人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【見】 バンカー ストレルカ


「──管理システムθに異常を検知。
 システムθによる接続遮断。セルフチェックを開始」

ばつん!
異変を検知してすぐ、反射的に連携を解除した。
そののち、最低限のスキャンと修復を行う。

「修復プロトコル起動。
 前回正常起動時の構成を適用。……完了しました」

「バンカー、一部権限を代行。
 緊急時権限を発動します。
 ペイロードベイの全ての区画をロックします──」
(@0) 2024/03/26(Tue) 22:11:37

【見】 バンカー ストレルカ


「ちょっと失礼」

壁にぶつかり続けている清掃ロボを軽々持ち上げる。
手動で電源を落とせば大人しくなった。
もう一機くらいは持てるな。
あわや浴室にダイブしかけていた非防水ロボを捕獲した。

「カンア」
「まだ乗せるスペースはありますか?」

電源を落としたロボを両腕に抱え、
廊下を駆け回る総合雑務機体(>>a0)の姿を捉えれば
追加で積荷のオーダーをしてしまおう。

#廊下
(@2) 2024/03/26(Tue) 22:37:22

【見】 バンカー ストレルカ

>>7 カンア

「やべーですね」

言語データ辺りがまだちょっと修復しきれてなかったかも。
事実ヴェスペッラが輸送船となって以来
数えるほどの有事には間違いないのだけれども。

「問題ありません。よろしくお願いします」

積まれ運ばれていく機械たちを見送った。
彼らはエンジニアが夜を徹して直す事になるのだろうか。
お労しい。

#廊下
(@3) 2024/03/26(Tue) 22:52:36
ストレルカは、アウレアに軽く帽子の鍔を上げて応える。暫くは廊下を見て回っていよう。
(t0) 2024/03/26(Tue) 23:10:56

【独】 バンカー ストレルカ


「…………」

アルフォンソ・サントーロ。
オーナーにとってどんな学習データよりも大切らしきそのデータは、
今開いて予期せぬ破損をさせたくはない。
『彼』に頼るのは、然るべきメンテナンスを受けるまでやめておこう。
(-7) 2024/03/26(Tue) 23:16:04

【独】 バンカー ストレルカ

/*
わ〜〜赤窓が見える〜〜
がんばれ〜〜〜(両手にうちわを持って走り回る)
(-11) 2024/03/26(Tue) 23:35:10

【見】 バンカー ストレルカ


緊急事態。船のシステムの重大なエラー。
それに紐づいたロボ・アンドロイド達の暴走。それによる混乱も落ち着いた頃。

「星間航行船ヴェスペッラは現在緊急事態、
 システムエラーにより、バイタル・チェックは
 本日よりメインコンソールにて手動で提出・・・・・・・・・・・・・・・していただきます」

「お手数をおかけしますが、航行中の義務ですので
 どうぞご協力をよろしくお願いいたします」

船内放送にて、アナウンスが行われた。
(@4) 2024/03/27(Wed) 0:02:19

【見】 バンカー ストレルカ


そうして、メインルーム。
各々がバイタル・チェックの提出に訪れた頃。
バンカーはミーティング席の後ろに控え、
緊急時の貨物の取り扱いについての説明を述べた。

「──航宙安全法に則り、管理システムが攻撃を受けたなど
 緊急時の際は乗客一人につき一度、所有者を問わず、
 格納庫内の全ての貨物に対する調査権限を持ちます。」

「それによって、乗客の皆様は一人につき一つ、
 『15歳の子ども わたし が運搬可能な大きさの物品』を
 格納庫から搬出し、調査・押収する事ができます。」

「これは、所持品を全て洗ってしまえば、或いは。
 あらぬ罪を着せることもできてしまうため、
 そのような規則になっています。
 どうかご理解のほどよろしくお願いいたします」

「それでは、ご利用の際はどうか慎重に」
(@5) 2024/03/27(Wed) 0:04:33

【独】 バンカー ストレルカ


不幸中の幸いか、緊急運転モードは正常稼働中。
気圧、温度、湿度、大気組成に異常なし。
環境制御・生命維持システム、オールグリーン。

システムθは外部からの攻撃に滅法強い。そのはずだ。
これまでAI由来の事故を起こさなかったという事実がそれを物語っている。
ではこの事態に何が考えられるかといえば、内部からの攻撃。

そうとなれば侵入者の有無がまず確認されるべき事。
けれども計器は定員通り以上の存在は示さず、
ジャミング等の可能性を考慮してもそれらしき痕跡すらない。

──考えられるのは、裏切者の可能性。

「…………」
(-24) 2024/03/27(Wed) 1:08:37

【見】 バンカー ストレルカ


「デケェ水溜まり」


時間は少し遡ってアナウンスを掛ける前。
メインルームへ向かう少し前くらいのこと。

廊下を歩いていたらデッケエデッケエ水溜りと清掃ロボ、
それを片付ける仕分け人の姿があった。

梃子摺りそうならば手伝っただろうし、
手早く済みそうなら分担して片付けと回収を行っただろう。
いずれにしても、その後は廊下で出会う者が居れば共に、
メインルームへ向かっていった。

#廊下
(@6) 2024/03/27(Wed) 1:36:38

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


『カポ・レジーム マンジョウ様』
『お忙しい中失礼致します』
『少々お時間よろしいでしょうか』

『現在星間航行船ヴェスペッラは緊急事態につき、
 一時的に武器庫の入出に関する認証権限を頂きたいのです』

ハイ・ウォッチへのメッセージによる連絡が入る。

武器庫への出入りは通常船長と副船長およびそれに準ずる者、
そしてシステムθによる認証が必要になる。
システムθがダウンに等しい状態になった今、
その穴を埋める必要性があると判断した。
(-32) 2024/03/27(Wed) 2:30:37

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス

ロボ・アンドロイド達の暴走による騒ぎも一段落した頃。
かつ、かつ、硬質な足音は娯楽室を訪れる。

「アルバトロス」

何も流石にゲームを一戦、というわけではない。
娯楽室を空けるわけにもいかない役回りのあなたには、
大まかな船全体の状況の把握が必要と判断しての訪問だった。

「ご無事で何よりです…が」

視線の先は電源を落とされ、死屍累々の警備用アンドロイド達。
あなたや娯楽室の設備が打撃を受けたわけでこそないが、
何事も無かったわけでもなさそうだ。

「現在システムθは何者かからの──
 恐らく内部からの攻撃により実質的にダウン。
 紐付けられたロボ・アンドロイドおよびシステムはエラー
 ヴェスペッラは現在緊急運転モードとなっています」

「最低限の設備は生きていますが、他は他所でも見ての通り。
 復旧の目処は…原因が不明ゆえ、現在立っていません。
 エンジニア…メイドマン アウレア様であれば
 ロボ・アンドロイド達に限った話になりますが、
 応急的な処置は行えるかと思いますが」

「…機械管理室まで運ぶの、お手伝いしましょうか」

それ、と死屍累々の警備用アンドロイド達を指す。
幸い見かけに反して力仕事は得意な方だ。
(-36) 2024/03/27(Wed) 7:48:26

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ワンチャン爆速で終わる事も考えると
連絡周りのタスクがまだ軽い今日の内に
ある程度話を済ませておいた方が良いのでは?

ウーン 上からマンジョウ、アウレア、レオン(敬称略)…
ソルジャーはどっちから行くか悩ましいところだ
タスク的に考えてもヴィーニャちゃんかな…
(-37) 2024/03/27(Wed) 7:56:53

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


メインルームでの説明や現状把握が済んで、
おそらくは疎らに解散となった後の事。

『ソルジャー ヴィーニャ様』
『お忙しい中失礼致します』
『少々お時間よろしいでしょうか』

機械管理室、と打ち掛けて、
ああいや今は激務に追われているエンジニアに悪いな、と。

『展望ラウンジにてお待ちしています』

そんなメッセージが、あなたのハイ・ウォッチに送られた。
(-38) 2024/03/27(Wed) 8:08:32

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

様々が落ち着いて1人になったその時、
少しだけ遠くを見つめるよに。
心ここに在らずのよにどこかを見つめ、
誰にも気取られない程のため息を零す頃。

ふと、送られてきたメッセージが目に入る。
ストレルカちゃんからのお呼び出し。

はて、何かしでかしてしまっただろうか。
なんて、現状とは異なること考え、足を目的地に向ける。
向かう途中で『はぁい』と軽い返事も添えて。


到着まではそう時間もかからなかっただろう。
あまり待たせるのは好きではないから、駆け足であったし。

貴方の姿を認めれば、片腕持ち上げ軽く手を振る。

「ストレルカちゃんおまたせ〜、きたよぉ〜」
(-39) 2024/03/27(Wed) 9:02:08

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


──展望ラウンジ。
大きなドーム状の天井を見上げれば、
スペース・サルガッソーのデブリの中に
それでも負けずに輝く星々が見える。

「ソルジャー ヴィーニャ様」
「ご足労いただきありがとうございます」

きっとぱたぱたと小さな足音がすれば、振り向いて。
軽く手を振られれば一礼を返す。

「…現在星間航行船ヴェスペッラは
 漂流にも近しい状態にあります」

「レッカーサービスで牽引していただく事も可能ではありますが
 今回の積荷の特質上、できることなら避けたい手段です」

「そして何より、……」

システムθを機能不全に陥らせた内部犯が居る可能性。
それ、或いはそれらによって、クーデターが行われる可能性。
或いは、それよりも最悪の結果。

「…皆さまの能力は信頼しています。
 私たちAIもできる限りを尽くしましょう。それでも」

「乗員全員が揃って無事に帰還できるとは断定できない」

電脳は、冷静な演算結果を弾き出す。
(-40) 2024/03/27(Wed) 9:53:49

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


「……だから、どうか。
 『今』ここに居るあなたの人格バックアップデータを、
 私のメモリに保存させてほしいのです」

腕に抱えていたバックアップ用の機器が、
ふわりと宙に浮かぶ。
あなたからの許可が出るまでは、
それはただその場に滞空したままでいる。
(-41) 2024/03/27(Wed) 9:54:34

