人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 白瀬 秋緒


[ マシュマロをかじる
 きっとずっと、何気ないトーンで話している
 それは己も色々と吹っ切れたから、で

 ……それから己にとっての未早は、
 姉というよりも、仲間意識と親近感を持った、友人のような人だから、と、そんな気持ちで* ]
 
(664) 2022/10/24(Mon) 14:40:44

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 話を聞いてくれませんか、というねがいごとキーワード
 受け入れられて、己の心も開かれる>>596

 秋月の問い掛けた質問は、最初、どのような意図で聞かれたものだったのか
 己には分かりはしないけれど
 受け入れられれば、安堵する>>597

 嫌いなのもまた真実であり、>>598
 姉が己を愛しているのも知っている>>2:420
 ……だからこそこれが、正しい己の本心なのだろう

 相手に聞かせるというよりは、空に叫んでいたようなものだったのかもしれない>>599
 だけどそれは目の前の彼に届いてしまうから
 けれど彼は空とは違って、優しい言葉を降らせるから
 分からなくていいのだと、答えがないという答えを渡す ]
 
(756) 2022/10/24(Mon) 21:35:42

【人】 白瀬 秋緒

 

  っ、


[ その手が晒した後頭部に触れるから>>602
 少々驚いて身体を跳ねさせたけど
 だけどそれが優しくて、暖かいから
 どうしようもなく、安心してしまう ]


  ……ありがとう、ございます


[ ハンカチを素直に受け取って、涙を拭く
 俯いて、借りたハンカチを握りしめた ]


  ………………


[ “あたしに”幸せにしてほしいのではないか、という言葉>>601
 ……今は黙って、その言葉の意味を、考えている ]
 
(757) 2022/10/24(Mon) 21:36:08

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――己の思い出す姉は、
 悲しそうな顔か、心配そうな顔か、
 繕ったぎこちない笑顔>>604
 皆の前で笑う姉からは、ずっと目を逸していたから
 姉の美しい笑顔は、常に他人の物
 だから、あたし以外が姉を幸せにするというのは、>>603
 あたしにとっては当然のことだった ]


  ……幸せ

  ………………


[ ……確かに、幸せという言葉はひどく漠然としている>>605
 実を言うと、願うとするならば、幸せの定義は全て、幽霊に投げるつもりだった
 だけどそう言われてしまったら
 考えなればならないのだと思う ]
 
(758) 2022/10/24(Mon) 21:37:11

【人】 白瀬 秋緒

 

  ………え?

  …………


[ 答えはまだ、己には分からない>>606
 けれど、その提案は、
 ……そうすれば、何か、変わることが出来るだろうか

 秋月は、己の存在が姉の幸せだと言った>>608
 ……そう言われるのは、嬉しいことではある
 本当にそうであるのかは、まだ、「  分からない」 ]
 
(759) 2022/10/24(Mon) 21:37:29

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………………………はい


[ 秋月のたくさんの言葉
 言葉少なにしか返せなかったけれど、
 最後の言葉にだけは、はっきりと返す
 それで、受け取ったということは、伝わるだろうか ]


  ……ありがとうございます、そま先輩


[ 秋月壮真という人は、やはり分からない人だ
 だけどこんな己にも、しっかりと、寄り添ってくれる人だと思う

 秋月の己に対する扱いを、勘違いするなと言い聞かせていたことを思い出す>>1:167
 それは、愛の欲しかった己の望むものを与えてくれていたかもしれない……とは、また、気付けないけれど
 ]
 
(760) 2022/10/24(Mon) 21:38:12

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……ハンカチ、借りといても良いですか
  
また
、返すので


[ もしも己に未来がないなら、またなんて言わない方が良い
 けれど、……けれど、そうやって未来への言葉を言いたくなった
 秋月の側もどうなるか分からない、とは、無意識に


 あるかもしれない未来をひとつ作って、秋月を解放する
 己はしばらくそこで動かなかったから、いつまで秋月が居たかは分からないけれど ]
 
(761) 2022/10/24(Mon) 21:38:38

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ……あたし、そま先輩のこと、好きですよ、先輩として

 動き出した心が答えを弾く
 ……きっと最後まで、口には、出せないけれど* ]


