人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【独】 浮遊想 テラ

言われてみたらめちゃくちゃズルいな思い込みの遊び星。
(-251) 2021/10/19(Tue) 1:03:10

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>【ハロウィン】
>>G52 ポルクス

「あなたの言う通りよ、ポルクス。
 お互い睨み合っているの、わたしたち」

もしかしたらかつて、そんな歴史があったのかもしれないけど、これまでに聞いた話では一度もない。
有りもしない危機に怯えることを、慎重ととるか臆病ととるかなら、わたしはどうしても後者だと感じてしまう。

「ロミオとジュリエットね。
 劇は見た事はないけど、本なら読んだことがあるわ。
 この考えに少しでも同意を貰えたのは、初めてよ。
 ……それにしてもあなた、教養があるのね。
 なかなか戯曲の話なんて、出てこないもの」
(G54) 2021/10/19(Tue) 1:07:40

【神】 逃亡者 ポルクス

>>【ハロウィン】
>>G54 チャンドラ

「対話をしていないだけで、昼の民は案外夜に攻め込もうとは思ってないのかもしれないね?
 それか、大義名分を探してるか……何にせよ、イメージや想像だけで恐れたりいがみ合うのは良くないことだ。俺は、キミの考え方の方が好きだよ」

部族、国といったものの争いで傷つくのは何も力を保たない末端の存在ばかりだ。
俺は、そういう事を子供の頃からよく教え込まれて育っている。
あなたから教養の話が出ると、その事も含めてバレてしまったねと小さく苦笑した。

「あぁ、君もよく知ってるね。
 俺は……うん、これでも一応王族でね。子供の頃から定期的に観劇はしてたんだ」
(G55) 2021/10/19(Tue) 1:25:03

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス

テラの部屋には、普通程度の調度品たち 
なんだかよく動かされていそう。
模様替えを頻繁にしているみたいです。

あなたは長い脚を組み、黄昏色の光をその目に収めました。
その斜陽に、机の上の何かがきらり。光を反射します。
革袋から転がり出ていたパイロープガーネットgemでした 
袋の中にはじゃらじゃら、様々な種類の鉱石たち 
質はお世辞にも良いとは言えないけれど、
同じ色は一つもありません。イロトリドリ。


ナニカ の気配は、あたりをうろうろ、うろうろ。
(-252) 2021/10/19(Tue) 1:34:25

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス


「 
んんん……?? 夕暮れの空の部屋にいくつもり
だったんだけど、な?
 」


「 
あ、見え方みんな一緒じゃないんだったそうだった。
       
  
おやつ時過ぎてしばらくしたくらいだから、多分そんな時間か。

うわぁごめんね〜〜??
 」


「 
まあでも、来てくれたんだからいい、

  
……テラって書いたっけぇ???

  
どうしてこの部屋に来たのさトラヴィスちゃん。
 」


「 
うーーーん うーーーん、
               
  
……やっぱり、
何か今までと違いそうなんだよ、なぁ
 」


「 
……ねえ、トラヴィスちゃん、
聞こえてる?
   
お部屋の手紙の 文字は見えていた?
 」
(-253) 2021/10/19(Tue) 1:35:02

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>【ハロウィン】
>>G55 ポルクス

「……驚いた。確かに教養があるとは言ったけど。
 あなた、王子様だったの。ポルクス」

どこの国にも属さないわたしたちにとって、王族というのは一生以上に縁のない存在と思っていたけど。
思わずクッキーを食べる手を止めたわたしは、ポルクスのことを見つめていた。

「わたしは、これで族長のひとりむすめなの。
 一族のことに詳しいのも、戯曲のことを知っているのもそれが理由よ。
 ……姫様だなんて呼ばれてもいるけど、本物の王子様の前じゃ霞んでしまうわね」

それでも本物を前にしてこうも堂々といられるのは、自分ならそうして欲しいと思ったから。
それを無礼ととるかどうかは人それぞれだけど、ここまで対話をしてきたあなたはそんなことでへそを曲げたりしないように感じていた。
(G56) 2021/10/19(Tue) 1:36:09

