
(75) 2023/09/09(Sat) 10:29:08

【人】 Chiavica テオドロ

>>77 ニコロ

「何を育てていようとこちらの勝手……
 ……いやでも、もしもの時の備えくらいにはなるか」

備えというのに種を買うのは迂遠な気がしなくもないが。
未来への投資と言い換えれば悪くはないのかもしれない。

結局一袋手に取っては、園芸用土の上に。

「お人好しだな……どうせ欲しがりそうな奴らは、
 持っていかなくても勝手に食ってるでしょうに。

 味は?一枚くらいは俺も食ってやろうじゃないですか」

結局は素直に食べに行く。食事に関してはあまり突っぱねたりしない。これもまた昔の一見で培われた感性だ。

#商店街
(82) 2023/09/09(Sat) 13:49:12

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「そうよ、物好きなの」
「だから何て言われても、きっと好きなままでいるわ。私たち」

顔を背ける後ろで、小さく笑うような声。
無理に返す必要はないし、強要するものでもない。
勿論、返ってきたのならそれは嬉しいけれど。

「なら、いつか望んでもらえるように私が愛情を注いじゃおうかしら」


ほら、花は愛情を持って育ててあげると、応えてくれるって言うじゃない?
何てね。
足を交差させて、空を見上げる。そのまま、息を一つ吐いた。

「テオは何かを望んだことがないの?」
「それとも、今はないってだけ?」

視線を戻して、お世話の邪魔をしないように問いかける。
何か手伝えることはないかと、時折様子を窺っているけれど 結局妨げになることを嫌って大人しくしているだろう。

「枯れるまで、なんて」
「そんなこと言うと勘違いさせちゃうわよ」

実際はそんな浮ついた理由で口にしたわけでないことくらいは、今までのあなたを見ていればわかるから。おかしそうにくすくすと笑って。
それでも、枯れるまでかあ、と。嬉しそうにはにかんでいたりしている。

そんなやりとりをしながら、終始退屈そうなそぶりも見せず。あなたが世話を終えるのを待っているだろう。
(-403) 2023/09/09(Sat) 13:53:56

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「あっちは……分からないでもないですが、
 あなたに至ってはもう理解すら及びませんね」

背けたまま眉間に皺を寄せる。打算で人付き合いすることはあれど、ここまで好かれるほど何かしたか。それともやはり社交辞令か。

「……分不相応な望みは抱きませんよ。
 何の拍子で裏切られるかわからないじゃないですか」

「仕事も趣味も、やりたいからではなく、
 向いてそうだったから、自分が良く見えそうだから、で選んでますからね。
 これは単純に理由が少ないだけで……でも、やはり望まないから理由がない」

それが何故かと問われれば、口を閉じる他ないが。
とはいえやはり分不相応なのだ。自分より物事に向き合っている、真摯で善良な人間がどれだけいると思っている。
それらを差し置いて夢や愛など語れはしないし、至らない自分に気づきたくもない。

「させちゃう≠チて。怖いことは言わないでください。
 いくら俺でも、フィオレさんに棘の一つや二つがあることくらいは分かります」

それでも手伝いを要することなく夏の名残を摘み終えて、一区切り。普段より数割増しで疲れた気がするが、気のせいということにしていてやろう。

「さて、少し歩きましょうか。
 いつもの喫茶店に行くにも、車では風情があったもんじゃない。
 ……仕事がなけりゃバーの気分ではあったんですがね……」

花がらを袋にまとめて、エプロンも宙で手際よく畳む。
近くにある小屋へ道すがら放り込めば、あとはもうどこにでも行けるだろう。
(-416) 2023/09/09(Sat) 14:52:33

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

「テオせんぱ〜〜〜い」

勤務時間終了後。
間延びした声と共に何やら貴方の座席にてこてこと寄ってきた男は、そろっと様子を窺うように。

「もう帰りますか?
 まだ署にいますか?」

日勤だった気はするがシフトを見間違えてる可能性は十分にあり得る。
もし仕事が続くようなら邪魔しないようにとは考えつつも、何やら貴方と話したいらしい男はこうして近づいてきたわけだった。じ……と見つめている。
(-423) 2023/09/09(Sat) 15:30:12

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「とっとと帰りたくなったような気もしますが、
 生憎すぐ帰ってやるべきことも特にありませんね」

居てほしいなら居てやりますけど。
尊大な態度で負けじとじっと見返している。

「とはいえ貴重な時間ですから、
 あまり浪費させないでもらいたいものです」

口こそ冷たいが、話してみれば何だかんだ最後まで聞いてくれる。こいつはそういう真摯なのか暇なのか分からない男だ。
(-424) 2023/09/09(Sat) 15:38:59

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「それは幼馴染で、一緒にいた時間が長いから?」
「私だって、今日が初対面じゃないんだから。おもいを積み重ねていたっておかしくないと思わない?
 花とこれだけ向き合ってくれる人なんだもの」

