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![]() | 【人】 上原 隆司 待つ期間が無いほうがいいか? 俺の都合ばかり押しつけるのも嫌だ。 たぶん大丈夫だろうとは、俺も思ってるし。 [大丈夫でないことがあったとしても、前向きに解決できるくらいの絆があるとも思えていた。 だから、彼女の意志を尊重したくて改めて尋ねた。 とはいえ、仮に書類が早々に出せても、挙式となるとまた話が変わるのだろうけれど]** (101) 2021/03/08(Mon) 9:42:48 |
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![]() | 【人】 上原 隆司 ……そうか。 [語られる切実な言葉を聞く。>>102 >>103 気持ちだけではどうにもならない、いや、気持ちがあるからこそどうにもならない、体の問題。 彼女の将来を閉ざさないためと耐え続けて、けれど、耐える理由もそろそろなくなる。 それこそなし崩しになって、上原が一番避けたかったことになるのかもしれない>>96] わかった。 [それならもう、我慢するのはやめにしよう……まだ「我慢してる」と思えているうちに。 上原はそう思って、背伸びされてのキスで彼女の唇に少し隙間を感じたとき。 言葉で答えようとするのを、やめた]* (104) 2021/03/08(Mon) 10:44:33 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ……ほたる、 [キスの合間。 上原はそれまで矢川に一度も聞かせたことのない熱の籠った声で囁いた] 帰せるわけ、ないんだからな。 [もう抑える気がないと、その言葉で伝わることを願った]** (-44) 2021/03/08(Mon) 10:45:28 |
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![]() | 【鳴】 上原 隆司[ストーカーの被害を感じなくなって何年にもなって、矢川をひとりで家に帰らせる日も増えていた。 上原の移動距離が長くなるというのが理由のひとつだった。 矢川ももう子供ではないしと、上原の部屋の前で別れる日も増えて、矢川の家まで送る日と半々くらいになっていた。 この日もちょうどその例に漏れず、おやすみのキスは上原の部屋の玄関で。 それから矢川をひとりで帰す予定だったのだけど。 予定に反して、寝室に彼女を連れ帰ることになった] (=51) 2021/03/08(Mon) 12:24:03 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[探り返してきた舌を絡め合って、抱く熱を確かめ合った。>>=50 擦り寄ってきた彼女の肩を抱いて、寝室へと招き入れる。 こざっぱりした部屋の中、カーテンで目隠しをした棚の中からその箱を取り出して>>=52] やめるって言うなら今のうちだぞ。 [言いながら、何をする気かがわかるように、はっきりと箱を彼女に見せた。 使用期限はもちろん問題ない。 ベッドの端に腰を下ろして、彼女が隣に座れる間を作り、じっと彼女を見上げる。 隣に来てくれたなら、両腕で抱き寄せて、優しく焦らすように背を撫でるだろう]** (-49) 2021/03/08(Mon) 12:25:11 |
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![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 そんな状況になってから買いに行けるか。 雰囲気も何もあったもんじゃないだろ。 [雰囲気のために用意したものでもないのだが。 むしろ突発的なことを防ぐなら、買いに行くという名目で離れたほうが防げる気はする。 こうなることを内心どこかで望んでいたかのように思えて、上原は少しだけ気まずさを感じながら、箱を一旦脇に置いた] (-52) 2021/03/08(Mon) 13:57:33 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[抱き締めた体の強張りと、同じように背に触れてくる指が震えるのを感じて、彼女の緊張を察する。 片腕で彼女を抱き締めたまま、撫で下ろした手をゆっくりと撫で上げ、またゆっくりと撫で下ろした。 背中、腰、腰骨、脇腹、胸、肩、首筋、腕、手、指先。 ゆっくりと手のひらを這わせ、緊張を解こうとしながら、どこに触れられることを好むかを確かめようと試みる。 こんな風に彼女と触れ合うのは、初めてのことだから] 蛍、好きだ。 [想いがあってのことだと確かめるように囁く声には、変わらず熱が宿っている。 ゆっくりと体に触れて緊張が和らぐのを感じ始めれば、撫でる動きに合わせて服の下に手を入れて、1枚ずつ優しく脱がせていくだろう]** (-54) 2021/03/08(Mon) 13:58:34 |
