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【人】 武藤景虎[そうこうしてるうちに酒も進むわけで。気づけば距離も近くなっていたのだけど。 昨日の夜までは柚樹を寝かせてやりたいと思っていたからあまり酔わないようにしようと意識していたのもあったし、反動的に気が緩んでいたのもあると思う。 それ故に、記憶がどっかいってる時に触った時と違って、他意のある触れ方だったとしても仕方がない。 柚樹も酔ってんなとは気づいてはいたけど、寄せた体に凭れ掛かってくるのに嬉しくはなってしまうし。>>190] んー……、酔ってはいるが、柚樹よりは酔ってない。 [それはマジでそうだと思う。だって呼び方……、とは指摘できなかった。 そう呼ばれるのが嫌なわけではないし、ただやばいだけで。 距離近くしたオレも悪いには悪いのだが、いろいろ堪えることになったのは魚を途中放棄することになったら悪いしという思いもあって。 魚食べたいから邪魔しないでと言われたら若干ショックなので避けたともいう。] (195) 2023/03/13(Mon) 15:56:05 |
【人】 武藤景虎っふ、なにその歌。たまごの歌の仲間? [米を握りながら上機嫌に歌いだすのを見て小さく吹き出した。 たまごの歌とは、子供のころの動画を見る機会があった時、3歳児の柚樹が似たように歌っていた歌のことで。 それもたまごたまごとメロディーに乗せるだけのオリジナルソングで、基本的にテーマの食い物名しか歌詞にはならないようだ。] えっ、それ焼きおにぎりにすんの?めちゃくちゃ美味そう。 [おにぎりはどうやら焼き味噌おにぎりになるらしいことはふき味噌を塗りだしたとこで気づいた。 魚の身と胡麻とおかかを混ぜたやつも絶対美味しいやつだし。 その間までに何度繰り出されたかわからない"とら"呼びにここまで忍耐できてよかった。 多分、食欲に振り切っておこうと思ったんだろう。 網の上で焼かれるおにぎりを見て心頭滅却しよう、と冷静に考えたら意味不明なことを思いながらおにぎりを見ていたのだけど。 唐突な質問に、集中が乱されることにはなった。>>192] (196) 2023/03/13(Mon) 15:57:08 |
【人】 武藤景虎[───焼き味噌おにぎりの焼ける匂いが漂ってきたら、そっちに意識はいきますよね、わかります。 うん、食べるよ、食べたいし。おにぎりも。 のろのろと体を離して、焼けて良い香りの蒸気を発しているおにぎりを皿に乗せてもらえば受け取った。] ぁっつ……、 ……う……、すげえ美味い。 [素手で持とうとしたら当たり前だがめちゃくちゃ熱かったので、箸で割って口に運ぶ。 わかってたけど美味い。焼けた味噌の風味と米のカリカリになった部分が嬉しい。 手元の皿の上で少し冷めてきたら結局手で持って齧る方には移行した。 熱々のも良いけど、おにぎりはやっぱ齧った方が美味い気がする。 混ぜご飯になってる方もやばいくらいに美味いな。 残りもだいぶ少なくなった酒をグラスに注いで、熱で痺れた感じのする舌を冷やすついでに流し込む。 酒にも当然のように合うし。飲みの〆にはぴったりだと思う。 おにぎりを食べてる間は集中していたので、大分心頭は滅却できたかもしれない。]* (197) 2023/03/13(Mon) 16:00:11 |
【人】 黒崎柚樹────うん。お花見も、したいね。 [お花見弁当持ってね。もちろん、お酒も。 ちらし寿司っぽいのも良いかもだけど、武藤は相当におにぎりが好きだと解ったから、重箱に俵型に握った鯛飯おにぎりとか詰めたら喜んで貰えるかな。 出発点こそ好き好んで始めたわけではなかった──父さんが事故死して母さんが看護師の職に戻り、幼い弟もいた我が家では私が家事の担い手として頑張らざるを得なかった──料理は、今はいくらかは得意だと胸を張れるレベルではあると思うし、純粋に、していて楽しいとも思うようになったし。 何より好きな人に喜んで貰える技術になっているのが、嬉しいなと思う。] あ、なんだっけ、まぐろの頭、とか。 おいしいよね。焼いたの。 [部の合宿先の夕飯に出てきて、皆でつついて食べたな?と思い出し。 あれはさすがに骨まで食べるものではなかったけど、魚の頭って案外美味しいものだよね、と。 まさか、小魚サイズじゃない魚の頭を骨ごとばりばり食べる日が来るとは思わなかったけどね。 これ、ニジマスの目玉とか脳味噌?とか、そのあたり全部食べることになるんだなあと思うと、ちょっと不思議な感じもしたけど、捕まえた生命を端から端まで美味しくいただきましたって意味でもきっと悪くなかったのだと思う。] (198) 2023/03/13(Mon) 16:57:03 |
