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【人】 綴り手 柏倉陸玖>>41 鏡沼 「…それはさておき。 そうですねぇ、一度それに慣れてしまえば… というより。君にとっては生まれつきそうであって その状態が"普通"なのでしょうけど」 それでも、異能抑制剤を使用してはいるのだから。 一般的に言う所の、『普通の状態』というものに 何も全く想像が及ばないという事もないのではないだろうか。 そんな詮無い事を思う。 「これまでその努力をしていなかった、とは思いませんが。 根本的な解決を図るなら、制御を試みるしか無いのでは? 自分に合った薬を探す、でも良いとは思いますが。 あちこち首を突っ込むな、と言われてそうできるほど 君は決して薄情者ではないようですし。」 何れにせよ、今一度、改めて制御の方法を模索するのであれば。 その為に適切な道を提示する事はできる。 何せ柏倉の家はそういう家系だ。 「それから、これは場当たり的な処置ではありますが。 あちらこちらで抱えた問題を相談して頂けるのであれば。 勿論、俺はいつだって力になりますけども。 それもまた、ある程度は分散先の一つになりますでしょう?」 「つまり、結局の所。 もう少し人を頼る事を覚えなさい、という事ですよ。」 (43) 2021/11/05(Fri) 5:05:10 |
若井匠海は、自分の世界に殉じたい。 (a26) 2021/11/05(Fri) 5:34:49 |
若井匠海は、「だからPresent for You !グットラックをおすそ分け❤」 (a27) 2021/11/05(Fri) 5:37:04 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>42 柏倉先輩 あなたの異能を聞いて、鏡沼は何を思ったかくつくつと笑った。 その顔からは、さっきまでの剣呑な雰囲気が消えている。 「……変なトコ似てやがるから、ビックリしちまいましたよ。 仕方ねぇですね。じゃあ、僕の異能もオマケでちょい情報 追加しちまいますね」 まあ別に、隠してる情報って訳でもねぇんですが。 そう、あなたへと耳打ちする。 (44) 2021/11/05(Fri) 6:17:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>43 柏倉先輩 実際、鏡沼も事情聴取時には、異能抑制剤を飲んでいる時の 『いやに静かで落ち着ける感覚』がそれではないかという旨の 発言はしている。『普通』の感覚が逆なのだ。 「自分が、力加減ド下手糞野郎だって自覚はありやがるん ですがねぇ。気軽に練習出来るモンでもねぇですし」 「薬を常用すんのは、今まで考えた事ねぇパターンで やがりますね。ただ『新薬』ってのは御免被りてぇです。 唯でさえ手に余ってんで、強化とか変質は要らねぇですよ」 あなたの様に、何かしらのコネや伝手がある訳でもない。 鏡沼が普段使っている異能抑制剤は、メジャーな市販品だ。 「人を頼る事をでやがりますか。 ……ま、考えときます。 そう言われて、今すぐ頼ろうってならねぇ程度には スレちまってるみてぇなんですよねぇ、僕」 他人に頼ろうとはあまり思えなかったし、自分に出来る範囲が 広すぎたというのもある。 鏡沼創は、正しく“天才”だ。 他者の認識の中に居る“自分”を全て知ってしまう異能を 持つが故に、人間の汚い部分はかなり見てしまっている。 其処に“鏡沼創”が混ざったなら、醜悪な妄想さえも 自身にフィードバックされてしまうのだから。 けれど、この男はそれでも人が嫌いになっていないのだから。 あなたの言葉に頷ける日も、いずれ来るだろう。 (45) 2021/11/05(Fri) 6:21:43 |
御旗栄悠は、期待されるのが嫌いだ。 (a28) 2021/11/05(Fri) 13:35:31 |
御旗栄悠は、期待しない人たちのことが好きだ。 (a29) 2021/11/05(Fri) 13:35:40 |
御旗栄悠は、期待なしに人々を肯定する。 (a30) 2021/11/05(Fri) 13:36:00 |
楢崎大地は、穏やかにおやつを食べている (a31) 2021/11/05(Fri) 14:34:56 |
若井匠海は、全くの空想上の物を作ろうとし、"失敗"した。 (a32) 2021/11/05(Fri) 14:56:45 |
若井匠海は、目の前にある物の再現が一番得意らしい。 (a33) 2021/11/05(Fri) 14:58:43 |
若井匠海は、ふらっと自習中の教室に戻ってきて早速イヤホンをつけた。 (a34) 2021/11/05(Fri) 16:54:45 |
