人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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到着:IX『隠者』 アリア

【人】 IX『隠者』 アリア



      死は永遠。死は安寧。死は救済。

 
(8) 2022/12/10(Sat) 14:59:33

【人】 IX『隠者』 アリア



                
―― 死は制裁。


 
(9) 2022/12/10(Sat) 15:00:51

【人】 IX『隠者』 アリア



  何がおかしいっていうの?
  世界はとっくに壊れてるじゃない

             ── 狂ってる?
             おかしいのはそっちの方だ


    世界は既に壊れた。永久に戻ることはない。
    壊れた箱庭に縋って何になるっていうの?
    徒に生き永らえることに何の意味がある?
    生きてる意味、ないでしょう?


        ──… な い で し ょ う ?

 
(10) 2022/12/10(Sat) 15:04:33

【人】 IX『隠者』 アリア


      世の総ては等しく灰に還るべき。
      誰もやらないから、僕がやる。

      死は永遠。死は安寧。死は救済。

      祝福の先にある彼方の地で、
      みなきっと安らかに眠っている!

                ── だから、

 
(11) 2022/12/10(Sat) 15:07:05

【人】 IX『隠者』 アリア



       
──… 僕を止めないでよ。


 
(12) 2022/12/10(Sat) 15:08:19

【人】 IX『隠者』 アリア



  いいよ、好きにすればいい。
  それがきみにとっての正義なんでしょう?
  僕にそれを止められる理由なんてない。

  でも、覚えていて

  僕が死んでも毒は消えない。
  崩壊はもう、止められない。

  それはきっと…
  終末をほんの少し、先延ばしにしただけだって *


 
(13) 2022/12/10(Sat) 15:10:54

【人】 IX『隠者』 アリア


  (前略)

   このように、箱庭神話における『隠者』の存在は
  友の死によって壊れた「狂える薬師」として描かれる。
   時に毒を盛り、幻覚を見せ、薬によって狂乱を招き、
  混迷する箱庭に数々の不和を引き起こしたその凶行は、
  後に『女教皇』の手によって制裁されるまで続いた。
   直接手を下した数こそ多くはないとされるものの、
  その所業はあまりに多くの死の遠因となっており、
  『隠者』の存在が崩壊を加速させたことは明白である。

  (中略)

   『隠者』の証持ちもまた、箱庭の『隠者』と同様に
  薬師の才を持ち合わせることが多いと言われている。
  もっとも、箱庭の子の中でも忌避される向きの強い
  『隠者』の証持ちが、洋館に迎えられるまでの人生を
  無事生き延びることができていればの話なのだが……

        (K.Z.サンドスター著
         「教典から読み解く箱庭神話」より)
 
(14) 2022/12/10(Sat) 15:11:50

【人】 IX『隠者』 アリア


 
── 現世:洋館にて



  ──寝付きが悪いんですか。また。


[ 世界の西、街から離れた場所にある、>>2
 「証持ち」が保護され集う洋館にて。
 未だどこか少女めいた面影を残す年若い女は、
 誰かの要件に、仕方無さげにただ目を細めた。 ]

  どうぞ。持っていってください。


[ 淡々と。手渡す小包には、
 調合された薬の小包がさらにいくつか入っている。
 そこに大きな感情の揺らぎはおそらく窺えないが、
 満更でもない気配は見る者にも伝わるのかもしれない。 ]
 
(15) 2022/12/10(Sat) 15:14:47

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 彼女が生まれながらに背負った業。
 『隠者』の贈り物ギフトは通説同様に薬師の才であったが、
 証持ちはおよそ常人よりいくらか丈夫な作りである故、
 洋館においてそれを活かす機会はきっと多くはない。

 そう、例えば── 不眠傾向の者に頼られるとか。 ]


   ──… 大丈夫です。ちゃんと目は覚めます。


[ なんて、知識としてしか知らない罪を自嘲した。
 女なりの拙い冗談。それをどう捉えるかは相手次第。
 けれどもその表情は僅かばかり緩められているだろう。

 概ねいつも通りの、穏やかな日常のワンシーンである。 **]
 
(16) 2022/12/10(Sat) 15:19:19
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a1) 2022/12/10(Sat) 15:22:33

【人】 IX『隠者』 アリア


 
── アリスの誕生日祝い



  おかえりなさい、チェレスタ。


[ 行きがかった玄関の扉が開く。>>44
 間違えようのない、澄明な声。 ]


