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【人】 言ト霊 羅生[ 目の前の身体には、僕らには無い螺旋の音律。澄ましても聴こえない、機械には関知できないスペクトル。嗚呼。所詮は神籬の『言語』なんです。 本来、人間ならば誰もが7つ持っている『車輪』。僕らにひとつ欠けている理由は必要が無いからではなく、人類の技能では“つけられないから”だ。 だってそれは本当に本当の天の創造主と繋がるべく与えられた祝福の『輪』 きっと、君たちは7番目の『車輪』を回せる。廻せる。そう願ってやまない。この──感情すら借り物であるのだったら、これはそう“旧人類”の想い。 『“父”が“子”に持つものは、愛以外に無いのだから』 ] (178) 2023/11/21(Tue) 21:27:26 |
【人】 言ト霊 羅生……桜花は外に出たい? それとも帰りたい? それは誰と一緒に? 君は──どんな物語を始めたい? [ 静かに隣に腰掛けた。そうして頬に唇で触れる。 それは“創造主”を真似た仕草だ。己にある静かな記憶、親愛の手順。直青が繰る言語と同じ響きの音楽と声。 白い、部屋だった。眩しいくらいに。 今、思い出しながら。隣の愛し子に口づける。 そうして囁く。桜花、と。それは僕がつけた君の名前。 ] 新人類、は……雷恩と桜花の二人だけじゃ、ない。 『デバイス』に映る世界は、切り取られ作られたものでしかない。 世界はね……とても広いよ。 * (179) 2023/11/21(Tue) 21:29:03 |
【赤】 言ト霊 羅生>>*9 [ 棄却か。予想外でもなんでもない。何故か髪に架かる指ごと苦々しく顔を逸らして視界を遮断し口を開ける。二つの目的で。 ] ……悪趣味。 [ 蜂の生態を学んだ日を思い出すんだよ。たった一人の女王の為にいるその他。探るまでもなく捕らえたら舌尖を介して、それを舌根まで喚び込む。どうして、拭いきれない劣等感は日毎増していった。それは一体いつからだったろう。棄却された申し出を仕返すかに性急に舐った。甘い電流と有機金属の、香り。 口内に入れるのは難くない。 この身体にある『体温』は仕事をして巡る冷却水。摩擦の起こる部分は熱を増してゆき、潤滑剤としての粘液が滴る。これを飲み込むのが嫌で遠慮なく垂れ流した。 刺激には敏感に反応するよう機能している。個体差があるかは知らないけれど、用途として戦闘員の方がそうあっておかしくはない。どのくらいの差があるのだろう。そんなことを知る機会は今のところ無い。 上目遣いで咽頭部まで飲み込んで、 ] (……まだ終わりませんか。) * (*10) 2023/11/21(Tue) 21:33:18 |
【赤】 言ト霊 羅生>>*11 [ いやらしいな、態々視ている事を告げてくるその精神が。貫かれる。照射レーザーで串刺しになる自我。いつから? いつからでも、いいか。この記憶も終われば全て消去する。 ──行為の事実と必要性とその『指示』以外は 喉奥の組織を削られる感覚がする。 触覚があるのは生き物にとって大事なことなんだとは、何となく理解してた。僕らは自身を含む環境を全て数値化し最適解を取る事ができて、感覚器官などは本来必要がない。それでもこうして、遠回りな世界を手にするのは、きっと全て『我が子』の為なのだ。 先端を飲み込む為に捩じ込んで、僅かばかりの距離を頭部を揺らすことで往復して、気づく。この距離だと溢したら衣服を汚してしまう。 そう意識した瞬間、行動範囲を更に制限された。 髪を掴むなんて安易な仕草によって、 抗い難い指示に、 すべて掴まれる。 ] (*12) 2023/11/22(Wed) 3:44:44 |
