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人狼物語 三日月国


221 Pledge ~sugar days~

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【人】 田臥 志麻

[田臥家ではカレーは定番メニューだし、
 食べざかりの弟がいる為、
 基本的にはドカンとボリュームのある料理が多い。

 カレーもいつも二日分作る為に大鍋を使う。
 志麻が威優にカレーを始めて作った時にもそうした。
 皿の端に添えた福神漬けやらっきょうを、
 余り食べたことがないという威優に。
 カレーの添え物とはなんたるかを伝えたりもした。

 好みがないと言っていた威優に、
 自身の味や、常識と思っていたものを教えれば、
 彼が少しずつ興味を持ち始めることが擽ったい。]


  オレもカレー作ろうと思って選んだんだけど、
  んー……、オクラは肉巻きにして、
  パプリカときゅうりはピクルスかなー……、

  トマトと茄子足して焼きうどんでも……、


[余った食材を練り直す。
 いくつか思いつくレシピを挙げながらも、
 後は冷蔵庫の中身と相談だし、更に、
 生物は買い足さないといけないだろう。]
(28) 2023/08/08(Tue) 1:37:34

【人】 田臥 志麻

[それは明日以降に考えるとして。
 今は、目の前の『初めてのカレー』を堪能することにする。
 
 香りに刺激されて腹は空腹を訴えるが、
 まずはカレーに挑むための準備が必要だ。

 新婚夫婦のような甘い囁きを交わしあった後、
 案の定、吹き出した威優につられて笑って。]
(29) 2023/08/08(Tue) 1:38:08

【人】 田臥 志麻

[ネクタイとジャケットはダイニングに残して。
 着崩した恰好でシャワールームに向かった。

 後からついてくる威優に気づいても、
 止めることはない。
 離れる時間を僅かでも惜しむように威優は、
 隙あらば傍に居たいと口にもするし、行動も起こす。

 何せ、義従兄の番に逢う時も変装して
 ホテルまで後を追ってきたりしたので。
 
 束縛をあれほど嫌っていた志麻ではあるが、
 威優に至っては束縛されているというよりも
 大きな番犬が纏わりついてくるような感覚に近く。

 つまるところ……それが可愛いと思ってしまうので
 結局全てを許してしまっている。
(30) 2023/08/08(Tue) 1:40:05

【人】 田臥 志麻

[威優の言う通り脱衣スペースには浴衣が置いてあり。
 寝間着用、というキーワードに瞬いた。]


  そんなのあるんだ。
  ……わ、なんかさわっとしてる。
  気持ちよさそ。


[掌で触れてみて、生地の感触を確かめる。
 普通の浴衣よりも柔らかく、なるほど、寝間着と頷いた。
 ニ種類の模様違いに気づき、一つが縞模様だと気づいたら。]


  こっちがオレの?


[くすりと笑い、持ち上げて頬に押し当てる。
 さすが大守の関連会社というところか。
 その仕草からして気に入ったことは伝わるだろう。]
(31) 2023/08/08(Tue) 1:40:37

【人】 田臥 志麻

[夕食を共にする事が少ない分、
 二人で取れる朝食の時間はどちらともなく
 示し合わせるようになり、朝の時間を過ごしている。

 威優と夜を過ごす時間が長過ぎて、起きられない時もあるが、
 それはお互いに予定のない週末であったり。
 時に夜更かしをし過ぎた月曜の朝であったり。

 弁当を作るために平日は志麻の方が早く目を覚まし、
 合わせて朝食も用意することもあれば、
 週末は寝起きから隙を見せることの無い威優が、
 ホテルのビュッフェに出てくるような
 ブランチを用意していることもあった。

 互いの生活のリズムを少しずつ把握してくると共に、
 しばらく一人暮らしに慣れていた身体が、
 人と合わせることを覚えていく。

 威優の言葉に、ぐっ、と言葉に詰まる。]



  …………これ以上…、…?

