人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【見】 病弱貴族 アメリア

 

   シェラーフェン王子のお耳に入れるような
   お話ではございませんが……。

   私の、とても大切な人なのです。


[ 一先ず、濁して誤魔化すという手に出た。
  後から考えれば騙すことにも見える悪手だが
  この時はもう、いっぱいいっぱいだったのだ。 ]**
(@52) 2020/09/26(Sat) 22:07:03

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・審査員席─


[遠目に私の姿捉えられし後、>>210
対極的とも言えるお二方。>>212

1人が裏方に合図を送ると
場内のシャンデリアを含めた明かりは消え去り
一面が闇に覆われました。>>213]



  (辺りが闇に沈む頃……)



[成る程、昨日の出場でも>>1:13
『辺りが闇に沈む頃』とありましたが>>230
闇そのものすら演出に使うとは。

闇に包まれた会場は静まり返り、>>213
まるで無音の中に放り込まれたかのよう。]
(246) 2020/09/26(Sat) 22:09:21
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。
(t17) 2020/09/26(Sat) 22:09:23

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その刹那、聞こえたのはまさかの不協和音>>231]
(247) 2020/09/26(Sat) 22:09:43

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (これは!?)



[そう、聞こえてきたのはまさかの不協和音。
しかし不快かと言われたら……否。>>231]



  (まさか──音の反響具合を見越して!?)



[会場が広いと音に遅れが生じたり>>209
音によっては特定の音と壁が共振を起こすこともある。
実際、挑戦者の中に不幸にも引き起こした者がおり
結果演奏がバラバラになってしまった例もあった。>>210


   まさか私達審査員の位置で収束するよう
   計算までされていたとは思う筈もなく。>>210



然し、少なくとも音に対する知識に対しては
心得のある者が居ると見解して。]
(248) 2020/09/26(Sat) 22:11:13

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[音が初めに感じさせるのは沈み込むような重圧感。>>231
地の底から這い出る魔のような低き声。



憂鬱げな、仄暗さ
を感じるけれど
差し込まれるように聞こえる
和音から構成される低音から高音を順に弾く手法。
これは……電子六弦。音盤とは違う生の音。

霧深い針葉樹林に紛れ込んだかのように
体感温度の低下を肌が錯覚していく。]



  (例えるなら、哀愁。
   環境であり……)



[これが彼らの代名詞とも言われるような>>231
曲ではあるとは知らないけれど。]
(249) 2020/09/26(Sat) 22:11:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私の興味を惹き付けるには、十分すぎた]
(250) 2020/09/26(Sat) 22:12:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[何処か陶酔してしまいそう音が終わった
……そう思いきや。]



  ──────!



[打って変わって先程の空気を打ち消すかのように
激しさを全面的に押し出すような曲調へ変わる。>>232]



  (今度は、マグマ!?)
(251) 2020/09/26(Sat) 22:12:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[躍動感の加速が続き、曲の最高潮で
唐突に落ち着いたかと思えば

高音域の裏声がホールに響く。>>232]


  (見事だわ……この声域。
   ここまで高低差を出せる者も
   使い分ける幅広さも珍しい)



[喉に負担が掛かるでしょうに、と
心の中で独り言ちて。]


  (あなたたちの中には一体、
   何通りの……いや、
   何色もの一面が隠されているのかしら?)
(252) 2020/09/26(Sat) 22:13:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[極端とも言える違いを見せつけられ、
次は何が来るかと期待すると>>233]


  (あら?)


[曲は短調、激しさはあるけれど
電子六弦が旋律を担い、調和し
先まで歌ってなかったであろう各々も
合いの手や副旋律を加えるかのように
厚みを与えていった。]


  (先の2曲と比べれば、
   この国には馴染みやすい曲ね)


[現にこの曲を気に入ったのか、
横の審査員が指でリズムを紡いでる。
この国の音楽を脚色したかのような。]
(253) 2020/09/26(Sat) 22:13:55

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そして、次の曲が始まった途端
またまた空気は一変する。>>234

一見調弦の低さも激しい音像もあるが
今度纏われたのは涼しくはあるが
辛口の白葡萄酒を思わせるようなキレを感じる音像。]