鏡沼 創は、冬休み中は一人になるかもしれない。 (a35) 2021/11/05(Fri) 17:48:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+24 神谷 あなたが言う所の『余裕で体突っ込むやつら』の一人であり 一際おかしな挙動(>>19)を見せた男は、ふと振り返った。 「一体、何をそんなに悩んじまってるんです? この騒ぎを解決してぇって訳でもなさそうでやがりますが」 あなたに対して怒りを表さないのは、既に薬を服用した後だと 知っているからこそだ。 後悔し、自分に助けを求めて来たあなたは、犯人たりえない。 だからこそ鏡沼は、あなたに対していつも通りだ。 (47) 2021/11/05(Fri) 17:59:12 |
鏡沼 創は、何処にでも居るが、実は誰も居ない所には居なかったりする。 (a36) 2021/11/05(Fri) 18:48:45 |
鏡沼 創は、概ね、人の居る所に姿を現す。本当に一人で居る事があるとすれば、それは『本物』の鏡沼創だ。 (a37) 2021/11/05(Fri) 18:56:57 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>44 >>45 鏡沼 「…どんな異能も、持ち主が制御下に置く事ができなければ。 どうしたって、大小問わず困った事にはなる。 それを克服する為に、日夜研究は進んでいるのですよ」 明かされた詳細に動じないのは、自分の異能の事もあってか。 或いは単純に、そんな事もあると理解しているからか。 ともあれ柏倉は。 ままならない現実に、素直に甘んじてやるような人間ではない。 「気軽に訓練のできる異能ではないのは重々承知しています。 であれば、薬によってある程度弱めた状態から始めれば良い。 この頃はそういったやり方もあるのですよ。 少し専門的な所で行うものですから、 これまでご存知無くとも仕方ありませんけどもね。」 幾度も突き付けられる現実に、内心唾を吐きながら。 それでも。みっともなく、見苦しく、泥臭く。 利用できるものは、全て利用してでも。 ここまで足掻いて来たのが柏倉陸玖という人間だ。 「どのような形であれ、君が克服する事を望むなら。 俺はその為の道を模索し、そして提示し続けましょう。 尤も、その道を選ぶかどうかは、君の自由ですが。 利用するに値すると感じた時だけ利用なさればよろしい。 俺というものは、結局。前途ある君達の為の 引き立て役たる影であり、乗り越える為の試練であり そして君達に寄り添う相談役、なのですからね。」 (48) 2021/11/05(Fri) 19:00:38 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>44 >>45 鏡沼 「とはいえあの薬はダメですね。 いえ、それそのものは決して悪いものではないのですが。 やり方も良くなければ、適切に対応できる用意もない。 そういった条件下で異能を不安定にすれば。 それは、こうもなろうというものです。」 そうは言ってもそれはそれ、これはこれ。 生徒会副会長というものは、連日の騒動に対処する側でもあり。 杜撰な体制にそれはもううんざりとしていたのだ。 「ねえ、鏡沼君。 犯人探しは、やめておいた方が良いですよ。 少なくとも今は。直接関与した人間達を止めた所で 他の誰かが犯人になるだけですから。」 それはまるで自分が犯人ではないかのような口振りで。 とはいえ柏倉は、直接関与していたにせよ、していないにせよ。 結局は同じ事をするのだろう。そういう人間だ。 「それでも君が"できるからやる"と言うのであれば。 俺は決して止めはしませんけどもね。 何よりも、やり返してやるというのは胸がすくものです」 (49) 2021/11/05(Fri) 19:01:39 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>44 >>45 鏡沼 「けれど、今はもっと優先してやるべき事があるでしょう? だと言うのに無闇矢鱈と負荷を増やすというのは 俺はあまり、得策ではないように思うのですよ。」 今のあなたには、既に随分と負荷が掛かっている。 そのように見える。 今まで生徒会役員として、それなりに接して来た中で。 これまで出す事の無かったボロを出してしまう程度には。 「真に是正すべきは、これを看過し続けた学園側。 俺は実際の所、実に無力な副会長ではありますが。 君に代わって苦情を届けるくらいは致しましょう。 だから君は、今は知り合いの傍に居る事に注力なさると良い」 「幾ら君が、"何処にでも居る"としても。 