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【人】 オルテイシア―― 雨の夜 ―― [電車が止まる程の雨が降った日。 閉店作業が終わる間、待っていたクローゼットに 少しずつスタッフの人影が戻ってくる。 彼らも、彼女らも、 これから交通機関を使って帰らなければならないだろう。 早々に帰り支度をする人たちに、 気をつけてくださいね。と、一言声をかけながら。 送り出したり、少しだけやりとりを交わしたりして。 やがて、彼が戻ってきたなら。] おつかれさまでした、基依さん。 [彼の姿が見えるなり、ぴょこんと立ち上がって。 飼いならされたうさぎみたいに駆け寄っていく。] (1) 2023/06/20(Tue) 1:06:46 |
【人】 オルテイシア[彼が最後だったのか、その後に人は続かなかった。 長く勤めているからか、 締めの業務を任されていることは多いのかも知れない。 また少し人が減っていって、 店長は、事務作業にデスクの方へと消えていく。 ロッカー近くのバックヤードで。 もう誰も残っていないのなら、傍に寄った。 彼が着替えるのなら待つつもりで。 なんとなく、傍に寄りたくなったのは、 さっき向けられた視線の嫉妬を 受けてしまったからかもしれない。] (2) 2023/06/20(Tue) 1:07:06 |
【人】 オルテイシア[誰かが使っているロッカーに寄りかかりながら、 小さく溜息をついてしまう。] ……基依さんって、やっぱり、 モテるんですね。 [こんな話を本人にするのは、 煙たがられるかもしれないけれど。 さっきのもやもやがうまく消化できなくて。 ついそんな言葉を、零した。**] (3) 2023/06/20(Tue) 1:07:38 |
オルテイシアは、メモを貼った。 (a1) 2023/06/20(Tue) 17:40:18 |
オルテイシアは、メモを貼った。 (a3) 2023/06/20(Tue) 22:12:23 |
【赤】 オルテイシア[力んでしまった身体を解すように、囁く声は。 やっぱり優しくて、甘くて、とろけるみたいで、 甘いデザートのような声に、うっとりとした。] ……わ、たしも、 すき、 ふ、 ぁ、ぁッ、 ぁぁぁッ……、 [微かに笑うみたいに息を吐けば、 その隙を狙っていたかのように腰を押し進められて。 ふる、と身体が震え、腰が引けても。 捕らわれたままの腰は彼と密着していく。 熱い等身が、ゆっくりと媚肉を掻き分けてくる。] (*0) 2023/06/21(Wed) 21:42:47 |
【人】 オルテイシア[謝罪の言葉には、全然。と首を振る。 待つつもりで来たのだから気遣う必要はない。 それに待っている間も、彼のことを想えるから。 職場の先輩として振る舞う彼の姿は、 少し学生時代を思い出す。 あの頃から面倒見が良かったけれど、 言葉の選び方や、振る舞いが今は大人の男性で ふとした瞬間にギャップを感じて、どきりとする。 電話から漏れ聞こえる彼の会話を聴きながら、 明日はお店が休みになるのだと知って、 週末が重なってよかったとほんのちょっぴり、 得をしてしまった気分を味わった。 だから、今日は帰りが遅くなろうとも、 明日ゆっくり彼と過ごせる時間を堪能できる。] (7) 2023/06/21(Wed) 22:26:46 |
【人】 オルテイシア[傍に寄り添えば、汗の匂いを気にする彼が笑う。 気にしていないとまた首を揺らした。 微かに纏う彼の匂いも、好きだと言ったら、 引かれてしまうだろうか。 着替えの邪魔をしないようにしながらも。 脱いだシャツの下、晒された肌はしっかりと 彼の筋肉が浮き出ていて、何度も目にしているのに 未だに心臓が跳ねるのはどうにかしたい。 よく来ているというさっきのお客様。 躱していたということは一度だけじゃないのだろう。 自身への態度は特に気にはしてないけれど。 声を掛けるということは、チャンスの種を ずっと心の隙に抱えているということでもある。] (8) 2023/06/21(Wed) 22:26:57 |
