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【独】 渡りに船 ロメオ/* 行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜待って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (-1) 2023/09/17(Sun) 21:04:40 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「そ」 「ま……そんならそう思うわな」 椅子に背凭れて、なんとなく天井を見る。 貴方の出自については、 人伝てにぼんやりとしか聞いたことはなかった。 元々人の過去の深堀はしない方だ。 その場はきっと、そんな相槌に納まった。 自分もそうであったのだし、なんとなくの同情をしている、 「え?予定?何?ない……と思う。多分。 明日の予定確認して寝るだけかなーとか思ってた」 急にわたわたとし始めたので、面白いな……と少し眺めた。 完全に他人事である。心配させているのは、自分。 (-10) 2023/09/17(Sun) 21:49:58 |
【人】 渡りに船 ロメオ「…………は」 「いや、…………。」 伝達された情報は一介のソルジャーにも届く。 文面で簡単に告げられた文字列に、 自分の耳も相手の正気も疑ったのは無理もないと思いたい。 「い、や。だってあいつ、別に」 「悪くなくない?絶対おかしいだろ」 視線の先には自分よりも年下の、あの子の名前がある。 こんな馬鹿げた法の餌食になろうはずもないと思って、 「………………」 オレとつるんでたから?だとか。 「………あー」 「ボケが……」 (1) 2023/09/17(Sun) 22:09:37 |
【神】 渡りに船 ロメオ「別に黒眼鏡の旦那もヴィットーレの姉貴も悪かねえだろ。 特別何したって訳でもねーだろうし……」 「見てんだろいつもの仕事。 あれに隙があるってんなら今頃全員豚箱だろうさ」 ──アジトに居る間のロメオはすっかりと拗ねたような、 いつもより棘のある態度でいた。 不服も不服、アジトの混乱も今や鬱陶しいのみ。 近くに居たアソシエ―テの噂話にため息交じりに口を出し、 うんざりといった様子だった。 「つまんねー事喋ってる余裕があんなら働けよ。 それともオレと一緒に八つ当たりしに行ってくれんの?」 「……冗談。大人しく頭丸めて怯えとけ」 #アジト (G8) 2023/09/17(Sun) 22:31:32 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ/* こんばんは……三日目が来てしまいました…… すみません、相方を残してこの墓落ちで…… 共鳴残していっちゃった、どうして……? 窓の会話ですが秘話で続きをするのも大丈夫ですし、 場面かなり進めて別れ際の会話だけやるとかでもOKですし、 大分と状況が変わったのでここで2日目のもので切り上げても問題ありません! ここからは外を出歩けないのでこちら側のレスポンスは難しくなりますが……ロメオさんの白の反応を見ながら胸が苦しくて堪らない人になってます。 どうか頑張って生きてねと祈っています…… (-19) 2023/09/17(Sun) 22:35:13 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオなんだか仄暗い雰囲気もそっちのけ。 うんうんと唸り始めた男は、何やらを指折り数え、決心したかのように貴方に切り出した。 「ね、ロメオさん。 今晩、うちに泊まりに来ませんか? 寝る前のホットミルクくらいは出しますよ」 もちろん貴方が嫌ならば断わって構わない。 この男からの提案は単純に、 「心配だから寝るところを見届けたい」 「あわよくば寝る直前まで話相手がいてくれると嬉しい」 以上の意味を持たないため。 (-24) 2023/09/17(Sun) 22:51:49 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ/* こんばんは!独り言で泣いていました。どうして……? 個人的にはもうちょっとお話したかったな……!!と悔やんでいたので、秘話で続きをさせていただけるのなら嬉しい限りです! もっとニーノくんとお話させていただけますか……?? ロメオはガタガタですが強く生きます……よろしくお願いします……。 (-28) 2023/09/17(Sun) 23:05:39 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「えっ?泊まりに?」 ぱ、と目を丸くした。 まさかそんなこと言われるだなんて思ってもみなかったし、 誰かの家に泊まるという経験もない。 「あ、と……えと」「え? うん……」 「え、いや、え?いいの?いいなら、いいけど」 しきりに瞬きをしながら、 急にどっと汗をかいたような気持ちになった。 他の人から見ればきっと、 突然挙動不審になったように見えるだろう。 「いいの? いいんだ……」 寒くもないのに片腕を擦っている。 こんな反応ではあるが、嫌がっていない事はきっと伝わるだろう。 なんとなく別のしがらみがあるのだ。 (-39) 2023/09/17(Sun) 23:32:14 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ/* 惜しんでいただけてありがとうございます……とても嬉しく、そして苦しいです…… お話についてはぜひぜひ! 当方もロメオさんともっとお話したかったので嬉しい限りです。 それではこちらからお返事お返しいたしますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします! (-47) 2023/09/17(Sun) 23:35:23 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ「本当に反省してる〜……?」 訝し気な表情。 けれど貴方が"そういう"感じなのはいつものことだ。 だからそれ以上突っかかったりはしないのだけれど。 「へえ……そういうの書いてるんだ。 オレもちゃんと新聞読まなきゃな。 平穏に見えるけれど、街中物騒なところもあるし」 嫌だろ、には同意を示すようにこくこくと頷いて。 ちび……とホワイトルシアンをまたひとくち。 やっぱりデザートみたいって零してから。 「いいでしょ、ひとくちあげるよ、ふたくちでもいいけど」 「にしてもロメオさんにも頼んだことないのあるんだ? 例えばどれ〜?」 尋ねつつも、グラスを貴方へと差し出した。 こちらが先程はお裾分けを貰ったので、これでおあいこだ。 (-52) 2023/09/17(Sun) 23:40:44 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「いい……んじゃないでしょうか? あ、でも他の人には内緒にしてくれると…… まだ一人で寝れないのか、なんて言われたら嫌ですし」 急にこんなことを言われて混乱するのも無理はない。 貴方が気にしそうなことをいくつか挙げて補足を開始した。 「ベッドはまあ、でかいので我慢すれば二人でも寝れます。 ソファベッドもあるので好きなほうを選んでもらって…… あっ、寝間着か。買い置きのシャツがあるからそれを」 他に心配なことはあるだろうか。 ホットミルクにはブランデーを入れないと嫌だろうか? そっと貴方の顔色を窺う。 無茶なことを言っている自覚はあるようだ。 (-77) 2023/09/18(Mon) 0:29:27 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ「ロメオ」 誰ぞアソシエーテが告げ口でもしたのか。 白黒の猫は不機嫌そうなあなたにも気後れせずやってくる。 少しばかり大股で、少しばかり急いて。 「あまり早まるなよ。 俺の握ってる情報が確かなら、お前はまだ目を付けられてない。 お前の身軽さは俺にとっては隠し玉も同然だ。 現状維持、いつも通りを装え。いいな」 「目の上のタンコブ……あの署長代理殿さえ退かせば、 ボスさえ戻って来れば、 とっ捕まった奴も出してやれるだろうよ。」 ボスさえ戻って来れば。幹部を一人失った現状の、 そして確たる希望と言えばやはりそれだ。 「今は耐えろ。ボスが戻ってくる前に総崩れになれば終わりだ。 そんでもって身内パクられた怒りは忘れんな」 キレてる時間すら惜しいくらい忙しい俺の分まで。 情勢とかにキレとけ。そんな事を付け足した。 (-118) 2023/09/18(Mon) 4:58:08 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノしてるしてる、と薄く笑った。 一つの戯れのような扱いをして。 「そーな。事故も事件もうっかり起きんだから、 そういう万が一にならないよーに備えなきゃさあ」 夜の町で稀に聞こえる銃声に知らないフリをした経験が、 この島の人間にどれだけあるのだろうか。 一般人の中じゃあ大きな騒ぎにもならないが、 それを良しとして物騒な事は日常に潜むのだから。 自分と貴方で立場が違ったとして、 そういう目に遭ってほしくないのは事実な訳で。 「くれんの? やった〜」 「想像付かなさすぎる奴はあんま頼んだ事無い…… ほら、この、XYZとか」 差し出されたグラスに礼を言い、 一口飲めば「うま」と顔を明るくした。 