人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


フィオレは、覚悟を決めていたから、泣いたりしなかった。でも。
(a0) 2023/09/23(Sat) 21:22:57

【妖】 路地の花 フィオレ

「置いていかないって言ったじゃない」

「うそつき」

そう言うだけに留めるのだ。
本気で詰ったりするつもりはないのだから。
($0) 2023/09/23(Sat) 21:24:41

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

朝にはあまり強くないから、夜明けを起きたまま待って。
あなたの指定した店に、メッセージを頼りに向かう。

こんな季節だっていうのに。雨が近付いてるからか少し肌寒い気がした。
(-11) 2023/09/23(Sat) 21:46:27

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

貴方が向かった店は閉店していて次のテナントを待つ看板が貼り付けられていた。
その店頭には警官姿の女が一人。

『フィオレさんね?』

話しかけてくるその姿に覚えはあっただろうか。
彼女は二年前、ルチアーノが見回る店で働いていた女だった。
辞めてしまってから会えていなかっただろうが、
今ではこうして新しい職についているようだ。

『ルーカスがあなたのことを待ってるわ。早く着いてきて』
(-13) 2023/09/23(Sat) 21:58:34

【人】 路地の花 フィオレ

留置所内を女が1人。
面会の手続きを踏んで、今日は茶髪のウィッグに丸メガネ。
まるでお堅い記者のような見た目。片手には少し大きなトートバッグ。

着いた先の牢には、皮肉屋の警部補の姿が見えただろうか。
Ciao、と笑みを浮かべて手を振った。

「テオ、生きてる?」
(0) 2023/09/23(Sat) 22:06:01

【人】 路地の花 フィオレ

>>+0 テオ
「それはよかった。
 万が一にでも、死刑なんて罷り通るようだったら」
「ここら一帯を爆破させてたところだわ」

暴行の痕には目を細めて。
けれど、あなたの口調が変わらないのなら。
大丈夫なのだろうと信じている。

「あら、根回しの早いこと」
「今日はあなたの好きな食べ物について聞きに来たのよ」

よいしょ、と牢の前にしゃがみこんだ。
収容人数も増えてきただろうから、ある程度雑に振る舞ってもばれやしないだろうし。
(1) 2023/09/23(Sat) 22:22:19

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「あら、お久しぶりね」

覚えている。記憶力は悪い方ではなかったから、新しいところに勤められたのねと笑って。
あの店の子達は気に入っていたから、元気そうでよかった。

手を煩わせるわけにもいかない。
言われた通り彼女の後ろをついていくだろう。

「いなくなったと思ったら急に呼び出すなんて、何なのかしらね」
(-16) 2023/09/23(Sat) 22:28:56

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

貴方が招かれたのは狭い取調室のような部屋……
の横にあった狭い待機室。

簡易的なテーブルと椅子、牢屋よりは明るい壁と清潔な部屋。
そこにルチアーノは、貴方は何処かで見かけなくもない、独特の張り手と殴られ方をした顔をしながら座っていた。

「おう、すまんなあ。思ったよりも早い迎えが来た。
 俺はモテ男だからなあ」

女性警官は扉の前で監視をしているだろう。
今この恵まれた環境は、貴方のために男が手回ししたものだ。
予めここに来るのを完全に予想していたのだろう。
(-20) 2023/09/23(Sat) 22:57:53

【人】 路地の花 フィオレ

>>+2 テオ
「やっぱり爆破しておくべきだったかしら」

これもまた、冗談。
本当だったら、警察は子供の遊び場にでもされたのかと思っていたところだ。

「まあ、運がいい」
「そんなあなたにぴったりのものを用意してきたのよ」

もっとこっちに寄って、と手招きしつつ。
トートバッグから一つのサンドイッチを取り出した。
とはいえ、食パンではなくなぜかホットドッグ用のパンに具材が挟まれているのだが。

「じゃん、ローストビーフサンド〜」
「……具材は出来合いのものだから、安心して」
(2) 2023/09/23(Sat) 23:05:24

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「モテ男っていうか、その痕じゃ」
「クズ男にしか見えないんだけど?」

上司に対する態度ではないのだが、どうみたってそういう痕にしか見えなかったものだから仕方がない。
とりあえず椅子がもう一つあるのなら、腰掛けて足を組んでいる。

「……迎えっていうのは、ホントなの?」
「冗談とかじゃなくって」
(-24) 2023/09/23(Sat) 23:11:48

【人】 路地の花 フィオレ

>>+3 テオ
「違うわよ、ホントは手作りしたかったんだけど」
「全部焦がしちゃったから」


まずくはないという事が伝えたかっただけらしい。
そんなことを言いながら、もう一つサンドを取り出した。
分厚い鶏モモ肉の挟まったもの。

「ローストチキンサンドもあります」
「いくつか持ってきたから、好きそうなの差し入れしようと思って」

そういえば家に行った時も、食べ物買いこんでいったなあ……と思っている。
食いしん坊だと思ったことはないし、グルメな印象もないのだけど。なんとなくそういう風向きなのかも。
美味しいものをたくさん食べられるのは良いことだ。

「バカなこと言わないでよ。あげなーい、って自分で食べるような女に見える?」
「ほら、口開けて」

今日も手が不自由そうなら、食べさせるつもりで来ている。
というか。そうじゃなくても自分の手で食べさせるつもりのように見える。
(3) 2023/09/23(Sat) 23:48:31
路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a6) 2023/09/24(Sun) 0:08:30

【人】 路地の花 フィオレ

>>+4 テオ

「何よ」

そう上手くはいかないか。
分かっていて仕掛けてはいるのだけど。

「嫌よ、痕跡残したくないもの」
「直に食べ物置くのも嫌だし、欲しいなら手出して」

あなたが一向に手を出そうとしていないことを知っていて、そう言ってのける。
見られたくないものがあるのか、動かしたくない事情があるのかは知らないけれど。

「それが嫌なら、口開けて。どっちかよ」
(4) 2023/09/24(Sun) 0:30:07
フィオレは、ていうか今バカって言った?
(a7) 2023/09/24(Sun) 0:33:48

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「刺されるまではやっとらん、周りが止めてくれたからなあ」

あなたの上司はクズ男であったらしい。
バーで出会ったとある女警官は男がマフィアであることを知らなかったのだ。
決して簡単には結ばれない恋、身分を騙していたこと、単純が故にとても嘆かわしいがルチアーノにとっては関係ない。

「ああ、予定通りなら……明日には
執行役が全員捕まる

「俺が捕まることでそうなるように仕向けた、上手くいくかわからんがな」
(-45) 2023/09/24(Sun) 0:48:40

【人】 路地の花 フィオレ

>>+5 テオ

「そう。……分かったわ。
 テオが気を遣ってくれるなら、それ以上突かないでおいてあげる」

あっさりと引く。どうしても共有してほしいわけではない。
耐えられるものであるなら、自分だけで背負っている方が楽なのだろうし。

女も、その一線を踏み越えたりはしない。
気遣っているんだとしても、拒絶していたんだとしても。
あなたが線を引き直すまでは。

「何度も言わなくたって分かってるわよ」
「世話を焼くのが性分で、お節介を焼くのも性分だって言ったでしょ?
 物好きが勝手にやってる事なんだから、感謝しろなんて言わないわ」

牢の隙間からサンドを差し込んでいる。
そうしながら、普段は聞かないであろう内容のそれに。
ぱち、と眼鏡の奥で瞬きを一つ。そして、にまと唇が弧を描く。

「そういうのは、女に言わせるものじゃないのよ」
「でも、テオがこういうこと聞いてくれることなんてもうないだろうから…答えてあげる」

ふ、と微笑んで。

「花を愛してくれる人を、好きにならないわけないでしょ?」

首元のネックレスを取り出して、揺らしてみせた。
(6) 2023/09/24(Sun) 1:41:21
フィオレは、これじゃ足りないかしら、なんて言って。首を小さく傾けたりして。
(a9) 2023/09/24(Sun) 1:41:50

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

「解放されたら、今度は一緒に一から選びに行きましょうね」
「ヴィーのお店、楽しみにしてる人達のために…もっといいお店を作らなきゃ」

失ったものはまた取り返せる。
きっとあなたが解放される日はそう遠くない。信じている。
だから前向きでいようと思うのだ。

「そんなヴィーにみんな甘えてきたんだもの」
「こんな時くらい、気を抜いたっていいのよ。一番辛いのはあなたなんだから」

抱き締めてあげられたらいいのに。今までしてもらった分を返してあげられる位。
あなたと自分を隔てるものは、見た目以上に分厚い。

「……ありがとうね」
「皆の事、私もちゃんと大事な家族だと思ってるわ」

こんな私でも認めてくれる。
出来る仕事を仕込んでくれて、甘えさせてくれて。
だからこそ、もっと役に立てればと思う。…そのためにもやっぱり、ここで止まるわけにはいかないから。

「うん、気を付けるわ。それで、ちゃんと迎えに来るから」

待っていてね。ガラスにこつんと額をくっつけた。
(-76) 2023/09/24(Sun) 3:28:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「言われなくても祈ってるわよ、馬鹿」