【人】 オルテイシア[ロッカーの内側に向けていた身体が、不意に。 くるりとこちらを向いた。 こつんと痛くない程度に額が触れ合って、 甘えるみたいに、前髪が擦り合わされる。 開かれたままのボタンに気づいて、] ……もう、 [咎める口調には甘さが滲む。 詰めた距離のまま、両手を腰元に伸ばして。 下から高さを合わせるようにボタンを一つ一つ。 ゆっくりと留めていく。] (9) 2023/06/21(Wed) 22:27:13 |
【人】 オルテイシア[鍛えられた腰を隠して、心臓を通り過ぎて。 胸から、順に首筋へ。 最後の一つを、留めるかどうしようか、迷って。 そっと高い位置にある彼の眼を見上げる。] ……基依さんにとっても、大事なお客様だから わがままは言いたくないです、けど。 ……余所見、しちゃ、や、ですよ? [踵を上げれば、レインブーツがキュ、と音を立てる。 拗ねるみたいに尖らせた、唇で。 ちゅ、と彼の唇の端に、唇を押し当てた。*] (10) 2023/06/21(Wed) 22:27:39 |
【人】 オルテイシア[料理が好きで、人と接することが好きで。 名前にうさぎがついていたからこの店を選んだ貴方。 きっとそれは彼が知らないうちに、 自らの手で手繰り寄せたものなのだろう。 大切にしているお店で、仕事だから。 尊重したいし、邪魔にはなりたくない。 今の仕事を楽しんでいる彼を応援していたい。 彼の以前の彼女の話は、彼が久しぶりに カウンターキッチンに立つことを望んだ あの日に少し耳にした程度だけど。 傷が残るほどに愛していた人に 独り残され傷ついた彼を知っているからこそ、 大切にしたいと思うのに。 隣りにいるだけでいいと思っていたはずなのに、 ]彼といるとどんどん欲深くなってしまう。 (14) 2023/06/21(Wed) 23:54:10 |
【人】 オルテイシア[第一ボタンは結局、留めずに緩ませたまま。 見上げた表情がくしゃりと歪めば、 少年の頃の面影が強くなった。 その顔で、恋人にしか言わない台詞を口にする。 呼び方も変わった、低くなった声で。] ……うん。 [彼がそう言ってくれるから、束縛はしたくない。 信じてもいい言葉に救われると共に。 いつでも彼の視線を集められるままで居たい。] (15) 2023/06/21(Wed) 23:54:27 |
【人】 オルテイシア[キスを許してくれたのに、こら、と窘める声に 首を竦めて小さくを舌を出した。] はぁい。 ……あっ、お風呂沸かしたままなんです。 一緒に……、って、もうっ。 [そこまで言葉を続けて、ほんのりと頬を染めた。 一緒に入ったことがないわけじゃないけど。 窘める癖にそんなことを言うから、 見上げた目尻が染まったまま、薄く睨んでしまう。 身支度を終えた彼に促され、店長に挨拶を告げてから 薄暗くなった店内を抜けていく。 傘は一応、二つ持ってきたけれど。 彼の荷物が増えるなら、傘を刺す役割は必要だよね? と、くっついて帰る言い訳にして。*] (16) 2023/06/21(Wed) 23:54:47 |
【人】 オルテイシア[人生に回り道があったとしても、 誤りはないと思っている。 私と誰かの出会いも、 彼と誰かの出会いも、 きっと、今に辿り着くものだから。 自身が選んできた道を悔やむことも、 彼が望んだ道を否定することもしたくない。 「もう少し早ければ」、そう思う分だけ。 これからを一緒に過ごしていければいい。 初めてを彼以外に捧げてしまったことも、 受け入れてくれた彼が、初めて身体を重ねた後に 小さく零した言葉を噛み締めたように。 これからは「貴方だけ」をたくさん捧げていきたい。] (21) 2023/06/22(Thu) 21:37:18 |