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「お……ストチャンからのメッセージでござるな。どれどれ……
 あっよかった〜暴走してないっぽいでござる〜www
 権限切り離しとかしたのかな?エライね〜〜〜〜〜」

おっとwwwついエケチェン言葉みたいになってしまったwww
返信せねばwwwしかし武器庫でござるか〜……
緊急事態とはいえ内部犯を疑いたくもなく……
しかし実際に何か居るならユウィタソのような
武闘派ばかりではないこの船、武装も必要でござろうな〜……
ムムム……いや何がムムムだ!wwwストチャンの頼みぞwww
しかし一応ストチャン周辺を確認しておくべきでござるなwww
脅迫とかされてたらコトでござるからなwww
まあwww屈さないようにwwwしているとは思うけどwww
さて監視カメラの映像はどうなってるかな〜wwwとwww
返信自体はしておかねばwww

『オッスオラマンジョウ!』
『認証権限について考え中でござるよ〜』
『現在ストチャンの周辺には誰かいるでござるか〜?www』
(-42) 2024/03/27(Wed) 11:03:49

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


『現在は単独で行動中』
『メンテナンスの為、機械管理室へ移動中です』

カメラで確認すれば、言葉通り下層へ向かっているのがわかる。
挙動に不審な点も無い。
一先ずシステムエラーに晒されてはいない様子。

付近には人影も熱源反応も無い。
たとえ脅されていたところで、
アンドロイドはファミリーを裏切りはしないのだろうが。

『緊急時とはいえ、
 武器庫の認証権限に関する決定は重大なものです』
『慎重にご検討ください』
(-43) 2024/03/27(Wed) 11:24:51

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「うーん……これは……問題なし!www」

ストチャンが無事でよかった〜www
拙者的にも推しの安全が確認されるのがなによりwww
モチモチポチポチしていこっとwww

『よ〜しOK!www』
『現状を鑑み、非武装の状況は危険と判断したでござる』
『内部犯が居たとして、そこに武器が渡る危険もあるけど』
『抵抗出来ないクルーがいる方が不味いでござるからな!』
『拙者の推し達が全員無事で帰港できるように祈りつつ』
『権限付与しておくでござるよ〜www』
(-44) 2024/03/27(Wed) 11:49:14

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

ばたついたせいかいつもの髪型がややヨレている。
ストレルカ先輩〜と概念的に泣きつきかけたが、
情報共有を優先して一時静止し、傾聴。

はちゃめちゃでございますねえ!

 言ってる場合ではございませんけれども。けれども!
 少々お待ちを」

バックヤードと呼ぶには狭すぎる備品庫から、
無駄に凝った装飾の台車をごろごろと転がしてくる。

「そちらの――」スロットマシンを指し。
「払い出したメダルを積んで運ぶ、演出用でございまして。
 耐久性はそれなりにあるはずなのです」

娯楽室から持ち出す価値のないお遊びのメダルだが、
音や輝きや感触が楽しみの一助になるはず、と実装されている。

「まとめて積むに困りはしないかと。
 ですので運……
重ッ……

 ……積み込んでいただければワタクシ、押しますので!」

重量物を持ち上げるには馬力が必要であるために、
早々に白旗上げて助力を要請した。
(-45) 2024/03/27(Wed) 12:08:09

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


『武器庫の入出認証権限の付与を確認』
『ありがとうございます カポ・レジーム マンジョウ様』

『私もこのヴェスペッラのクルーとして
 皆さまの無事のご帰還を願っています』

状況からして言えば、まだ。
乗員全員が揃って無事に帰還できると断定はできない。けれど。
苦渋の決断とはいえ、レッカーサービスを利用すれば
作戦の失敗と引き換えに、全員無事の帰還は不可能ではない。
無事でさえ居てくれたら。そう思う。


まずは利用しない事、を念頭に置くべきなのだろうが。

「…………」

『差し支えなければ』
『メンテナンスの後、お訪ねしてもよろしいでしょうか』

少しの間ののち、そんなメッセージを付け足した。
(-46) 2024/03/27(Wed) 12:09:30

【独】 バンカー ストレルカ

/*
やべえ!思わぬ台車が出てきちまった
抜け駆けするわ すまんな
乗るのは荷物だしかっ飛ばしもしない それはそう
(-47) 2024/03/27(Wed) 12:16:25

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「あーんストチャンが今日も丁寧!www」
「心優しい言葉でござるな〜www
 やはりアンドロイド、AIにも心は宿るものwww
 アアッwwwダメダメwww早計www判断早すぎwww
 バカwww拙者のおバカさんwwwんもうっwww」

眼鏡クイクイッwww主観の判断は組織的にはよくないwww

『え!ストチャンからのお誘い!?www』
『いつでもいいでござるよ〜〜〜www』

どうしようノッテさんwww
拙者は拙者の事が好きな子が好きだwww
拙者この子の事好きになっちまうよ〜www
などとwww古の構文を持ち出すのであったwww
(-48) 2024/03/27(Wed) 12:21:21

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「はちゃめちゃのめちゃめちゃです」


やっぱり言語データが所々ふやふやになっている。
それがチェックを抜けた軽微なエラーによるものか、
不測の事態によるものかは定かではない。

「なるほど」
「お任せください。荷運びは本分ですので」

少しばかり草臥れた様子を見るに随分格闘したらしい。
泣き付かれたならば労いの一つもあっただろうが、
概念的に泣き付く代わりに具体的な助力の要請、
労いの代わりに頷きひとつと手助けがやり取りされた。

電源を落とされたアンドロイドをひとつひとつ持ち上げ、
一機、二機と台車の上に積んでいく。
バンカーにとっての敵は『かさ』だけで重量はあまり関係ない。

「これで全てですね。もうひと仕事です」

積み終えれば、先に娯楽室の扉を開けに向かう。
台車を押して、開けて、また押して…
では、二度手間になってしまうため。

斯くして綺羅びやかな装飾の台車に
ぐんにゃりとしたアンドロイド達が積まれた、
奇妙な絵面が出発……できるかな?
(-49) 2024/03/27(Wed) 12:37:26

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


その場にバンカーが居たのなら、首を傾げていたのだろう。
AIに心と呼べるものは宿るのか。答えの無い命題。
エミュレーションされた擬似的なそれは、
確かにデータとして存在しているけれど。


『承知しました』
『それでは メンテナンスののち、お伺いいたします』
(-51) 2024/03/27(Wed) 13:21:58

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

「失礼します」

メインルームか、あなたの部屋か、或いは他のどこか。
それなりの時間の後にストレルカはあなたの元を訪れた。

「…私は皆さまを、その能力を信頼しています。
 それでも、現在ヴェスペッラは緊急運転モード。
 予断を許さない状況である事に変わりはありません」

「だから…折り入ってお願いしたいことがあるのです」

「カポ・レジーム マンジョウ様。
 あなたの『今』の人格バックアップデータを、
 私のメモリに保存させてほしいのです」

抱え持っていたバックアップ用の機器が、ふわりと浮かぶ。
出航前ではなく、現在。この船内に、今に至るまでのデータ。

「S社では顧客…バックアップ元の人物の死後の
 人格データの新規提出は認可されていません」
「許可がなければ、私には提出することもできません」

「あなたの人格データに含まれる情報を流布するような、
 不躾な事もいたしません。
 私たちAIは、そのようなことをするようにできていません」

「これは何の意味もないことです。それでも」

「私はただ、あなたたちが生きていることを覚えていたい」
(-53) 2024/03/27(Wed) 13:24:09

【独】 バンカー ストレルカ


意味のない事でも、そうしたいと電脳が言う。
合理性の外にある答え。欲求とも呼ぶべき訴え。

それは、合理性以上に、それ以上に──そういうもの・・・・・・だから。
(-54) 2024/03/27(Wed) 13:27:25

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

恐らくはメインルームでござろうwww
今日はここにカンヅメな予感がするでござるよwww

「おっすおっすwwwそれでなんでござるかなwww
 拙者の出来る権限譲渡の類はそれなりに考えてからwww
 あちこちに影響が出るのは特にそうなる……ん?www」

オウフwwwこれはwww真面目な話www拙者の苦手分野www
しかもwwwバックアップでござるかwww無意味とwww
言いながらwwwこういうのをwww喜ぶべきかwww