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![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[首筋や胸元に触れて声が漏れるのを聞くと、次の箇所へと掌を滑らせる前に、もう一度指先でなぞり返した。 指先が跳ねたときには微笑みながら丁寧に指を一本一本撫でて、爪の形を確かめるように指を這わせ、舌と舌が触れ合うときのように指の腹を擽っていった。 応じるように服を脱いでもらいながら、上原は次第に自分の体が火照るのを感じていた。 既に掌は熱かったようだけれど、その熱が中心に集まっていくのを感じ始めた] (-57) 2021/03/08(Mon) 15:25:57 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[外すかと問われて、上原は静かに首を左右に振った。 それから胸を覆う腕の下、鳩尾のあたりに掌をそっと押し当てて、静かに撫で下ろしていく。 愛おしむような微笑みで彼女の瞳を覗き込みながら、ゆっくりと手をお腹から腰に滑らせて、そのまま太腿まで撫で下ろして、ゆっくりと撫で上げてスカートの中に手を入れていく。 拒まれなければ、先にスカートも脱がせてしまおうと。 その後になってやっと、体から熱を逃すように自分のシャツを脱ぎ捨てることになるだろう] (-58) 2021/03/08(Mon) 15:26:27 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[ブラのホックに両手で触れたあとは迷うことなく外し、脱がせる前にそっとベッドに押し倒そうと試みた。 もし抵抗を感じたならその前に、押し倒せたならその後に。 ブラをそっと取り去りながら抱き締めて、待ち切れないと甘えるように唇を深く重ねよう]** (-60) 2021/03/08(Mon) 15:26:54 |
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![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 気持ち良さそうで、つい、な。 [震える指先に触れながら、戸惑うような言葉に吐息混じりの声を返す。 靴下を器用に脱ぐ仕草を視界の隅に捉えていた。 上原がシャツを脱ぐところが直視できずに肌を朱に染める姿を見ると、思わず笑い声が漏れた] ふふっ……。 [冷えたシーツが火照る腕に心地よかった。 首を引き寄せられて、甘えるように擦り寄ってくる舌に応じながら、傍に置いていた箱を手に取る。 キスを続けながら箱を開け、連なる小さな袋を中から取り出した] (-64) 2021/03/08(Mon) 19:28:13 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[唇と舌を交わらせ続けながら、ズボンと下着を両方まとめて下ろし、脱ぎ捨てた。 ついでにと指で引っ掛けて靴下も床に追いやって、蝶が描かれた袋を一つだけ裂いた。 その中身をすっかり熱くなった中心に纏わせて、甘え続けた舌を漸く離した] 怖いか……? [不安そうに頬を撫でられると、尋ねながらそっと脇腹に触れた。 静かに撫で上げて胸に触れ、形と大きさを確かめるように優しく掌に包み込む。その頂点には触れないままに] (-65) 2021/03/08(Mon) 19:28:42 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[しばし胸に触れたあとは、体が不安で強張っていないかと確かめるように、胸から腰へと優しく撫で下ろしていくだろう。 強張りを感じるうちは、安らげるように身を擦り寄せながらもう一度掌を滑らせていくだろう。 首筋や胸元、腕から指先も服を脱がせる前と同じように撫でていって、緊張が和らぐのを待つ。 充分に和らいだと思えたなら、再び腰から太腿へと手を這わせていき、内腿から手を滑り上がらせ、ショーツに隠された花弁に布の上から指を伝わせるだろう]** (-67) 2021/03/08(Mon) 19:29:17 |
![]() | 【独】 上原 隆司/* テンポがわからねえー あと「コンドーム着ける」がどうやったらそうじゃなく表現できるのか悩みました せっかく綺麗な箱なんだから綺麗に書きたくない……? (-66) 2021/03/08(Mon) 19:36:29 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ……そうか。 [初めてじゃない。 それを告げられて、上原に思うところが無いわけではなかった。 どんな相手だったのだろうか、何回くらいかと微かに思いはしたけれど] 俺は嬉しいけどな。 そいつと比べて、俺のほうが いいって思ってくれてるってことだろ? [ここまで付き合いが続いたということは、結婚を望んでくれて触れ合いたいと思ってくれるということは、そういうことだと。 哀しいと言った彼女に、そう感じる必要は無いと言うように抱き締めて、身を擦り寄せた。 そうして彼女が心を落ち着けてくれたなら、布の下にある花弁の微かな湿り気を指先で感じることとなっただろう。 指先でそっと花弁をなぞって、布の上から花芯に優しく触れて、表情を覗き込みながら彼女の熱が高まるのを待って。 