自分も珈琲は好きだから好みのカクテルだ。 とはいえ一口で抑えて、またグラスを返そう。 「あとピニャコラーダ?あれも甘いらしいな」 (-157) 2023/09/18(Mon) 11:25:04 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ、ウン。内緒にするよ。勿論」 コクコクと頷いて、補足を聞いて。 「ね、寝間着なら自分の分持ってくからいいよ。 ベッドはマジで、あんたの好きな方使ってもらって。 オレ最悪床でもいいから……」 なんて滅多な事を言った。 ……優しくされたり気遣われたりすると、 ロメオは妙に焦り始める性質がある。 ありがたいことに変わりはないのだが、 なんだか申し訳なくなってくるのだ。 「ホットミルクはあるなら欲しいけど……」 (-161) 2023/09/18(Mon) 11:37:28 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ「……センパイ」 じろり、と細められた視線が貴方を見下ろした。 元よりあまり変わらない表情ではあるが、 眉根に寄った皴がその不機嫌を物語っている。 「別に考えナシに飛び出そうって気はありませんよ。 それで掴まりゃただの間抜けだ」 「ボスが来るまでいい子に留守番してりゃいいんですもんね。 それが最善なら、オレはそうします」 「あんたがそう言うなら、オレはその通りに」 「何かあったら言ってくださいよ。 オレは何でもやるんで」 忠義がある。物分かりも良い。 目上には背かず与えられた仕事は必ず果たす。 ロメオのこのファミリーでの在り方はそうだった。 体の良い道具。丈夫な忠犬。 この混乱の最中もそう在ろうとすることに変わりはない。 それがロメオの「いつも通り」だ。 「……あんたも根詰めすぎないでくださいね。 酒ならいつでも買ってきますよ」 マジでお疲れさまです、とそんな労りを添えた。 (-164) 2023/09/18(Mon) 11:55:36 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「よかった〜…… じゃあ、問題なさそうですか?」 ぱっ、と嬉しそうに笑う。 この寂しがりやにとって夜を通してのお泊まり会……正しくお泊まり会に付き合ってくれる人間はそう多くない。 貴方に持ちかけたのは初めてだったが、切り出してみてよかったと思う。 「そっか、そりゃそうか。 ……俺がお客さんを床に寝かせるような人間に見えます? ちゃんと掃除しときますから、寝る前に決めましょ」 そうして立ち上がり、何やら端末を操作する。 貴方の端末に通知が送られるだろう。 「いちおう住所送っときました。 分かんなかったら連絡してください。 ちょっと先に帰って、準備しておきますから」 ホットミルクに入れるひとさじのはちみつか、はたまたブランデーか。 貴方の好みはまだ分からないから両方用意しておこう。 普段から掃除もしているが、念入りに見直しもしておこう。 あからさまにうきうきとしている男は、そのまま何もなければ「また後で!」で言い残して一旦立ち去るだろう。 (-168) 2023/09/18(Mon) 12:54:19 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「……うん。問題無い」 「世話んなります」 行くよ、とお泊り会のお誘いを正式に受けるように。 「ハハ。や、流石にそれは無いか。だよね」 「そーします」 「ありがとう。じゃあ、オレも準備したら行くわ」 端末に届いた住所を確認し、 「また後で〜」と手を振って一度見送る。 「…………」 「人ん家か……」 そんな事を呟いて、自分も持ち物の準備をしに一度戻る。 寝間着と泊まるのに必要そうな物、 それから手土産に甘いフィオッコ・ディ・ネーヴェでも。 そしてそれからその後。 「Buona sera〜……」 後輩の家のベルを鳴らす長身の姿がある。 鞄を一つ背負って、さて、出てくるかと。 (-177) 2023/09/18(Mon) 14:22:19 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ「だよな〜。 オレ人とか疑うの苦手だからさ。 例えば本当にロメオさんがここで何か入れてても、わかんないもん」 そこには軽口を返したりはしない、職業柄もあるので。 もうちょっと気を付けないとな〜なんて言いつつも、しかし性質を変えることはなかなかに難しい。 これだけのアルコールで少し熱くなってきた頬を自覚しながらも、何と無しにむ、と唇を尖らせたりして。 「……あ!これ名前が特徴的でさっき気になってた。 ロメオさんも飲んだこと無いの? あとで一緒に飲もうよ」 どんな味がするかはわからないし、苦手だったら全て渡してしまうかもしれないが…… 甘いのにおいしそうにしている姿を見れば微笑んで、「よかった」とグラスを受け取る。 「ぴにゃ……なんて?有名なやつ……? 気になってるならそれも頼んじゃう?」 (-184) 2023/09/18(Mon) 15:31:10 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ「疑わなきゃいけない時ってあるんだけどな。 オレも苦手だから……」 「ちゃんと自衛しような、オレたち」 うんうん、と頷いて同意を返す。 ──ただのパン屋のバイトなら、 そんな時はあんまりないはずだが。 「じゃあ飲もう。これはなんかレモン系らしいけど」 ぼんやりとした知識だけじゃあカクテルは分からない。 見た目が綺麗でもとっても度が強かったり、 一目見ただけでは飲み方が分からないものもあるし。 「甘いフローズンカクテルなんだと。 フラッペみたいな奴かな……飲んでみようぜ」 せっかくだしさ、と自分の分のショートグラスを空にする。 スッキリとした菫の香りが鼻の中を通り抜けていった。 (-192) 2023/09/18(Mon) 16:21:01 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「Buona sera !」 ベルを鳴らしてすぐに部屋の主は姿を現した。 先ほど貴方と会った時から着替えたのか、簡素な白いシャツとその上に羽織った灰色のカーディガン、ゆるい黒のパンツに身を包んでいる。 「こんな格好ですみません。 どうぞどうぞ、中へ」 扉を潜ればすぐにキッチンが備えられたリビングルームへと繋がっている。置いてあるものの数こそ少ないが、ぬいぐるみがぽつんと棚に座り、その隣にはよく分からない像らしきものが置いてある不思議な部屋だ。 奥にはもう一部屋あるようで、そちらが寝室なのだろう。 リビングの机の上には牛乳のパックにはちみつの瓶、どこかで入手してきたブランデーの小瓶が置かれている。 それにマグカップが二つ。 (-195) 2023/09/18(Mon) 16:55:02 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ/* お疲れ様です、おさとうかえでです。 昨日日付変更直前になってお送りしてしまったこちら >>2:96 の白の続き、どういたしましょう? 墓落ちのメンバーが壮絶でしたし、流して頂いても構いません。 その場合はこちら手隙の時にまたベーカリーに遊びに行かせて頂きますね!(できたら……) ただお忙しくてまだ着手できていないだけなどでしたら申し訳ありません、催促の意味ではないのでゆっくりどうぞ…! おさとうかえででした! (-198) 2023/09/18(Mon) 17:34:16 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ「考えがありゃいつでも飛び出して行けるってわけだ」 軽口半分、それがこの猫被りのいつも通り。 自分が一言行けと言えばあなたは行くのだろう。 それが最善だと判断したなら。 聞き分けの良い犬は好きだ。 それを使い捨ての走狗にするのは好まない。 この猫被りはそういう人間だった。 「ま、何かありゃ お手伝い に奔走してもらう事になるだろう。部下に有事の引き継ぎなんかは任せてるだろうが、 アレさんが居なくなった分 情報もブツも確実に滞り出すだろうしな」 そして、それらの隠蔽も。 ヴィットーレちゃんの部下の面倒も見なきゃならねえ、 人気者は困るな、そう呟いて大袈裟に溜息を吐いて見せた。 まだ元気らしい。今のところは。 「酔っ払ってられる暇がありゃいいなあ、お互い」 労りにはどーも、と返し。 引き留めなければ、また大股で何処かへ向かうだろう。 (-204) 2023/09/18(Mon) 19:09:12 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 渡りに船 ロメオ「ロメオさんも苦手なの? ……そっかあ、へへ、なんだか安心した。 オレひとりじゃないんだって」 「うん!いざというときは、ちゃんと自分の身を守る」 きりっとした表情を浮かべつつも、深くこっくり頷いた。 そうして先ほどよりも随分とほんわかした貴方の説明に、やっぱりわからないこともあるんだななんて。 それにもやっぱり安心して、うれしかったりして。 「やった、じゃあ次はそれ〜。 とりあえずこれ飲まなきゃだよな……」 あなたを真似て、こちらもぐいっとグラスを呷ってみる。 