人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 卯月 侑紗


  ネンレイカクニン。


[白ワインが運ばれてきた時、従業員の方に
 そう言われまして>>18
 未成年飲酒、ダメ絶対。わかります。
 しかし露天風呂帰りの私は
 薄い浴衣一枚に、部屋の鍵を持っているだけ。]


  うーん、チェックインの時に
  学生証を提示したんですけど……
  一応、21歳。
  向日葵を予約した、卯月です。


[従業員の方なら、宿帳調べたり
 出来るんじゃないかなぁ、なんて。

 緊張を解すためのワインが
 すぐ傍で芳醇な香りを立てているのに
 流石に、このまま飲むのも憚られます。]
(19) 2020/08/10(Mon) 10:16:38

【人】 卯月 侑紗

[しかしまあ今日はやたらと
 子供扱いされてる気がしますね。
 確かに色気とか、セクシーさ、とか
 無いのかもしれないですけど!]


  ……ダメ、ですかね。


[しかしその一杯が無いと
 緊張と羞恥心で押し潰されてしまいそうで。
 ダメ元、お兄さんを見上げて
 首をこてん、と倒して見せましょう。

 いやそれで出してくださるなら
 年齢確認の意味は無いのかもしれませんが。]*
(20) 2020/08/10(Mon) 10:28:33

【人】 卯月 侑紗

[オウム返しに、更にオウムが返ってきて>>21
 スマホで確認していただくのはいいですけど
 タメ語で放たれた「待て」には>>22
 流石にぷくっと頬を膨らませまして。]


  ……
けちです。



[小さく呟いたのが聞こえたかどうか。
 お兄さん、とは言っても
 そう歳も離れてないように見えるのですが。

 まあちゃんとご確認いただけたなら
 こくりと頷いたのをGOサインに、
 私はワインのグラスを呷るのです。]
(24) 2020/08/10(Mon) 17:21:10

【人】 卯月 侑紗



  いただきます。


[よく冷えた、そのワインの銘柄産地までは
 私にはまだ分かりませんが、
 ほんのり甘くて飲みやすいそれは
 すんなりと私の喉へと通っていきました。

 美味しい、という感想を零す代わり
 口元に笑みを浮かべてみせたでしょうか。
 続いてもう一口を含む頃には
 緊張も不安も少しはとき解れておりました。
 ふう、とソファにもたれ掛かって
 酒精が身体をめぐってゆくのを待ちましょうか。]
(25) 2020/08/10(Mon) 17:21:44

【人】 卯月 侑紗



  ……はあ、生き返った。


[そこにお兄さんがいてもいなくても
 私はついそんな感想を漏らしてしまうでしょう。
 おじ様みたいだった、でしょうか?
 もしいらっしゃるなら、咳払いひとつ
 居住まいを正すでしょうね。

 私、てっきりこの集まりは
 お客さん同士のマッチングが行われる場だと
 勘違いしておりまして。
 この不思議な宿屋の従業員のお方は
 何をもって此処で働かれているのか
 ちょっと興味が湧いたのでした。]
(26) 2020/08/10(Mon) 17:22:16

【人】 卯月 侑紗



  ……いやですね。
  自分でここまで来たのに
  結局、緊張してしまって。


[そう、前置きをした上で。
 お兄さんに聞いてみるでしょう。]


  私、噂聞いてここに来たんですけど、
  お兄さんも、噂を聞いてここで働こうと
  お思いになったんですか?


[知らずに就職したなら、私なら度肝を抜きますが。

 と、私は単なる愚痴のつもりで
 タメ口のお兄さんを見上げるのです。]*
(27) 2020/08/10(Mon) 17:31:14

【人】 卯月 侑紗

[ワインのボトルを見ても浅薄な私の知識では
 ピンとくるものはありませんでしたけど、
 「特別」ってことはよく分かりました>>30


  へえ……


[幾分気の無い返事に聞こえましょうが
 彼の持ってきてくださったワインもまた
 私の体の中へ、じん、と染み渡っていくのてした。

 美味し、とグラスの中に呟くと
 私はお兄さんの返答に目線を上げました。

 恋人と別れてたことと、
 此処が就職先にいいことが
 なかなか頭の中で繋がらなくて。]
(37) 2020/08/10(Mon) 22:55:24

【人】 卯月 侑紗



  そっかぁ……恋に敗れて、次は誰かの
  恋のキューピットになろうと思った……
  ってことですかね?


