人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【人】 温和 セナハラ

窓を叩く雨音が懐かしい。
以前はスコールの度に、よくこの音が聞こえたものだ。

「とりあえず、雨漏りしてた所は塞いで来ました。
 しばらく一緒に過ごすわけですし……、自己紹介でもしますか?
 村の子以外にも、お客さんがいるようですしね」

片手に工具を持ちながら、男がやってきた。
避難してきた人間も、医療従事者も、ひとまず同じ部屋に集められている。
(1) 2021/06/27(Sun) 22:07:10

【赤】 温和 セナハラ

かつて銃弾が飛び交う中を駆け抜けた。

あの日々に比べれば、大した状況でもない。
まだ飢えていないし、今の自分には知識がある。

全員で、死ぬくらいなら。
誰かが、生き延びた方がいい。
(*0) 2021/06/27(Sun) 22:18:53

【人】 温和 セナハラ

「……って、そういえば僕が紹介してませんでしたね」

張り詰めた空気も気にせず、柔和な男が口を開いた。

「セナハラと申します。何人か知ってる人もいますね。
 この病院に住んでる、ただの貧乏人です。
 白衣を着てますけどまだ医者ではありませんので、手術はできませんよ?」

冗談めかした口調で語る。
場の雰囲気を和らげようとしているのか、元々こういった性格なのかもしれない。
(6) 2021/06/27(Sun) 23:17:58

【人】 温和 セナハラ

>>14 ミロク

「空き部屋がありますから、そちらをどうぞ。
 扉の横に名札が下がっていない部屋なら、好きに使ってください。緊急時ですしね」

その言葉に顔を上げた。
勝手なことをしている自覚はあるが、災害時なのだから許されるだろう。

「検査着で良ければ、後で持っていきましょうか」

服を干している間、それを着ろということらしい。
(15) 2021/06/28(Mon) 9:24:28

【赤】 温和 セナハラ

「……メイジくん」

偶々近くにいた。
ただそれだけだが、聞こえてしまったのなら、この男の気質的に無視はできない。
貴方のことは主にカルテで知っている。

不自然な頻度で怪我をしている、家庭の事情がありそうな子供。
そう認識していた。

「そうですねぇ、集会所の方に避難していた人もいるみたいですし……。
 もしかすると、そちらにいらっしゃるかもしれませんね」

詳しい事情は知らない。
だから励ますようなことは言わず、予想だけを述べた。
(*2) 2021/06/28(Mon) 9:50:45

【人】 温和 セナハラ

>>16

「普段の僕なら金銭を望んだ所ですけど……
 こんな状況でお金を受け取ったら、院長先生に怒られちゃいますからね」

つまり労働で、ということだろう。
勿論、備蓄の食糧事情を知っているが故の言葉でもある。
そんな貴方の様子に苦笑するも、責任者かと問われれば首を捻った。

「責任者……うーん、どうします?アユミさん」

下の名前を呼んだので親しげに見えるが、実際はこの村に同じ苗字が多い為である。
(17) 2021/06/28(Mon) 11:05:51
温和 セナハラは、メモを貼った。
(a10) 2021/06/28(Mon) 11:27:28

【人】 温和 セナハラ

>>22 ロク

貴方から部屋の位置を聞けば、短い鉛筆で手帳に書き込んだ。

「お気遣いありがとうございます。
 もし必要な物があれば仰ってください。
 洗濯紐とか、まだ余ってますので」

食事に関しては言及しなかった。
そんな様子から、備蓄の事情を察することができるかもしれない。
(25) 2021/06/28(Mon) 13:04:35

【赤】 温和 セナハラ

「どうなるかは……僕も含め皆さん次第、ですかね。
 実を言うと、贅沢できる程の食糧はありません。
 争わず助けを待てれば、良いんですけど」

贅沢どころか、全員で生き延びることも難しい。
その事実を子供に対して言える程、人でなしでもなかった。

「メイジくんにも我慢をさせてしまうでしょう。
 なるべく僕も頑張りますが、ね」

ちら、とアユミの後ろ姿を見やる。
(*4) 2021/06/28(Mon) 13:29:17

【人】 温和 セナハラ

>>32 ロク

「では、後ほど部屋に運んでおきます。
 検査着も持って行きますよ。
 服が乾くまでの間だけでもどうぞ」

申し出を聞けば、すぐに口を開いた。
考えるまでもなく、手が足りないことがあったようだ。

「実は直しても直らない雨漏りが幾つかありまして。
 バケツとかタライを下に置いてるんですけど、
 それが満杯だったら中身を捨てて欲しいんです」

構造上、雨漏り箇所は殆どが二階であるらしい。
近付けば音でどこにあるか気付けるだろう。
(37) 2021/06/28(Mon) 15:36:19

【赤】 温和 セナハラ

「……では、…………」

言葉は続かない。
悩んでいた。子供を加担させるべきか否か。
この先、生存者を出していくには、避けられないのだから。

「…………メイジくん、包丁を扱ったことはありますか?
 実は流されてきた猿を数匹見つけたんです。
 ある程度は僕が解体しますから、
 細かく切る作業をお願いしたいんです」