心ここに在らずというのは、寂しいものですよ。」 (50) 2021/11/05(Fri) 19:02:05 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>48 >>49 >>50 柏倉先輩 「……そういうやり方もありやがるんですねぇ」 克服したいという意志があったとは言い難い為、異能を 取り巻く昨今の状況については、決して詳しくない。 仮に調べようとしたとして、一介の高校生が知れる情報はそう 多くはないだろう。幾ら、目や耳が無数にあったとしても。 現実を、他人の認識を、在りのまま受け容れ。 抗う事すら知らず、流されるに任せ。 何処までが自分かすらわからない程に、透明な存在。 自分で足掻くという事を知らない──否。 足掻いている事さえ認識出来ないのが、鏡沼創という人間だ。 「望んでるかってのは、正直わかんねぇですが。 制御出来てねぇってのが問題なのは、理解しちまいました。 ……となると、公共の福祉に則って柏倉先輩が僕に異能の 制御を提案するってのは、強ちおかしな話でもねぇですね」 結局の所、鏡沼創は。 道を示された所で、自分の意志で何かを選べる人間ではない。 もし選べる人間なら、実質“何にでもなれる異能”を与えられて大人しく一介の高校生で居る訳がないのだ。 となると、その判断基準は相手。次に公益性。 「信用も信頼も期待も、正直ねぇですがね。 利用すべきって判断は下せちまいましたよ」 「柏倉先輩、アンタが『自分』ってのをそう定義しやがるんなら 引き立てられる光やら、乗り越えてく人間やら、寄り添われ 相談する側ってのは必ず要りやがるんじゃねぇです?」 (51) 2021/11/05(Fri) 21:10:21 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>48 >>49 >>50 柏倉先輩 「──犯人探し、でやがりますか? 柏倉先輩には、僕がそういう事をする奴に見えちまってます?」 口調はふざけているが、声色は一段冷たいもので。 怒りを宿して尚、“鏡沼創”は透明だ。 「誰がやっただとか、やってないだとか。 別に、どうでもいい話だと思いません?」 一言漏れた言葉にだけ、いつもの口調が混ざらなかったのは。 それが 嘘偽り無い本心だから だ。「僕はただ、 “鏡沼創”がやったんじゃねぇかだとか “鏡沼創”ならやっててもおかしくねぇだとか “鏡沼創”のせいになりゃいいのにだとか “鏡沼創”がやってたらどうしようだとか そう思う人間が居りゃ、 ですよ」ご期待に沿っちまう だけこちらもまた、自分が犯人ではないかの様な口ぶりで。 「……ああ、“鏡沼創”に飲ませてやりたいってのだけは御免 被るんで、その時は流石に反撃しやがるでしょうがね」 (52) 2021/11/05(Fri) 21:12:21 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>48 >>49 >>50 柏倉先輩 「しっかし、いやに気遣ってくれやがりますねぇ。 もしかして、僕に潰れられたら困っちまいます?」 言葉を切って、すっかりいつもの調子に戻る。 不自然な程の態度の切り変わりは、あなたの推測が的を射ている 何よりの証明だろう。 「代わってと言われちまいましても、どういう風に出しゃいいか サッパリでやがるんですよねぇ。 学園側に言いてぇ事がある訳じゃねぇですし。 柏倉先輩がそうすべきって思うなら、適当にやっちまっといて ください。僕の名前は、別に使っちまって構わねぇんで」 最後の言葉に、少し考える様子を見せて 「……そういうモンでやがるんですかね? ま、そこまで言ってくれやがるんなら、お言葉に甘えちまい ますかね。 お気遣いありがとうごぜーます、って事で」 その場から、鏡沼は姿を消すのだった。 (53) 2021/11/05(Fri) 21:14:05 |
牛丸紗優は、今日のお昼はどでか肉まんだった。購買部にある数量限定メニューらしい。 (a38) 2021/11/05(Fri) 21:30:47 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>51 >>52 >>53 鏡沼 「はは、仰る通りです。 手の掛かる子ほど可愛いとはよく言ったもので。 こういう立場を選んだ以上、必要としてくれる人が居なければ 結局俺の居場所なんて何処にもありませんから。 つまり、こうして気遣うのは。結局は自分の為という事です」 柏倉は、日頃から必要とされる為の努力をしているつもりだ。 