甘くてデザートみたいだから、そちらのを飲むよりはマシだったが。 少しだけくらっとしたので、「ゎ」とかちっちゃく声を漏らしていたり。 それを指摘されたりしていたかもしれないが、とりあえずは次の二つをマスターに注文した。 で、待つ最中。 「ロメオさんって、普段はひとりでバーくる?誰かと一緒?」 (-207) 2023/09/18(Mon) 19:30:47 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あ、いた。いーよいーよ、お邪魔します」 対するロメオは灰色のパーカーにタイトジーンズだ。 一応私服の中でまともな服を選んできたつもりなので、 伸びていたりしわが寄っていたりしている事は無いだろう。 招かれれば靴を揃えて脱ぎ、 失礼にならない程度にきょろりと見回す。 よく分からない像をなんだろ……と見つめてから、 「あ。おやつ持ってきた」 フィオッコ・ディ・ネーヴェの袋を差し出した。 ブリオッシュ生地にクリームを入れたものだ。 チーズが入ったものとチョコレートが入ったもの、2種類が数個袋の中に入っていた。 「牛乳もありがと……家綺麗だね」 (-210) 2023/09/18(Mon) 19:56:28 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ/* お疲れさまです、万人の夢です! お返事遅くなってしまいすみません! 秘話にてお返しする予定でしたので、そのまま続けさせていただければいいなと思っています。 墓落ちメンバーが壮絶だったのは、本当に、そうです……(昨日は横たわっていました) お声がけありがとうございます、引き続きよろしくお願いします! (-211) 2023/09/18(Mon) 20:26:39 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ>>2:96 「助かったぁ〜〜。救世主だわ」 「ありがと……え?これもいいんすか?」 離れて餌を食べ始めた猫の姿にほっと息を吐いて、 これまた大げさに感謝をして笑顔を向けた。 それから差し出されたカップのコーヒーには驚いて、 それでも素直に受け取った。 中を覗けば既に自分好みの調整がされている。 「悪いっすね、なんか。ありがとうございます。 今度店来たらオマケしようかな」 「猫、懐くのはいいけどもう飼えねえから…… 家にもう居るんすよ、白いのが」 懐かれているのに困っていたのはそれもあるらしく、 コーヒーに口を付けてぽろりとそんな事を零した。 人懐こくついてくる野良猫と言えど、 考えなしに拾えるものでもないので。 (-214) 2023/09/18(Mon) 20:39:29 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ「どーでしょう。オレに考えが浮かぶ脳があればの話す」 口を片方だけ吊り上げて不器用に笑った。 自己判断で勝手に動けば痛い目を見る、と思っている。 自分の不出来な頭を信じてはいない故の考えだ。 下手は打ちたくない。一番確実な方法を。 ……それこそそれを思いつく事があった時、 その言葉の通りに飛び出して行くのかもしれない。 「そん時は、喜んで。大抵の事はやらせてもらいますよ。 出来るんで」 色々な手伝いをする度に学びがある。 仕事の種類、手段、方法……それを記憶している。 身軽さと器用さの所以はそれだった。 上を失えば下が惑う。 それを治めるのは簡単な事じゃないだろう。 そればかりは自分から手伝えないから、 ロメオは労わる事しか今は出来ない。 「本当に。ま、乗り越えましょう」 あんたは捕まんないでくださいね、なんて当たり前の事。 忙しい貴方を引き留めるのも気が引ける。 その場はそのまま、その背中を見送った。 (-219) 2023/09/18(Mon) 20:53:33 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「アレさんから貰ったものが殆どです。 どこから見つけてくるんでしょうね、これ」 貴方が部屋を見れば、まず気になるであろうと思ったので先回りして伝えておく。 混沌とした部屋が趣味だと思われるのは……嫌ではないが、なんだか違う気もしたので。 「エ!おやつまで……そんな…… ありがとうございます。 先輩が来るから急いでめちゃくちゃ掃除しました。 これ、一個だけ食べちゃいます?」 普段から掃除はしているから、半分嘘で、半分本当だ。 寝る前のおやつだが構わない、これはきっとホットミルクと合うだろう。 しっかりとその分歯磨きすれば大丈夫。 ……たぶん。 (-222) 2023/09/18(Mon) 21:04:13 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ/* お疲れ様です……!昨日は…………(目を伏せる)(首を振る) ありがとうございます。お話したかったので嬉しいです。 では少しスローペースとなりますが、お付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (-226) 2023/09/18(Mon) 21:17:17 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「オレ記憶力は良いけど頭は良くねーの。 騙されちまったらもうそれきりな気がすんな」 「そうしてくれよ。そしたらオレも安心するから」 しっかり頷く貴方が何だか可愛らしくて、 頭を撫でようと手を伸ばした。 叶えばそのままぐりぐりと頭を撫でる。唐突だ。 「あんまり焦んなよ〜……おお。行った」 平気かね、と追加で水を頼んだりした。 自分も欲しかったのもあるし、 酒を飲むならどっちにしろ水は飲まねばなるまいし。 「普段? あー……」 「一人かな……たまにセンパイと」 ぼんやりと天井を見つめてそう返す。 「ここにも来るし、ここじゃないとこにも行くし。 でもあんま自分から人は誘わないな……」 (-228) 2023/09/18(Mon) 21:26:38 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオカップを受け取られると、またにこやかに。 いいんですよおと、間延びした声。 「お約束う、でしたからあ。」 「ふふー。お隣、失礼しまあす。」 ビニール袋の中には自分の分も買ってある。 紙の土台をたたみ潰して、同じだけ砂糖の入ったそれを傾けた。 「やったあ。じゃあやっぱりい、気まぐれの頻度をお」 などと宣いはしゃいでいる。 お取置きの件で充分とは思っているので、これは冗談だ。 「あ。猫お。ふふー、そうなんですねえ。」 「実はあたし、猫とか触ったことなくてえ…」 「お名前とかあ、あるんですかあ?」 (-231) 2023/09/18(Mon) 21:36:12 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「ああ旦那の……本当にな。 あの人も物あげたがりだよな……」 そう聞けば納得したように深く頷いた。 律儀に飾るんだな、とも思ったけれど 貰いものを飾っているのは自分も同じことを思い出し、 口に出すのはやめておいた。 「美味しいから……食べて欲しくて」 「悪ぃな、なんか。 じゃあ頑張って掃除してくれた礼って事で……食うか」 寝る前のおやつには賛成して、 とりあえず手洗いを借りてから、おやつの用意をしよう。 ホットミルクの横のブランデーを見つければ、 おっ、と声を出した。ブランデー派だったらしい。 (-236) 2023/09/18(Mon) 21:49:41 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ隣に座れば少し目で追った。 猫は構わず餌を食べていて、もうこっちに目もくれやしない。 夏の終わりの風に、珈琲の香が乗る。 「アハハ。言っといたよ、店長に。『馬鹿言え』って笑ってた」 「笑ってたって事は気前は良くなるんじゃねーの? これからに期待ですねー」 こっちも冗談で店長に言ったつもりなのだが、 案外きちんとリクエストとして受け取られたかもしれなかった。 「猫触った事ねーの。好きなタイプかと思ってた」 「名前ね、Cocco。白いから」 「そいつも野良猫だったんだよ。 オレは保護した人から譲り受けただけなんだけど」 「今も何匹か貰い手探してんだ。 猫欲しい奴に心当たり居たら教えてよ」 ……最近、パン屋に『飼い主探しています』という 貼り紙がしてある事を貴女は覚えているかもしれない。 あれもロメオの手書きで、依頼物なのであった。 (-247) 2023/09/18(Mon) 22:20:49 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「ね。食べ物といい、くれる物といい。 俺もいつか、あんな人になりたいな」 そう言いながら、よく分からない像をそっと撫でた。 今朝も埃を払ってやったそれはつるりとしていて掌に心地よい。 いつぞやに頭を撫でられた時でも想起しているのだろうか。 「悪くないですよ、急にお願いしたんですし。 へへ、なんか嬉しいですね、こういうの」 好きな物を勧めたり勧められたりするということ。 立場が上の貴方に甘えるのは本当はあまりよろしくないのかもしれないが、内緒にしてくれると言っていたし。 