目を細めて笑うその顔は、確かな好意を滲ませている。
世の中には一目惚れなんて言葉もあるくらいだ。
路地に咲いた花が、惹かれるだけの理由は確かにそこにあったのだ。小さなそれが、あなたの目に入らなかったとしても。

「だとしても、趣味だなんて言うからにはどこか楽しいところもあるんじゃないかしら。
 仕事でもなくて、好きでもないことにここまで力を入れることなんか早々出来ないことだもの」

とはいえ人には人の考え方があるのも分かっていて、本当にあなたは出来てしまうから選んでいるだけなのかもしれないけれど。

「あなたが、他の女の人を勘違いさせちゃうかもってこと
 枯れるまで面倒を見るなんて、"魅力がなくなるまで見ていてくれる"みたいにとれるじゃない?」
「棘があるなんて。私はただお花が好きなだけの可憐な女なのに」

そうだろうか。冗談めかして揶揄うように微笑んでいた。
作業が終わった様子のあなたに「お疲れ様」と声を掛けて。

「あら残念。この間海沿いに素敵なバーを見つけたのよ。
 また今度、ドライブついでに疲れを癒しに行きましょうね」

そろそろ日も傾いて、過ごしやすい気候になるだろう。歩いていくにはちょうど良いくらいだ。
軽い足取りで、あなたの横に並んで歩いていく。
(-425) 2023/09/09(Sat) 15:55:58

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

「オレの顔見て帰りたくなったってコト……!?」


ガーン……!


言葉を受け取りショックを受けて悲しそうに眉を下げるのは、まあ束の間のことだ。
感情の起伏がそこそこ激しいのは貴方も知っての通り、立ち直りが早いのも同様に。

「う〜……もし浪費させちゃったらオレ、何かちゃんと返すんで……、
……あ、だからそう、早く聞かなくちゃ、えっと、


「その、テオせんぱい今日花屋の前に居たじゃないですか!
 ニコロせんぱいと一緒だったから声かけなかったんですけど……
 何か新しい種買ったんですか?秋になるから新作?」

花について教えてもらえるようになったのは春頃のこと。
まだ四季一周を経験していないから、秋の用意はどんなのだろうとわくわくして気になっていたらしい。ちょっときらきらになった瞳が向けられている。
(-426) 2023/09/09(Sat) 15:59:16

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「おかしい、と言えるほど中身のない証言ではない、か。
 物好きでいて時間も費やして、であるならば理解から遠かろうと、感情に対し自然とは言える」

つい仕事じみた物言いになり、未だに目を逸らしている。
世話をするにおいて、植物は自分に何も返してこない点で最も優れているのだ。それに比べて動物は、人間は。
花というのは結局物の例え。恐ろしいほど可憐だから直視できない。

「良い影響は得られてるのでしょう。
 義務でなく、心を満たす行いの自覚はありますから。
 だから今は、趣味一つやっていられたらそれで満足です」

「ああ、そういう……貴方以外にはそうそう言いませんよ。
 ……や待て、それこそ勘違いされてしまう。枯れるまでというのは俺から言える最大限の賛辞ではありますが、必要以上に重く受け取らないだろうとも踏んだので」

価値の話をしてるだけであって、まるで色ボケたと思われたらたまったものではないから。
言う相手は選んでいるつもりだ。相手は勘違いのないように取りなす気遣いと計らいに長けたレディであると。棘があると疑ってないが。

「時間が合えば──そんなこと言ったら、
 きっと合わせに来ますね、あなたは」

提案には少し悩み、しばらく歩いてから観念したように声を上げた。
(-428) 2023/09/09(Sat) 16:57:53

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「いりませんよ、あなたが出せる物なんか知れてます。
 ……ああ、あの時の。大した買い物じゃないんですが」

また少し不機嫌そうな声色が滲んで、
けれどそれは相手に起因する物ではないから、
何とか胸の内に抑えて、いつも通りの無関心さを作る。

「まずはスイートピーpisello odorosoは植えようかなと。
 それと花ではないですがルッコラの種を買いましてね。
 上手くできたらサラダにでもしてくれます」

あからさまに季節の花に期待している様子だったから、
別途で購入していた種の名を述べつつ、きちんとあの時買った物のことも言う。こんなところで嘘をついても仕方ない。

今年の春から今に至るまで菜園に触れたことはなかったが、
長く植物を手掛けてるのだから一度や二度手を出していたりはする。恥じるべきこともあるまい。

「秋の花の鉢も幾つか店に出るようになりましたから、
 手っ取り早いインテリアとしてならそっちを買ってください。
 多少は……来たる冬の寒気にも負けないでしょうしね」

どのみち手入れすることにはなるのだから。
種が欲しいと言われてはそれだけ教えるものも増えそうだし。
(-430) 2023/09/09(Sat) 17:12:06

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ

「す、すごく悔しい感じがするけれど何も言い返せない……」


知れてます、の言葉にぐっと拳を握って堪えた、何かを。
にしてもよくない質問だったかなと声色に滲む色を読み取っては内心首を傾ぐ。
だがこういう不安も大概は杞憂であることが多いとここ数か月の経験上、すぐに焦るようなことはせずに。

「へえ、スイートピーに……
ルッコラ!