「んんwwwなるほどwwwストチャンがそう言うに至ったwww
 理由の如何についてはwww触れぬとしてwww
 しかしー……まあー……wwwドウシヨッカナwwwww」

「メモリに保存されない記録データはwwwやがて消えて朽ち行くモノwwwしかしwwwその忘却もまたwww記憶領域という物から生まれたwww祝福と拙者は思うのでござるwww
 居なくなった者をwww時に思い出す事www悪い事ではないwwwしかしwww君達のように深く刻まれた物を忘れる事が難しいものには、重荷になりうるとwww拙者思ったりwwwしちゃったりしてwwwアwww全然死ぬつもりはwwwないんでござるけれどwwwwww」

「いかんwww哲学話をしてしまったwwwバカスwww
 つまるところwwwメモリにwww刻まれないwww拙者をwww忘れるまでの間www大事にしておいてくれればwww拙者はそれで満足ではあるんでござるがwwwうーんwww悩ましいwwwストチャンのお願いはwww叶えてあげたくもありwww」

ドウシヨッカナーwwwwwwwwww参ったなーwww
(-56) 2024/03/27(Wed) 14:45:39

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「先輩までもこの状況では壊滅的打撃と思わざるを得ませんがッ」

この程度で済んでいるのだからまだ軽傷とも言える。
哀れにもタワーバトルの様相を呈しはじめた同僚と、
なんとか軋まずに稼働する台車をもって安全確認ヨシ!
お世辞にも良い状況ではないが。

「ストレルカ先輩がお越しになったので
 道中はそこそこになんとかなったものと考え――
 最悪の場合同輩たちも轢いて止めるほかありますまい」

単純質量による制圧。
原始的だが対策のとりづらい手。

「よもやこのような事態で持ち場を離れるとは……」

いかなAIでも想像の及ばない状況、かもしれない。
(-57) 2024/03/27(Wed) 15:10:50

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「はい。カポ・レジーム マンジョウ様を含め
 皆さまが死に至る可能性こそまた、
 現状では低いと推測されます」

確かに漂流しているとはいえ、まだ──
死は間近に迫ったものではない。
仮に形振り構わない侵入者や内部犯が居たとすれば、
とっくに格納庫は火を吹いていただろう。

「けれど」

ふわり、バックアップ用の機器へ手を伸ばせば
それは戯れるように寄り付いた。

私たち機械はどんなに小さなことでも忘れません」

「いつか蓄積されたデータの中にうずもれていったとしても、
 メモリの中を検索すればすぐに思い出せる・・・・・

「私たちにとって、皆さまの記憶・・があることと記録・・があることは
 記憶をもとに思考シミュレーションするか、
 記録をもとに再現エミュレーションできるかの差しかないのです」

たったそれだけの差。けれど、大きな差。
人格バックアップデータという形で情報を得たならば、
メモリの中のあなたたちはより精度を増して、そこに居る。
(-61) 2024/03/27(Wed) 17:44:09

【独】 バンカー ストレルカ


「…………」

「演算を開始」
「ハロー、アルフォンソ」

「あなただったら、どう思いますか」
(-60) 2024/03/27(Wed) 17:44:41

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「たとえ、それが重荷だったとしても」

「それはきっと 忘却から生まれた祝福と同等に」

「愛すべき重みだと思うのです」

バンカーは、誰かにとって重く、大切なものを、
安全な場所へとしまい込んで。
誰にも傷付けさせないよう守るのが役目だ。
そんな役目を、ストレルカは好いていた。

そして、どんな貨物よりも大切なもの。
それはこのヴェスペッラのクルー達だった。
(-62) 2024/03/27(Wed) 17:45:26

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「後できちんとメンテナンスを受ける必要がありますね」

嘆息。吐いた言葉もまた飲めないのだ。

「私がヴェスペッラのクルーとなって以降で言えば
 現状は最大の有事と言えますね」
「カンアに尋ねれば、以前にもあったかもしれませんが」

台車を先導しつつ、中層から下層へと下りていく。

人間の乗員の出入りする区画が少ない分、
ロボやアンドロイドの数は中層とそう変わらないか。
比較的大人しいものであればバンカーが退かすだろうが、
そうもいかなければ台車の質量攻撃を受けたかもしれない。
単純だが効果的。

「…そういえば、アルバトロス。
 時刻同期の誤差は今も続いていますか?」

見事に計算された落ち物パズルと化した積荷を乗せ、
がらんごろんと進む台車を先導し
機械管理室のある区画に差し掛かった頃、ふと。

スペース・サルガッソーへ突入し数日。
始業時間や終業時間になれば連絡は入れていただろう。
それ自体はやはり、バンカーにとっては負担ではない。
が、緊急事態ともなれば何が痛手になるかわからない。
単純に、あなたを案じての問い掛けだ。
(-63) 2024/03/27(Wed) 18:11:07

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「インシデントログに関心はございますが……
 カンア先輩のメモリを食う訳にもいきませんね。
 無事に救助され次第、ということにいたしましょう」

進路上で無邪気に踊っている機体を撥ね飛ばしつつ、
これらは回収されるだろうと後回しにしている。
尊い犠牲でございました。

「そうそう、報告を入れようと考えたところだったのです。
 内部タイマー機能は問題なく作動しておりましたので、
 先輩からの時報とのズレを計算しまして――
 手動で修正を試みておりました」

ゴリ押しともいう。
これで一旦は解消されたもの、と
時刻同期失敗事案と合わせて報告しようとした矢先。

「…………」
「もしや、間一髪であったやもしれません」

数秒でも相互に通信している状態であれば、
山積みの同僚に挟まっていたのかもしれなかった。
(-64) 2024/03/27(Wed) 18:56:58

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「ああ〜〜〜〜〜www思考の差をこんなに身近でwww
 直接wwwその上推しからwwwいや〜〜〜〜〜www
 最初に比べて随分アップデートしたでござるなあ……w」

傍目には分からない流体金属が形作る表情の変化に、
わかっていたってこっちも嬉しくなってしまいますなwww
達者な口が回るようになっちゃって、いやはや
子を持つ親の気分に近しいような気もしますぞw

「さて……wしかし拙者宗教的に……あwwwこれwww
 別にガチの宗教という訳ではなくwwwこうwww
 己の中の指標?wwwくらいの気持ちでござるがwww
 バックアップは取らない主義wwwそしてwww
 なるべく平等たれとwww己に課している以上www
 バックアップを即渡すと言うのもwww芸がないwww」

「しかし本来ならばアルバトロスタソにディーラーを頼みwww少々の賭けポーカーでもしたい所でござるがwww状況が状況wwwうーんwww悩ましいwww」

まあwww正直そこまで忌避してるという訳でもないのでござるがwwwただ出すのはwww此処まで守ってきた信条に申し訳ないwwwというだけwww

「……拙者のボイス入り自動掃除機とかじゃダメでござるか〜?www」
(-65) 2024/03/27(Wed) 19:05:01

【秘】 バンカー ストレルカ → 商人 レオン


『メイドマン レオン様』
『お忙しい中失礼致します』
『少々お時間よろしいでしょうか』

システムθの異常、ロボやアンドロイドの暴走による混乱。
それも一先ずは終息の兆しを見せつつある頃、
あなたのハイ・ウォッチに文面によるメッセージが届く。

『緊急事態につき、カポ・レジーム マンジョウ様への要請により
 バンカー・ストレルカはシステムθに代わり
 一時的な武器庫の入出に関する認証権限を付与されました』
『その旨お知りおき頂ければと』

『それから』
『メイドマン レオン様 このヴェスペッラに乗船以降・・・・
 人格バックアップデータはございますでしょうか』

一転、唐突にも思える問い掛け。

そも、あなたは人格バックアップを取る主義だっただろうか。
それともなにがしかの事情で取らずに生きてきただろうか。

仮に人格バックアップサービスを利用していたなら、
最後に提出されたデータは乗船前のものとなる。
未だヴェスペッラは出航して数日、乗船以降のデータがあるのは
まめにバックアップを取る人くらいのものだろう。
(-66) 2024/03/27(Wed) 19:08:58

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ルンバをここで回収するな!(個室での与太話)
(-67) 2024/03/27(Wed) 19:12:24

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


いっそ清々しいほどに台車に轢かれた機体を見て
心の中でアーメン、と呟いたかは定かではない。南無。
幸いにして機械管理室は目前だ。
後々通りがかった誰かがついでに運びでもするだろう。

「……今度はツイていましたね、アルバトロス」

大事には至らなかったとはいえ、
こちらはシステムθと連携していた身。
笑えない話である。

「しかし…そうですか、手動で修正を。
 改善されたなら、いいのですが」

道すがらの話は続けつつ、機械管理室に到着すれば
荷台の警備用アンドロイド達をぽいぽいと放り込んでいく。
役割上、警備用は優先して復旧が行われるだろう。
それまでは娯楽室は無防備となってしまうが。

