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【人】 宝飾職人 エデン[存在しなかった健気な少女。 けれど、同じ声の魔性は偽りの妹の言葉を引いて種明かしする。 ある意味「姉が深層にいるかも」というのは合っていた訳だろうか] 堕と、す……。 [まんまとダンジョンの奥まで招き寄せられて。 あんなに厭うていた「穴」のそばで喘いでいる、自分。 もっと底があるのだろうか。 微かに蘇ってきた嫌悪感が、とろりと腿を伝う愛液の感触に塗りつぶされそうになる。 瞼の裏に緋色結晶の竜涙石が過ぎった。 いつか技を磨き上げ、傑作を完成させようと瞳を輝かせたイシュノルドでの日々。 もっと良い魔石を手に入れて、支店を作りたくて。 半端者でなく、名誉と幸福を掴める「人間」でいたかった] (116) 2023/01/10(Tue) 0:17:43 |
【赤】 宝飾職人 エデン[――屈服して、なにもかも奪われて、 それでも気持ちいい《しあわせ》なのに? 目隠しの下の瞳から、光が消え失せる。 一度入ったヒビは消えないものだと誰より分かっている] (*130) 2023/01/10(Tue) 0:18:01 |
【人】 宝飾職人 エデン……ぜーったい、いや。 こ、れくらいで、堕ちたり…しない、から。 [女の唇が、あえかに諦めに満ちた微笑みを形作る。 先ほどとは違い、言葉通りの抵抗はなかった。 ユラ――いや、ミアだろうか。 彼女は殺す気はないという。これは信じられる。 ただ、これ以上苦悩しながらの快楽地獄に耐えられない。 だから、一思いに終わりにしたくて。 飴玉によって生まれた衝動を満たされるほどの快楽を望んだ] ……できるものなら、やってみて。 [武器も魔石もない中で、できるのは挑発だけ。 地の底の快楽から逃れられない予感はあった。 それでも、囚われたダンジョンの底で人間として生還する夢を見る。 ――そのほうが、きっと気持ちがいいから**] (117) 2023/01/10(Tue) 0:19:12 |
(a51) 2023/01/10(Tue) 0:20:22 |
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