 テオせんぱい、花だけじゃなくて野菜も育てられるんですね。
 すげ〜、自分が育てた野菜で作るサラダ美味そう……!」

ルッコラを選んだときの貴方の心情を知る由もない男は、素直に"花だけじゃないんだな……!"と瞳の輝きを強くしていた。尊敬のまなざし。
鉢も出ているよ情報に関してはふんふんと頷いていたものの。

「え〜っと、ちなみに……
 ……種から育てるのは難しいですか?」

今度はこてんと実際に首を傾いで問いを形にする。
此処から続く言葉は大抵予想が付くことだろう。
──『オレでもできますか?教えて欲しいです!』の、いつもの流れだ。
(-442) 2023/09/09(Sat) 19:58:34

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「そうでしょう?これで、今から私の感情を否定することは出来なくなっちゃったわね」

論理を並べ立てて語っているのを聞きながら、見られていないのを良いことに悪戯っぽく歯を見せて笑う。
初めて会った時よりもずっと、「ああ言えばこう言う」を見せるようになった女にあなたは手をを焼かされているかもしれない。
こっちを見ろと主張する花は、あなたの期待する植物の姿ではない。それそのものとは全く別のものだ。

「ふ、ふふ…っ!」
「ああ、信用されてるみたいでよかった!
 もちろん、あなたの言葉をそのままそっくり受け取るほど単純じゃないし」
「そういう事をしれっと言えるようなら、もっと上手くやれると思っているもの」

少なくとも、先ほどの問答をしている間は"そういった意味"で口にすることはないのだろうし。
愛だの恋だのに現を抜かすような人間には見えていない。

「賛辞であるというなら、ありがたく受け取っておくけどね」

「ふふ、分かってるじゃない」
「嫌だなんて言わないでしょ?あなただって」

分かりきっていた反応にまたおかしそうに笑う。
お互い忙しくならないといいわね、なんて話していれば。
カフェも視界に入るほど近くになって。夕刻頃になれば、客足も落ち着いているだろうか。
(-467) 2023/09/10(Sun) 1:32:47

【人】 Chiavica テオドロ


「……別にああしろこうしろとは思わないし、
 私情を挟んでしまうことの是非は置いといて……

 私が一部の上の人間に圧力をかけられるのすらまだいいとして、
 じゃあ我々はあの間のことを議事録に一体どう書いたらいいんですかね」

前時代回帰のルネサンスが警察署の流行りとかですか?
要らぬ苦労を負わされることより、道理の通らないそれら全てに怒りを覚え、不機嫌そうに荒れている会議終わりの警部補。

「はあ……ただ愚図なだけならば可愛げがあるんですが」

会議後のフォローアップだって上に回してほしいくらいだ。
文句を垂れながら任された仕事くらいはやってやるのだが。

#警察署
(115) 2023/09/10(Sun) 5:03:46

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「難しいとは言いません。
 寧ろ先の二つは初心者向きとさえ言えるでしょう」

視線にはばつが悪く目を逸らしつつ、
相手の言葉からその続きを見透かして、
口を開く前にこちらから続けざまに話をしていく。

「寒さに強く、そのおかげでこの時期から育てられるため、
 水やりの頻度は少なくていいし、虫や病も沸きづらい。
 ルッコラに至っては一か月二か月でもう食べられるでしょうね」

ここで一段落、ではなく。

「ただ、一から物を育てる以上は、
 覚えるべきことはそれなりにあります。
 漠然と水をやり、肥料を与えるだけでは良い物は育たない」

畳みかけて、反対のネガティブなイメージも並べ立てていって。

「土の整理に種蒔き、追肥……それなりに面倒くさいですよ。
 それでも投げ出さないと約束できるなら勝手に学びなさい」

言葉には嘘をつかず。それでいて相手を遠ざけるようなものを選んで。乗り越えてまだ関わりに来るなら向き合ってやる。
傲慢ながらも、男なりの人付き合いの形であった。
(-476) 2023/09/10(Sun) 6:37:26

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「今は、の話ですがね。
 理屈は通るのに根っこの所で奇妙だから、
 人の心というものは俺の手に負えないものなんです」

単に含みなく笑われる度に居たたまれない気持ちが湧いてくる。
むしろ向こうも分かりやすいくらいに打算的でいてくれたらよかったのだが、こう思うのすら最早失礼なんだろうな。