  

[そうなってしまえば、
 理性が効かなくなってしまいそうで、怖い。]
(35) 2023/08/08(Tue) 19:57:54

【人】 田臥 志麻

[焼きうどんが物珍しいのか、威優の目が輝く。
 ならば、使い道は決まったようなものだ。

 今日が週末で良かった。
 食材は痛むことなく明日の昼ご飯になるだろう。
 ハザマさんは麺類を使うことは無いが、
 志麻は乾麺を使ったり、うどんを冷凍して取り置きしている。
 麺類は一人分の食事を作るのに楽だからだ。

 食後にピクルスを作るなら、
 後でもう一度冷蔵庫の在庫を確認しておこう。]
(36) 2023/08/08(Tue) 19:58:15

【人】 田臥 志麻

[浴衣の流行や良し悪しは、
 和服に慣れてこなかった為によく分からない。

 だけど、]


 浴衣ってもっと昔風っていうか、
 名前も知らないような文様が多いのかなって思ってた。

 色の組み合わせは明るいけど、落ち着いた色だし。
 ……可愛い。


[古めかしいというよりレトロな柄は、好感を誘う。
 派手じゃないピンクの差し色が綺麗だ。
 威優が手にした幾何学模様の方は、
 もう少し色味が暗くてシックな作りだ。

 同じようなポーズを取る威優に、
 「着てるところがみたい」と、
 リクエストを投げて双眸を細めた。]
(37) 2023/08/08(Tue) 19:59:53

【人】 田臥 志麻

[生活を共にするようになって
 二人の間に差異があったのはやはり金銭感覚だ。
 居室の広さに呆れたり、戸惑ったり。
 ぞんざいに扱われていた物の値段に驚いたり。

 シーツを変える度に焼却していると聞いたときには、
 心の底から「洗えばよくね?」とツッコミが出た。

 ただ、αならではの危機管理だとか、
 彼が利用していることで回る経済だとか。
 誰かが職に就くことができると思い直せば
 それも次第に受け入れていくようになった。

 聞けばシーツに関しては危機管理だけでなく
 自身への独占欲めいたものも含まれていると
 小耳に挟んだ気がするので、何とも言えずにいる。

 彼に「合わせている」というより、
 「慣らされている」ような、感はある。]
(41) 2023/08/09(Wed) 2:47:43

【人】 田臥 志麻

[そのことに不快を感じるのではなく、
 心地良さを覚え始めていたり。
 隠された独占欲も、悪くない、と思ってしまう辺り。

 基準が彼となり、変わり始めていっている。
 威優と過ごす時間を、大切に思うように────。]
(42) 2023/08/09(Wed) 2:48:06

【人】 田臥 志麻

[志麻が「デレている」自覚がないのは
 威優がその時に口にしないから。
 口にしていたら否定するので彼の判断は正解だ。

 番犬を飼っているつもりで実際は飼われていることを
 知らないのは、本人唯一人、である。]


  あー……、素麺でも出来るな?
  けどもう、気持ちがうどんになっちゃった。

  普通のうどんでいいよ。
  茹でてあって袋に入ってるやつ。
  ストックは確か、凍らせたのが残ってるはず。


[と言いつつ、それも記憶の片隅の話。
 ちなみにネットスーパーなるものは
 同棲し始めてからその便利さを知った。

 便利なものは使わせてもらうに限る。
 ストックは増えても困らないし、
 ついでに肉も頼んでおくことにしよう。]
(43) 2023/08/09(Wed) 2:48:41

【人】 田臥 志麻

[先程の浴衣の説明の仕方で、
 彼が着物に慣れている事は分かった。

 着るに限らずその界隈にも詳しいのか、
 和裁士という初めて聞く単語に、ふぅん?と
 相槌を打って首を傾げた。

 保険会社の専務が、
 アパレル業界に明るいのは何故だろう。
 まだ詳しい事情を知らない>>25ので、
 親しい親族でもその会社に居るのかと邪推する。]
(44) 2023/08/09(Wed) 2:48:58

【人】 田臥 志麻

[志麻は可愛いものが好きだ。
 それもレースやフリルのついたものが。
 総じてそういったものの色に使われるのは、
 大抵のものが白かピンクが多い。

 故に、
ピンク=可愛い
の図式が、
 志麻の頭の中では成り立っている。]


  ……色合いと柄は威優が選んだの?