【人】 黒崎柚樹んー……? でも私、とらみたいに、べたべたしてないよ? [私より酔ってない >>195 なんて、失礼な。私だって、酔ってないのに。 だって、ほら、おにぎりも作れちゃうし、おにぎりの歌だって歌えてしまう。天才だな、私。 自覚ゼロの酔っ払いは、それでも御機嫌に料理はきっちりやり遂げた。塩と砂糖間違えて使うみたいなミスもしなかったし。] ん、すきなものは歌になります。 [卵も好きなので歌になりました。 武藤の問い >>196 に神妙に答えながら、焼いてる途中に崩れないように力加減強めにしながらきゅっきゅと三角おにぎりを作っていく。] ……じゃあ、いつか、とらの歌もつくらなきゃ。 [ふわふわと笑ったら、武藤が魚の骨飲み込んだみたいな変な顔になっていた。 やっぱり酔っ払ってるんだな、武藤。仕方ないな。] (199) 2023/03/13(Mon) 16:58:10 |
【人】 黒崎柚樹────あ。おにぎり。 [焦げちゃう。 ふき味噌はほろ苦いけど、焦げの苦いのはだめだから。 武藤の体温からすり抜けるように焚き火の熱に向き直り、ころころとおにぎりを転がして。] やけた。 [上機嫌このうえない笑顔で"〆飯"を互いの皿に転がした。 やっぱり武藤は魚の骨を飲み込んだみたいな顔になってたかな。喉、火傷したんだろうか。 焼きたてのおにぎりは、猫舌の私には囓るのも難しかったけど、少しずつ食べ進む。 このおにぎりもお酒に合うね。いくらか残っていた一升瓶の中身も、この頃にはもう注ぎきるくらいの感じになっていたと思う。] (200) 2023/03/13(Mon) 16:59:38 |
【人】 黒崎柚樹ごちそうさまでした……! [おいしかったね、と両手を合わせ。 立ち上がったら、膝がかくりと揺れそうになるくらいには酔っ……てはいないよ?だいじょうぶ。 武藤が火を消してくれてる間、私はお皿を運んで、手早く洗って。 でも今日は焼き魚メインだったから洗い物はあまり無くて、簡単なものだった。 焚き火の片付けも、バーベキューの時よりも簡単だったのではないかな。手伝うことある?とキッチンでの作業を片付けてからテラスの方に顔を出し。] ふふ、とらの服、おさかなくさい。 [それは私も同じだね、と武藤の首筋に鼻を寄せた。*] (201) 2023/03/13(Mon) 17:01:11 |
【赤】 片連理 “椿”[語りかける声は優しく、穏やかで。彼にそのような安らぎが訪れたことを嬉しく思う。 この場所にきてもうどれだけたったのだろう。 はじめは、二人だった。やがて、ひとりになった。 ひとりでいることはさみしくて、かといっていなくなってしまうこともできなくて、そのうちにどこにも行けなくなってしまった。 ここでたくさんの夢を見た。 こわい夢も、わるい夢も、とてもたくさん。けれど、最後の最後に、あたたかい夢を見ることができた。そして今、夢から覚めても、まだあたたかい。 あとどれだけ自分は生きていられるだろう。少しでも長くいられるといいと思う。そのために、できることはなんだろう。] (*10) 2023/03/13(Mon) 17:12:42 |
【赤】 片連理 “椿”[“食べるということは、生きることと同義です“ 夢の中の自分がそう言った。 きっとそうなのだ。どうあれ、食べることは生きることに繋がっている。 だから、まずはここから、はじめよう。]** (*12) 2023/03/13(Mon) 17:14:06 |
【人】 武藤景虎[帰ったら必殺技みたいなケーキと、お花見と、ホワイトデーってもうそろそろだったよな。 バレンタインのお返しはするつもりなので。 旅行行って温泉入りたいって話の詳細を詰める前に叶ったのはラッキーだったかも。 しかも、想定に入れてなかったキャンプも出来るというおまけつきで。 一緒に食べたいものもたくさんある。 花見の弁当も楽しみだし、頬肉が食えるくらいでかい魚の頭が食えるような旅館とかも行ってみたい。 したいことは増えるばかりで大学の春休みは長いけど、あっという間に過ぎてしまいそうな気がする。] えっ、オレもそんなにベタベタはしてないが? [服に手を突っ込んだりもしてないし。ちゃんとキスもしてないし。 柚樹の方は物理的にベタベタしてないとしても呼び方……!! とは何度も思ったが、結局指摘はできそうになかった。 それに、おにぎりの歌を歌いだすのは酔っ払いだと思うんだが。] (202) 2023/03/13(Mon) 19:18:54 |