【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス

 

「 
君は、どうしてここに来たんだい?
 」
 
その声は、
半透明 
(-254) 2021/10/19(Tue) 1:37:40

【秘】 不眠症 アマノ → 夜の一族 チャンドラ

「話すのが好きなら今頃あのどんちゃん騒ぎの一員になってんだろ
 大体──」

言いかけた所でおなかの音が鳴った。

「…………。はぁ……」

煙草を床に捨てると踏みつけて消し、ポケットから小包装されたブロック状のビスケットを取りだし、そちらへ雑に放り投げた。

「うっせーからそれでも食ってろ」
(-255) 2021/10/19(Tue) 2:24:47

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル


くす、くす。
律儀にも建前を大切にしてくれる貴方へ、『してやられた』とばつが悪そうに苦笑。

「おや、おや。それもそうだね。
 随分と優しい魔女様だ。」

貴方の手を引き、招き入れて。
貴方の視界に入るのはまずは天蓋付きのキングサイズのベッド。
全体的に洋風の調度品。それから広い机に椅子。
机上には赤と白──比較的白が多いワインボトル。

そうして、男が住んだ証が散りばめられた自室───パーソナルスペースへの侵入を許した。

「ああ、もう少しハロウィンらしい飾り付けをしておくべきだったかな?
 至らなくてすまないね。
 私達には関係のないものだと認識していたから、さ。」

貴方の手元。
見覚えのある菓子。
見覚えのない包み方。
……口をついて出るのは、日頃のように余裕たっぷりとは言い難い、疑問。


「………君は、どうして私に構うんだい。
 君に何も望まない、つまらない男だよ。
 私なんかと過ごすよりも、よっぽど有意義な時間の使い方があるだろうに。」

男は昨日貴方と会話をして、別れる前のままとは違っていた。
だからこそ出た、後ろ向きな言葉だ。
(-256) 2021/10/19(Tue) 2:36:00

【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ

ひゅう 心構えがイケメン。当方oreテラ ときめいちゃった。
男は狼なのよ〜〜  ……まぁ、こう言って
引き下がるチャンドラちゃんじゃないよね 
これはoreテラ がズルい言い方をしたよ。

もう、悪い人には捕まっちゃダメよって 
言ったじゃあないか。あはは 


テラは、
意識して息を吐く動作をしました

・・・・・・今は、折角だからもう少し、
ピクニックみたいなことをしてこっか 

ここでの思い出話なんかをしてあげようとも 
石も拾っていかないと。あ、緑好きなの 


テラは、春の陽射しのもと、あなたとお喋り 
半分くらいは、結局あなたの話になったかも。
宝石のいくつかはあなたのもの 
テラは、あなたの好きな色をあげたがりました。
彼の好きな色は、
んー、これも好きあれも好き
 
いろんな色が好きだから、こうして宝石を持ってるみたい。


剣呑な空気になったのは、少しの間だけ 
今の時間は、きっといい思い出になりました。

/*
言われてみたらめちゃくちゃズルいな思い込みの遊び星と思いました。ズルいな当方。思い込み解除はエピ突入後ですね☆彡

この後は、絶忘姐様側からのレスポンス後、チャンドラちゃんが自室に帰って来た丁度その時の時間軸で描写をしていくのだわ。いいな絶忘姐の略称。ブン!されました。Love. 当方も素振りをしています。ぶんぶん @ありがとう kiss......
(-257) 2021/10/19(Tue) 2:45:25

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 浮遊想 テラ


光の先、煌びやかな宝石へは目もくれずに
僅かに透け始めた貴方の気配へ、やっと興味を示す。
室内を──貴方が居るらしき方角を見据える。

「さあ、どうして?
 『君が望んだから』で、『私が応えたかったから』だろうね。
 意識下でも、無意識でもさ。
 君が私を望んだから、私がここに居るんだろう。
 世界はそうして、沢山の運命に彩られているのさ。」