その為に副会長という立場を選んで、 その為に、誰もが頼れるものであるように振る舞っている。 「けれど、それと同時に。 知り合いが困っていたら助けたいと思うのは。 それって別に、誰しも当たり前の事だとは思いませんか?」 だからと言って、"自分"を蔑ろにしているわけではない。 寧ろ、それこそが自分なのだと開き直ってさえいる。 そう定義している。きっと誰もが呆れ返るほど頑固に。 「とはいえまあ、釘を差しただけですよ。 世の中言われなかったからと好き勝手する馬鹿も居るもので。 そう仰るのなら、こちらも"適当に"やっておきますとも。 ですから鏡沼君も、"上手くやって"くださいね。」 そんな言葉と共に、いつも通りに姿を消す後輩を見送った。 結局の所。 たとえその理由が、周囲の為に、であったとしても。 総合的に判断し、去就を"選んで"いるのは、『鏡沼創』だろう。 柏倉陸玖は、そのように認識している。 (54) 2021/11/05(Fri) 22:07:38 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+33 神谷 「おっと、驚かせちまいましたかね?」 普通は人間がリスポーンしてたら驚くし、リスポーンしてた 人間が話し掛けて来たら更に驚くだろう。 「迷惑って言うほどの迷惑は掛かってねぇですから、別に 気にしねぇで構わねぇですよ。 しっかしアンタ、意外と普通に喋っちまってますねぇ? あん時は、例のアレで意識朦朧でやがったんです?」 「解決する気もねぇのに、入ろうとしやがってたんです? 中々、正気じゃねぇ事言いやがりますね。 何か理由でもありやがるんです?」 (55) 2021/11/05(Fri) 23:45:34 |
【置】 保健委員 白入 熊「……貝く〜ん。聞いてくれる?」 ある夜。 寮の部屋で一匹、水槽に向かって話しかける熊。 透明なガラスの中で、ぷくぷく泡が立っている。 大きな身体を丸めて、隅っこで貝と一緒。 静かな夜を、大きな影と小さな影で分け合っていた。 「最近みんな静かでね〜、休んでる子とかもいて。 凛子ちゃんが休み始めてからかな。 そこから急に、お薬の噂が広がって」 異能が強くなる薬。 体育祭を前にしてかどうか、 強くなりたい子たちがたくさんいるらしい。 のんびり屋の自分には、闘争心ってものがわからない。 ちょっとだけ、その熱意に憧れる気持ちがあるのは本当だ。 (L0) 2021/11/05(Fri) 23:56:04 公開: 2021/11/06(Sat) 0:00:00 |
【置】 保健委員 白入 熊「でもね、お薬がどんなものかわからないし、 みんなには危険な目にあってほしくないんだよ。 けれど、ぼくには難しいことはわからないからさ」 効果とか、副作用とか。そういうもの。 知らずに飲んだ子だっているだろう。 何かしたくても、ぼくのハグは 苦しくなった子にしか大きく効かない。 それがちょっぴり寂しくて悲しい。 「ぼくはみんなに元気でいてほしいなって思うんだ。 だから朝も、玄関の近くで 元気のない子をぎゅってするようになったんだけど」 ふわふわして、もふもふして、それで幸せが増えたらいいな。 朝のハグ活動は、そんな小さな願いから始まっていた。 「それからすぐに動物いっぱいの騒ぎが起きて… あのときに貝くんと会ったんだよね。 仲良しのお友達ができて嬉しかったんだあ」 道でばったり出会ったきみと、ぼくはここまで仲良くなった。 日々の変化っていうものは、悪いことばかりじゃない。 良いこと、悪いこと。 それがミルクとコーヒーみたいに混ざり合ってる。 (L1) 2021/11/05(Fri) 23:56:28 公開: 2021/11/06(Sat) 0:00:00 |
【置】 保健委員 白入 熊「ぼくの知らないところで、きっと色んなことが起きてる。 わからないことは、わからないままなんだけど…… それでもぼくにできることって、あるんだよ」 また光樹くんの手料理が食べたいな。 また陽菜ちゃんの放送が聞けてよかった。 また、みんなの元気な姿が見れればそれで良いんだ。 慣れないことをいっぱい考えた頭はふわふわしたまま。 ぷくぷく泡立つ水の中で、 貝くんがずっと聞いててくれるからほっとした。 「だから体育祭の準備を頑張って、 頑張りすぎてる子をぎゅってして、 最後はみんな笑って楽しいお祭りにできたら、 とってもハッピーだよね」 そのために、ぼくが一番元気でもふもふしてなくちゃって思う。 「聞いてくれてありがと、貝くん。 また明日も、素敵な一日にしようねえ」 (L2) 2021/11/05(Fri) 23:57:02 公開: 2021/11/06(Sat) 0:00:00 |