「ブランデー派でしたか? じゃあ、おれははちみつを……」 貴方が買ってきてくれたフィオッコ・ディ・ネーヴェをころりとお皿に載せて、その横にホットミルクのマグカップを添える。 貴方にブランデーを混ぜるためのスプーンも差し出してから、自分も程よいあたたかさに温められたミルクをくるくるとかき混ぜた。 念のためにふうふうと吹いてから、 「Buon appetito」 (-252) 2023/09/18(Mon) 23:01:10 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ「なんかやらかす気になったら言えよ」 場合によっちゃ一枚噛んでやろうじゃねえの。 そんな言葉を付け足して、 見送るあなたを振り返りはせず、背中越しに手を振った。 (-256) 2023/09/18(Mon) 23:08:34 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオいつかの時間あなたのもとに連絡をした同僚がどうしても会いたいと行ってやってくる。 場所は外でもアジトでも何処でも良いと指定があった。 「ロメオー。あのときの数字だがあ」 「結果的にはよかった」 良かったらしい。そんな報告。 しかしなにか喜んでいるような言い方ではなく、あなたが少しでも感情に機敏であれば、ルチアーノはあの選択をさせたことに罪悪感を持っていそうであった。 直接顔を合わせに来るほどに。 (-260) 2023/09/18(Mon) 23:42:05 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「え。ほんとおですかあ。ふふ、やったあ。」 「じゃあたあくさん、期待しちゃいましょお。」 弾むような声と、揺れる足。 それでもどこか気怠げなのは、間延びした語尾のせいだろう。 「んー。そう見えますう?」 「見るのは可愛いんですけどお。」 「…ふふ。Coccoちゃん。かわいいお名前ですねえ。」 続いた言葉に、んー、と人差し指を口元に。 「…キョーミは、ありますけどお……」 むすとまさにその口元が尖る。 微かに翳った表情にまで、あなたが気付いたかどうか。 「……今は、どおでしょおねえ。」 「いろいろと、物騒ですしい…。最後まで、飼えるかなあ…」 “物騒”とはまた迂遠な表現だと自分でも思う。 誰がどんな理由で逮捕されるかも分からない法案に、言葉を選んだと言えばその通りなのだけれど。 (-261) 2023/09/18(Mon) 23:42:12 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「懐広いよなー。かっこいいよ、あの人」 この間も珈琲を貰ったばかりだった。 仕事もできるし、尊敬している。 貴方はきっとそれよりも、もっと。 「誘われたにしたって一応客だからさぁ。 ……純粋に人んちに泊まるのってなかなか無いから」 「楽しいよ」 ふ、とした気の抜けた笑み。 立場がどうとかは余り気にしていないけど、 もし立場が上の人の家に泊まりに行くとなれば こんなにリラックスすることも無いだろう。 「あ、うん。入れるのすき」 「はちみつもいいよね」 子供じみた返事をして、嬉しそうにスプーンを受け取って。 とろとろとホットミルクにブランデーを入れてかき混ぜる。 「じゃ、ありがたく……」 Buon appetito、と一言。 暖かいミルクとブランデーで、体がほの温かくなる。 (-276) 2023/09/19(Tue) 1:11:42 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ連絡を受ければすぐに向かい、 「あ、なんだ。良かった」 「気になってたんすよ。 なんかヤバイ事だったらどうしようかって」 分かりやすいくらいに安堵の様子を見せた。 わざわざ教えに来てくれたんだな、と貴方の表情を見れば なんだか喜ばしい感じでもなく。 「……結局何だったんすか?」 問う事にした。無論答えなくても良い質問だ。 (-278) 2023/09/19(Tue) 1:20:54 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ「オレも楽しみー。 つまみ食いできるパンが増えますからね」 バイトの特権、つまみ食い。 『朝一番に試食ができる』というのは パン屋で勤めている理由の一つかもしれない。 「触るのはー、って奴すかね。アレルギーとかもあるか…」 「でしょ。人懐こいメスですよー」 興味はあると聞けばおっ、とも思ったけれど、 その先の表情と言葉に「あー……」と声を漏らした。 「なんか最近街もざわついてますしねえ。…………、」 「オレも最後まで飼えないかも、っつったんですけどね。 一人暮らしだし、独身だし、オレに何かあったら 猫の世話が誰がやんだ〜つってね」 首の後ろを掻いて、遠くの花壇の方を見つめた。 珈琲のほろ苦さと砂糖の甘さが口に残っている。 「落ち着いて欲しいですね。ホント」 「パン屋は変わらずやってますけど」 (-282) 2023/09/19(Tue) 1:32:34 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「つまみ食い…。いいなあ。」 甘美な響きだ。羨ましい。 大袈裟にしかつめらしく顔を作って、すぐにくすっと崩したり。 「いや、機会なくてえ…。」 「この歳になって触ったことないと、なかなかあ。」 「今度猫カフェとかでデビューしてみようとは思ってるんですけどお…。」 女の子かあ。なんてふわふわ。 白くにごった茶色がカップの中で少し揺れる。 「んー……。」 「ほんとおにい。」 曖昧な笑みでコーヒーをまたひとくち。 それで心中を誤魔化した。…いつか、落ち着くんだろうか。これは。 「でもそれじゃあ、心配ですねえ。」 「お兄さんに何かあったらあ…。」 「…これは不謹慎ですねえ。ごめんなさあい」 そうなりかねないあの法案が全て悪いわけだが。 それでも余計なことを言ったと思った。苦笑い。 (-304) 2023/09/19(Tue) 6:27:35 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ「あれかあ、あれはなあ。カンターミネかネロだった」 何がとはすぐには言わなかったが、猫の件もある。丁度その分の借りを返そうか。 「法案に関わってる人間を調べていてなあ。 どちらにするか決めあぐねたから、お前に決めさせた。 お陰で大分視界が開けたし、内部犯が居るかの目星もついた」 「どうもありがとう」 殴られてもおかしくないなと思いながら正直に告げた。 (-324) 2023/09/19(Tue) 8:34:31 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ「そうなの?オレから見たら頭良さそうだけれど…… 意外だな、騙されてるロメオさんってあんまり想像できない」 こちらからすれば遊ぶときはいつだって頼り甲斐があって、世の中を多く知っていそうに思えたから。 とはいえ年下だからこそ思うのかもしれない、と思った辺りでぐりぐり頭を撫でられていた。 「わ」と声が落ちて、それからきゅっと目を瞑った。 「う、うん……」 それでも瞳を開けると何やらぱちぱち、瞬き。 追加で頼んでもらった水にそろっと口をつけつつも、飲めば撫でてくれたあなたの手を指先でつつこうとしている。謎の行動。 「せんぱい? パン屋の?」 誰かいたっけ、と思いつつ。 「へえ〜じゃあロメオさんから何か誘われたときは、うれしくなっていいんだな」 (-327) 2023/09/19(Tue) 8:51:19 |
【人】 渡りに船 ロメオ>>11 ヴィンセンツィオ 「アハハ。ま、働いてみたかったすね」 背丈ばかりは立派だけれど、それ以外は年相応、 もしくはそれよりも子供っぽいかだ。 ロメオから見る貴方は『オトナ』で、オレもこれからこうなれっかな、と初対面ながらに細やかな憧れを抱くような、そんな雰囲気を貴方に感じていた。 「あ、褒められた。あざす」 「オレを引き抜くなら高くつきますよ。 それかオレを惚れさせるか」 なんてね、と片手の指でハートを作って見せた。 緩く笑んで冗談めかして返すのには慣れていて、 どんな疑りにも慣れている。 ロメオがその意図に気付いているかどうかは分からないが。 なんにせよ、この答えは戯れのジョークだ。 「ありがとうございましたぁ。喜んで〜」 ゆる、と手を上げてあなたを見上げる。 そのままドアベルが鳴って貴方の姿が見えなくなれば、 またロメオは足を組んで椅子に寄り掛かり、 店の中の日向とパンの香りを吸い込んだ。 まだ穏やかな昼前の、束の間のやり取りだった。 (22) 2023/09/19(Tue) 9:54:21 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ「いいでしょ。おねーさんも働く?」 いつでも歓迎してますよぉ、と何とも軽い勧誘。 つまみ食いの為にバイトをするとはこれいかに、なのだが。 「ああ、そういう。良いんじゃないすかね、猫カフェ。 可愛がるんなら人んちの猫が一番ですからね」 「飼ってるオレが言う事じゃないけど」 本来は自分はそういう考えで……飼わないかと言われたので。 猫はかわいいので是非撫でて欲しいとは思った。 ロメオは猫好きだった。 「…………」 「ま、オレは捕まんないでしょー。流石に」 「捕まったら何しようかな。