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人狼物語 三日月国


221 Pledge ~sugar days~

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視点:


【人】 田臥 志麻

[威優の家族構成については知っているが、
 実のところ、同棲に至っても尚。
 彼の母親と対面したことはない。

 大企業である社長をしているらしいこと、
 出自は自動車会社の令嬢であること。
 自身と同じΩでありながら雲の上のような存在だ。
 
 早くに亡くなった父が厳しい人であったと威優は、
 時々口にすることがあるけれど、
 亡父に対しても、母親に対しても、
 彼の口から悪口のようなものは聞いたことがない。

 そういう風に彼を育ててきた母親ならば、
 信用に値するだろうことは知れる。

 多忙な彼女とのスケジュールが合い次第、
 改めて挨拶をする機会を儲けようという話はしている。]
(58) 2023/08/09(Wed) 23:05:17

【人】 田臥 志麻

[ちなみに志麻の家族には既に威優を紹介済みである。

 柔和な話口調の威優は、両親たちにも弟にも
 αの圧を与えることはなかったらしく、
 優しそうな人ね、とウケがよかった。

 番を作るつもりがなかった長男が、
 相手を連れてきたことには驚いていたし、
 身元の確かな大守であり、何よりも、
 彼の誠実さが両親の心を打ったのだろう。

 「番なんていらないって言ってた志麻が、まさか」
 「結婚なんてするつもりないって言ってた志麻が」
 「一生兄弟で暮らすとか、言ってた兄さんが」

 口を揃えたように言う家族に咳払いをしながら。]

 
  ……まあ、そういうことだから。


[と、耳朶を染めていたのは隣の威優には
 きっと気づかれていただろう。] 
(59) 2023/08/09(Wed) 23:05:34

【人】 田臥 志麻

[怒ったところを見たことがない父と、
 厳しいけれどその分だけ、優しくしてくれた母。
 Ωである志麻を兄として純粋に慕ってくれる弟。

 自身がΩであるが故に、
 掛けた苦労は計り知れない。
 志麻の預かり知らぬところで彼らも、
 糾弾されるようなこともあったかもしれない。

 だからこそ、威優と一緒になると決めた後も、
 家族を大切にしていきたい。

 自身が選んだ相手を、少し誇らしげに。
 家族に紹介するのは、面映ゆいながらも。
 幸せで、胸が温かくなって。

 家族の前で、並んで座るテーブルの下、
 そっと威優の手を握ったのは記憶にまだ新しい。*]
(60) 2023/08/09(Wed) 23:05:51

【人】 田臥 志麻

[威優が現在の会社を選んだ理由を聞いた時、
 志麻は笑っただろう。
 母を支えたいという理由に目を細めて。

 彼が母を、大事に思う人で良かった。
 一緒になっても、きっと同じように
 家族を大切にしてくれるだろうから。

 家族に報告をしたという時にはまだ、
 通い妻をしていたのでビデオ通話には参加していない。
 威優からの報告で喜んでいたと耳にして、
 彼をこのように育てた人に早く会ってみたいと
 伝えれば、少し複雑そうな顔をされた。

 威優の母だけでもなく、ご当主とも
 いつか顔合わせをすることになるだろう。

 パーティで見かけた存在感を思い出して、
 そちらは少し、覚悟が必要そうだなと感じながら。]
(64) 2023/08/10(Thu) 20:08:20

【人】 田臥 志麻

[結婚するということは、一人が二人になること。
 二人になれば二倍付き合いも増えていくことになる。

 自身の家族に威優を紹介しながら、
 彼が不愉快な思いをしなければいいと考えていたが、
 それも隣で見ている限り、杞憂に終わった。

 名を大きくし続ける大守の昔ながらの評判は
 自身よりも遥かに両親のほうが詳しく、
 いい人に選ばれたわね、と両親は喜んでいた。

 威優が提示した引っ越しへの提案も、
 渋ることなく受け入れ、
 いずれ子どもが出来るなら手が必要だろうと
 寧ろ率先して意図を汲んでくれた。

 家族からも、威優からも。
 穏やかで温かな空気を感じて小さく唇を噛む。
 
 手に入れようとしていなかったものが、
 こんなに胸を熱くさせるとは思わなかった。]
(65) 2023/08/10(Thu) 20:08:35

【人】 田臥 志麻

[伸ばした手を威優が大きな手で包み込んでくれる。
 家族の驚きに一つ一つ応えながら、
 口約束だけのことまで謝罪の言葉を口にする。
 
 うっかり涙腺が潤みそうになるのを堪え、
 手を繋ぎ合わせたなら。]


  ……威優は、こう言ってるけど。

  ちゃんと、オレの意志で選んだから。
  威優と番になることも、結婚することも。

  だから、これからは。
  ……威優ともども、よろしくおねがいシマス。


[改めて、育ててくれた両親に頭を下げた。
 新しい家族を作っても、
 両親の前ではずっと子どものままだ。]
(66) 2023/08/10(Thu) 20:09:08

【人】 田臥 志麻


  ……莉ー久ー。
  おまえには兄ちゃんが増えるんだからな?


