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【赤】 知情意 アマノ「 ア オ ー ン … 」狼の鳴き真似。 「覗き見されてもいいようにまずコードネームを決めませんか」 誤爆したときに仲間が漏れない対策でもある。 (*0) 2021/10/01(Fri) 21:13:58 |
ルヴァは、次の打者(ルビ:しょけいしゃ)を待っている。 (a0) 2021/10/01(Fri) 21:17:13 |
【人】 模範囚 メサ>>0:277 ルヴァ殿 「おお!やはりやれば出来るものですね!流石のヒットです!!」 打たれたものの相変わらず楽しそうに、外野から球を取って戻ってくる。 さっきまでマウンドにいたはずなのだが。 >>0:279 ニア殿 「ニア殿ーーっ!」 姿が見えると秒で駆け寄っていく。わんこだ。 「参加者探してきてくださったのですね!歓迎します!」 わーい!なんだかんだ戦績的にはちゃんと当たるボールをここまで投げてきているメサである。 >>0:285 >>0:286ミン殿 ミズガネ殿 「ようこそおいで下さいました!楽しく運動しましょう!!」 屈託のない笑顔。 自分がどう思われているかなど、知る由もない。 (1) 2021/10/01(Fri) 21:31:57 |
【人】 墓守 トラヴィス「紅月が昇る夜だ! どこからでも掛かってくるがいい! 臓腑まで焼き尽くしてやる!」 やったー!無礼講だー! 剣もうれしそうにピカピカ光ってる!熱で。 (2) 2021/10/01(Fri) 21:46:28 |
【人】 魅月守 チャンドラ「きゃ〜♡トラヴィスも大張り切りだね♡」 きゃっきゃ。一方こちらはごぼう茶drinkとシャトクッキーvilを用意してのんびりだ。 (3) 2021/10/01(Fri) 21:50:43 |
(a1) 2021/10/01(Fri) 21:57:40 |
【赤】 墓守 トラヴィス「なお私は皇狼である。すごく馴染む……どうしたものか……自分でうっとりしすぎて大声で叫びたい……」 やめたら?狼。 「自分で自分を抱きしめて構わないか?」 トラヴィスはそっと……自らを抱いた。 やや前傾に、目を瞑って暫し沈黙する……。皇狼……あまりにも……馴染みすぎる……私のための役職ではないだろうか?決闘者もかなり私であったが…… 「……ふ……」 御満悦。 (*4) 2021/10/01(Fri) 22:00:19 |
【赤】 金糸雀 キンウ「オリオンの役職はこれでわかりましたね」 つまりそういう事です。 「問いかけに意味はありますか? 自身で満足できるのならば、それに越した事はないでしょう」 (*6) 2021/10/01(Fri) 22:05:41 |
【赤】 知情意 アマノ「とても似合っている。ある種予想通りでもある」 やっぱ褒めた。抱きしめられるのは嫌だと思うから。 あと正直決闘者も似合う。すごい。 (*7) 2021/10/01(Fri) 22:05:47 |
【赤】 知情意 アマノ「敬語は付けたり付けなかったりする。各位留意されたし。お叱りは裏でどうぞ」 ぶっちゃけフェイクしたいけど崩す塩梅に悩んでいる。 (*8) 2021/10/01(Fri) 22:07:52 |
【赤】 墓守 トラヴィス「はい」 I am Tom. 「初日はテラだったな。特に今の我々が語るべきことはないか」 襲撃方法の好みは、犯罪者共の好みが優先される……とトラヴィスは考えている。罪人の残酷性を罪人が引き受けるのが、『正しい』在り方だと考えているからだ。必要が無ければ、ヒトである自分が境を踏み越える理由などない。 ……。 ……ないはずだ。 (*9) 2021/10/01(Fri) 22:08:37 |
【赤】 金糸雀 キンウ「我々以外に此方の会話を聞ける方もいると記憶しています。 オリオンはこの口調で会話しましょう」 You are Tom. 「はい。初めはテラ様です。その後は我々に一任されています」 「……ご希望がある方は?」 (*10) 2021/10/01(Fri) 22:20:13 |
【赤】 知情意 アマノYes, you are Tom. 「初日はテラで間違いない。 今日のセファーはオリオンやトムがやりたくないならやる」 セファーは襲撃方法をその都度変えていくつもりでいるし、殺害したい相手ができた場合は積極的に進言していくつもりでいる。ここにいる時点で誰もが"化け物"になり得る力を持っているのだから。 今は"人"だったとしてもいつまでそういられるのやら。 「今、セファーがトムやオリオンに話したいことは特にないが、交流と洒落込みたいのならば応える気概はある」 (*11) 2021/10/01(Fri) 22:25:49 |
【人】 新人看守 ダビー>>0:266 模擬戦 アマノ 空間ごと蹂躙する光の奔流。その強い輝きはしっかりと網膜に焼き付いた。 成る程、これは厄介な相手だ。 得物を必要としない戦闘スタイルに近接戦のネックである間合いをカバーできる能力。攻撃にも防御にも活かせるだろうそれを掻い潜りダメージを与えるのは至難の業であると静かに思考を巡らせる。 事実、男の問いかけには答えなかったが空中へ逃げた今厳しい立場にある。 「──出し惜しみはしていられないか」 上着の内側から何かを取り出した。長方形の、透明なガラス瓶にも似た容器だ。その中は真っ赤な液体で満たされている。 握りしめるそれに力を込めると、容器は呆気なく砕けて役割を放棄する。 眼前に広がる赤。その下で待ち受けるターコイズ。無機質な雰囲気を湛えたままの瞳を持つ男は、劣勢にあってもなお表情を崩さない。 → (7) 2021/10/01(Fri) 22:32:37 |
【赤】 知情意 アマノ/*襲撃ロールは狼、被襲撃者ともにやりたい場合のみなのでテラは「襲撃情報」をGMに提出するだけでも大丈夫だと思います。 セファーは以降も襲撃ロール対応可かつ歓迎なので被襲撃者に希望があるなら行きますね。得意分野はエロなので暴力得意な方がいたら仲介するかもです。 (*12) 2021/10/01(Fri) 22:33:31 |
【人】 新人看守 ダビー>>0:266 >>7 模擬戦 アマノ 「《雨よ》」 告げる。 それが能力を行使するためのトリガーだ。己の力はある程度応用が利くが、それ故に制御が難しい。能力操作は苦手としている男は、力を上手く扱うのに言葉という指針を用いなければならなかった。 言葉と共に赤の雫は針の形へ姿を変える。一つ一つは大した威力ではないが、生身で受ければそれなりに苦痛を伴う。それが無数に用意されている。大半は雷に焼かれるだろうが、その隙間を縫って肉を刺す事に全てを託す。 「行け」 静かに右手を振り下ろす。真っ赤な血の雨が眼下に構える男目掛けて降り注ぐ。 男は雷を完璧に防ぐ術も回避する術も持たない。唯一切れるカードといえば──同じように攻撃を仕掛けることくらいだった。 (8) 2021/10/01(Fri) 22:35:14 |
チャンドラは、ふらりと模擬戦を観戦している。 (a2) 2021/10/01(Fri) 22:35:24 |
【赤】 墓守 トラヴィス「トムの希望は特に無し。態々手を染めてやる必要性は感じないが、貴様らが簡単に済ませるつもりだと言うならば、この私こそが古来よりの手技にて罪人に相応しい苦痛を与えてやるさ。それが仕事。あわいの番人の為すべきこと」 カチカチ、と歯を鳴らされる捻じれた手のひら大の金具は、拷問の類に詳しければ相応の用い方がある道具だと知れるだろう。 「私はその手の手法に詳しいのでね」 (*15) 2021/10/01(Fri) 22:44:25 |
【赤】 金糸雀 キンウ「オリオンからも特には。本日はよろしくお願いします、セファー様。 ……オリオンはそういった器具に詳しくありませんが、随分なものをお持ちなのですね、トム様」 (*18) 2021/10/01(Fri) 23:14:28 |
【赤】 墓守 トラヴィス「……これが何か【知っている】ならば。その前提など飾りにもならんよ。私のこの指が扱う様子を美しいと述べたと言うのならば、肯定はするがね」 僅かに嫌悪感を滲ませ、それはやがて彼の自己愛の仮面に隠された。嫌悪がどこに向かっていたのかは、受け取り手の見るように在るだろう。 (*19) 2021/10/01(Fri) 23:19:24 |
【人】 知情意 アマノ>>7>>8プロローグ模擬戦:ダビー様 あなたの能力を知らない男は宙にいるその姿を仰ぎ、動作の一つも見逃さないと言わんばかりにじっと捉え続けている。 凄まじい速度で踏み込み駆けてきたあなたを見た瞬間に察した、「あなたが得物を持っていたのなら苦戦を強いられるだけでは済まなかっただろう」という感覚。それに従った結果、男はあなたを近づけないことを選択したのだが、それ故に男は一つの誤認を起こしていた。 あなたが突如取った行動から何かを仕掛ける腹づもりなのだと察することはできても、それ以上を見抜くことは叶わない。 盾にするのか、刃にするのか、足場にするのか。その程度の選択肢だと思っていたからこその心的な隙が生じて。 「ッ、」 無数の針を前に一瞬身体が強張る。戦闘の中での一瞬は命運を分けると知っていながらも完全に不意を突かれた形となった。通り雨というにはあまりにも局所的で暴力的な赤い雨の下、傘や屋根になり得る遮蔽物なども存在しない中でも回避行動を取れただけよくやったと言えるだろうか。 多くの針が雷に弾けて焼け、それに伴い雷撃の威力も減衰されていく。膝をつくことが敗北に繋がる以上、安全地帯に身を投げ出すこともできず、男の身体には少なくない量の血の針が降り注いだ。機械化されている部位に当たった分はまだしも、生身である箇所に関してはあなたの思惑通りに強く肉に刺さる。 「く……」 男はまだ膝を折らない。さて、あなたのほうはどうだろうか。減衰されたとはいえ雷は雷、大なり小なり人間の身体に苦痛を与えるという点に変化はない。 (9) 2021/10/01(Fri) 23:31:00 |
【赤】 知情意 アマノ「セファーが行くとしたら簡単に済ませることになる。だからトムがそれを望まないのであればトムが行くといい。 ……セファーはそれを何に使うか知らない。二人の反応を見るに悍ましいものなのだろう程度だ」 この狼にはあまり残虐さが見受けられないので、そういったものに対する知識は少ないのだろうと伺えるかもしれない。 (*21) 2021/10/01(Fri) 23:39:17 |
【赤】 墓守 トラヴィス「……」 深く、息を、吐き尽くす。 「……わかった。私が行う。道化た態度をとる余裕も無い程に、な」 手加減は、【されるべきではない】。ならば、自分がやるべきなのだと、器具を強く握った。 全く。どちらが悪なのかわからない。その通りだ。 (*22) 2021/10/01(Fri) 23:44:46 |
