人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 帰宅部 津崎絵音



おはよ、千葉
軽音ってこんなに早くから練習が……あ、もうこんな時間?

[ 改めて挨拶しつつ時間を確認したら、思ったよりは早くない。
  飽きもせず一人で長いこと突っ立ってたらしい。

  普段から怠慢な奴が早起きしたところで、
  時間を有意義になんて使えないんだね。 ]

なんかさ、昨日すげーぐっすり寝たわ
お前はあの後寝れた?

[ 窓を背にし寄り掛かり、少し廊下の様子に目を向ける。

  取り決められた大切な秘密だけど>>3
  幽霊とか旧校舎とか具体的な単語を出さなきゃ、まあ大丈夫だろ。

  自分の様子を含め、昨夜のことは大体覚えている。
  だから特に変わりなく見えた相手を心配はしてない、
  心配される側だった自覚がある。

  だからただ、何気なく聞いてみただけ。* ]
(133) 2022/10/15(Sat) 13:49:24

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ その問いにはどう返せばいいか分からず>>178
  触れることなく別の話をした。

  イジられもせず真面目に問われて恥ずかしかったわけではない。
  解釈に身を任せるのもどうも気が引けて、
  本当の理由もなんだか言う気になれなくて。

  自分に関係ないことはろくに記憶しちゃいない
  逆に言うとそうじゃなければ覚えている。

  千葉はあのオレをどう思ったんだろう。
  何か思うほどオレを知らないといえば、そうかもしれないけど。

  元通りなようでそうではない。
  板についてきた“らしさ”を一時忘れた代償。

  自分を何も知らないから好ましい、なんて
  随分酷い友好感情の向け方かもしれない。
 ]
(179) 2022/10/15(Sat) 16:01:45

【人】 帰宅部 津崎絵音



ふーん、そういうもの?

[ 朝練は千葉のところには無いそうだ。>>159

  軽音にも部活にも縁遠い学生生活なもので分からず
  部員の個性というよりは、
  どこの学校でも軽音楽部はそうなのだろうと解釈した。 ]

寝れなくてベースとか流石だな
でも、そういうのは防音室でやるもんだ

[ 眠れない時の暇潰し、普通はスマホをいじるとかではないのか。
  それくらい本当に好きなんだろうと、
  他メンバーの歌声や演奏を支える低音を思い出した。

  うちは一戸建てではあるが、
  ピアノが置いてある部屋にその辺の対策はしてある。

  真っ当な人間は基本夜に寝るからな。
  勿論職種で色々あったりもするだろうけど。 ]
(180) 2022/10/15(Sat) 16:02:06

【人】 帰宅部 津崎絵音



……おー、そうだな

[ 言葉を選びながら千葉が口にしたのは>>160
  きっと、心からの言葉だろう。

  通りがかった生徒を目で追うふりをして、
  一時視線を相手から逸らしながら答えた。 ]

でも、待ち時間が長いんだよな。三日とかさぁ
オレは昨日済ませる気で行ったっつーの

千葉がアレのことで相談あったらいつでも聞くぞー?

[ 暴露大会は無くなってしまったことだし。
  ──まあ、皆に本当の願いを言うつもりは無かったが。

  願いのことを知らず、あまり乗り気でもなかった千葉に
  昨夜は最後に少しきつい言い方をしたと思う。
  もし自身の中に秘めず誰かに話したくなった時は、
  自分でいいなら話を聞くつもりはある。
  
  別の理由で心を重くしたとは露知らず。>>157
  要らないかもしれない提案をしたのだった。** ]
(181) 2022/10/15(Sat) 16:02:56

【人】 帰宅部 津崎絵音



あー、……そうだよな
今無いからそうしたんだもんなぁ……

[ その言葉と仕草にはっとし、少し肩を落とした。>>182

  多分こいつの家は、楽器を持っているのは本人だけなのかも。
  何も分かってないみたいだ。
  部活動のことも、千葉のことも。

  もっと知っていくべきなのかもしれない。
  そんな時間があるわけもないのに。


  見えるわけもない口許をマスク越しに覆い
  「ごめん」って一言謝罪した。 ]
(236) 2022/10/15(Sat) 20:41:40

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ やっぱり千葉の悩みのラインってそこなんだ。>>183
  自分との差を改めて感じさせられたけど、表に出さず頷いた。
  内容がどうであれ助けになる気は変わらない。

