人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―回想―

 
―表彰式・宮廷 舞踏用大ホール―



   『……あら、どうしたの。
    あなた達でも緊張することあるのね?』


[  周囲に聞こえない位の小声で、そう囁かれる。
   精一杯押さえ込んだ感情は、
   彼女の前では無意味だったようだ。>>253


   そして、また一つ、掛けられる言葉。
   4つの審査員特別賞。
   これは彼女たち審査員の、
   自分らの演奏に対する答えだと。>>254   ]
(262) 2020/09/30(Wed) 11:36:25

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


    ───また明日、演奏会で会いましょう。



[ そう告げられ、>>255
  『勝負』はまだ終わってないことを思い出した。


  水膜で滲む視界を
  再度目瞬いて振り払う。


  そして、
  「もとよりそのつもりだ」とでも言うように
  今度は正面からメイレン・シュレグマーの顔を捉え
  口角を結んで微笑ってみせた。  ]*
  
(263) 2020/09/30(Wed) 11:44:06

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−時は戻って明け方

 [

    一連の騒動後、アメリアを屋敷へと送り届け、
    もう1人の女性を宮廷へと連れてかえってきていた。
    ウェールズ自身も、あれからそのまま
    宮廷内に滞在していた。
    勿論、ことの次第を全て話すため。

                          ]


    以上が、ことの一部始終となります。


 [

    ウェールズが話し終わると、
    目の前にいたこの国の最高権限は
    首を縦に振った。

                     ]
(264) 2020/09/30(Wed) 11:45:40

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

お疲れ様。オーランジュちゃんからの頼みは
なかなか断れないから、驚いた。
それで、女の子は今寝てるんだっけ。



王妃様がお部屋をあつらえたようです。

そっかぁ。それなら、安心だね。
護衛はつけてるだろうけど、
心配なら行ってきていいよ。


それでは、お言葉に甘えて。
(265) 2020/09/30(Wed) 11:46:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式翌日朝・居住区─


[表彰式から一夜明け、
ぐっすり睡眠をとったおかげで
疲れも然程残らず快適な目覚めとなった。]


  おはようファラリス。
  今日は何を食べるの?


[いつものように朝食を作ろうと
台所に向かい、ファラリスとともに調理をする日々。
一軒家とはいえ大きさは屋敷と言えるほど大きくもない。
使用人もそういないのだからこれで十分。

フライパンを熱し、バターを入れれば
溶いた卵にチーズを混ぜて
チーズ入りのオムレツを焼き上げます。]
(266) 2020/09/30(Wed) 11:46:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[隣では燕麦の粥が煮える匂い。
今日は牛乳を入れ、そこにアカシアの蜂蜜を加え
甘くして煮るようです。


干した杏に干し葡萄を刻み、
ファラリスが鍋をかき回しながら
くつくつと弱火で煮込んでいきます。]


  ファラリスはそれだけで足りる?


[表彰式終わり、審査員控え室に届けられた
無花果のジャムを乗せたクッキーや
椎の実を入れたパンも出しましょうか?と
それぞれ提案して。]
(267) 2020/09/30(Wed) 11:46:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[飲み物は梨を発酵させて作ったペリー酒を加熱し、
酒精を飛ばしたものに炭酸水を加え割ったもの。
季節の恵みに感謝し、食事を終えたところで
届いたのは配達人の声。]



  (宮廷か、生徒達かしら。)



[ファラリスが勝手口の方へと向かい
幾つか手紙を持って来る。
予想通り宮廷と、留学先や
国内を回る生徒達の手紙が大半。


ただ、一つだけ違っていたのは
『グランソ・シュトランド』という
1日目の会場に近い宿から届いた手紙。
>>-264>>1:106>>1:65]
(268) 2020/09/30(Wed) 11:47:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[この宿から手紙が届く心当たりに思い浮かばず
慎重に手紙を開け、中身を取り出し>>-260
内容を読み解こうと目を見やれば]


  (嗚呼……あなたね。)