なかなか無い体験ですからね」 「それはそれで楽しくやるんで心配しなくていいですよ。 オレ、タフなんで」 へら、と苦笑いに眉を下げた気の抜けた笑顔を返す。 一般人が叩くにしては大口だが、 返ってそれで冗談だと思ってくれればそれでいい。 それに、言っていること自体は本当なのだ。 (-339) 2023/09/19(Tue) 10:20:17 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「え?」 「あぶねー……」 「え?本当に大事な事じゃないすか?それ。怖……」 いい方向に動いて本当に良かった……と、 改めて胸を撫で降ろした。 殴りはしないが顔をくしゃ……とさせていた。 「どういたしまして……?」 「てか内部犯とか居るんすか。やっぱいなかったんすか」 それからハッとして、 聞き捨てならないことについても質問する。 (-340) 2023/09/19(Tue) 10:26:55 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ「んーいるなら……一人、 だった なあ」「……お前は違うだろ?」 その瞳は信用もしていないが疑ってもいない顔だ。 何も調べていないのに分かり切っているというように。 「そいつ以外は警察の人間が動いてるよ、俺の推測通りならな。 後黒眼鏡の旦那は絶対自分から勝手に捕まりやがったし、 この先も俺たちと警察の奴らが一人か二人ずつ連れていかれるだろうよ」 「まあ、ロメオはもう少し平気だろうがなあ」 (-342) 2023/09/19(Tue) 10:44:29 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「一から物事考えんのが苦手なんだよ…… 考えは出来っけどいつも不正解だからな」 そして人の言う事を聞くのでたまに騙される。 困った事だった。 ぐりぐりわしゃわしゃと撫でて気が済めば、 今度はつつかれるままに手をつつかれている。 「どした……?」 「手だよ」 当たり前のことも思わず言った。 「ん〜ん。……学校の」 嘘だ。学校は途中からまともに通っていない。 交友関係が続くはずもない。 「そう思いなよ。オレも誘える相手少ないから」 「誘えるの、嬉しいよ……あ。来た」 ありがとうございます、とグラスを受け取る。 XYZの白い表面が揺れて、二人の前へと置かれた。 (-343) 2023/09/19(Tue) 10:45:03 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「だった……はあ。なるほど」 「まさか。自分で縄張り潰す様な面倒しません」 ぱ、と両の手のひらを上げて貴方に見せた。 ホールドアップ、手の内明かし。 そこには何も握られていない。当たり前だ。 「……旦那も無茶しますね。 トロイの木馬の真似事でもしようってつもりなんすか?」 「本当になんの為の法案なんだか……、 あんたも自分から行く気はしてないでしょうね」 ジト、とその瞳を見つめて。 「道具は一人で動けませんよ」 「使い手がいなきゃあオレぁ独活の大木なんで……」 だーれも減らないでほしいなあ、と億劫な顔をした。 (-345) 2023/09/19(Tue) 11:04:26 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「いつかサングラスも似合うようになりたいなあ…… 今買うとからかわれそうで買えないんですよ」 かっこいいよ、という言葉に肘をついてぽやんとする。 例えば20年後、己が黒眼鏡を掛けて仕事を仕切っている姿なんてとても想像がつかない。 あの人は今それを現実にしている。 「じゃあ今日は……今晩は?ゆっくり休んでくださいね。 ……は〜……」 甘いホットミルクを飲んで一息。 貴方の買ってきてくれたおやつをひとくち。 顔中でにこにこと笑って、幸せだなあと思う。 小さなおやつはそこそこに食べ切ってしまうし、ホットミルクもマグカップ一杯は時間をかける量ではない。 「そういえばロメオさん、寝る前にシャワーは浴びます? 俺は掃除終わってから浴びたのでこのままですけど……」 (-346) 2023/09/19(Tue) 11:06:29 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「あー、サングラスな。あの人は似合うよなぁ……。 お前はまだ……似合わないな」 髪でも伸ばして結んだら似合うんじゃね、と なんとなくの感想を話す。 自分は上に昇る気は無いので、掛ける機会も無いだろうと 高をくくっているが。 「ん。そうするわ……手元に仕事もないし。 久々にホットミルクなんか飲んだな……」 足を伸ばして、温かいカップを傾ける。 少し涼しくなってきたから、 温かい飲み物は体を温めるのにちょうどいい。 おやつはチーズの塩気とクリームの甘さが良くって、 サイズも小さめだからかあっという間に食べてしまった。 「シャワー? んや、大丈夫。浴びてきたから。 あと歯ぁ磨いて着替えたらいつでも寝れっかなーて感じ」 (-349) 2023/09/19(Tue) 11:23:54 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「まだですもん。 いずれは似合うようになりますもん」 わざと拗ねたように、子どもらしい口調で言ってみる。 髪を伸ばすという提案については、じっと貴方を見て。 「そういえばロメオさん、髪長いですよね。 何かこだわりがあるんですか?」 思いつきのようだが、案外何か理由があるのかもしれない。 願掛けなどであればあまり聞かないほうがいいのかもしれないが。 「了解です。 じゃあ、まずは歯磨きしましょっか」 食器類をシンクに置いてあとは明日の自分に任せておく。 それから貴方を洗面台に案内して、二人並んで歯を磨く。 なんともでこぼこでおかしな光景だが、それがなんとも楽しい。 (-357) 2023/09/19(Tue) 12:13:17 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ「俺はヘマをやらかしたんで、連れてかれそうなのと……。 まあ次の候補らしいぞ」 だから部屋は片付けてると笑ってやる。 そうだ白猫もまだ貰い手が見つかってないとも。 「勝手にどっかに行くつもりはないが、どっか行ったらそういうことだ。 あと俺が死んだら犯人はカンターミネだ。よろしく頼めるか」 何かをよろしく頼もうとしている、何もそこに明確なものはない。 あなたの言葉と態度に満足いったのかへらりと笑う姿は何処となく力が抜けて安心しているように見えた。 (-359) 2023/09/19(Tue) 12:19:01 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「おう。いずれな、いずれ」 「拗ねんでもちゃんと似合うようになるよ、お前なら」 なんだか微笑ましくなってしまって、笑いながらそう返し。 それから。 「髪? ああ……かっこいい理由じゃないよ」 「髪短くしてるとさ、怖いんだよね。背中に何もないと怖くて。 伸ばしてたらちゃんと覆ってくれるじゃん」 何が怖いんだかはオレもよくわかってないんだけどさ、 と目を細めながら首を傾げた。 薄いレモン色の癖毛がサラリと揺れる。 歯磨きと聞けばはあいと返事して、素直に並んで歯を磨こう。 横を見れば貴方の頭。歯磨き中にいたずらでエイと旋毛を押した。 よくない。 (-370) 2023/09/19(Tue) 12:49:10 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオアジトに顔を出さなかった日。 あなたにひとつのメッセージ。 『食事会、ありがとう』 『あの時はゆっくりお礼も言えなかったから』 『ラスクもパスタも、すごく美味しかった』 『ロメオさえよかったら、作り方を教えて欲しいくらい』 こんな状況下で送られた他愛もないそれは、いつもの彼女らしくもあったかもしれない。 (-371) 2023/09/19(Tue) 12:52:06 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「 はあ? 」素っ頓狂で大きな声が出た。 ほとんど前髪に隠れた翠の瞳が、 重たい瞼を上げて今回ばっかりは大きく開かれる。 「………………………………」「…………あんたが、」 「今度逮捕されんなら、あんただって?」 「ふうん、 そう……」 ロメオにとって、 サラリと告げられるには重たく、頭が痛くなる言葉だった。 動揺と一緒に貴方に差された人差し指を、 ゆらゆらと振って握りこむ。 「猫、猫は…………預かります。オレが飼います……」 「あの白いやつでしょ。いいですよ」 「あと何をよろしくすればいいかわからないんですけど。 殺されるんならせめてちゃんと抵抗してください」 「やりますけど。頼まれますけど」 「あんたが言うなら……」 そこまで言えば、むっと口を結んだ。 怒ってはいないのだけれど。 (-375) 2023/09/19(Tue) 13:04:44 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ「まだ決まったわけじゃあないし、順序は……あー。 候補にいるだけだから心配するな」 男はこの日危ない橋を2つ渡っている。 