[結び付かない点と点を、強引に紐付け>>31
 したり顔で頷いてみせて。
 減らない口のお兄さんですが感心感心。

 二杯目のワインですっかり温まった私は
 気分よく、私の身の上を
 お兄さんに語ってみせました。]
(38) 2020/08/10(Mon) 22:57:08

【人】 卯月 侑紗



  私なんか、バイトの先輩に今片想いしてて……
  いやその人超良い人なんですよ!
  ……だけど、あの、処女は重くてヤダ、って
  話してるの、聞いちゃって。

  で、身近に頼れる人もいないので
  ここなら安心安全、後腐れもなく
  初めてを捨てられるかなって!


[あはは、なんて能天気に笑いながら
 開けっぴろげに話したこと、
 きっと素面に戻ってしまえばまた
 死にたい気持ちでいっぱいになるかもしれません。]
(39) 2020/08/10(Mon) 22:59:06

【人】 卯月 侑紗

[ですけど、今の私には
 ヴァージンは大事に秘めるものでもなく
 ただの恋の妨げで。

 恋を叶えるために
 少しでも、彼に近付くために
 女の子は誰だって、髪だって切るし
 食べたいものも我慢する。
 二重にしたり、服を変えたり。

 それと何ら変わらない。]*
(40) 2020/08/10(Mon) 23:04:47
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a15) 2020/08/10(Mon) 23:11:06

卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a20) 2020/08/11(Tue) 0:41:15

【人】 卯月 侑紗

[恋人が出来たら、クビ、ということか>>43
 私が想定していたよりも、
 お兄さんも、このお宿も、
 随分と色を含んでいたみたいで。

 恋人探しじゃない目的で
 異性との交遊をすることくらい、
 流石の私にも理解は出来ました。

 愚痴半分で笑っていたくせに
 急に詰められた距離に、また、
 もう目も合わせられなくなって。
 顔にかかる笑いの吐息に
 肌をくすぐられると、もう、全身の血が
 ぼこぼこと沸き立つよう。

 処女が重いかどうかの理由なんて
 私が一番。知りたいのに。
 
 投げ掛けられる言葉の一つ一つに
 羞恥心を掻き立てられて
 私は耳まで朱に染めていたでしょう。]
(50) 2020/08/11(Tue) 2:10:36

【人】 卯月 侑紗



  お兄さん─────……

  あの、もし、良かったら、なんですけど。
  貰ってくれませんか。


[私の傍ら、じっと佇むお兄さんを見上げて
 そう、お願いしてみましょう。

 恋をしないと仰るのなら後腐れなし。
 きっと、惚れた腫れたの話もなし。
 何より、私には知り得ない処女の良さとやら
 ご存知なのなら、頼もしい、と。

 正直、口に出すのも恥ずかしかったけれど
 ここはお酒のせいにしておきましょう。

 もし断られてしまえばそこまで。
 別な人を探しに行こうとするでしょうか。]**
(51) 2020/08/11(Tue) 2:16:49

【人】 卯月 侑紗

[ひいては総て先輩のため。
 私だって、とっても勉強したのです。
 「彼がガッカリするセックスTOP10」とか
 「冷めるベッドシーンまとめ」とか
 そんなネットの記事を読んでは
 色々、学んだつもりですが。

 でも、結局実践が伴わないので
 時間がかかるのは仕方の無いことでしょう。
 お兄さんの確認に>>68
 私はこくりと頷くと、残りのワインを
 全部一気に呷ってしまいました。

 かあ、とアルコールが胃の腑を焼いて
 どくどく、心臓が高鳴っていく。]


   それって、丁寧に教えてくださるってこと?


[それでいいの、と私は
 傍らに膝を付くお兄さんの手を取って
 どうにか、唇の端を上げてみせましょう。]
(86) 2020/08/11(Tue) 13:22:36

【赤】 卯月 侑紗

[笑って傍にいてくださるお兄さんに
 私は腕を絡めて、部屋までの道程を
 歩いていこうとするでしょう。

 向日葵の部屋は、そんなにグレードの高くはない
 本間に縁側が付いているだけの
 小さなお部屋でしょう。
 敷いていただいたお布団を見て
 短く息を吐き出すと
 私は傍らのお兄さんを見上げました。]


  電気は、消していただいてもいいですか?