  それから、昨日あれこれ気にしてくれたことを思い出す返しに
  少しばかり沈黙することになる。
  寄せた眉は不快感の表現ではなく、思考の為に。
  
まず前髪でこれもまた見えないかもしれないけど。
 ]

んー、オレはむしろ悩まないようにしたいみたいな
悩むとドツボにはまって、
何も解決しないほうを選んでしまいそうというか……

出来るだけ考えないで、
三日間有意義に過ごせたらそれで……?

[ 言われて考えて、自覚するものがある。
  不動なんじゃなくて、揺らがないようにしたいんだ多分。
  
誰にだって██本能くらいあるもんだ。


  垂らしたままの右腕を、左手で摩った。
  時折行う癖のようなもの。* ]
(237) 2022/10/15(Sat) 20:42:19
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a29) 2022/10/15(Sat) 20:46:18

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ グループの中なら何も伏せずに喋れるんだろうけど、
  どうしたものか、真面目な話を躊躇う理由があった。

  参加者一覧に乗る一人、
  存在に気づいて以降気に掛ける余裕も無かったかつての妹分。

  冷静さを失っていた癖によく覚えている。
  あれ、お前の声だろ秋氏Bあいつって誰なんだよ。>>229

  無邪気に語られたピアノへの気持ち>>0:620
  切っ掛けも想いも自分と同じで、
  一層に彼女が可愛く思えた記憶。

  なんで二人共、こんなに変わっちゃったんだろうか。

  離れた彼女を追い掛けることもなく、>>0:616
  完全に繋がりが絶たれたのは自分自身のせいで。>>0:617
  今ではこちらが逃げていた。 ]
(243) 2022/10/15(Sat) 21:30:32

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 夏実からもそうだ。
  この高校に通う筈がなかった二人は、一年前出会い。>>0:621

  息が詰まる心地で立ち尽くす、妹と自分の馴染みの後輩へ
  笑顔で名前を呼び、再会を喜んできた。

  よくあると言えばそう、けれど理想と違う夏実の現在。
  少しの陰も差していないように見える語り部の姿が

  
──憎くすら感じたのだ、オレは。


  母のお気に入りだった夏実は明るく、才能に溢れ、理知的だ。
  幼い頃、発表会で初めて会った時も
  紹介される前に「絵音くん」と呼ばれて驚いた。

  勿論母が話していたから初対面で呼べたのだろうが、
  家庭の話をする程好かれそして記憶していたのは夏実。

  惨めな自分をこんな光のような人間に見られたくない。
  もしかしたら教室を閉めた理由とオレの現在も
  彼女の中では語られずとも結びついているのかもしれない。 ]
(244) 2022/10/15(Sat) 21:31:16

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ それからすぐ、見つけては逃げ回るようになった。
  声を掛けられて、聞こえないふりをして去ったこともある。

  罵詈雑言なんて吐けないよ。
  自分の全てがあいつに負けてるって分かっていたら。

  夏実のことだから、多分それでもオレを嫌いにはなってない
  今の彼女は忙しいし、周りに沢山人がいる
  だから逃げていく昔の弟分なんて、構えなくなっただけだろう。

  
  そんな誰にでも愛される少女が
  無気力に自堕落になっていた落伍者に願いを抱かせた。

  あの笑顔の下にある哀れみを思い描くと吐き気がする。
  同じことを他の、昔を知る奴らからも想像してしまう。

  無意味な死体同然なら、
  本当に墓の下で眠れればよかったんだ。 

  誰もオレを見ないでくれ、忘れてくれ。
  大多数を変えるのが困難なら──*
 ]
(246) 2022/10/15(Sat) 21:35:26

【人】 帰宅部 津崎絵音





……まあ、オレは使わないけどね

弾きたい時に弾きたいよな、やっぱり
じゃ、その未来の為には勉強も頑張らないとな

[ 今は、とは心の中で付け足した。
  相手が千葉じゃなかったら、全てが胸に秘められたかも。

  嫌なこと言ったのは事実だから、
  普通に謝罪を受け止めてもいいのに。
  目つきで誤解されそうって勝手に思ってるけど>>255
  実際嫌味なく凄い素直な奴、というのは勝手な評価。