メサは、一度マウンドを降りる。また誰かが打席に立ち次第ボールを投げるぞ。 (a3) 2021/10/01(Fri) 23:47:59 |
【赤】 金糸雀 キンウ「所持している者を見たことがあります。 その者が後に何をしたかも存じております。 故に、どのような用途に用いられるかわかります。 ですが、オリオンは使用した事も使用している光景を見た事もないのです」 故に、この場に立つ事を希望したのかもしれない。 「トム様が行うのですね。承知致しました。 ……それを操る指先の美しさを拝見するために、オリオンは同行してもよろしいでしょうか」 (*23) 2021/10/01(Fri) 23:55:41 |
ニアは、バットをぶんぶんしている。これだけでも楽しいのかもしれない (a4) 2021/10/02(Sat) 0:09:35 |
ニアは、ああっ…………、カランカラン! (a5) 2021/10/02(Sat) 0:19:13 |
【赤】 知情意 アマノ「今後の役に立つものであれば、セファーも同行を希望する。 不要であるのなら概要を聞きたい。 それすらも不要というのなら……セファーは何も聞かずにいよう」 (*24) 2021/10/02(Sat) 0:31:37 |
ニアは、こてん、こてん……と転がってくボールを眺めて…………ふ、 (a6) 2021/10/02(Sat) 0:48:48 |
ナフは、牛乳drink飲みながら現場で野球観戦中。 (a7) 2021/10/02(Sat) 0:54:58 |
【人】 死兎 ニア「…………、だが」 「バンの影響を与えてしまうのも、 …………、健全では、……、ないな」 「……、投げる時と、打つ時だけは、 バンから離れる他、……、ないだろうか?」 これは以外にもスポーツマンシップが備わっているウサチャン。 とりあえずは自分も観戦の態勢に入って…… 「…………、ミズガネ、がんばれ」 後輩を応援。音が届いたかは怪しいくらいの声量である。 (22) 2021/10/02(Sat) 1:00:04 |
【人】 不覊奔放 ナフ「さっきルヴァのために蘇生要請はしといたし、もしデッドボールでデッドしても大丈夫」 大丈夫ではないんだなぁ。 「がんばれェ」 牛乳啜りながら、ミズガネを応援。 (23) 2021/10/02(Sat) 1:04:11 |
(n0) 2021/10/02(Sat) 1:13:34 |
ニアは、その辺にあったボールを拾ってにぎにぎしている。にぎにぎ (a8) 2021/10/02(Sat) 1:29:38 |
【人】 気分屋 ルヴァ>>17 ナフ 「それもそうか。」 なんだかやりたがっている人もいるし。自分は休憩できそうで安心。 「というかそれはピッチングマシンでも申請すれば良いんじゃ?」 トレーニングであることを思い出した。ありそう。俺はやらないけど。 「えっ!?そうだよ!俺はお前らとはちげーんだよ脳筋!今気づいたのかよ莫迦!本当にさあ……昨日約束しちゃったから来たとは言えさあ。なんで約束しちゃうかな莫迦。」 折角犠牲者呼ばわりから逃れてセーフだったのにツッコミのせいでボロがボロボロしている。そして昨日の自分にも怒っている。 「何。もう行かないからね。……え、本当に何。あーちゃんは僕のだよ。なんだか今日は元気ないみたいなんだ。じろじろ見ないでよ。」 貴方が何を見ていたかを察するとサッとあーちゃんをかくしてしまった。ピンコロリ。人形は、昨日も今日も少年が触るたびに反応して音が鳴るのみだ。 (27) 2021/10/02(Sat) 1:45:32 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>27 ルヴァ 「折角こンなに人がいるなら、俺は人と遊ぶ方がいいわ」 あれだけ言ったくせにピッチングマシーン申請は拒否した。なんてやつだ。 「脳筋て初めて言われた。バカは慣れてッけど」 どこかあっけらかんと。どこ吹く風、あんまり気にもしていない。どこかぼーっとしてたっぽい昨日一昨日に比べて、なんか元気だなーくらいには思ってる。 「べッつに……あ、隠されちまッた。俺ァ、そーいうの詳しくねーからわかんねーけどさァ」 隠されれば、今度は視線はあなたに向くだけ。 そして、スッと人差し指を、隠されて尚ピンコロ鳴って存在感示しているあーちゃんの方へさして。 「それ、つまんなそうとか、元気ねーとか、あんの?」 (28) 2021/10/02(Sat) 2:00:16 |
【人】 気分屋 ルヴァ>>28 ナフ 「そんな違いある?どうせ打ち返すだけじゃん。」 全く理解がない。他人がバッティングしてるのをのんびりと眺めながら。 「俺にしてみたら大体の奴ら脳筋なんだよ。褒め言葉だと思えばいいよ。」 全くそんな事は思ってない慰めを一つ。 昨日より少年はうんと元気で生意気で、昨日のようないつもの彼を知っている人がいたらもっと驚かれたかもしれない。 「……………………。はあ?」 貴方の問いに、少年はしばし沈黙し、考え込んでいる。その問いは聞きたくなかったというように軽く睨みながら。 「 あんまわかんない。昨日まではわかった筈なのに、でもわかんないから多分元気がない。 」そっぽを向きながら小声で応えた。聞こえてたかは気にしてない。 カラコロ。 (29) 2021/10/02(Sat) 4:17:43 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>29 ルヴァ 「ある。……や、ピッチングマシーンに高性能AI入ってたら分からんけど」 あなたと話している間はあなたの方を向きがち。あなたの方を向いていないときは、そっちに意識を向けがち。 一言話しては、バッティングを見、あなたに向き直る。繰り返し。 「……あ、それ自分はインテリですッつってる?したらァ、俺から見たらお前はモヤシ」 そういう部分は気付くのだ。トゲやらマウントやら、そういうものは向けられ慣れているので。 かといって言葉に悪意が籠るではなく、会話の一環として返した。 そして、質問への答えが返ってくる間。 今度は目を離しすらしなかった。じ、と柘榴色の目が睨みつけてくるあなたの目を見返して。 「ふゥん」 そっぽを向かれたので、声に集中した。だから聞き取れはしたが、理解には時間を要し。とりあえず出たのは気のない返事。 「元気になりゃいーね」 これも気がなく聞こえるかも知れないが、決して適当な投げやりな言葉ではない。嘘も特には、ない。 (30) 2021/10/02(Sat) 4:49:14 |
【人】 気分屋 ルヴァ>>30 ナフ 「あそれは気になる、ここサダル来てないからさこういうのは誰が居るんだろう?」 一転興味津々に居るのかな可愛いかなそれともマッチョかななんて話しては。 「まあ居ないよねえ、精々投球ホログラムぐらいしかなさそう」 と早々に諦めるのだった。 「言ってる。俺は間違いなくインテリ側だよ。君たちが何したかは知らないけど、俺は平和主義者だし、それで一人も殺さないで勝利してるの。……モヤシなのは否定しないけどさあ。」 長期懲役専門収容所の古株囚人が何か言ってるね。敗北者だよ。 とはいえ彼の話に嘘はなく、投げて投げ返しされた言葉のボールも飄々と受け返した。インテリを誇る為にモヤシは受け止めた。 さっき軽率にバカっていったのは都合よく忘れた。 「……でも一応外にいた時の身体テスト、そこそこ平均だったんだけどなあ。」 ただこの言葉にも一応嘘はない。なんだかんだ奇跡的ヒットを起こすだけの土台はある。今は平均になれない。標本空間が特殊すぎるし外れ値が外れすぎてるので。 「 ……うん。俺が元気にしないと。俺はアマリリスを愛してるからね。 」あなたがどれほど理解したかは今少年には推測できなかった。 代わりにアンドロイド人形を抱え直し、ギュッと抱きしめた。 人形は変わらない。 (31) 2021/10/02(Sat) 5:36:16 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>31 ルヴァ 「あー……?」 AIの話になると途端に興味を持ったあなたに、少しだけ目を瞬かせた。AIのデザインに興味を持ったこともない、そういう分野に詳しいわけでもない男だ。電脳犯罪者のくせに。 「……多分なァ、ここにノコノコAI入りを持ち込んだらよ、シュージンのオモチャ」 多分動物たちより弄り回されるだろう、言葉が通じて命がない分。意思があり気概を加えれば懲罰があったとしても。 「平和主義ィ……?勝利ィ……?悪ィ、お前と俺とで多分認識すげー違う、平和主義ならこんなとこいねーし勝ってたらこんなとこいねーしつかお前多分俺よりシュージン先輩じゃね?なァ?インテリモヤシセンパイ?」 煽ってるわけではない。素。 返ってきたボールをキャッチして投げ返しているだけ。球場の端っこで勝手に言葉のキャッチボールしてます。「…………平均て、そんな感じなン?」 これも煽りではない。ただ純粋に疑問。あなたの時代がとか国がとかではなく、そもそも平均自体を知らないような言葉だ。 「……お前、機械とかが好き?」 さっきのAIの話といい、そのアンドロイド人形といい。 なんとなくふわっと繋がったような繋がっていないような認識を、確認するように声に出した。 (32) 2021/10/02(Sat) 6:00:38 |
【人】 気分屋 ルヴァ「君は電脳空間での犯罪じゃなかったの?俺とちょっと似てると思ったのにな。オモチャにされるなんて言われよう、悲しいね。他の奴らはともかく俺のことも信じてくれないなんて。」 食い付きの悪い貴方に落胆しつつもニッと笑う。誰が見てもわかるような、何かをしでかしそうな顔だ。無くて正解だというのが目の前で証明された。勿論自覚はあるため、後半は冗談。 「いやあ、未遂と既遂の違いだよ。俺は起こる罪を理解してやりきったってこと。人殺しだって、殺したか殺せてないかで達成感は違うでしょ? そして……あー、でもバレちゃったのは失敗だったなあ……彼奴等本当全力になっちゃって。物理はごまかせないよお手上げ。」 そういう理論のようです。でもバレたので敗北者なのだ。バレなければ薔薇色の生活が続いていただろうに、と悔しがる。 「そして先輩なのは僕のやった事が美しく且つ素晴らしすぎて皆に嫉妬されてるからだよ。彼奴等躍起になって無理してでっかい罪被せてきやがったからずっとここに居るしかないのさ。」 そのまま剛速球も包み込む傲慢な答え。勿論、『嫉妬』されてるなんて言う言い回しが彼の思い込みであることは想像に容易い。 ともあれ国家内乱罪と言われた時点で、外に出れる込みはないのだ、祖国が滅びでもしない限り。 「本当にそこまでしてモヤシって言いたいの?運動経験はともかく、基礎値は平均だよ。……まあちょっと下だけど。」 流石に知らないとまでは思ってなかったようで、流石に煽りと取った。……諦めて少し付け足した。偏差値40台後半です。 「好きだよ。愛してる。勿論全てを愛してるとは言わない。俺は一途だからね。でも人間なんかよりは好きだ。俺は彼らとしかわかり会えない。」 アンドロイド人形を抱きしめながら、そうあなたの目の前ではっきりと答えた。 「ずっるいよね、彼奴等は愛してなくても彼女を好き勝手して、そして俺が一番愛してるのに……ああ伝わらないやこれ。なんでもない。」 そういえばここの囚人にはまだ己のやったことを伝えられていなかったのだった。それでは伝わらないので撤回した。 別に隠したいというほどのものでもないが、イチから語るのも楽ではない。貴方が気になるなら別として。 (34) 2021/10/02(Sat) 7:46:52 |