  (まるで、
吹っ切れたかのような
曲ね──)


[抑圧と葛藤、電子六弦を手にして固めゆく決意。
何故でしょう……そこに並々ならぬ覚悟と
反骨精神のようなものを強く感じて仕方ないの。]
(254) 2020/09/26(Sat) 22:14:44

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (彼ら、まるで戦士のようだわ)



[壊れゆく世界の中で、>>234
信じるものはただ自分のみという
悟りを開くかのような新境地も。




まるで、構成の最初から最後までが
人間の感情を表してるみたい。]
(255) 2020/09/26(Sat) 22:15:40

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[全ての演奏が終わり、
裏方がシャンデリアの明かりを再度つけた。

明るくなった周囲に人々は呆然とし、
やがて舞台の彼らの方を向き始める。
初めの闇の時のような静寂が訪れた、と思いきや。>>213]


  『いいぞー!異国の音楽家ぁー!!』
  『何だこれ、初めて聞いた!』
  『何だか知らねえけどその楽器凄えな!?』


[主に若者達を中心とした観衆が
彼らに惜しみない拍手喝采と熱狂を送り始めた。
一部の聴衆は馴染まないのか顔を顰めたり
きょとんとした顔のままだったりしたのだけど。]
(256) 2020/09/26(Sat) 22:16:03

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  マイク、貸して。


[裏方からマイクを受け取り、電源を入れて
私から彼らに告げた言葉。
始まった瞬間から、ずっと言いたかった言葉。]


  ────あなたたち、
何者
なの?



[その声が思った以上に妖艶で自分でも驚いたけど、
何よりそれ以上にゾクゾクして仕方ない。]
(257) 2020/09/26(Sat) 22:17:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  一見激しい音や哀愁漂うような曲調と、
  あなた達はその楽器と自分たちの能力で
  様々な一面を見せてくるなんて、最高じゃない!


     けれど、ただ音を叩きつけてただけじゃない。


  さてはあなたたち、全て計算ずくなのね?
  そこには緻密な計算が無しには成立しない
  音の反響やズレも考慮されたものというのは
  私でもすぐに分かったわ。
(258) 2020/09/26(Sat) 22:17:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  あなたたち、只者じゃない。
  暗闇ですら自分達の音楽に変え、
  まるで森羅万象のように……

  1人の人生のように曲を繋ぎ、
  演奏として一つの形式に仕上げている。
  ────とても見事だったわ。
  あななたちはまるで一つの生命体のようね。


[これは、彼らの曲を一身に受けた私からの最大の賛辞。]


  どの曲も素晴らしかった。
  哀愁も激しさも好ましいし、
  3曲目はこの国のものにも親しみやすい。
(259) 2020/09/26(Sat) 22:17:47

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ────けどね。



[一度、言葉を切り上げ深呼吸して。]



  私が一番好きなのは最後の曲。
  荒削りで即興性な点は感じたけど、
  この曲が一番鋭く光り、尖ってた。

  曲の歌詞通り、あなたたちの新境地にも
  吹っ切れた者達の潔い覚悟のような
  そんな清々しさすら覚えたわ。


  若者らしい何かを、この曲は抜群に超えていた。
(260) 2020/09/26(Sat) 22:18:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……この曲は、大事にしておきなさい。
  それだけじゃなくあなた達を構成した
  音楽、経験、感情──その他全て。

  あなた達を組み立ててきたもの全てを
  大事にしていきなさい。


[何となしに感じた直感。>>235
陰も陽も恐らくは、
彼らが内側から生み出していったものなのでしょうと。]
(261) 2020/09/26(Sat) 22:18:54

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[自分に席にマイクを置くと、
優雅に──けれど惜しみない拍手を送って。]



  私からは以上よ。
  ふふ、こんなに血が滾るようなゾクゾク感は
  滅多に味わえるもんじゃないわ……。

  これだから新たな才能や可能性に
  触れていくのはやめられないのよ。
  最後の最後に思わぬ大物に出会えるとはね!!