[偶然か、それとも必然か分からないが。
 業者が選んだのなら趣味が合うだろうし、
 威優が選んだなら好みを分かられている、気がする。]
(45) 2023/08/09(Wed) 2:49:25
田臥 志麻は、メモを貼った。
(a3) 2023/08/09(Wed) 2:56:41

【人】 田臥 志麻

 
[洗えば良くないか?と疑問に浮かんだ疑問は、
 違った形で彼を肯定することになる。

 もし汚してしまったシーツを顔見知りになった
 ハザマさんに綺麗に洗われていたりすれば、
 きっと顔を合わせづらかっただろう。
 
 それでも汚したシーツを焼却している頻度が、
 多いことは知られているのだが……。
 そこに至ってはもう観念している。
 
 頻度を減らす、……ことは、出来そうにないから。]

 
(50) 2023/08/09(Wed) 13:20:31

【人】 田臥 志麻

[引っ越す際にもってきた志麻の荷物は意外と少ない。
 ものにあまり執着しないのは元来の性格であり、
 収集癖のようなものもない。
 唯一拘っているのが下着ぐらいだ。

 今やネットやクラウドシステムが主流になり、
 殆どのものがサブスクで利用できる時代。

 通勤中に音楽を聴いたり、空き時間にはアプリを
 ダウンロードしてゲームで通信したしたり。
 ときには少し前に流行ったドラマを
 動画配信サービスで一気見したり。

 若者らしくスマホは手放せない生活は送っているが、
 そんな志麻が引っ越してきて目を輝かせたのは、
 大きなシアタールームである。

 JPOPが好きな志麻は時折、その場所で
 アーティストのライブ配信を見たりしているし、
 威優にも勧めたりする機会が増えている。]
(51) 2023/08/09(Wed) 13:21:04

【人】 田臥 志麻

[大守家は親族が多い。
 それは以前に参加したパーティでも理解していたが、
 まだ把握していなかった叔従母の名を出され、
 威優が可愛がられていると聞けば目を細めた。

 威優が海外留学していたのは叔従母の影響も
 あるのかもしれない。
 国内に落ち着いていないからこその発想や、
 センスに感嘆符を打ちながら勝手に好感度を上げて。
 女系家族との紹介に、ぱち、と瞬いた。
 なるほど、確かに当主も遺伝子の強そうな女性だった。]


  ……じゃあ、女の子産んだ方がいい?


[性別は選べるものではないがなんとなく口にした。
 それとも、威優のように男の子の方がいいだろうか?

 まだ、先の話ではあるけれど。
 どちらにしても可愛がることには変わりない。]
(52) 2023/08/09(Wed) 13:21:54

【人】 田臥 志麻

[威優のように可愛らがれていることもあるし、
 女系家族ではあるものの、
 女尊男卑という感じではないらしい。

 大守の中にはαだけでなくΩ性の人もいると聞く。
 性別にこだわりがないと聞いたなら、
 ふむ、と納得したように首を引いた。]


  じゃ、女の子と男の子がいいな。
  オレ似の女の子と、威優似の男の子。

  絶対可愛い。


[まるで確信を得たように言いながら、頬に口づけた。
 
 兄弟はいいものだということを知っている。
 親族は多くとも、今は母しか居ない威優の為に、
 家族を増やしたい気持ちが前々からあった。
 
 二人欲しいというのなら、望みのままに。
 密かに意気込むのは心の中だけにしておこう。]
(55) 2023/08/09(Wed) 17:31:02

【人】 田臥 志麻

[威優の家族構成については知っているが、
 実のところ、同棲に至っても尚。
 彼の母親と対面したことはない。

 大企業である社長をしているらしいこと、
 出自は自動車会社の令嬢であること。
 自身と同じΩでありながら雲の上のような存在だ。
 
 早くに亡くなった父が厳しい人であったと威優は、
 時々口にすることがあるけれど、
 亡父に対しても、母親に対しても、
 彼の口から悪口のようなものは聞いたことがない。

 そういう風に彼を育ててきた母親ならば、
 信用に値するだろうことは知れる。

 多忙な彼女とのスケジュールが合い次第、
 改めて挨拶をする機会を儲けようという話はしている。]
(58) 2023/08/09(Wed) 23:05:17

【人】 田臥 志麻

[ちなみに志麻の家族には既に威優を紹介済みである。

 柔和な話口調の威優は、両親たちにも弟にも
 αの圧を与えることはなかったらしく、
 優しそうな人ね、とウケがよかった。

 番を作るつもりがなかった長男が、
 相手を連れてきたことには驚いていたし、
 身元の確かな大守であり、何よりも、
 彼の誠実さが両親の心を打ったのだろう。

 「番なんていらないって言ってた志麻が、まさか」
 「結婚なんてするつもりないって言ってた志麻が」
 「一生兄弟で暮らすとか、言ってた兄さんが」

 口を揃えたように言う家族に咳払いをしながら。]