[窓から差し込む薄明かりの下でも
 十分照れ臭いので、御容赦を。

 部屋に入ったものの、どうしていいか
 迷ってしまった私は、お兄さんの胸元に
 そっと頬を寄せてみますでしょう。]
(*105) 2020/08/11(Tue) 13:24:50

【赤】 卯月 侑紗



  ……
今だけ、恋人みたいに、してください。



[恋人と結ばれることが幸せだと仰るなら
 どうか、優しく貴方の色を刻んでください。

 胸元に額を付けて、一夜の愛を乞いましょう。]*
(*110) 2020/08/11(Tue) 13:31:27

【赤】 卯月 侑紗

[もしかして、お願いを退けられたら……なんて
 私の不安を他所に、瑛史さんは
 私の我儘を聞いてくださいました。
 気持ちがいいことも、痛いことも
 素直に口に出すのは難しいかもしれませんが、
 出来るだけのことは、頑張りましょう。

 カーテン越しの月明かりの下、
 私は瑛史さんの胸元から顔を上げて
 じっとその目を見上げました。
 髪を撫でる優しい手つきの彼を
 不安と期待の混じった瞳で、見つめて
 私は問いかけの代わりに、
 ちょっと背伸びして、軽く唇を触れ合わせるのです。]
(*114) 2020/08/11(Tue) 15:16:42

【赤】 卯月 侑紗

[布団の上へと降ろされて
 薄い木綿の生地越しに、
 私よりも大きくて雄々しい手が
 火照った肌へと触れたなら
 ちいさく、ひゅう、と息を飲んで。]


  あ、ッ……


[小さく漏れた声が、なんだかひどくみっともなくて
 私は唇を噛み締めてしまう。
 でも、浴衣を内から押し上げている
 小さな乳房の先とか、汗の滲む首筋を
 触れるのを、やめて欲しくは、なくて。]
(*115) 2020/08/11(Tue) 15:18:40

【赤】 卯月 侑紗



  あきふみさん……─────。


[そう、続きを強請ってしまうのです。]*
(*116) 2020/08/11(Tue) 15:19:26

【赤】 卯月 侑紗

[勇気を振り絞った口付けを受け止められて
 私は薄明かりの下、小さく微笑むでしょう。
 幾ら閨の経験を詰んだとしても
 キスの仕方のひとつ、知らない恋人なんて
 きっと飽きられてしまいますもの。

 浴衣の下にあるのは
 無駄な肉のつかない、しなやかで若い身体。
 疵ひとつない白い肌は
 木綿の生地越しの温もりを感じては
 儚く震えるのでしょう。]


  ん、ぅ……、ッ!
  ま、待っ……、て……!


[耳朶を優しく食まれて、私は
 彼の身体の下で身を捩りました。
 だって、初めて……他人の粘膜に
 肌を愛された衝撃など、どう堪えられましょう!

 思わず突き放すように、瑛史さんの肩を
 押しやってしまって……私はふるふると
 震えるのです。]
(*122) 2020/08/11(Tue) 19:52:29

【赤】 卯月 侑紗

[でも、この熱を帯びたまま放り出されるのは
 多分、耐えられなくて。

 肩を押し返していた手を瑛史さんの背中に回すと
 小さな声で「ごめんなさい」と
 非礼を詫びましょう。

 いや、では無いのです。
 どの教科書にも載っていなかった
 未知の感覚が、怖いだけで。]


  あの、……もう、
  いや、なんて言わない、から……

  もっと、触って……
  おしえて、ください。


[彼の手を取って、着物の合わせの中へ
 導いたら、流石にわがままでしょうか。

 順序というものを知らない私は
 もっと、もっとこの女の快感を拓いて欲しくて
 恋人へはしたなく強請るのです。]*
(*123) 2020/08/11(Tue) 19:53:59

【赤】 卯月 侑紗

[大丈夫、大丈夫、と諭されても
 びりびりと指先まで痺れるような感覚が
 本当に「正しい」のかどうかも分からなくて、
 私は瑛史さんの肩口に
 鼻先を埋めてしまうでしょう。

 背中を撫でる手つきの優しさに
 ふと、こうして嘗てこの人に愛された人が
 自ら彼を切り捨てたことを
 思い出してしまうのでした。

 人の事情に首など突っ込めませんので
 決して、口外することはないのですが。

 こんなに優しく、ひとつひとつ
 丁寧に解きほぐすみたいに愛されて
 一体何が不満だったのか
 それは、決して私には分かりえないでしょう。

 恋も、愛も、まだ知らず
 一夜の熱に溺れているだけの私には。]
(*138) 2020/08/11(Tue) 23:44:57

【赤】 卯月 侑紗

[それでも、このまま終わるのが嫌で
 続きを強請ったら、うっすらとその顔が
 不意に緩むのが見えました。

 彼の掌が触れた胸元の奥の方、
 心臓が痛いほどにドキドキしているのも
 全部、見抜かれてしまっているのでしょうか。]


  痕、付けたいんですか……?