【人】 オルテイシア[お風呂上がりとはいえ髪に埋もれた鼻先で 匂いを確かめられるのは少し恥ずかしい。] ひゃ、ッ……嗅いじゃだめ、ですっ! ……綺麗にはしてきましたけど、 なんだか、恥ずかしい……、 [距離感は慣れてきたとはいえ、不意打ちに弱い。 湿気った髪はお風呂上がりの気配を消しきれていない。 お気に入りのシャンプーを使って、 匂いが評判のボディミルクを今日も念入りに 肌に塗り込んできたけれど。 二回目の誘いを仄めかされたなら、] (22) 2023/06/22(Thu) 21:37:40 |
【人】 オルテイシア[店長の傍にフーくんの姿がまだあることに 気づいたら、あれ、と少し違和感を感じた。 少し纏う空気が、他のスタッフさんたちとは 違うような気がしたから。 彼には手を振るだけ振って、 軒先で彼の手元に気づいたら、傘と袋を入れ替える。] これだけ降ってたら、意味ないかもですけど。 [ふふ、と笑いながら使わない傘は手首に掛けて。 彼が差した傘の中に身体を寄せる。 濡れてしまうから、と言い訳にして。 彼の腕にくっついて、少し急ぎ足で家に向かった。] (24) 2023/06/22(Thu) 21:38:34 |
【人】 オルテイシア[家に向かっている間も雨足は強くなる一方で。 雨だけではなく風も強かったから、 服の色が深くなるぐらいに結局濡れてしまった。] わ、基依さんも右肩びしょびしょ。 タオル先に持ってきますね。 お風呂はそれから! [すぐにお風呂に入るけれど、水気は散らした方がいい。 お店からのお裾分けは彼に任せて、 彼の着替えを鞄から抜き出した後、洗面所に走る。 仕事汚れ着はすぐに洗濯籠に放り込んで、 スポーツタオルを手に彼の元に急ぎ、 短めの髪にタオルを掛けた。] (25) 2023/06/22(Thu) 21:38:53 |
【人】 オルテイシア着替えも出しておきますねっ。 [着替えといっても夜半だから下着と寝間着になる。 どちらも洗面所に備え付けてあるタンスに 締まってあるからそう時間は掛からない。 支度する間も雨とお風呂上がりで冷え込んだ身体が、 ぶるりと震えて、両手で身体を抑え込んだ。 着替えたばかりの着替えも、びしょ濡れの下着も、 籠に放り込んで、進められた通りにお風呂に飛び込む。 雨で濡れた身体をシャワーで軽く洗い流してから、 湯船にちゃぷんと、浸かれば無意識に溜息が洩れた。] (26) 2023/06/22(Thu) 21:40:05 |
【赤】 オルテイシアあったかぁい……、 [ほぅ、ともう一度。安堵の声が零れる。 広い湯船の中で両手を伸ばして、ぱしゃりと肩に お湯をかけていれば、少し遅れて脱衣所に彼の姿が見えた。 遅れてバスルームに入って来た彼に、 くすくすと笑いながら。 大丈夫ですか?と、心配の声を投げかけつつ、 浴槽から彼が身体を洗うのを横目に眺め。 彼が身体を洗い終えたなら少し端に避けて、 彼の入るスペースを作る。] (*3) 2023/06/22(Thu) 21:40:23 |
【赤】 オルテイシア[疲労が抜けて、寛ぎの声に変わる様子に、 よかった、と呟きを洩らした後。] 遅くまでおつかれさまでした。 明日、おやすみになってよかったですね。 朝まで降るみたいですし。 [腕を引き寄せられ、身体を彼の股の間に移動したら、 ぴとりと触れ合う額に湿気った髪が張り付いた。 どちらともなく近づいた唇が、ちゅと音を立てて。] ……ン、ぅ…… [触れ合わせるだけのキスだけでも、心地よくて。 瞼を下ろせば、温かさで蕩けていくみたいに。 甘い声を漏らして、唇の柔らかさを味わって。] (*4) 2023/06/22(Thu) 21:41:03 |
【人】 オルテイシア[彼の一言でその先を想像して身体が、 淡く期待に震えるぐらいに育ってしまったこと。 そういう風に教え込んだ彼にならば、 睨んだ瞳に欲が滲んでいたのは伝わっていたかも。 一緒にお風呂に入ることが、 ただそれだけで済まないことは知っている。 返事に躊躇いの色を乗せても、 ]お腹の奥がきゅんと疼いたような気がした。 (28) 2023/06/22(Thu) 23:02:06 |
