人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席(夕暮れ)─


[様々な者達が様々な想いで立つ舞台。>>202
祈りを捧げた娘の順番は、>>203
様々なことがありつつも着々と訪れました。
(勿論私はそれを知る由もなく)


人影や人々の影、茜色に染まろうとする
空の下──次の参加者の番号が呼ばれました。>>201]



   (────あら?あの子、何処かで見たような)




[まさに以前、教会で出会い>>0:73
そして……見逃してしまった娘。>>0:79>>0:80
今まで気付けなかった私も知らぬ自身の咎。
>>0:82>>0:83>>0:84]
(230) 2020/09/23(Wed) 11:07:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ですが、次の瞬間]
(231) 2020/09/23(Wed) 11:08:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (…………まあ!

   まあ!まあ!まあ!
まあ!!)



[美しい茜色に染まりながら
舞台に立つ彼女の歌声、その第一声から
突如胸元を掴まれるかのような、
引き込む引力を歌声から強く感じたのです!
>>201>>207>>208]


  (これよ────これよ!!
   私が今ひとつ足りないと思っていたものは!!)
(232) 2020/09/23(Wed) 11:09:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[出場者には今日も例年と同じく
こうすれば伸びるであろうかと考え、
助言はしていたものの物足りなさにモヤモヤし

2日目に期待をかけようとしていたその折に
飛び込みの彼女が魅せてくれた歌。



      シン、と静まり返る会場。
      誰も一言も発さない静寂。




…………………それを打ち破ったのは。]
(233) 2020/09/23(Wed) 11:10:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ─────最っっっ高だわ!!

  これよこれ!私が見たかったのは!!



[私大興奮で席から立ち上がり、
惜しみない喝采を送ると周囲からも
それはそれは盛大な拍手と歓声が沸き起こりました。


  その歌声には様々な思いが詰まっていたのかもしれません。
  貴方に声を掛けてくれた周りの人達、>>205
  音楽祭で会おうと言った異国の方。>>205


血が繋がらなくとも可愛い弟や妹達。>>206
貴方が出会ったハイアーム家の御令嬢と
その従者の方々。>>26]
(234) 2020/09/23(Wed) 11:11:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[でも────最初で最後なんて206




そんな思いをもし私が知れてたのであれば
それはそれはにっこり笑って
こう告げてられていたでしょうに。




────誰が最後にさせると思って?]
(235) 2020/09/23(Wed) 11:13:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[気付けば王族の方々も何方か御席を立ち、
彼女に賞賛と拍手を送っていらっしゃる。

声楽の楽士に至っては逸材を見つけたとでも
言いたげな喜色満面の笑みと瞳。]



  あなた……飛び入りの方ね?
  飛び入ってくれてありがとう。

  お陰で我が国にこんな素敵な逸材が
  まだまだ存在するという喜ばしい可能性を
  今まさに証明してくれて!



[歌の最中に何を考えていたか、>>206>>207
普段歌う際に何を考えているかなんて>>0:9
知らずともこれだけは自身の中で確信いたしました。
これは賞賛されるべき才能だと。>>0:30


そして、一つの思惑が沸き起こりました。]
(236) 2020/09/23(Wed) 11:15:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ねえ、あなた。まだ歌えるかしら?
  お祈りの歌でも貴方が住む場所の歌でも
  好きな歌でも何でもいいわ。
  もう一曲歌ってくれないかしら?

        今度は私の伴奏付きで。




[私の言葉に周囲の聴衆からはどよめきが、
後ろの王族席、横の審査員席からは
隠しきれない動揺が伝わりました。



私が急遽伴奏を弾こうと持ち掛けるのは、
本気で相手の才能に惚れ込んだ時だけだと。
そう、知る者達は。]
(237) 2020/09/23(Wed) 11:16:16

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

    再度同じ曲でもいいわ。

    勿論伴奏はおろか、
    私の要求自体を拒否しても構わない。
    これは私の個人的な興味でもあるから。

    規則により、拒否したことで
    あなたが減点・失格になることは
    一切無いからそこは安心してちょうだい、
    そこは審査員として断言します。


[舞台にいる彼女の方へ顔を向けて
私はきっぱりとこう言い放った。

横にいる審査員が固唾を飲んで、
私と舞台の彼女を交互に見やりその動向を伺いながら。]**
(238) 2020/09/23(Wed) 11:17:38
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモをはがした。
(a40) 2020/09/23(Wed) 11:25:19

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a41) 2020/09/23(Wed) 11:26:48

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a46) 2020/09/23(Wed) 16:20:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席─


[私が声を上げて賞賛を送ると>>234
何故か彼女はぽかんと口を開けて
立ち尽くしているかのようでした
>>253>>254


最後の音が漂って消える、>>253
その余韻すら名残惜しい程に思わせた彼女は
まるで評価を全く予想していなかったかのよう。


しかし、その視線が周囲の聴衆や>>246>>254
異国の楽器を紡ぐ6人組の1人>>244>>245>>246
王族の方々にまで及べば>>236]
(261) 2020/09/23(Wed) 17:52:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[足に震えが来たらしく、私の目には
緊張の所為かは分かりませんが>>254
随分と力を込めて踏ん張ってるのは明白で
一瞬どう声を掛けるべきか心の中で迷いましたが