「こちらこそよかったですよ。
 勘違いされるのはたまったもんじゃありません」

「……何より申し訳ないですからね。返せる保証はないのに、
 比重ばかりがズレて……きっと傷つけてしまうんですから。
 知らないうちに恨まれでもしたらその時は遠慮なく喧嘩しますが」

決して人の想いなんかに対し誠実ではいられないのだから、鈍感でもいてはいけない。
必要な労力とも言える。現実を見据え続けるならば。

「何処かのタイミングで嫌と言えていたら、
 我々の関係もこうはなっていなかったでしょうね」

相性が良いなどとは断じて認めないが。
扉を開け放ち「Prima le signore」の一言と浅い一礼で、先の入店を促した。
(-484) 2023/09/10(Sun) 8:41:51

【人】 Chiavica テオドロ

>>119 エルヴィーノ

Gra─zieどーも

心配に及ばず、一声かけられたおかげで難なく受け止める。
そのまま開けてはしまわずに、一度手で弄んで。

「過激な奴と一口に言うならどこにでもいるでしょうが、
 お偉いさんだからそれを隠さずに済んでいるという訳。

 考えてもみてくださいよ。私が偉い立場になったら、」

タブを指で引っ掛けて、ガシュだの力強い音が鳴る。

「まずはそういう輩どもから検祭りに挙げてくれてます。
 正義などではなくただ此方の鬱憤晴らしの為に」

過激さでは負けていない。そう示した。

「……気の毒という言葉には及びませんが。
 わざわざ率先して引き受けてやってるんですから、
 それに見合うだけの下働きがあればそれで」

#警察署
(123) 2023/09/10(Sun) 9:58:17

【人】 Chiavica テオドロ

>>120 ニコロ

「どうせならドルチェもついていたら良かったんですが、
 そこまで欲しがるのは酷というものですかね?」

会議で疲れている者の筆頭として、
我儘の一つや二つも言いたくなるものではあった。

「ポルチーニ……boscaiolaようなものか。ではチーズクリームピザを貰っておこうかな。

 ついでに飲み物の買い物にも付き合ってくれると、
 あなたの弟分は嬉しく思いますが如何でしょう」

袋に入れてしまえば園芸品は対した重荷じゃないし。

弟分という言葉をどこかわざとらしく使うものの、
これでも懐いていることを示してはいた。
(124) 2023/09/10(Sun) 10:37:02

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「理屈だけじゃないっていうのが、人間の面白いところでもあるけど……
 私は、人間のそういうところを好ましいって思うし」
「あなたが手に負えないなんて思うのは……結局のところ、理解が出来ないからなのかしら?
 それとも、理解出来ても対応に苦労するから、なのかしらね」

はたまた他の要因なのか。
あなたの横顔を見ながら、これもまた単純に興味本位で尋ねている。
自分とは違う考えを知りたいという、ただそれだけの理由。
だから、あなたがこれに答える義務はない。

「恨まれる……ってことよりも、"傷付いてもいいから傍にいたい"なんて言われた時のことを気にした方がいいんじゃない?」
「あなたみたいな人には、そういった子の方がよっぽど近付いてきそう。
 申し訳ないからってきちんと断るんだろうなとは思うけどね」

無垢で一途で、純粋な架空の女の子を思い浮かべている。
他人ごとだと思って適当なことを言っているようにも見えるかもしれない。

「テオを自分のものにしようと思うなら、口先じゃどうにもならないだろうし。
 有無を言わさず抱き込んでしまった方がよっぽど効きそうよね」

これは、本当に適当なことを言っている。


「やだ、そう言われてた可能性があったなんて思いたくないわ」
「でもそうね、それなら今までのテオに感謝しなくっちゃ」

何だかんだ、そう言わなかっただけの積み重ねが出来たことを嬉しく思って。
一礼をするあなたに、「Grazie」と、わざとらしく上品に微笑んでみせる。
足を踏み入れれば、挽きたての珈琲の香りが鼻をくすぐった。
(-492) 2023/09/10(Sun) 10:40:03

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ


"難しいとは言いません"

その一言を聞けば『じゃあ』とすぐに声が出てしまいそうだったが、貴方の言葉がまだ続いていくと理解すれば噤んだ。
初心者向きの理由の後に並ぶ、正反対のネガティブイメージ。
耳にする作業は何も経験してなかった頃よりも大変だと分かる、伴った経験から得ている実感。
だから面倒くさそうに思いません、なんて取り繕いの即答はしなかった。
それでも遠ざけるようにして選ばれた言葉たちは、下手に好印象となるイメージを並べ立てるよりずっと、"誠実"なものに思えたから。

