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【人】 渡りに船 ロメオこっくり、こっくりと舟を漕いでいる。 陽光差すベーカリーのカウンターに腰掛ける男は、 腕を組み目を伏せていた。 木製のドアベルが鳴らす温もりある音色で、 瞼が隠していた翠の目が開いてすい、と上を向いた。 「……しゃいませー。ごゆっくり」 欠伸一つ。 到底接客をする態度ではないが、許されている。 事実訪れた夫人はその姿を上品に笑い、香り良いパンの並ぶ棚を眺めはじめた。 男は丸めた背を伸ばし、一応は店番の形を取る。 屈められた長身が伸びてカウンターに少し影を落とした。 時計を見る。バイト終わりまであと2時間。 「……今日は何件入ってんだっけか」 ──ここの空気は温すぎる。 仕事が終わればまた仕事。それを良しとしている。それを望んでいる。 時間になれば席を立つ。 ゆらりと店を出れば眼鏡を外した。これからの仕事にこれは必要ない。 そのまま店の隙間、路地の奥に、ゆらり。 (35) 2023/09/04(Mon) 11:37:51 |
【人】 渡りに船 ロメオ名前:ロメオ 性別/年齢:男/25 身長:190p 所属組織/立場・肩書:マフィア/ソルジャー 表向きの仕事:ベーカリーのバイト 得意武器:なし ひとこと:「まぁ……何があっても上手くやりますよ。多分ね」 (36) 2023/09/04(Mon) 11:38:56 |
渡りに船 ロメオは、メモを貼った。 (a20) 2023/09/04(Mon) 11:40:17 |
【人】 渡りに船 ロメオ>>51 ルチアーノ 「うわっ」 「何何……ああ、先輩。ども。いや、餌って……」 風景に気を取られていたから、不意に肩を叩かれればビクリと揺れる。 驚いた顔でそちらを向けば少し開いた眼はすぐにふっと緩んだ。 「あー、夜すね。分かりました。予定空いてるんで、必ず」 視線は持っている紙袋に、そして貴方の顔に。 どんな連絡にだってロメオはいつも二つ返事だし、今もそうだ。 迷う素振りもなく頷いて了解を示した。 そして今は貴方を引き止める理由もない。 「じゃ、連絡待ってまーす」 そのまま見送る姿勢を取って、 きっと今度は遠ざかる貴方の背を見て。 ……食いっぱぐれないようにそろそろピザでも買おうかと思った。 こちらもまたその場を離れるんだろう。 #商店街 (52) 2023/09/08(Fri) 23:58:12 |
ロメオは、やっとピザを買いに。これとこれと後これと。はい。ありがとうございます。え、おまけ? やったあ。 (a23) 2023/09/09(Sat) 0:56:11 |
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