[この先、貴方の色に染まって生きる私に
 更に痕を刻むおつもりなのですか。

 分からず聞き返したものの、
 今宵、私は彼のもの。
 全ては、恋人のご随意のまま。
 「どうぞ」と招くように、おずおずと
 両の腕の中へ、彼を招き入れるでしょう。]
(*139) 2020/08/11(Tue) 23:46:18

【赤】 卯月 侑紗

[ゆっくり、褥に横たえられながら
 帯を解かれる羞恥心も、
 優しいキスの雨の中に入れば
 ひどく安心した心地になって
 私はつい、瑛史さんの唇を追い掛けて
 もっと深く、と強請ってしまうのです。

 浴衣が解かれてしまえば
 真新しいネイビーの下着を纏った肌が
 月の下へと晒されるでしょう。
 ぞわり、と肌が粟立ったのは
 果たして外気に晒された為か、
 はたまた期待に身体が熱を孕む為か。

 もし、瑛史さんの唇によって
 肌に朱い花が咲き初めるなら、
 私は彼の身体の下で初めての感覚に
 身悶える他ありません。]*
(*140) 2020/08/11(Tue) 23:47:08

【赤】 卯月 侑紗

[首筋や鎖骨に吸い付かれると
 強い捕食動物に骨まで喰われるような
 錯覚を覚えてしまう。]


  す、ごい。ドキドキしてます。
  こわいのに、ふあんなのに、
  はずかしくてたまらないはず、なのに……
  でも、すごい…うれしくて。


[問われるがままに、答えて。
 近付いてくる瑛史さんの身体を抱き締めたなら
 もっとちゃんと、この鼓動が伝わるように
 その背を掻き抱きましょう。

 彼の唇が辿った肌の上、
 ぢゅ、と吸い付く鈍い痛みを伴った
 朱い花弁が散らされると、私はまた未知の感覚に
 ぴくり、と体を強ばらせる。
 彼と身体を重ねた証が、
 ひとつ、またひとつ
 肌の上に刻まれていって、
 私は小さく啼くのです。]
(*161) 2020/08/12(Wed) 2:15:27

【赤】 卯月 侑紗

[先程の啄む口付けと色を変え、
 合わせた唇の隙間を、舌がこじ開けてきたのなら
 一瞬だけ、驚きに身を強ばらせた後
 ゆっくり口を開いて受け入れましょう。
 舌先で咥内の粘膜をくすぐられると
 まるでそこからどろどろと身体がとろけて、
 二人の身体の境界線が無くなってしまうよう。

 一方的にやられるのが嫌で
 見よう見まねで私も舌を伸ばしてみましょうか。]


  ……ん、ゥん……っ、


[くち、くち、と音を立てながら
 舌先を絡め合って、時折飲み込み切れなかった
 唾液が私の顎を伝って、鎖骨の辺りまでを
 しとどに濡らしていきました。

 口付けながら、布越しにやわやわと胸を揉まれて
 先程よりぐんと強くなった瑛史さんの手の温度が
 嬉しくて、心地好くて。
 逃げきれない快楽が、ずん、と腰の辺りに
 とぐろを巻いて、どうにも疼いて堪らない。
 私は瑛史さんへ口付けたまま
 また、もぞもぞと腿を擦り合わせる。
 どんな願いを口にすれば、
 この逃げ場のない熱を斥けられるのか
 どうしても、分からなくて。]
(*162) 2020/08/12(Wed) 2:17:25

【赤】 卯月 侑紗



  あきふみ、さん…、
  瑛史さん、は……脱がないんですか?