【赤】 オルテイシア[……そんな気持ち悦さを覚えてしまった身体だから。 水気を含んだキスの隙間、彼が作ってくれた りんごジュースの名残りを指摘されても、 甘く笑って、自ら唇を押し付けるくらいには、 積極的に求めるようにもなれた。] …………りんごの味は? [もっと、とねだる代わりに違う味も調べて欲しいと、 薄く唇を開いて、彼を誘う。] 週末に基依さんがお休みできることないから、 ……ちょっと嬉しい、です。 おうちで何しよう……? [少し甘えるみたいに本音を零す。 休みが合わないのは元からの話ではあるけれど。 不意に被ったお休み、いざだらだらするとなれば、 逆に何をして良いのかも分からなくて、 小首を傾げて、彼の返事を待ちながら。] (*9) 2023/06/22(Thu) 23:02:26 |
【赤】 オルテイシア[水気を含んだ手で触れたから小さな泡はすぐに消えていく。 くすぐったいと零す彼につられて笑って。] ふふっ、かわい、 [格好いい印象ばかりだった彼の可愛い部分を見つけて、 戯れのような口づけを繰り返していれば。] ぁ、ンっ、 ふッ……ぅ、 んんッ、……ン、んッ [厚い舌が割り入ってきて口腔を犯す。 料理をする彼の手が、今は下準備をするみたいに。 掌で反応し始めている尖りを何度も往復して。 ぴくと身体を揺れれば湯がちゃぷんと波打つ。 甘い喘ぎは彼の口腔の中に吸い込まれていく。*] (*10) 2023/06/22(Thu) 23:03:02 |
【赤】 オルテイシアんっ、……先に浸かってたから、かも? [彼が身体を洗っている間だけ温まった身体は 雨で下がった体温もすっかり取り戻した。 頬を撫でる指の腹に自らも擦り寄せて、 ぷくぅ、と少しだけ頬を膨らませて遊ぶ。 頬を擦る指すらも心地いい。 もっと触れて欲しいと、 腕に添えた手が彼の肌を撫でる。] (*16) 2023/06/23(Fri) 2:22:59 |
【赤】 オルテイシア[うっとりと目を細めて、キスを受けて。 息が続かなくなるくらい口腔を弄られていく。] ……はふ、っ、ん、ン……ぁ、 [りんごの味はもう分からない。 りんごの味よりも覚えてしまった彼の味に とろん、と目尻が落ちて、ため息を漏らして。] ん……、……? ううん、有休はまだ残ってますし。 私が一緒に居たいから、取るんですよ? [下がった眉尻に笑って、大丈夫。と首を揺らす。 自ら望んでしていることを、 苦労だなんて思ってほしくはないから。] (*17) 2023/06/23(Fri) 2:23:22 |
【赤】 オルテイシア[一緒に暮らすようになって会える時間は増えた。 それでも足りないと思うくらいに好きで。 だから、今回みたいな不意のお休みが嬉しい。 お出かけ以外でしたいこと。 一緒に映画を見るのもいいし、料理をするのもいい。 ……けれど。 お願い事を言う前に、 彼が同じ角度に首を傾けて口にする。 湯船で火照った頬が違う意味で熱を持つ。] (*18) 2023/06/23(Fri) 2:23:45 |
【赤】 オルテイシア[お休みの予定を決めた後は、またキスをして。 彼が持ち上げた膨らみがお湯の上にたぷんと姿を見せる。 彼に育てられ、ブラのサイズが大きくなった頃から、 毎夜のストレッチと一緒に、バストアップの運動を プラスしたお陰で体型は維持できている。 ……その分感度も、上がった気がするけれど。 胸の愛撫に集中していた意識が彼の声に引き戻される。 これからすることを、口にされて。 ぶる、と期待に身体が震え。] ん、……こう、……? [彼の肩口に両手を添えて、正面から彼に跨るように 座り直して腰を落とせば、ぬる、とお尻に 彼の先走りが触れて、興奮が伝わった。] (*19) 2023/06/23(Fri) 2:24:20 |