  まだまだ遠い話だが、良い物件が見つかるといい。
  学力はどんなものだったか、ちょっと今は思い出せないけど
  多分大学に行って、また音楽のサークルに入ったりとか
  するのだろうかと他人事のように想像していた。 ]
(274) 2022/10/15(Sat) 22:58:49

【人】 帰宅部 津崎絵音




繊細、か……千葉にも色々あるんだな

[ 呆れなんてしない。相槌を打つ様は静かだ。

  ただ、千葉のことは跳ね除けたくならないだけで
  夏実とはまた違う眩しい存在でこちら側ではないと
  夢を聞いた時同様に思っただけ。

  浮かぶ願いが無い人間は人間で、悩むものらしい。
  それはまるで神様に試されているみたいだ。
  やっぱりあれをただの幽霊だなんて思えない。]

“アレ”の期待には応えられないのかもしれないけど
時間切れで今のままずるずると、は避けたいな
なんかオレ達、真逆?
  
[ いつもなら繊細な内面とやらについて>>257
  からかったり、詳しく聞こうとするわけだけど
  どうもそうする気にはならず。
  
  続かない言葉の先を促さない、心にも留めない。
  共感を示してくれているから、
  有意義の三文字が示す大雑把さにでも何か思ったのかと考えた。
  そこは自分でも残りの時間何をするか、迷っていたし。

  秘めるものの一片を晒した自覚は芽生えなかった。 ]
(275) 2022/10/15(Sat) 22:59:05

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ それでも、色々剥げかけてるのは分かる。

  馬鹿なこと話しながら戯けるのは出来るけど
  核心に触れる話で自分誤魔化すの得意じゃないのかも。

  それか、千葉が不躾に踏み込んでこないから
  警戒心みたいなのが失せてるのだろうか。

  と、考えつつその優しさに頷いた時>>258
  
──盛大に腹の音が鳴り響いた。



……とりあえず今は、飯食うのが一番有意義っぽい

[ コンビニで朝食買ってくるの忘れたわ。

  購買はもう開いてはいるが、始業に間に合うかどうかが問題。
  行ってくる、と千葉に挨拶し
  教室から財布を持ち出し急いで向かうことにした。* ]
(276) 2022/10/15(Sat) 22:59:23
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a35) 2022/10/15(Sat) 23:01:32

【人】 帰宅部 津崎絵音



音楽大学か専門?
一般入試が無くて実技試験だけのところを選べばいけるな
面接はどうしたって避けられないけど

[ なるほど、普通高校から進路に向けた場所に進学するパターン。
  自分とは違う為に見落としていたらしい。

  本当は将来について考え始めなきゃいけない時期なんだよなぁ。
  そう思うと、つい真面目に助言してしまった。
  昔は音楽関係の学校についてよく調べて、
  自分とは無関係の学科のことまで多少知識として得ている。

  因みにこちらはお察しなんで、千葉の成績を覚えてたら>>286
  一般入試もいけるじゃんお前はとか言ったのだろうが
  実際のところ底辺から見上げて良く見えてる部分はある。 ]
(323) 2022/10/16(Sun) 1:19:13

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 千葉はいつもみたいなやり取りのほうが良かったのか。
  真剣味のない返答が重ねられ、ついに少し笑わされた。>>287

  茶化さなくても良いのにな、と思うけど
  こういうの挟んでいかないと、オレららしくないのかも。

  こちらが望んだから今の形の関係性になっている部分は、
  確かにあるのは分かっている。

  何でも素直に打ち明けて、内面を躊躇いなく覗き込めるなら
  多分この高校にはいなくて、千葉に会わなかった。

  ままならないな、人生ってさ。 ]
(324) 2022/10/16(Sun) 1:19:30

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 購買が開いてるかと最初は思っていたが>>276
  すぐ開いてないことに気づき、千葉に見送られて>>288
  笑うなとか怒る余裕無いから
  やけくそで頑張りますと言って走りましたとも。