  公演、お疲れ様です。

  …… 手伝いましょうか


[ 彼女の持つ泊まりがけの荷物の多さを見れば、>>40
 少しは分担してもいいのではないかと声を掛けるが
 はたして頷いてもらえるか否か。 ]
 
(111) 2022/12/11(Sun) 14:37:32

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 一週間後に控えるアリスの誕生日祝い。
 祝いの歌をという彼女の提案に、>>42
 私もまた肯いた一人であった。

 
もしもその場に『節制』の彼女もいたのなら、
 どうする? と様子を窺いもしただろう。
 どちらにせよ私は参加するつもりでいたし、
 彼女が迷ったとすれば誘いもしたと思うけれど。
 「でも、あなたがしたいことをするのが一番だから」
 ……それが全てだ。いつだって、どこまでも。


 不在のうちに少しも練習しないということはない程度に
 それなりには真面目な性分だった。

 寝付きが悪いとか、頭が痛いとか、云々。
 ほんの些細な困り事を解決する薬師もどきは
 暇を持て余している時間の方がきっと多い。
 そこに「歌の練習」が入った、きっとそれだけ。 ]
 
(112) 2022/12/11(Sun) 14:39:11

【人】 IX『隠者』 アリア



  また歌を見てもらってもいいですか。

  もちろん、
  まずゆっくり体を休めた後で構いませんから


[ もちろん、同じような参加者と
 改めて練習する機会は今後もあるだろう。
 何せ本番はまだ一週間先なのだから。

 けれども今は個人的に不安を解消したくて、
 その返答を待った。 *]
 
(113) 2022/12/11(Sun) 14:39:46
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/11(Sun) 15:31:06

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:黒い森の子


[ 生まれながら背負ったのは、腕の痣と
の眼。
 朧気な記憶に残る四の青い眼を思えば、
 それはきっと遠い前世、この魂が持っていた色なのだろう。
 教典では知り得ない神話の時代。
 けれど証持ちの身には、容易く眼前に浮かび上がる一片。

 微かに残る思い出を離れれば、
 あとに残るのは暗い暗い森の中。

 目が覚めたらそこにいた。
 帰りの道などわからなかった。
 歩けど歩けど木々の広がるばかり、
 寒くて、冷たくて、終わりがなくて――

 大きな木の根元にうろを見つけて、雨宿りをして
 でも寒くて、眠くて、
 水を含んだままの落ち葉を集めては体を丸めた。

 真芯から凍りつくような寒い時期のことだった。
 食べられそうな木の実を探してもほんの僅かで。
 やがて空腹さえも忘れて、
 死んじゃうのかもしれない、とどこかで思った。 ]
 
(159) 2022/12/11(Sun) 18:15:52

【人】 IX『隠者』 アリア




       
『 …… 聞こえる? 』



  [ 冷たい陰に不意に木漏れ日が差した。
   それは私が人生で得た、数少ない幸運だった。 ]
 
(160) 2022/12/11(Sun) 18:16:42

【人】 IX『隠者』 アリア


[ その人物は『魔女』と呼ばれていた。
 暗い暗い森の奥深くに小さな家を構えて、
 助力を求めてやってくる人々へ向けた
 薬の調合と、研究をして暮らしていた。

 右も左もわからない衰弱した少女は、
 体調が回復すると家事を教えられた。
 小さな手伝いから始まって、
 最終的には一人でも生活できそうな程度まで。

 そう、薬師として育てられたわけではなかった。
 結果的には後継者にだってなれたのだろうが、
 その仕事ぶりをただ見ているうちに覚えてしまった少女に、
 魂の性質、というものを実感したのだろうか。
 彼は仕方なさそうに、そっと笑みを零していた。

 けれど、

 けれど少女のその才をもってしても、
 病床に伏した彼の代理にこそなれど、
 彼の病状を救うことは、終ぞ叶わなかった。 ]
 
(161) 2022/12/11(Sun) 18:17:27

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 彼亡き後を継いで森の『魔女』となる。
 証持ちでなければそんな未来もあったかもしれない。
 いや、そもそも捨てられることさえなかったのだから
 それは元より存在し得ない可能性の枝なのだろうか。

 独りになって程なくして、洋館からの迎えが来た。
 人好きのする笑顔が印象的な『魔術師』の青年だ。

 成長しても、少女はまだ少女だった。
 そして。自分の身ひとつ守るのも手に余るのに、
 証持ちが一人で暮らし続けるのは危険なのだと、
 正しく理解できる程度には、聡かった。

 故にその導きに従い、今は洋館で暮らしている。
 きっと珍しくもない、ほんの昔話だ。 ]
 
(162) 2022/12/11(Sun) 18:27:11

【人】 IX『隠者』 アリア



  
『 きみ、名前は何て言うんだい 』



              ―――――――― ?