【赤】 オルテイシアぁ、ンッ…… も、う、かたくなってる……、 [勃ち上がっているものを身体で感じれば、 その大きさに貫かれることを想像してぞくぞくする。 お尻の間に彼のものを挟み込めば、 忠告を受け入れながらも、 無意識に腰がゆらゆらと揺らめいてしまう。] (*20) 2023/06/23(Fri) 2:24:40 |
【赤】 オルテイシア[上半身が湯船から飛び出した分だけ、 火照った身体に湯気が纏わりついた。 膝の上に乗っているから、ちょうど彼の顔の辺りに 自身の胸を差し出しているみたいになって。 今から彼に食べられる、と思うとドキドキした。 淡い刺激だけで既にぴんと立ち上がった尖りを、 彼がゆっくりと口に含んでいく。] ぁ、……ぁ、ンッ、んん……、 ……は、……ぁ、きもちっ、……っぁ、 [熱を持ち、舌で刺激された先端が硬くなり、 彼の厚い舌を押し返す。 は、と熱い吐息を洩らして快感を堪えようとしても。 吸い上げられて、転がされる度に身悶えて。] (*21) 2023/06/23(Fri) 2:25:17 |
【赤】 オルテイシアっぁ、んんッ、……んんぅっ……、 [腰元がじゅんと熱くなって、身を逸らしたら。 余計に彼の唇に胸を押し付けてしまう形になる。 胸を弄られる度に、秘所から愛液が湯に混ざり。 滑りが良くなれば、彼のものを感じやすくなって。 時々、入り口を先端が擦れば、快感に瞳が潤んできて。**] (*22) 2023/06/23(Fri) 2:25:58 |
【赤】 オルテイシア[土日固定の休みは彼とはなかなか合わないけれど、 シフト制の不定期な彼よりかはリズム通りに過ごせる。 休みの日にあえて早起きして彼を仕事に送り出すのも、 仕事で疲れて帰ってきたときに彼が出迎えてくれるのも、 リズムが違うからこそ味わえる楽しみでもあるから。 お休みの日に洗ったばかりの彼のシャツを抱きしめて、 ベッドでごろごろしているお休みがあったりするのは、 彼にはまだ、内緒の話。 気取られないように、下がった眦にキスをすれば、 ちゃぷんと、湯船が波を打つ。] (*27) 2023/06/23(Fri) 22:06:35 |
【赤】 オルテイシア[旅行も、遠出も、お休みを満喫していると思うけど、 家から出られないことを逆手に取って、 彼と自宅でずっと二人きりで過ごすのは考えてみれば、 今まで数えるほどしかなかったかも知れない。 ましてや、一日抱き合って過ごすなんて。 今でも身体を重ねているのに想像をして、 跳ねる心臓が収まらなくなりそう。] ……ふふっ、なんだか、言い方がえっち……、 [子供みたいに褒められてふくふくと笑いながら、 彼の濡れた髪にじゃれつくように唇を押し当てる。 じれるように揺らめく腰はきっと、 彼には伝わってしまっているだろう。 そう、快感を求めるような身体にしたのは彼だから。] (*28) 2023/06/23(Fri) 22:07:14 |
【赤】 オルテイシアぁ、んッぅ、 や、……っ、 こえ、響くの……、はずかし、ぃッ…… [響く声は自身の耳にもよく通る。 聞きたいと望む彼が居るのは知っているけれど、 いやらしいと指摘されたら羞恥はやっぱり浮かぶから。] ……ぁ、ぁッ、んんんぅッ、 ……ふぁ、 だめ、っ、そこぉッ……、 [舌先と指で交互に転がされて押し潰されて、 尖りが一層固くなって、ふる、と身震いしてしまう。 卑猥に響く自身の声が恥ずかしくて。 ぱしゃんとお湯を跳ねさせて、彼の耳を両手で抑え。] (*29) 2023/06/23(Fri) 22:07:47 |
【赤】 オルテイシアえっちなこえっ、きいちゃ、やだぁッ…… [浮かんだ涙を散らしながら弱く首を揺らす。 もう何度も聞かれているけれど、 お風呂で響く声は一際よく響くから、せめてもと。 塞いだ手は、胸を刺激される度にずれ落ちそうになる。 ぬめりが溢れ、彼の腿の上でなめらかに腰が蠢く。 窘める声もたしかに耳には届くのに、] あ、ッ、ぁうッ……だめっ、いれちゃ、 まだ、っ……っ、め……、 [少しだけ残る理性から、だめと口にしながらも。 腰つきは淫らに先端を飲み込むように、 くぽ、と時折、飲み込んで、離れ。] (*30) 2023/06/23(Fri) 22:08:45 |