【人】 武藤景虎[当初の質問の返答としては正しくないことを二回も返したのに、柚樹の方がご機嫌だったからまあいいか。>>-403 やっぱりオレは間違えたことは言ってなかったようだ。] うん、柚樹の勝ちだよ。おめでとう。 ご褒美いる? [肩口に顔を埋めたまま、柚樹の腕が動く気配に抱き寄せようとしたところで、伸ばした手が空を切った。] 上手に焼けたね、おめでと……。うん、食べる。 [上機嫌のまま網の上から焼きおにぎりを皿に移すのを見て脱力しながら、おにぎりはちゃんと全部食べた。 酒も綺麗に飲み切れたし、後片付けは楽そうかな。] はー……、美味かった。 ごちそうさま……、っと、大丈夫? [立ち上がった瞬間、柚樹の頭が一瞬下方に傾ぐのを見て体を支えた。>>201 大丈夫と言ってはいるけど、酔ってはいるよね。] (204) 2023/03/13(Mon) 19:20:21 |
【人】 月島 雅空[信じるに決まってる。>>163と言われなくてもわかっていた…なんていうけれど、傍にいるならば珠月の口からききたい。そのほうが何倍も嬉しいし、実感し向き合ってみるとふわふわしたような憶測のない感覚に戸惑いすら覚える] ああ、珠月が大事なのは変わらないし幼馴染だったこともなくならない。 [言い聞かせるようにですらない。確実にそうだと言い切るようにはっきりと珠月>>164へといって] それなら、そういうことにしておこうかな。 [慌ててどちらにしろという気はない、嫌じゃないことだけ伝えられば、珠月が落ち着いたとき自分で選ぶだろう。 それに実際面と向かって雅空といわれたらまだ照れるだろうしな] (205) 2023/03/13(Mon) 19:26:30 |
【人】 月島 雅空 んー……そうだな。 [珠月の声が震えている。でも怖がっているわけではなさそうだし、自分も少し喉が詰まりそうだ] 幼馴染でいながら、恋人関係……が俺はいいな。 [曖昧なものではなく恋人。としっかりといって呼び名を含めてすべてを決める必要はないけれども、こうしたいな。という気持ちだけは伝えておく。] (206) 2023/03/13(Mon) 19:27:02 |
【人】 月島 雅空[ようやく顔を見えたときは、目元は赤くなっていて瞳も揺れていた。 けれどもしっかりと自分を見てくれる。そして改まったような言葉にちょっとだけ噴き出してしまう。だって今更だ] ふふっ、言われてみればそうだな。 未だにピーマンは苦手だし、炭になるまで肉も野菜も焼くし、いつまでも子供染みたことばかりして寝起きに突然やってきたり、部屋で勝手に寝てたりするし、俺が行く先だからついでとかじゃなくてバイクに乗せて連れてけー。っていうし。 [こちらはこちらでその全てにおいて優しく優しくなんてしてたわけではなく、時には雑な態度で、時には意地悪な風に、時に頑固な意志でと色々してきたが] そんな臆病で強がり。しっかりもののようで甘えん坊の寂しがり屋な珠月を……大事にしてきた実績ならあると思うんだけどな。 [もちろんそれはお互い様だというのはいうまでもなく思ってることだけど、布団で丸まっている珠月をみて、手を伸ばし布団越しにちょいちょいと軽く叩いてみて] (207) 2023/03/13(Mon) 19:28:27 |
【人】 月島 雅空 珠月…こっちきて、一緒に寝ない? ぁー…えっとだな。今の話の続きでいうとややこしく聞こえるかもしれないが、正直いうと目が覚めて夢だった…なんてなるのが怖いからな。 [想いを向けて、ゆっくりとだけれども応えてもらって、そんなのも含めてだが、怖さの大半は消えてしまっていた昨日までの時間が関係する。] 目を閉じても傍にいて、目が覚めたときも傍にいたら、流石に落ち着けるんじゃないかって思うんだけど…駄目か? [首をかしげて聞いた。 珠月にもそうだが、自分にだって欠点はある。珠月を甘えん坊で寂しがり屋を克服させれないような心配性なところだろうか*] (208) 2023/03/13(Mon) 19:28:57 |