ぴん、と指先でメッセージを弾いて。

『うん』『じゃあ、しばらくは会えないものと思って過ごしてたらいいのね』

そう命令でも受けているように。自然に、あなたのことを意識しないように。
もし何かがあっても、自分たちは何も知らないといえるように。

別に、あなたの部下なんだから一蓮托生だって言ってくれたっていいのに。
なんて思ったりもして。

『覚えててくれたの?うれしい』

チーズが好きになったきっかけのお店だった気がする。
そんな昔の事、よく覚えていたなあ。なんて、少しだけ感傷。

『分かった』『何もないことを祈るけどね』

『楽しみにしてるわ』


「……ほんとに、置いていかないでよね」


ぽつりとつぶやいた言葉は、誰に聞かれることなく消えていく。
結局のところは、祈りが通じたのかもわからない。
あなたの思惑通りなら、いいタイミングだったとも言えるのだろうけれど。
今は、知る由もない。
(-85) 2023/09/24(Sun) 4:03:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「当たり前よ、そんなの」
「止めてもらえてよかったわね、私は今から好感度を下げるか迷ってるところ」

こんな時に何してるのよ、とあきれ顔。
とはいえまあ、自分も人の事はあんまり言えないのだが。
それはそれ、これはこれ。

「それで……じゃあ」
「ルチアーノは、全てを終わらせるために捕まりに行くってこと?」
(-89) 2023/09/24(Sun) 4:27:51

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「あ? 
もう捕まってる


夜のうちに男は本当に静かに捕まっていた。

「俺をしょっぴいたやつとデートしててなあ?
 帰り道にそのまま」

「……明日か明後日ぐらいに納まり始めてくれると良いなあ。
 ……まあ、どこぞの誰かが嫌がらせしてるからわからんか。
 少なくとも量は減るだろうよ」

そう言って改めて貴方と向き合う。

「今お前にあっておきたかったのが……。
 ヴィンセンツィオの話だ」

と。ようやく貴方を呼び出した本題を話し始めた。
その名前で貴方がどんな反応をするかを確かめている。
(-93) 2023/09/24(Sun) 4:35:17

【人】 路地の花 フィオレ

>>+12 テオ

「それもまた、今更でしょ」

言い続けてきたことだ。
花を丁寧に育てるあなたに惹かれたと。
変わらない。ずっと変わらないことだ。

「そうね」
「でも、あなたのその言い分はちょっと変だわ。
 だって静かに咲いていようとしていた花に近付いてきたのもあなたじゃない」

ちょっとだけの言いがかり。
けれど、あなたの方から歩み寄ってきたこともあったでしょう?

柔らかなパンとしっとりした肉が噛み千切られるのを見て、嬉しそうにくすくすと笑って。
この女はやっぱり、あなたがそうやって拗ねていたって楽しそうにしているのだ。

「あら、それって」
「私のこと、特別に見てくれるってこと?」

嬉しい、と都合よく受け取るのもいつも通り。
甘い甘い毒を押し付けて、絡めとってしまって。
いつか、その毒が回り切ってしまえばいいと思う。

面倒を見ることを放り投げないのは優しさなのか、使命感なのか。
どちらにせよ、こちらには得しかないことだ。
だからこちらは笑って。

「本当に、難儀な人!」
(10) 2023/09/24(Sun) 4:51:05

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「何でそんなあっけらかんとしてられるのかしら………」

目の前の上司はもう捕まってたらしい。
もうちょっとかっこよく逮捕されてほしかった。出来る事なら。

「それだけ早く片がついてくれるなら嬉しいわ。
 保護されたって聞いてたのに、弟は大怪我してたのよ」

目途がつきそうならとりあえずは安心だ。
そして、あなたの口からその名前が出た途端。

女の顔は甘さも呆れも消える。
平静を装っているのだろうが、滲みだすのは不快感と、怒りの感情。

「……捕まったらしいわね。その人がどうかしたの」
(-97) 2023/09/24(Sun) 4:55:18

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「大怪我……? それは、また。
 牢屋の中で起きたことは知らんが……。
 そこまでは配慮はいたらなかったか」

どうして、と言いかけて。警察側の事情はすべて把握していたわけでもない、何か不測の事態が起こってもおかしくないだろう。

「――お前があの人を殺しに行こうとしているんなら。
 
『行くな』
と言おうと思ってな。理由はわかるか」
(-106) 2023/09/24(Sun) 5:59:39

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

/* 終わりも近付いておりますが、熱中症のエビです。
せっかくマフィアだったので、過去時空で暴力を受けに行こうかと思っています(!?

お忙しいと思うのでお手隙の際に、ゆっくりできれば……

ご検討いただけますと幸いです〜!
(-107) 2023/09/24(Sun) 6:09:20

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

「ふふ、お買い物デートね♡
楽しみにしてるわ。前よりいいお店にしちゃうんだから。」

未来の約束を結ぶ。
未来を手に入れてみせるという覚悟を暗に示す。
その約束は、決して今の状況には負けない、屈しないと、
己を奮い立たせる燃料となって。

「……貴方は本当に優しい子ね。ありがとう。
貴方みたいな子のお友達で、アタシは幸せものだわ。」

一つ一つの優しさが、傷ついた心に染み渡る。
ガラス越しの体は抱きしめられないけれど、
心には何も隔てるものはなく、貴方の言葉に抱きしめられた。

「……うん、頑張って。そして迎えに来て。
……待ってるわ、アタシの可愛い家族……」

ぴとり、ガラス越しにこちらも額を当てる。
冷たいガラスが、2人分の体温で温まった。
あんまり長く話すと、貴方も疑われちゃうかも、
なんて眉を下げて苦笑を零しながら添えて。
(-109) 2023/09/24(Sun) 6:18:04

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

どうして謝らせてしまうんだろう。
何も悪くないのに。悪いことなんかあるわけないのに。
私たちと家族だったことが悪いというなら、何故私から捕まえてくれなかったのだろう。

悔しくて、悲しくて涙が止まらない。

「……フレッド…」

あなたの為を思うなら、マフィアである自分は長居をするべきではない。
置いていくのは忍びないけれど、今の自分にはどうすることも出来ないから。

「すぐ、出してあげるから」
「もう……痛い思いを、しないで……」


「お願い、フレッド……」


そんなこと、彼が決められることじゃないと分かっているのに。
(-115) 2023/09/24(Sun) 7:41:58

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「私だってわかんないわよ」
「……幸い、右手だけだったから…良かったとは言わないけど、まだマシだとは思うわ」

それでも、怪我をしていたこと自体が悲しいことだったから。
苦虫を噛み潰したような顔をしていたけれど。

「………何で?」
「分からないわ。あの人が何をして、私がどうしてそうしようとしてるのか分かるでしょ」

その声は、冷たさを帯びて。
あなたを見据えている。 
(-117) 2023/09/24(Sun) 7:50:38

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

ニーノという少年に対してはやはり若干の申し訳なさが残ったが、ここでは置いておこう。
貴方達や周りが助けていると良いが、果たして。

「あー」

そうきたか、と。貴方が怒っているのがよくわかる。
感情をむき出しにしていない所がいつもと違って本気であることも。

「わかってるよお前のことぐらい、適当に言っていない」
「そしてお前以外にもあの男を狙っている奴は……少なくないだろうよ」

一人二人、そういう問題ではないと丁寧に説明する。
その上で貴方のその心の傷をどうこうできるとは思わないが。

「だが、今回の件に関して俺は『殺しに行く』事を認めない。
 ――ボスの指示を待て。お前に『言う』最低条件はそれだ」

「感情だけで動かんでくれ。
 気持ちは分かるがお前はノッテの人間だろう」

さて、言うことだけは言った。
あとは貴方が言いたいことをいえばいい。
説得させるでも、無視するでも、分かったふりをするでも良い。
どうせ貴方の手綱は握れると思っていない。
何故なら、自分はそういう男放任主義だからだ。
(-130) 2023/09/24(Sun) 10:00:21

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ


ぽた、ぽた、ぽた。

貴方が涙を落とすのを見ていると、胸が酷く締め付けられる。
抱きしめたかった、涙を拭いたかった。
その願い全てを、遮る鉄格子が邪魔をする。
だから、せめてもの代わりに。

「……だいじょうぶ」
「だいじょうぶだよ、ねえさん」

言葉を、伝えて。
笑みを、うまくできてる?
わからない、それでも。

じゃらり、手錠の音が鳴った。
痛むのを構わずに、左の指先を伸ばし。
せめてと届く位置にあるだろう、貴方の手をそぅと撫でる。

「…………来てくれて、ありがとう」

全てが有耶無耶になったような心地がする今も、確かに感じる愛情を受け取るように。

「顔、見られてうれしかった」
(-139) 2023/09/24(Sun) 11:19:27

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「はーっ、はー……」


身体全体が敏感になっているから、撫でられるだけでも小さく体が跳ねてしまう。
快楽の波が落ち着くまで、あなたの腕の中で熱い息を吐き出して。

目の前で興奮した証を見せつけられると、生唾を飲むような音とともに。
嬉しそうに口元が緩む。

「……私で、こんなに……してくれたの?」


いつだって、自分とすることで興奮を覚えてくれることが嬉しい。
倦怠感の残る腕を動かして、それを両手で包む。
顔を近付けて、先端に愛おしそうに口付けて。

少しだけ唾液を垂らし、滑りを良くしてから両の手で擦り上げる。
ぐちゅ、水音を立てて弄ってやる。興奮を掻き立てるように、空間に音を響かせていく。
(-154) 2023/09/24(Sun) 14:05:57

【秘】 幕の中で イレネオ → 路地の花 フィオレ

/*
ciao〜! 過去時空暴力いいんですか! やったー!

一応暴力を振るうには条件がありますて、この男は一般人に手を出しません。代わりにマフィアと見れば強行的な手段に出ることを厭いませんので、それがわかるようなロールをしていただければと思います。

タイミングとしては法の施行前と施工後の二種類があると思いますがどちらにしましょう?
前であれば証拠不十分での逮捕は難しいでしょうし、取調べも派手にはできないでしょうから路地裏等での私刑が妥当かと思います。
後であれば一応は逮捕して取調べしたけどこちらが逮捕されたことで有耶無耶になって釈放……とか?