ずっと前から、ナニカの存在はぼんやりと認識していた。
けれどそれの正体を知るのは、
を掴むような話。



「──今、やっと聞こえたよ、君。
 こうして相見えるのは初めてだ。
 私はそう、トラヴィスだ。君はテラと言うんだね。」

この舞台にとって異分子である男は、穏やかに笑った。
ファントムのような───貴方との『対話』が叶った瞬間だろうか?
(-258) 2021/10/19(Tue) 3:02:24

【神】 酔吟 ミズガネ

>>【ハロウィン】
>>G48 キンウ

「え、酒飲める?そうか、それはいい!酒はいいぞ、なんたって悪いことがいくらあっても吹き飛ばせるし楽しくなれる命の水だからな!」

神聖な捧げ物をいただいていた少女にも対し、こちらは神聖さの「し」の字もない自堕落なただの酒飲みである。そんな事は関係ないとばかりに貴方が飲めると聞けば更に機嫌を良くしたけれど。

「そうそう、麩を知ってるならー……ああ、団子は分かるか?あれと似たようなものだ。餡子をかけたり醤油をかけたり、更に炙ってみたり……団子と同じでこれも食べ方が沢山ある。
 ふふん、お前目の付け所がいいじゃないか。酒も飲めるみたいだからお勧め作ってやる、今の僕は気分がいいから!」

返された小袋を受け取り、興味があるようなら貴方をつれて卓上コンロまで向かうだろう。ついて来なくても手早く調理して戻ってくる。
甘口の日本酒を温め、マグに入れたマシュマロに注いでいく。スプーンでかき混ぜて程よくとろとろに溶かしてから「出来たぞ」と貴方に差し出した。
(G57) 2021/10/19(Tue) 3:03:49

【神】 酔吟 ミズガネ

>>G57 巫女とマシュマロと日本酒補足

なお近くにあったマグを使っているが、マシュマロ多めの日本酒は少なめだ。並々と注いでぐびぐびと飲んでは大変なので。
(G58) 2021/10/19(Tue) 3:13:25

【神】 酔吟 ミズガネ

>>【ハロウィン】
>>G49 ユピテル

「ああ、聞いてた?」

聞かれても動じず悪びれない。

「そうだな、それじゃあその華やかな見た目でパーティーを彩ってくれるお前に敬意を込めてお菓子を……。
 …………あー、この一種類しかないんだよな。W多くWは無理かも知れないな、困ったなあ魔女様?」

コートのポケットを探り、マシュマロ入りの袋を見せる。男はそれしか用意していなかった。
ただ、それでも男は申し訳ないとは思っておらず。トリートで用意できない、それ以上の要求分はトリックで清算しようという魂胆のようだ。きっと可愛いイタズラだろうという賭けに密かに出ている。
(G59) 2021/10/19(Tue) 3:22:36

【鳴】 酔吟 ミズガネ

「ゲイザー、一つ言うのを忘れていた。
 お前まだあのインチキ詐欺師探偵と何か依頼めいた話をしていないだろうな?」

またも唐突な連絡。貴方は聞くだけでも構わない。それくらいの雑な連絡だった。

「あいつに相談事するにしても、何か取引持ちかけられたら警戒しろ。というか話は聞いても取引はするな。無闇矢鱈にホイホイ契約してはいけない。これはまあ外の世界でもそうだが。
 ……いいな?俺からは以上だ」
(=9) 2021/10/19(Tue) 3:29:54