【赤】 言ト霊 羅生────ッッ゙、ンぐ、ぅ……! [ ごくり、と。 嚥下する音が響いたらもう駄目。 弾かれた様に離れて地に伏してぶち撒けた。他人の熱なるもの。どろりと、食道なる器官から拒絶された透明な液体が『涙』と共に落ちて染みを作る。 ああ、成る程。これを見越してこの場所を選んだのか。憎らしいな。 背骨を駆け上がる電気信号はそう帰結して落ち着いた。濡らされた皮膚を上衣で拭う。整え終わる頃には相手も整え終わってるでしょう。それを確認したらば染み付いた性格は勝手に唇を形作る。業務としては遅きに失するけれど。 ] ……異常は無しですか * (*13) 2023/11/22(Wed) 3:46:11 |
【人】 言ト霊 羅生─ 『雷恩』 ─ [ 植物園で根を張る彼を>>120遠くから視覚に収める。その姿は静かで、彼をより植物たらしめていて。僕はそんな彼に長いこと触れていない。 雷恩の存在をずっと脅威に感じていた 偏っている彼に僕は落胆し続けている 『植物に偏っている』──それはしかし規定値に収まっているからこそ彼は破棄されず『新人類』としてカウントされた訳だがそれでも。 僕は僕の至らなさをその姿に見つけてしまう。 直青に瑕疵があるわけが無い。設計図通りに順を踏むことすら限界を感じてしまった自分と、それを素直に口に出来なかった己の弱さ。 次第に彼の前で上手く笑えなくなった。距離を置いた。勝手に。 勝手だね。 ]** (228) 2023/11/22(Wed) 9:50:59 |
【人】 言ト霊 羅生─ 『メディウム』 ─ [ 視界の端から薄浅葱の少女がひらり舞う>>191。 花よりは蝶の様。どんな想いを懐いてその『樹木』へ? ──直青は、彼を『雷恩』と名付けた。 『雷』は天つ神のシンボルで、地に落ちる稲妻はすなわち神の顕現。『sintoisMécanique』の紋でもある。 「落雷は闇雲に地を揺らす訳じゃなく先ず大地が天を喚ぶ。 よべる天を忘れ土から離れつしまった愚かな旧人類の 二の轍を踏まぬように」と。 偏りの三角は、四角い秩序を砕き『完全』なる五角へ向かう。 新しい世界は何時だって未知なるものが揺り起こす。 彼女は、我らの蕃神になるのだろうか。彼の救いとなるのだろうか。それは、彼自信が決めれば良いと思っていた。 その機会が訪れるまでは。>>207 ]** (229) 2023/11/22(Wed) 10:01:11 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a56) 2023/11/22(Wed) 10:06:12 |
【赤】 言ト霊 羅生>>*14 [ 直青がこうして笑顔を向ける事に必要性を見出だす事は出来ずにいる。同じく腕を取られる事にも。理由を探してしまうのは性だ。『言語化』しないままでは居心地が悪く、出来ないのならば認識は空白。その足り無さを、直青自体で埋められているようでどちらにしろ心地は最悪。 少しだけ低いはずのその視線は大して絡まない。それで良いよ。おまえと対峙すると採点されてる気分になる。かつては自分より小さい体躯に安心感を得ていた。それは見くびりだったのだと、劣等感情が増す度に浮き彫りになる。 余裕のある魂の無い謝辞を理解して、継げられる羅列に息を呑んだ。腕を掴むその手を振りほどく。 ] …………そろそろ、……? [ 違う。そんなことをした事はない。みっともなく呻きそうな口を手で塞いで記憶を辿ってみても、無い。ましてや『周期を把握される様な事』など断じて。 ──記憶は無くても記録は有る 振りほどかれたその顔は此方を見た筈だった。この疑念の答をその表情から読み取ろうとして既に向けられていた背に追いすがるように続いて、容赦なく扉は閉じられた。 ] (*15) 2023/11/22(Wed) 11:43:44 |
【赤】 言ト霊 羅生[ 一体。 どのくらいの記憶を消してしまったのだろう。 いつから、どこから僕は『羅生』であるのか。 大丈夫。 見喪っても、良い。 この身に賦与された花の名前に総てを寄せる。 まだ僕は『咲かすことができる』 おまえは絶対に、僕を救けない。 ]** (*16) 2023/11/22(Wed) 11:45:20 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 言ト霊 羅生[ どうして、わらってくれないの? 名付け親へむけられる そのひとことは、ついぞ出ない。 素直に口にできなかったのは、きっと己も同じだから。*] (-145) 2023/11/22(Wed) 12:52:33 |
