【見】 病弱貴族 アメリア─ 現在:協会の中で ─ [ ひと時休んだ頃には、 もう朝日が顔を出していた頃だっただろうか。 靴を脱がされた裸足を床につけると ひんやりとした温度が伝わる。 やはり、というか。 酷く熱が出ているみたい。 衣服をかき集めて見に纏えば 教えられた、連れのもの達がいた所へ。 探っていたことがあったこと。 それが原因で今日のようなことがあったこと。 ……内容は言えないけれど、脅されていること。 それらを伝えて、 今日のことは黙っているようにと 彼らに説得を、……懇願をした。] (@12) 2020/09/24(Thu) 9:24:06 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ メイドに身を軽く整えさせれば 部屋から出ようとノブを回し。 廊下をいくらか歩いたところ 見覚えのある姿を見かけた。 ] ヨシュア……? [ なぜ彼がここに、というのは 愚問だろうか。 どうやら、自分を探してくれたらしい。 一瞬だけ言葉が見当たらず、 目をうろ、と惑わせる。 ] (@13) 2020/09/24(Thu) 9:25:17 |
【見】 病弱貴族 アメリア……心配をかけてごめんなさい。 体調が悪くて、 教会で少し休ませて貰っていたの。 [ 嘘ではない。真実を言っていないだけ。 追求されてもそれ以外ないというような そんな態度をとって。 宿に泊まっていたのでは、なんて言われたのなら 眉を動かさないままぱちりと瞬き、 「宿から帰る道、やっぱり疲れたから」 なんて嘯こう。 ] (@14) 2020/09/24(Thu) 9:25:41 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ ただただ、行われたことを 忘れたいのか、知られたくないのか 自分でもよくわからない感情で 全てをなかったことにしようとする。 貴族としては最低な行いなのだろう。 結局、ただのか弱い女だったということなのだ。 ] ……ごめんなさい、もう限界で。 悪いけれど、運んでくれるかしら。 [ 彼の顔を見たからか、 任せていいと思った身体は 徐々に力が抜けていってしまう。 そのうち意識もまた飛ぶだろう。 まだ今日という一日が始まったばかりだけれど 疲れてしまった。 ]* (@15) 2020/09/24(Thu) 9:27:01 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t1) 2020/09/24(Thu) 9:28:26 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t2) 2020/09/24(Thu) 10:49:28 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t3) 2020/09/24(Thu) 10:54:27 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t4) 2020/09/24(Thu) 14:33:21 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t5) 2020/09/24(Thu) 15:02:36 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ ───苦しみに息を吐いた。 数度、呼吸を繰り返せば、 水から浮上するように世界へと戻ってゆく。 そうして、小さな呻き声を上げると 重い瞼をゆっくりと開いていき。 ] ───けほっ、 [ 声を発そうとした。 のに、喉が掠れて咳が出てしまう。 自分はどうしたというのだろう? なにがあったのだろう 目覚めたばかりではなにも判別つかず ぼんやりと天井を見上げて。 少しすれば、意識が戻ったことに気がついたのか 傍に控えていたメイドが 水を飲ませようとしてくれた。 ] (@17) 2020/09/24(Thu) 16:57:22 |
【見】 病弱貴族 アメリア───ヨシュアは? [ いつもならそれは彼の役目。 だから居ないことに疑問を持った。 目の焦点は未だに合いづらく けれど探すように、ゆらゆらと視線を巡らせて。 メイドは少しの間黙っていた。 そうして、迷ったように口を開けては閉じ、 再び開くと、言葉を紡ぎはじめる。 ] (@18) 2020/09/24(Thu) 16:57:51 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ その言葉を、一瞬理解できなかった。 暇。休暇?どうして今? 自身が身体を壊している時は、いつも彼が傍にいた。 なのに今、彼はいない。 そのことがおかしくて、不安で。 眉根を下げて、理由を問いかける。 メイドは、何も答えてくれなかった。 ] (@20) 2020/09/24(Thu) 16:58:36 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 寒いのに、身体は熱い。 いつまでも下がらない熱に苦しみ、荒く息を吐く。 けれど、起きた時よりは少し ものごとを考えられるようになった。 だから、何が起こったのかも、理解している。 でも、ヨシュアは? ヨシュアのことは、なにもわからない。 見舞いに来てくれる人に聞いても 顔を見せてくれた父親や母親に聞いても 誰も教えてくれない。 ] (@21) 2020/09/24(Thu) 16:59:36 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ ……窓の外を見ながら もしかしたら、このまま死んでしまうのだろうか ふと、そう思う。 ヨシュアに会えないまま。 無様に純潔を奪われて。 なにも問題を解決することも出来ず。 惨めに。 ] ……ヨシュア、あいたい。 [ 誰もいない部屋の中 ぽつりと呟いた言葉は きっと誰にも聞かれないまま、 空気に消えるのだろう。 ]** (@22) 2020/09/24(Thu) 17:00:00 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t6) 2020/09/24(Thu) 17:03:29 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t7) 2020/09/24(Thu) 21:33:30 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 自身の命の続く時間の少なさを 知っている。 どんなに努力したって 全ては失われてしまうということを。 けれど、それまでの間だけでも。 ] またいつか、お話しましょう。 その時にはきっと 電子どらむを演奏できるように なっているから。 [ 様々な経験をする彼女のことは眩しく、羨ましく、 ……憎く感じる想いも否定できないけれど。 けれど、彼女はいい人だ。 自分なんかに使ってくれたこの時間を 無下にしたいわけじゃない。 だから、"次"の約束。 果たしてそれが果たされるのか 果たされたのかは。 さて、どうだっただろう。 ]** (@24) 2020/09/25(Fri) 11:42:26 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 自身の言葉で彼を止めることは 出来たとしてもしてはいけない。 そのくらい、その瞳には意志を感じた。 けれど、彼には味方がいると。 私たちが確かに、共に居たのだと。 そう、知ってもらいたかった。 ]** (@26) 2020/09/25(Fri) 11:51:29 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t8) 2020/09/25(Fri) 11:54:49 |
【見】 病弱貴族 アメリア─ 邸宅、ベッドの上。 ─ [ 霞のような淡い意識が集まっていく。 眠りに沈んでいた思考が整っていく。 目をふる、と震わせ、開いてみれば 窓からは赤い夕焼けが差し込んでいた。 ] ……もう、そんな時間なのね。 コンペも、もうあと少し。 [ 今回のコンペを取り仕切るものが 自身のもとへ慰問に訪れてくれた メイレン・シュレグマーだということは 従者から聞いていただろうか>>1:249 あれきり会っていない彼女は元気だろうか 様々な異名を>>0:32メイドから聞いた時には そんなに高名な方が訪れてくれたのかと 驚いたものだけれど。 ] (@29) 2020/09/25(Fri) 15:01:56 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新