どちらも渡りきれば無事であるのだ。遅かれ早かれ捕まると思ってるが。 「あと殺される理由は」 「 女を泣かせたせいだから俺は抵抗が出来ない 」突然の殺害され予告はかなりの別件らしい。 「いつも迷惑かけてすまんな。 俺は俺なりに一人でやれることはやってきたんだが、 ……どうもお前にはふざけたことでも言いやすくてなあ」 「そうだ、改めて俺に頼みたいことはないか。 あの店のパンでもなんでも買い占めてやるぞ?」 金ならあるからなと、貴方が何も言わなければまたふらりと何処かに出歩くつもりで踵を返した。 (-376) 2023/09/19(Tue) 13:17:46 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ『どーいたしまして』 『作り方なら教えるよ。 あんたの時間が空いてたらいつでも』 ほどなくして、返信。 すぐに送られてきた。 『アジト来ないから心配した。大丈夫そうだな』 そう送ってから、少し間を置いて。 『何かあったら俺の事使ってください』 『頼るでも頼むでも 言われたら応えるんで』 そんなことも、付け足した。 (-377) 2023/09/19(Tue) 13:20:17 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「しますけどお……??」 「候補にいるだけで十分懸念材料ですけど??」 拳の中にしまった指をまた出して差した。 「 マジで何したんすか? …………はあ、もう」それからわしわしと頭を掻いて、 だらんと腕を下ろす。 「…………迷惑じゃないす。頼まれんのは好きだから」 「便利に使ってもらうためにここにいるんで……」 「……………………」 「じゃあ連れてかれんならちゃんと帰ってきてください。 大丈夫ならこれからも猫のこと手伝わせてください」 拗ねたみたいに唇を尖らせてはそんなことを言って、 踵を返した貴方の背中を見る。 「あんま無茶しないでくださいよ」 なんて一言、その背中に投げて。 貴方が行くのなら、ロメオもこの場を後にするんだろう。 (-379) 2023/09/19(Tue) 13:31:27 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオいずれ似合うようになる。 言質でもなんでもないそれを、ふふんと嬉しそうに受け取る。 「背中に何もないとこわい。ふむ。 ホラーを見た後みたいな……違いますか。あれ?」 ほんの小さな頃に強がってホラー番組を見て、怖くて1人で眠れなくなって。 親のベッドに潜り込んでぎゅうぎゅうに抱きしめてもらって、それでようやく安心して寝たんだっけ。 この人には抱き枕ならぬ抱かれ枕が必要なのではないか。そんなことを思う。 歯磨きの最中、旋毛を押された男は「むぎゃ」だの「うぎゃ」だの、不明な音を発していた。 押せば鳴るのかもしれない。 歯を磨き終えれば寝室に案内される。 1人で寝るには大きなベッドとクローゼットのある、先ほど同様のシンプルな部屋だ。 (-385) 2023/09/19(Tue) 14:27:41 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ「俺は帰ってこれるのかね……」 そこそこ弱音が混じったのは、如何せん罪の数が多すぎるから。 今回のことがなくても一度捕まれば厄介なことになる自覚があった。 「一端のソルジャーなんぞ捨てやすいと思うが」 「……ロメオに言われちゃあ戻らんとな、猫も子猫ちゃんも待ってるし」 それでもこうやってついてこようとしてくれる仲間がいることが酷く恵まれていて、名残惜しく感じる。 失った人間も縁もあるが、その分を埋めて溢れるほどのものが手に入っていて、十二分に贅沢をしてしまっていたと思う。 「無茶なんて」 どら猫がどこで一匹でくたばろうと誰も気にもとめないだろう。 足を止めて振り返る、貴方が心配するようないつもの顔を見せてやる。 「俺は楽になりたいわけじゃないんだ」 それは、皆に言う男の一つの嘘だった。 (-386) 2023/09/19(Tue) 14:29:15 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノどれだけの罪を重ねていたとしても帰って来てほしい。 そう思うのは現実の見えていない我儘かもしれない。 事実返ってくるのは難しいのかもしれない。 でも、それでも。 「……だって」 「あんた、ノッテ『ファミリー』でしょ」 誰が最初にこの纏まりの事をファミリーと呼んだのだろうか。 忠誠、繋がり、伝統、そういう纏まりの強さを 意識させるためなのだろうか。 ロメオにそんな事は知ったこっちゃなかった。 勝手に文字通りの物をそこに受け取っては、 勝手な情を、押し付けないでも抱えて生きてきた。 そして今、勝手に押し付けたのだった。 何回かは聞いた事があるかもしれないその言葉。 それを聞いて、緩慢に振り返り。 ▷ (-389) 2023/09/19(Tue) 15:26:15 |
ロメオは、「楽になりたくなったら」「言ってくださいね。いつでも」 (a13) 2023/09/19(Tue) 15:26:42 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ「へえ、イメージちょっと変わったかも。 親近感の意味で、ロメオさん不服かもだけど」 こちらもこちらで似たようなものだ。 うまくできない一面を聞いてフォローするでもなく、勝手にうれしそうにしながら。 つんつんしていた手はそのまま、ふに……と握ったりもしている。体温の高い肌。 「……へへ、手だ」 「オレさ、触ったり触られたりするの得意じゃないとき、あるんだけど。 ロメオさんの嫌な感じしなかったから」 そういうことだったらしい。 少しばかりの酔いもあるのか、ふにゃふにゃ笑う姿には喜びが素直に表れていた。 学校の繫がりが今もあるの、仲がいいんだなとか。 誘えるのが嬉しいの一言にさらにうれしくなったりしながら。 置かれたグラスを見やれば「やった〜」などと間延びした声。 「どっちから飲む? あ、ロメオさんからにしよ。 珍しいロメオさんのはじめてだから」 尋ねたくせに直後勝手に決めた。 こちらは全部初めてだけど貴方はそうじゃないからと。 初めてのカクテルの初めての一口を譲りたくなったらしい。 (-392) 2023/09/19(Tue) 15:42:39 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「あー。あははぁ。」 「でも今のお仕事、気に入ってるのでえ。」 残念。誘惑は誘惑止まり。 職務態度の割に、あっさりとしたもんだった。 「ええー。そおなんですかあ」 「…でも、いいと思うなあ。小さな家族〜」 キョーミがあると言ったからにはこのようになる。 まあどちらにせよ、情勢がこの有様では。なのだが。 「でもお、朝パンを買いに行ってお兄さんがいないとお」 「やっぱり心配になっちゃうのでえ」 「……風邪とかでも休んだり、しないでくださいねえ。」 そしてこちらはこちらで、まさか本気で捕まる心配なんてしませんよ、と言わんばかり。 おどけるように肩を竦めてくすり。きちんと冗談として受け取られたらしかった。…ついでに。 「あたしは風邪ひいたら、休みますけどお」 (-437) 2023/09/19(Tue) 19:47:54 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ『じゃあ、明日にでも』 『今日はいくところがあるから、アジトには戻らないと思うし』 本当にこの人も、私に甘い気がするなあ。 頼る先があるのは、本当に安心する。 『わかった、何かあったら頼る』 『ロメオも、何かあったら言って。言ってもらえる分、私も返したいから』 (-439) 2023/09/19(Tue) 20:12:56 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「なんか……背後に立たれるのが嫌、みたいな。 オレホラーは全然何でもないんだけど」 「ちゃんと身を守ってないと嫌みたいなのに近いのかね。 恥ずかし〜……」 例えば背中を叩かれれば大げさにびっくりするだろうし、 誰かに背中を見せないように、 アジトの居場所はいつも端っこだ。 誰かが背後に立てばすぐに振り向く。 ロメオのいつもの様子はそんなような感じだ。 貴方がそれに気づいているかは分からないが。 押せば鳴ると分かれば「アハハ」ともう一回押した。 よくない。 寝室へと通されれば「広……」とつぶやきを漏らした。 シンプルな内装も相まってすっきりとして見える。 「すごいな。ベッドもでかいし」 「オレよりいい家じゃん。妬ける〜」 (-459) 2023/09/19(Tue) 21:18:11 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「逆にどんなイメージだったんだよ。 オレは別にカッコよかねーぞ」 「不服ではないけど」 少し目を細めて貴方を見やり、 やれやれと言った様子でゆったり首を傾げた。 つつかれれば握られ、それも不思議そうに見た。 体温の高い同士その体温差に驚くことはないにすれ。 「ああ……そゆこと。そら急に撫でて悪かった」 「嫌じゃないならよかったんだけど。つい。 弟居たらこんな感じなのかなーって……」 架空の家族を夢に見て、照らし合わせた結果があれだ。 