[口付けの合間に、熱を帯びた声で
 私は眉根を寄せてみせるでしょう。]


  わたしも、痕、つけたいし…
  もっと、近くで……感じたい、し……。


[布越しに抱き合うより、
 もっと気持ちいいのかも、なんて。

 この下着が取り払われて
 殿方に見せたことの無い裸体が晒されても
 私はきっと、もっと貴方が近くに欲しくなるから。]*
(*163) 2020/08/12(Wed) 2:24:12

【赤】 卯月 侑紗

[ブラジャーの隙間から忍び込んでくる手に
 やわく乳房を揉みしだかれながら
 私は薄目を開けて、瑛史さんの顔を見ていました。
 キスの合間に声を出しているのが
 何だか、ちょっと可愛くて。つい。

 だけれど、まだ硬さを知らない蕾へと
 彼の指先が伸びたなら
 そんな余裕も霧散してしまう。
 指先で優しく転がされては、摘まれて
 その度に子宮の辺りが、ずぅん、と重くなって
 上擦った声が、溢れて、とまらなくなる。]


  んあ……あっ、なんか、へん……ッ
  ぞわぞわして……んんっ、

  な、で……?じぶんで、さわった時と
  ぜんぜ、ちが……


[予習もお勉強も、本物の前では
 全く意味をなさなかった、なんて
 本当に、本当に、悔しくて。

 なのに、文句を言おうにも口を開けば
 良いように啼かされるばかり。]
(*209) 2020/08/12(Wed) 14:02:00

【赤】 卯月 侑紗

[お許しをいただけたなら、反骨心半ば。
 こくこくと頷いて、私は瑛史さんの
 服のボタンへと手をかけるでしょう。

 ニットのベストを開いて
 次は真っ白なシャツ。
 暗い部屋で、何度か手がもたついて
 酷く時間がかかってしまったかもしれません。
 漸く、全部のボタンを外しても
 その下にはタンクトップ。]


  ……たけのこみたいです。


[焦れったくなって、ついついまた
 色気のないコメントを口にしてしまいました。

 はやく、私も触れたいのに。
 上に着たベストごと、敷かれた床の脇へと放って
 私は膝立ちになると、瑛史さんの身体を抱き締め
 その無防備な首筋へと唇を寄せるのです。]
(*210) 2020/08/12(Wed) 14:02:36

【赤】 卯月 侑紗

[さっき、瑛史さんがやった通り
 肌の上に吸い付いて、小さく朱を刻む。

 痛くないように弱く吸ったら
 何も残らなかったから、
 綺麗に付けるためには
 結構強く吸いつかなくてはいけないみたい。

 だけど、一等綺麗な朱の花が
 瑛史さんの肌の上に咲いたなら
 私は満足気に笑って、
 その痕へと舌を這わせるでしょう。]
(*211) 2020/08/12(Wed) 14:02:58

【赤】 卯月 侑紗




  でも、やっぱ、布が邪魔です。
  
 

[二人の身体の間に挟まる服が邪魔で、
 私は肩に引っかかるだけの浴衣を
 ぽい、と傍らへ脱ぎ捨てて。
 ついでに、何も言われなければ
 乳房を覆う下着も取り払ってしまおうと。]*
(*213) 2020/08/12(Wed) 14:04:15

【赤】 卯月 侑紗

[だって、こんな時期に三枚も着てるなんて
 思わないじゃないですかぁ!……なんて叫ぶのは
 心の中だけにしておきましょうね。

 しかし、幾ら痕を刻んでも
 私たち、まだ素肌で触れ合っていないのです。

 だって、人の手で触られるのが、
 あんなに気持ちいいなんて、知らなかった。
 誰かの意思が、私の身体の上を滑って
 どんどん未知の世界へ引きずり込んでいくの。

 もっと触れ合いたい。
 私の身体の全部を、一部の隙もなく埋めてほしい。

 ……そんな気持ちを、伝える言葉を
 どうしても思い付かなくて、
 私は、自分の肩の辺りに引っかかるだけの
 薄い浴衣を、はらり、と落とすのです。]
(*266) 2020/08/12(Wed) 22:57:23

【赤】 卯月 侑紗

[異性の前で自ら下着姿になることへの
 羞恥心とか、脱ぎかけのがいいとか、
 そんなものは頭からすっぽり抜け落ちて。

 露わになった乳房の先端は
 月明かりでは見えないでしょうが、
 白い肌に血の赤を透かして
 ずくずくと疼いて立ち上がっている。

 そこを直に、瑛史さんの舌に愛されれば
 ─────ほら、やっぱり、もっと気持ちがいい。]