【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ

「何かがずっとちらつくんだよ、誰だ?
 まさか、これが死神の正体とも言わないだろうな」

こんな部屋初めてだ、気味が悪い。
ただなぜだかあの黒点が、太陽だか月だか空に浮かぶものだということはわかった。

「聞き取れないこともあるが、聞こえてる」

目の前の見えない存在を探す。
声の聞こえる方を見ればそれがあるのだろうか。

「椅子を転がしたのも、お前なのか? なんの用があるんだ」

怪しむ様子を隠さず、
あなたに、君に、お前に話しかけた。
(-259) 2021/10/19(Tue) 4:17:05

【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス

手を引かれた事に驚き、一瞬目を瞬かせました。
昨日の拒絶を気にしない訳ではなく、今日、訪れても
拒否される可能性も想像しなかった訳ではありません。

「ここが、トラヴィスの部屋……
本当に、住んで、生きているのね。ここで」

だから彼が住む証を目に焼き付けながら、本当は不安があった事を伝える様に手の指に力を込めて弱々しく握り返します。

「もう、押し掛けたのに私そんな図々しくないわ。
謝るくらいなら無関係だなんて言わないで。
じゃあ、次が来たら。その時は、
このお部屋に相応しい飾り付けを見せて?」

菓子に視線が向いたのを見て、机に置きます。
トラヴィスの問いかけを聞いて、
その頬に不思議と触れたくなったからです。

『──仕方のない子』

貴方よりも明らかに年下に見えるのに、慈しみの表情と共に
そんな表現をして、安堵させる様に頬の手を撫で滑らせます。

「構う理由は、トラヴィス興味があって、好きだから。
望まれないから嫌いになる事もないわ。
……顔色が優れないのね。キエに何か言われた?」

トラヴィスと名を挙げた彼が会っていた事なんて、ユピテルは一切知りません。
ただ、キエと直接会話をしたのは己も同じ。
だから自然とその名を挙げました。
(-260) 2021/10/19(Tue) 5:54:43

【神】 逃亡者 ポルクス

>>【ハロウィン】
>>G56 チャンドラ

「こうやって普通に外に出てるとそうは見えないよね。服も溶け込めるように一般のものだし」

今は仮装してるから一般も何もないけど。大きな帽子に触れながら笑う表情からは、一切腹を立てた様子が無いことが窺えるだろう。
なるべく一般人に溶け込めるようにしてるものの、よく見ると所作がいちいち丁寧で高貴な身の上であることは分かる人には分かってしまうはずだ。

「そうだと思った。お父さんが一族の偉い人みたいな話しぶりだったから。
 霞むなんてとんでもない。王族だと明かしても怯えないでいられるのは君も同じ立場にあって、思うところがあるからだよね。市井に降りている時くらいは誰とでも会話出来たほうが俺も楽しいよ」

今の俺は逃亡者だ。
それ以上でもそれ以下でもない。
(G60) 2021/10/19(Tue) 8:08:40

【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 巫女 ユピテル


「生きているさ、……………」

死を望むには、まだ勇気が足りないから。
そんな内情を仮面の下に押し込めて、男はやっぱり笑った。

握り返される手のひらの温度に、少しだけ安心しながら。

「はは、事実ではあるからね。
 この館に翻弄され、踠く君達のささやかな宴だ。
 干渉はするまいよ。」

堕落を受け入れてしまえば楽になれるのにね、と。
……貴方のぬくもりが頬に触れて、言葉を飲み込んだ。



それに甘えようと頭ごと擦り寄せかけて─────動きを止める。

「………キエ?」

頭だけでなく、体全てが一瞬固まった。
貴方から見ても、男が動揺したことは明らかだ。

「何もないよ。どうしたの。
 そう聞くって事は、君と彼の間に何かあったのかな?」
(-261) 2021/10/19(Tue) 8:50:33

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 不眠症 アマノ

「……!」

飛んできたお菓子を反射的に両手でキャッチ。
わたしはお菓子を見下ろしたまま、しばらくぽかんとしていた。

「……いいの?」

本当にもらってしまって。
つい訊ねてしまう間にも、またお腹がなりそうになって慌てて手で押えた。
(-262) 2021/10/19(Tue) 9:39:02

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ

「それを言ったらここだって。
 屋外のようだけどしっかり屋内なんだもの、同じことよ」

残ったサンドイッチはあとふたつ。
ピクニックもそう長くは続かない。

館での思い出話を聞いて、わたしはあの料理が美味しかった、と食べ物の話ばかりして。
1番遠くまで飛んだ記念のエメラルドと、草原に映えて美しかったマンダリンガーネットをもらった。

暫く話して解散をすると、一度パーティ会場に戻ってまた食べ物を拝借した。
次はベーグル。それにマフィン。
これだけあれば、きっと大丈夫。

そうしてわたしは、自室へと戻っていく。

/*
そうよ、ズルいわ! エピ突入後も楽しみにしているからね!