[自分でも唇が弧を描いているのが分かる。
この国には無い新しい音楽と新境地、
嗚呼──気になっていたのだけれど。

想像を遥かに超えた、いや。
想像を遥かに踏み越えてくれたわ!!]**
(262) 2020/09/26(Sat) 22:19:46
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a61) 2020/09/26(Sat) 22:26:21

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宮廷 コンペ会場 ――



[ ティグレが隅の方の観覧席に座ったのは、
  『30分休憩のアナウンス』が流れた時だった。
  >>166

  ここは普段、舞踏会が行われるという。

  広いホール中に高貴な絨毯が敷かれ
  上を見上げると壮大な天井画と
  シャンデリアがある。>>0>>1
  それだけで圧倒されてしまう空間だった。 

  その光景に固唾を飲んでいると
  突然目の前が暗くなった。>>213 ]
  
  
(263) 2020/09/26(Sat) 22:32:16

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ


とある酒場にて


[ 酒場にニコロが入る前、コンペ会場から聞こえるだろう素晴らし
  い曲と拍手の音。
  
  ニコロはその音を少し名残惜しい気持ちを抱えながら
  酒場の中に入っていった
  
  メインストリートの中にあるだけあり、酒場は他の
  場所に比べ大きく、そして賑やかだった
  グラスのぶつかり合う音
  人々の笑い声と僅かなすすり泣くような声 
  ニコロはその音を楽しげに聴きながら
  酒場の主人のもとに歩み寄り挨拶をした

「好きなようにそこの舞台で弾けばいい
 みんなそうしてきた」

  主人はそれだけを言うと仕事に戻った

  ニコロは舞台に上がり、自分の横に花を飾るだろう
  ヴァイオリンケースから丁寧に調律調整された
  ヴァイオリンを取り出すと肩においた

  まだ、酒場の客たちは思い思いに過ごしている
  舞台上のニコロに気づいていないのだ  ]
(264) 2020/09/26(Sat) 22:34:52

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

[ ニコロはこの三日間の思い出を振り返る
  素敵なカフ
  素敵な楽器工房
  素敵な花屋

  どれもキラキラと輝いていて

  ニコロはその細い指から軽快な音楽を奏で始めた

  それは、楽しげで跳ねるような曲調
  思い出すのはメインストリート
  街の賑やかな光景
  自分の過去みた世界とは真逆で素敵な街

  酒場の客たちはニコロが曲を弾き始めてすぐ
  驚いたように舞台を見て
  そして、その楽しくなるような曲に知らないはずなのに
  手を叩いていた

  ニコロもその手拍子を聞き、より楽しげにヴァイオリン
  を響かせた

  曲が終わると酒場の客たちは拍手と指笛を鳴らし
「いいぞあんちゃん」「もう一曲くれや」
  と囃し立てた

 
(265) 2020/09/26(Sat) 22:44:53

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

 ニコロは笑顔で次の曲を弾き始めた
  ゆったりとした曲 
  酒場には似合わないのではないかと思うような
  繊細な音が響く
  
  ニコロは落ち着いた雰囲気の工房を思い出し
  華やかな匂いのする花屋を思い浮かべながら
  一曲を弾いた

  客たちはさっきまでとは違い
  その繊細な曲に聞き入っていた 

  ニコロは最後の曲を弾くことにした
  それは、この街で聞こえたんだ歌声や
  コンペ会場から漏れ聞こえたこの国にはない新しい
  楽器を使った音楽

  そして、きっとその人たちの周りで起きた
  事件と奇跡
  それに対してどうか幸せになりますようにと
  願いをかけた曲
  
  酒場の客たちはこの曲を聞いた時に
  「家に帰りたくなった」「母ちゃんにあいたくなった」
  「ちゃんと生きなきゃ」
  と考えるようになったとか

  ニコロは演奏が終わると静かに舞台を降りた。
  客たちは投げ銭をしようとしていたが
  ニコロが入れ物を指定しなかったために直接渡そう
(266) 2020/09/26(Sat) 22:50:11