 
(163) 2022/12/11(Sun) 18:27:41

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 理解できない様子の彼女を見て、
 男は大凡を理解し、溜息を吐いた。

 生みの親であった者は、
 生まれた時から既にそのつもりでいたのだろう。
 呼ぶべき名を与えられなかった白紙の少女に、
 彼は「アリア」と名付け、側に置いた。

 …… その生業に違わず、博識な人であったから
 今にして思えば、それが彼の解釈だったんだろう。

 親友の死と発狂。暴走と制裁。
 神話において『隠者』が主役となるその時、
 そこに寄り添う存在は誰もいない。
 それ以前に、自ら命を断ってしまったのだから。

       即ち―― すべて
独り舞台
なのだと。 *]
 
(164) 2022/12/11(Sun) 18:28:59

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:売店の主



  ―― 薬を?

  どうかしたんです、フォル


[ どうしてそう呼ぶのか?
 本人がそう呼んでほしそうにしているからだ。
 だから『悪魔』のことは『悪魔』と呼ぶし、
 クリスタベルの名を略そうとすることもない。

 ともかく、掛けられた声に首を傾げれば>>165
 必要なのは彼自身ではなくご家族の友人であるらしい ]


  ……


[ 証持ちにも様々な境遇がある。
 不遇な者から恵まれた者まで、本当に様々に。
 思い知らされるように思うのは内心でだけだ。
 特別声や表情として表すことはきっとない。 ]
 
(180) 2022/12/11(Sun) 21:33:36

【人】 IX『隠者』 アリア



  どうぞ。

  ひとまずは眠りに対するものだけお渡ししますが。
  他に悩ましい症状があるのでしたら、
  また詳しく聞かせてもらえるようお伝えください。


[ 助けを求める者がいれば惜しまない。
 たとえ『彼女』であったとしても、
 薬師として求められるなら私は躊躇わず応じるだろう。

 だから、それはきっと「あっさり」に分類されるはず。
 本当に。そんなこともありましたね、くらいの。

 であるから、後に丁重な返礼が来ていたく驚いた。>>166
 確かに一般的にも役に立つ力ではあろうが、
 そう肯定的な反応を返されるということは慣れてなくて ]


  丁寧にありがとうございます、と
  機会があればお伝えください。


[ 面映ゆい心地だった。
 いささか珍しい表情をしていたかもしれない。し、
 カヌレはいくつか詰めていただけていたから、
 持ち帰ってシトラと一緒に食べた…かもしれない。 ]
 
(181) 2022/12/11(Sun) 21:34:45

【人】 IX『隠者』 アリア



  量産するには限界がありますし、
  効果は確かでも、証持ちのこと、
  ゆえに商品をも受け入れられない層はあるでしょう?

  広く流通させるのは問題があるのではないかと。

  ですが、フォルの売店に並ぶ商品のひとつとして
  汎用性のあるものをいくつか並べるくらいなら
  規模も現実的ですし、悪くないと思います。


[ そのうえ想像だにしなかった提案も出れば、
 少しばかり考えたのち、そう返しただろう。
 結局はどうなったのだっけか。
 売店にちょっとした頭痛薬などが並んだかもしれない。
 もう少し踏み込んだ症状にお悩みならどうぞ本人まで。

 なお、その売店のお手伝いについて。>>37
 どうせ暇なので他にいなければ手伝わないこともない。
 くらいのスタンス。つまり気分とタイミングである。 *]
 
(182) 2022/12/11(Sun) 21:35:25
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a34) 2022/12/11(Sun) 22:47:31

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:初対面、あるいは再会


[ 私が『魔術師』ことシンに迎えられたように、
 未だ洋館に保護されていない証持ちを、
 同じ証持ちが迎えに行くということは度々ある。
 とはいえ原典からしてあの有様。
 隠者にはまず縁がないことだろう…
 と、どこか他人事に思っていたのだけれど。 ]


  …… 『節制』の子、が


[ わざわざ私へ指令が下った時、

 その名に触れた、それだけで
 それは私でなければならないと燃える何かがあった。 ]
 
(253) 2022/12/12(Mon) 1:57:36

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 怖かった。      
(あの子は僕よりも死を選んだ)

 会いたかった。  
(それでも僕はあの子が大切だった)