[差出人の正体は、直ぐに分かったわ。>>10>>-260
審査員特別賞及び4位入賞の拝受。


私が彼らに指摘したことについて>>-260
見破られたと感じ、
空恐ろしささえ感じたこと。


しかし良い経験でもあったということが
そこには書かれていて。
素直に述べられた感想のようにも思え、
若者を見守る老人のように(実際そうなのだけど)
手紙を眺めていた刹那。]
(269) 2020/09/30(Wed) 11:47:28

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    まだ深夜のこと。部屋に向かった時には
    深い眠りの中にいた彼女。
    それを起こさぬよう、終始見守ったことだろう。

    そして、明け方になって彼女が目を覚ませば、
    静かに、おはようと声をかけるだろう。

                         ]


   アメリア嬢は、心配しなくていい。
   彼女の屋敷の人間が手厚く気がけている。


 [

    矢継ぎ早に出てくる質問に、
    ある程度は答えただろう。
    勿論、お茶を濁した返答も中には
    あったかもしれないが。

                     ]
(270) 2020/09/30(Wed) 11:47:29

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (もう褒章決めたの!?

   まだ3ヶ月の猶予があるのだから
   ゆっくり決めていいのよ!?)


[『国内巡業公演』を選ばせて欲しいという一文に
思わず心の中で突っ込んだら、>>-205>>-261
その続きには尤もと思えるような理由が綴られており、


  考えずくの彼ららしいと、>>2:248>>2:258
  今度は一転して愉しみを覚えた。


何より彼ら自身が地方を巡ってくれるのであれば
こちらとしても願ったり叶ったりよ。]
(271) 2020/09/30(Wed) 11:47:58

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


   ……ようやく名前を聞けたな。
   初めまして、俺はウェールズ。
   ウェールズ・コンスタンス。
   まだ夜も明けきってないから、
   もう少しお休み、エヴィ嬢。

 [

    そう言って、彼はまた彼女を寝かせるだろう。
    次に起こしてくれるのは彼ではなく、
    エヴィと同世代の王女たちではあるのだが。
    彼女が眠りに落ちれば、
    彼もその場を後にして、自分の邸宅に
    戻っていくことだろう。
    表彰式に間に合うように、
    午前中しっかりと寝るために。

                        ]*
(272) 2020/09/30(Wed) 11:47:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[けれど、次の内容には>>-262]



       ────えっ?




[思わず素で声が出てしまったわ。
リジィ第三王子殿下に音盤をお貸ししたこと
(※ただし返ってきていない)
>>0:51>>0:52>>0:53>>0:54>>0:55>>0:56


まさか殿下とお話ししてそれを知っていただなんて。
けれど音盤と彼らの結び付きの経緯により
殿下の招聘の一要因になっていたと聞かされても、
覚えが無さすぎてピンとこない。]
(273) 2020/09/30(Wed) 11:48:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……えっ……えっ?
  そう、だったの?



[何だかよく分からないけど、私の行動が
結果輝かしき才能を此処に連れて来れたのであれば
当時の私と第三王子殿下お手柄だわ、と
心のうちで褒めて。>>-262



   彼が書いた通り、もしかしたら。
   1つでも欠けたら成り立たない要因が
   重なりに重なって引き起こした
   一つの運命……奇跡だったのかもと




運命という言葉に、不思議としっくりくるかのような
そんな心地を覚えたのでした。>>-262]
(274) 2020/09/30(Wed) 11:48:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[最後にはまるで私の今までの行動と
これからに対する小さな声援のようにも思え、>>-263
無意識に顔が綻んでいたことには気付きません。]



   (ええ、任せて頂戴な。)



[第三王子殿下の手助けも、>>-263
才能の拾い上げも……
行けるところまで行ってみせる。

殿下が我が国と新たな才能達に必要なのは
私も全くの同感だもの。]
(275) 2020/09/30(Wed) 11:49:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  アレキシ・イングヴァル・ベルイマン……
  その名前、覚えたわ。