  ん、ふ……ふぅ……、ゔ、


[指で育てられた時より敏感になったそこが
 熱い咥内で嬲られる感覚に
 私は拳の背を噛んで声を殺しました。

 甘く、けれど凶暴な感覚が、背筋を震わせ
 胎の底でとぐろを巻いている。
 私の身体が、与えられた愛撫に呼応するように
 別な生き物へと変わっていく。
 こんな感覚、知らない。]
(*267) 2020/08/12(Wed) 22:57:55

【赤】 卯月 侑紗

[私の胸元に寄せられた瑛史さんの頭を
 わななく腕の中に抱きすくめて。

 残されたタンクトップと、スラックスとが
 まだ瑛史さんの体を護っていて、
 一方私は、残りはパンツ一枚。

 パンツのクロッチ部分には既に
 私の女の部分から滴った蜜が滲んで
 小ぶりなみかんくらいの大きさの
 染みを作っていました。
 此処に雄を迎え入れるための
 生理的な準備とはいえ、
 これを知られるのは恥ずかしくて。]
(*268) 2020/08/12(Wed) 22:58:24

【赤】 卯月 侑紗



  ぜんぶ見せ、ますから……
  瑛史さんも。

  わたしひとりじゃ、やだ。


[布越しじゃなくて、素肌がいい。
 鼓動も、滲む汗も全部、隠さないで。

 なんて、彼の優しさに甘えてみるのです。]*
(*270) 2020/08/12(Wed) 23:04:14

【赤】 卯月 侑紗

[強請れば目の前で
 瑛史さんの裸体が晒されて、
 私はそのしなやかな身体に息を飲むのです。
 無駄な肉の付いていない身体は
 服の上から思い描いていたより
 なんだか、もっと男っぽくて。

 せっかくお揃いになったのに
 それを直視するのは恥ずかしくなって
 私は瑛史さんが座ったのをこれ幸いと
 彼の腕の中へ飛び込んで、
 望んだとおり、素肌同士で抱き合いました。]


  わあ……!


[私はまた、閨の中とは思えないような
 はしゃいだ声を出してしまう。
 でも、やっぱり想像していたより
 ずっと、ずっと、心地が良いのです。]
(*293) 2020/08/13(Thu) 1:24:00

【赤】 卯月 侑紗

[少し汗ばんだ肌が重なって
 まるで全身でキスするみたいに吸い付くの。
 そうして、そのまま、
 唇まで重ねてしまえば
 紅茶に入れたミルクと砂糖みたいに
 とろとろととろけて混ざりあってしまいそう。

 さっき教わったとおりに、
 彼の咥内へ舌を割り込ませながら
 私はうっとりと、彼の体温に目を潤ませました。

 まだ、彼をこの身に受け入れた訳でもないのに
 もうこんなに、気持がいい。]


  ……これ以上、したら、私……
  おかしくなっちゃう、かも、しれません。


[ぽつり、瑛史さんの胸元に頬を寄せながら
 そんなことを呟いたでしょう。

 弱音を吐きたいわけじゃないのです。
 でも、持て余す熱をこれ以上どうしたらいいか
 私の頭じゃ、わからなくって。]
(*294) 2020/08/13(Thu) 1:24:39

【赤】 卯月 侑紗

[お腹の奥に、直接、彼の熱を受け入れて
 内臓の間でねっとりと愛して。
 それから、一番奥へ注いでもらうために
 何度も何度も突き込まれるの。

 想像するだけで、こわい。
 そんなことしたら、壊れてしまう。

 許容量を越えた快楽を注ぎ込まれたことなんか
 今まで一度もなかったのですから。]
(*295) 2020/08/13(Thu) 1:26:14

【赤】 卯月 侑紗



  瑛史、さん。


[はあ、と熱い息を吐き出すと
 繰り返しの口付けに濡れた唇を舐めとって
 彼の名を呼びましょう。

 どうしても、ぴったりくっついていると
 私の腿の辺りに、彼のまだ
 布の奥に秘められた膨らみが、
 なんとも生々しく伝わってきていて。]
(*296) 2020/08/13(Thu) 1:26:43