【赤】 一匹狼 “楓”[彼女が食事を乞う>>*11。その言葉がとても嬉しかった。 声はまだ弱々しいけれど] 卵か……、鶏飼ってたりしねェよな? 買ってこようか。 [小屋がこの有様では、ろくに食料が保存されていると思えなかった。 村まで行って食料を買う生活が続けば、森の中に住んでいる人がいると知れる可能性は気にかかったが……。 食べないわけにはいかない。特に今の彼女は。 二人とも“狼”として食べたいものが別途あるとはいえ、ヒトとしての食事もまた生きるために必要なのだから。>>*12 こうして、この地での彼女との二人暮らしが始まった。 これは彼女が旅に出られるほど回復するまでの一時的なもの。楓はそう思ってはいたけれど、それが結構な長期間になりそうなことは予想できていた] (*13) 2023/03/13(Mon) 20:12:00 |
【赤】 一匹狼 “楓”[共に暮らし始めて間もない頃、彼女が無理なく会話できるようになった頃合いに、楓がふと脈絡無く紡いだ言葉があった] なあ、椿…… “いらないもの”なら後に残るはずねェよな? 後に残るのって、それだけ重要なもの……、 存在の核とか、柱や基盤とか…… そういうものなんじゃねェのか……? [それは確信というより、そうであってほしいという祈りだけれど。 あの夢から覚めた後、彼女に思いを馳せる間に考えついたことだった。 たましいを善と悪のふたつに分けて、悪を滅する。それが彼女が生み出された過程で、彼女は滅せられる側──不要物と扱われた側だった。>>1:*3>>1:*4 それなら、どうして先にもう片方が消えたのか? どうして滅せられる側だったはずの彼女が後に残ったのか? 真に滅せられるべきは向こうだったのか、それともどちらかを滅するという考え自体が誤っていたのか……そこまでは楓に理解の及ばないことだが。 楓にとって、彼女は間違いなく『存在していてほしいひと』だ。それを補強する理屈がどうしても欲しかったのだ]* (*14) 2023/03/13(Mon) 20:12:17 |
【赤】 一匹狼 “楓”[初めのうちは楓が食事を作ろうとしただろうけれど、そのうちに彼女が作ってくれるようになったのだろうか。 彼女が歩けるようになったなら、短い時間でも共に散歩しようと誘っただろう。 楓は彼女と一緒にできることが増えるたびに喜び、彼女が望むことを果たす助けであろうとした。寄り添い、支え、尽くし、触れ合った。連理の如く]** (*15) 2023/03/13(Mon) 20:12:34 |
【人】 黒崎柚樹[実は、料理をしていて歌を歌うのは酔ってる時に限らないのであって。 母さんから教わった昔々のアニメ映画の主題歌をもじった"肉まんの歌"とかもあったりして。それはね、けっこうな長編だし品名連呼ではなくて、こう……サビの部分の感情の高まりをいかに表現するかがポイント……いや、なんでもないです忘れていいよ。 ともあれ、だから(?)、"とらの歌"もそのうちに出来るんじゃないかな。 長編系なのか名前連呼系なのか、それはその時の気分次第なので、楽しみにしていて欲しい。] うん、ありがとー。 ……あ、おにぎりおにぎり。 [さっきから武藤は、おかしな鳴き声を出したり >>203 、動きが不審だったり >>204 、ちょっとおかしい。 酔ってるのかな。酔ってるんだな。 仕方ないなあ、と笑う私は、自分の方が余程に仕方ない状態な事には、最後まで気付いていなかった。] (209) 2023/03/13(Mon) 20:28:22 |
【人】 天原 珠月[言い切る声の強さ>>205が胸を打つ。 言い聞かせるあやすような響きじゃない。 こちらの背を押しながらもしゃんと真っ直ぐさせる響き。 そんなことあるわけないじゃないかって思うことが出来る。 弱気な心が彼への信頼と自分を信じる心に変わる。 よし、って。ちゃんと立ったところで。 足を踏み出そうとしたら、恋人関係>>206と今度は来て。] こっ、こここ、こい……こい、びと……! [口がぱくぱくしそう。 良かった、顔を隠していて良かった。] 言われてみればそう、じゃないしっ ピーマンは苦いのが悪いし、雅空兄ぃが作れば良いし! 火は起こすの上手いって言うから焼くのもって、そうしたら勝手に焦げるんだし……生でお腹壊しても困るし……! 寝起きはビックリさせてやろうってのはあるけど、……いや、それだけだからっ [反論しようと思えば全部に言い連ねられるけれど、結局全部の終着点や理由が恥ずかしいことになる予感がする。] (210) 2023/03/13(Mon) 21:05:27 |