【人】 叛逆者 ミズガネミズガネは、タイミングが合わずストライク。 [ボールが当たった瞬間バットが折れた。or覚悟が功を成したのかヒット。orタイミングが合わずストライク。orボール。or 何という事だ。デッドボール。 ] (36) 2021/10/02(Sat) 8:57:00 |
【人】 新人看守 ダビー>>9 模擬戦アマノ 雷が宙を駆け、血の雨諸共男を喰らう。 「ぐ、……ッぅゔ……ッ!」 呼吸が止まる。肉の焦げる臭いがする。いくら脳が必死に命令を下しても手足がうまく動かない。一部神経が損傷したか。 肉体の負傷を静かに把握しながら自らの読みの甘さに舌打ちする。強化を受けた体に易々とダメージを与えてくる。想像以上だ。 それでも意識はまだ途切れずにいる。鼓膜も破れておらず、心臓もきちんと機能している。ろくに避けることもないまま電撃を受けたにも関わらず消し炭やショック死を免れているのは、看守という立場から得られた身体強化が働いているからだろう。男は己の血を操る力こそ持ってはいるが、それ以外は特筆すべき点のないただの常人なのだから。 重力に引きずられ地へと落ちていく間に思考を巡らせる。 唐突に頭の中に自分の声が響く。交戦中余計なことを考えてはならないと叩き込まれている筈のに。 速やかに状況分析と取れる行動の精査を。 彼はこうやって人を傷つけ殺し、罪を犯したのか。 体が動くなら落下を利用して攻撃しなければ。 蹂躙された相手はどう感じたのだろう。……。…………。 → (39) 2021/10/02(Sat) 10:17:33 |
【人】 新人看守 ダビー>>9 模擬戦アマノ 体に鞭を入れ体勢を整える。難なく着地した。 ぐ、とそのまま両脚に力を込める。攻撃の着弾を確認した。痛みで隙が生まれているうちに間合いを詰めて近接戦へ持ち込んで── 「──……ぁ?」 幕切れは想定していたよりも遥かに早く、唐突に。 さながらそれは糸が切れた人形の如く。かくんと膝が折れてそのまま地面と接触する。触れた床の硬さに、計算し切れていなかった肉体の不具合に、思わず目が見開かれる。 電撃傷は思ったよりも深かった。問題なく動くと見込んでいた両脚が痺れて言うことを聞かないのだ。 「……。まだ一度しか攻撃を受けていないのに」 自身の敗北を意味する言葉は、どこか他人事めいた声色で、けれど確かに残念がるように口をついて出た。 (41) 2021/10/02(Sat) 10:21:20 |
【人】 模範囚 メサ「一通り参加頂きましたかね?ありがとうございました! 久しぶりに体を動かせて有意義な時間でした!」 今度はみんなの趣味に混ざりに行こう、と考えるメサなのであった。 (43) 2021/10/02(Sat) 10:42:54 |
【赤】 墓守 トラヴィス「……」 罪人に『それ』を見せる影響についてを暫し考えた。 しかし、……変わりはしない、だろう。見たことがあるのなら。この無礼講の場では、調べることもできるのだから…… 「むしろ。見て、自分の苦しみを待たせるのも、一興」 頷いた。 「死体を前にした私独りの舞台であるが、観客が居ないというのも世界の損失だ。良かろう。席に着くことを、許す」 (*25) 2021/10/02(Sat) 11:48:52 |
【人】 墓守 トラヴィス「永遠に体を動かさずに居てもらいたいものだね……」 彼らのような規格外が居なければ、この遊技のための予算もあんなに必要ないだろうになあ、と、以前に読んだ決算書を思い返しているのだった。自然、目を細めて壁の耐久性を確認してしまう。たっかいんだよなあこれ…… 「奴らに比べれば、私の舞台費用など誤差に過ぎんな」 それは、別にそうでもない。 (45) 2021/10/02(Sat) 12:03:27 |
メサは、マウンドから降りたが、誰か打席に立つたびにbotが如く球を投げるだろう。 (a9) 2021/10/02(Sat) 12:36:27 |
【人】 知情意 アマノ>>39>>40>>41模擬戦:ダビー様 降り注ぐ血の雨の中、男の腕や足にはいくつも穴が開く。あなたの血が男の肉を貫いた後にどうなるかまでは知る由もないのだが、答えはどうあれ男もまた血を流し、服を染めるだけでは済まなかった赤は床をも汚した。苦痛に喘ぐことのないように引き締めた口の端がふるりと震える。 呻きまでは男の想定内だ。しかし、あなたがこの場面で笑う理由に関しては全く思い浮かばなかった。男が目を僅かに見開いたのをあなたは見ただろうか。 もしあなたがもし思うままに動けていたのなら、放電を行ったことによる疲労が重なったかつ先程よりも動きの鈍った男との距離を詰めることなど容易だっただろう。しかし現実はそうはならず、男は膝をついたあなたを暫し見下ろしてから歩み寄り始める。 「雷とはそういうものです。扱い方を間違えれば手痛い報いを受け、瞬きの間に殺傷することすら容易な危険な代物……私とてそう多くは使えませんし、これがなければあまり気軽に使えたものではありません」 己の襟足、更に言うならば耳に埋め込まれたユニットを指先で数度叩く。男の示すそれがブースターや電圧調整の効果を持つことにもあなたは思い至るかもしれない。膝をつくあなたに手が差し出されて。 「戦闘経験らしい戦闘経験にならなかったのならば申し訳ありません。損傷がある状態でも構わなければ引き続き肉弾戦も行えますが、私個人としてはダビー様の治療申請を行うべきと愚考いたします」 (46) 2021/10/02(Sat) 13:31:00 |
【赤】 知情意 アマノ「観劇の許可をお与えくださる慈悲深さに感謝を。 トムが行い、オリオンも行くのであれば、サファーも当然席につく」 今回この狼が手を下さないとしても今後もそうであるとは限らないため。この監獄に長く滞在するのであればいつかまた巡り回ってくることもあるだろうと思っているから、そのいつかに備えようという心積もり。 (*27) 2021/10/02(Sat) 13:40:57 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>34 ルヴァ 「そうだけどォ、俺が手にかけたン、ヒトだけだからなァ。あ、でも暴動の時AIもぶっ壊しちまッたか……。多分似てはねーよ、お前のしたこと分かんねーけど。 あッやっぱダメじゃんダメそな顔してるわ」 何かしでかしそうな気配満々の顔を見て確信。冗談なのも分かったので、遠慮なくダメそう判定。 「あー、達成値。達成値の話なら分かった。お前はやり切ったンだなァ。でも勝利はしてねェ、と。 ……デッケェ罪ッてェ、国家内乱罪とかいうヤツ?俺の騒乱罪のもーちょいヤベェヤツよな」 被せてきた、という発言で、恐らく本人はそのつもりはないのだろうと推測した。シラを切っているというよりは。 そして、嫉妬云々はともかく、自分よりヤベェ罪であるから先輩なのだなという納得はした。 「ふゥん。フツーはこれくらいなんだな。俺ができることはフツー生身じゃできねーくらいの知識はあったんだが」 素直に学習した。ちょい下、の発言も引っくるめて、普通大体これくらいを学んだ。やったね。 「愛なァ、なァるほど。……あ?なんだよ引っ込められッと気になる」 ずい、と寄っていった。罪を知らないことでなんでもないと引っ込められる言葉があるのなら、罪ごと知りたい。 教えろ、と言わんばかりに、止めなければずいずいと超至近距離まで近付いていく。 (47) 2021/10/02(Sat) 14:02:50 |
【人】 新人看守 ダビー>>46 アマノ 暴力的な通り雨が過ぎ去った今、男が放った血は針の形を失った。但し貴方の血と混ざり合って衣服や周囲を汚すことはなく、風に攫われる砂埃のように音もなく消失するだろう。能力に使われた血はどうやら一度使うと消えてしまうらしい。 瞠目した貴方に気付くことはなかった。笑みの形に表情が歪んだあの刹那、看守本人も己は愚かだと思っていたものの、男が見ていたのは目の前の貴方ではなく……想像上の貴方だったのだから。 「貴様の能力について聞いていた筈なのに、対抗できる手段があまりにも少なすぎた。 U-681、謝らなくていい。これも確かな経験だ。実際これだけでも今後の課題がいくつも見えたし、看守長からいただいた強化の恩恵もある程度把握できた。協力感謝する」 一瞬見えた笑みはもうどこにも無い。普段と変わらず無愛想なまま、けれど手を差し出されるとほんの少し困ったように眉を動かしてからおずおずと差し出された手を取るだろう。 「……そうだな。まだ両脚に力が上手く入らない。治療の申請をしてくる。 だが貴様の分も行うぞ、U-681。少なからず損傷しているのだから大人しく治療を受けるように。貴様に何かあった場合チャンドラ様に申し訳が立たないからな」 貴方がご主人様と呼ぶ彼をちらりと見ながらそう呟いた。>>a2 (49) 2021/10/02(Sat) 14:34:20 |
【人】 不覊奔放 ナフ再びマウンドからピッチャーが降りたあたりで、その場に居続ける必要もなさそうに思った。 球場を出て、ロビーへ、の途中でもう一つのバトルルームをちらっと覗き。 既になんらか戦闘を終わらせたらしい二人と、看護に回るチャンドラの姿を見る。特に声をかけることもなく、ただじっと見ている。だけ。 (52) 2021/10/02(Sat) 14:52:56 |
【人】 知情意 アマノ>>49>>50模擬戦:ダビー様・チャンドラ様 「咄嗟に回避行動を行ったこと、あの状況から攻勢に転じたこと、そのどちらもがお見事でした。今回は相性もあり勝たせていただきましたが、貴方様が通常通り武器を使用されていたのならば大きく結果は異なったでしょう。このU-681がお役に立てたのであれば幸いです、ダビー様」 あなたが手を取るのならばその手を引いて立たせようと思っていたのだが、続く言葉を耳に入れた段階でその選択肢は消える。まだ力が入らないのであれば無為にふらつかせるのも本意ではないと握ったままに留まった。……握手の形式で終わらせるほうが無難だろうか。 それから、いつからいたのか定かではない主人の姿を見ると簡素ながら挨拶の姿勢を取って。看守様方二人の指示に反抗する理由もないので首肯のみで従う意向を見せた。 「チャンドラ様にU-681からご挨拶申し上げます。治療の手配をいただきありがとうございます、いつからお越しになられていたのですか」 尋ねている間にも治療用ユニットによる治療は進んでいくだろう。男は当然抵抗しないので。 (53) 2021/10/02(Sat) 15:12:56 |