ぶんぶん!負けないわ!の素振りを重ねておくわね!
ぶんぶんぶん!よろしくお願いするわ! chu!
(-263) 2021/10/19(Tue) 10:00:29

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>【ハロウィン】
>>G60 ポルクス

「ええ、そうね。わたしもお話する時くらい、身分なんて気にせずに楽しみたいと思っているの。
 やっぱりそういうところも、お父様には窘められるけど。
 ポルクスにもそういうことはあるかしら?」

さすがにクッキーも残りが少なそう。
少し気にしながら、もう少し、と話を続けた。

帽子屋さんがいるのだから、紅茶もあればもっとよかったのかしら。
でもそれじゃ、ハロウィンという催しの趣旨からズレてしまうのかしら、とそんなことを考えながら。
(G61) 2021/10/19(Tue) 10:17:12

【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス


「……でも、」
「随分──そうに見えたから」

本当に心からこの永遠の宴を享受するのには、
あなた達は少々、秩序立ち過ぎている。

「心から堕落し切ると、もう少し見るに絶えなくなる。
そう言う人間を沢山見てきた。だから気になったの」

「まだ、堕ちきる事に抗っている。
壊れ切る寸前で立ち止まっている。そう見えたから。
それは、──W苦しくない?Wって」

トラヴィスが、W楽になれるのにW。
そう考えているのと真逆の言葉を紡ぎました。
それでもユピテルには、そう感じたのです。

「──あったのね」

大抵の誤魔化しには、ユピテルは乗ります。
それはそれ程話せないくらいに嫌な事だから。
けれど、一部それにも例外もありました。
明確に動揺が見えて、確信を持てたのも一因です。▼
(-264) 2021/10/19(Tue) 10:25:36

【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス


「随分と、行儀の無い言い方をされたから。
私からするとその行動理念は、崇高さもなかった。
キエの言葉が全てそうとは言わないけれど、
あの子は人を傷付けすぎるように見えた」

ねえトラヴィス。あなたは素直で真摯だから。
嘘と誤魔化しが下手ね。特に、目が。

「あの刃は私にだけ向けたようには到底見えなかったわ。
そして、その人が誰にも言い辛い部分を抉る。
だからここはね、黙っている訳には行かないの。
それほど鋭く、ここは自然治癒する程の変化がない場所」

「わたし踏み込むわ、トラヴィス」

すり寄せかけていたのを、今度はこちらから引き寄せ、一度頭を撫でて。本当はこれ以上してあげたかったけれど、その前に、ちゃんとW貴方の言葉でW聞かなければいけないから。

「教えて。本当に何も──いいえ。
何を言われて、傷付けられたの。そしてもう一度聞かせて」

ゆっくりと体を離して、両手を握り締めて。
その瞳が己を見据えるまで、冷たくても確かな熱を離さない。

「────ほんとうに、W苦しくないW?」


(-265) 2021/10/19(Tue) 10:32:04

【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル

「……」

閉口したままだった。
神の言葉も、巫女の心情も、そして人の立場も。全てに共感する事はできなくても、理解は少しくらいなら出来る。
全てを愛する神と個を想う巫女。
神のエゴと人のエゴ。

「お前はもう少し、自分の為に生きてもいいと思うがな。他者のために心を砕きすぎているんじゃないか……」


消え入るような声で独り言をこぼす。巫女であるが故の苦悩を持つ女に、男は声を掛けることができなかった。
自分もまた、神の赦しの元怠惰と堕落を貪り続けている人に過ぎないのだから。

「……聞かせてくれた事、感謝する。
 約束通り次は俺の話だが……お前とは違って、どこにでもありふれた、歌にもならない凡人の話だよ」
(-266) 2021/10/19(Tue) 10:52:00