  まあ間に合いませんわそんなの。
  登校時に寄れなかった場所に遅刻覚悟でUターンして行くのは
  中々悔しかったです。おかしい、日常だった筈なのに。

  あいさつ運動の風紀委員がいたら滅茶苦茶気まずかったが
  時間的にはどうか分からない。
  朝の内に合計四回校門を通るところなんて見られたくないので
  いなかったら走りながら安心したことだろう。

  間に合ったか?言わせんな想像通りだよ。* ]
(325) 2022/10/16(Sun) 1:19:56

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 因みに日常だったのは、Uターンではなく遅刻です。>>325
  こんなこと日常であってたまるかよ。

  それからはふつーに過ごしたんじゃないかなオレは。
  居眠りしないだけで、
  たまにスマホを見て不可解そうにしたり悩んだりしていただけで。
  起きてる分普段より誰にでも反応は良かったと思う。

  ただ、放課後は帰宅部の癖に中々帰ろうとせずにいた。
  ……どうしても離れ難いものがあったからだ。
  まるで、小さい子供がぬいぐるみを手放さないみたいな心地。
  
救いの在り処から離れるのは、心細い。


  帰り難いだけで、旧校舎に一人で行こうとはしない。
  “神様”との約束は守らないと、
  蜘蛛糸が登りきる前に千切れちゃうかもしれないし。

  期日が終わるまでに自分自身が日和らないことを祈るばかりで。
  その時点で、心が決まってるとは言い難い。
 ]
(330) 2022/10/16(Sun) 1:32:51

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ ああ、でもあいつはどうなるのかな。

  なんて、アプリ越しにも話しかけられないでいる奴が思っても
  無責任な心配でしかないんだ。

  酔が冷めたように(飲酒経験はありません)
  思い出した言葉の意味を、オレは今も知らない。

  窓際一番後ろ、居眠りに格好の席で
  変わっていく空の色を眺めていた。*  ]
(331) 2022/10/16(Sun) 1:34:41
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a38) 2022/10/16(Sun) 1:40:47

帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a57) 2022/10/16(Sun) 15:58:59

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 放課後/2-C教室 ──




[ 廊下から聞こえる足音も、意識の内には無い。
  下校していく生徒の姿を見ているようで見ていない。
  それでも名前を呼ばれれば、我に返るというものだ。>>510

  窓の向こうを見つめることを止め、
  目前に立ち並ぶ誰も座っていない幾つかの机を捉えた視線が、
  ゆっくりとドアがある教室の右側へ移動して、

  ああ、開いたままだったんだと思う余裕も無く>>508
  ──声の主の姿を認識し、目を見張った。

  今日一日、画面の文字列としてすら近寄れなかった相手が
  気がついた時には既に境界の内側に。>>509

  饒舌な軽口はおろか、自分からは声一つ発せられなかった。

  ああ、しっかり姿を見たのは初めてかもしれない。
  本当に姉に似ていない。
  けれど、嬉しそうに駆け寄ってきた時の面影は今もそこに
  勝手に見いだせてしまうものだから……
  今まで逃げていたことなんて、その瞬間は忘れてしまって。 ]
(532) 2022/10/16(Sun) 18:33:21

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 問いを、向けられてしまった。

  その口調は昔に近いように感じられたのだけど、
  やっぱりその声を、昨夜グラウンドで聞いた気がする。
  なんて、お互い様だとは知らずに確信を強めながら。

  低く喉で嗤った音は、聞こえてしまっただろうか。 ]


…………、

[ 教室を辞めたことは母から知るしかなく、>>511
  顔を合わせた時には慣れ親しんだ呼び方も変えられていて

  それでも優しく微笑んで、何も言わなかった「絵音さん」は
  「秋氏vちゃん、と
  小さい頃のようにはいかない距離感を分かっていながら
  出来るだけあの頃のように、と接したものだった。

  今は口許は覆い隠され、
  自嘲気味の歪む笑みを見られることはない。
  
  認識すらされたくなかったのにな。
  夏実の時もそう、上手くはいかない。
  本当に逃げるなら、学校を辞めるか死ぬべきだった。 ]
(533) 2022/10/16(Sun) 18:34:10