メサは、トレーニングルームを散策している。手持ち無沙汰だ。 (a10) 2021/10/02(Sat) 15:34:07 |
【人】 新人看守 ダビー>>50 >>53 アマノ チャンドラ 「……貴様の戦いも目を見張るものがあった。反抗的な囚人でなくて良かったと心底思うくらいには。また機会があれば協力を要請する」 言葉こそそっけないものであったが、普段から歯に衣着せない物言いを考えれば偽りなく貴方を評価していることが分かるだろうか。 負傷こそしているが意地でも立つ気満々でいた為、貴方の中で立たせる選択肢がない事に気付かなかった。手を握られたまま何も起きないことに不思議そうに目を瞬かせた後、それから「ああ握手か……」とようやく思い至ったので軽く手を揺らして握手をした。 「チャンドラ様。このような形での挨拶となり申し訳ございません。 労いの言葉、治療の手配共に感謝致します。ですが傷を負わせたとはいえ敗北したのは此方です。遅れを取らないようより一層修練して参ります」 膝をついたままではあるが、先輩看守へと深く頭を下げて大人しく治療を受けるだろう。 (59) 2021/10/02(Sat) 15:46:52 |
【人】 新人看守 ダビー 輸血治療の支度を始めたチャンドラに気付くと、表情こそ変えないもののやや慌てたように口を開いた。 「……ああ、チャンドラ様。俺への輸血は不要です。実際に血を流したのはU-681ですので、輸血するのであれば彼の方に」 上着から何かを取り出す。戦闘中に使用したものと同じ血液のカートリッジだ。 「実際に体内に流れる血を消費していては長時間戦えませんから、私的な時間に予め血を抜いて保管しているんです。 本来は刀や拳銃と合わせて使うものですし、武器を介さず力を使うのは不得手ですのでそのままの使用はほぼ無いのですが……」 ですので大丈夫です、お気遣いありがとうございますと先輩に頭を下げるだろう。 「……輸血パック、いただけるのであれば欲しいところですけど」 ちょっと欲は出ちゃった。 (62) 2021/10/02(Sat) 15:59:04 |
【人】 知情意 アマノ>>59>>57ダビー様・チャンドラ様 紡がれる言葉は確かに素っ気ないかもしれないが、常のあなたを思えばとても大きな意味合いを持つものであると男は考える。元々この模擬戦闘の要請自体が珍しかったのだ、次の可能性が見出せる言葉を聞けるとは思ってもみなかった。 軽く揺らされる手で握手を示した後、そっと手を離す。あなたが治療を受けるのを男は邪魔せず、自らの主人に視線を向けて。 「さようでしたか。……有り体に申し上げるのならば痛かったです、ダビー様は得物を使っていなかったにも関わらずこれだけの損傷を受けることになろうとは……私もより一層精進したいと思います」 (63) 2021/10/02(Sat) 16:03:18 |
ダビーは、輸血用ユニットをまじまじと見ている。セラピー用の動物やサポートユニットとはあまり縁がなかったので。 (a11) 2021/10/02(Sat) 16:11:30 |
ダビーは、そわそわしている輸血用ユニットをちょっとつついた。固い。 (a12) 2021/10/02(Sat) 16:12:02 |
アマノは、大人しく輸血を受けている。その間に端末を操作し、ルーム内を草原へと変えた。 (a13) 2021/10/02(Sat) 16:26:59 |
【人】 知情意 アマノ青々とした草が陽光に照らされ、吹き抜ける風に従い揺れてはさわさわと微かな音を立てていく。この場にいる面々の頬を青空が見下ろすが、これらすべてはあくまでシミュレート。現実に限りなく近い情景の中、戦闘の気配を察すると数歩後退した。 「ダビー様とナフでやり合うのならば、見学の許可をいただきたく思います」 (68) 2021/10/02(Sat) 16:33:50 |
【人】 魅月守 チャンドラ「なぁに、まだ暴れるの?」 元気だね、と呟く兎は一度鋭く目を細めて。 回収したそれを自らの傍に待機させると、追従命令を出した。観戦の構えだ。 「いいね、お祭りらしくって。僕ももう一勝負みていこうかな」 (72) 2021/10/02(Sat) 16:44:54 |
【人】 気分屋 ルヴァ>>47 ナフ 「精神人間はまた違うんだよねえ、まあいいや。俺が二人いたら争って大変なことになるしね。それぐらいがいい。」 話が通じるぐらいなら暇しないからともかく、同担は拒否する構え。めんどくさい人間だ。 「そ、やりきったの。だからそれだけで満足なんて言えやしないけどさ、俺一人でここまでやれたならあの思い出は消えないよね。 そうそれ、国家内乱罪。全く乱して無いんだけどね。乱れたって言うなら勝手に乱れただけなんだよ。騒乱罪ならまだ納得……いやできないな。万一俺の愛一つで国家が乱れるなら乱れた国家が悪いよ。」 あっさりと言い切る。認識がないどころか、自分の行為でどのぐらいの被害を起こしたのかすら気にしてないそぶり。 「そ、平均。能力とか、後から強化受けてる奴は知らない。訓練とかしてないしね。」 戦闘訓練を受けた者には叶わなさそうだ。ひらひらと袖の余った手を振った。 「気になるならいいよ。こうやって人に説明できるのも久しぶりだし。」 抑制が外れて頭が回っている自覚がある。これなら人にちゃんと説明もできる。そんな開放感もあり。 近づかれ、気になる教えろと言われれば満更でもなさそうに話し始めるのだった。 (73) 2021/10/02(Sat) 16:47:33 |
【人】 金糸雀 キンウ賑やかな室内をそっと覗き見た。 既に終わったと思っていたけれど、もう一度なにかが始まるようだ。 邪魔にならず、危なくもなさそうな隅の方へと柔らかな草が映し出される地面を踏んで移動した。観戦するつもりらしい。 (75) 2021/10/02(Sat) 17:05:25 |
【人】 気分屋 ルヴァキャッチボールの話し相手は向かったようだが、自ずから修羅場(物理)に立つつもりはない。代わりにモニターで人が集まる様を観戦する。 「この為に無礼講があるんだねえ……。」 見てるだけなら楽しいなと思いつつ。参加したらひとたまりもないだろう。どう渡り合ったってどうせ体がついていかない。 せいぜい解説役にでもなっておこうか。 (76) 2021/10/02(Sat) 17:32:12 |
【人】 不覊奔放 ナフ風景が草原に変わる。吹き抜ける風すら感じるほど、……いや本当にそよ風程度は吹き抜けているのかもしれない。 それがどの程度現実に近いのかを知らない男にとっては、これが現実で間違いない。 みっともないからと名前も覚えていないとある看守に履かされていた申し訳程度の靴を、踵を踏むようにして脱ぎ捨てた。 ギャラリーが増えようが、この男は気にしない。 >>71 ダビー あなたを、頭から爪先までもう一度眺めて。 たたた、と軽やかに肉薄した。避けなければ、超至近距離まで顔を寄せて。 「アンタの足に、力入るようになったら、始める」 周囲には聞こえづらいくらいの声量で告げた。 (81) 2021/10/02(Sat) 18:57:01 |
【人】 墓守 トラヴィス「野蛮だな〜君たちは。やだやだ」 ほんとにそう思ってる? 「チャンドラ殿、赤と白ではどちらがお好みかな?やはり野蛮な催しには赤、というのが定番だが、ドライフルーツに白、というのも貴方によく似合う」 ほんとにやだと思ってる? いそいそと葡萄酒のリストを取り出して、観戦組のテーブルに広げた。『酒も許されるぞ』という、無礼講へのパフォーマンスでもある。最も、トラヴィスをはじめとした看守たちに酔いが訪れるのは稀であろうが。 (84) 2021/10/02(Sat) 19:05:45 |
トラヴィスは、かなしそうに鏡を片付けた。正確にはメカが片付けた。 (a16) 2021/10/02(Sat) 19:47:08 |
【人】 中堅看守 アンタレスどこか機嫌の良さそうな男の姿。 少しの変化だが、わかるものには分かるたのしげな様子。 "ようやく"少し、やる気が出たかもしれない。 (88) 2021/10/02(Sat) 19:48:49 |
【人】 墓守 トラヴィス>>94 チャンドラ 「……今、で良かった。」 喜ばしいものではない。 後輩の足元への率直な感想は、それだ。しかし、それは、戦いの推移に関わる話ではない。彼の性根の話だ。 「自分は自分を見ることが出来ない。それはヒトの性だ。……その傾向が強いようだと、彼自身が自覚できる機会は……そう多くはないだろうからね」 それをモノにできるかどうかは、トラヴィスにも断言はできない。だが、少なくとも。少なくとも、今でよかった。 自覚と狂気が共に訪れるとき、現れるのは醒めない悪夢だ。しかし今ここで、真なる夜は訪れない。 「勝ち負けは、死人相手と交わすものではない。彼が勝つべきは己だ。ならば……そう、あの戦い自体はどうでもいいが、彼には必要で……そして、あの状態で戦うのが今でよかった。私はそう思うよ」 (98) 2021/10/02(Sat) 20:32:29 |
【人】 不覊奔放 ナフ「俺ァ、ファントム・オブ・ジ・オペラを気取る必要ねーからなァ。どっかの役者サマみてェに」 撤去されゆく鏡を確認して、うん、と頷く。満足げ。 >>95 ダビー 無表情から読み取れるものは、この男には何もない。柘榴色の双眸がじーっと見つめ、鳴らされる足を見、また顔に戻る。 「わーッた」 それ以上は聞かぬ。いいと言うならいいのだろう。 下がるのを見て一応距離をとった。軽やかに、未だ無防備のまま背中を晒しながら。 「ン?なに?いーよ何しても。何されても」 くるりと向き直りながら答えた。 男は武器の一つも申請することなく、ただ両手両足を動かしてみている。 (104) 2021/10/02(Sat) 21:28:10 |
【人】 墓守 トラヴィス「……ふうん?なるほどね」 草原の風吹く向こうの男を見た。 見ただけだ。今は。 「……これはまた。面白い呼び名じゃないか?」 (105) 2021/10/02(Sat) 21:35:15 |
【赤】 墓守 トラヴィス「見えてる奴あいつじゃなかろうな」 緊張してきたな…… 観客席の方向がわからない舞台、めっちゃやりにくいとは思っているんだけど…… 「私、名乗りもなしにファントムとか呼ばれるほど地顔は醜くないしメンタルが陰キャ童貞野郎のつもりないんだけど……声が天使なのかな……」 照れるな……流石に天使は照れる…… トラヴィスは自らの頬を押さえて呟いた。照れてなさそう…… (*29) 2021/10/02(Sat) 21:39:14 |