前者なら村中の貴方の身体状況と矛盾させずにある程度酷めの怪我も負わせられるかなあと思います。お好みで選んでいただければ!
されたい暴力、してほしくないこと、どうしてマフィアだと思わせてしまったのかもお答えいただけると幸いです!
(-155) 2023/09/24(Sun) 14:20:55

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

/* やった〜〜〜〜!ありがとうございます!

法施工前の方が都合がいいかもしれません!
あまり表で派手なことをするような構成員ではないので、電話で事後報告していたところを聞かれていたとかはいかがでしょう?
入村時のシチュエーションをそのまま使っていただいても大丈夫です。死体もありますしね。
また別の角度からでしたら、家族同然の黒眼鏡さん繋がりをつついてもいいかもしれません。

されたい暴力はシェフのおまかせとしたいのですが、顔面への強い暴力(殴るなどはOKですが、形が変わったり骨や歯が折れたりなど)はどうしても苦手なので避けて頂ければと思います……!

また何かほしいものがあれば聞いていただければと思います〜!
(-163) 2023/09/24(Sun) 15:15:45

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

うねるほどに波打つ女の体を、擽るように優しく撫でる。
濡れそぼる肌と秘部に指をあてがい、
まだぴちゃぴちゃと音を立てながら
すこしだけ、眉間にしわをよせて。

「……これについてはだな、
 お前だからこんなにしてるんだ」


…なんだか喧嘩相手の実力を認める…みたいな文脈ではあったが、肯定する言葉。
それを証明するかのように、太い血管の浮いた肉幹がぴくりぴくりと震えて
振れる女の手と口を、貪欲に求め蠢いた。


「……ぁ、……っ、……」

ときたま漏れる吐息以外に、言葉はない。
ただ、あなたの髪をかりかりとかく指が、
肌に触れて優しくなでる掌が、
少しだけぴくりと震える表情が、
その快楽と安堵をこの上なく伝えてくる。

「………、……フィオ、
 ……」


──やがて、掌の内だけでは我慢ができないと、
  その先端がぐいと、さらに押し当てられて。
(-171) 2023/09/24(Sun) 15:52:25

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「どういう人なの?昔の知り合い……恋人とか?」

あなたの浮いた話とかはほとんど聞いたことがないのだけど。
珍しく少し答えてくれたから、もう一歩踏み込んでみる。

「……しなくちゃならない喧嘩ねえ」
「男の世界はやっぱり難しいわ、全然理解できないっ」

言葉そのものよりも、あなたの表情のほうがずっと気になった。
もっとも難しいことが分からないのは今に始まったことじゃあないが。
その目を見て。
無意識に、手を伸ばしていた。
その手も、牢に阻まれてしまうのだけれど。

どこかに行ってしまうんじゃないかと思って。


「私はあの子の姉さんだもの。
 解放された時には抱き締めて、頭を思いっきり撫でてあげるんだから!」



「泥棒は私じゃなくって。
 ホットドッグ用のパン?はいはい……具材も持っていっていいのよね?」

珈琲ってそんなに簡単なものだったかしら。なんて言いながら、とりあえず指示を覚えるように復唱していく。
聞いていれば、具材はなさそうな口ぶり。何でこんなにパンだけ買いこんでるの…?
後ほど、アジトでサンドパーティーに使われたようだ。有効活用。
(-177) 2023/09/24(Sun) 16:12:31

【秘】 路地の花 フィオレ → corposant ロメオ

首に腕を回したまま、うーんと少し考えるような素振り。
普段は注射器やら小さなナイフやらで、懐に入って目立たないように殺すばかりだったから。
それじゃあ、つまらないだろう。
あの子達を殺したことと釣り合わない。

「……拳銃、とか」
「ちゃんと自分の手で殺したって、思いたいから」

基礎の基礎くらいは教わったけれど、結局活かせずにいる拳銃の技術。
どこを狙うべきなのか、そういったところから教わることになるのだろう。
ただでさえ対格差のある相手だから、知識はあって損はないのだ。

「正義とか悪とか、結局」
「その人の中だけの価値観だものね」

押し付けるものでもなし、だからそれを大義名分にしているような人は苦手だ。
自分の為と割り切っている人間の方がよっぽど信頼できる。
自分がそうしたいから、自分がそうありたいから。そういった考え。

「それに、誰にも見えないところで死んでもらっても困るもの」
「ちゃんと死んだことが分からないと、子供たちを安心させてあげられないわ」

「早く、解放されるといいわね」
(-184) 2023/09/24(Sun) 16:55:16

【秘】 幕の中で イレネオ → 路地の花 フィオレ

/*
いいですね! そうしましょうか。
さすがに聞きとがめて声をかけたということで。
電話で黒眼鏡さんの名前を出してくれたらより確実にマフィアの烙印を押せるかと思います。

そして了解しました! では顔面への暴力は避ける形で。
こちらは性的な暴力を加えないPCですので、その部分もPL単位では安心して頂いて大丈夫です。
ただ腹とかに暴力をする可能性はあります。ほか確認事項などなければ次のレスから始めて頂ければ!
(-185) 2023/09/24(Sun) 16:59:38

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「タダの三日月島にきてた観光客さ。
 一月もいなかったぜ」

恋人なんてもんじゃない、と手を振って笑う。

「理解できねえほうがいいなあ、これは。
 男だってくだらねえ、ばかみてえだと分かってるんだ。
 
 わかっちゃいるが、それでも俺たちゃあ男なのさ」

伸ばされる手が届くことは、物理的にもありはしない。
どうしたんだ、とばかりに、きょとんと見つめ返されるだけ。
──そうしてみれば牢屋の中のアレッサンドロは、ずっと、随分と。
  どこか満足そうで、重たい荷物を下ろしたかのように、軽く透き通るように見えた。


「俺が頭撫でると嫌がるのになあ。
 お前なら喜ぶだろ、おもいっきりいけ」

乱暴にやるからである。


「イヤ、あんなボロいガレージ、泥棒だって見向きもしねえよ。大丈夫。
 だからお前が歴史上初のドロボーだ」
「いいよ。
 あればだけど」

ない。…調味料すらロクになさそうだ。
それでも品目自体をちゃんと記憶しているのは腐っても物流の元締めというところか。
ひととおり伝えれば、「ジャ、よろしく」とばかりに親指をグっとたてた。
(-188) 2023/09/24(Sun) 17:08:09

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

夜。三日月島の道路脇。
車を降りた女は、少し離れた場所で電話を始めた。

「もしもし?」
「引っかけた子が、うちのファミリーに手を出したおばかさんだってみたいで」

「うん、そう。話は聞けたから、迎えついでに後始末お願いしてもいい?」
「そんなこと言わないでよ、ちゃんとお礼も用意しとくから……」


身だしなみを整えながら、歩いている。
周りの警戒はしていない。かおる、花のにおい。

「黒眼鏡の命令?」
「それなら大丈夫よ、私から話通しておくわ。あの人私には甘いんだから」

だから、声を大きくはしていないとしても。
内容を隠したりはしていない。


/* 問題ありません、性的な暴力はしない旨も了解いたしました!
改めてよろしくお願いします〜!
(-211) 2023/09/24(Sun) 19:25:37

【秘】 corposant ロメオ → 路地の花 フィオレ

「拳銃か、いいね。それじゃあそうしよう。
 防がれる心配も無いし近接より反撃の可能性も低い。
 隙さえつけば相手が銃持ってても抜かせないで済む」

頷いて、いい選択だと。

「OK、使い方は流石に分かるな?
 ちゃんと狙いを定められるようにしなきゃあなあ……。
 後は……いいものが欲しけりゃ手配できる。
 ちっとばかしコネがあんだ、サイレンサーだってあるぞ」

万が一仕留めきれずに、なんてもやもやすることは避けたい。
それならば威力のあるものを選んで、
確実さを求めるのもいいだろう。

「そういう事さ。人による」

やりたい事をやるためのカッコつけた理由付けでしかない。
正義だ悪だとのたまう奴は、決まって言い訳がましいのだ。
好きにしたいなら、何も言わずに好きにしたらいい。

「それなら死体はわざと残すか?
 うっかり人目に付くのは避けたいが、
 それは人払いでも頼めば済む話だしな」

「悪党の数だけ眠れない夜の数があるだろうよ。
 安心させてやりてえよな〜」

……自分たちも悪党である事には変わりないが。
(-230) 2023/09/24(Sun) 21:53:35

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「………」

黙ってあなたの言い分を聞いている。
基本的には、従順な可愛い部下であろうとしていたことを知っているだろう。

「……ボスがやめろっていったら、殺すなって、こと?」
「家族同然の子達を守るために動くのが、ファミリーなんじゃないの……」

マフィアとしてのファミリーの掟を、拡大解釈している。
自分のために、都合のいい解釈をしているだけだ。
言う事を聞きたくないわけではない、ただ、今は冷静ではない。

「もしダメだったとしても、他の人に殺してもらえばいいって、そう言うの」
(-262) 2023/09/25(Mon) 0:13:47

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「……そうだなあ」

あなたの言葉を否定することはこの先殆どないのだろう。
そうするのが面倒である、なんて言いはしないが、言っても無駄だとあなたの行動力を信頼してしまっている。

可愛げがありすぎる猪突猛進の俺の部下の子猫ちゃん。
犬なのか猫なのか猪なのかわかったものじゃない。

「ファミリーを守れ、なんて。
 アソシエーテに見えるファミリーなんざ人それぞれだしなあ」

ここは文句を言えるが、今だけは流してやる。
ボスは流すかわからん。

「ボスが駄目って言ったから我慢したのに他のやつにとられるのは」
「嫌だよなあ」

これはボスがなんて返すか気になるな。
早く昇進しろというだろうか。

「……若いから俺は心配するし、周りにも言われるんだろう。
 アソシエーテの立場は低い。お前は、強いが、立場が弱い」

「フィオレ、あの男と事件のこと聞いてから泣いたか?」
(-275) 2023/09/25(Mon) 1:59:17

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

どうしてだったかは今となると分からない。その日、男は夜道を歩いていた。

祭りがあるわけでもなければ、大きなイベントがあるわけでもない。スポーツの試合だってやっていない、ある種狭間・・の時期。
わざわざ出歩く者は決して多くない。その一人一人に、自然目を配るように歩くのは、職業柄のくせだった。