【人】 言ト霊 羅生>>216 ……好きですよ。 俺たちは、其々の身体に保管されている種子に準えて名付けられてます 俺は『羅生』で保持する種は蓮ですけれど、 [ 花の別名として付けられた筈のこの名の原典は見つからない。 『羅生』:特に何かを表すものではない。そんな資料しか。 他愛なく、笑って話す。 種子保管ユニットとして、この身はある。人工細胞を始めとして細部まで神の意匠に従事した『旧人類の功績』──そんな意味では最新型かもしれないね。 けれど不可逆です。咲かすためにあるこの身体は、直して半永久的に使えるようにではなく徹底して使い捨てだ。 そんな意味では、僕らは『機械』として“どう”なんでしょう? ] リヒトーヴ:ドイツ語で『リヒト』は光。暁。あけぼの。 春の暖かさを連想させるな…… 君の名前は、誰がつけたの? どういう想いを、受け入れたんですか。 * (239) 2023/11/22(Wed) 18:58:18 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a69) 2023/11/22(Wed) 23:04:54 |
【独】 言ト霊 羅生羅生が雷恩を失敗と思っているのは結局自分のいたらなさを覚えてしまっていたからっていう自己中心的なものであり、『土から離れては生きられないという性質をその傲慢で忘れてしまって大地を汚す愚か』な青人草(広く人類)を抜きまくって駆逐するという創造主(人間からみた神)の想いを裏切る行為をしている『sintoisMécanique』の研究員は自らでなく、構成員であるAIにやらせ、贖罪として彼らに種子を保管のち必ず芽吹かせるようにプログラムするという実に人間らしい姑息さを得る組織である。 もちろん自らごと滅ぼされるつもりでAIを産み出していたのだが、なんやかンや派閥があって、AI達を放出したあとの解散間際に内部崩壊を起こし、アハトアハト君はそのどさくさで生き残っていまあっちにおます。おます。 そして理念的には根差せる人間は雷恩の方なのだから彼は成功なのである。 土から離れて生きられない人間を作った。 それはいつしかまた生まれる『旧人類』=創造主の愛し子たち=人間のためである。 『新人類』は旧人類が再びこの地球でやり直すための手本となるべく産み出されている。 その点桜花はある程度人間に紛れて自由にいきていけるよ〜生き残りの人類にも仲間と思われることは可能性あるよね。 って思ってたんだけど、羅生くん!どうする!君的にはこの桜花は失敗作になり得るのでは!? ここで雷恩に手のひらクルーしたらド腐れ畜生旧人類の親そのものになってしまう!!キャー(たのしい (-181) 2023/11/23(Thu) 6:37:59 |
【独】 言ト霊 羅生悩むなぁ…… せめて雷恩のために花を咲かせて大地を浄化しょ……と思ってたのに…… モラハラなパートナー()にすがるしかないのか…… (-183) 2023/11/23(Thu) 6:41:22 |
【独】 言ト霊 羅生羅生視点、子育て失敗し過ぎでうける。AIって一体。 もうちょっと上手くやれるプログラムを組む気は特に無さそうなのがいいよね (-184) 2023/11/23(Thu) 6:43:01 |
【独】 言ト霊 羅生リヒトーヴさんのイノセントには彼の開口一番からやられています。 対リヒトーヴさんに抱くのはこの曲です。 『光の形』 https://youtu.be... こころがあるのに無いかのような振りをするリヒトーヴさんの形 もっともっと見ていたいですね。 (-185) 2023/11/23(Thu) 6:48:54 |
(a74) 2023/11/23(Thu) 6:53:38 |
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