ナフは、その場でいくらか跳ね飛んでいる。準備運動。 (a17) 2021/10/02(Sat) 21:42:10 |
【人】 墓守 トラヴィス>>103 チャンドラ 「乾杯」 とあがる声は同時だったか。 一口目には未だ蕾の香りの葡萄酒を一旦テーブルに戻し、ドライフルーツの数々を評価する。ふむ、これは無花果、これは山査子……あまり見ない種類のものも揃っていて、なかなか愉しそうだ。 「器は大きいほど負うものが増えるとはいえ、縁まで注ぐワイングラスは美しくないものさ。疲れの自覚が出ない程度に、ほどほどにね」 人のことを言えた主義ではないが。けれど優しさというのは自身を蝕みやすいものだ。トラヴィスの自負よりも、チャンドラ自身の毒になりかねないそれのほうがよほど心配ではある。 とはいえ、相手も素人ではない。 忠言はほどほどに、今は愉しむことをとるべきか、と干し葡萄の一粒を口に放り込んだ。…………甘い。 (106) 2021/10/02(Sat) 21:48:01 |
【赤】 金糸雀 キンウ「オリオンも思いました」 思いました。 「……ですが、美醜や内側はともかく立ち振る舞いが挙げられた人物のように例えられるのもまた事実なのだと思います。 ひとまず様子を見てみましょう。 天使かどうかはわかりませんが、トム様の声はよく聞こえて良いとオリオンは思います」 (*30) 2021/10/02(Sat) 21:48:32 |
【赤】 知情意 アマノ「正直な話。 セファーもぶっちゃけ一瞬そう思った 」ぶっちゃけちゃった。めずらしいね。 「(声が天使かどうかも含めて)なんとも言えないが、オリオンの言う通り様子を見てもいい。その上で気になるようなら指示を求めてもいいとセファーは思う」 (*31) 2021/10/02(Sat) 21:50:42 |
【人】 新人看守 ダビー>>104 ナフ 「──ッ」 始まりの号砲は高らかに。 挨拶代わりのクイックドロウ。使用すると宣言したばかりの拳銃を抜きざまに数発。 男の所持する銃は彼の能力に合わせて作られた特注品だ。実際の銃と異なる点はいくつもあるが……周囲の者たちが真っ先に気付くのは銃声だろうか。 ガラスの砕ける音にも似た銃声が木霊する。 小手調べとばかりに放たれた弾は真っ直ぐ貴方へ。実戦においてヘッドショットは好まれない。最初に潰そうと狙ったのは足だ。 枷から解き放たれて自由を得た両脚に、再び苦痛の花枷を嵌めようと鮮血のホローポイント弾が駆けていく。 (109) 2021/10/02(Sat) 22:16:47 |
【赤】 墓守 トラヴィス「……仮面一つで辿り着くモチーフの一つといえばそうなんだけどもね……」 私仮面めっちゃ持ってるし……聞かなくても辿り着けると言えばまあわりとそうではあるんだけども……とか呟いている。 「偽名変えようかな……エリックとかに……」 よけいバレると思うし、変えると複雑になりそうなので今のままで行きます。 (*32) 2021/10/02(Sat) 22:24:02 |
新人看守 ダビーは、メモを貼った。 (a18) 2021/10/02(Sat) 22:25:27 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>108 ダビー 始めよう、と聞こえた。常に話している人から目を離さないような男ではあるが、このときこの瞬間から、より一層あなたの全身へ意識を向け始めた。 銃を取る様、取った瞬間にこちらへ向けても銃口がしっかりと足を向いているのは流石といえよう。 狙いをずらすように左右、ジグザグを描くように駆けてあなたに接近する。銃弾の形までは見えることはないが、明確に『避けているだろうな』と思える動きだろう。 あなたへ届くまで3mほどの距離で、男の体勢はガクンと落ちるように下方へ。左手を草の生い茂る地面へつき、四つ足の獣が迫るように全身のバネを使ってあなたの足元へ入り込もうと。 もしそれが叶うのなら、次の行動はそこから右手をあなたの顎に向けて、跳ね飛ぶように立ち上がることだ。 (110) 2021/10/02(Sat) 22:46:29 |
【人】 墓守 トラヴィス>>112 チャンドラ 「珍しいものが多いね……このヒトデみたいなのは、スターフルーツかな」 皿を眺めてみると、ちょっと食べるのに勇気が要りそうなのも幾つか見受けられる。あのドス黒赤いやつなに?ドラゴンフルーツ?へえ…… リストと見比べながら、まあ美容にはいいから良いんだけど、と大体のものを許容する。 「君がそうしっかりしているうちは私も安心だ。……それこそ、甘えきるわけには行かないけれど」 つられて草原へと視線を移すが、直ぐに逸らした。 血の底に沸騰するような熱を感じる。流されるのには早すぎる、と、彼は周囲のものたちの様子を肴にすることに決めたのだった。 (114) 2021/10/02(Sat) 23:55:05 |
アマノは、模擬戦闘をただ見守っている。 (a19) 2021/10/02(Sat) 23:59:05 |
【人】 知情意 アマノ>>115トラヴィス様 「遅くなり申し訳ございません。ヴィオラ弾きよりトラヴィス様にご挨拶申し上げます。 ……ヴィオラの貸与許可をいただけるようでしたら喜んで」 古来、人がまだ一つの星に留まっていた頃に行われていた試みに由来する技術だ。 筋肉の収縮に伴って生じる微弱な電流――筋電と呼ばれる――を取得し、取得元と異なる人間に同じ電流を流すと全く同じ動作をさせることができる。筋電を何度も流すことで脳がその強弱とタイミングを学習し、筋電を流すことを止めても同じ動作を行える……というものだ。 これまでにも幾度か演奏していたのだから、筋電のデータがなくとも問題なく弾けるはずだ。たった一曲だけにはなってしまうが。 (117) 2021/10/03(Sun) 0:41:47 |
トラヴィスは、ヴィオラの貸与許可を迅速に出した。すっごい職権濫用…… (a20) 2021/10/03(Sun) 0:45:36 |
キンウは、ゆびきりをしました (a21) 2021/10/03(Sun) 0:58:59 |
ナフは、ヴィオラの調は意識の遥か彼方、ずっと遠く。聞こえているのか、いないのか。 (a22) 2021/10/03(Sun) 1:03:51 |
【人】 墓守 トラヴィスやがて響き渡る音色に耳を傾ける。 弦楽器は良い。 張り詰めた境目を遊ぶ音。我々の美しさに似ている、と、トラヴィスは思う。 緩めてはいけない。 けれどぶつりと糸を断つほどに、引いてもいけない。 トラヴィスはその音に、引かれる弓に、同僚たちの舞うように歩む姿を見た────── (120) 2021/10/03(Sun) 1:10:47 |
【人】 墓守 トラヴィス「それはそれとして甘えるってどうやるんだろうね」 それはそれとして甘えってなんだろとトラヴィスは思った。 貴族の長男なのでだいたいのことに耐えられるのであった。 「生クリームとか足したらいいかな。得意な者はいるかい?甘え」 Q.この世界観で貴族ってなんだよ A.心で感じろ (121) 2021/10/03(Sun) 1:16:07 |
【人】 気分屋 ルヴァ手で掴めるものが食べやすい。甘い物がいい。食事の偏りなど気にしない。 全てが無礼講だからできる。好きな物を選べる自由ではない。好きな物を選ぼうとできる自由のことだ。 殺しなんてその二の次だ。その為なら殺されることも我慢しよう。 まだ今は満足してはいけない。明日またチェックしよう。 だんだんわかっているのだ。自分がこの無礼講で求めるものが何か。そのためにどうすればいいか。 (123) 2021/10/03(Sun) 1:30:16 |
キンウは、ヴィオラの音を聞きました。小さく数節口ずさみ、口を閉ざした。 (a23) 2021/10/03(Sun) 1:48:13 |
【赤】 墓守 トラヴィス「我々がこうしてのんびりと拷問器具説明会をしている間にも、どこかで何かが起きている……というのは面白いものだね」 拷問器具説明会を行っている。 実践はもうすぐ、脱走犯の肉体をもって行われる。 説明、実践、解説。 この順序は非常に効率の良い学びをもたらすのだ。 教師としても優雅に。トラヴィスはどちらかといえば完璧主義に同意をするタイプだ。即興曲の織りなす美しさを知るものとして、完璧主義そのものになることはできないが。 「質問や、使ってみたいものの希望はあるかい?なに、流石にこれで貴様らの罪を加算したりはしない。役割に忠実であることは変わりがないのだからね」 (*33) 2021/10/03(Sun) 2:31:38 |
【赤】 知情意 アマノ「セファーは拷問器具の多くを知らない。 が、拷問と言うくらいだからすぐに楽にさせる手法はないのだろうことは分かる」 この狼もあえてどちらかを選ぶのであれば完璧主義を掲げる側の人間だ。だからこそこうして学びの場に訪れ、トムに師事しようという心積もりらしい。 「トム、質問がある。セファーのような拷問初心者でも行いやすい拷問には何がある? 最終的に殺害に至らしめるのならばやはり出血を伴うものがいいのか?」 (*34) 2021/10/03(Sun) 3:06:54 |
【人】 新人看守 ダビー>>110 ナフ 彼がエリア内で跳ねて回るように動いていたことは確認していた。その為体をめいっぱい駆使した肉弾戦を持ちかけることだって想像に難くない。 当たるとは思っていなかったが、こうも容易く避けられるとは。 「(これでは拳銃はあまり役に立たないな)」 体勢が大きく変わる相手を捉える。そう認識したかと思いきや、瞬きする間もなく白い影が滑り込んでくるのを見る。 低い位置からの急襲。考えられる攻撃の手は── 「……っ!」 咄嗟に空いた片腕で喉元と顎を覆い、後ろへ飛び退る。意識を刈り取られたら終わりだ。 もう片方、拳銃を握ったままの手はそのまま下へ。銃口を潜り込んできた貴方へ向けて発砲。 後退しながらの、そして咄嗟にとった行動だ。赤い弾道は大きく逸れる。その上、欲が出て反撃も行ってしまったものだから後ろに飛びきるよりも先にナフの右手が接触したことだろう。 (124) 2021/10/03(Sun) 3:27:12 |