【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ

  としていたが、ニコロは首を横に振り
  バーのカウンターに向かった  ]*
(267) 2020/09/26(Sat) 22:51:00

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 彼らの演奏が始まった。>>230

  低いグロウルに重なる物悲しげな音。
  ただ細部まで趣向が凝らされ
  一瞬も聴き逃せない。
  全身でその音を求めてしまう感覚。


  音は激しさと勢いに乗り
  1つのストーリーのように
  起伏を伴いながら進む。 

  
  最後の曲>>234


  彼の壊れたバネから想像した
  ローミッドの音>>1:137
  彼の暗く重い沈黙>>140
  それが重なる。


  だけど
  
その諧調はまるで羽ばたくようで飛ぶようで

  この大ホールに、ティグレの胸に響いた。


  ティグレはそれを聴き、一筋の涙を流した。 ]*
  
(268) 2020/09/26(Sat) 22:54:35
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a62) 2020/09/26(Sat) 22:56:36

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−馬車の中

 [

    どこかのバカは、にこにこと笑みを浮かべて、
    首を横に振った。
    しかし、コンセールカリヨンとは
    違う服装ゆえに、その嘘は直ぐに
    気づかれるだろうが、
    それもまた一興というわけだ。

                         ]

“僕は一介の騎士だよ。
それにしても、酷く疲れが見える。
一連のことが終われば、
シュネーヴェに遊びにくるといい。
王女様がとても喜ぶだろう。
あの国は、涼しくて体を落ち着かせやすいから。”


 [

    妹や婚約者が聞いたら、
    呆れてなにも言わなくなっていたことだろう。
    目の前の彼女が、追っている人物を
    大切な人
    と称したとき、ふっと笑ってしまった。

                         ]
(269) 2020/09/26(Sat) 22:59:05

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


“僕の婚約者
僕と身分が違うんだ。
愛おしくて、ずっと求婚して3年は頑張ったかなぁ。
だから、いいんじゃない?大切な人を追いかけるって。”


 [

    でも、その男の行動で悲しくなったなら、
    この後会ったときに、
    平手打ちでもやってしまえばいい。

    なんて、淑女に教えてはいけないような
    アドバイスを彼は口にする。
    外の様子は分からないけれど、
    多分現場に近づいていることだろう。

                        ]*
(270) 2020/09/26(Sat) 22:59:50

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−関所への道中

「1人で抜け駆けなんて、酷いんじゃない?」

    はっや……

‘この風、わかるだろ’

    流石ですね。……もう少し。


 [

   風向きが変わっていたのは、
   そういうわけだったことに気づいたのは、
   この2人がウェールズに追いついたとき。
   お目当ての人物は、
   どこにいるのだろうかと彼らは探すのだった。

                         ]*
(271) 2020/09/26(Sat) 23:15:43
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a63) 2020/09/26(Sat) 23:55:36

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 手を取り合い、抱き合っていて尚、
  迷い子のような途方に暮れた声がぽつり、
  と聞こえました>>@43


  
  
この、国から、出る…



  嗚呼やはり、ヨシュア様のご覚悟は、
  そうだったのでしょう…

  不思議と、驚きはありませんでした。
  
  先程の、別れの挨拶とともに
  送られた言葉、

  込められた、思い、

  美しい、笑み
   




       いいえ。
       このままではいけない。
       絶対に。

 
(272) 2020/09/26(Sat) 23:56:17

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ やはりどうしてもヨシュア様を追わなければ、
  と顔を上げた私に、力のこもった声。>>@44
  は、と振り返れば、ここまで共に来て
  くださったあの方>>241に、アメリア様が
  芯のある瞳で尋ねていらっしゃいました。 ]


     アメリア様…


[ 先程から緩みっぱなしの涙腺がまた
  視界を滲ませます。
  それでも、エヴィは、とこちらを
  ちらり見るアメリア様の視線は>>@47
  僅かに不安に揺れていて。

  告げられる言葉は、その揺れとは正反対の、
  私の身を案じて下さるもの。
  けれど。  ]
 
(273) 2020/09/26(Sat) 23:57:53

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    …アメリア様の、お顔の色と比べれば
    私のほうがまだマシです。


[ そう言って、にやりと笑えば、
  アメリア様はどんなお顔をされたでしょう。

  ぐい、と身体を寄せて、
  私はアメリア様に続こうとするのでした。 ]*
 
(274) 2020/09/26(Sat) 23:58:32
 




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