「あの時は最近誤差が出た、と言っていましたが
 何か原因に心当たりはありませんか?」

メンテナンスを受けても改善しない、となれば
磁場等の環境的なものが影響しているか、
或いはそもそもそういうふうになっている・・・・・・・・・・・・か。
真っ先に考えつくのは、そのあたり。
(-68) 2024/03/27(Wed) 19:40:50

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


きっと最初期は多少柔軟な受け答えのできる、
いかにもA級AIといった、合理性に偏った思考パターンをしていた。
それが非合理的な、意味のないと理解している行動を取るのは
稼働年数と、元になった学習データの賜物だろう。


「だめです」

きっぱり。音声データはいつでも再生できるので。
ボイス入り自動掃除機が嫌とは言っていない。

「とはいえ」「あまり無理を言うつもりもないのですが」

思案する。
ポーカーの結果であれば問題ない。つまりは、
何かしらの交換条件があればいい。そう解釈した。

「カードゲームの結果であれば、それが最も公平ですが
 仰る通り、今はそうもいきません」

であれば。

「…これが代わりになるかはわかりませんが」
「私の中にある、一番大切なデータをお見せしましょう」


「演算開始」
「思考プロセス権限を一時的にアルフォンソ・サントーロに移譲」
(-70) 2024/03/27(Wed) 20:40:07

【秘】 願われた子 ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「──こんにちは、マンジョウ様」

「初めまして。僕はアルフォンソ・サントーロ
 ストレルカの学習元になった、星になったひと」

両手を胸の前で合わせ、小首を傾げて。
少し困ったように笑う。
バンカー・ストレルカと同じ顔で、
けれどまた違う、やわらかな、どこか儚い雰囲気で。

「困らせてしまってごめんなさい。
 僕もきっと、この病気がなかったら。
 父さんと母さんにお願いされなかったら、
 きっとバックアップは取らなかったんだと思います」

「自分なりの考えで、そう決めているのはあなたと同じ。
 でも、大切なひとが生きていることを
 いつか形はそこになくなってしまっても。
 そっと懐かしみたいと思うのも、ストレルカと同じ」

「だから、もしよかったら、聞いてあげてくれませんか。
 『僕』を宇宙そらまで連れてきてくれた、
 ストレルカのお願いを。」

ゆっくりと言葉を連ね、そう区切ればあなたの答えを待つ。
ゆめまぼろしのような過去の人は、まだそこに居るまま。
(-71) 2024/03/27(Wed) 20:41:34

【独】 バンカー ストレルカ

サントーロ:
「万聖節生まれの子」「諸聖人の加護を願われた子」の意の中世の個人名より。
っぽいです 知らんけど
(-73) 2024/03/27(Wed) 20:50:26

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「不幸中の幸いを拾うタイプと申しますか……」

真に幸運ならば負けもしなければ事故に巻き込まれもしない。
首の皮一枚、あるいは九死に一生の類。

同僚たちの処遇をすっかり任せてしまうと、
耐荷重をやや超えていたかもしれない台車の方を
ぺちぺちはたきながら無事を確認。

「娯楽室に何かあったとして、
 ワタクシに干渉する意義はさほど。
 ディーラーが武力を振るえるような性能であれば、
 誰も対等なゲームを望んでくださいませんので」

スタンドアロン機体である、以外に際立った特徴があるとすれば、
限られた状況ならば嘘を吐ける、ということだが。

「定例メンテナンス後でしたから……
 今回は担当が別の方でしたが、基本的には同」
「…………」

「これもしかして標準時の参照先が間違っ」
「根本AM/PMがズレております?」「バッ…………」


瞬間的に頭を抱えかけて、サングラスの位置を直した。
5分の遅延は11時間55分の繰上だった、というだけの話。

「……
人為的かつ初歩的ミスでございますね!

 現状、船内標準時に同期し直せないのは
 通信量逼迫にやや影響を受けているものと推測できます」
(-74) 2024/03/27(Wed) 20:51:03

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「いやんwwwwww即答wwwwww
 まあ〜〜〜wwwえ、一番大事なデータ?」

おっとwww声音がwww発掘技術屋としてwww
ちょっと本音が出てしまったwwwコポォwwwwww

「おwwwこれはwww――ああ、なるほど?」

道理で。あの夫妻、中々手の込んだ事を。
初めは随分半端な真似をなさると思っていたけれど、
こういう事なら納得だ。……でござるなw

「ああいかんいかんw初めましてw拙者マンジョウと申すポタクにござるwww
 いや〜しかしw再現エミュレーションと言うだけあるでござるな……wやれ、拙者ら一人類には出来ない出力を目の前でやられてしまってはw形無しでござるよwww
 拙者ら人類ってば……そういう、想い?ロマン?そういうのには弱いでござろう?wwwま〜ったくwwwストチャンはwwwちょっと見ない間にすっかりすごくなっちゃってwwwん〜www
 それにもう『対価』としてwwwこの対話を受け取っちゃったwww拙者やられたな〜って思っちゃったもんな〜も〜wwwアルタソもストチャンも変な所でズルいもんな〜www」

「まあ〜〜〜〜〜〜しょうがないでござるな〜。そこまで言われちゃ仕方なし!www他のクルーのデータも取るんでござろう?wwwここはひとつ、キャプテンが手本を見せねばwwwあwwwでもひとつwwwこれまでの全てのバックアップはwww勘弁してくだちwww時間凄まじくかかっちゃうしwww拙者の若い頃とかwww黒歴史がやばたにえんwww無理茶漬けwwwストチャンと過ごしてきた数年くらいならwwwさくっと今夜中にでも出来ると思うんでwwwそれでどうでござろうかwww」
(-78) 2024/03/27(Wed) 21:16:17

【秘】 商人 レオン → バンカー ストレルカ

『やぁ、ストレルカ』
『本当だよ、こんな事俺がメイドマンになって初めてのことだ』

腕にある端末から画面を宙に起こし、返事を音声入力で返す。
時間があるかとの問にはYESと返し、続きの文面を読み、少しだけ目を丸くした。

『なるほど』
『確かに挙動のおかしいシステムθよりはお前のほうがいいだろうね』

システムθは明らかにエラーを起こしバグをだしている状態だ。
認証権限はシステムθを含めて自分とキャプテンにもあるとは言え、そう簡単に開けられては困る。
もし、今回の件が人為的なものとして、敵がこの船に乗り込んだとしたら大変だ。

『その件は了解。……ん、人格?』
『人格バックアップデータは必要な時に提出してるよ』
『最後は――この船への乗船前になるかな』

『それがどうかした?』
(-81) 2024/03/27(Wed) 21:34:58

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「らしいと言えばらしいのかもしれません」

ディーラーが勝負強すぎるのも何だろう。
それくらいでちょうどいいのかもしれない。状況は良くないが。

話す傍ら、最後の警備用アンドロイドをぽいと安置した。
機械管理室はきっと、もはや電源の落ちたAI達でいっぱいだ。
今や野戦病院といった有り様。
レ・ミゼラブル。

「…とはいえ、最悪の場合。犯人が痕跡の抹消の為に
 全てのAIをも再起不能に陥らせる可能性はありますが…」

この事態には内部犯が居ると仮定して。
本当に最悪の場合だ、それは。
ディーラーにまで口封じに手が掛かるという事は、
船内に乗員が居なくなったとほぼ同義だから。

「…………」
「なるほど」「ダブルチェックの重要性を感じます」

途切れた言葉と、間。
のち、導き出された答えに察した。どのみち今後、
フェイルセーフにも時計があるに越した事は無いようだ。

「さて、様々片も付いたことです。戻りましょうか」

ぱんと手をはたいて機械管理室の外へ。
台車を押して来た道を戻る事になるのだろう。
(-85) 2024/03/27(Wed) 21:55:23

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

貴方からの申し出を聞き、目を瞬かせるのがまず初め。
何を言われるか考えてはいたもののその方向性は予想外。

「…んえ〜っと、えっとぉ」

なんと返すか悩みながら、
人差し指をこめかみに当て身体を傾けていく。
本当ならば喜んでその申し出に乗るべきなのだろうが。

「………ヴィは、」
「……ヴィが、もしも内部犯ならって思わないのぉ?」

「うぅん、いや。…こうじゃないかぁ」

身体の傾きを戻し、真っすぐに黒の瞳を見つめる。
下手な誤魔化しをするような相手ではないのだ、貴方は。

「…そだねぇ、全員が揃っては難しいなぁってヴィもおもう。
 どうしてこうなっちゃったんだろってさぁ」

「……まぁ〜、ヴィ達はそういう仕事してるからだけどぉ」

いつも通りが続くと、それが当たり前だと考えていた。
ちょうど、一人といつも通りの話だってしていたのだし。
何も起こらないとは言わずとも、内部犯の可能性なんて、
(-88) 2024/03/27(Wed) 22:08:12