【赤】 墓守 トラヴィス「いい質問だ。血液は……直に死を思わせるという点で効果は高い。だが、それ故に『終わり』への時間を目で確認できるという点が問題となる。当然、拷問は、長く終わらないものである方が絶望的だね?出血を伴うならば、出血していることだけを見せ、その量を見せないのが望ましい」 机に並べたのは、先に説明した視界を妨げるための器具たちだ。 「故に、血を流す場合は共にこれらを使う。飴も鞭も、無限だと錯覚させてこそだ。そういった点さえ抑えておけば、コルク抜き一つでヒトは簡単に屈服し得るものだよ」 道具の質や種類ではなく、実行する過程に拷問の肝があるのだと語る男は、それを嫌悪するでも好むでもなく淡々と説明を続けた。 「セファーのような背景があるのなら理解は容易かろう。時計の一つですら、情報を奪われることは苦痛だろう?」 (*35) 2021/10/03(Sun) 3:41:44 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>124 ダビー 低い位置からではあなたの動きは見辛い。 アッパーカットを放ってガードした腕に触れて、漸くガードされたことを知る。 ガラスの割れる音。近くを通っていく風切り音。それらを聞いても、柘榴色はずーっとあなたを見ている。 「あーーーッ、は、ァ、!」 咆哮のような笑い声ひとつ。 手応えは軽い。男は速さも動体視力も跳躍力もあるが、純粋なパワーはさほどではない。だから、掠った程度じゃ腕が少しジンと痛みで痺れるくらいだろう。 後退する速度はどうだ。今この手が当たった距離ならまだ間に合うだろうか。 アッパーの着地から地を踏みしめるまで一拍、その次の瞬間には、左足を軸にした回し蹴りがあなたの胴を狙う。 鋭い蹴りだ。ただ、隙は大きい。胴は止まっているし、軸足は一本しかない。 (125) 2021/10/03(Sun) 3:54:39 |
【人】 新人看守 ダビー>>125 ナフ 血に満たされた容器諸共、鋭い一撃が体に突き刺さる。脚と胴に潰されて、呆気なくカートリッジは砕けて中身をぶち撒けた。 「……っぐ、ぅあ゛……ッ!」 胴を揺らす衝撃に無表情を貫いていた顔がたまらず歪む。骨まで響き、軋み、体が痛みに絶叫をあげる。 されど唇は決して止まることなどなく。 「《杭よ》」 己が血に命ずる。 瞬間、互いの体を汚す看守の血液が沸騰したかのように熱を持ち──そこから、貴方の体を貫こうとする幾つもの大きな鋭い杭が勢いよく飛び出した。大まかな方向性は指定できても細かに差したい部位までは操作できないから、貴方の体のどこを貫くかは男にさえも分からないけれど。 刺さっても長くは保たない。前の戦いで見せた血の雨のように、暫くすれば音もなく消えていくだろうが、自分は串刺刑を実行したい訳じゃない。ただ相手を倒したいだけだ、何も問題はない。 初めから待っていた。 武器を増やしてもそれだけでは獣のような身のこなしの貴方にきっと勝てないだろうから。 ──飛び込んでくれるのを、ずっと待っていた。 (127) 2021/10/03(Sun) 4:40:25 |
ダビーは、ヴィオラの音を聞いても、ただそれだけだ。今は認識するだけ。 (a24) 2021/10/03(Sun) 4:45:51 |
ダビーは、普段であれば、「それはきっと綺麗なのだろう」くらいは言えたはずだ。 (a25) 2021/10/03(Sun) 4:46:17 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>127 ダビー 血の杭が飛び出す瞬間、熱よりも何よりもまずそれを『見た』。その向く先を見て、どれを避けられるかを考える。 大事なのは致命傷を受けないことだ。ならば守る先は大きな部分。 あなたの胴を蹴り抜いた足を胴に引き戻し、身体を丸めるようにして腹と胸を、そのまま腕2本で頭を守る。その代わり、杭は腕を貫くものも足を抉るものもあっただろう。 すぐにそれが消えるのなら、傷口は塞いだままにはならない。ぼたた、と片足立ちの身体から血が滴り落ちた。 「………ッ、は、ァ゛ーーー……」 痛みに呻く声、に。 熱と歓喜が籠る。 軸ではない方、曲げた方の足を思い切り、正面のあなたの腹のど真ん中にブチ当てようと伸ばす。 分かるだろうか、この足の細い血管の切れる音が。増える出血量が。濃くなる血の匂いが。 痛みは感じている。それを度外視しているだけで。 これ以降動けなくなるかもなどとも今は全く考えていないだけで。 相手を倒したい? 否、男はそんなことは考えていない。 あなたと、ただ、 目一杯遊びたい だけだ! (129) 2021/10/03(Sun) 5:19:43 |
トラヴィスは、ワインを煽った。息が熱いのはそのせいだと言い聞かせた。 (a26) 2021/10/03(Sun) 5:25:21 |
【人】 新人看守 ダビー>>128 >>129 ナフ たたらを踏み、体は前に傾いた。骨は確実に何本か折れた気がする。けれどそれがなんだというのだ。体が動くなら問題ない。 むせ返る血の臭い。もう昔からずっと嗅ぎ慣れている。何の感情も湧かない。 戦いに敗れることは死を意味する。そんな世界に身を浸し続けた男の頭に、遊ぶという概念など無い。 熱を帯び始める貴方とは反対に、男はどこまでも冷め切ったままひたすらに次の一手を打ち続けた。 「い゛っ……、ぇ゛……ッ」 臓器が詰まった胴体。その真ん中に、足がめり込む。看守の体がさらにくの字に折れ曲がる。男の嘔吐く声がこぼれた。 壮絶な痛みと引き換えに、空いた片手で突き刺さる足を抱え込むように掴もうとするだろう。こうでもしなければ、きっと貴方に攻撃を当てることなど出来ない。 同時にトリガーガードに入れた指を支点にしてくるりと拳銃を回転させる。 銃身を握り、ハンマーの如くグリップ部分を相手の膝へと叩きつけようと腕を持ち上げ──躊躇いなく振り下ろした。 己の声がする。 あれは悪だ。遊びで人を殺める悪だ。 殺せ。屠れ。始末しろ。悪は全て敵なのだ。 己の声がする。 だから、眩しそうに相手を決して見てはならないのだ。 (130) 2021/10/03(Sun) 5:59:02 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>130 ダビー 身体がなんだというのだ? 命がなんだというのだ? 狭い箱庭に閉じ込められて碌に動けもしない日々を思えば、そんなものは投げ捨てたって構わない。 何よりも退屈が嫌で、何よりも身体を動かすことが好きで。 それをずーっと封じ込められていたから、ここに来たのだ。 「あ゛ーー、すッげェイイ、」 足が腹にめり込む感覚。嘔吐くあなたの声に紛れ込ませるように吐いた言葉。 そんなことをしているから、足はそのまま抱え込まれる。それだけでも、ぼろぼろになったそれは激しく燃えるような痛みを訴える。 何も平然としているわけではない。その度に息は詰まり、変な汗は額に滲み出している。 それを、悦が全て塗り潰しているだけで。 振り払うだけの余力はなく、鈍器と化した銃は的確に、男の右膝を打ち砕いただろう。 「ッが、ァ、……ッあぁ、!」 罪人は、獣は、悪は、……悪魔は。 まだ動ける。引き絞るような絶叫を上げても。 なりふり構わず、あなたの肩に手を伸ばし、叶えば掴み、頭を振りかぶる。 頭突きなんていう、野蛮で芸のない方法であなたを更に追い詰めようとする。 (131) 2021/10/03(Sun) 6:16:55 |
【人】 墓守 トラヴィストラヴィスは夢想する。 もし、今ここで。あの空間に催眠ガスをブチ撒け、あの空間に満ちる闘争を滅茶苦茶にしてしまえば、彼らはどのように憤怒するだろう? トラヴィスは夢想する。 この闘争の場に横槍を入れるように、死人の頭蓋に銃弾をブチ込んでやれば、自分の後輩は失望を隠していられるだろうか? トラヴィスは夢想する。 そうしてできた死体の臓物を見せびらかしてやれば、一体何人の死人たちが己の本性をあらわにすることだろう? トラヴィスは、 (132) 2021/10/03(Sun) 6:42:18 |
トラヴィスは、看守だ。 (a27) 2021/10/03(Sun) 6:42:28 |
【人】 新人看守 ダビー>>131 ナフ 腹部の痛みに耐えかねて折れた体に降り注ぐ貴方の声。 無表情を貫いていた男が、痛み以外の理由で顔をしかめた。或いは、ただ目を細めたようにも見えるかもしれない。 理解に苦しむ。 理解してはいけない。覗き込んではいけない。 どれだけ体が叫んでいても、悦びと共に踊り続けられる貴方であれば。前傾姿勢を取らざるを得なくなった男の肩を掴むのは容易いだろう。 「ーーーッッッ!!!」 ──しまった、思う頃にはもう遅い。 柘榴色に飲み込まれる。 衝撃と共に初めに感じたのは視界の暗さだ。一瞬でぐにゃりと歪んで明滅する。続いて鋭い痛みを追いかけてくるように燃えるような鈍い痛みが頭を覆う。同じようなタイミングで血が額を伝い落ちているのも感じた。 初めからずっと握っていた拳銃さえもからんと手から滑り落ち、二人の男の血で汚れ切った草原に音もなく落ちていく。 もう体がどうなっているのか把握するにも一苦労だ。 それでも男は倒れてはならないと精神力だけで体を支えて行動に移す。 真似をするように胸ぐらを掴もうと手を伸ばし、その上逃げられないようにブーツで相手の素足を踏もうと足を振り下ろした。 そのまま、もう暫く呻き声しか出ていない唇は、久しぶりに言葉を紡いだ。 「……ッ、は、ぁ……《雨よ》……!」 力の行使。前の戦いでアマノの体を貫いた血の針の生成。 けれど能力操作の補助を担う拳銃を取り落とした今、額を濡らす血だけで生成できる数などきっと片手で足りる程度だ。 それでもいい。相手を倒せる手段があるのならなんだって使ってやる。 体の血が燃えるように沸騰する錯覚に襲われながら、生命を削って生み出した針を貴方に向けるだろう。 (133) 2021/10/03(Sun) 7:02:53 |
【人】 不覊奔放 ナフ >>133 ダビー 細めたあなたの翠に映るのは、きっと、眉を寄せ額に脂汗を掻きながらも、なんとも生き生きと楽しげに笑う男だっただろう。 頭突き、というものは。こちらだって無傷とはいかないもので。 ぐわん、と頭が揺れて、一瞬視界が明滅した。 いつもならそんなことはないのにな、と頭の片隅が告げ、血が足りないのだとどこかで自分の声が答える。 そんな、一瞬の夢のようなものを見るくらい。 血の匂いが増した。それがどっちのものかももう分からない。 素足を踏まれる鋭く質の違う痛みに咄嗟に身を引きかけ、更にすり潰されるような痛みを感じた。 左足は踏まれ、右足は砕けている。両腕はまだ数回くらいは使い物になりそうだが、それを使うには胸ぐらのこの手を離させなければ。 ーーー嗚呼。 何が来ても避けられないな。 「……あッは、」 それでも出たのは笑い声。それも、何処か満足げな、穏やかで小さな。 直後、血の針で穿たれることになるだろう。 もはや防ぐことも逃げることも出来ず、あなたの思いのまま。片手で足りる数のそれを、一つも残さずその身で受けるはずだ。 (134) 2021/10/03(Sun) 7:22:24 |