そして。
通りに差し掛かった男は、くん、と鼻を鳴らす。
​────かおる、花のにおい。


嗅覚の敏感な男は、香る匂いのもとを、正しく振り向くことが出来たんだろう。
女。電話をしている。
仕事の用らしい​────ファミリー。妙な単語だ。予感・・がする。
黒眼鏡・・・


さて。
男は立ち止まった。
その小さな異変に、貴方が気づくかどうか。もう少し話し続けるのなら、こちらもそれを聞くつもりで。
(-276) 2023/09/25(Mon) 2:06:13

【秘】 路地の花 フィオレ → 暗雲の陰に ニーノ

「……フレ、ッド」

涙を拭おうと上げた手に、あなたの指が触れる。
触れられる。歪む視界。
抱き締める代わりに、怪我をしてないことを確認して。
ぎゅ、とその左手を握った。高い体温が伝わってくる。あなたには、濡れた手が冷たく感じてしまったかな。

ごめんね。守ってあげられなくて。
気に病ませたくなくて、口には出さなかったけれど。

「……、っ、うん…」

「すぐ、また会えるように……するから、待ってて……」

名残惜しいけど、ずっとここにいればそれこそ捕まってしまうかもしれない。
あなたの手をもう一度握ってから、そっと離して。
笑顔を見せる。見せる、努力をした。

そうしたのなら。後ろ髪を引かれる思いで、この場を後にするのだろう。
またすぐに明るい場所で会える、そう信じて。
(-278) 2023/09/25(Mon) 2:15:23

【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ

「だから、ここにいる間……お店のイメージ、考えておいてよねっ」
「こんな家具置きたいとか、こういう食器揃えたいとか」

そういう事を考えていれば、何かあったとしても。
希望になる。決して折れることのない支えになると信じている。

「お互い様。私も、ヴィーの友達でほんとに幸せよ」
「あなたがいるから、私は女の子でいられるんだもの」

にこりと微笑んで。

「……もう、行くわね。
 そう簡単には、私は捕まってあげないんだから」

ガラス越しに当てた額に、体温を感じたような気すらして。
穏やかに笑って。
あなたの言う通り、まだ収容者の少ない時期に長居をしていれば不審者だと思われてしまいかねない。
名残惜しそうにはしつつも、ガラスからは一歩距離を取って。

「もう少しだけ……待っててね」
(-280) 2023/09/25(Mon) 2:29:10

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

擽るような指に、掌に。身を小さく捩って。
甘い声を漏らす。まだまだ、敏感な身体はそれだけで疼いてしまうから。

「……ふふ、うれしい」


同時に、なんとなく照れくさくて。ふにゃりと頬が緩んだ。
竿の部分に浮いた血管をなぞるように指で触れて。
脈打つようなそれに、一層ぞくぞくとした感覚。

漏れる声だけでも、気持ち良くなってくれているのが分かって。
時折上目遣いで表情を見て、目を細めるように笑っている。

「ん……はぁい」


ねだるようにそれが押し当てられて。
ちろりと唇から、赤い舌が覗き見えたかと思うと。
先端から根本までを舐めながら降りて、また昇るようにして。
全部を味わうように、そうしてから。

小さな口で、先端を咥えてみせるのだ。
大きく膨らんでいるそれを全て咥えきるには難しくて、余った部分を手で擦ってやりながら。
吸い上げて、先の特に太い部分に舌を這わせている。
知り尽くしたそこへ。的確に、快楽を与えていく。
(-285) 2023/09/25(Mon) 2:44:48

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「名前を呼ぶくらいだから、余程の付き合いでもあったのかと思ったけど?」

観光客。本当にそれだけ?そういう視線。

「プライドだとか、意地だとかってやつ?」
「……ねえ」
「アレ、ちゃんと戻ってきてよね。やりたいこと、いっぱいあるんだから」

なんとなく、少しだけ不安になって。
解放されても、傍に居てくれるのだろうと漠然と思っていたものだから。
手が届かないのも相まって。
あなたが未来の話をしないのが、ちょっとだけ不安になったのだ。
それだけの、話。


「お年頃なんでしょ、反抗期ってやつじゃない?」
「そういえば、フレッドから『にいさん、姉さんのこと大好きだよね』って聞いたんだけど。
 そうなの?いつもフィオによろしくって言ってるって」

フレッドも嫌がったりするのねえ、なんて。
毎度のごとく抱き締めても受け入れてもらっている姉は、しみじみと思うのだ。


「ほんとかしら。ヴィンテージものって高く売れるらしいわよ?」

ヴィンテージとボロは違う。

「ないじゃないの。パンそのまま食べるつもりだったの!?」

ジャムくらい買っといてよ〜、なんて言いつつも。お願いされれば受け入れるのだろう。
(-286) 2023/09/25(Mon) 2:59:01

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

女は自由であるように振舞ってはいるものの、ファミリーの足枷になるようなことはしてこなかった。
そのつもりだった。
仕事の報告は欠かさなかったし、少し出も引っかかる場所があれば指示を仰いだ。
分からないところは聞くようにしたし、思ったよりは従順だったように思う。

性に奔放で、立場に関係なく馴れ馴れしく接するところはもしかしたら直すべきだったかもしれないが。

「……当たり前よ」
「取られたくない。あの子達の仇を討ってあげたいの」

一旦は。ボスの指示を待てという命令を聞く姿勢ではあるようだ。
アソシエーテの立場が弱いことだって、重々承知の上だった。

「泣いたわよ、当たり前でしょ?」
「ずっと見ていたのに、私は気付いてあげられなかった。
 笑顔で送り出して、引き取られた先での幸せを祈ってたの」

「それが踏みにじられていたと知って、泣かずにいられると思う?」
(-291) 2023/09/25(Mon) 3:23:09

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

女は少しうわついた様子だった。
事後のような頬の紅潮。そして、電話をしていることによる注意力散漫。
何かを成し遂げた後の、達成感によるものだったのだろうか。

だから、あなたの姿に気が付くことはなかった。
話を、続けている。

―――嗅覚が敏感であるならば、その花の中に。微かな薬品の匂いに気付けるだろうか。
違法薬物の匂いではないようだった。



「遊ぶにしろ、注意力を身に着けろって言いたいんでしょ?
 もう耳にタコができるほど聞いたわよ」
「しょうがないじゃない、あの人とするの気持ちよくって―――もう、何よ慌てちゃって。
 童貞じゃないんだから」


「とにかく!
ノッテ
の役に立ったんだから感謝してよね」
「じゃあ、お迎え待ってるから―――」

自慢気な声が、横を通り過ぎようとする。
誰かに聞かれているとも知らずに。
(-292) 2023/09/25(Mon) 3:36:27

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

もしかして上司は女という生き物を”そう”見ているかもしれなかった。

「仇をとりたいかあ……」

その感情を分かってやれないのだと、ぼんやりと男はひとりごち。
自分の両親の死でさえも冷めた目で見てしまっていた。
誰かを本気で、それこそ敵討ちをしたいと思うほど大事に好くことが出来るだろうか。

目の前の彼女ですら、自分の身の危険よりも感情と彼らの心を気にしているのだ。
そんな強い気持ちが、本当に存在するのだろうか。

「泣かずになんていられないと思うね。
 それならどうして立ち上がれたんだ?
 泣き疲れて動けなくなるもんじゃないのか」

「この際怪我だとかは不問にしてやるが。
 自分が傷ついてでも敵討ちしたいのはどうしてだ。
 自分の力に自信があるからか?」

どうしてそこまでそいつらのことを想えるんだ、と。
貴方を手招いて自分の元へ来るように促した。

「……お前が頑張っても、あの人が死んでも、誰も救われないじゃないか」
(-297) 2023/09/25(Mon) 5:14:31

【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ

「ふふ、前よりずっと素敵なお店にしてみせるわ♡」

未来に希望を持って今を耐え忍ぶ。
きっと今の状況で、何より大切な事だった。
貴方がそれをくれたから、ヴィットーレはまだ、折れずに済む。
先の見えない未来に向けて、歩くことが出来る。

「……貴方はいつだって、素敵な女の子よ。
えぇ、またね、キャシー。体には気をつけて。」

あなたに合わせてこちらも距離をとる。
今の己にできるのは、あなたの無事を祈ること、ただそれだけ。

「……待ってるわ。アタシの可愛い家族のこと。」

じゃあね、ゆるりと鎖のついた手を振るのであった。
(-300) 2023/09/25(Mon) 6:27:10

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「悲しかったし、苦しかった。だけど。
 それ以上に、許せないって思った。ずっと近くで子供たちを見ていたはずなのにどうしてって」
「その気持ちを、肯定してもらったから……っていうのも、大きいんでしょうけど」


