【赤】 オリト シア[不意に落とされた影、近づいた距離に眼を瞬かせ、息を呑んで。] ……それは、私も、です。 [気恥ずかしくも、ふわり、と微笑む。] (*4) 2021/05/19(Wed) 10:46:39 |
【人】 オリト シア[基依さんの部屋に訪れるのは何度めだろう。 もう数えることは止めてしまったけれど。 見慣れてきたシンプルな部屋に、荷物を下ろして、 ダイニングのテーブルに賄い料理たちを並べる。] お茶、私が入れますね。 和食だから緑茶でいいですか? [何処に何があるのかも、そろそろ覚えてきた。 仕事上がりの彼には少しでも休んでもらいたいから、そう名乗り出てお茶の用意に取り掛かる。 カップやポットは手の届きやすい位置にあるけれど、茶葉は頭上の棚に置いてあるから、背伸びしないと届かない。 基依さんカスタムのキッチンは私にとっては少し、サイズ感が大きい。] ん、しょ、っと…… [踵を上げて、手を伸ばせば、もう少しで手に触れそうなところまで。**] (15) 2021/05/19(Wed) 11:08:06 |
【人】 オリト シア[作ることはもちろんのこと、食べることも好きな彼にしてみれば、同僚の賄いが楽しみであることは間違いない。 美味しそうですね、と相槌を打ちながら、声の弾んでいる彼に目を細める。>>21 ゼリー寄せの説明を聞いては、酒気の強そうな味に期待して。 プリンに乗ったチェリーには、笑いながら同意する。 チェリーのスープは味が想像出来ないから不思議そうに小首を傾けた。 チェリーの茎を結ぶのは聞いたことはあるけれど、実践した試しはない。 「口の中で結べる人はキスが上手い」なんて俗説を思い出して、得意げに語る基依さん>>22に何とも言えないまま、頬を染めて俯いた。] (25) 2021/05/19(Wed) 20:29:00 |
【赤】 オリト シア……! [後ろから抱き竦められて、小さく身が跳ねる。 悪戯に頬を突付かれて、むずがるように首を振りゆらしながら半身を向けた。 彼の胸元に肩口を預けて、視線を上げる。] (*14) 2021/05/19(Wed) 20:31:22 |
【赤】 オリト シア[頃合いを見計らって、茶葉を蒸らす。緑茶の温度は低めがいいというから時間を置いてちょうど良かったかもしれない。 同時に賄い用の容器とおにぎりを温める。これは電子レンジの力を借りて簡単に。 レンジから取り出せばいい匂いがした。 程なくしてシャワールームから物音がしたら、彼が戻ってくる合図だろう。 タイミングもちょうどいい。] (*27) 2021/05/19(Wed) 22:22:48 |
【赤】 オリト シア[デザートは一緒に食べたいからと言って、彼が食事をする間に先にシャワーを借りることにした。 しっとりと汗ばんだ身体を洗い流して、明日のための準備に備える。 お風呂上がりには持参したボディミルクを塗って、ほんのり甘い香りを付けて。 肌にはランさんと一緒に買い物に行った際に購入した、淡い薄紫のレースの着いたセットのランジェリーを身に着ける。] んー……ちょっと、派手過ぎたかも。 [バストアップの鏡の前で、自身の姿を確かめてぽつりと。 普段は着ない色が見慣れない。 でも、彼が周年祭の時に作ってくれたスイーツと、杏さんが作ってくれたペアのうさぎを見た時からこの色にすると決めていた。 私にとって何気ない色だった一色は、特別な色になりつつある。] (*28) 2021/05/19(Wed) 22:23:26 |
【赤】 オリト シア[据え置きのパジャマはもこもこ素材のゆるめのルームウェアにした。 パーカーのついたトップスに、下は太腿を隠す程度の丈のボトムス。 丈は短くても室内だから寒さは感じない。 濡れた髪をゆるく纏めて、シャワーから戻ればちょうど彼も食事を済ませた頃合いで。] あ、もう食べちゃってます? 私も食べたいな。 [対面に腰を下ろして、湯上がりのデザートを堪能する時間。] (*29) 2021/05/19(Wed) 22:23:49 |
【赤】 オリト シア[半分に切られたレアチーズを受け取って、フォークで一差し。 私の知ってるレアチーズとは違う、甘さ控えめの和風の味に思わず頬を抑えた。] ん〜……、おいしい! 甘納豆が乗ったチーズタルトなんてはじめて食べます。 フォークで挿して ちょっと跳ね返ってくるぐらいの硬さ、私も好きですよ。 [ちょこんと乗った甘納豆を食べて、ほわりと表情が崩れた。*] (*33) 2021/05/19(Wed) 22:24:21 |