「──はい!約束します!
 大変でも投げ出さない、から!
 ……勝手に学ばせてください、また」

「オレ、好きだなって思って、花の世話をするの。
 大変でうまくいかないこともあるけれど、愛情を注ぐのって大変なんだなってわかるし。
 それにテオせんぱいの、仕事で接するだけじゃわからない一面も見えるし」

「だから……秋にも楽しみできたって思ったらうれしいです!
 あ、今度種とか土とか買いに行くの、ついてきてもらってもいいですか?」

オレ一人じゃ変なの選んだりしそうだから、と。
遠ざけられた距離をえいと乗り越えてきた男は、その先でおねだりも追加していた。
(-493) 2023/09/10(Sun) 11:10:15

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「……別に世の中の全てが理解できるとは思ってません。
 ただ俺は───不確定要素のある人との関わりは、あまり増やしたくないだけ」

相手に裏切られること。それ以上に自分が裏切ってしまうこと。それが起き得ないように気を張り巡らせる必要があって。これは何かに対する恐れとすら言えるのかもしれない。
低い場所を見て呟く横顔は薄く笑みを浮かべてはいるものの、嫌味たらしいというよりかは酷く自嘲的なものだった。

「本当に!いっそ恨んでほしいんですがね!
 ……百歩譲って、能力や性質に惹かれたとしましょう。
 けれどそれは前者ならビジネスパートナーである方がいいし、
 後者は───反りが合わないよりよっぽどろくでもない相性です」

半端に救われたくはない。
自分の歪みが肯定されるほど脆い救いの手もない。
そして己はもうその手のひらの上では生きていけない。それだけ。

「幸せにはなりません。誰も。
 テオドロひとりならどうでもいいが、哀れな女は一人でも少ない方が良い」

「───喚き散らしますよ。大の男が、床の上で」

今のところ最も可能性が高そうな方法を言われて寒気が走る。


「感謝するくらいなら相応の報いは欲しいんですが。
 ええ、それらの可能性を掴めなかったのは明白な俺の落ち度です」

己の甘さが見えてくるたびに、反発するかのように棘のある言葉が出る。音の鳴らないよう戸を閉じた店内では流石に抑えはするけども。

「うんと苦いエスプレッソでも飲みたい気分ですね、もう……」
(-517) 2023/09/10(Sun) 16:26:57

【人】 Chiavica テオドロ

>>127 ニコロ

「背負う……背負い込む、か。
 良いですか。誰かがやりたいって言うんだったら、
 俺は喜んで業務の一つ二つ寄こしてやるってんです」

ただ能力も意欲も持ち合わせた者は少ないものだから。
効率や──幸福指数の総量を考えれば己が呑み込めばいい。より上に預けるというのは流石に礼儀がなってないと分かるし。

「あともう一つ。……あんたの知っての通り、
 俺はこれでも自己主張が強いタイプじゃないですが」
「手を焼かせず、困らせるのは結構好きですよ」

本当に甘味が欲しかったわけではないが、それを聞き入れてもらったら溜飲が下がるというもの。
ピザをひと齧りして、広がる秋の風味に悪くないと頷く。

「本当はビールでも飲みたいですが……
 オレンジジュース辺りで勘弁してやりましょう。
 きっとコーヒーゼリーかティラミス等が合いますね」

濃厚なチーズにはさっぱりしたものが合うだろう。
兄貴分にちょっかいをかけつつ適当に食に想いを巡らせるのは、それなりに息抜きになって悪くない気持ちだった。

#商店街
(135) 2023/09/10(Sun) 16:47:31

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「はい。あなたが勝手に学ぶんです。……ただ、やり遂げることを約束するところくらいは評価してあげますよ。
 それが口だけでないことは知りましたからね」

面倒なものをある程度飲める相手だから、
学ばせる程度ならば煙たがりもしないでやろう、という形。

「思う儘にはいかないですが、うまく伝わればそれだけ成果で返してくれる。
 それが好ましく思えるのは向いている証拠でもありますね。──……それは教えたくて教えてるわけでないことを肝に銘じるように」

「ああ?はあ……予定は合わせませんが、空いてたら別に。
 どうしても行けなければ写真かメモは用意してやります」

そして一度面倒を見ると決めたら、それなりに律儀なのだ。
植物に対する姿勢と共通している。性分ともいえる。
(-519) 2023/09/10(Sun) 17:08:45

【人】 Chiavica テオドロ

>>140 ヴィンセンツィオ

「季節は、秋からの方がお好きだったりしますか?」

同じくそれなりに忙しない業務らをやり過ごして、
仕事場で顔を合わせるより幾分か険の抜けた男は、その印象と似た伸び伸びとした声で伺いを立てる。

折角の暇な時間を邪魔してしまうのも申し訳なく思って、すぐにでも別れられるように距離を保ってはいたが。

「印象、あるいは偏見の話ですが、そう見えたもので。
 厳粛且つ、どこか風情のある空気感が似合うと」

知らない一面は誰にだってあるのだろうが、春や夏の陽気に心動いている様子はあまり思い浮かばなかったものだから。不愉快に思われないといいが。

#街中
(145) 2023/09/10(Sun) 20:00:35

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「……うん、それなら分かりやすいわ。ありがと、テオの考えがまた少し理解出来た気がする」
「もしね、本当に自分ではどうしようもないと思ったなら。
 その時は周りに押し付けちゃってもいいと思うの、あなたには信頼できる人がいないわけじゃないんだから」