[一見すれば誰のことなのか分からない名前。
けれど追伸を見れば正体は確定したも同然。>>-264

奇しくも吐いた一言が彼と同じようになってしまったけど
午後に向けて私の闘志に火をつけるには十分過ぎた。>>10
私もまた書斎に向かい、真っ先にペンを取り
彼らに……彼に向けた手紙を綴る。]
(276) 2020/09/30(Wed) 11:49:50

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[例え彼らが好敵手などとんでもない。>>235
そう感じようと、私の心に対し
ここまで火をつけたというのもまた事実。


まだ至らぬと感じていようとも、
超える可能性など0ではないのですから。]*
(277) 2020/09/30(Wed) 11:52:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式翌日・舞台付き屋外庭園(午後)─



[予定通り開催された、1日目の舞台。
この舞台付き屋外庭園に私は
3番目の奏者として演奏をする。>>1:1>>1:2


場所は屋外なので華やいだ印象の曲は必須、
しかし宮廷にも程近いので
昨日のような楽曲はさすがに不向きでしょう。
と言いつつ昨日はホールで演奏してしまったのですけど



午前のうちに微調整を済ませ、天候と風向きを考慮し
当初予定した曲を変更しながら
脳内で構成を組み立てていきました。]
(278) 2020/09/30(Wed) 12:37:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[思い出すのは昨日の表彰式。>>263
最後に口角を上げて微笑ったあの顔。
少しばかり視界が潤んでいたように見えたけど、
最後はあの目付きが戻ったような気がして]




    (────いよいよね。)



[果たして、彼らの姿は見つかるかしら。
見つけた時はまたあの不敵な笑みで迎えましょう。>>30
カーテシーをして私は竪立の元へ。]
(279) 2020/09/30(Wed) 12:38:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私の登場は3番目、この演奏最後の出演者。
歌劇の終幕のような華やか且つ人々が体を揺らし
リズムに乗れるような曲を。


  まるで歌劇歌手が最後の大団円を
  高らかに歌い上げるように。


しかし、最後の箇所にいつもとは違う
合言葉のような掛け合わせの箇所を取り入れて。]
(280) 2020/09/30(Wed) 12:38:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[次には打って変わって変調を加え
不穏な要素を入れた旋律を。
これもまた、彼らの影響。>>2:231



    まるで暗い森に迷い込み、
    暮れゆく日に不安を抱えながら
    延々と彷徨い混んでいるかのように。




周囲の観客が何やら不安げに
そわそわする様子を肌で感じる。
心にふと過ぎる思いを別の伴奏で加え、
突如────不安定なまま、止めた。]
(281) 2020/09/30(Wed) 12:38:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[1拍置いて、次にゆったり奏でるのは
ある意味宮廷楽士らしい優しい奏で。
これは本日の天候を見て考えた即興曲。



    遥々この地を訪れた彼らへの労い。
    その才能に出会えた喜びと、
    あの手紙を読んでこそ感じた

    ────彼との約束。>>-263




あの、運命のようなものを感じた。>>-262
その言葉を噛み締めていくかのように。
やがて最後の音を優しく弾き終えれば……] 
(282) 2020/09/30(Wed) 12:39:22

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[最後に響くは音色の推移と階調。
スタッカートによる迫り来る音を入れ、
大胆でありつつも宮廷音楽としても
十分に入れられる範囲を模索した1つの試作曲。



    この国はどうだったかしら?
    この国の音楽は、人々は────
    私の音楽は、あなたたちにどう影響したかしら?




────気を付けてお帰りなさい。
また会いましょう、敬愛なる好敵手のあなた方よ。
あなた方の地でもどうぞお元気で。]
(283) 2020/09/30(Wed) 12:40:11

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私もいつか、あなた方の地へ!]
(284) 2020/09/30(Wed) 12:40:34

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[こうして全ての演奏を終え、
カーテシーをして舞台を降りたのでした。


昨日のように口々に声を掛ける観客の方々、
6人組の姿を確認すれば会釈して


「私の演奏はどうでした?」と言いたげに
その眼差しを真っ直ぐに向けて。]**
(285) 2020/09/30(Wed) 12:40:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 子どもたちのことまで気にかけて
  下さる方に>>203、すみませんが
  よろしくお願いしますと頭を下げました。