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

「考えたくないんだけど、それが一番に思いついちゃうことで」
「……って、そうじゃなかったねぇ」

浮かぶ機器見て困ったよに笑う猫、緩やかに天井へと視線を移す。

「…義体ってさ〜ぁ、持ってる病も引き継ぐのかなぁ。
 それとも、そゆのは寿命とはちがうのかなぁ」

「……ここで死ぬならそれが運命だな〜って思うけどぉ」

片腕が天井へと伸びて、猫の視界には己の手が映る。
開いて、閉じて。また開いて、その感覚を確かめるよに。

「ヴィさぁ、死ぬのは怖いけどそれ以上に。
 それ以上に、生きていくのも怖いの」
「笑ってた次の瞬間に動けなくなるかも。
 誰かの手を握った次の瞬間に崩れ落ちるのかも」

「病って、本当に突然だよねぇ」
(-89) 2024/03/27(Wed) 22:08:35

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「いえまったく。
 しかし……死屍累々でございますねえ」

野戦病院も死屍累々も目にしたことはないのだけれど。
状況を表す語彙として辞書からポップするような様相。

「嫌すぎます」
「いえ、バックアップも機体復元もできましょうが……」

製造元のうっかりについては、なんとも言えない顔。
困るやら一種身内の恥を感じるやら。

「あ。
 ついでです、ちょっぴりオイルでもさしておきましょう。
 なかなか使わないと整備も後回しになるもので――
 先輩は別業務を優先してくださいませ」

台車のほうを少々手入れしておく、とのことだ。
――こうしてタイムラグが発生したのちに、カンアが顔を出す。
(-91) 2024/03/27(Wed) 22:17:06

【秘】 願われた子 ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「ふふ、ごめんなさい。ずるいお願いでした。
 初めましてなのに、ずいぶんわがままを言ってしまって」

「それから…ありがとうございます。」

アルフォンソ・サントーロは笑う。
少しいたずらに、心から嬉しそうに、幼さの残る表情で。

「僕にはバンカーの仕事はできないから、
 ずっとは居られなくて。
 父さんも、母さんも、それを望んではいないから。
 だからそろそろ、ストレルカに代わりますね。」

「ストレルカを、よろしくお願いします」

柔く笑って、目を閉じる。
(-101) 2024/03/27(Wed) 22:40:51

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


そうして、瞼が持ち上がる。
穏やかな雰囲気はそのままに、感情の起伏は凪いだもの。

「──はい。
 できる限り、皆さまのデータを記録できればと」

無論、無理強いをするつもりは無い。
相手に考える余地があるならば掛け合う、その程度だ。

「知られたくない記録がある事には理解を示します。
 また、カポ・レジーム マンジョウ様の
 全てのデータの取得に必要な時間は
 平均して約82時間と予測されます。
 そういった観点でも全てのデータを記録することは
 現実的ではないでしょう」

「ですので…
 はい、今夜中に取得できるだけのデータで問題ありません。
 顧慮頂きありがとうございます、
 カポ・レジーム マンジョウ様」

「データの送信はいつでも受け付けています」

帽子を脱ぎ、深々と頭を下げた。
(-103) 2024/03/27(Wed) 22:41:37

【秘】 バンカー ストレルカ → 商人 レオン


『現在は私がこの船のクルーとなって以来にも、
 これまでにない事態に陥っています』
『ですが、はい。
 システムθに代わり、確と管理を任されましょう』

元より貨物格納庫を預かっている身だ。
物品の管理に関してはシステムθにも引けを取らない。
そう自負できるだけの機能と性能を有している。
カポ・レジームからの承認があるのだから、なおのこと。

『なるほど』
『もしよろしければ、なのですが。
 今夜、それが難しければ、明日の夜にでも。
 バックアップを取り、私に預けてくださいませんか』

『これだけの緊急事態です。
 乗員の皆さまが揃って帰還できるとも限りません』

『現在起きている事の記録は、
 万一の際は証拠にもなりましょう』

乗船前のバックアップで復帰すれば、
船内で起きた事の記憶は保持されない。
してやられた事を忘れて帰るなど、ノッテの名が廃るだろう。
そして、何よりも。

『このスペース・サルガッソーで困難に見舞われて、それでも。
 皆さまが今生きていることを、私は伝えたい』
(-106) 2024/03/27(Wed) 23:01:27

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


ぱちり、ぱちり。
大きな瞳が開かれ、閉じるのを、物静かな黒色は見ていた。

「そうですね」
「私たちのしていることは、そういう仕事です」

「このような状況に陥れば、疑い合うことも致し方ない」
「それでも、『今』ノッテファミリーの一員であることは、
 みな一様に、変わりないでしょう?」
「今、あなたが抱いている感情は、嘘ではないでしょう」

それなら、仮に内部犯であってもいいのだ。
バンカーは、緊急時には中立を貫くべき立場だけれど。
それ以上に、ストレルカは。
自分の考えでもって、そうしている。

「…そうですね」

再びの肯定。暫しの間。
開いて、閉じて、天井へ伸ばされた手を見ている。

「義体は…S社のものである限りは、
 バックアップ元の患っていた病を再現してしまいます」

「私の学習元となった人格データの持ち主、
 アルフォンソ・サントーロがそうであったように」
「病は突然です。音もなくやってきて、命をさらっていく」
(-114) 2024/03/27(Wed) 23:27:42

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


「それでも、手段を選ばないなら、抜け道はいくらでも」
「アルフォンソ・サントーロの両親のように
 それを運命と、摂理と受け入れるのも、自由なのですが」

天井へ伸ばされた手の向こう側。
天窓を通した星を見る。

「あなたが欠けてしまったら、私は悲しい」

この感情は、そう思う事は、作り物ではないはずで。

「次の瞬間には息が止まっているかもしれない
 眠ったら最後、もう起きることはないかもしれない」
「それでも、明日が来る可能性はゼロではない」

いつも通りが欠けてしまっても、ゼロになるわけじゃない。
どんなにゼロに近くなったって、0.01%でも残っているなら。
(-115) 2024/03/27(Wed) 23:28:20

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「拙者的にはあんまり初めまして感はないんでござるけどな〜wwwストチャン的な意味でwwwまあwww今後ともヨロシクwww」

とはいえwww流石に諸々変わっては見えるのがwww技術と再現と生身の違いと言った所でござるかなwwwんんwww技術のあらゆる革新に感謝www

「アアッwwwストチャンwww頭上げてあげてwww
 拙者とストチャンの仲でござろうwwwwww
 それじゃまwww今夜記録した分はwww
 明日の朝にでもwww送信するでござるよ〜www」

頭ポンポンしちゃwwwいやwwwキショすぎwww
んもうwww拙者距離の詰め方ド下手なんだからwww
とにかくwwwそういうことでwwwストチャンの新しい面も見たところでwww仕事に戻るのでwwwござったwwwwwwwチャンチャンwww
(-116) 2024/03/27(Wed) 23:30:20

【秘】 商人 レオン → バンカー ストレルカ

『あぁ、任せた。
 お前までバグってくれるなよ』

信頼はしている。
貨物格納庫をここまでしっかりと管理してくれていたのだ。
武器庫の管理が出来ないわけはない。
懸念事項は、人為的にバグを引き起こされることだけだが……それはストレルカに限った話ではない。
このご時世、多かれ少なかれ人間たちですら無関係ではいられない。

『今夜ね。
 わかった。バックアップを取るのは難しい話じゃないし、預けに行くよ』

ストレルカの言うことはもっともだ。
記憶の消去は難しいことではない。
データとして残し証拠とすることは重要だし、それを使わなければボスに報告すら出来ない。
そういうこともあるかもしれない。
ならばデータは細かく取っておくことに越したことはないだろう。

『……ありがとう。
 まずはこの困難を乗り越えなくてはね。……皆で』
(-123) 2024/03/28(Thu) 0:06:04

【秘】 バンカー ストレルカ → 商人 レオン


『ありがとうございます』
『私達AIも、できる限りを尽くしましょう』

バックアップは細かく取り、記録媒体は複数に。
そうすればするだけ、万が一のリスクは減る。
AIは人間の為に作られたものだ。人間に害を成す事も無い。
データの中身を流布する、などという趣味の悪い真似はしない。

無論ハッキング等のおそれはあるが、それはそれ。
システムθの前例ができた以上、
軽はずみな真似はしないだろう。
貨物格納庫のセキュリティと直結しているバンカーを
システム面から突破するのは、きっと容易い事ではない。

『できる事ならば、ファミリー全員の無事の帰還を。
 幸運を祈ります。メイドマン レオン様』

メッセージの最後は、そう締め括って。
バンカーからの要件は以上のようだった。
(-129) 2024/03/28(Thu) 0:25:28

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


あなたが山と積まれた警備用の黒服を捌ききった後。
バンカーが機械管理室を訪れる頃、あなたはまだ居るだろうか。
居るのであれば、要件は簡潔に。

「メイドマン アウレア様」「お忙しい中失礼いたします」
「メンテナンスの要請に参りました」

相手はおそらくこの船の中で現在最も忙しい業種トップ3に入る。
それほど多忙とわかっていて訪れたのは、
案の定というべきか、それが理由だった。

「現状通常の貨物管理業務に差し支えはないのですが」
「校正をかけない場合、言語データに軽微な異常が見られます…
 ので、重要なデータにアクセスするにはやや不安が」