[妙に優しくて温かい空気を吹き飛ばすように、
 物珍しそうに見る弟の視線を振り払う為、
 わしゃわしゃと乱雑にかき混ぜる。

 その日の夕飯は、
 母お得意のチーズハンバーグにしてもらった。*]
(67) 2023/08/10(Thu) 20:09:16
田臥 志麻は、メモを貼った。
(a4) 2023/08/10(Thu) 21:52:32

【人】 田臥 志麻

[引っ越しを終えて一緒に暮らし始めてた後も、
 借りたままのマンションは、時々、
 荷物を引き取りにいったり掃除にと戻ることもあった。
 いずれは弟が使いたいという話も上がっている。

 目指している大学からは
 少し距離があるんじゃないかと聞いてみたが、
 どうやら、兄が暮らしていたという点が
 弟いわく気に入っているらしい。
 
 思った以上に懐いているな、と実感しつつ、
 使うならば春先までは維持しておくべきだろうが、
 その間にも着々と転職への準備は進んでいる。

 週末は時間が取れる分、試験勉強に費やしている。
 時々威優も家庭教師を引き受けてくれていた。

 その話をすれば、弟も是非して欲しいと、
 名乗りを上げたが返事は威優に委ねた。

 もし彼が引き受けたのなら、
 タワーマンションに慄く莉久の姿が見られるだろう。]
(72) 2023/08/11(Fri) 2:38:40

【人】 田臥 志麻

[弟と威優が仲良くなるのは吝かではない。
 
 が、

 ただでさえ威優も多忙であるのに
 受験生の面倒まで見てくれとは言い難い上に、
 その時間を自分に使って欲しい、
 というわがままは、兄の建前上言えないので。
(73) 2023/08/11(Fri) 2:39:10

【人】 田臥 志麻

[涙を堪えて挨拶を終えた後、
 ワインでほろ酔いになった父の面倒を見ていれば、
 威優はキッチンで母と仲良くやっているようだった。

 キッチンでの会話はリビングには届くことは
 なかったが、ハンバーグを褒めていたので
 その感想などを伝えていたのかも知れない。

 酒のほうはうわばみである志麻は、
 ワイン一本ではまだ飲み足りない気分で居たが、
 手土産を自分たちで空けきってしまうのも
 どうかと思い、量は控えめにして弟相手に
 ソーシャルゲームの手伝いをしていた。 

 『…
玉ねぎと
パン
粉を増や
して入れて……、』

 途切れ途切れに母親と威優の声が聞こえる。
 つれない息子よりも聞き上手な、
 娘(?)婿のほうが話が弾むのだろう。]
(74) 2023/08/11(Fri) 2:41:23

【人】 田臥 志麻

[早々に家族の片鱗が垣間見れたような気がして、
 思わず目を細める。

 彼らが話している食卓の脇には、
 いくつかの調味料が並べられていた。
 目玉焼きには醤油派の弟と母、塩派の父。

 ソース派である志麻の分も、今でも置かれている。**]
(75) 2023/08/11(Fri) 2:42:30
田臥 志麻は、メモを貼った。
(a6) 2023/08/11(Fri) 2:55:06

【人】 田臥 志麻

[試験勉強はそれほど苦ではなかった。
 
 暗記モノであれば学生の頃の勉強法が今でも使える。
 仕事以外で机に向き合うことなど、
 大学を最後になかったけれど、案外。
 そういった作業は好ましい方だと気づいた。

 体調が物を言うのであれば、
 威優との暮らしが心身ともに安定を齎しているのだろう。

 弟の家庭教師を引き受けた威優の条件から、
 ときどき弟が訪れるようになった。
 月に一度、二度ぐらいの割合で。

 威優が居なければこの広い家を持て余してしまうので、
 客が来るのは嬉しくもあり、弟の顔も見れる。

 実家に戻らずに弟にも飯を食わせることが出来るので
 一石二鳥でもあった。]
(80) 2023/08/11(Fri) 21:30:27

【人】 田臥 志麻

[家事を覚えることを条件の一つにした威優のお陰で、
 弟は実家でも少しずつ手伝いを始めているらしい。

 買い物って意外と頭使うんだね。
 という感想に笑いながら、成長していく姿を
 見られるのは微笑ましい。

 ハザマさんとも仲良くしているらしく、
 弟の人懐っこいところは見習うべきかと思う。

 四苦八苦しながらも、まだ慣れない家事のいろはを
 覚えていく弟の傍らで様子を見守り、
 威優が帰ってきたら「おかえり」と迎える。

 二人だけで穏やかに睦まじく過ごす夜もいいけれど、
 ときにはこんな騒がしい夜も楽しく。]
(81) 2023/08/11(Fri) 21:31:09

【人】 田臥 志麻

[……だけど、弟が寝静まった後。

 たっぷりと愛されて散々啼かされた翌日に
 朗らかな弟と顔を合わせるのはさすがに恥ずかしい。
 
 フロアが違うとは言え、声が聞こえないかと
 ひやひやする反面、
 その日は妙に盛り上がってしまうからタチが悪い。*]
(82) 2023/08/11(Fri) 21:31:42