「違うわ」
「力がなくても、そうしたいって思うの。
 敵討ちと同じくらい、今ここにいる子供たちが同じ目に遭わないようにするために」

力なんてあるわけない。
ファミリーの役に立てるほどの力はないと思っている。


「今まで騙されて死んでいった子たちと、今ここで生きている子たちのためになるわ」
「私だって、それで救われる」

そうでしょ?とでも、言いたげに。
そうであってほしい、と思っているのだ。
(-311) 2023/09/25(Mon) 9:25:53

【人】 路地の花 フィオレ

>>+55 テオ

「花にも蔦があるばっかりに、見誤ったわね?」

可憐な花も、絡めとる蔦も、侵さんとする毒も。迂闊にふれれば傷付ける棘も持っている。
そんな花を相手にした時にはもう手遅れだったのかも。
あなたが突き放そうとするたびに、強固になるものだから。
やはり、どうしたってろくでもない。

「危険な花こそ美しく見えるというものね」

食べさしのサンドを揺らしながら。
満足気に笑ってみせている。内容がどうあれ、特別視されるのは嬉しいものなのだ。
枯葉剤をまかれたって枯れてなんかやらないつもりだ。

「逮捕されてるのによくそんなこと言えるわねえ」
「でも、そうね。
 テオに捕まえられるのなら、それはそれで」

良いかもしれないわね。なんて。
嫌な気がしないどころか、楽しげに笑ってみせるのだ。
(31) 2023/09/25(Mon) 9:38:00

【秘】 路地の花 フィオレ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

/* お疲れ様でございます、熱中症のエビです。

エピローグにて、養育院やスラムの子どもたちを食い物にしていた件で復讐、敵討ちに行かせていただく予定です。
しかし交流の方積み立ての余裕がなかったため、同様の方がいらっしゃればそちらを優先していただければと思います!

当日の混乱を避けるための事前連絡でした。

よろしくお願いします!
(-316) 2023/09/25(Mon) 10:59:11

【秘】 幕の中で イレネオ → 路地の花 フィオレ

闇色の髪を踊らせながら、貴方はこちらに向かってくる。
女の高さの声は、男には可憐よりも不快さが大きかった。
花のかおりがする。
良い香りではない。・・・・・・・・・

「失礼。」

貴方の歩みを、恐らくは言葉も止めさせたのは、そんな一言。
するりと一歩。大きい歩幅で貴方の前を遮った男の声だった。

男はそれ以外に何も言わない。まだ。
しかし、貴方が僅かでも妙な動きを見せるなら。
これはその前に貴方の腕を掴むだろう。容赦なく、軋む音がするくらいに。
(-320) 2023/09/25(Mon) 11:36:21

【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 路地の花 フィオレ

/※
お疲れ様です。しまむらです。
お声がけありがとうございます。

復讐に関しては問題ありません。
現状いただいてるお話との兼ね合いとして、
お受け頂いた話の中で死ぬことはまだできないこと、
またその後に対等な損傷具合でのタイマンデスマッチの予約があるため怪我の度合いは多少指定させていただくことだけご了承ください。
ナイフで脇腹グサーとかなら問題ないかなと思います。
(-331) 2023/09/25(Mon) 12:49:56

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

普段のひょうひょうとした気さくな顔は、アレッサンドロの本性ではない。
けれど、全くの嘘でもない──幾度となく肌を合わせたあなたには、なんとなく分かること。

かつての暴力に依る狂犬のような顔も、
カポとしての機能を詰め込んだ緩い顔も、
どちらも同じ仮面ペルソナに過ぎない。
きっと彼の本当・・はその中間ぐらい──
ちょっとぶっきらぼうで、けれどだらしがなくて、
触れあった肌の暖かさに気恥ずかしそうに顔を綻ばせる、今みたいな顔。

「………、は、…………、……」


吐息、と脈動。
触れあった皮膚の一枚下、熱と血と音ばかりがその感情を伝えてくる。
なんだって差し出して、なんだって持っていようとはしないアレッサンドロは、
──人の体温に触れるのが好きだ。

自分では認めることも、言い出すこともないけれど。


先端から先走る透明な体液と唾液が、水音をたてて絡み合う。
口腔の中でさらに膨れ合った──さすがに錯覚だとは思うけれど──男性器が、柔かな粘膜のあちこちを汚してやろうといきり立つ。
あなたの頭にそっと手をあてがいながら、慈しむように撫でるごつごつとした手。
どれもきっと、言葉には出ない男の本音。

「……フィオ、……、出るから」


幾度となく快楽を与えられて。
…ようやく零れ落ちた言葉は、びくびくと脈打つ吐精の前兆と同時。
くしゃりと髪を撫でる指に、ほんの少し力がこもった。
(-342) 2023/09/25(Mon) 13:43:42

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

「あら?」

声をかけられて初めて、気付いたような素振り。
また後でね、と通話を切って。

聞かれていた?でも、殺しまでしたことは口にしていないはず。
こんな時間だから、気にかけて声を掛けてくれたのかもしれないし。
けれど、あまり長居をしては車に気付かれてしまうかも。


法執行前であるから、過剰な心配もなく。
普段通りに笑顔を見せる。

「こんばんは、私に何かご用かしら」

何もないようなら、早く立ち去ってしまおうと。
ようやく少しだけ冷めた頭で。周りを見て、不審なものがいないか確認している。
(-345) 2023/09/25(Mon) 13:52:38

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「ちょっと道案内したくらいだよ。
 危なっかしい女でね」

口元に──言葉に。苦笑するような色が浮かんだ。まるで昨日のことを話すように、笑みが綻ぶ。

「そんな感じの、だいたい全部だ。
 それを無くしたら自分は男じゃない、っていう………そういうものを、俺たちゃあ一本持っている。
 そいつを握りしめたままどこまで・・・・行けるかが、男の人生だと思っている。俺はね」
「──……やりたいことがあるってな、いいことだ。
 お前のソレもいってみいってみ、頑張って叶えてやっから。主にコレでな」

手で金のマークを作る。…下品だ。
男は、未来の話が嫌いだった。自分限定で。

「お年頃っていってもよぉ、もう19だろ?
 あの時分にゃ俺ぁ警官殴ってたぞ。反抗期にしてももうちょっとだな…」

一緒にしてはいけない。

「……いらん告げ口してからに。
 あいつがお前に会いたいんじゃないかと思って、口実作ってやってるだけだよ」

ちょっと恥ずかしそうにしながら、眉を上げて。


「フィアットの方はそこそこ高く売れるかもしれんが、愛好家しか買わねえからなあ…。
 捌くの面倒くせえんだよな…」
「いや腹にはたまるだろ? 忙しい時はそれでも別によぉ…」

……そうして、だらだらと雑談が続く。牢屋の中とは思えないくらいに、気が抜けた様子だ。
(-346) 2023/09/25(Mon) 13:54:08

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

殺した、とは聞かなかった。
けれどファミリーという言葉を聞いた。
黒眼鏡の命令とも聞こえた。
あまつさえノッテの役に立ったと宣った。

この女はマフィアだ。
でなければ作りの悪いコメディか。
とはいえ現行犯ではない。
即逮捕といけないところがもどかしく、男の靴はとんとん、と石畳を叩くだろう。

「今。」
「何の話を?」
(-352) 2023/09/25(Mon) 14:06:01

【秘】 路地の花 フィオレ → 法の下に イレネオ

「やだ、聞こえてたのかしら」
「うるさくてごめんなさいね」

何を探っている?
女は賢くこそなかったが、人の機微に疎い方でもなかった。

「迎えを頼んでたのよ」
「火遊びの相手と喧嘩別れしちゃってね」

警鐘が鳴っている気がする。
表立ってマフィアらしいことはしていない、にしても。
流石にこのままこの場に留まるのがまずいことくらいは、わかる。

一歩、足を後ろに引いた。
(-353) 2023/09/25(Mon) 14:13:07

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

男の瞳は、貴方が通話を切った携帯の液晶に注がれた。
その相手を探ろうとする目の動き。名前から相手を割り出そうとする動き。教師や科学者、或いは貴方に思いを寄せる男たち。もしくは探偵や警察・・がする機微だった。

「そうか。」
「喧嘩で手が出るのはよくないな。​────」
ついてるぞ・・・・・。」

頬に伸びる手に、貴方は何か過ぎっただろうか。
全くの的外れの可能性だってある。
人を殺す手段は、何も血が出るものだけとは限らない。
それでも、何か後ろめたいことがあるなら。反応があるはずだ。
男はそう考えて、かまをかけただけ。
(-360) 2023/09/25(Mon) 14:32:46

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ

熱い指先に触れる雫は冷たくて、胸が痛む心地がした。
頬に流れるそれを拭えない代わりに、忘れないように。
指先が離れる頃にはぎゅうと掌を握り込む。

「……ねえさん」

するから、という言葉が引っかかる。
けれど今この場で深く踏み込むことは難しいし、恐らく危険だ。
無理に浮かべてくれようとした笑みに少しばかり眉を下げながらも。

「…………無理は、しないで」
「おねがい」

言えることといえばそれぐらいしかなくて、それでもそれしかないから形にする。
去って行く後ろ姿を見送った、牢の奥。
今ここにいるのが己で良かったと。
貴方が去ってくれて良かったと。
肌に冷たさを教える涙を裏切ってしまうような安堵を抱く。

この地獄の淵に夜明けはあるのだろうか。
今はまだ、何も分からないけれど。

……でも、なんとなく気が付いている。
朝が来たとしてきっと、多くが変わるのだろう。
貴方も、自分も。

そうだとしても、ひとつ、ずっと変わらないもの。
心の内に咲き続ける、貴方が植えた愛の花弁を。
確かめ、なぞるように瞼を落とした。
(-385) 2023/09/25(Mon) 16:47:33