【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル

「どこから話したものか。俺が吟遊詩人になったところから始めるか。

 娯楽の少ないのどかな町に、昔吟遊詩人がやって来たんだ。それに憧れた。語る話、弾く曲、周りの賑やかな空気、何もかもが夢のようで魔法使いにも見える詩人がかっこよかったんだ。

 俺は家督を継ぐ必要が無かったから吟遊詩人になる為に町を出て旅を始めた。
 でも俺はあらゆるものが足りなかった。才能も、努力も、根気も、閃きも。何もかも。
 一向に腕前は上がらず、小さな酒場一つも賑やかすことが出来やしない。その日食う分を稼ぐことすらままならない、誰にも見向きされない詩人もどきでしかなかった。

 俺の分の才能は、きっと一つ下の弟に行ってしまったんだろうな。俺と同じように憧れを抱いて家を飛び出した弟は、瞬く間に他国でも称賛されるほどの詩人になっていた。
 弟の噂を聞いて、更に自堕落に生きるようになったさ。金を借りて、女の元に転がり込んで、酒で喉を潰して、そんな毎日。

 そんなある日うろついていたら、この洋館に来ていたと言うわけさ。
 ここまで説明したら、俺がこの館にいたがる気持ちも分かるだろう?」

(-267) 2021/10/19(Tue) 10:53:35

【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル

「早い話が駄目人間。話題のネタにもならない面白みのない凡人。怠惰を貪り自堕落に生きる……ああ、そうだ。

 飽くなき創造心も愛もない。
 高みに至ることさえしない。
 幸福に手を伸ばす事もない。

 ユピテル。お前の目の前にいる俺は、どこにでもいるみっともない大人で、神の愛を受ける資格など持ち合わせていない価値無き人間だよ。

 だから……俺は迷い傷つくお前に掛けられる言葉だって持っていないんだ。俺もまた神の想いを無碍にしながら生きる者の一人だから」

そこまで言い切って、逃げるようにワインのボトルへ手を伸ばした。グラスに注いで、自棄になったようにアルコールを飲み干していく。
(-268) 2021/10/19(Tue) 10:55:09

【秘】 不眠症 アマノ → 夜の一族 チャンドラ

「食欲ねぇから邪魔だし、捨てただけだ。
 アンタが何を拾い食いしようが俺には関係ねぇよ」

フン、と顔を背けて再びカウチの背凭れに体を預けた

「それ食ったらいけよ?」

怠そうに緩慢に瞬いて、息を吐く。
(-269) 2021/10/19(Tue) 10:56:51

【人】 探偵 キエ

>>???
>>11

「僕あんまり大食いって訳じゃないんだけどなァ…コーヒー派だったのだろうか…。
 あァあ、面倒な依頼を受けてしまったよ」

キエは2人分の紅茶と菓子を食べながら思案する。
館の主或いは近しい者だという予想は外れてしまった。ならば候補は限られてくるが彼らの顔を並べても皆目検討がつかない。

この謎を解き明かしてみろ
」とミズガネは言った。だが「
犯人を捕まえろ
」とは一言も言わなかったからこの依頼自体は簡単な物である。…犯人を特定する必要も無ければ縛って突き出す必要も無いのだから。
只犯人が文字通り不透明で交渉の余地も不明であるだけだ。

キエは最後に溜め息をつくと使用人を呼び出し部屋を片付ける様に言った。
(14) 2021/10/19(Tue) 11:13:53
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/19(Tue) 11:15:51

【人】 酔吟 ミズガネ

「……気持ち悪い……ゔ……」


ハロウィンパーティから戻った後、自室で少し休んだ吟遊詩人が広間に現れた。飲み過ぎによるグロッキーだ。
いつも通りの神経質そうな様子に不機嫌さと具合の悪さが加えられいつにも増して空気が重い。どことなく湿度が高い。

当の本人は空気感などお構いなしなので、下女を捕まえて白湯と迎え酒を要求して広間の隅に居座っていた。
(15) 2021/10/19(Tue) 12:04:18