 もしかしたら、幸せに暮らしているかもしれない。
 迎えなど余計なお世話だと拒まれるかもしれない。

    
(また選ばれなかったらと思うと、耐えられない)


 …… それでも結局はただ肯いていた。

 何が待っていたとしても。
 それは自分がやるのだ、他の何かになどあげないのだと、
 きっと魂が叫んでいるって、ああいう状態のことだった ]
 
(254) 2022/12/12(Mon) 1:57:47

【人】 IX『隠者』 アリア


[ どこから情報が伝わったのかは私には知れない。
 ただ、あの子が――『節制』の子がいるという
 その村は南西地域の高山地帯にあるのだという。

 もしそう遠くない地域の出だと私が知っていれば、
 高山地帯を往く上での心構えみたいなものについて
 シャル――『女帝』の彼女に教えを請うたかもしれない。


 その時季節が何色をしていたとしても、
 右上腕の痣は衣服か外套で隠して。
 貸し出してもらった政府職員然とした服に身を包んで。 ]


  ―― 失礼。

  私は「洋館」…… 政府より参りました。

  こちらの村に『証持ち』がいると伺ったのですが、
  間違いありませんか?


[ 目についた村人に声を掛ける。
 たった一言、それだけで、瞬く間に大事になっていって
 ―― 少なくとも余計なお世話と恐れるのは杞憂だった
 それをすぐに理解することになる。たぶん、悪い意味で。 ]
 
(255) 2022/12/12(Mon) 1:58:18

【人】 IX『隠者』 アリア


  [ 文字で知る顛末。暴走と制裁。
   それらはどこを、何を源泉としたのだろう?

   私は一目で全てを理解した。
   この魂が、一瞬で燃やした感情の焔。

               それを集約するならば、 ]

 
(256) 2022/12/12(Mon) 1:59:13

【人】 IX『隠者』 アリア



      
[ この子は僕の世界のすべてなのだ。 ]


 
(257) 2022/12/12(Mon) 1:59:38

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 酷い有様だなと思ったのは彼女そのものに対してというより
 取り巻く環境を含めた全てに対してであった。
 わざわざ詳細は語らないし、あくまで私の感想に過ぎない。

 証持ちを引き取る洋館の存在は、
 村そのものに伝わっていなかったのか、あるいは。
 怯えた様子の少女は初耳という顔をしたのだから、
 その時点でこの訪問は私にとっては正解になった。 ]


  …… 僭越ですが。

  一言でも、
  当人の意見に耳を傾けることはできないんですか。

  決めるのは彼女であってあなたがたではありません。
  率直に申し上げると――
邪魔です。



[ 不機嫌を隠さない表情がひどく珍しいことを、
 その場にいる誰も知るわけがない。

 けれど彼女を怯えさせたいわけでは無論ないから、
 丁寧にしまって、改めて向き直る。 ]
 
(258) 2022/12/12(Mon) 2:00:26

【人】 IX『隠者』 アリア



  結論を急かしてしまってごめんなさい。

  いまお話したように、
  この国にはあなたのような「証持ち」が
  暮らすために用意されている場所があります。

  
…… お気付きかもしれませんが、私もそのひとりです。


  あなたが望むなら、
  今後そこで暮らしていくことができる。
  たとえ今すぐは難しいと思ったとしても
  いつでも、洋館に来ることは、できる。

  これはあなたに与えられた選択肢。
  あなたが、決めていいことなんです。


[ 私には雑音にすら聞こえる外野の声を
 この子はすべて気にして、
 自分自身を見失ってしまうんじゃないか。なんて、
 それこそ「余計なお世話」なのかもしれなかった。 *]
 
(260) 2022/12/12(Mon) 2:01:35

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 洋館に来てからも、シトラは度々悪夢に魘される。>>132
 そこに添えられる力があってよかったと心底思う。

 一緒に過ごしている時間は短くはない、だろう。
 やっぱり誰と過ごすよりも心は安らかであるし、
 何に代えても優先するべきものと、私は思っているから。 ]


  できなくてもいい。
  失敗したっていい。

  大丈夫。
  少なくとも、私はそう思ってる。

  シトラがやってみたいと思うこと。
  シトラがしたいことをするのが、一番だから


[ 迷える時も、どんな時も、
 時に涙落ちる時あっても、私はその涙ごと抱きしめよう。

 辛いことも楽しいことも、
 できるならその全てを共にしたい。
 必要以上に躊躇ってしまう時、
 ほんの少し勇気をあげられるような存在でありたい。 ]
 
(261) 2022/12/12(Mon) 2:02:16