白入 熊は、今日も、明日も、明後日も。白くて、もふもふで、ふわふわだ。 (a39) 2021/11/06(Sat) 0:00:00 |
牛丸紗優は、そう信じているし、そうなるように祈っている。 (a40) 2021/11/06(Sat) 0:12:48 |
鏡沼 創は、まだ迷っている。信じるべきか、否か。 (a41) 2021/11/06(Sat) 0:30:51 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+37 神谷 「あー……、異能に頭取られてたから、ああいう喋りで やがったんですねぇ」 あなたの言葉に、納得を見せる。 実際に、鏡沼の異能も脳のリソースはかなり食う方だ。 そのせいで、実は寝起きがとても悪い。 自身は処理能力でごり押し出来てるとは言え、似た異能の あなたがああなっていたのも、無理からん話だと。 加えて、我らが副会長が絡んでるとなれば、尚更だ。 きっと自分に焼いた様な世話を、あなたにも焼いたのだろう。 鏡沼からすれば、今の説明に不審な点は見受けられない。 「別に、咎める気なんてねぇですよ。 何なら、同行しやがりましょうか? 僕はこれ、一人じゃ通れねぇんですよね。 空間系の異能じゃねぇんで、力にはなれねぇでしょうが 一人じゃ踏ん切りがつかねぇんでしたら。 普通に入ったら分断されちまう可能性もありやがりますが 僕なら、それもねぇ筈ですし。 無事帰って来られるって保証は出来ねぇですが、命綱の 代わりくらいは出来るんじゃねぇですかね」 (56) 2021/11/06(Sat) 1:05:09 |
若井匠海は、先生から肩を叩かれる日を暢気に待っている。欠伸をしながら (a42) 2021/11/06(Sat) 2:59:00 |
鏡沼 創は、焦った様子で走り出した。 (a43) 2021/11/06(Sat) 9:12:48 |
【置】 綴り手 柏倉陸玖いつかは少々空っ風の吹き込んでいた教室。 割られた窓は、今や傷一つ無い。 修復に適した異能者の手によって、 おおそよ"完全"な姿でそこにある。 手袋を外して、それに触れる。 何も変化は無い。 この異能は、そこにある傷にしか影響を及ぼさない。 結局の所は、そういうものだ。 得てして直す、或いは治す異能というものは。 初めから"そうである"ものには対しては、 どうしようもなく無力でならないのだろう。 こんな身に余る大層な力をくださるのなら。 もう少し夢を見せてくれればいいのに、と思う。 世界というものはどうにも残酷で、現実は何処までも甘くない。 (L3) 2021/11/06(Sat) 17:33:06 公開: 2021/11/06(Sat) 18:00:00 |
柏倉陸玖は、無力な副会長だ。 (a44) 2021/11/06(Sat) 17:33:14 |
【置】 綴り手 柏倉陸玖けれども、大人しくその事実を受け入れて しおらしく諦めてやるほど、柏倉は殊勝な人間ではない。 異能が頼りにならないのなら、他の道を模索し続けるまで。 死んでも全てを諦めて泣き寝入りなどしてやるものか。 だから、手の掛かる、それでも諦めない人間が好きだ。 無力な自分に縋ってでも、現状から抜け出そうとする人間が。 心の底で理不尽な現実や気に食わないものに唾を吐きながら、 それでも利用できるものは何だって利用する。 たとえどれだけ傷を背負い込んでも、執念だけで立ち上がる。 そういう人間にこそ、手を差し伸べようと思うのだ。 そうしてみっともなく、見苦しく、泥臭く足掻いて。 いつか彼等がざまあみろと現実を見返してやれる時が来たなら。 その時はきっと、自分の努力も救われたような気になれる。 そんな自分勝手で独り善がりな希望。 結局の所、全ては自分の為の事。 あの薬は、あなた達の存在は、異能というものは。 憎たらしくも、忌々しくも。 それでも紛れもなく、自分にとっての希望なのだ。 (L4) 2021/11/06(Sat) 17:34:33 公開: 2021/11/06(Sat) 18:00:00 |
柏倉陸玖は、これからもそうなのだろうと思う。 (a45) 2021/11/06(Sat) 17:34:40 |
御旗栄悠は、薬を勧められた。 (a46) 2021/11/06(Sat) 18:43:51 |
御旗栄悠は、とりあえず悩むことにした。 (a47) 2021/11/06(Sat) 18:44:08 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+47 神谷 あなたの言葉を聞いて、鏡沼創はおかしそうに言った。 「あはは、殺される事はねぇんで安心しやがってください。 僕は絶対に巻き込まれねぇですから。 此処に居る僕は、分身みてぇなモンだと思ってもらえば 話が早えぇですかね? 納得出来ねぇってんなら、もうちょい説明しちまいますが」 ・・・・・・・・・・・・・ 「ん? そりゃアンタが止められてぇとは思ってないからじゃ ねぇですかね?」 (57) 2021/11/06(Sat) 19:13:23 |