【赤】 オルテイシアんん、ンッ、ちくびっ、すき、ッ……ぁぅっ、 いっぱい、……さわってッ……ぁ、ぁ、アッ、 [蕩けきった表情を晒して、己の手で彼の髪を梳いて。 腰のゆらぎが少し大胆になると共に、 胸の尖りが痛いくらいに張り詰めていく。 だめ、と、すきを相反するように口にする。 自身が一番くらくらしていて頭が回らなくなっている。] ……は、ぁぁッ、あッ、ゃんッ…… それっ、だ、めぇッ…、、……ッ、―――ッ! [ぎゅっと胸を押し寄せて、一番弱い箇所を断続的に 舌で弾かれたなら、堪らずに声をなくして。 太ももの上で魚が跳ねるみらいに、 びくびくっと痙攣を起こして――、白い世界に飛んで。*] (*31) 2023/06/23(Fri) 22:10:59 |
【赤】 オルテイシア[彼に内緒で洗ったばかりの洗濯物をもう一度、 洗濯機に入れる羽目になったのは片手で数えられるくらい。 自由に過ごせばと言われたときには、 その裏で何をしているかなんて知られないようにと 笑ってみせた表情が少し引きつったりもしたけど。 私だって洗濯を始めた頃はそんなつもりじゃなかった。 どんどん知らない自分を知っていく。 一人のときに慰めようとしてしまうことも、 触れられる度に気にならなかった敏感な場所も、 覚えさせられて、教えられて、貪欲になっていく。 彼の方から誘われることが多い反面、 誘われることを期待している数が多いことは 自分が一番よく知っている――。 彼がお休みの日に作ってくれた数々の手料理を 口にしながら、そんなことはとても言えないけれど。] (*36) 2023/06/23(Fri) 23:37:54 |
【赤】 オルテイシアぅんッ、……もう、いじわるっ……、 [理解らせるみたいに口にして、笑う声が浴室に響く。 短い髪に触れ、口づける様は彼の仕草を覚えたように。 無意識に彼の愛撫を覚えていく。 すり、と頬を寄せたら同じように彼も伸び上がって、 鼻先を鳴らすから、頭皮を擽る鼻筋に首を竦めた。] やぁッ、……だって、ぁッ、ぁんっ、 ん、んんッ、……は、 きもち、い、いッ…… [だめ、と制されて駄々を捏ねるけれど、 視線が絡めば強くは言えなくて、下から揺さぶられる 快感に身体が震えて、結局は。 教えられるままに、きもちいい、を口にして、 喘ぐのを抑えられなくなっていく。] (*37) 2023/06/23(Fri) 23:38:37 |
【赤】 オルテイシア[耳に掛けた指で耳裏を擽り、熱い吐息を零して。 甘えられたなら、耳を塞ぐ代わりに唇を震わせ、 声を堪えようとして、唸るような声になって。 与えられる愛撫に溺れ、 訳も理解らないまま頷きを繰り返してしまう。 そうしたらもう、ずっと。 気持ちいい、しか考えられなくなって。] ……――――、っ、ぁ……、 は、ぁ [彼と額を突き合わせたまま、達した身体は暫く震え。 唇を呆けたように薄っすら開けたまま、 とろ、と瞳が零れ落ちそうな程蕩けた。 力の入らなくなった身体は、しなだれ、彼に凭れかかっていく。] (*38) 2023/06/23(Fri) 23:39:27 |
【赤】 オルテイシア[達したばかりだというのに、腿の上に落とした秘所が くぱ、と息をするみたいに開いて、閉じて、肌に吸い付く。 意識は少し飛びそうになったけれど、 緩やかに背を叩く手に助けられてゆっくりと顔を上げた。 覗いた顔は、火照り、艶を残したまま。 つん、と疼く箇所を悪戯に突付いてくる。から。] ……んぅ、ッ…… [甘えるみたいにちゅう、と。 唇の端に吸い付いてキスをねだり。 ちゃぷんと、片手を湯の中に沈めていく。] (*39) 2023/06/23(Fri) 23:40:25 |
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