  7人全員がお利口に待っていてくれると
  自信満々にいうので、お行儀良くしていてね、
  と告げて。
  

  (えらいひとってだぁれー?>>203、なんて
   大きな声が歩き出した背に届けば
   ついつい吹き出してしまって、
   慌てて口元を引き締めました。)
   


  雲の上を歩いているようなふわふわとした
  感触を踏みしめながら、受賞者の方々が
  並ぶ場に立ち>>83

  なんだかとても長い距離を来たような
  不思議な気がしました。  ]
 
(286) 2020/09/30(Wed) 14:40:07

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 他の受賞者の方々はとてもご立派で、
  もちろんたくさんいらっしゃる王族の方や
  審査員の皆様にも、自分の傷だらけの顔を
  見せてしまってはきっと失礼だろうし、
  ぎょっとさせてしまうのは申し訳ないなぁと
  思いながらも。
  私は顔を伏せることなく、しっかり前を
  向いて立ちました。

  宮廷楽長様のお声が響きます。>>204

  厳しさを纏うその瞳の中に、幾ばくかの
  優しい笑みを見つけては、逸らすこともせずに
  じっと見つめて、流れる言葉を聞いていました。 ]
 
(287) 2020/09/30(Wed) 14:41:13

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    
(私が、宮廷楽士に…)



[ 先程言い聞かせたばかりなのに、
  お行儀が良いとは言えない様子で、
  こちらにぶんぶんと手を振る子どもたちを
  そっと、見遣り。
  ひとつ息を吐いて、目を閉じました。

  
  
送られる、おめでとう、の言葉。>>206
  決して大きくないその声は、けれど
  今までにないほどまっすぐに私の胸を射抜いて。

  そうして手渡された賞状と、ピンバッジ。>>205
  それから…
  あの日。私の目を焼いた、あの腕章>>0:68
  同じ布の、胸章。

  布の中央に引かれた線は
茜色
……
  あの夕景と同じような色。  ]
 
(288) 2020/09/30(Wed) 14:44:43

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そっと受け取ると、周囲からまた暖かい
  拍手と歓声が湧き上がり、胸の奥から
  じんと熱いものが込み上げるのを感じます。

  思いもよらず頭上に飾られるティアラ。>>206

  抑えた金色のそれは、美しい草花を模したもの。
  わ、と思う間もなく自分では見えない所へ
  それが飾られた瞬間、周囲の方から送られる
  拍手がひときわ大きく響きました。


  …少しずつ歪み出す視界に、
  私の救いの神様のようなメイレン様の姿を
  捉えれば、その口元が、おめでとう、と
  動いては、にっこり笑って下さっていて。>>208

  それを見て、とうとう堪えきれずに
  堰を越えて、涙が一筋だけ伝い落ちました。 ]
 
(289) 2020/09/30(Wed) 14:47:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 係の方が、私たちを元の位置へ誘導して
  下さろうとした時。

  ……私はそっと口を開きます。  ]


    あの、このような身に余る栄誉を頂き、
    本当にありがとうございます。
    心から皆さまと、
    コンセールカリヨンの神様に感謝致します。


[ と頭を深く下げました。
  あ、ティアラ落ちないで、と願って、
  少し頭に手をやりながら、

  いらっしゃるであろう王族の方々、
  宮廷楽士や審査員の方々に、身体を向けて、
  力を込めて、目を逸らさずに。 ]
 
(290) 2020/09/30(Wed) 15:04:38

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    …あの。
    ここでこんなことを言うのは大変
    場違いで…失礼を承知で申し上げます。


    もしかしてご存知の方がいらっしゃる
    かもしれませんが…

    私の
この傷に関わったある方

    僅かでも、温情を賜わりますよう、
    図々しくもお願い申し上げたく…。



    
何故なら私の歌はその方に、
    教えて頂いたものだからです。



 
(291) 2020/09/30(Wed) 15:08:20