 
  ……まあ、そういうことだから。


[と、耳朶を染めていたのは隣の威優には
 きっと気づかれていただろう。] 
(59) 2023/08/09(Wed) 23:05:34

【人】 田臥 志麻

[怒ったところを見たことがない父と、
 厳しいけれどその分だけ、優しくしてくれた母。
 Ωである志麻を兄として純粋に慕ってくれる弟。

 自身がΩであるが故に、
 掛けた苦労は計り知れない。
 志麻の預かり知らぬところで彼らも、
 糾弾されるようなこともあったかもしれない。

 だからこそ、威優と一緒になると決めた後も、
 家族を大切にしていきたい。

 自身が選んだ相手を、少し誇らしげに。
 家族に紹介するのは、面映ゆいながらも。
 幸せで、胸が温かくなって。

 家族の前で、並んで座るテーブルの下、
 そっと威優の手を握ったのは記憶にまだ新しい。*]
(60) 2023/08/09(Wed) 23:05:51

【人】 田臥 志麻

[威優が現在の会社を選んだ理由を聞いた時、
 志麻は笑っただろう。
 母を支えたいという理由に目を細めて。

 彼が母を、大事に思う人で良かった。
 一緒になっても、きっと同じように
 家族を大切にしてくれるだろうから。

 家族に報告をしたという時にはまだ、
 通い妻をしていたのでビデオ通話には参加していない。
 威優からの報告で喜んでいたと耳にして、
 彼をこのように育てた人に早く会ってみたいと
 伝えれば、少し複雑そうな顔をされた。

 威優の母だけでもなく、ご当主とも
 いつか顔合わせをすることになるだろう。

 パーティで見かけた存在感を思い出して、
 そちらは少し、覚悟が必要そうだなと感じながら。]
(64) 2023/08/10(Thu) 20:08:20

【人】 田臥 志麻

[結婚するということは、一人が二人になること。
 二人になれば二倍付き合いも増えていくことになる。

 自身の家族に威優を紹介しながら、
 彼が不愉快な思いをしなければいいと考えていたが、
 それも隣で見ている限り、杞憂に終わった。

 名を大きくし続ける大守の昔ながらの評判は
 自身よりも遥かに両親のほうが詳しく、
 いい人に選ばれたわね、と両親は喜んでいた。

 威優が提示した引っ越しへの提案も、
 渋ることなく受け入れ、
 いずれ子どもが出来るなら手が必要だろうと
 寧ろ率先して意図を汲んでくれた。

 家族からも、威優からも。
 穏やかで温かな空気を感じて小さく唇を噛む。
 
 手に入れようとしていなかったものが、
 こんなに胸を熱くさせるとは思わなかった。]
(65) 2023/08/10(Thu) 20:08:35

【人】 田臥 志麻

[伸ばした手を威優が大きな手で包み込んでくれる。
 家族の驚きに一つ一つ応えながら、
 口約束だけのことまで謝罪の言葉を口にする。
 
 うっかり涙腺が潤みそうになるのを堪え、
 手を繋ぎ合わせたなら。]


  ……威優は、こう言ってるけど。

  ちゃんと、オレの意志で選んだから。
  威優と番になることも、結婚することも。

  だから、これからは。
  ……威優ともども、よろしくおねがいシマス。


[改めて、育ててくれた両親に頭を下げた。
 新しい家族を作っても、
 両親の前ではずっと子どものままだ。]
(66) 2023/08/10(Thu) 20:09:08

【人】 田臥 志麻


  ……莉ー久ー。
  おまえには兄ちゃんが増えるんだからな?


[妙に優しくて温かい空気を吹き飛ばすように、
 物珍しそうに見る弟の視線を振り払う為、
 わしゃわしゃと乱雑にかき混ぜる。

 その日の夕飯は、
 母お得意のチーズハンバーグにしてもらった。*]
(67) 2023/08/10(Thu) 20:09:16
田臥 志麻は、メモを貼った。
(a4) 2023/08/10(Thu) 21:52:32

【人】 田臥 志麻

[引っ越しを終えて一緒に暮らし始めてた後も、
 借りたままのマンションは、時々、
 荷物を引き取りにいったり掃除にと戻ることもあった。
 いずれは弟が使いたいという話も上がっている。