何より、飛入ろうとした勇気と腕前。
私に才能を見つけるという楽しみと
言葉通り、良き才能が国に存在する可能性を
思い起こさせてくれたのですから。>>0:29>>0:30]



    (ここまで心揺さぶられたのは久し振りだわ)



[彼女は胸のあたりの服を強めに握りしめ、
それはそれは深く頭を下げていました。
全身を震わせ、喉も上手く紡げなさそうな様子に>>254]
(262) 2020/09/23(Wed) 17:52:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……大丈夫?やっぱり緊張したわよね?
  大丈夫よー、落ち着いてゆっくり深呼吸しましょ。
  あなた全身の震え凄いわよ、
  ほら吸ってー 吐いてー


[まずは落ち着かせようと深呼吸を試みたのですが
効いたかどうか、そもそも聞こえいてたかどうか。

見つけ出した才能が潰れてしまわないようにと
心配で声を掛けてはみましたが、閑話休題。]
(263) 2020/09/23(Wed) 17:53:09

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[この声に伴奏がついたらどうなるのか。
相乗効果を想像したら血が騒ぎそうでなりませんわ。
どうやら彼女も私の想いに勘付いたようで、>>255
逸らすことなく見つめられた瞳に返事を確信しました。



    この子は────やる、と。




そして確信は、予想通りに────>>255>>256]
(264) 2020/09/23(Wed) 17:53:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私はその返事にニヤリと悪戯めいた笑みを浮かべ>>256]


  勿論よ!むしろ無茶振りした上に
  迷惑掛けてるのはこっちだから。
  あとそんなに恐縮しなくて大丈夫よ、
  私のことは唯のおばちゃんとでも思って頂戴。

  じゃあ、今すぐそっちに行くわ。


[ドレスの裾を摘み上げ、すぐさま走りたいのを我慢して
小走りで舞台まで駆け上がれば
一直線に竪立まで向かい>>257曲を訊ね
準備が整ったので彼女の方を見やると


頬を染めて笑い、頭を下げられた。>>257]
(265) 2020/09/23(Wed) 17:54:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そして────静かに、ゆっくりと奏で始めた。



聖母マリアを讃える かの歌を。



私は知らないことだけど、
彼女が大嫌いだった歌]
(266) 2020/09/23(Wed) 17:55:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[あくまで伴奏のため歌を引き立てるかのように、
沈みゆく夕景に音を溶かし込むかのように

両手で彼女が歌いやすいよう気を配りながら
上等な絹のサテン布のように滑らかに奏でて行く




才能よ、咲きなさい────聴衆の視線と
今この瞬間の空気は貴方だけのもの。>>2]
(267) 2020/09/23(Wed) 17:56:09

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

   (……いい、いい、いいわ!!)



[歌声に合わせ私の伴奏にも熱が入り
彼女の心奪うような、万感の思いが籠ったかのような
先ほどと同じか……それ以上と思わせる声に>>258
私が紡ぐ聖母マリアを讃えるピアノの音は



  まるで、音と声が渦巻くように空や空気の中へ
  響き渡り────天に向かって吹き上がるかのよう。
  まるで疾風、まるで竜巻のような引力と躍動感。


  まるで人・音・声・空気・大地…………
  その場の全てが一斉に共鳴し始めたような
  大きなうねりを、そこに感じた。




私も音を紡ぐ一人でありながら、その波に飲まれ
熱い血潮が全身を駆け巡るのを感じながら
最後の最後の一音まで、歌と調和するように
歌から感じる熱に応えて私も熱を返して行きました。]
(268) 2020/09/23(Wed) 17:57:04

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[彼女の歌が終わり、私の伴奏もゆっくりと
余韻を残すように最後の音を奏でれば……
いつしか体は汗ばみ始め、そよ風がとても心地良くて。


夕焼けは夕闇に変わり始め、
群青になろうとする藍と赤の境界に混じる
赤紫に、強く輝く一番星が
舞台からハッキリと見えました。


彼女が戻らなければならない時間は>>255
もう直ぐなのか、それとも過ぎてしまったのか。]
(269) 2020/09/23(Wed) 17:57:35

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[あの時、ハイアーム家御令嬢に歌を披露した
あの時と同じように、


あなたが、いま、こころから

かみにかんしゃしていました、そのとき。>>259 ]
(270) 2020/09/23(Wed) 17:57:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[息を飲んだ観衆の沈黙が


割れんばかりの大喝采に変わって
貴方の身へ、一気に押し寄せるかのように



夕闇の空へと響き渡り、王族の方々はおろか
宮廷楽長含めた審査員全員が立ち上がり
貴方に拍手と賛辞を送っておりました。]
(271) 2020/09/23(Wed) 17:58:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ────あなたやっぱり最高だわ!
  見てこの歓声、あなたの歌声が巻き起こしたのよ?