【赤】 卯月 侑紗

[小さく、そう呟いた。]**
(*297) 2020/08/13(Thu) 1:28:51

【人】 卯月 侑紗

  ー わたしの、先輩・起 ー

[バックヤードから聞こえる怒鳴り声は
 かれこれ、二時間近く聞こえていたでしょうか。

 新人くんがお皿を割ったことが
 そんなに許せないことでしょうか?
 半年前にいらした新しい店長さんには
 とても許し難いことらしいのですが。

 きっと、入って1ヶ月の新人くんも
 やめてしまうのでしょうか。
 新しい店長さんに変わってから、もう5人。
 定着もせず辞めていって、
 今残っているのは、たった4人。

 パート主婦のマキさんと、フリーターのシュンさん。
 そして私と、先輩と。

 のびのび働けるのが魅力の
 駅前の小さな喫茶店は、たった半年で
 ひどく居心地の悪い場所へ変わってしまいました。

 今すぐバックヤードに飛び込んでいって
 新人くんと、あの閻魔様みたいな顔の
 店長さんとの間に割って入れれば
 どれだけ良かったでしょう。
 だけど、私は意気地無しで
 黙って聞こえないふりをして
 皿を磨き続ける他ないのです。]
(227) 2020/08/13(Thu) 1:48:45

【人】 卯月 侑紗

[結局、泣き腫らした顔で出てきた新人くんの
 肩を叩いて、在り来りな言葉を投げ掛けるだけ。

 私、素直で、なんでも口に出すような
 明るい性格でもないですし。
 励ましの言葉も、何も浮かばなくて。

 泣いたまま、ロッカールームへと
 とぼとぼ歩いていく新人くんの背を
 追い掛けていこうか、迷っていたら……]



  「侑紗は新人くんフォローしたげて。
   俺、店長の方どうにかしてくるから。」



[そう、後ろから背を叩いてくれるのは
 困ったように笑う、先輩。
 背が高くって、ちょっと丸顔。
 アメフトをやっているから身体が大きくて
 今、この店で唯一店長さんに、強く出れる人。]
(228) 2020/08/13(Thu) 1:49:05

【人】 卯月 侑紗



  「今の状態の店長、侑紗でも怖いだろ?
   俺なら大丈夫だから、
   侑紗はメンタルケアの方、頼むよ。」


[そう言うと先輩は店の裏へ消えた店長さんを追って
 ぱたぱたと駆けて行ってしまうのです。

 私はその背を見送ることしかできません。
 怒り狂った店長さんは怖い。
 怒ってなくても、
 時々わざとらしく体を掠めるような手つきも
 体調不良を伝えた時の「生理?」って台詞も
 全部、全部、怖い。

 先輩がいなかったら、このお店で
 働き続けるのは無理だった、と思います。

 優しくて、気が利いて、
 困ったことを抱えた人を率先して
 助けてあげられるような人。
 年齢層も性別もバラバラなこの店の
 誰が相手でもそつなく接することが出来て
 ……時々、余計なことを言うのが玉に瑕だけど。

 でも、そこを含めて、だいすき。]
(229) 2020/08/13(Thu) 1:50:29

【人】 卯月 侑紗




  「侑紗は、もっと自分の思ってること
   ちゃんと口に出した方がいいよ。」



[そう言ってくれたから、
 思ったこと、口に出すようになりました。]


  
「もう少し笑ってた方が、可愛いよ」



[だから、表情を出すようにしました。]


  
「……侑紗、なんか前より明るくなったね」



[あなたのおかげなんです。全部。
 怯えて、役立たずな私はあなたのおかげで
 今も少しずつ変わることが出来てます。

 だから、もう少しお傍においてもらえませんか。]
(230) 2020/08/13(Thu) 1:52:33

【人】 卯月 侑紗



  「本当に、親御さんに大事に育てられたんだね。
  箱入りって感じ。」



[私、先輩が言うなら、どんなことでもしますから。]*
(231) 2020/08/13(Thu) 1:55:55
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a53) 2020/08/13(Thu) 1:58:13

【赤】 卯月 侑紗

[色気の深刻な不足については
 今後の解決すべき重要な課題として
 善処するとしまして。

 私の畏れも、不安も
 まるで子どもをあやすみたいに
 身体を揺られて、撫でられて。
 それで何処かに消えるものじゃないけれど
 今だけ、彼に身を委ねる他ありません。]


  だって……。


[おかしくなっていい、と言われても
 怖いものは、怖い。
 だって、もっと凄いことするんでしょう?
 本当に気が狂ってしまったら、私、
 どうしたらいいというんでしょう。]
(*324) 2020/08/13(Thu) 12:04:56

【赤】 卯月 侑紗

[そうして、優しく褥の上に横たえられると
 瑛史さんの体温が離れていって]


  あ……、


[思わず、縋るような目で追ってしまいました。
 けど、見上げた彼の顔が逆光になって、
 もう、どんな顔をしているのかさえ見えなくて。

 はくはくと息をつきながら
 私はじっと目を閉じて
 彼の唇が下の方へと辿るのを、
 所在なく枕の端を握ってたえておりました、が……]


  
……ッ!ちょ、!!