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

通話画面に映る名前は、あなたの知るものではない。はずだ。
同じアソシエーテのラウルという青年のもの。
メイドマン・ルチアーノの部下を探っていなければ、聞いたこともない名前だったかもしれない。

「そう、おかしいわね」
「私、喧嘩別れはしたけど。手を出しても出されてもいないわ」

ターゲットは、毒物で死に至らしめた。
だから彼女でもかまをかけられている。と分かった。
同時に、あなたへの警戒を高める。目的のわからない探りほど不気味なものはないからだ。

また一歩、足を下げる。
(-392) 2023/09/25(Mon) 17:16:10

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

走り出されたとて構わない。
リーチの差ではこちらに分がある。
車か何かに乗られて逃げられる方が厄介だ。
路地裏なんかに逃げ込んでくれるのは、むしろ好都合。


一歩、一歩と引く貴方に対し、これはじりじりと位置を調整する。
迎えに来かねない車から遠ざけるためだった。それは貴方を囲い込む動きだった。

伸びる指先は未だそちらへ。避けないなら直に触れるだろう。

「なら吐瀉物でも跳ねたか。」
「拭ってやる。動くなよ。」

避けないなら、逃げないなら。
この手は触れる・・・どころで済まない。
貴方の襟首を引き掴み、引きずって。
その携帯を奪って、鑑識班に回して解析を強要する。これはそういう男だった。
(-399) 2023/09/25(Mon) 17:40:39

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

思惑があってこちらを囲い込もうとしているのだろう。
とまでは分かるが、位置を調整されていることまで気が付けただろうか。
自分の見つけた逃げ道は、誘導されたものではないのか。
そこまでは、思考が追いついていない。こちらに、地の利があると信じ込んでいる。

「お生憎様」
「私、リードされるよりする方が好きなのよ」

頼んでもいないことを聞いてやる義理はない。

ショートブーツが地を蹴って、低い姿勢であなたの横を走り抜ける。
大人から逃げることには慣れっこで。
路地裏は、自分達スラム育ちの庭だ。だから、あなたを撒くことは容易だなどと
思い上がっている


逃げ込んだ路地で、携帯からメッセージを送ろうと画面をタップしている。ただでさえ文を考えるのは苦手なのに、焦ってうまく打てない。
(-426) 2023/09/25(Mon) 21:22:10

【秘】 門を潜り ダヴィード → 路地の花 フィオレ

ぶらぶらと広義の街歩きを続ける中、いつぞや貴方に連れて行ってもらったバーの近くに差し掛かる。

平然な顔をして、背中に冷や汗を多分に流しながらはいったそこはいかにもな「大人の世界」風で、そこで貴方に奢ってもらったノンアルコールカクテルの味を思い出した。

それと同時に思い出すのは、あまりにも酷な知らせを聞いて泣き崩れる姿。
貴方の上司に言付けた伝言は、しっかりと伝わっただろうか?
分からないから、端末を取り出してぽちぽちと文字を綴る。

『フィオレさんへ
 元気じゃなくていいので、どうか無事でいてください。
 元気だったら嬉しいです。
 落ち着いたら、また遊んでくれると嬉しいです』

別にここからいなくなるつもりもないし、捕まるつもりもない。
ただなんだか、書いておきたい気分だったのだ。
(-428) 2023/09/25(Mon) 21:56:11

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

己の脇を姿勢を低くして駆け抜ける女。
金の瞳が正面から逸れて姿を追う。ぐるり。瞳と身体が同じに動いた。
小さなあなたの背を追ってこれも走り出す。

狩りの時間だ。


路地裏に逃げ込むことは名案に思えただろう。
そこは実際貴方にとって馴染みのある場所だったろう。
それくらい男にも分かっている・・・・・・・・・・・・・・
分かっていれば手を打つ手段はいくらでもある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この辺りは男の見回りの順路。
そこで見つけた悪人を逃がすわけにはいかない。
そのために、男は覚えていた。
路地裏の入り組んだ構造を、道のひとつひとつを、しっかりと頭に入れていた。

────貴方がこの男を舐めてかかっていなければ。
警察如きと思いあがっていなければ、逃げ切れたかもしれない。

画面を見つめている間。
後ろからの足音が消えたのに、気づいていただろうか。
(-445) 2023/09/25(Mon) 23:02:56

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ


「お前はやっぱり、ちゃんと考えてるんだなあ。
 ……俺はやっぱり口では止める、ボスが一番だ。
 だけど――――お前は好きにしていい。何かあっても全部責任はとってやる」

「フィオレは良い子だからなあ、少しぐらい暴れてこい。
 それはそうと、もしその気が収められるようなことがあったら何でも言え。
 何でもやってきて良いし、手伝ってやる」

買い物でも、エステでも、美容院でも……。
貴方はもう少しストレス発散をすればいいと。

「お前が生きて今手に入れた地位を全部使って、落ち着いた時。
 まだその感情が残ってるのなら、目に物みせてやればいい」

「お前が救われるっていうんなら、その子供達も嬉しがってるだろうよ。
 同時に、他の方法だってある。だから気負うなよ、フィオレ。
 そして何か起こすんだったら、――顔だけは守ってくれえ。
 傷がついたら泣いちまうかもしれん」
(-448) 2023/09/25(Mon) 23:17:58

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

「……はあ」
「何だったのかしら、あれ……」

画面を叩きつつ、足音から離れるように路地裏を歩き回っている。
街へ向かうルートだって分かっているから、そちらの方へと足を運んでいた。

探るような瞳。通話内容に言及する様子。
昨今の情勢を考えれば、敵対している組織の人間か……あるいは、ノッテとやりあっている警察連中の人間か。


いずれにせよ、捕まってファミリーに泥を塗るわけにはいかない。
上手くやってこられたのだから。

「……?」

足音が消えたように思えて、足を止める。
足を止めてしまった
(-454) 2023/09/25(Mon) 23:28:21

【秘】 路地の花 フィオレ → 門を潜り ダヴィード

あなたから届いたメッセージに、少し取り乱しかけたのは内緒だ。
ちょっと昨今の状況で敏感になっていたものだから。

落ち着いてから、メッセージと向き合って。

『あの時はありがとう、ダヴィード。
 すごくかっこ悪いところを見せちゃったわね』
『ジャケットに入ってたチョコレートのお陰で、かなり元気になったのよ』
『騒動が落ち着いたら、またゆっくり話しましょうね。
 今度は、新しくなったヴィーのお店にでも行きましょ』

メッセージを送って、息を一つ吐く。
それから、小さく微笑んで。

「本当に、優しい子。
 私の周りには、そんな人ばっかりね」

本当に、恵まれているなあ。とつぶやいた声は、部屋の中に消えていった。
(-459) 2023/09/25(Mon) 23:41:34

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

撒いたのだと確信してさっさと離れていればよかったのだろうか。
否。

それとも気づかないままに走り続けていればよかったのだろうか。
否。

或いはそもそもここに逃げ込まなければよかったのか?
それが、最善。


足を止めた貴方は振り向いただろうか。
背後の様子を確認しようと首を回しただろうか。
であれば、そうして意識の外になった
そちらから、

────ぐ、 と。

何か・・が、貴方の腕を掴み。

ずる、と。強く引いた。

街へ向かうルートは分かっている・・・・・・・・・・・・・・・
最善を通るだろうということも。
であれば。
待ち伏せることくらいは簡単だ。
(-471) 2023/09/26(Tue) 0:14:47

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

最善を選んだつもりだった。自分でも。
街にさえ出られれば、この時間でも多少の人通りがある。
人目につくようなことは避けるだろうと思ったから。

だから、街に向かってると分かった時点で"深追いはしない"と、そう思い込んだ。
思い込まされていた。


だから、想定通りであったことを確認するために。
足を止めて、振り向いたのだ。

「―――っ、あ……!?」

意識の外であれば、油断していたのとそう変わりはなく。
強く引かれた身体は、そちらへと引き寄せられる。
勢い任せにぶつかってしまっただろうか。あるいは、バランスを崩して。寄せられた先でたたらを踏んでしまっているのだろう。
(-477) 2023/09/26(Tue) 0:30:24

【秘】 路地の花 フィオレ → corposant ロメオ

/* お仕事疲れの熱中症のエビです!
取り急ぎ、エピについてのお話だけ共有させていただこうと思います!

・他の人との打診の兼ね合いにより、殺しまでは行かないことになりそうです。
拳銃で一発入れていくのは大丈夫とのことなので、そのようにするつもりです。

・エピローグはある程度介入可能な状態で行いたいとのことなので、目撃はされるかもしれません。
そうなった時は、目撃されたことで追撃を諦めて逃走する形にしようかと思っています。(目撃されたことでの確定逮捕などは行われないように配慮していただけるとのことです。

・エピ直後に行動を起こしてもらえるとスムーズに進行できそうとのことなので、日付更新して間もなくロールに移れるようにしたいと思っています。
もしお仕事等で顔出しが難しそうであれば、用意していただいた文章をこちらでお出しするなど考えるつもりです。

以上を踏まえて、エピローグでの動きを決めていこうかと思っています。

共犯のような形になってしまったので、エピローグまでお手数おかけしますがよろしくお願いいたします〜!
(-481) 2023/09/26(Tue) 0:41:28

【秘】 corposant ロメオ → 路地の花 フィオレ

/*
こんばんは!お疲れさまです!万人の夢です!
共有ありがとうございます!
各項目拝見させていただきました!

一つ目と二つ目の項目については問題なしです!

