クラヴィーアは、メモを貼った。 (a1) 2021/04/06(Tue) 9:08:55 |
【赤】 ??? 館の主[ この館があるのは夢の世界。 そこは、どの世界に属してはおらず どの世界にも属しているともいえる、 狭間にある世界。 人が夢を見る限り存在し続ける場所。 そんな場所に居続ける館の主は、 当然、人ではない何か。 霞を食って生きる、なんて言葉があるが。 それを体現できる存在だった。 館の主は形のないものを喰うことが出来た。 例えば記憶や感情。 人にとって大事なそれを奪うことに何の躊躇もなかった。 館の主は退屈していた。 様々な世界を覗き見ることは出来る。 人を夢に誘うことは出来ても 目を覚ませば“客人”はいずれ帰る。 時間をただ、持て余していた。 ] (*0) 2021/04/08(Thu) 0:38:44 |
【赤】 ??? 館の主[ ある日のこと。 退屈で退屈で仕方なかったから、 とある思いつきを試した。 大切に思い合っている二人の片割れから 「相手に関する記憶だけ奪う」 ことで、もう片方の反応を見る。 錯乱?困惑?絶望? どんな反応をするか興味本位だった。 最初は、それだけだった。 ひとしきり反応を楽しんだら、 元に戻してやってもいいと最初は思っていた。 記憶を食べたくて奪ったわけではなかった。 別に何も食べなくとも 存在が揺るぐわけでもなかったから。 だが、気が変わった。 奪った記憶の味が気になった。 食べてしまえば、記憶を返してやることは叶わなくなるが、 それでも…興味に負けた。 結果は―― ] (*1) 2021/04/08(Thu) 0:39:18 |
【赤】 ??? 館の主[ 人の不幸は蜜の味なんて言葉があるが。 あれは嘘だ。 所詮人が作った言葉。 記憶の味なんて知らない人にわかるはずもないが。 幸せな記憶は、それこそ蜜の味、だった。 もっと食べたいと、そう考えた館の主は 退屈凌ぎも兼ねて“客人”を館に招くことにした。 幸せに過ごしている二人の片割れの記憶を奪い その反応を見て楽しもう、と。 一方的に奪うだけでもいいが、 記憶を取り戻そうと足掻く姿も見ようと “鍵”に記憶を閉じ込めて それを探させて、鑑賞して。 退屈凌ぎにちょうどいい遊戯だった。 ] (*2) 2021/04/08(Thu) 0:39:59 |
ハチヤは、メモを貼った。 (a2) 2021/04/08(Thu) 4:06:39 |
(a3) 2021/04/08(Thu) 13:36:53 |
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