[腿を押し広げられて、
 あらぬところへ熱い呼気が当たって、
 私はぎょっと顔を上げました。

 もうとっくに染み出した蜜で
 ぐずぐずになった下着のクロッチへ
 舌が、─────
 そこまでみてしまったらもう、駄目でした。]
(*325) 2020/08/13(Thu) 12:05:36

【赤】 卯月 侑紗



  
ひ、 あ"あ、あぁぁっ!



[きゅう、と内腿を寄せあって、絶叫。

 また色気がない、と叱られてしまいそうで
 ぎゅうう、と手の甲を食い締めるのが、やっと。

 誰にも見せたことの無い秘裂の形を
 ねっとり、下着越しに舌でなぞられて……
 だらだらとモノ欲しげに溢れた蜜も
 全部、まとめて愛されてしまう。]
(*326) 2020/08/13(Thu) 12:06:35

【赤】 卯月 侑紗

[キャパシティをオーバーした感情が
 ぼろり、涙の形になって零れ落ちた。


 むりだ。
 私の想像なんか、ただのフィクションでしかない。


 布越しでさえ、耐えられないのに。
 これを脱がされてしまったら
 ほんとうの、ほんとうに、おかしくなる。

 そのくせ瑛史さんの手が、
 私の下着にかかるのなら
 やめて、なんて言えませんけど、
 せめて何かに縋らずにはいられなくて
 枕をきつく抱き締めるでしょう。]*
(*327) 2020/08/13(Thu) 12:07:35
卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a59) 2020/08/13(Thu) 12:12:36

【赤】 卯月 侑紗

[指の腹で涙を拭われ、優しい声で宥められても
 其処を直に舐める、と言われて
 笑顔で「はいどうぞ!」……なんて
 言える訳もありません。

 するり、と下着が取り払われると
 むわり、と湿気が逃げる感覚すら、危うくて。

 先ずは、指先が。
 次は、熱を帯びた吐息が。
 そして、宣言通り、ぬめる舌が
 私の雌を暴いていく。
 誰にも見せたことの無い部分を
 他人の意志を宿したものに蹂躙されて
 そのまま、ぱくん、と食べられてしまいそう。]


  ゔ、んんッ……!!ん、んん……!!


[命じられたとおりに、枕をきつく掻き抱いて
 私は、悲鳴を枕へと吸わせるしかありません。]
(*357) 2020/08/13(Thu) 20:01:00

【赤】 卯月 侑紗

[腿を開かねば邪魔だ、と言われても
 震える脚に、もう私の意思なんか通じない。
 刺激から逃れようと脚を閉じれば
 かえって瑛史さんの頭を腿で挟んでしまいますし
 かといって、はしたなく脚を広げれば
 更なる無体を赦してしまう。

 秘裂の少し上、ちょこんと行儀よく
 皮を被った花芯を、彼の舌先がつつくなら
 今までの何より強烈な刺激に
 より一層身を固く引き絞ったでしょう。

 過ぎた快楽に怯えた腰が、ずるずる、
 シーツの上で逃げを打ってしまう。
 脚を開かねば、いけない、のに。]
(*359) 2020/08/13(Thu) 20:01:32

【赤】 卯月 侑紗

[私は枕にしがみついていた右手を解いて、
 彼の頭を挟んでいた腿をそっと
 自ら外へと割り開くでしょう。

 湯気でも上がりそうなほど高められて
 熱くされた秘裂から、たらり、と
 愛液とも唾液ともつかないものを零すのを
 男の前に曝け出して。

 薄闇の中、目を凝らせば
 つんと尖った花芯から
 蜜壺の下、ひっそりと口を閉ざした菊の花まで
 見えてしまうのかもしれませんが。

 消え入りたい羞恥に呻きながら
 左手でしっかり枕を抱きしめ、
 私は視線だけで続きを強請るのです。]*
(*360) 2020/08/13(Thu) 20:03:40
 




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