平素ならこんな事もしない。 こちらもきっと酒が回ってきたのだろう。 嫌じゃあないなら、嬉しかった。またできるかな、なんて。 「いいの? んじゃお先に……」 「……あ、酒強。でもすげーすっきりしてる。 レモンがいいな、これ。お前も飲んでみろよ」 それじゃあとグラスに口を付け、こくりと一つ飲む。 口に含んでから何度か瞬きをして、感心したような表情だ。 気に入ったのだろう。 (-464) 2023/09/19(Tue) 21:28:13 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ「なーんだ、フラれちゃったよ」 いつでも待ってまーす、なんてこっちもあっさり。 バイトが増えるのは悪く無い事だ。 「かわいいすよ。家帰ったらもう玄関にいるんだもん。 ずっと面倒見てやれればいいんすけどねえ」 こーんなのが……と手でサイズを指し示したり。 今は無理かもしれないけれど、お勧めだけはしておくのだ。 ……情勢がどうなるのか、見通しは立たないが。 「厳し。風邪引いてんなら休ませてよ」 「でも、まあ、うん」 「いつも通りって安心材料ですからね」 「ちゃんと朝、待ってますから」 「……そっちは休むのかよ。寂し〜」 アハハ、と冗談も笑い飛ばして。 紙のカップを傾ければコーヒーも最後の一口だった。 猫がにゃあ、と鳴く。すっかり缶の中は空になって、 並んで座る人間二人を眺めていた。 (-471) 2023/09/19(Tue) 22:00:41 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ『OK』 『気を付けろよ。おまわりさんの巡回も多くなってる』 ポン、と敬礼する犬のスタンプ。 警察の暗喩のつもりだろう。 警察に対する嫌味が存分に含まれている。 『それじゃ頼るよ。あんたもファミリーだからさ』 その『ファミリー』の五文字に含まれる意味は、 果たして貴女が感じている意味と同じだろうか。 少なくともロメオの持つ意味は、 そんなに軽いものではなかった。 (-474) 2023/09/19(Tue) 22:10:52 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ「普段はゆるゆるだらだら〜ってしてるけど〜…… やるときはやれて、すごい、みたいな?」 語彙力の無さを披露中。 披露してから「かっこいーよ」も付け足した、思ってるから。 触れた相手の指をつめたいと思わないのは珍しいことで、それもあってかもう少しにぎにぎ……としていた。 それでも"弟"を伝えられると、はたり瞬き。 手を止めて貴方を、瓶底眼鏡の向こうをしばらく見つめて、見つめて……から。 「……ロメオにい」 すこしちっちゃな声で呼んで、へへ、と零した笑いは照れ隠し。 幼い頃に姉や兄として慕ったその人たちと違って、もう十分大きくなってから。 誰かを改めてそんな風に呼ぶのは少し恥ずかしかったけれど、嫌な気分じゃなかった。 勝手に貴方の片手で遊んだまま、お酒の感想を聞けば。 「つよいの……? おいしそうだしのむけど……」 そして片手でグラスを受け取れば、恐る恐ると一口含み、ごくん。 「あっ、おいし!い、けど!喉が、大人……!」 慌てて水を含んでる。先程飲んでいたものよりずっとアルコールを感じた。 (-478) 2023/09/19(Tue) 22:21:50 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「なんか……マフィアっぽいですね…… いや、それだけ気が休まらないのはよくないか」 なんともマフィアっぽくない言葉が漏れた。 男の日常は荒んでこそいるが、まだ子供の縄張り争いの延長だ。 夜は健やかに眠るし毒見を必要としたこともない。 そんな状態から比較すると、貴方は警戒心を立派に備えていていかにもらしい風に見えたのだろう。 何度か押すと「あがが」と壊れた機械のような音を発した。 口元にはしっかり笑みが浮かんでいるので、遊んでいるのだろう。遊ばれているのかもしれないが。 「色々置こうと思ったんですけど、なんだか決まらなくて」 「この部屋借りるのもアレさんたちに助けてもらってますから。 ……一人で寝ると寂しいんですよね、これ」 明らかに一介の子どもが一人で借りられる部屋ではないだろう。 いつかは引っ越して自活できる程度の手狭な部屋に……と思わなくもないが、そうするには買ってもらったものを捨てる必要がある。それは嫌なため、保留しているのだとか。 ベッドに寄ってぼふ、とマットレスを叩く。 そのままごろりと転がっても、まだスペースが余る。 (-479) 2023/09/19(Tue) 22:30:09 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ『なるべく一市民としていられるようにしておく』 『変装の腕ばっかり上がっちゃうかも』 Grazieと書かれた猫のスタンプを送った。 警察の人間と懇意にしていることもあって、嫌味には気が付かなかったかもしれない。 『うん、私たちはファミリーだもの』 『いつだって、助け合いましょうね。頼りにしてるわ、ロメオ』 元々、ノッテファミリーの人間を家族のように思っていた。ずっと長い付き合いのある弟みたいな子や、兄のような人とはまた別に。 だから甘えられたし、上下の関係を気にしたこともなくて。 それがあなたと同じ重さであったかは、分からないけれど。 「……本当に、このままじゃ」 「際限なくなっちゃうわよ、私」 ぽつりと、呟くのだ。 (-481) 2023/09/19(Tue) 22:44:30 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオくすくす。 はあい、なんて笑って返し。 「おかえりなさい、してくれるんですねえ…」 ひとり暮らしだから、やっぱり少し羨ましい。 示されたサイズ感をエアもふもふしてみたり。触ったこと、ないけど。 「ふふ。まあそおいうことでえす。」 「いつも通りじゃなくっていいのは、日替わりメニューとシェフの気まぐれだけって相場は決まってるんですからあ」 「だからあたしも、ちゃあんと行きますよお」 「……気まぐれを楽しみにい」 風邪の日までお仕事したくありませんしいなんて嘯いて。 お仕事といえば。 「あ。…そう言えば仕事の途中でしたねえ」 「人助けをしてすっかり忘れちゃてましたあ」 「そろそろおいとま、しようかなって思いますう」 ちょうどコーヒーも飲み終えたし。猫もおなかいっぱいみたいだし。 (-483) 2023/09/19(Tue) 22:47:42 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ「ああ……やればできる的な……」 「……そうかね」 カッコいいと思われること自体は悪い気はしない。 ありがとさん、と小さく返したのは少しそわついたから。 段々握られるのにも慣れて、 自分の手を握る手をぼんやり眺めたころに、 「に」 「……………………おう」 まさかそんな風に呼ばれるだなんて思わなかったから、 珍しく動揺して、短い返事をした。 少しそっけなくなってしまったが、照れているだけ。 「……さっきよりも強いよ。結構、」 「あ、ほら。結構来るよな」 これでも飲みやすい方なんだろうなあ、と思いながら グラスの中身を少しずつ味わう。 一気に飲んだら倒れちゃうからね。 (-493) 2023/09/19(Tue) 23:05:56 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「臆病なだけだよ」 「ま、オレが髪切んのは……掴まれた時に逃げるためか、 ここから足洗うときだな」 別に足を洗う予定もないから、あり得るとすれば前者か。 警戒心は立派に備えてはいるが、 どちらかと言えばマフィアだからというより 生来の性分から来る臆病さなのかもしれない。 歯磨き中にじゃれ合うのがなんだか面白くなってしまった。 とはいえあんまり押しすぎも良くないので、 少し撫でていい加減にやめることにする。 「寝室に何置くかって難しいよなー……。 サイドテーブルとかランプとかか?」 「ああ、なるほどな。まあ確かにこりゃ一人で寝るたあ…」 広いよなあ、とまた改めて呟いて。 「…………」 「おお……」 ベッドの縦幅と自分の縦幅を比べた。 セーフだった。 (-498) 2023/09/19(Tue) 23:16:43 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ『そりゃいい。人を騙せる女はいい女だよ』 猫のスタンプが送られてくると少し微笑んだ。 かわい、と呟いて。 『おう』『任せな』 そう返せば、ロメオの返信は途切れるだろう。 「…………」 心配をしている。 様々を、考えている。 ロメオはこれよりもっと人が減る事を知っていた。 警察も、マフィアも。 目星がつけられている人がいるという事も。 自分が、あなたが、親しい誰かがいなくなった時。 その時のことを、考えている。 (-505) 2023/09/19(Tue) 23:39:51 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ「そうなんだよ。ちゃんとオレの足音、分かんだなって」 誰かが自分の帰りを迎えてくれるなんてこと、 今まではなかったから嬉しいのだ。 