自嘲的なそれに、眉を下げる。いつか抱え込んで潰れてしまいそうだと思ったから。
苦しい原因の何もかもを切り捨ててしまうことが出来る人じゃないと。
自分でなくても、押し付けて逃げる先があればいいと思うのだ。

「じゃあ恨みを買うような振る舞いをしないといけないわね。
 優しさを見せたら最後、絶対に付け込まれると思った方がいいわ。恨んでほしいと思うならね」

自分は目の前の彼の性質に惹かれている。
魅せられてここにいるから、否定はしたくなくって。

「他人想いなのね。哀れな女は幸せじゃなくたってあなたの傍にいたいと思うかもしれないわよ?
 自分だけが幸せじゃなくてもいいなんて考えはね。
 少なくとも、私なら一蹴して抱き締めて離さないわ。一緒に不幸になってやるってね」

極論。幸せになる道があるなら最初から捨てたりはしないだろうし、あなたの言葉の真意を全て理解して話しているわけではないから。ある意味で理想論なのだろう。

ぷっ、あはは!
それ、すっごく見てみたいわ!
 そんな姿、一生かかったって見れないでしょうね!」

心の底からおかしそうに笑う。駄々をこねるあなたの姿、忘れられないだろうな。

「蔓を巻きつける花だってあるのよ。傍に寄せたが最後、絡めとられてしまうこともあるのよ」

勉強になったかしら?なんて。奥まった席に向かいながら、無邪気ないたずらっ子のようににまにまと笑みを浮かべてみせている。
その姿でまた、苦い顔を浮かべさせてしまうかもしれないな。
(-530) 2023/09/10(Sun) 20:06:20

【秘】 陽光の元で ニーノ → Chiavica テオドロ


あ、今褒めてもらえた……?
ちょっと褒めてもらえたかも……!?


評価してくれるらしい発言を聞けばそんな風に考えて心が浮足立つ。
表情にもまあまあ現れてしまっているが。

「へへ……向いていたらいいなって、思います!
 ので、テオせんぱいにそう言ってもらえて嬉しいです」

教えたくて教えているわけではない、は、わかっているのかいないのか、一応笑顔で頷いてはいたが。
そしてやっぱりこうなると面倒見がよいのだよな、とは数か月過ごして理解できたことのもうひとつ。

「オレが予定合わせにいくんでだいじょうぶです!
 じゃあまたその内に……楽しみにしてますね!
 喋る時間くださって、ありがとーございました!」

浪費になってないかな、なってたらまたごめんなさいをしよう。渡せるものは知れてるし……。
ひとまず話したいことを話し終えた一番弟子は満足気、引き留められたりしなければそのまま「じゃあ本日もお疲れさまでした!」と伝え、貴方のデスクを離れていくことだろう。
(-533) 2023/09/10(Sun) 21:20:23

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「生き方って簡単に変わるものじゃないんですよ。
 それが最善だと信じているものを、今更曲げるのは猶更」

失望されてはならない。失敗してはならない。
能力を示すことしか取り柄がないのだから、止まることはできない。親しい人は皆価値を持つが頼りないから、苦役を代わってやらなければ。

「共に不幸になることをよしとできるなら……それもいいんでしょうね。でもやはり、それは俺を好いた人の自分勝手な、自己満足でしかありません。
 傷つけるのすら許容してしまったら──まず俺が壊れます」

女を不幸にする男に価値はないから、背負ったならば応えたい。
けれど、自分にしかやれないのに、できない≠ニいうことを───もしもう一度認識してしまったら、とてもじゃないが今度こそ折れてしまう。そんな気がする。
これだけ足掻いてまだ少年のころから何も変わっていなかったら、最早生きていて何の価値がある。

根は本当に、ひとときの個人の利益より、常に全体の最善を進んで選び取るような男だ。自己犠牲を持っているというより、下手に自分を擲つのが最も効率的だったから、今も皆の幸福に還元されていくと信じて疑っていないだけの。
その歪みは幼少期から劇的に進み、生半可な言葉では正せないところまで来てしまっていた。

「……結果的に、俺を力尽くで捕まえて、
 何しようと勝手に喜んでるような女ならばマシそうに思えるのは……勘弁してほしいな。一生の頼みで見逃してもらいたい」

相手がそうという訳ではないが、困ったような視線が向く。
目の前にいるのが幼馴染でもなければなるべく完璧な姿でいたいのに、こうして弱みを見せてしまっているのは、良い傾向なんだかどうなんだか。
(-545) 2023/09/11(Mon) 8:46:35