【人】 帰宅部 津崎絵音



神様のことだよ、秋

……白くて綺麗な、ね

[ 昔の口調に、違う呼び方。
  素直なようで、曖昧な言葉で本当に聞きたいことを告げない。

  そりゃ、心配だった年下の女子に先に会いに来られる先輩は
  臆病で情けないにきまってる。

  嫌われたくない想いもどこかにあるんだろう。
  今のお前のこと何も分からなすぎて、
  そっちも同じなんて思いもしなかったけど。>>512 ]

部活に行かなくていいの?
楽しんでるみたいだって、聞いてるけど

[ そんなことすら他人に聞かなきゃ知らなかった奴が言うには
  お節介で、女子高生にとっては鬱陶しいかもしれない。

  キモいと言われてもまあ、受け入れよう。
  辛くなるまでは、逃げないように足を床に固定しておこう。

  だって、この数日間が██だから。* ]
(534) 2022/10/16(Sun) 18:35:45
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a60) 2022/10/16(Sun) 18:37:43

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ 楽しく過ごしているようで安心した。
  兄らしく世話を焼いたつもりは、確かにあった。

  かつてのように変わった呼び方、聞き落とすわけはない。

  でも、ここにいるのは純粋で優しい兄貴分じゃない。
  優しい問い掛けは、彼女が本当は何を聞きたいのか理解した為に

  出来れば柔らかく接する内に出て行ってほしい、と
  別の理由も含めたものだった。

  願いで誰かを退けた先で普通に生きられるのか
  何よりそこまで追い詰められている心は大丈夫なのか
  死んだ未来のピアニストの残骸が懷く、親愛と心配。
  自分を■へ走らせる部分に踏み込まれたくない防衛本能。


  矛盾した感情が、この邂逅に苦を含ませる。

  まるで両側から綱渡りをしているかのよう。
  
つまり衝突は避けられないことになるけど。
 ]
(588) 2022/10/16(Sun) 21:49:34

【人】 帰宅部 津崎絵音



何もしなくてもテストでオール満点取れるようにして下さい、かな

…………、って言ったら、信じる?

[ いつもはもっと面白い冗談と上手い嘘をつくんだよ。本当に。
 
  追い詰められているのが痛いほど分かる。
  仮に秋獅ヘそんなつもりじゃなくても、触れるなら同じこと。

  誰かに哀れみを向けられ、
  社会的倫理と一般常識に基づき止められるなんて
  
絶対に許せない、耐えられない。


  ましてや内容から何かに気づかれたら、……。

  多分、母親からは才能よりプライドの高さを継いでるんだ。

  だけどそんな風に聞かれた時点で、
  きっともうどこかは駄目になってるんだ。 ]
(589) 2022/10/16(Sun) 21:49:53

【人】 帰宅部 津崎絵音



……秋獅煢エの声が聞こえていたんだね

[ だからこちらも触れよう。

  そうじゃなきゃ来ないだろ此処に。
  声が低く変わってしまったのは、仕方ない。

  いくらかつてのように呼ばれても>>559
  どこか幼く問いかけてきても>>560

  同じままでは、いられない。
  どうしようもないくらいに変わり果てている。

  他人の願いが気になるだけなら、
  天ヶ瀬やらいるだろう親しい女子でいい筈だ。
  お互い気まずい相手を選ぶことはない。

  今更向き合い関係を戻したいと思える精神状態なのなら、
  問題の相手が誰であれ、“あんなこと”を口にはしない。

  秋獅ヘ気づくだろうか?
  あの誰かへの殺意めいた言葉をかつての兄貴分が聞いたと。 ]
(590) 2022/10/16(Sun) 21:50:37

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 何を思いその言葉を繰り返したのか、分かる筈がないけど>>557
  蘇ったのは小さな手が懸命に奏でた聖なる曲。

  今では祈りを捧げる対象は、救いを求める相手は
  まるでこちらを試しているようにも感じた白い幽霊。
  秋獅烽ワた、そうなってしまったのだろうか。>558 ]

お前をそこまで追い詰めたのは誰?