「残りますみょんねえ」


「この通りです」

この通りではないが。この通りなのだが。
(-136) 2024/03/28(Thu) 1:05:58

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「おっ、ストレルカ。お疲れさん」

アウレアは作ってくれたリストのチェックのため、
モニターとにらめっこをしていた所だった。
回転椅子の勢いでくるりとそちらの方を向く。

「いいぜ〜メンテ、今ようやく落ち着いたところだったし」
「…………」

「そうみょんか……」


ようく分かった。

「確かにやや困るな。場合によってはとても」
「適当なトコ座ってくれ、パッと終わらせちまうぞ。
 お前も色々業務がある事だろうし」

そう言ってメンテナンスに必要な機器を寄せて来る。
今回の騒動で機械管理室に運び込む手間を見直し、
自分で調整しに向かえるよう反重力式の手ごろなワゴンに
ちょうどさっき積み直したところなのだった。
(-137) 2024/03/28(Thu) 1:14:44

【見】 バンカー ストレルカ


剣呑な空気が過ぎ去り、
静かに見守っていたバンカーは小さく息を吐いた。

A+級に分類されるシステムθのセキュリティを破れるのは
おおよそ『内側』からである事に違いはない。
が、疑心暗鬼に陥っては身を滅ぼしかねない。

ここはスペース・サルガッソー。
船は漂流の最中。何が命取りになるかわからない状況だ。
だからこそ──いつも通りが尊ばれる。

「一度、散歩に行くだけでもいくらか気分は晴れるかと」

#メインルーム
(@11) 2024/03/28(Thu) 1:26:34

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「メイドマン アウレア様も、お疲れ様です」
「もーほんとにたいへんじゃんね」


問題点がわかりやすいように敢えて校正を外している。
敢えて。
流石に人様の前でうっかりこれをまろび出すわけにはいかない。

「当機体の記録媒体とコアパーツを除く全ての部位は
 全て流体金属で構成されていますので
 外装の開放には特段器具を必要としません」
「セルフチェックの結果、
 エラーが発見されたのは記録媒体のみでした」

「さほど時間はかからないかと」

校正を掛け直し説明すべき点を口頭で述べつつ、
指示には頷いて近くへ座る。
忽ちにメモリのある頭部の側面を構成する流体金属が
どろりと溶けるように引いていき、記録媒体が露出した。

記録媒体。言語を始めとしたデータが蓄積される場所。
メモリにさえ手を入れてしまえばメンテナンスは終わりだ。
曲がりなりにも、
バンカーであるだけのセキュリティはあるらしい。
(-142) 2024/03/28(Thu) 1:45:39

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


メモリ内部を検めたならば、バンカー・ストレルカというアンドロイドは
徹底して合法のルート、パーツやデータで構成されている事がわかる。

それと、バンカー自身とオーナーにしか閲覧権限の無いデータが幾つか。
同じノッテのアソシエーテであるナル、ボス、
とあるカポにしか閲覧権限の無いデータがひとつ。

その他に、
人格データ_アルフォンソ・サントーロ というディレクトリがある。
これはあなたも閲覧することができる。

問題らしき問題は軽微なエラーが幾つか。その程度。
(-143) 2024/03/28(Thu) 1:46:27

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

「…ストレルカちゃんはすごいねぇ」

疑いあうことは仕方ない。
それでも、今ノッテの一員であることには変わりない。
そう思うことは簡単でも『今』口にするには憚られるよな。

だからこそ貴方の素直な言葉に、ふと肩の力が抜けて。

「……うん、そだねぇ。そうなんだよねぇ」

開いた手の隙間、見える星に目を細めた。
輝く星は美しくて、眩しくて。

「うん、うん。…手段を選ばないなら、いくらでも」
「ヴィだって、知ってる。抜け道がないわけじゃないの」

緩やかに腕を下ろし、視線は貴方へと。
その表情はやっぱり、困ったよな笑顔だけれど。

「ヴィも、『皆』が欠けちゃうのはやだしさぁ」

だから己はバックアップをせずにいるのに、
他者はどうかと伺い問いかけるのだ。
欠けてしまうのは、
いなくなってしまうのは、やっぱり悲しいから。

「…すっごく。すっごぉくうれしいなぁ」
(-152) 2024/03/28(Thu) 3:57:07

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

 
「………………でも、」
(-153) 2024/03/28(Thu) 3:59:55

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

 
「……ヴィは、自分の義体身体欲しいって言えないやぁ」
 
(-154) 2024/03/28(Thu) 4:00:52

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

 
「──けど、」
(-155) 2024/03/28(Thu) 4:03:16

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

「……けど、ストレルカちゃんの気持ち突っぱねるのも
 おんなじくらいやだなぁって思っちゃう」

「…から、思い出を残す写真を撮るように
 ストレルカちゃんが持っててくれるのはどぉかなぁ」

後にどうするかは、渡す以上文句は言えないかもだけど。

「夢が叶ったら、生き方が分からなくなっちゃいそで。
 夢を叶えたら、明日が怖くなっちゃいそで」
「ちょっとまだ勇気が出ないからさ〜ぁ」

それが、今の猫にとって精一杯な0.01%の勇気の欠片。
(-156) 2024/03/28(Thu) 4:08:00

【独】 バンカー ストレルカ


「演算開始」

「ハロー アルフォンソ」
「あなたは、……どう思いますか?」
(-157) 2024/03/28(Thu) 6:09:27

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


遠く遠くに瞬く星を見て、こちらもあなたに視線を戻す。
ふにゃりと笑うあなたを見る。
音にされる言葉のひとつひとつを、メモリに刻んで。

「生き方がわからなくなったなら、
 迷う暇もないほどに仕事をさしあげましょう
 明日が怖くなってしまったなら、
 明日より怖い金庫番を紹介しましょう」

「私がソルジャー ヴィーニャ様に義体を都合するとなると」

「ソルジャー ヴィーニャ様は、
 怖いノッテの金庫番──カルロ・サントーロに
 貸しを作ることになりますから」

ふ、と。表情を緩めて、やわらかな声で言う。
ジョークとして受け取ってくれたっていい。
ストレルカは普段あまり言わないだけで、言えはするのだから。

あなたの精一杯、振り絞ってくれたちいさな勇気の欠片が
ただ0.02%になるだけで二倍になってしまうようなそれが、
いつかもっと、欲張りに育ってくれるとしたら。
誰かの優しい手が躊躇うその背を押してくれたなら。
その時にあなたが、選びたいと思った道を選べるように。
(-158) 2024/03/28(Thu) 6:13:56

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


「ともあれ。そうですね、
 人格データは、私のメモリ内に一時預かりということで」

たとえそれがデータだけで、演算エミュレーションされたものであっても。
メモリの中にあなたのデータが生きているだけでも、十分だ。
より良い未来の可能性を、見て見ぬふりをしたくはないだけで。

「ソルジャー ヴィーニャ様の年齢ですと
 全データの取得には平均約44時間ほど必要になりますので…
 流石に時間が掛かりますね。
 睡眠中の時間で取得できる分のデータ、
 というのが現実的な落とし所でしょうか」

「数度に分ければ全データの取得も不可能ではありませんが」

ざっくりと言うなら、一先ずはハイティーン程度から
現在に至るまでのあなたのデータを預かる事になるだろう。
複数回に分けるならそこから遡っていけばいい。
三日ほどあればローティーン程度まではいけるだろう。

「今夜、寝る前にスキャンを開始していただけますか」

すい、とバックアップ用の機器があなたに寄り付く。
紛れもなくS社のものだ。操作もわかりやすいに違いない。
(-159) 2024/03/28(Thu) 6:15:48

【独】 バンカー ストレルカ

/*
このペースだともう一人くらいいける気がしないでもないな
うーん 起きてからの調子次第!
(-160) 2024/03/28(Thu) 6:50:26
ストレルカは、栄養ドリンクをじっと見ている。
(t2) 2024/03/28(Thu) 10:21:52

ストレルカは、擬似的な経口摂取は可能だが、必要かはまた別である。
(t3) 2024/03/28(Thu) 10:22:11

【独】 バンカー ストレルカ

/*
狼メンツが明日から忙しくなるだろうから
一人は今日の内に話しかけておきたいな
PCの優先順位的に仕方ないんだけど上の役職多いからアソシエーテ二人のどっちか…
まだ話した事ないしエーラちゃんさんかな
(-162) 2024/03/28(Thu) 10:32:31

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ


お茶会の予定が軽く取り付けられて、それからのこと。
あなたはまだメインルームに居るだろうか。
或いは一足先に準備の手伝いに向かっただろうか。

「アソシエーテ エーラ様」

「今後のご予定はいかがでしょうか」
「皆さまをお呼びするための船内放送など お茶会に際して、
 私にお手伝いできることがあればお申し付けください」

そこで、ふと。少々思案するような間。

「せっかくですから、ご自身の好きなものを
 持ち込むのもよいかと思われます」

食堂で注文すれば大体のものは提供されるだろう。
各々好きなものを持ち寄るお茶会は、
きっとカテリーナであれば喜ぶのではないだろうか。
そんな推測。記憶からの演算の結果。
(-163) 2024/03/28(Thu) 10:49:07