三つ目の項目についてなのですが、
当方エピ入りと同時刻に
が開始になりまして……

村にピッタリ張り付く!という事が難しくなると思われます。
とはいえチラチラ見る事と待機時間中にレスを打つ事は可能なので(向こうのKPPLさんも卓中の別行動については許可されています)、全く動けないという事は無さそうです。
とはいえ万が一もございますので、一応文章の用意もしておこうかなと思います!

こちらからの回答は以上です!
お手数おかけしますが、こちらこそよろしくお願いします……!!
(-483) 2023/09/26(Tue) 0:51:28

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

自分を抱いている時のあなたの顔が好きだ。
否、きっともっと前から。寂しい時に一緒にベッドでくっついて眠った時から。
いつもと違う顔を見せてくれたから、好きだった。
その理由を幼い自分は聞いたりしなかったのだけど、聞かなくても。
寒いのが苦手で、人にくっついてばかりだった自分と同じなんだろうって思っていた。

あなたの鼓動と、熱い息の漏れる音がやけに響く。
感じてくれているんだって分かる。
口の中で、咥えたそれを味わうように。顎がつかれてきたって構わずに舐め取って。
上顎に擦れる感覚、唾液と先走りが混ざり合ったような液体で満たされて。
口腔はあなたのものでいっぱいになっている。
頭を撫でられると目を細め、恍惚の表情で奉仕を続けて。

「ん……、んっ」


限界が近付いていると、咥えたそれが訴えてくる。
あなたの指が、伝えてくれる。
離してなんてやらなくて。
このまま出していい、と言うように。
先端を吸い上げたかと思えば。もう少しだけ深く、口の中にそれを迎え入れた。
(-495) 2023/09/26(Tue) 2:54:23

【秘】 路地の花 フィオレ → corposant ロメオ

「反撃されたら、ひとたまりもないもの。
 あの人とは、体格差もあることだし……」
「うん、入った頃に最低限は教えてもらったわ。
 狙いを定めるって言っても、状況によって狙う場所も変わるでしょうし。
 覚えることが本当に多そうね」

首に絡めていた腕を外し、ぽふんと肩に頭だけを預ける形になる。
手に持ったボンボローニをようやく、一口齧った。
甘くて、ちょっぴりしょっぱい味がした。

「サイレンサーはあった方がいいでしょうね。
 威力は……上げる事で重たくなるようなら、軽くても打ちどころ次第で仕留められるようなものの方がいいかもね」

重くて上手く扱えない、よりはマシだろう。
時間もないことだし。ある程度は自分の努力でどうにかするしかないのだから。

「死体は残しつつ、自分たちの犯行だってばれないようにして……
 って、考えることが多いわね。
 皆本当によくやってると思うわ……」
「罪のない人たちを貶めるような人達をどうにかして、減らしていけたらいいんだけど」

実際はそう上手く行かないものだ。頭の痛い話。
うーん、なんて言いながら預けた頭を傾けて。

「とりあえずは、そういう計画を考えましょってことで……今は休もうかしら」
「久しぶりにいっぱい泣いて、疲れちゃった」

へにゃりと緊張感のない笑みを浮かべてみせた。
(-499) 2023/09/26(Tue) 3:59:04

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

唇の縁が唾液の音をたて、性器の表面を擦り上げる。
ほんの少しの重なりに、その都度呻き、喘ぎながら、
ちゅぽちゅぽと口腔に出し入れされる先端がぞわぞわと泡立った。

「……っ、う、……ッ」


そして、吸い上げられるよう引き上げられた高みで、昂りが一度、弾ける。
びくん、と大きく脈動した性器が、それまで以上に膨れ上がって、
白濁した欲望の塊が次々と吐き出され、あなたの口をいっぱいに穢していく。

「……っは、……ぁ、」


──文字通り、息を吐く間もなく、ずちゅ、と。
吐精の最中でありながら、唾液と精液が入り混じった口中のさらに奥に、性器が突き込まれる。
太く膨らんだ幹の真ん中が、吸い付くため窄められた唇をこじ開けて、無理矢理に隙間を閉ざす。
ぐぽ、という音が響いて、口の端から透明な唾液が零れ落ちた。

「……、……っは、……」


すべてを吐き出し、少しその硬さを減じた性器がなお、
ぐぽぐぽと音をたてながら前後する。
舌を擦り、喉の奥にまで欲望の猛りを流し込むように。


「………、…フィオ」

くしゃり、と。汗で張り付いたあなたの髪先をすくうように手が伸びて、その頬と額を撫であげた。
(-511) 2023/09/26(Tue) 6:45:27
フィオレは、結局ローストチキンの方は、そのまま差し入れしてあげた。
(a27) 2023/09/26(Tue) 12:49:57

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

強い腕が貴方を引き寄せる。
それは何もロマンチックな話ではない。場合によっては暴行と呼ばれる点でのみ共通する。

隘路に潜む獲物を引きずり出し、己に有利な状況に持ち込むように。
貴方が連れ出されるのは、先程よりは広い路地だ。

ぶつかった・・・・・だろう。倒れ込む形。
そうして捕まった・・・・

「逃げたな。」

暗い夜の路地裏。暗い色をした衣服を着た長身の男。
端的な一言は、まるで悪役だ。

「ノッテファミリーか。」
「仕事帰りか? 臭う・・ぞ。」
(-545) 2023/09/26(Tue) 12:56:47

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

倒れ込んだ先。
自分の手を掴んで引き込んだのは、助けに来た"家族"なんかではなくて。
先程、自分に探りを入れた男。
やっぱり全部聞いてたんじゃない。と舌打ちでも出てしまいそうだ。

「逃げて当然でしょう。電話の内容を不躾に尋ねた上で、かまをかけてくるような男。信用ならないもの」

口では余裕ぶってそう言うものの。
ぐ、と掴まれた腕を振りほどこうと力を込める。

「離して」
「あなたに話したことが全てよ」

冷や汗。
冷静を装ってこそいるが、あなたの前にいることは自分に得がないと分かっている。
知らない振りでまだ、やり過ごせやしないだろうかと。

広い路地の、逃げ道を探る。
暗がりに目を凝らすその時間は、明確な隙になるだろう。
(-550) 2023/09/26(Tue) 13:29:30

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

「離すと思うか。」
「全てなら尚更。」

焦った様子の貴方に対して男は高揚を見せない。
これは仕事である。これは責務である。これは使命である。
男の楽しみはそこにない。これから齎されることにもまた。
単に遂行する。過剰なまでにやり遂げる。これは法の犬だ。

隙を、見せてはいけなかった。

がん。
足元に衝撃。
払うように一閃すれば貴方の身体は宙を舞うだろうか。そのまま地に叩きつけられるだろうか。
一瞬動きが止まってくれればいい。その一瞬、男の四肢が自由になったなら。
次の瞬間にはより有利な体制に持ち込める。貴方の四肢を上から抑え、携帯を取り上げて────顔認証でもあれば、解除は楽なのだが。
(-562) 2023/09/26(Tue) 15:37:34

【秘】 路地の花 フィオレ → corposant ロメオ

/* 卓!大変
了解しました。
簡単に流れだけ決めておいて、なるべく決まったようにスムーズに進められたらなと思います!

右胸を撃ってもいいそうなので……仕留めたと踏んで、目撃されそうになって逃亡というかたちにしようかと思います。
結果的に殺せはしませんが、あれなら間違いなく死ぬだろうという判断を下せるであろうとおもうので。

これはどうだろうなどあればまた提案していただければと思います〜!
(-576) 2023/09/26(Tue) 17:09:12

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

ああ、全く融通が利かない人!
高揚していない様子がさらに焦りを加速させる。
楽しんでいるなら、やりようはいくらでもある。気を逸らすことが出来る。
だけど、これは―――

「っ、え」

抜け道を探していた、足が浮いて 視界が回る。
気が付けば、視界には石畳。
左肩を強く打ちつける形で、横向きに地へとたたきつけられた。漏れるうめき声。眉は強く寄せられた。

手から携帯がすっぽ抜け、少し先の地面に転がっている。
流石に画面は消されているようだが。
(-578) 2023/09/26(Tue) 17:15:44

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「へえ」

じゃあしばらく会ってないの、だとか。
どんな見た目の人だったのだとか。
年頃の女子だから、気になって色々聞いてしまうのだ。

「お金なんかなくても叶えられるでしょ」
「ここから出てきたら、またアレに抱き締めてほしいの。
 それでコーヒー淹れてもらって……夜、一緒に過ごしてもらったりする日がたまにあるの。
 そんな日常を過ごしたいの。いつも通りの」

今だってここから触れられないのが寂しいのだ。
家族がみんな捕まってしまって、どれだけ心細くなっている事か。
だから些細な願いに見えて、結構切実なものなのだ。

「フレッドはいい子だもの。
 野蛮な人間と一緒にしないであげてよ」
「まあ、それこそ男の子のプライドってやつがあるのかもしれないしね」

そう考えれば、やっぱり反抗期なのだろう。

「……ふふ」
「そんなことしなくたって、あの子はいつだって私に会いに来てるわよ。
 ねーえ、私のこと好きなの?にいさん…♡」

にまにま。わるいかおだ。

栄養は取りなさいよだの、それでもパンだけって何よだのぎゃあぎゃあ言っている。
豊かな大人になったからこその言い合いだ。
だらだらと雑談をしていれば、いい時間になってくるのだろう。まだ収容者も少ない。長居は怪しまれるかもしれない。
(-579) 2023/09/26(Tue) 17:31:19