 
(762) 2022/10/24(Mon) 21:39:39

【人】 白瀬 秋緒

― 願いの前に ―

[ その夜、帰宅したのは学校帰りの高校生として常識的な時間だったと思う
 最近散々家の食事を無視してきたから、己の夕飯は用意されておらず、
 けれど頼めば用意してくれるのだから恵まれている
 結局己は、親の庇護の下で生きていくことしかできない

 今更両親の変化なんて願わない>>2:130
 あたしに優しくするこの人たちなんて今更気持ち悪いし、
 今までのことなかったことにして、あるいは謝られて、
 それでチャラとか、反吐が出る


 久しぶりに温かい手料理を食べた
 料理に罪はないからな
 食卓を囲む家族が談笑するのを、透明になれればいいのにと思いながら、聞き流していた ]
 
(766) 2022/10/24(Mon) 21:49:12

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 穏やかな夜の時間
 あたしは姉の部屋の前にいた
 朝とは逆に、今度は己が扉を叩く ]


  「秋緒……?」


[ 不思議そうな顔をする姉は、恐らく勉強をしていたのだろう
 邪魔して、ごめん。だけど、少しだけ時間をちょうだい
 秋月に借りたハンカチの収まるポケットの辺り、
 勇気をもらうように、手を、握りしめて
 ]
 
(767) 2022/10/24(Mon) 21:49:34

【人】 白瀬 秋緒

 

  [ 黙って、その指に触れる>>606
   その手を取って、それから指を絡めた ]

 
(768) 2022/10/24(Mon) 21:50:01

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 自然、姉との距離が縮まる
 己よりやや低いところにある目を、じっと見下ろした
 ……憎らしいくらい、可愛らしい人だ
 この人と比べられるのが、ずっと嫌だった
 それはきっと、これからもそうだ ]


  「秋緒、」


[ 何も言わない己に対し、不思議そうにしていた姉が、
 あたしの名前を零す
 ふわりと美しく、
幸せそうに、
笑って、
 繋がっていない方の手をあたしの背中に回す ]
 
(769) 2022/10/24(Mon) 21:50:30

【人】 白瀬 秋緒

 

 [ ――それだけで色々と伝わってしまうのだから、
  血の繋がりとは怖いものだなと思う>>607 ]

  [ ずっと離れない繋がりは
   楔であるし、枷でもある ]


 
(770) 2022/10/24(Mon) 21:51:10

【人】 白瀬 秋緒

 
[ やっぱりあたしは、この人の運命を、
 願いで歪めたくない、と、思った
 ……その笑顔は、なんの作為もない、
 心からの笑顔であってほしい

 あたしがいることで姉さんが笑ってくれるなら
 ……きっとそれが良くて
 あたしが生まれてきただけで、
 姉さんが幸せって、思ってくれるなら

 ……あたしからも、姉さんが幸せになるように、
 自分自身で動かなければいけないのだと思う ]

 
(771) 2022/10/24(Mon) 21:51:37

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……ごめん、姉さん

  ……帰ってきたら、話、聞いてほしい


[ 姉の腕の中で俯いてようやく姉へのねがいごとを吐いた
 うん、と優しい肯定が聞こえるから、あたしは繋いでいた手を放す ]
 
(772) 2022/10/24(Mon) 21:51:57

【人】 白瀬 秋緒

 

大好きだよ、姉さん


 
(773) 2022/10/24(Mon) 21:52:14

【人】 白瀬 秋緒

 

  いってきます


[ この遅い時間に家を出ることを、姉は咎めはしない
 ……万一親に見つかっても、この人はあたしを庇うために何かするんだろうな、と思う
 …分かるよ、姉妹きょうだいだから

 指に残る温かさを握りしめて、学校への道を行く* ]
 