【人】 Chiavica テオドロ

>>155 エルヴィーノ

「おや、私が早死にしたら清々しませんか?
 ……やれる仕事をやっているだけであって、そのやれること≠ェ増えてくれれば上々。出世に求めるものと言えばそれくらいですから」

同期達がとっとと出世してくれていたら私の仕事ももっと楽だったかもしれませんね。
そんな嫌味を付け足しておくのも忘れずに───とはいえ、言葉の節々で触れている通り、昔から大抵の物事は自分でこなして、押し付けたりするどころか態度はともかくとして手伝いを申し出ることさえあったのだが。

「各々が各々の望むポストに収まってたらいいでしょう。
 勿論、能力と向上心に見合うなら、ですが……

 だから現に私はあなたの仕事には口出ししてませんし。
 それよかよっぽど見るに堪えない生活がありますからね」

単純な寿命によるお迎え、という点ならばそっちのがよっぽどではないんじゃなかろうか。
コーヒーを傾けては、わざとらしく肩を竦めていた。

#警察署
(167) 2023/09/11(Mon) 9:08:06

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

/*
こんばんは!お世話になっております。
幼少時に誘拐された件ですが、ヴィンセンツィオさんが誘拐した側のグループの立場で立候補して下さったので、誘拐側の設定が増えましたためにこうして連絡させていただきました。

以下、箇条書き(一部頂いた秘話を引用)になります。

・27歳の時からぽつぽつと誘拐に関与するようになった
・動機はどうあれグループの理由は臓器売買で相違ない
・ノッテとは一切関係のない小さな犯罪グループを手引していた
・ヴィンセンツィオさんは実行犯ではなく手引する側の立場
・下っ端の教育や追跡されないルートの確保も出来ていないような段階の犯行
・当時手口が杜撰で三下のやり口だったというのも遠慮せず書いて大丈夫

と言う感じで共有させて頂けたらと思います。
連絡になりますので特に何か質問などなければこちらにご返信は不要です。よろしくお願いします〜!
(-548) 2023/09/11(Mon) 9:21:57

【人】 Chiavica テオドロ

>>152 ニコロ

「書類仕事に関しては最も期待してません。
 寧ろ振ってもらえると思いあがらないでください」

自分だけじゃないにしろ、誰が手伝ってると思ってるんですか。そんな意図が呆れたような声に滲む。

「割り振りも仕事のうちの一つですから、
 決して怠らないようにはしますがね。

 大抵は俺がやってしまった方が早いので……
 ……ああでも、人と接するような仕事は任せますよ。どう考えても俺には向いていないものなので」

社交性に溢れている性分でないのは明らかなので、
それは大義名分として扱える。数少ない隙ではあった。

「へえ。あんたに実現不可能なことを遠慮して言っておらず、真の形態を隠し持っているとしても?」

一度向くのは、冗談とも本気ともとりづらい薄い笑み。
それはすぐ解かれて、いつもの嫌味のある笑顔に変わるが。

「なんて。こういうのはガチで困らせないから、
 愛嬌がある程度に留まるんでしょう。
 俺は、あんたより手のかからない男なんでね」

#商店街
(168) 2023/09/11(Mon) 9:23:16

【独】 Chiavica テオドロ

/*
なんかすげえ設定きたな……(大喜び)
(-549) 2023/09/11(Mon) 9:23:55

【人】 Chiavica テオドロ

>>165 ヴィンセンツィオ

そのまま進み。ふと歩調を合わされていることに気づけば、遠慮を捨てて並んで歩き始める。

「景色も見せる顔を変え始める頃。そこに付加する出来事があれば感じるものもひとしお、ですか」

風を、視線を追いかけて向けた目は、近場に咲く花を愛でるのに適しているもので、何か特別なことを思うには至らなかったが。にしたって風流だなくらいは思う。

「御冗談を。慕うことはあれど、
 まさか悪い印象を抱くようなことはありませんよ。
 これから帰るところです。一度商店街に寄りますが」

園芸用土を切らしていたのを思い出して、と語る。
警察署から離れる時は、なるべく疲れや義務感を残さないように。普段から物事を切り分けようとする男ではあるが、今日はいつにも増して気分が軽いようであった。

#街中
(170) 2023/09/11(Mon) 10:36:22

【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ

「そうね」
「私が思う、楽になれそうな方法を挙げてみただけ。頭の片隅にでも置いてくれたらそれでいいの」

行き詰まって、途方に暮れた時の一つの選択肢になればいい。
何より能力のない自分に、あなたにとって最善の答えが出せるわけではない。ただ、あなたが苦しむようなことがあるなら少しでも軽くできたら良いと思うだけ。