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「……ルチアーノ」

止められているんだと思っていた。
そんなバカなことはするなと言われるんだと思っていた。
だから、少しだけ呆気に取られて目を瞬かせた。

あなたの気遣いが心を温かくしてくれる。
ずっと大事にしてもらっていたから、思い出すのだ
いつだってあなたは自分の事を考えてくれていること。

「今は……これしか、思いつかないけど」
「何か上書きできそうなものが浮かんだら、ルチアーノにおねだりするわ」

遅れて、手招きに応えあなたの方へ寄っていく。
くっつけるような位置。いつもの、あなたの傍。

「あの子達が喜んでくれるなら、それが一番……もう、悲しい思いをしたくないし…させたくない」
「ふふ、顔は私の一番のチャームポイントだものね。
 大好きなひとたちを悲しませたくないから、守ってみせるわ。絶対にね」

そう言って、頬を緩めるのだ。
(-581) 2023/09/26(Tue) 17:44:38

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「うるせえなあ…」

 もう10年会ってないよ、だとか、
 髪が短くて〜変な色のネイルしてて〜妙に強気で自信家で…だとか、ぽつぽつと語る。
 アレッサンドロにしては大分、言いづらそうに。

「ハァ、そんなことでいいのかね。
 マ、それなら確かに簡単だな。
 こっから出られたら、ちゃんとかなえてやるよ」

な、と。安心しろというように、格子越しに微笑んで見せたりする。

「誰が野蛮だコラ。…マァそうだな。
 お前ちゃんとしつけてやれよ、あいつ絶対痛い目見るぞそのうち。
 …いや、もう見てるか。ハハハ」

笑いごとではないことで笑い。

………気にかけてる、心配してる、大事にしようとしてる、配慮してる、抱けるくらいには気を許してる……

 みたいな感じだが…………まぁ………好きと表現するのは勝手じゃねえのか………!?」

かと思えば、ちょっとむくれるように眉間に皺寄せてみたり。

──言い合いと掛け合いの中で、すっかりと気が抜けたようで、男は一度はあ、と息を吐いて。

「……あ、おい。時間。平気か。
 さすがに巡回回ってくるとマズいだろ。こんなとこで足止めくらってねえで」

さっさと行ってやれ、フレッドんとこに、なんていって、シッシと掌を振った。
(-582) 2023/09/26(Tue) 17:47:03

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

吸い上げながら、脈動を続けるそれを手で強く擦り上げて。
より快楽を感じられるように刺激してやる。
そうしたなら、ひと際大きく膨れ上がったそれの先端を咥えたまま。
口の中で白濁を受け止めて。ちょっとずつ、嚥下して離そうと。

「――――っ、!?」


思っていたのに。
そんな余裕すら与えないと、粘ついたそれを出しながら。
あなたの大きなそれが口の中を侵略するように、奥まで入り込んでいく。
目を見開いたのち、強く眉を寄せる。
んぐ、だの呻きのようなそれを漏らして。
口の開く限界まで咥え込まされた女は、ふーっ、と余裕なさげに息を漏らして。
飲み込むことすらままならない、口いっぱいの液体とあなたのそれで窒息してしまいそうだ。

「う、く……っ、!」


脈動が止まって、やっとその怒張が少しだけ落ち着いたから。
やっと、どうにかできると思って。
安堵したのもつかの間。今度はそれが突き入れられて、かとおもえば少しだけ引き抜くような動き。それの繰り返し。
空いた隙間から、透明と白の混ざったそれが零れてからだとシーツを汚す。
口内が犯しつくされるような感覚に、頭がバカになりそうだった。

あなたの手が顔に触れると。ぼんやりとしたような目が、あなたの方を見上げている。
こく、こく、と。喉が鳴る音。
隙を見て、出されたものは喉の奥に。体内に取り込まれているようだった。
(-583) 2023/09/26(Tue) 17:58:25
フィオレは、インフルエンサーの発表で聞いた名前に、ええ!?と声が出た。色々な意味で。
(a32) 2023/09/26(Tue) 18:02:18

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

ぼたぼたと、生命と欲望がないまぜになった雫が零れ落ちる。
こちら見上げる瞳を解すように、
指の先がかりかりとこめかみを掻いた。

こくりと鳴る喉を感じながら、
ずるりと体液に濡れた性器を引き抜いていく。

「……」
「悪い」

口内で吐精したのは、ほとんどが欲望に突き動かされたから。
どくどくと脈打つ己自身が、少しずつ冷静になっていくのを感じながら、
はあ、と息を吐いて。

「興奮しすぎた」

くしゃくしゃ、指が前髪を絡めて、解いて。
…少し申し訳なさそうな顔をしながら、
ベッドの傍に放り出されていたティッシュを何枚かまとめて引き抜いて、口許に差し出した。
(-587) 2023/09/26(Tue) 18:38:00

【秘】 corposant ロメオ → 路地の花 フィオレ

「そうだろうな。オレが相手するんじゃあまだいいが、
 あんたが相手になるんならちょっと怖いもんがある」
「なるべく分かりやすいように教えるよ。
 後はあんたのセンスがあるかどうかだな」

こってりとしたカスタードは、
温かくても冷めていても美味しい。
何から教えるべきか、今の内から頭の中で整理を付けつつ。

「OK、ならそのようにしよう。
 逃げる用の足もオレの法で用意しておくよ。
 あんたは自分のやる事に集中してくれ」

それもありだ、と頷いて手を打った。
後は彼女がどう咲かすか。

「なかなか骨が折れる事だよ。これが命の重みなんですね。
 二人だけじゃあ荷が重いってとこは、
 オレの言う事聞いてくれる奴に手伝ってもらう……」
「そんな器用な真似が出来たら苦労しないね。
 人間に脳みそがある限りそりゃ無理だな」

全然期待していないような声を上げて、
ボンボローニの最後の一かけらを口に放る。

「ん。休みな。休むのも仕事」
「ちゃんと目冷やしなね。腫れたら美人が勿体ない」

いい笑顔だ。
自分も顔を合わせて、へらっと笑って見せる。
(-597) 2023/09/26(Tue) 19:17:50

【秘】 corposant ロメオ → 路地の花 フィオレ

/*
あ!卓の時間が22時からになりました!ヤッタ―!
それだけご報告しておきます。22時以降は昨日お伝えした通りの感じになると思われます。

右胸了解です!決行時のロメオの立ち位置の想定ですが、フィオレちゃんに彼との対峙を任せつつ、物影に居ていつでもサポート・フォロー/周囲の見張りをできるようにしたいと思います。
目撃されそう!という時はロメオが気が付くかもしれないし、フィオレちゃんの方が先に気が付くかもしれません。どちらのパターンにするかについてはお任せします。
インカムみたいなのを付けて二人でやり取りできる感じにしたらいいかな……なんてのも思っています。

逃走時もロメオの方でルートの保持と車の運転は出来ると思うので、もし運転がしたい!となった時は車も貸せますし、連れてって!って言われたら運転手になります。

こちら一案になりますので、それ却下!などありましたら遠慮なく!
(-602) 2023/09/26(Tue) 19:37:50

【秘】 路地の花 フィオレ → corposant ロメオ

/* やったー!いい感じに回していきましょっ

目深に被ったキャップにインカムで物々しくないようにはしつつ、サイレンサー付きの拳銃で決行としましょう……
フィオレは多分目の前の相手で手一杯なので、気付いてもらってインカムで伝えてもらうのが一番自然かな〜と思ってます!

運転、お願いしようかな……人を撃った後の人間では事故りかねないため…(あぶない!

概ね大丈夫かと思います、改めてよろしくお願いします〜!
(-607) 2023/09/26(Tue) 20:02:25

【秘】 corposant ロメオ → 路地の花 フィオレ

/*
ハーイ!それではこっちが気付いてインカムで連絡、
車の場所を伝えフィオレちゃんが到着し次第GO!
みたいな感じにしましょう。うまくいくと……いいな!
こちらこそよろしくお願いします!
(-610) 2023/09/26(Tue) 20:10:08

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「っ……ん、…」

口からそれが引き抜かれて、零れる液体を指で拭いながら。
喉を鳴らして、今度こそ口の中のものを取り込みきろうとするのだろう。
興奮してくれた証だっていうのなら、それを少しでも捨ててしまいたくはなかった。

触れる指に顔を擦り寄せて、ある程度飲み終わったのなら。
ティッシュを受け取って、口元を拭っている。

「……ふふ、興奮してくれたの…嬉しかった」

口元を緩めつつ。てらてらと濡れそぼっているあなたのそれを見て、「タオル持ってくる?」なんて言いつつ。
寄りかかったまま、全然離れようとはしないのだが。
(-618) 2023/09/26(Tue) 20:40:18

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

膝で貴方の身体を押さえつける。
馬乗りにはならない。強姦魔犯罪者と罵られてはかなわない。
手の届かなくなるまえに携帯を掴めばそのままタップして貴方の顔に翳す。
しかしロックは解除されなかった。舌打ちをひとつしてポケットに仕舞い込む。

「何をしていた?」
「役職は。誰を呼んだ?」
「殺しか?」

黒眼鏡・・・と言ったな?」


体重をかける。
まだ、それだけ。
(-622) 2023/09/26(Tue) 20:44:53

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「興奮しねえ女抱いたりしねえよ」

ティッシュでいい、なんて言ってそれを拭い。

「さっさとシャワーを……」

言いかけて、寄り添ったあなたの肩を撫でる。
しばらくはそのまま、体温を分けて平準化するよう座ったままで、


「……一緒入るか」

そのままでは体が冷える、と感じ始めてようやく、
あなたの手を引いてシャワールームへと連れていった。
(-626) 2023/09/26(Tue) 20:52:15
 




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3回 残 たくさん

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ペネロペ
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8回 残 たくさん

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犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
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エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
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Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

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0回 残 たくさん

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ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

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