[そう言って竪式から立ち上がり
抱きしめようと勢いのまま腕を伸ばして]



  ─────忘れないでね
  あなたの才能が天性であれ
  努力に対する結果であれ。


  あなたは此処に挑戦し、
  その結果を今……一身に受けている。
  あなたが挑戦した「自身の実力」という問いに、
  私達と聴衆から帰ってきた“答え”がこれよ。
(272) 2020/09/23(Wed) 17:59:02

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 『……素晴らしかった。
  審査の結果はコンペ終了後、
  審査員の会議を以って決定する。お疲れ様だ。
  気を付けて帰るように。』



[いつもの言葉の前に付けられた一言は、
宮廷楽長の最大級の賛辞だと、そう知る私は
にっこり笑って]


  帰り道大丈夫?帰るのに不安なら
  私にアテがあるから楽屋の受付で
  メイレンからの要請と言えば
  迎えがきて一晩泊めてくれると思うわ。

  そのまま帰る時は、本当に気を付けてね。



[なお、そのアテとは妹が嫁いだリーズリー伯爵家。
事前にもしもコンペで帰りが遅い若者がいたら
一晩泊めてくれるよう頼んでいたのを思い出して。>>89]*
(273) 2020/09/23(Wed) 18:00:26
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a47) 2020/09/23(Wed) 18:06:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─幕間・歓声の裏で─


[舞台が歓声に包まれた頃、
それが従者の方のお耳に入った頃。>>247


  かの日に慰問で訪れた演奏の際、
  まさか私が心に秘めていたことが
  相手から見抜かれていたことまでは

  双眸が合わさった瞬間、あの時は
  さすがに見抜けておりませんでした。
  >>249>>250>>251


私の存在が「コンペは問題なく成功するだろう」
そう感じさせる評価が
ご本人の中にあることも。>>249]
(296) 2020/09/23(Wed) 22:39:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[たとえ言い訳が心中であったとしても
私に直接であったとしても>>251

私は無礼とも思わなかったでしょう。
むしろその心をご自身で誤魔化さない
その点に私は潔さを感じたことでしょう。
(知ったならば)

例えその背景を知ることなくとも。
>>282>>283>>284]
(297) 2020/09/23(Wed) 22:40:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その裏で、従者の方とご主人である御令嬢。>>@22
音楽に関して(私は知らねど)
まるで似たような考えを持つ者同士という
(知ったのなら)印象を感じるでしょうお二人に


何やら異変が起こったらしいことは
審査員席の私が、日が暮れた後も
その日は知ること──叶わずに。]*
(298) 2020/09/23(Wed) 22:40:46

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞台─


[腕を伸ばした51歳の抱擁に>>290
おずおずと回された両の手。
彼女は私の言葉に一字一句耳を傾け、
真面目に聞き入れているように見えました。


この国にいる方々に、>>291
あなたの歌声はちゃあんと、届いておりましたよ。]
(307) 2020/09/23(Wed) 23:04:15

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  エヴィ……良い名前ね。
  こちらこそ、楽士として
  奏者としても最高の経験だったわ。

  そう、分かったわ。
  暗くなってきたから気を付けて帰ってね。



[本人の大丈夫という言葉を信じ>>293
その裏にある出来事は知ることなく



  頭を下げ、踵を返して人混みの中を
  まるですり抜けて行くかのように
  その場を後にした少女を見送って


……嗚呼、でも。せめてもう一度抱きしめて
「あなたは自分が思ってる以上に凄いのよ」って
伝えておいた方が良かったかしら。]
(308) 2020/09/23(Wed) 23:05:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[呆然と余韻に浸るかのように
舞台へ突っ立っていたら、


出場変更要請のあった参加者と
話をした結果>>241>>242
伝えに来た裏方の言葉に耳を傾けて


了承の指示とあちらの裏方陣についても
立ち入り出来るよう通行証などで便宜を図るよう
指示を出す楽長の声が僅かに聞こえる。]
(309) 2020/09/23(Wed) 23:05:36

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 『メイレン、いつまで舞台に突っ立っている。
  夜の出場者がいなくなった今、
  本日のコンペは終了だ。

  この後は会議もあるのだから
  さっさとこちらに来い。』



  ────承知しました。



[私ったら、あの時間が過ぎ去ってしまったことを
こんなに寂しく思っているとはね。

大人しく指示に従い、楽長が本日のコンペの
閉会宣言をして外での1日目は終了。
宮廷内で行われる1日目の総合合議のため

彼女が無事に戻れるよう祈りながら
場の皆さんへカーテシーをし
宮廷内の会議室に向かうのでした。]
(310) 2020/09/23(Wed) 23:06:19

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その一方で、彼女も私もその存在を知る
一人の御令嬢が>>@30


何かに巻き込まれたらしいことを
知らぬまま────]**
(311) 2020/09/23(Wed) 23:06:38
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a53) 2020/09/23(Wed) 23:20:12