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【人】 枠のなか 卯波「ああ、夏祭りはやっぱり終わるから、 綺麗な思い出になるんだなあ」 幾つかの喧騒が遠くに行ってしまう。 それでもまだ花火は上がるし、 盆踊りの楽器の音は続いているけれど。 確かに、夢が終わりへと近づいている。 ここで撮った写真は、現実に持ち帰れないのかなあ、 なんて思ったりして。 (0) 2021/08/16(Mon) 22:30:52 |
【人】 枠のなか 卯波写真を一枚、一枚と選んでいく。 もし持ち帰れないのならせめて覚えていたくて。 そういえば晶兄に写真見せてもらってないな、 と今更思い出して、たははと笑う。 でもそれは、また会う日までとっておきたいかなと思う。 花火の下、四人で寂しさに揺れている写真、 海で晶兄と二人で飛び込んだ笑ってる写真、 集まったひとりひとりを撮っていった写真、 訪れてまず最初に撮った、田舎の風景写真。 これまでの数日の歩みが全部切り取られて、 お祭りに際して設置された机に並べられる。 「あーあ。これだけあったら、 コンクール受賞とか間違いなしなのに」 皮肉げに笑った。 慈姑婆ちゃんの癖がうつったみたいだ。 (4) 2021/08/17(Tue) 0:02:08 |
卯波は、皆の写真を撮った夢を、現実にする。 (a5) 2021/08/17(Tue) 10:27:25 |
卯波は、たった一人だけの。 (a6) 2021/08/17(Tue) 10:27:49 |
卯波は、あなた達の写真家だ。 (a7) 2021/08/17(Tue) 10:27:55 |
(a8) 2021/08/17(Tue) 10:38:45 |
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