【赤】 風紀委員 普川 尚久/* 噛みですがこれどうしましょうか 御旗くんが吊られる事ですし、俺か若井くんが噛み入れておかないとですよね。どうしましょう?もう時間もギリギリだし任意でいいでしょうか? ※墓下も合わせてこれが見える1人はGMさんがいると想定して (*8) 2021/11/06(Sat) 19:19:56 |
【赤】 勝利への渇望 御旗栄悠/* 助かります〜!!! GMなのですが(覇王)、白入くん、楢崎くん、牛丸ちゃんからそろっと選んで噛んでいただければよいかと (*9) 2021/11/06(Sat) 19:22:38 |
【赤】 風紀委員 普川 尚久/* GMさんだ!了解です。もう襲撃連絡も必要なしでいいでしょうか?(エピローグ入りでしょうし)それならもう俺と若井くんでその三人から好きな子選んでランダムに任せてもいいかも知れないですね (*10) 2021/11/06(Sat) 19:25:36 |
鏡沼 創は、今日も何処にでも居る。 ……が、いつもよりは大分少ない。 (a48) 2021/11/06(Sat) 19:27:30 |
【赤】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海/* 念のための居ます!のご報告をば。 こちら特に指定御座いません、この後中身が席を外すかもなのでお伝えを…(既ににコミット済) (*12) 2021/11/06(Sat) 19:31:57 |
【赤】 風紀委員 普川 尚久/* コミットは確か実は更新後に……しないといけないはず……!(なので21時にはコミット入れる数分の時間は取れるようにしておく方がいい…)ただ襲撃は別に本当にランダムになるだけなので若井くんも3人からセットしていてくれたらいいかと〜! (*13) 2021/11/06(Sat) 19:41:06 |
【赤】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海/* あれそうだったんですか!それは失礼しました…!急ぎの用事ではないので多分時間取れると思います。 此方からも誰かに一つ入れておく、成程了解です。お手数おかけしました…! (*14) 2021/11/06(Sat) 19:43:23 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+49 神谷 「えっ、わかんねぇんです?」 こっちはこっちで驚いている。 珍しく、普段細められてる目が開いて紫色が見える程度には。 「チートっつうよりは、増殖バグでやがりますが。 見たり聞いたりは出来ちまいますね。 尤も、何処にでも居られる訳じゃねぇですが。 こん中にだって、一人じゃ入れねぇですから」 と、件の扉を指し示す。 「しかし、わかんねぇなら、そりゃ思う様にも出来ねぇですし 薬の件がなくても日常に支障出まくりじゃねぇですか。 ま、僕はそのせいで“自分”って言えるモンがほぼねぇんで してぇって程の事もありやがらねぇんですがね」 わかるという事は、アイデンティティの喪失に繋がりかねない。 出来る様になった所で、あなたの救いになるかは疑問だ。 (59) 2021/11/06(Sat) 20:11:41 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+50 神谷 「……一応、『本物』って言えるモンはありやがりますよ。 出来る事・出来ねぇ事ってのが異なっちまってるんで。 記憶や経験は、全部その『本物』にフィードバックされて ますから、齟齬が出たりはしやがらねぇです」 それは、全てを並行処理出来る処理能力があってのものだ。 この処理能力も異能の一部なのか、必要だから開花した才能 なのかは、鏡沼自身にもわからない。 処理出来るのが、鏡沼にとっては当たり前というだけの話。 鏡沼創は知っている。 あなたに自分が 『気持ち悪い存在』として認識されている 事を。 (60) 2021/11/06(Sat) 20:34:34 |
若井匠海は、帰る間際、軽く振り帰って虚空に手を振った。「じゃ、また明日!」 (a49) 2021/11/06(Sat) 20:57:10 |
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