(774) 2022/10/24(Mon) 21:52:36

【人】 白瀬 秋緒

― 願いの時 ―

[ 清けき月影に照らされる旧校舎
 草木の中、浮かび上がるその前に、あたしは立っていた

 ――この状態でここに来るまでに、何人の力を借りたんだろうか
 絵音くん、そま先輩、青葉先輩、未早さん、大木先輩、小鳥遊先輩、千葉先輩、聖奈先輩、彩葉先輩……

 ……“あたし”を気にしてくれる人がこんなに居たんだな、と思う
 この人たちは、あたしが消えたら悲しんでくれたかな、と思う  
 それは、姉さんとは比べて少ないのだと、切り捨ててはいけなかったもので、>>499
 ……やっぱり、チャラにしない方がいい、と思う

 それも、幽霊に会わなければ知らなかったことで、
 だとしたら……やはり「旧校舎の幽霊」とは“神様”なのかもしれない ]
 
(891) 2022/10/24(Mon) 23:54:27

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 最初の願い存在を消したいは彼の祈りに溶けてしまった
 次の願い姉さんの幸せは姉の体温に溶けてしまった

 それでもあたしは、
 ……あたしはやっぱり、もう一度だけ、あれに縋りたいと思う ]
 
(892) 2022/10/24(Mon) 23:54:45

【人】 白瀬 秋緒

 
[ ――目の前には、もう一度会いたいと願った幽霊神様がいる

 相変わらず優しい声で
 あたしに甘い誘いを掛ける

 それは天使の囁き?>>1:226 
――――NO

 それとも悪魔の呼び声? 
――――NO
 ]
 
(893) 2022/10/24(Mon) 23:55:07

【人】 白瀬 秋緒

 

  ……あたしは、

  “ 嫌な事があっても、
    少しは大丈夫だと思える人間になりたい ”

 
(895) 2022/10/24(Mon) 23:55:39

【人】 白瀬 秋緒

 
[ 『大切なのは、願った先でどう生きていくか』>>253
 『「それでも生きていく」という意志が大事』>>725

 それならば、

 『大きく何かを変えるより、小さな幸福を願って、
  それによって己自身で変わっていき、
  己自身で未来を変えていく方がいい』
 それがあたしの答えだから>>379

 だから、
 これは願いではなくて、ただの宣言だ
 誰かに聞いてほしくて、証人が欲しかっただけの ]
 
(896) 2022/10/24(Mon) 23:56:02

【人】 白瀬 秋緒

 
  だから、

 
(898) 2022/10/24(Mon) 23:56:36

【人】 白瀬 秋緒

 

“それをいつでも思い出せるような物をあたしにください”


 
(900) 2022/10/24(Mon) 23:57:14

【人】 白瀬 秋緒

 

[ ―――――― ]


 
(901) 2022/10/24(Mon) 23:57:33

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………あれ


[ あの日のように
 気が付いたら、あたしは旧校舎の校庭にいた
 それから、手の中に何かあることに気付く ]
 
(902) 2022/10/24(Mon) 23:58:08

【人】 白瀬 秋緒

 

  …………これ……ロケット?


[ 月影に照らされるのは、白金色のロケット……と言われるものだと思う
 恐らくこれが、願いの結果だ

 それが、誰かさんが幽霊に渡したのとよく似ていること、
 それが幽霊にとっての“お守り”の形になったのだ、とは、
 あたしには、知らないこと
 ]


  ……ありがとう、かみさま


[ 優しいかみさまからの贈り物と共に、旧校舎を後にした ]
 
(903) 2022/10/24(Mon) 23:58:21

【人】 白瀬 秋緒

 
[ あの夜から四日目が来る、日々は続いていく

 その中いつか、誰かに、姉と比べられるようなことを言われるなら、 ]


  ――っ、


[ 胸の辺り、首に掛けたそれを握って ]
 
(905) 2022/10/24(Mon) 23:58:46

【人】 白瀬 秋緒

 

  はあ? おい、
ぶっ殺すぞ



[ ……まあ、笑えてる分だけ、成長したと思ってほしい
 これからだよこれから ]
 
(906) 2022/10/24(Mon) 23:59:08

【人】 白瀬 秋緒

 

  [ あの三日間を時折振り返りながら、
   あたしは未来へ歩いていく** ]

 
(907) 2022/10/24(Mon) 23:59:38
 




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