「難儀ね」
「ううん、ちょっと私が軽い気持ちで言ったのも良くなかったわ。あなたにとってはそれだけ重たいことだったのよね」

過去に何かあったのだろうか、と思うけれど。まだそれを聞くには踏み込みすぎるだろうかと、迷った末に口を噤んだ。
折れてしまってもいいよと言うのは、それこそ自己満足に過ぎないのだし。
根幹が崩れてしまえば、何が起こるかもわからない。

ただ、自分を擲って周りの幸福に変える。その考え方一点においては、境遇が違っても理解できるものだ。整備されていないスラムで、小さな子供達を守るためならなんでも出来た。そんな時期も確かにあったのだ。貴方には話せてもいないことだから、伝わらないことだけど。

「……何もなければそんなことしないわよ。
ただ、譲れない理由が出来たなら…一生の頼みよりも、自分の感情を優先してしまうこともあるかもしれないけど」

カフェオレとパンケーキを頼んで、うーんと少しばかり悩んだのちそう答える。あくまで一般論、そんな顔で。

それにしても、あなたが自分に弱みを見せてくれるのは何故なんだろうな。嬉しいことではあるけれど。
(-554) 2023/09/11(Mon) 15:16:08

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「それを言うなら、曲がりなりにもデートだというのに、
 こんな話題を止めなかった俺にも一定の非がありますよ。……でも、そうですね」

「救いがあるとするなら、あなたはそんな気持ちで口を開けるくらい、あまり嫌がらずに聞いてくれた。俺の失態ではないと思わせてくれる───だからあまり気に病まないで」

結局のところ、一口に語ってしまえば女を曇らせる趣味が全く無いわけであるからして。育ってきた環境による人生観が違っていても、踏み込み切れず真に寄り添えることが少なかったとしても、相手を尊重する気持ちは変わらないのだろう。

「案外、耐えられないほど苦しいと思ったら、
 なりふり構わず重荷を投げ捨てているかもしれませんしね。
 その時は喜んでフィオレさんの所為にするとしましょう」

皮肉や軽口を、反対にある程度の受容として扱う。少々珍しい言いぐさであった。
言葉は決してこの男を変えることはなかっただろうが、その事象とは別に、積み重なるある程度の信頼というものはあって。つい口が滑るのもそういう理由、という言い聞かせを当人が行っている。

「目下で俺が考えるべきことは、
 迂闊に理由を作らないように動くことだけですね……

 恨みを買う振る舞いというのも難しいものだ。
 俺はこんなにも難儀な人間であるというのに、ね」

つり合いでも取るかのように、更に遠ざけるような言葉は吐くのだが。宣言通り濃いエスプレッソを頼んでは、翻弄されて疲れ切った顔。
(-562) 2023/09/11(Mon) 17:46:01

【人】 Chiavica テオドロ

>>178 ヴィンセンツィオ

「毎年来るから、その都度楽しめる人の方が豊かに生きられる、という訳ではありませんか。
 ……花を通せば季節は大体感じられると思っていましたが、
 俺は少々、植物以外には無頓着すぎる気がしますし……」

季節に不随する思い出、無いな。対して思い出そうともしていないが、あまりにも記憶の比重が偏ってることくらいはすぐに分かった。

「それもまた……嬉しいですが買い被りすぎですよ。
 ええ、季節が変わる、ということは、
 種蒔き時期でもあるということに他なりませんから。
 
 育てたいものがあり、それに適した土があり……
 それがつい最近思いついたものだと、
 事前から備えておくというのもどうにも難しくて」

今はまだ、向かう先までも合わされたことには気づかない。
気づいたところで一枚上手を行かれた、と感じる程度でやっぱり気まずく思ったりなどはしない。

#街中
(182) 2023/09/11(Mon) 18:47:06

【人】 Chiavica テオドロ

>>173 ニコロ

「あーあ、面白くない。
 やっぱり少しは無理難題を言おうかな」

そうは簡単にできないことも見透かされていそうで、本当に癪である。ハッキリ言って感謝こそしてはいれど、そんな何でも吞み込めてしまいそうな面構えが面白くないのだ。

俺にとってはずっと何から何まで憧れの兄貴では居てくれやしなかったくせに。独り相撲とさえ言えよう。

「アリーチェも、或いは他の同僚の十分手がかかるから、
 あんただけの特技なんかじゃありませんよ。下の方向に競うのも大概にしてください、ガチョウの脳でも持ちたいんですか?」

軽口に対する皮肉の応酬。少し歪みはしつつも、未だ親愛の形として留まっている、情の形だ。

「……ピザが冷める前にはとっとと行きますよ。
 迷わないでくださいね。道のナビゲートは専門外ですから」

#商店街
(184) 2023/09/11(Mon) 19:03:50