【人】 新人看守 ダビー>>137 ナフ ぶち、と。小さな音がしたと思えば口の中に血の味が広がった。歯を立てた自身の唇が切れたのだ。 少し前まで何の感情も抱かずに見る事ができていた柘榴色。それが今は、一切目を向ける事ができずにいた。 翠色は揺らぎ、泳いで、呑気な青色の草原に逃げたまま。 「そうか」 それだけを呟いて引き鉄に指をかける。 終わりの号砲は控えめに。 ただ一度だけ、硝子が砕ける音が響いた。 貴方の中に赤色の弾丸が埋められる。 貴方の中で紅色の花が静かに咲くだろう。 「……これにて、戦闘を終了する」 相手の生死を確認しないまま、柘榴色から逃げるように男は限界を迎えた体をどうにか叱咤しその場から離れようとするのだった。 (138) 2021/10/03(Sun) 8:08:10 |
ダビーは、後ろを振り返ることもしないまま蘇生要請を出した。 (a28) 2021/10/03(Sun) 8:31:17 |
ダビーは、生死を確認していない。しかし、念の為に手配するだろう。 (a29) 2021/10/03(Sun) 8:33:48 |
ダビーは、それでも振り返ってナフを見ようとしない。見る事ができない。 (a30) 2021/10/03(Sun) 8:34:21 |
ダビーは、柘榴色が、強く焼き付いている。 (a31) 2021/10/03(Sun) 8:36:27 |
トラヴィスは、この結果が利益か、不利益かを、計りかねている。 (a32) 2021/10/03(Sun) 8:38:43 |
【人】 墓守 トラヴィス「……」 立ち上がり、よろめくように歩む後輩の肩を叩いた。 認識の外にある自分の手が、彼にどう受け取られるのかに興味があった。そう、興味だ。 これは配慮でも心配でもないのだ、と、トラヴィス自身こそが理解している。 「ダビー。実戦は、暫くぶりかな」 声が届くところに、きみはまだ、立っているか?ダビー。 (140) 2021/10/03(Sun) 8:42:01 |
【人】 新人看守 ダビー>>140 トラヴィス 肩を叩かれたその瞬間。 「──ッ!」 ぶわりと殺気が迸る。 ホルスターに納めたばかりの拳銃をすかさず抜いて構えた。脳が指示を出したわけではない。肉体に染み付いた反射にも等しいものだった。 「……ぁ、あ。 …………とんだ無礼を。申し訳ございません、トラヴィス様」 自身に触れるのが己の先輩であると理解した瞬間、目を僅かに見開いて速やかに得物を下ろし、深く頭を下げた。 戦闘を終えた自分の骨は何本も折れているし、きっと幾つかはその奥に刺さり今もなお痛みを生み続けている。それでも、先輩に銃口を向けた事実のほうがより新人看守の心を苛んだ。 「実戦は……そうですね。久方ぶりです。鈍らぬようにと看守になってからもトレーニングは重ねてきましたが、こうして他者と実際に戦うのは……本当に……」 (141) 2021/10/03(Sun) 8:56:43 |
【人】 墓守 トラヴィス>>141 ダビー 薄く、微笑む。 殺気の波が。銃口の虚が。トラヴィスの肌を撫でるように刺激する。引き摺られそうになれば、反射で笑むのが、彼の癖だ。 これは────仮面なのか、本心なのか。 曖昧だな、と自嘲すれば、笑みは本物となる。 そう、これは、本物だ。 「……気にすることはない。そうなるだろうと思って声をかけたのだよ。切り替えるにはショックが一番、私が適切かと思ってね」 上手く切り替えることが出来たろう?と、肩を竦める。 「チャンドラ殿が治療の用意をして下さっている。肩を借りなさい。……良いことだよ、ダビー。生死の香りを思い出すことは、我々にも必要なことだ。悪性を、死の香りを嗅ぎ分ける猟犬の仮面もまた、我々には必要なのだから」 本物だ。 死体を前にして笑んでいられる。平静でいられる。 ……鏡が欲しい。 (142) 2021/10/03(Sun) 9:13:08 |
トラヴィスは、鏡を探した。しかしここに鏡は無い。 (a33) 2021/10/03(Sun) 9:17:12 |
アマノは、戦闘を最後まで見届けた。ヴィオラの音色はもう不要だろうから、手を止めた。 (a34) 2021/10/03(Sun) 9:21:10 |
【人】 気分屋 ルヴァ「…………ふーん。」 モニターで戦闘の様子を見ている。勝敗と、その後の様子を。手にあったお菓子はいつの間にか消えている。いつ食べたかもどうでもいい。 記憶するのは大事だ。今わからなくても明日わかることがある。 普通ならそれは責任の後回しにしかならないその言葉は、少年にとっては確信された未来なのだ。 (もしかして、現場に行ったほうが情報が多かったかな。怖がって行かないなんて、明日の俺に怒られるな。) そんなことを思いながら。……いや、今から行くのもそれはそれでいいのかもしれない。 少年は全て終わった後の闘技場へと向かっていった。 新たに参加するつもりはないが。 「終わってたんだね。」なんて声をかけながら。 (143) 2021/10/03(Sun) 10:06:57 |
【赤】 知情意 アマノトムの説明を聞き漏らさぬよう黙していた狼は並べた器具のひとつひとつを眺めて数度頷く。この狼は拷問というものを道具によって区分けされた大まかな枠組みでしか捉えられていなかったのだ、故にトムの語る言葉は新たな視点をもたらしていることだろう。 「セファーはその問いに同意する。なるほど、拷問というものは、」 それ以上を紡ぐことはなく、 感傷を抱く暇もないので、 表情は変わらない。ただ若干、己の今後が拷問と縁遠いものであることを願う気持ちは膨らんだが。 「……トムが先程持っていたあの器具は?」 (*36) 2021/10/03(Sun) 10:16:15 |
【人】 模範囚 メサ「成程、このような形となりましたか。 形や気構えは違えど、お二人とも卓越した戦人でありますね」 モニター越しに映る深紅に、平静に声を上げる。 ナフ殿は死を厭わなかった。 死よりも恐るべき退屈を紛らわすための戦いだ。 ダビー殿はそれを理解のうえで…否、彼にとってその狂気は理外なのだろう。 理外のうえで、戦闘における最適解を導いた。 結果、軍配はあがった。ナフ殿が"楽しんだ"事によって。 もしそうでなければ、勝敗は幾分か変じた事だろう。 「──と、そんなところでしょうか」 キンウ殿向けに、もう少し具体的な話を交えつつ解を説く。 他にも聞きたいことがあれば、ご随意に! (144) 2021/10/03(Sun) 10:17:57 |
【人】 金糸雀 キンウメサの解説を聞きながら( )胸の前で祈るように手を組み、二人の戦闘を眺めていた。 目まぐるしく変わる戦況に解説がなければ何が起こっているのかよくわからなかったキンウにとって、戦闘の幕切れは呆気ないものだった。 硝子の割れる音と、ぱっと咲いた紅。 死を厭わなかったという言葉を聞いた事で、キンウは戦闘が終わった事を知った。 「……死よりも、恐るべき事」 真紅の絨毯が柔らかな草の上に広がっていく。白い髪も染めて、きっと段々と黒に変わっていくのでしょう。 「ありがとうございました、メサ様。 ……えぇ、本当に。ナフ様は心底、楽しんでおられましたね」 比べて、勝ちを得た若い看守は酷く苦しそうにも見えた。続けて戦いを行ったからではないのでしょうとキンウは思う。 早く蘇生が為されればいい。地面に広がる斑の髪を見た。 (146) 2021/10/03(Sun) 14:40:45 |
【赤】 金糸雀 キンウ興味深そうに。 時折、想像したのかそっと眉を潜めて。 ひとつひとつの説明と質疑応答を静かに聞いていた。 視界を奪われるという事がどういうものなのか、オリオンはよく知っている。 (*37) 2021/10/03(Sun) 15:00:52 |
【赤】 墓守 トラヴィス「ふむ。これは逆に、目を瞑らせないための器具だよ。直接痛めつけるものではない…………だが、そう、目を瞑ることは、拒絶することは、全てを見ないことは、救いの一つだからね」 その器具を持ち上げて、歯をかちかちと鳴らす。 「瞼をこじ開ける。統制された恐怖がある。ある種、最も残酷な道具さ。これを用いて、目の前に針を置くだけでいい。……とはいえ、情報を奪うことに比べて、上手く与えることは難しいものだ」 過ぎれば、先程までの『奪ったもの』の意味も失くす。 飢餓にまつわる拷問に近い。 苦しむ程度に与える。 それが上手く出来るかどうかは、……トラヴィスにも断言はできないものだ。「これを用いるものは、上級者。あるいは無謀な中級者かな。どちらにせよ、その他の手技も相当のもの……まあ、私はそれなりに長けているけれど…… オリオンは知っている様子だったが、どちらかといえば忘れたほうがいい類のものだ。拷問を受けるとき、『これ』があるという知識は無用な恐怖を生む」 だから、 見せたのだ。 (*38) 2021/10/03(Sun) 16:05:38 |
ナフは、動かない。機械が蘇生の為運んでいくまで。 何をされても動かない。文句も、当然言わない。 (a35) 2021/10/03(Sun) 16:18:21 |
アマノは、ナフの遺体に近寄りはした。触れはしなかった。運ばれていく様を最後まで見届けた。 (a36) 2021/10/03(Sun) 16:23:19 |
ミズガネは、トレーニングルームを出て、機械が赤いものをカラカラと運んでいくのを見た。見ただけだ。 (a37) 2021/10/03(Sun) 16:27:02 |
ミズガネは、乗せられたモノがナフとよく似ている事に気付いたが、それ以上を気に留めなかった。 (a38) 2021/10/03(Sun) 16:28:06 |
【人】 気分屋 ルヴァ「終わっていたね。」 男が血の鮮やかな赤の残る部屋にやってきこれたのは戦闘が全て終わったあと。メサの解説や後の会話を耳に挟みながら。 「…………。」 蘇生に運ばれていく先程話した筈の死体を眺めただろう。その姿を若葉色の瞳に映しては顔を顰め、その表情を認識した。楽しそうだったことを認識した。しかしそこにそれ以上の興味は然程なさそうだ。 人の死体には恐怖も悲しみも一つと覚えないが。そこに死体があるという感覚は未だにあまり慣れない。 それから皆の様子を眺めた。怪我をしている新兵、傷を慰める墓守。 スポーツのように観戦する二人。否、一人。もうひとりは……籠の鳥?今は大人しそうな背景はそれでも参加者だった男だ。 「……………………。」 話しかけられれば答えるだろう。でなければいつもではない、素直でない傲慢な少年の表情で考え込んでいる。 (147) 2021/10/03(Sun) 16:31:12 |
