情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 片連理 “椿” ふふ。安心できそうですし、 わたくし、少しお散歩に行ってきますわね。 [そう言って、椿は兎のように一歩後ろに跳ね、長い髪を揺らしながらくるりと回って、ぺたりぺたりと裸足の足音を残して駆けていった。]** (54) 2023/03/05(Sun) 18:07:57 |
【独】 片連理 “椿”/*使う習慣がなさすぎて今の今まで忘れていたなどと 事前情報から闇に走らせていいと今のところ判断している しているけども ううむ できればどうにかなって欲しくありつつ、本人に考えさせたら一緒に死んでしか発想が出ないのでPLの舵取り必須 (-66) 2023/03/05(Sun) 19:09:14 |
【人】 片連理 “椿”[裸足のまま、ウッドデッキから外に出た。 外は相変わらず気持ちの良い天気だ。 どこへ行こうか考えて、湖とは反対の方を選ぶ。 歩けども歩けども、他のロッジには辿りつかない。 途中に似たような建物が他にもあるのは見ていたし、夜には明かりも見えていた。しかしそれも、そういうものだと受け入れられている。] (63) 2023/03/05(Sun) 20:20:35 |
【赤】 片連理 “椿”[湖も、川も、海も苦手だ。 ついでに、井戸も。 時折見るひどい悪夢を思い出してしまう。 突然水の中に落ちて、絡まった水草に底へ底へと引き摺り込まれていく。 呼吸ができなくて、どれだけもがいても水面の光は遠くなるばかり。しまいにはどちらが底かもわからなくなって、ただ暗がりに落ちていく。 やがて、ふと足元を見ると、そこには見慣れたひとがなんの表情もなくしがみついていて。 飛び起きて子供のように泣く彼女を慰める彼のことも、恐ろしくて仕方がなかった。] (*22) 2023/03/05(Sun) 20:38:55 |
【人】 片連理 “椿”[ロッジの周りを大きく一周回ってみる。よくよく見れば、生い茂る木々は見慣れないもので、季節も場所もよくわからない。 奇妙な場所だが、景色は美しく、気候は穏やか。例えば、ずっとここで過ごすのも、悪くはない。] (68) 2023/03/05(Sun) 20:56:33 |
【人】 片連理 “椿”[同じようにウッドデッキから戻ってきて、今度はリビングではなく玄関から中に入った。土に塗れた足を軽くはたいて、バスルームへ。 足を洗って、キッチンで紅茶を見つけて湯を沸かす。冷たい水は苦手だ。] (69) 2023/03/05(Sun) 21:13:47 |
【赤】 片連理 “椿”[あたたかい茶を一口だけ飲んでから、カップを持って二階のホールへ向かう。ここのソファは一階のよりも柔らかくて座り心地が良い。 銀の弾丸について考える。 椿は楓とは多少出自が違うから、性質も大きく異なっている。彼女にとって、銀の弾丸、というのはものの例え以上のものではなく、触れても全く平気ではあるのだが、その代わり、当たり前に、銀であろうが鉛であろうが、撃たれれば死ぬ。 弾丸を打ち込まれるのはどんな感じだろう。あるいは、牙に貫かれるのは。 今まで自分がしてきた所業が、この身に返ってくるのを想像すると、なんとも言い難い感情に襲われる。 激しい拒否と、当然の諦観と、胸がすくような清々しさと、それらが全てひとつになったような。微かな不快を押し流すように、まだ熱い紅茶をひと息に飲んだ。] (*23) 2023/03/05(Sun) 21:26:16 |
【赤】 片連理 “椿”[楓はどこにいるだろう、とぼんやり思う。まだ寝室にいるだろうか。 今はただひとり、互いに理解できるかもしれないひと。近いような、遠いような、どちらもを感じている。時には傅き、時には慈しみ、時には気安い友のようにも思う。自分の心さえよくわからないのは、いつものことだ。 ふと思考が逸れる。夕食は何を作ろうか。しかしまだ、空腹感はまだない。 ないはずなのだが。] お腹が空いたな。 [自分でも気づかないうちに、ぽつりと呟いていた。]** (*24) 2023/03/05(Sun) 21:39:22 |
【人】 片連理 “椿”[目覚めると日が暮れかけていた。 いつの間にか眠ってしまったようだ。 寝室を覗いてみたが、楓はそこにはいない。カップをキッチンのシンクに置いてから一階を見て回ったが、そこにも気配はなかった。 外に出ているのだろうか、と、サンダルをつっかけて外に出てみる。 ウッドデッキの方には誰もいない。少し風がひんやりとし始めて、薄紫のショールをぎゅっと握りしめる。 玄関の方へ回ってみると、すぐ正面の芝生に横たわる楓が見えた。どこかで行き違ったのだろう、椿は階段を下りて、楓のもとへと歩み寄る。] (84) 2023/03/05(Sun) 22:17:27 |
【赤】 片連理 “椿”[……揺らした、つもりだった。 不意に視界が揺れて、一瞬重力を失ったように方向がわからなくなる。楓がいる。眠っている。指先が冷たい。頬を撫ぜる。目の前の、無防備に曝された首筋に顔を埋める。 そして。] (*25) 2023/03/05(Sun) 22:31:20 |
【赤】 片連理 “椿”[そこで、我に返った。椿は眠っている楓のそばに膝をついて、その頬に触れていた。呼吸は浅く、心臓が早鐘を打つ。 楓が目覚めるまで、椿はそこで呆然としたまま座っている。]** (*26) 2023/03/05(Sun) 22:31:55 |
