人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/20(Tue) 18:42:45

【人】 XI『正義』 マドカ

── 売店:フォルス ──

[君の言葉が、僕の心を丁寧に、
 ひとつひとつ潰していく。

 僕は更なる痛みを避けるように、
 君の手から逃れようと、腕を引く、
 けれど君はそれを赦さなかった。
 
 ささやかな抵抗を御されれば、
 諦めたように力が抜ける。

 そして君は、とどめの一撃
一言
を放つ。]
(121) 2022/12/20(Tue) 22:30:44

【人】 XI『正義』 マドカ

 

 『マドカはなんの為に生きてるの?
お前、なんで生きてんの?


 『そうまでして守る平等で何がしたいの。
そこまでして生きてる意味あんの?


 
(122) 2022/12/20(Tue) 22:31:20

【人】 XI『正義』 マドカ

[そんな意味で言ったんじゃないだろうってこと、
 わからないはずがなかった。

 けれど、血を流しすぎて疲弊した心が、
 音の羅列を歪ませる。

 僕は、ただ……
笑った



 君は、目に見える傷を治療しながら、
 目に見えない傷を踏み躙る。
 
 
それで良いのだ、

 狂人の想いなど、理解して仕舞えば
 引きずられて狂うのがオチなのだから。

 
 今度こそ『君』は、『僕』に道連れにされないで。
 『君』は『僕』に殺される前に、
 『僕』を殺さなくてはいけない。


 胸の内で、誰かが呟く
嘯く
。]
(123) 2022/12/20(Tue) 22:33:42

【人】 XI『正義』 マドカ

[人が、他者の利害を慮ることができるのは、
 人だからだ。
 野に生きる生き物は、多少の差はあれど、
 他の個体から容赦なく獲物を奪う。

 僕が人だったのは、
 世界が僕の家族を奪うまでのこと。

 以来僕は、自分のことを、
 人の形をした何かの生き物のように感じている。

 ……それでも、人のフリをして生きたかった。
 本当は……ほんとうは。


             
ほんとうは。
(124) 2022/12/20(Tue) 22:34:15

【人】 XI『正義』 マドカ

[君の治療が終わった頃、僕は静かに立ち上がる。
 僕はやっぱり何も言えない。言わない。

 けれど……]
(125) 2022/12/20(Tue) 22:34:29

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     『ありがとう』


   
[『僕』を、ちゃんと殺してくれて]



     『ごめん』


   
[嫌な役を、やらせたね]


 
(126) 2022/12/20(Tue) 22:35:34

【人】 XI『正義』 マドカ

[口にした数音は、
 君には理解できなかったかもしれない、
 
いや、理解できないでくれ。最後まで。


 何、と問われたら、問われなくても、僕は言おう。]


     多分、最後になるからさ。
     何故だかわからないけど、
     言っとかないとって、思ったんだ。


[世界が滅びれば、君も共に逝くんだろう。

 けれど世界が滅びなければ……

 僕がこの世界を棄てる
から逃げる
んだ。

 いずれにせよ、僕たちの未来は交わらない。
 僕は君の幸せな未来・・・・・・・を願って、
 引き止められなければ売店を去るだろう。**]
(127) 2022/12/20(Tue) 22:36:34
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/20(Tue) 22:39:27

【人】 XI『正義』 マドカ

── ブランコのある裏庭:アリア ──

[仮に僕らが子供であれば、
 夜中に出歩いてるのは“ 悪い子 ”だろう。
 でも僕としては、“ 悪い子 ”のつもりはあんまり無い。

 君は特別僕に身の上話をしなかったろうから、
 僕も特別君の過去を掘り返したりはしなかった。
 
そもそも僕だって、わざわざ狂いたくはない。


 聞いていたとしても、
 僕としては君はあまり……
 恵まれている部類にはならなかっただろうが。
 
それはそれで失礼な話ではある。



     あれって……神様のこと?
     はは……
     君にかかれば神様も形無しだね。


[君の口ぶりに、僕は少しだけ笑ってしまった。

 君が夜の中で静かに語る言の葉を、
 僕もまた静かに聞いていた。

 今現在、世界中で起こっている災害を他所に、
 ここだけが静かな気がした。
 僕はゆっくりと目を瞑る。]
(203) 2022/12/21(Wed) 17:25:03

【人】 XI『正義』 マドカ

 

    僕は今でも、
    こんな世界は滅びた方が良いと、
    そう思ってるよ。


[僕に刻まれた『正義』の証は、
 そういう性質のものだった。

 『平等』の定義は個人的な主観に委ねられていて、
 他の介入を許さない。
 傲慢で頑固で手に負えないそれを、
 手懐けるのは酷く難しい……
 それでも僕は共に生きていかねばならない。]


    僕も、その意見には同意だよ。
    結局のところ、『平等』……なんて……


[君の語る言葉の意味>>162と、
 僕の抱える狂気。

 同じものか違うのか、答え合わせをする手段は、
 きっと無い。]
(204) 2022/12/21(Wed) 17:25:26

【人】 XI『正義』 マドカ

 

 [ 僕は幾度眠れない夜を重ねても、

   君の薬には決して頼らなかった。

   その理由を、僕自身は知らない。 ]

 
(205) 2022/12/21(Wed) 17:25:47

【人】 XI『正義』 マドカ

[『人』らしく、夢を見たかった。

 振り翳した『正義』の限界など、

 誰よりもよく知っていた。

 喪われたものは、どんなに願っても焦がれても、

 決して還りはしない。

 均衡を失った天秤は、傾いたまま戻らない。

 知っていた。知っていたのだ、初めから。]
(206) 2022/12/21(Wed) 17:26:02

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     羨ましい……うん。
     そうかもね。
     僕も、羨ましかったのかも。


[君の呟きに応えて、僕も小さく笑った。

 僕の『正義
平等
』は壊れてしまった。


 後に残ったのは、

 どこか寂寥感にも似た、諦めだった。**]
(207) 2022/12/21(Wed) 17:26:21
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a46) 2022/12/21(Wed) 17:28:23