【見】 バンカー ストレルカ


「AIへの差し入れとなると、やはりバッテリーなのでしょうか」

差し入れの栄養ドリンク群を見ながら詮無い事を言う。
元気の前借り的な意味で。
変な事を真面目に考えている。
あながち冗談でもないが、そこまで本気でもない。

タスクが多ければ多いほど、思考回路への負荷は増える。
考える為の器官を休ませる為にスリープモードが必要なのは
機械も人とそう変わらない。

#メインルーム
(@12) 2024/03/28(Thu) 11:22:25

【見】 バンカー ストレルカ

>>63 ナル

「人格バックアップサービス時に使用される、
 一時的に体型を変化させる薬品はありますよ」

「非合法ですが」


「始末書の必要はありませんが、然るべき申請と
 一般的に成長痛を10倍ほどにした痛みがあるとされています」

まあそりゃそう。さまざまが。

#メインルーム
(@13) 2024/03/28(Thu) 17:26:00

【見】 バンカー ストレルカ


「おかえりなさいませ アソシエーテ ジャコモ様」

「スリーマンセルとはまた違いますが、
 小休止も兼ねて、揃って同じ時間を過ごすならば
 その間は互いに不審に思うこともないだろうと。
 アソシエーテ ジャコモ様が戻られましたら、
 みなでお茶会の準備をする予定だそうですよ」

帽子の鍔を軽く上げて、挨拶。
戸惑ったような様子には掻い摘んだ説明をしておこう。

#メインルーム
(@14) 2024/03/28(Thu) 21:25:44

【見】 バンカー ストレルカ

>>67 ナル

「はい。応援しています」
「身体が非合法漬けであるのは
 マフィアである以上誤差の範疇と思われますが」

よよよと背景に見えそうな仕草もAIの前では効果はいまひとつ。
これでも寄り添うつもりはあるのだが。

「服用の際は医学知識のある方……この船内では、
 アソシエーテ ベルヴァ様に。
 適切な使用量を指示していただくことをお忘れなく」

「過去には用量を誤った結果
 体長が2mをゆうに超えてしまう事案もあったと聞きます」


わー大惨事。
叶わなくてよかったのかもしれない。

#メインルーム
(@15) 2024/03/28(Thu) 23:53:11

【独】 バンカー ストレルカ

/*
逆に縮みすぎるケースもあったんだろうな……
恐ろしいねえ人体改造
(-179) 2024/03/28(Thu) 23:58:28

【見】 バンカー ストレルカ


ヴェスペッラ下層の廊下。
貨物格納庫のある区画。

AI達の暴走、それによる混乱。
また、自身のシステムに軽微なエラーがみられたため
それらの対処後に持ち越しとしていた貨物格納庫、
そして一時的に認証権限を得た武器庫の点検作業をしていく。

メンテナンスも受け、調子は頗る良好だ。
この日は完全にフリーの状態である事も手伝って、
平時よりもゆっくりと、丁寧に点検作業は行われていく。

一日の終わりよりは先に、
点検結果は異常なしと送信されるだろう。

#廊下
(@16) 2024/03/29(Fri) 1:20:56

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

記憶喪失者として預けられた仕分人は、
とある日課を医者から課せられている。

【毎日の出来事を日記にしそのデータを保存しておくこと】

長くとも3日に1回。初めは仕事もなかったナルはその命令に従い続け、もう5年となれば常にメモを心掛ける等で効率的にこなせるようになっていた。

「今日もお願いします、ストレルカさま」

今日の仕事内容、食べた物、話した人、大事な約束。
明日やりたいことを記録したデータをあなたへと送る。

こんな日を欠かさずやっているから、このデータの中に居るのは、きっと本当に自分自身なのだろう。
だから自分が死んでも、とまで考えてため息を吐く。そんなこと絶対嫌だからだ。

「あの。
 ストレルカさま達AIはバックアップってとっているんですか?
 もし壊された場合、昨日までのあなたとしてかえって来れるのでしょうか」
(-186) 2024/03/29(Fri) 3:13:51

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「はい。アソシエーテ ナル様」
「確かにメモリに記録いたしました」

きぃ、──ん。記録媒体に書き込まれていく音。
一部の人間にしか閲覧およびロード権限の無いデータが、
些細なものから大切なものまで、人一人の人生の記録が
また数日分、増えていく。

「バックアップですか」
「アルバトロスは復元が可能だと言っていましたね」

「私は貨物格納庫のセキュリティと繋がっていますから」
「この機体のメモリが破損しても、そちらが生きていれば
 これまで通り応答は可能ですし、新たな機体に移行すれば
 ほぼ連続性が途切れないまま復帰が可能です」

とん、と。自分の胸の中心を指で叩く。

「それから」
「外部デバイスに記録もしっかりと」

指先はそのまま、首から掛けた首飾りを指す。
二重のセーフティ。
これすら突破されてしまえばそれはもうお手上げだ。

「解答は差し支えなければ、でいいのですが。
 アソシエーテ ナル様はなぜそのような質問を?」
(-188) 2024/03/29(Fri) 6:30:09

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「ちょっと直すの勿体なくなって来たな」

こっそり機能の一つに加える事を検討している。
しないけれども。しないとも。

「ン、OK〜ならいいか。んじゃあ始めっぞ」

あなたの隣に腰掛け、流体金属の動きを見れば
「おぉ〜」と感心したような声を上げた。

「やっぱいいなぁ〜流体金属ってのは。
 うちん宗教トコじゃあ聖なるモン扱いで
 幹部以上じゃないとあんま触らせてくれねぇんだよなァ」
「言うてウチもちょっと恐れ多くて自分から手は
 出せないんだけどネ……うわーんかっこいいなあ」

メンテナンス中にペラペラと喋るのはいつもの事。
返事があろうがなかろうが関係がない。
元々独り言は多いタイプである。

(-191) 2024/03/29(Fri) 11:39:07

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

……作業を進める内に気になる物を見つけた。
作業の手を少し止め、やや思案の時間が挟まる。

「……」

ナル。ナルか。
このデータにも個人的な興味があるが――、
メンテナンス中にハッキングなんぞしようものなら、
さらにエラーが起こる可能性も0ではない。
痕跡が残ろうものならまっ先に怪しまれるのは自分だろうし。

今はやめておこう、と。
検出されるエラーを全て修復したのち、
もう一つ気になるモノ、人格データが納められているであろう
ディレクトリを覗かせてもらう事にした。
(-192) 2024/03/29(Fri) 11:41:19

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「校正にCPU領域が割かれてしまうので修正していただけると」


負荷の方が問題らしい。
能動的に使える機能として実装されたらされたで
何だかんだと使うかもしれなかった。されないけど。

「聖なるもの、ですか」
「確かに希少性から神聖視されることも
 ところによれば自然なことかもしれません」

「私に使用されている流体金属は…
 このヴェスペッラが開拓船だった時代に
 発見した資源惑星から採掘されたものだそうです」

だから、ヴェスペリウム。
発見した事で得た命名権から、この船の名前が付けられた。
そんな他愛のない返答を返しつつ。
(-193) 2024/03/29(Fri) 12:42:06

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


あらゆる観点でも、ハッキングのリスクは高い。
今無理に見ようとするよりも、持ち主に直接掛け合う方が
きっと事はスムーズに進むことだろう。

ともかく、人格データの収められたディレクトリを開いたなら
まずわかる事はそれが8年と少し前から更新されていない事だ。
それが人格データの持ち主の死亡によるものである事は──
患った病のデータがあることから、容易に推察できる。

アルフォンソ・サントーロ。享年17歳。
ノッテファミリーの金庫番、
カルロ・サントーロ夫妻の実の息子。
周囲に愛され、周囲を愛した暖かなひと。

身体が弱く、宇宙そらとそこを往く船、
そのクルーの両親に憧れた、ごく普通の子どもだ。

その人格データがバンカーのメモリ内にある理由は、
(-194) 2024/03/29(Fri) 12:43:06

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「…………」
「それ、気になりますか」

そして、ふと。
暫しの沈黙が降りれば、口を開く。
技術屋が自分の中身を検めて気になるものといえば、
バンカーの役目には無用、場違いな人格データと想像──
推測する事はそう難しくない。

見られて困るものでもない。手を加えられるのは困るが。
見られる事すら憚られるものであるなら、
幾つかのデータと同様にロックを掛けている。
(-195) 2024/03/29(Fri) 12:43:50