【赤】 オリト シア〜〜〜〜〜もうっ、 基依さんっ! [顔を赤くしながら、ばっと首裏を手で抑えて窘めた。 悪戯に悪戯で返されてしまって、唇を噛む。 これだからタチの悪い男は、ずるい。*] (*70) 2021/05/20(Thu) 0:20:39 |
【赤】 オリト シア[翌朝、彼より少し早起きして身支度を整える。 レモンシフォンのバルカン・ブラウスに、 オフホワイトのフィッシュテール・スカート。 前後で長さの違うスカートは前身頃がやや短く膝を覗かせる。 長く歩くだろうから、パンプスはヒールのないものを選んだ。 メイクは洋服に合わせて明るめに。 ベージュゴールドのアイシャドウを引けば、ラメがきらきらと光る。 グロスはオレンジを重ね塗りして発色良く見せて。 支度が整えば、まだ眠っている彼の肩を揺らして。 なかなか起きなかったら、目覚めのキスを頬に落とす。 梅雨の晴れ間の天気は快晴。 旅行日和にわくわくしながらいつもと同じように手を繋いで、彼の部屋を後にした。] (*91) 2021/05/20(Thu) 1:58:25 |
【赤】 オリト シア[温泉へ向かう電車の中では、彼の同僚のメール>>31からSASANKAの今夜のメニューの話になった。 画面を隣から覗き込んで、今日も好きな野菜が並んでいる>>3ことに「いいなぁ」と羨望の声を上げる。 オクラはシンプルに茹でて鰹節とポン酢で食べたいけれど、 お店で出すならまた違った味を楽しめるだろう。 かぼちゃは料理にもいいけれど、甘いスイーツでも食べてみたい。 ラム肉は食べたことがないけれど、煮込んだら柔らかそうだ。 彼の言うテリーヌも食べてみたいと、やっぱり話題に上がるのは料理の話。 SASANKAから離れても、料理のことばかり考えている基依さんに笑いながら、電車は順調にレールを進んでいる。] (*92) 2021/05/20(Thu) 1:58:53 |
【赤】 オリト シア[駅からバスに乗り継いで、ようやく辿り着いた温泉地は平日でもそこそこ賑わいがあった。 旅館に辿り着いてチェックインを済ませたら、早速二人分の浴衣を選ぶことになる。 基依さんには黒地に細かな格子模様の浴衣を。 帯はわずかに鼠色がかった白色を選んで。 自分用には青紫がかった紺地を選んだ。 柄の白抜きの菊と黄色い冠菊の花火が映える。 帯は基依さんに合わせてアイボリー系の白にして、菊花のような唐松文様が浮かんでいる。 生地も思っていた以上にしっかりしているし、これなら温泉街も十分に堪能できるだろう。 早く袖を通してみたくて、期待に胸が膨らんだ。] (*93) 2021/05/20(Thu) 1:59:33 |
【赤】 オリト シア[浴衣と旅行鞄を手に案内された部屋は二間続きの純和風のもの。 ゆっくり出来るようにと露天風呂付きの客室を選んだから、部屋の奥には脱衣所へと向かう扉が見える。 食事も部屋食で済ませられるようにか、部屋の中央には大きなローテーブルと座椅子が置かれていた。] すごい、基依さん。 お部屋に露天風呂がありますよ! いつでも入れますねっ。 [荷物を置いて、早速と部屋の中を探索する。 備え付けられた窓からは温泉街がよく見えた。 そわそわする気持ちを抑えきれずに、はしゃいでしまう。 こっちこっちと、窓辺に立って手招いた。**] (*94) 2021/05/20(Thu) 2:00:03 |
オリト シアは、メモを貼った。 (a11) 2021/05/20(Thu) 2:07:12 |
【赤】 オリト シア[仲居さんがお辞儀をして部屋を後にすれば、広い部屋には二人きり。 旅先の空間という滅多にないシチュエーションに浮かれながら、挨拶を終えた彼>>*114を待ちきれずに手を引いた。] んー……、確かにちょっと歩き疲れたかも。 外に出て足湯とか探してみます? お部屋のお風呂でもいいですけど。 [足湯に比べれば少し深いかもしれないが、他に誰が見るわけでもなし。多少服が濡れたところで、着替えもある。 腰に回された手>>*115に気づいたら、促されるままに膝の上に身を預けて。 この高さであれば目線も近いから、サングラスに隠された眼が透けて見える。] (*116) 2021/05/20(Thu) 14:13:21 |
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