【人】 天原 珠月……雅空兄ぃは、……もう実績過多だよ。 そういうのはちゃんと分かってるもん。 [どれだけ大事にしてもらってきたかなんて。 反抗期を過ぎて以来、自覚しすぎるほど自覚している。] 私だって、その……。 [さすがに実績があるという言葉には出来ない。 自信がないのではなく、羞恥心の問題だ。 こういうところ、この幼馴染はきっぱりはっきり言葉に出来るのが心臓には悪く、心はぽかぽかになる。] ……うう。 [布団の中が熱い。自分が熱くなっているだけか。 ちょいちょいと叩かれる感覚>>207は昔から慣れ親しんだもののはずなのに、知っている強さとどこか違う気がした。 これも受け取る自分の想いのせいなのかもしれない。] (211) 2023/03/13(Mon) 21:05:34 |
【人】 天原 珠月……。 [見慣れた、いつもの、レンズ越しの群青色。 天窓からの月明かりに柔らかく光る、優しい銀白色。 すうっと深呼吸。よし、いける。] 私だって、雅空に……の、恋人になりたいんだからね! [言ってしまった。 真っ赤な顔で言い切ると、睨むように見つめて。] (213) 2023/03/13(Mon) 21:05:52 |
【人】 天原 珠月わかった? 今夜は怖いのが理由だけど、つまりそういうつもりで、そのことをよーく念頭に置いて、一緒に寝なさいよ。 あと私は絶対落ち着けないと思う。 ……でも一緒がいい。 [これまでと状況が違うのだから仕方ない。 でもどんなに安眠できなかろうが同じ布団に寝ると腹をくくったなら行動は早く、急に飛び起きた。 そして雅空の隣をたたっとすり抜けるように駆けて、彼が今まで寝ていた布団に自分が先に潜り込むのだ。] ほら、早く来ないと半分分けてあげませんー。 [明らかに赤い頬で、鼻先まで赤い顔で、にやにやと悪戯っぽく笑うと隣をポンポン叩いてみせた。 仕方ないなぁ、幼馴染で雅空は心配性なんだから。*] (214) 2023/03/13(Mon) 21:05:58 |
【赤】 片連理 “椿” ……どうかしら。 元々の“わたし”は、知っていたのかもしれないけれど。 [彼女も全てを知っているわけではない。自分のことのはずなのに、まるで知らない他人のような気がするのだ。] たぶん、いなくなろうとしたのね。“わたし”は。 ——本当に、お馬鹿さん。 [伝わりそうにはない、曖昧な言葉で語る。 はじめにいた“彼女”が何をどう考えたのかは椿にはわからない。 ただ、“彼女”は“自分”を消して正しく生まれ変わろうとしたのだと思う。それに従って、片割れは正しくあろうとした。 しかし、人間の存在なんて、そう簡単に根本から変えられるものではないのだ。だから、失敗した。もう少し考えるべきだったのだ。古い書物にすでに“それは禁術とされている”と記されていた意味を。] (*16) 2023/03/13(Mon) 21:55:50 |
【赤】 片連理 “椿”でも、いいの。 いまの私は、ちゃんとここにいるから。 貴方が、ここにいていいと言ってくれるから。 [そう言って、椿は楓の頬に両手を伸ばす。今では随分、おねだりが上手になった。]** (*17) 2023/03/13(Mon) 21:56:00 |
【人】 武藤景虎[鼻歌混じりくらいなら聴いたことはあるが、柚樹が素面でも料理している時に謎のオリジナルソングを歌うことがあるとは知らない話だ。>>209 長編もあるとはもっと知らない話で、でもきっと、そのうち知る機会はあるんだろう。 いつか一緒に暮らすようになってからかもしれないし、ほんの数か月以内かもしれない。 料理中に歌うとして、"とらの歌"を歌う機会ってどんな時なのかとは思わないでもないが。 忘れた頃に歌いだされたりしたらやっぱり死にそうになる気がする。 終始ご機嫌な様子で微笑ましくはあったのだけど、随所で挙動不審になっていたのは酔ってるせいじゃない。 多少酔ってるのは認めるけど、素面だとしても似たような反応はしていたと思う。] (215) 2023/03/13(Mon) 22:06:02 |
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