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

わかってます、わかってますとも。
そんな相槌と共にしっかりエラーは修正されゆくのだった。

「そ〜なんだよ、珍しいし。
 流体金属の性質的にこう……ウチんとこの神様と
 なんとなく重ねられててさぁ」

「ふう〜ん。そしたら13年よりは前に出てきたやつか……
 この船の名前もそうだが、随分お綺麗な名前だよな」

浪漫のある話だな、なんてこちらも他愛ない返事を。

(-197) 2024/03/29(Fri) 13:20:51

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ


「……ん? ああ」
「バレたか。 悪い、ちょっと興味があった」

「お前の中にあるのはちょっとだけ意外だったな」

見ていたことを誤魔化そうとはせず、
素直に謝り視線をそちらに直した。

「覗いちまったよ」
(-198) 2024/03/29(Fri) 13:21:11

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「いえ。お気になさらず」

掛け違えていたラッチがかちりと嵌ったような感覚。
しっかりと修復の終わった喋りは実にスムーズだ。
それを確かめつつ。

「意外に思われるのも無理はありません」
「あまりないことでしょうから。
 故人の人格バックアップデータを、
 AIの学習データとして取り込むということは」

覗かれて困るものでも、隠し立てするものでもない。
興味があるというならば、
メンテナンスの礼としてでも受け取ってくれればいい。

「私のオーナー……カルロ・サントーロは」
「自身の子どもをいつか宇宙へ連れていくのだと
 アルフォンソ・サントーロの生前、
 そう聞いたデータがあります」

「それを、こういった形で叶えようとしたのでしょうね」

自分事ではないようで、けれどまったく他人事でもない。
そんな語り口だった。
(-200) 2024/03/29(Fri) 13:41:01

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「…メイドマン アウレア様は」
「興味があったと仰りましたが」

「故人の人格バックアップデータを
 このように扱うことを、どのようにお考えですか?」

特別深い意味は無い、
ただ気になっただけの──AIらしからぬ問いだ。

人によっては、あまり良い顔はしないかもしれない。
そういうものだ。人格データの取り扱いというのは。
(-201) 2024/03/29(Fri) 13:41:48

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「ん〜……まーね。ヨソじゃああまり見ないから」
「怒るヒトもいるだろうし。
 こーいうのはデリケートだからさ」

「……死後なお夢を叶えさせてあげるために、か」

果たしてデータと化した彼が、
このように学習データとして、
バンカーの内部に護られ宙を旅している。
あなたの身体であれば、エラーに侵されることはあれど、
病に侵されることはもう無いだろう。

それが「叶った」と言うかどうかもまた、
人に寄って意見は分かれるのだろうが。

(-206) 2024/03/29(Fri) 14:47:41

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「……俺様ちゃんはな」
「いいと思ってるよ。そういう事」

本来のシスターであれば冒涜的などと言うのだろうか。
少なくともアウレアの答えは、そうではなかった。

もういいぜ、とあなたの背を軽く叩いた。
メンテナンスは終了。恙なく、何の問題も無く。

「いい時代になった。バックアップさえ取れれば、
 肉体のしがらみからはおさらばだ。
 身体が使えなくなったってある程度の記憶と心は残る」

「それは
一種の魂の解放
だよ。次のステージだ」

「まあイレモノがないと解放どころか動けないんだけどね。
 アルフォンソくんはいい旅が出来ているようで何より!
 旅っつか今漂流してんだけども」

すらすらとそう語るアウレアの言葉は、
まるで聖書を読み上げるように粛々と、明朗に。
一点の曇りなく、そう信じているようだった。
(-207) 2024/03/29(Fri) 14:49:20

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


ぽすんと背に触れた後、メンテナンスの終わりが告げられれば
露出していた記録媒体を覆うように、
流体金属はまた元の形へと戻る。

酸素が無くとも活動できる金属の身体に、格納庫のバンカー。
システムθからも独立した、この船で最も安全な場所のひとつ。
そういうふうに作ったのは、
我が子に再び不幸を味わわせまいという
親心というものなのだろう。

「…魂の解放」
「そうですか」

あなたの語った言葉を確かめるように繰り返す。
淀み無く語られる言葉に嘘は無い。ならばそうなのだろう。

外見こそ変わってしまったけれど、病に苦しむ事も無く。
宇宙の何処までだって行ける身体で、
再現エミュレーションされたアルフォンソは確かにここメモリに居る。
メインシステムはバンカーのものだとしても、確かに。
(-213) 2024/03/29(Fri) 15:41:03

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「…でしたら」
「メイドマン アウレア様。
 仰る通り、現在星間航行船ヴェスペッラは緊急事態
 漂流と言って差し支えない状況にあります」

「緊急運転モードによって
 環境制御・生命維持システムは維持され
 最低限の機能こそ生きていますが、
 ここはスペース・サルガッソー。いつ難破ロストするとも知れません」

「それでも、機械なら、何が起きても。
 船外活動ができる。あなたたちの記憶と心を、
 どんなに小さな事でも忘れずにいられる。だから」

「現在のあなたの人格バックアップデータを、
 私のメモリに保存したい、というお願いも」
「…許していただけますか?」

バックアップの保存先は、幾つあっても困りはしない。
この状況を脱したなら、削除するようにと言えば
ストレルカは迷わず頷くだろう。

ただ、叶う事ならあなた達を守りたい。
そしてあなた達が『今』生きている事を、
忘却の彼方へ置き去りにしたくはないのだ。
(-214) 2024/03/29(Fri) 15:41:36

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「現在の俺様ちゃんの人格データを?」

……思わぬ提案だった。
ふざけたハートフレームの奥の瞳を大きくして、
それから再び思考を巡らすように口を閉じた。
口元に手をやり、しばし。

「まあ……大丈夫か。お前のメモリ容量を少し圧迫するけど」
「嬉しい申し出だ。お前になら任せられる」

「が。一つ質問させてくれ」

ぴ、と人差し指を立ててそのまま続ける。

「ストレルカ。お前には俺がどう見えてる?」
「どんな人物で、どんな印象を抱く」

と、そう貴方に問うた。

アウレア。
気まぐれで奔放、振る舞いも所作もその場その時ですぐに変える。
子供のような事を言ったと思えば、大人びて。
無責任だと思えば、誠実であり。
さっきまで怒っていたと思えば泣き始める事もある。
勝手な人間だと思われるかもしれないし、
掴み所のない人間だとも思われるかもしれない。
人にとってこの女に抱く印象は変わるだろう。当然の如く。

あなたにとって『アウレア』とはどのような個体なのだろうか?
(-216) 2024/03/29(Fri) 17:13:00

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「記憶容量に余裕はあります。
 私は膨大な貨物の入搬出を記録できるのですから」

申し出る以上は、それをできるだけの自負がある。
セキュリティ上も、そう易易とは破られないとも。

とはいえ、もしかすれば。あなたのそれは、
想定よりは大きなデータになるのかもしれないけれど。

「──どんな人物か、ですか」

そうして、問い。
機械AIは嘘を吐かない。
人ならばおべっかを使い得る所でも、そうはしない。
ストレルカは嘘を吐く事ができる。そうしようと思う事が無いだけで。


「そうですね」
「とても複雑な方です。私には予測がつかないほどに
 明るく、けれど時に冷静に。感情豊かで、
 そして聡明で、私たち機械を丁寧に扱ってくださる」
(-220) 2024/03/29(Fri) 17:54:53

【独】 バンカー ストレルカ


「演算開始」

「ハロー アルフォンソ」
「あなたなら、どう感じましたか?」
(-219) 2024/03/29(Fri) 17:55:04

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


あなたのおかげで安心してアクセスできるようになった、
人格データを参照し、バンカー自体の思考プロセスも使い。
そうして自分なりの答えを導き出す演算する

「優しい方ですよ」
「とても」

いずれにしても、共通する答えはそれだった。
(-221) 2024/03/29(Fri) 17:55:31

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「…………」「そっかあ」
「答えてくれてありがと。それじゃあ、あー」
「オトモ君。こっちに」

静かに横に浮いていた小型ドローンオトモ君を手元に呼ぶ。
アウレアは両の手の内でオトモ君をキャッチして。

「人格データのエクスポート申請。最新の一つを除く」
『申請:承認しました』
「悪い、ちと形式が特殊でな。S社のを使ってないんだ。
 ウイルスとかつまらないものは入れてないから安心しろ。
 受け渡しの形式は何が都合良い?」

……そのドローンの中に人格データが納められているらしい。
機械音声が承認を告げたのち、
小さな稼働音を少し大きくする。

「なんか褒められた気がするな。
 アウレアちゃんちょっと照れちゃった」
(-224) 2024/03/29(Fri) 18:39:07

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「なるほど」

様々な理由によって、
S社とは異なるルートでバックアップを取る者も居るだろう。
裏社会の人間であれば、尚の事。

「そのままこちらへ通信を行えるなら、それで。
 バンカー・ストレルカ、ポートを開放……いつでもどうぞ。
 生のデータを渡していただければこちらで処理いたします。
 通信時間を短く済ませるならば、有線接続でも構いません」

オトモ君、と呼ばれたドローンを見遣る。
あなたにとって大切なものである事は窺い知れたが、
まさか人格データまで収められているとは。

有線接続を行うならば再び記録媒体を露出して、
そのまま直に接続する事になるだろう。
無線であれば比較的に時間は掛かるが、
接続の為の線を出す必要は無くなる。

「褒めたつもりですので」

AI嘘吐かない。
(-225) 2024/03/29(Fri) 18:56:49
 


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