 目指している大学からは
 少し距離があるんじゃないかと聞いてみたが、
 どうやら、兄が暮らしていたという点が
 弟いわく気に入っているらしい。
 
 思った以上に懐いているな、と実感しつつ、
 使うならば春先までは維持しておくべきだろうが、
 その間にも着々と転職への準備は進んでいる。

 週末は時間が取れる分、試験勉強に費やしている。
 時々威優も家庭教師を引き受けてくれていた。

 その話をすれば、弟も是非して欲しいと、
 名乗りを上げたが返事は威優に委ねた。

 もし彼が引き受けたのなら、
 タワーマンションに慄く莉久の姿が見られるだろう。]
(72) 2023/08/11(Fri) 2:38:40

【人】 田臥 志麻

[弟と威優が仲良くなるのは吝かではない。
 
 が、

 ただでさえ威優も多忙であるのに
 受験生の面倒まで見てくれとは言い難い上に、
 その時間を自分に使って欲しい、
 というわがままは、兄の建前上言えないので。
(73) 2023/08/11(Fri) 2:39:10

【人】 田臥 志麻

[涙を堪えて挨拶を終えた後、
 ワインでほろ酔いになった父の面倒を見ていれば、
 威優はキッチンで母と仲良くやっているようだった。

 キッチンでの会話はリビングには届くことは
 なかったが、ハンバーグを褒めていたので
 その感想などを伝えていたのかも知れない。

 酒のほうはうわばみである志麻は、
 ワイン一本ではまだ飲み足りない気分で居たが、
 手土産を自分たちで空けきってしまうのも
 どうかと思い、量は控えめにして弟相手に
 ソーシャルゲームの手伝いをしていた。 

 『…
玉ねぎと
パン
粉を増や
して入れて……、』

 途切れ途切れに母親と威優の声が聞こえる。
 つれない息子よりも聞き上手な、
 娘(?)婿のほうが話が弾むのだろう。]
(74) 2023/08/11(Fri) 2:41:23

【人】 田臥 志麻

[早々に家族の片鱗が垣間見れたような気がして、
 思わず目を細める。

 彼らが話している食卓の脇には、
 いくつかの調味料が並べられていた。
 目玉焼きには醤油派の弟と母、塩派の父。

 ソース派である志麻の分も、今でも置かれている。**]
(75) 2023/08/11(Fri) 2:42:30
田臥 志麻は、メモを貼った。
(a6) 2023/08/11(Fri) 2:55:06

【人】 田臥 志麻

[試験勉強はそれほど苦ではなかった。
 
 暗記モノであれば学生の頃の勉強法が今でも使える。
 仕事以外で机に向き合うことなど、
 大学を最後になかったけれど、案外。
 そういった作業は好ましい方だと気づいた。

 体調が物を言うのであれば、
 威優との暮らしが心身ともに安定を齎しているのだろう。

 弟の家庭教師を引き受けた威優の条件から、
 ときどき弟が訪れるようになった。
 月に一度、二度ぐらいの割合で。

 威優が居なければこの広い家を持て余してしまうので、
 客が来るのは嬉しくもあり、弟の顔も見れる。

 実家に戻らずに弟にも飯を食わせることが出来るので
 一石二鳥でもあった。]
(80) 2023/08/11(Fri) 21:30:27

【人】 田臥 志麻

[家事を覚えることを条件の一つにした威優のお陰で、
 弟は実家でも少しずつ手伝いを始めているらしい。

 買い物って意外と頭使うんだね。
 という感想に笑いながら、成長していく姿を
 見られるのは微笑ましい。

 ハザマさんとも仲良くしているらしく、
 弟の人懐っこいところは見習うべきかと思う。

 四苦八苦しながらも、まだ慣れない家事のいろはを
 覚えていく弟の傍らで様子を見守り、
 威優が帰ってきたら「おかえり」と迎える。

 二人だけで穏やかに睦まじく過ごす夜もいいけれど、
 ときにはこんな騒がしい夜も楽しく。]
(81) 2023/08/11(Fri) 21:31:09

【人】 田臥 志麻

[……だけど、弟が寝静まった後。

 たっぷりと愛されて散々啼かされた翌日に
 朗らかな弟と顔を合わせるのはさすがに恥ずかしい。
 
 フロアが違うとは言え、声が聞こえないかと
 ひやひやする反面、
 その日は妙に盛り上がってしまうからタチが悪い。*]
(82) 2023/08/11(Fri) 21:31:42