【赤】 片連理 “椿” 大丈夫……はい、大丈夫です。 [辛うじて答える。 気分が悪い。 今のは、やはり“そう”だろうか? こんなに短時間で波がひくことは、今まではなかったはずだが。楓が同類であることが理由だろうか。 ついさっきそれでも構わないと思ったはずなのに、実際に起こると暗澹たる気分になる。 それは、椿に生きていてほしい、と言った楓にわざわざ殺させたくないのだ、と気がつく。 ならば自害すべきだろうか。 それにも、頭の奥でNOが響く。 『ヒトでないものが生きようとして、何が悪い』 楓の言葉が繰り返される。 そう、そうだ。どこかでずっと、そう思っていなかったか。 認められなかった。それを認めてしまえば、あの人が悲しむ。同時に、やはり彼こそが椿を最も拒絶していたのだと知ることになる。あれほど愛してくれたというのに。] (*28) 2023/03/06(Mon) 3:16:15 |
【人】 片連理 “椿”おはようございます。 ここは冷えるわ、戻りましょう [少し青ざめた顔で、椿は微笑んだ。 楓の手を取り、その身を起こさせようと]** (115) 2023/03/06(Mon) 7:28:10 |
【赤】 片連理 “椿”[楓の手が、椿の頭に触れる。 振り返り、彼の表情を窺う。 目を伏せて、また歩き出す。 すぐそばに見えているはずの扉がやけに遠く感じられる。] (*30) 2023/03/06(Mon) 9:53:30 |
片連理 “椿”は、メモを貼った。 (a10) 2023/03/06(Mon) 9:56:55 |
【独】 片連理 “椿”/* (2)は明日の状況次第では有り得る、今のところまだフラグが見えてない (3)だと何も起こらないに等しいし椿ロストは既定路線として共有されているのであんまり選びたくない ここで完結させることができない (-93) 2023/03/06(Mon) 11:41:19 |
【独】 片連理 “椿”/*色窓では表情のデフォルトが変わってほしいな…… こう 灰で呻くタイプじゃなくて大変申し訳ないのだが 楓くんへのあれそれは わりと言語化できない類のものであるのが大きいかもしれない わかるか 感情はあっても手出しできないみたいなあれがある(それじゃわからないよ (-94) 2023/03/06(Mon) 11:47:16 |
【赤】 片連理 “椿”[踏み締める地面の感触が薄れていく。 もう死ぬべきだ、と誰かが言う。 否、殺すべきだ、と誰かが言う。 人として生きろ、と誰かが言う。 生きて何が悪い、と誰かが言う。] 私は。 (*31) 2023/03/06(Mon) 13:28:05 |
【赤】 片連理 “椿”[扉の把手に手をかける。 そこで、ひとつ大きく溜息をついた。] 私、どこへも行けないのですね だから、ここなのかもしれない [もう普段の芝居がかった口調はやめていた。 何でもいいから仮面を被っておきたくて現味のない芝居を続けてきたけれど、それはもう、どうでも良かった。] 外に出ても何もなくて 何も選ばないまま、居心地のいい部屋に座っているしかなくて。 [己の無力を恥じる。 どれだけの間、そうしてただ生きてきたのか。 このまま扉を開ければ、きっと死ぬまで同じ無為な日々が続く。そんな気がした。] (*32) 2023/03/06(Mon) 15:14:20 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”貴方はなぜ、生きることを選んだのですか。 何が貴方を、そこまでさせるの。 どうして、生きていられるの。 私には、それがわからない。 (-98) 2023/03/06(Mon) 15:19:09 |
【赤】 片連理 “椿”[俯き、振り返ることもしないまま。 人であることを諦めながら人であることに縋り続けた女は、人として生きるために人ではない道を選んだ男に、人のものではない言葉で問うた。]** (*33) 2023/03/06(Mon) 15:20:39 |
片連理 “椿”は、メモを貼った。 (a12) 2023/03/06(Mon) 15:23:14 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿” 怖いんだ。人間だった頃よりずっと。 可能性が浮かぶだけで恐ろしい。 そんな道、絶対に選べない…… 何度も考えた。 死ぬ方法だってすぐ傍にある。 けど……できない、怖くて……できない…… [人ならざる声で囁き返す間、吐き出す息が細く震える。 たったそれだけの理由で何人もの命を奪い続けてきて、これからも奪うつもりでいる] (-108) 2023/03/06(Mon) 16:33:49 |
【赤】 片連理 “椿” 死ぬのが、怖い…… [人の声で、繰り返す。それは思ってもみない答えだった。 椿は扉を開け、楓の顔を見上げた。 彼は椿の知らない顔をしていた。] (*37) 2023/03/06(Mon) 20:57:58 |
【赤】 片連理 “椿”[初めて、彼と自分は似ている、と感じたかもしれない。 同じような存在であることは知っていた。しかし、何かが決定的に違う、と感じていた。彼には失いたくないものがあり、自分にはない。それが自分の空虚を、彼の強さを示すものだと思っていた。 彼は与えられる死を恐れ、己は死を与えることを恐れている。真逆のように見えて、その実、どちらも自分のあるべき世界から“弾かれる”ことを恐れているのかもしれない。] (*38) 2023/03/06(Mon) 20:58:33 |
【赤】 片連理 “椿”私たち、少し似ているのかもしれない。 貴方は、自分が自分の在るべき場所に居られなくなることを怖がってる……そんな、気がする。 私は……あの人がいない以上、もう、居られなくなってしまったけれど。 似ていても、そうじゃなくても、何も変わらない、けど [彼と共に生きられるわけではない。 生きられたとして、何も変わらない。 一人と一人、それ以上のものにはならない。 わかっていても、どこか共通点を見出したいのかもしれない。それもあさましい心のように思えて、やっぱり出口はない。]** (*39) 2023/03/06(Mon) 20:59:42 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新