大きめのコートに身を纏った大きめの男が、これまた大きめのトランクを引いてやってきた。
手袋をつけたまま端末を操作できる程度にはこうした手続きには慣れている様子だし、手袋をつけたままでも生体認証を終えたことから手袋の材質が特殊であることも伺える。
ただ、当人にはひけらかすつもりも隠すつもりもなく。至って普段通りの足取りでロビーへと向かうだけだった。

「うし、ログイン完了っと。さてはてどうなるかね。……休めは……しないだろうなー……」

「やーっと頭働いて来たはいいんだけどさ……えっ？何？？呼んだ？？」

どうにも寝起きが悪いらしい。端で微睡んでいたがようやく起きて人の集まっているところにやってきた。

>>66


バナナの歌。

>>70
「作詞の才能？ああいや、何でもない。はじめまして」

初対面の人間に（バナナ9割バーナード1割な）テーマソングを作られる実績を解除した。なんだこれ？

「俺の名前は……いいか、名乗らなくても。お前はカストルだっだよな？学生ってんで覚えてたんだよ。よろしく」

>>76
「次バナナードって言ったらお前の口の中にバナナ一房丸ごと突っ込むぞ。……なんてな、冗談冗談。バーナードであってるよ」

笑いながらひらひらと手を振っているがバナナ一房突っ込むのは割と本気でできそうだ。やりかねない。

「今回全然学生いないからオンリーワン学生じゃんか。希少価値だしどんどんアピールしてけ？大人多いしよっぽど羽目外さなきゃ許されるだろうしさ」

「うお甘」

甘かったらしい。

>>83
「え。あ？……じゃあ交換、ってことでここは手を打たないか……？」

謎の交渉だ。甘いものと甘いものの交換に救いはないぞ。

>>85
「おう、いいぞ。許した！」

こちらもすぐに許す。怒ってないしな！

「いやー後輩のことを助けたい気持ちはあるんだけどさあ。詰んだら助けようがないし陣営が同じとも限らないんだよなあこれが。同じ陣営だったら善処しおっとこれテンションの音か？？」

>>86
平然とシュトーレンを頬張る姿を見て敗北を確信した。しかしゲームではまだ負けてないしそもそもゲームが始まってすらいないので敗北を宣言するには早いと思った。よし。未来に期待しよう。テレベルムから受け取ったカップに口をつける。未来への一歩には一杯の

「」

これは(12)⁷ⁿ¹²割リキュールと生クリームなのでは？コーヒーとは一体？バーナードは訝しんだ。コーヒーだったものとシュトーレンをそれぞれ持って途方に暮れている。

>>92
「いいのか？あーでも、俺こっち少し口付けちまってて……それでもいいならお言葉に甘えたい、頼めるか？」

少し申し訳なさそうに12割リキュールと生クリームの飲料（？）を差し出した。

「あ、俺バーナード。よろしく、……ラサルハグだったよな？」