[ 秋獅ェ答えるまで、何を返されるか分からない。>>556
  人生においてはほんの数年。
  子供にとってはとても長い時間。

  離れすぎたことで、お互い何も分からなくなってしまった。
  きっと、秘めたいことだけを両者知っていて。

  自分はそこからまだ逃れようとしながら、
  相手を気にするのは、こちらの方が大人に近い故の狡さ。* ]
(591) 2022/10/16(Sun) 21:50:57

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ つまらない戯言を返されて、黙ってしまった秋氏B>>609
  否定することもしない姿は、
  いじめられてる小さい女の子みたいだと思った。

  そうだろうね。オレは酷い奴なんだ。
  ろくでなしと親しく接してくれるクラスメイトや友人とも、
  踏み込まれない距離感を自分の事情で作り上げるくらいには。

  でも一番酷いことをしているのは今だろうね。
  多分、思いっきり彼女を突き刺してしまった。>>611

  だからそれ以上傷つけないように、
  語られる全ては悲しい願いで終わるその時まで。>>615
  じっと黙って聞き、考えてから口を開いた。 ]
(635) 2022/10/16(Sun) 23:57:58

【人】 帰宅部 津崎絵音



俺も夏実のことは、入学してすぐ話して以降避けてる
ああいう奴だから辛いんだろ?分かるよ

[ あの昏い願いが向く先が実姉であったことに
  聞いていて驚きも咎める気持ちも浮かばなかった。

  悲しい程に共感と過去との照らし合わせの納得を得た。
 
  誰にでも愛される夏実、優秀な夏実
  本来厳しい母にも気に入られて、きっと秋獅ヘそうじゃなくて。
  両親の思いから始めたピアノも、恐らくその為に辞めて。
  想像出来ないところでも、何度も似た経験をしたのだろう。

  曖昧な言葉が示すところすら、理解出来た。 ]

……小さい頃は好きだったんだけど
今はあいつを見てると、惨めになる。

[ 淡い初恋も、とうに過ぎ去り憎悪まで抱いてしまえば
  もう味もしない過去で、淡々と語るばかり。
  その妹に打ち明けることへの躊躇いも無い。

  他人と家族では苦痛の度合いが違うけれど、
  同じ気持ちだって、伝えたかった。 ]
(636) 2022/10/16(Sun) 23:58:18

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ でも、変わってしまったオレ達が似ているのなら

  苦しめたのは、夏実だけじゃないんだろう? ]
(637) 2022/10/16(Sun) 23:58:43

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 静かに立ち上がり、何も言わず二人の距離を足が埋める。

  妹のようだった彼女の手を取り、
  許されるのなら包もうとした。

  動きは遅い、特に右手はそう。
  嫌なら避けるのも振り解くのも容易だと思う。
  オレは筋力は弱いし、力もろくに込めてない。

  一つの圧倒的な光が作る陰の中にいる者を
  一時でも暖めてやりたくなっただけ。 ]
(638) 2022/10/16(Sun) 23:59:00

【人】 帰宅部 津崎絵音



高校を出て、遠くの大学に進学すれば願いは叶う
家族っていうのは、ずっと一緒にいないことのほうが多い

もし干渉されても、避ける方法が沢山生まれる
それに時間が経てばあっちも離れていることが当然になる

[ 数年間耐えろと言っているに等しい発言。
  ここまで弱った相手には、
  また酷いことを言われたと思われるかも。

  そう考えながらも、口は閉じられなかった。 ]
(639) 2022/10/16(Sun) 23:59:14

【人】 帰宅部 津崎絵音

まだ何かを誰かに求めてるのなら、
与えられる場所を見つけて、幸せに生きていてほしい

……俺は秋獅ソゃんに、そう思ってるよ

[ 的外れならそれでもいい。
  でも、そういう意味としか思えなかった。

  はぐらかし答えない相手に語る必要はあるだろうか、>>612
  本当にもういいなら、
  何で隠していたものを吐き出すみたいに打ち明けたのか。

  どこか似ているようで、
  秋獅フ心には自分とは違う何かがある気がした。

  だからこれは、装いなんて少しも無いんだよ。>>608
  ずっと放っておいたオレが伝えられる精一杯の気持ち。

  受け取ってもらえるかは自信ないけど。 ]*
(640) 2022/10/16(Sun) 23:59:31