先行きに不安はあるものの、今の所、いいなと思っている。 「ハ。違いないすね」 「気まぐれで店閉めないように店長にも言っときますよ」 店長は平気だと言っていたから大丈夫だとは思うけれど、 この騒動の余波で店を休まれるのもなんだか嫌なので。 バイトの身ながらでも守れるものはあると思いたい。 「……ああ。そういえばあんたはそうでしたね」 「世話んなりました。多分もう大丈夫」 「な」 猫もナア、と鳴いた。くつくつとロメオは笑う。 「オレも解放されたし帰るとしますわ。……」 「じゃ」 「また店で」 猫が付いてくる様子はない事にそっと安堵しつつ、 貴女に背を向ければ後ろ手に軽く手を振った。 呼び止めなければ、きっとそのまま公園を後にするだろう。 (-508) 2023/09/19(Tue) 23:56:46 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ『もっといい女になってみせるわ』 『道端に咲く花は、強かに生きるものだからね』 手を振る猫のスタンプを送って。 ここでこちらも返事を止めた。 「……いなくならないでね」 「みんな、私を置いていくなんて……本当に、嫌だから」 祈りを捧げる。女には、そのくらいしか出来なかった。 自分を支えてくれる人達に、理不尽が襲い掛かりませんように。 (-509) 2023/09/19(Tue) 23:57:45 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「……いいなあ」 しみじみとつい漏れた。 本気で検討したいなと思う反面、 もしかしたらこんな状態じゃなくても元から自分は飼えなかったかもななんて薄く思う。 「ふふ、よろしくお願いしまあす。」 幾ら目かのお願い。厚かましい常連客だ。 空になった紙コップを丁寧に半分に折りたたむ。 「お返事できるんですねえ。」 「かしこおい。」 あなたと一緒にくすくす笑い。 「はあい。」 「またお店でえ。」 立ち去る背中に手を振った。 ゴミやら何やら回収した後、そうして女も仕事に戻った。 (-515) 2023/09/20(Wed) 1:06:26 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ「大事なことじゃないですか? せっかく綺麗な髪ですから、切ること無いといいですね」 無鉄砲に無計画に行くよりもよっぽどいい。 特にこんな仕事をしているのだから多少心配性な方が周囲も気を揉まずに済む。 勝手に周囲をうろちょろする奴は除くとして。 じゃれあいつつしっかりと磨いた歯を水で流し、鏡で確認して。 寝室に行くまでの間に予定されていた反撃は撫でられたことにより急遽取りやめとなった。 「ね、広いでしょう。 あーひとりでねるのはさみしいなー」 あからさまな棒読みだ。 ソファベッドがあると言っていたのはどこへやら。部屋に来てからの貴方の様子からして、断られないだろうと踏んで甘えているのだろう。 勿論今からでもそれを言い出せば、同じ部屋にいるからいいかとけろっとした顔をするのだろう。 (-549) 2023/09/20(Wed) 6:57:51 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ自身ではやはりそう思っていないような言葉には、「そうだよ」とはっきり返したあと。 間が開いて短く返った返答に貴方の瞳を覗き込もうとする。 そこにある色がどんなものか知ろうとするみたいに。 「…………」 「……だめだった?」 でも結局うまく判別できなくて、素直に尋ねてしまう。 結構きた……とはこっくり頷きつつも、ちびちび飲む貴方を見つめたままだ。 普段だったらもうちょっと、こう、なあなあってできるところ。 こんな風に待ってしまうのは酔っているせいかもしれない。 本人にはそこまで思考が至るキャパもなかったわけだが…… 握る指先になんとなしに力を込める、貴方を繋ぎ止めてなかなか離しそうになかった。 (-611) 2023/09/20(Wed) 17:29:23 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード「…………おう」 「髪を褒められたのは初めてだな……」 癖のある長髪を撫でつける。毛質は固くも柔らかくもない。 臆病故に伸ばした髪を褒められるとは思っていなかった。 ほんの少し照れくさくなって、ぼそりと呟いた。 「お前な……」 「いいよ。寝返り打てなくても知らないからな」 棒読みに苦笑しながらも、それが望みならとOKを出した。 貴方の予想通りだ。 「オレで良かったわけ? もっとかわいこちゃんと一緒に寝ればいいのによ」 なんて、揶揄いつつ。 ロメオは失礼しまーすとベッドに腰掛けて、 マットレスの弾みで遊び始めた。ぼよんぼよん。 (-632) 2023/09/20(Wed) 19:04:14 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ貴方が覗き込めばそこには翠がある。 厚いレンズを間に挟み、貴方と視線がぶつかる。 緩慢な瞬き。 「…………」 「初めて……そういう呼ばれ方」「した から……」 「嬉しかった」 「マジで弟だったらよかったのにな」 そう言って、ふ、と口元だけで笑った。 叶わない事を願うのは虚しい。 けれど夢って、見てしまうものだから。 もう一度貴方の頭に手を伸ばして、 今度は酷く優しく撫でた。 手は握られたまま。 「弟だったら何でもしてやるのにな〜……」 「オレじゃあな〜……ハハ……」 そんな事を本当に小さく零して、手を離した。 そのままグラスの中身をすっと全て口の中に流しこみ、 「やっぱり酒って美味いな」なんて、 ヘタクソに話題を逸らそうとした。 (-636) 2023/09/20(Wed) 19:22:08 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオこの子どもは単純なもので、言ってはいけないことに口をつぐむ知恵はあっても、きれいだと思ったものにはきれいだと言ってしまう癖があるようだった。 それも全て本人の独断による基準である。 「やった。それはもとより覚悟の上ですから!」 寝転がったまま話している。行儀が悪いが、それを指摘する人間はここにはいない。 「ロメオさんがよかったんですよ。 ……ちょびっと心配したのもありますけど。 あのままちゃんと寝てくださいねって言って帰っても、 なんだかそのまましっかり寝てくれなさそうだし」 俺は寂しがりやで心配性だから、こんなとこまで来てもらっちゃいましたけど。 かわいこちゃんと寝てもいいしかっこいいさんと寝てもいい。 そう思いませんか? あ、逆に俺がかわいこちゃんとして……やっぱなしで。 そんなことを宣いながら弾んだ。ぼよよよん。 (-639) 2023/09/20(Wed) 20:00:47 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード数度人のベッドで弾んで遊んで、 それからごろんと横になる。 慣れないマットレスの感触が楽しくなって、 「ハハ」と子供っぽく笑った。 「気ィ使わせちまったって事? 反省〜……」 「まあお陰で久々にちゃんと寝れるかなー。 寂しがり屋で心配性のかわいこちゃんと一緒に」 ごろりと寝返り、意地悪な笑顔を向ける。 横向きに頬杖をつけば、髪がカーテンみたいに広がった。 「オレがいいなら、それがいい」 「そう言ってくれるってのは良いことだからな〜」 (-645) 2023/09/20(Wed) 20:19:41 |
【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオぎゅうぎゅうに体が重なり合うほどではないが、普段よりはよほど近い距離。 いつもの自分の部屋に見慣れない人がいる高揚感。 「そうですよ、反省してください。 また泊まってくださいってねだられるかもしれませんよ?」 それは貴方への心配からかもしれないし、寂しがりやのわがままかもしれない。 かわいこちゃんはなしって言ったのに〜、と情けない声が漏れた。 「うんうん、何回でも言いますよ。 ロメオさんがいい、いてくれてよかった。 来てくれてありがとうございます〜……」 くぁ、とあくびをひとつ。 横になっていたら眠くなる、単純な仕組みだ。 (-650) 2023/09/20(Wed) 20:40:51 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィードこれから寝るって言う時に、 こんなに人が近くに居る事なんてあんまりない。 子供の頃だって誰かと一緒に寝た記憶もない。 少し不思議で、嫌ではなかった。 「そら困ったな〜。何回でも来ちまう」 言外にまた来ますと言っているようなもので、 貴女の心配も寂しんぼもロメオは受け入れている。 オレにとっちゃGattinoと同じだよ、なんてまた揶揄って。 「ほんとにかわいい奴だな……寝ろ寝ろ。 起きたらいなくなってるって事も無いから、 抱き枕にでもなんでもしろ」 子供みたいだな、なんて思って、 貴方の腹を寝かしつけるみたいにポンポン叩いた。 貴方の寝顔を拝むまでは、こうしていようかな。 (-656) 2023/09/20(Wed) 20:50:31 |
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