【人】 新人看守 ダビー 治療用ユニットの治療を大人しく受けた後。確かめるように無表情のまま自身の体を探る。 蹴りを受けた腹部、問題なし。頭突きを貰った頭部、額は乾いた血が張り付いているがそれだけだ。問題なし。拳銃も傷がない。 「チャンドラ様。トラヴィス様。 ……俺は、BarreNwortの看守に見合った力があるでしょうか」 サポートユニットを呼び出して預けていた刀を取り出す。拳銃を納めたホルスターとは反対側に刀を差し、周囲の観戦していた囚人達に目を向ける。何も言わなかったが、少しだけ目を細めた。 しばらく見渡した後、最後にチャンドラやトラヴィスに向けて深く一礼をした。 「恐れ入りますが、俺はこの辺りで失礼させていただきます。消費した備品の作成のために暫く看守控え室にいますが、何かありましたら直ぐに伺いますのでその際はご連絡を」 それではと告げ、トレーニングルームを後にする。普段と何ら変わりない無愛想で無表情な新人看守の顔に戻っていた。 (148) 2021/10/03(Sun) 17:13:02 |
【人】 墓守 トラヴィス>>148 ダビー 大人しく治療を受けている姿は、少年らしさすら思わせる。勝負もその幼さに似合いのものならば、彼も私も、こうして苦い唾液を味わうことなど無かったろうに。 彼の問いは、まるで迷子のそれだ。事実、彼は強い。だからここに勤め上げることが出来ていて、遊戯に招かれている。だが、彼にはそれが見えていない────いや。見えていて、それでも問わずにはいられなかったか。 「……勿論だ、ダビー。君は充分に強い。私たちは……」 そもそも、死人相手に正々堂々闘ってやる必要はないんだ。 そう告げるのは、時を選ぶ必要がある、のに加えて、……彼の問いに真に答えたことにはならないだろう。恐らくは、どんな言葉も今の彼には届くまい。彼が問うているのは、極論、我々に向けてではないのだろう。 「私たちには、仲間がいる。個人の限界を補い合う。それが、真っ当な生き方というものだろう?」 命の奪い合いに勝ったはずの後輩は、追い詰められた獣のようにも見えた。きっとこの『正常な』返答は届かない。支えてやりたいとも思う。だが、チャンドラがいつか人事管理表を眺めて呟いた言葉もまた事実だ。 病むか、開き直るか。 どちらかしか選べないのなら……自ら選ばせてやるのが、彼への慈悲なのかもしれない。去っていく背に掛ける適切な言葉などあるはずもなく、トラヴィスはそれをただ眺め続けていた。 掌に、中指の爪がぎゅう、と食い込んでいる。 慈悲にも狂気にも依らない選択は、トラヴィスには酷く難しいものだった。 (149) 2021/10/03(Sun) 17:39:30 |
【赤】 知情意 アマノ「……ああ、」 知らなかった頃にはもう戻れない。無知こそが恐ろしいという意識をずっと持っていたはずなのに、それが情け容赦なく覆されてしまったように錯覚する。 拷問と言う技術に覚えがある人間から聞かされるそれらの言葉がこの狼に染み込み、気付くことがなかった、あるいは過去に忘れ去られたはずの恐怖が、知識を得たことで蘇ったように思った。 「トムは……本当に、場を支配するのに長けている。舞台を掌握できる人なのだとセファーは思うし、……その技術も知識も、セファーには扱いきれぬものだと思う」 訥々と語る狼は首を左右に振った。いくら頭を振ってももう 無用な恐怖 からは逃れられないというのに。「オリオンは。オリオンは質問や、やりたいことはないのか」 (*39) 2021/10/03(Sun) 17:52:26 |
【置】 新人看守 ダビー (部屋の机の引き出しに鍵のかかった手帳がある。持ち主が開いていた時には全て鉄の臭いがする赤いインクで文字が走っていた。) [新人看守の手記(新規追加分のみ)] チャンドラ様:俺の答えが見つかったら伝える約束をした。"ひとはひと"。ああ、あまりにも難しい。 トラヴィス様:大変興味深い話をする人だ。でも、あの話が本当なら、悪とは、善とは、俺が今まで教え込まれてきたものは……。 アンタレス様:一番共感できる気がする人。気怠げで心情を察しにくいと思っていたが、そうでもない気がする。 アマノ:U-681。『背任罪及びそれに伴う殺人罪』。……。とりあえず、まだもう少し利用価値がある。折角の機会なのだから利用することにする。 ナフ:M-219。いやだ。 覚書 ・M-701抜き打ち検査 ・S-586への協力要請 ・T-028への確認 ・シアタールーム或いは映像鑑賞用端末借用申請 (持ち主が赤いインクで綴られた文字を手のひらで撫ぜると、文字たちは静かに紙の中へと消えていった。) (L0) 2021/10/03(Sun) 18:55:20 公開: 2021/10/03(Sun) 19:00:00 |
ナフは、目を開いた。両の視界が機能している。 (a39) 2021/10/03(Sun) 19:26:25 |
ナフは、まだ動くなと機械に取り押さえられている。 (a40) 2021/10/03(Sun) 19:27:16 |
ナフは、退屈が何よりも嫌いだ。 (a41) 2021/10/03(Sun) 19:27:32 |
【置】 知情意 アマノ人類は死を克服し、老いを克服し、病を克服し、 それでも未だ不完全な存在だと言わざるを得ない。 人類は未だ個の力などという不確定要素をかき集め その定義すら定まらぬまま完全を求めている。 某国で発足されたプロジェクトもその一例だ。 その名も、『神造計画』。 人機融合による人智を越えた力を持つ存在、 通称『神』の創造が目標のプロジェクトだった。 『神造計画』の実態については国で保管されていた 書物にその内容の欠片が記されているのみである。 参加者は詳細については皆一様に口を閉ざし、 当時のニュースを見ていた者が知るのは概要のみ。 ならば詳細をとデータを探っても得られるのは 具体的なデータが存在しないという事実に留まる。 国が主体となり始動した計画であるにも関わらず、 その詳細データは全て闇に屠られているのだ。 何故か。 データは全て 一人の男によって破壊された からだ。実行者はタマキ・アマノ。 『神造計画』に携わった研究員であり、また、 計画が進められた研究所の副所長でもあった。 (L1) 2021/10/03(Sun) 19:35:33 公開: 2021/10/03(Sun) 21:00:00 |
【置】 魅月守 チャンドラ林檎 と蜂蜜 ………今日のおやつは アップルパイ にでもしようかな。 (L2) 2021/10/03(Sun) 19:49:02 公開: 2021/10/03(Sun) 21:00:00 |
ナフは、治療が終わるや否や治療室から飛び出した。元気。 (a42) 2021/10/03(Sun) 19:49:08 |
【赤】 金糸雀 キンウ「……」 「トム様は、お優しいのですね」 無知は罪だと誰かに言われた。 けれどどうでしょう。知っているからこそ感じる恐怖もあるではありませんか。 「いいえ。トム様にご教授頂きましたから、これらの使い方は理解できました。 後はトム様が 実践 する所をしかと、見せていただきます」 (*41) 2021/10/03(Sun) 20:06:11 |
【赤】 墓守 トラヴィス【星層遺跡荒 テラ 襲撃状況】 ■死因 当初失血によるショック死と見られていた。 詳しい調査の結果、精神錯乱による心臓麻痺と判明。 ■詳しい状況 当囚人は脱走直後であることを加味し、顔まで覆う拘束衣を着用させていたが、襲撃時にはその全てが脱着、金属製拘束具を用いて全身を固定されていた。開眼具及び遮眼革によって視界が外部的に操作されている点、全身の穿孔痕からみて、当囚人が精神錯乱を起こしたのは襲撃者の意図によるものであると予想される。 ■凶器 コルク抜き ※直接的な死因ではないが、現場に残された血濡れのコルク抜きが全身の穿孔痕の原因であることは明らかであるため、ここに記すものとする。 (*42) 2021/10/03(Sun) 20:06:21 |
【人】 新人看守 ダビー 爪の先が赤く塗られたように彩られている。男の爪から血が静かに滴り落ちた。 ぽたりと重力に引かれて落ちた雫は机に落ちて辺りを汚す……なんてこともなく。限りなく薄く伸ばされフィルムのような形へ姿を変える。それらは意思を持つ生き物のように虚空で踊り、長方形に組み合わされていった。 出来上がった骨組みに数回、数十回、数百回同じように薄く伸ばした血が重なり合う。 単調な工程を数時間かけて血液を保存するカートリッジが完成する。手間はかかるが、これなら弾薬は他の者へ回せるし元々使い道のないプライベートな時間を消費していたから問題はない。今は資源の少ない軍にいるわけでもないから然程気にしなくてもいいし、空いた時間だってあるなら巡回したいところだけれど。 先輩看守から輸血パックを貰っていたので恐らく五つくらいは作れるな、と内心ほくほくしているところでふと思い出したことがあった。 「……」 一度作業の手を止め、端末を手に取って起動する。 (150) 2021/10/03(Sun) 20:07:07 |
ミンは、治療室から飛び出してきたナフを見かけてびっくりした。 (a43) 2021/10/03(Sun) 20:07:17 |
ダビーは、チャンドラに連絡を取った。『M-219はきちんと回復しましたか』。 (a44) 2021/10/03(Sun) 20:08:17 |
キンウは、飛び出して来たナフを見て羽を膨らませた。ぶわっ。 (a45) 2021/10/03(Sun) 20:08:45 |
【赤】 墓守 トラヴィス/* 凄惨な状況はPCなら慣れていてもPLが苦手ってこともあるからね。こんなかんじで表現させてもらったよ。明日以降、君たちがどのような手段をとるかは任せるけれど、今日のところはこんな風に。 実際、報告書の内容よりはえげつないかんじに仕上がってるとは思うけど。 (*46) 2021/10/03(Sun) 20:09:23 |
チャンドラは、ダビーに連絡を返した。『治療完了の報告が上がってるよ。大丈夫』 (a46) 2021/10/03(Sun) 20:10:04 |
【赤】 知情意 アマノ/*有り体に申し上げて滾りましたありがとうございます!パクろ……じゃなかった、参考にしよっと……今後の襲撃先の決定や襲撃者もあわせて楽しみです。皆様と狼できて嬉しい!よろしくお願いいたします! (*47) 2021/10/03(Sun) 20:12:25 |
ダビーは、チャンドラに『そうですか。分かりました』とだけ返信をした。 (a47) 2021/10/03(Sun) 20:12:51 |
【人】 総長 メレフ「♪ツッパることが男の〜たったひとつの勲章〜だって この胸に…… 俺とした事が、眠りこけちまったぜ… 」何事も無かったかのようにご機嫌に歌を口ずさんでいるが 完全に出るタイミングを見失ってしまったてたのだ、寝坊である。 (151) 2021/10/03(Sun) 20:17:31 |
イクリールは、わくわく!テラ君!楽しみだな! (a48) 2021/10/03(Sun) 20:57:05 |
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