この村で育ったなら知っているはずだ。
……
この近辺の山に、猿はいない。

けれど、もしかしたら。
遠くから流されてくることだって、あるかもしれない。
(*6) 2021/06/28(Mon) 17:00:26

【人】 温和 セナハラ

>>42 ロク

貴方とは大して親しいわけでもない。
内容に全く心当たりがなかった。

「……うん?どうされました」

その仕草に、距離を一歩詰める。
二人の背丈はあまり変わらない。苦労せず耳打ちできるだろう。
(44) 2021/06/28(Mon) 20:08:38

【赤】 温和 セナハラ

悟られなかったことが幸いなのか、災いなのか。
今の男には、理解できなかった。

「山というよりは、密林のような場所で育ちました。
 外地の生まれなんです、僕。
 戦況が悪化して、皆何でも食べてましたから……」

虫から木の根まで、
食べられそうな物は全て喰らった。

それは墓の下まで持っていく筈の秘密で、
二度と侵さないと決めた領域だ。

「鶏とかいれば、絞め方を教えられたんですけどね。
 猿はどうしても、見た目が人間に近いですし」
(*8) 2021/06/28(Mon) 20:32:44

【人】 温和 セナハラ

>>49 ミロク

「お互いさまですよ、こんなときですから。
 男手は常に足りてませんし、
 部屋に品を持っていった時、何か頼むと思います」

商売人という人種と接したことは少ない。
幼い頃は商いなど成り立たない時勢と場所であったし、本土に来てからは勉強ばかりだった。
しかし、貸し借りの世界であることは聞き及んでいる。

「……あまり無理はなさらないでくださいね」

最後に付け加えれば、各部屋へ運ぶ品を取りに向かう。
(55) 2021/06/29(Tue) 13:18:55

【赤】 温和 セナハラ

「動物の解体って、大丈夫だと思ってても案外辛くなるんです。
 医学校の実習で人を開く授業があったんですけど、
 必ず何人か吐く人がいます」

嘘ではないが、本音でもない。
どこまで加担させるべきか、未だ悩んでいた。

「だから先ずは、バラバラにした段階から。
 大丈夫であれば、一緒に始めから解体しましょうか」
(*10) 2021/06/29(Tue) 15:43:53

【赤】 温和 セナハラ

「……これはね。
 メイジくんが話したくなかったら、話さなくて良いんですけど」

そんな様子を見つめ、口を開く。
手を汚させるなら、せめて何か報われてほしい。
贖罪にも似た心地だった。

「転んだりぶつけたりすると、怪我をしますよね。
 そういった傷は、肘とか膝といった関節にできます。
 ……言い返せば、」
(*11) 2021/06/29(Tue) 15:44:44

【赤】 温和 セナハラ


「それら以外の場所にある怪我は、大抵意図的なものです」
 
(*12) 2021/06/29(Tue) 15:45:27

【赤】 温和 セナハラ

言葉にずっと耳を傾けていた。
荒んだ生活を送る帰還兵は珍しくない。
戦場が人の精神を削り、形を変えてしまうことをこの男は知っている。

「心配してるんですよ、勿論。
 情けないなんて、これっぽっちも思いません」

片膝を着き、貴方を見上げる。
もう父親がこの世にいないような話し方をすることに気付きつつ、口には出さなかった。

「……メイジくんの家は、戦場だったんですね」
(*15) 2021/06/29(Tue) 19:26:54

【赤】 温和 セナハラ

「いい子のままじゃ、戦場は生き残れません。
 もし何か悪い事をしたとしても、それは生きる為にした事です」

まるで説得するような抑揚だった。
尤も、それは自分に言い聞かせていたのかもしれない。

「そう思わなければ、きっときみのお父さんのようになってしまう」
(*16) 2021/06/29(Tue) 19:27:29

【赤】 温和 セナハラ

薄く笑う貴方の頭を撫でようとして、やめた。
そんな資格、自分には微塵も無い。

「……そう思っているなら、大丈夫ですよ。
 では、この事は内密にしますね」

立ち上がると、深く息を吐いた。
覚悟を決めるかのように。

「大まかに解体して来ます。
 用意ができたら呼びに行きますけど、今日使う部屋は決めてますか?」
(*18) 2021/06/30(Wed) 12:40:49

【赤】 温和 セナハラ

「使って良い部屋は幾つかあるんですが、
 一階の空き部屋だと助かります。宿直室が近いですから」

手術室へ向かいやすい、とは言わずに一階を勧めた。
貴方が手伝っていることを、極力知られたくないからだ。

「あと、できればこの手伝いの件は内密にお願いします。
 食べ物があるとわかると、その……、
 揉め事が起こるかもしれませんから」

そう言い残せば、手術室へ歩き出す。
(*20) 2021/06/30(Wed) 15:13:59

【赤】 温和 セナハラ

ぴたり、一瞬足を止める。

「……ええ、勿論」

小さく呟き、再び歩き出す。
手術室へ入れば、手術台を見て眉を顰めた。

メスを用意する。
容器を運ぶ。
思い出す。
(*22) 2021/06/30(Wed) 16:31:06

【赤】 温和 セナハラ

 
 
「父さん」


   
「母さん」


      
「どうか、許してください」

 
 
(*23) 2021/06/30(Wed) 16:34:33

【人】 温和 セナハラ

>>70

囁かれると、男は僅かに糸目を開いた。

「あぁ、あれは……その。彼を安心させたくて、ですね」


小さな嘘を指摘されれば、申し訳なさそうに笑う。
その表情はどこか硬い。
しかし長い付き合いでも無ければ、心中を読み取るのは難しい。
(71) 2021/06/30(Wed) 17:50:34
温和 セナハラは、メモを貼った。
(a26) 2021/06/30(Wed) 20:03:30