頃合いを見計らって、腰を撫で下ろすようにしてショーツを脱がせることになるだろうか]** (-69) 2021/03/08(Mon) 21:43:13 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[力いっぱいに肯定する姿が愛らしくて、溢れる涙を唇で拭った。 腰を跳ねさせながら耐える表情に、抑えきれない快感が滲むのを読み取って昂りは増す。 引き下ろした下着に蜜が糸を引くのに気付いて、熱い息を吐いた] 蛍……、痛かったらすぐ言えよ。 [慣らしてからとは思ったものの、膝を曲げる仕草に求められている気がして。 充分に熟れて蜜を垂らす入口へと、猛る自身を押し当てた。 彼女の腰に手を当てて、苦しくないよう角度を整え、表情を窺いながら膝をついてゆっくりと奥へ進む。 滴る蜜と蝶がもたらすゼリーが潤滑剤となって侵入を助けるだろう] (-73) 2021/03/08(Mon) 22:36:15 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[彼女に無理のないペースでひとつに繋がろうとして、無事に奥まで辿り着くことができたなら、その後は一度彼女をしっかりと抱き締めるだろう。 それから彼女の片手を取って、掌を重ね合わせ、指を絡めて。 首筋から鎖骨へと舌を這わせながら、少しずつ腰を前後させていくことになるだろう。 彼女の心地よいペースを探りながら、ずっと触れなかった胸の頂点にも舌を滑らせていくことだろう]** (-74) 2021/03/08(Mon) 22:36:49 |
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![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ん……わかった。 [やめてほしくないと言うのなら、と苦しげに見えても侵入をやめることはせずに、ただ進みを緩めるだけに留めて] う、っく……! [きつく締め付けてくる媚肉の中に割り入って、吸い付く動きに腰を捩らせながら奥へと進んだ。 求められるままに首筋に、鎖骨に、胸元に吸い付いて痕を残していきながら。 奥を突かれて乱れるさまを見て繰り返しそこを貫いては、絡みつかれ締め付けられる] ほたる……っ! [尖った胸の頂を唇で転がし、舌先でつつく。 繋いだ手の指を撫でて摘んで、熱い息を吐きながら最奥を繰り返し貫き続けて。 もし彼女が高みに至ることがあれば、誘われるようにして共に果てるのだろう]** (-79) 2021/03/08(Mon) 23:26:12 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[手を握り締められると強く握り返して、頭を抱き寄せられるとそのまま甘えるように肌に唇を吸い付かせ、舌を這わせた。 それが胸の頂点だったから、余計に彼女を追い上げることになっただろうか] ほたる、……ほたる……ッ!! [思い出せる言葉がそれしかなくなったかのように一心に彼女の名を繰り返し呼んで、搾り取るような蠢きに促されるままに精を放った。 それは全て膜の内側に留まって、彼女の内に注ぐことはなかったけれど。 彼女の身の痙攣を肌で感じながら同じように身を震わせ、それを抑えようとするかのように強くしがみついていた] (-82) 2021/03/09(Tue) 5:55:13 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[痙攣が収まった頃、自身が質量を失うのを感じれば、膜の口を押さえて彼女の内から静かに抜き取る。 手の甲へのキスを合図にするようにして静かに手を離して、自身を露にしながら、包んでいたものの中身を零さないようにと口を縛った。 照れ笑いを見ると微笑んで、彼女の隣に身を横たえながら、余韻に浸るように彼女の肌にそっと掌を滑らせた] 蛍……、愛してる。 [熱の残る声で囁きながら、汗に濡れた肌が触れ合うのを感じる。 目を細めて、じっと彼女に寄り添った。 他の相手なら煙草の箱に手を伸ばしていただろうが、そんな気は起きることがないまま、いつになく穏やかな微笑みでしばし時を過ごして。 そのうちにゆっくりと眠りに落ちていくだろう] (-83) 2021/03/09(Tue) 5:55:46 |
![]() | 【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[この夜を共に過ごした後。 ときどき、矢川の指先をやけに丁寧に撫でては反応を窺う上原の姿が見られたという。 前よりずっと体の距離が近づいて、躊躇いなく触れ合うことも遥かに増えただろう。 結婚を決めてから、互いの両親に挨拶に向かうこともあっただろうか。 共に暮らすのにちょうどいい広さの部屋を探して、新しい暮らしを一緒に始めて。 共に人生を歩んでいくことをこれからも楽しんで、幸せを噛み締めるだろう]** (-84) 2021/03/09(Tue) 5:56:26 |
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