人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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普川 尚久は、ヤったんだ……と思った。
(a26) 2021/09/18(Sat) 16:53:54

【秘】 9949 普川 尚久 → 7734 迷彩 リョウ

 かちゃり、鍵を掛けてあなたに続く。

「……こっちの倉庫は大体そのまんまか」

 運動用具など、こことは用途の違う方の倉庫が「さあヤってどうぞ」と言わんばかりに整えられていたのを思い出して呟いた。

 そうして促されるままに腰掛けて、あなたと一緒にお手製のメモ帳を眺めることになるだろう。

──……

「楽なのはね、やっぱり相手の意識がないのさ。
 なんでもできるね。何をするかは、考えないと次がし辛いけど」

「このあたりのは、器用さが要るやつ。
 服で隠しやすさも変わるね。事前の練習が大事だな」

「ああ、色々気にしないで一回で済ますなら、
 一か所に呼んで爆破とか毒ガスとかもありか」

「楽してお金が手に入るイベントには割と来る方と思うよ、お手紙にする人ら。
 ミステリーツアー、古城の謎を解いたら一千万円!とかね」


……── 


 ……どれくらいの時間が経ったか。可能不可能だとか、事象として起こり得ることだとか、普川はメモに書かれたこと周りの話を、随分と丁寧にしてくれている。今のところは。

 さて、聞きたいことはあとどれくらいあるだろう?
(-80) 2021/09/18(Sat) 17:44:53

【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史

「目が慣れたら見える程度は別に構わないし…難しくはないだろ」

 心外である。

「寝る時も明るいままなのって、
 異能絡みでなくても嫌な人は嫌と思うし。

 僕自身は明るいから具合が悪くなったり、
 暗いから特別良くなったりとかって特にないよ。
 施設側が勝手にやってるだけ。それくらいさ」

 電気を普通に消せるくらいならいいです。頷いて、それじゃあと食堂などの共同スペースからは遠い場所を挙げた。問題なければそこに移動することになるだろう。きっと今はどこもいい感じに(少なくとも悪くない程度には)整えられている。
(-83) 2021/09/18(Sat) 18:05:36

【秘】 9949 普川 尚久 → 4432 貴戸 高志

「じゃあ、あっちの端の倉庫で」

 半ば体育倉庫のような場所へと足を向ける。黒塚と普川が行為に及んだ場所だ。単純に人が来ない場所ではあるだろう。

 普川は立ち姿や座り姿はそうでもないが、歩く時の姿勢はいい。辿り着けば、両手で抱えるように持っていた鞄を片手に移して。それから少し重量感のある金属の引戸を開く。

 明かりがつけられれば、映像で見た通りの場所が目に入る。見栄えやらのために物品が配置されたそこは、普段あるものがないし、普段ないものもある。

 ここでどうぞと言わんばかりに置かれた、陸上用のマットが目立つだろう。彼らはこの上で行為に及んでいたが、今はもうその跡はない。

「鍵かけてね」

 すたすたと中へ入り、マットに腰掛けた。
(-88) 2021/09/18(Sat) 18:27:04

【妖】 9949 普川 尚久

 廊下で迷彩に声を掛け、メモを手渡した。大喜びする迷彩に対して、普川は特に目立った感動もない。

 その後、手近な倉庫の中へ行き、古いスチールの机の上で並んで座り、一緒にメモを眺めて話をしていた。
($6) 2021/09/18(Sat) 18:35:20

【秘】 9949 普川 尚久 → 7734 迷彩 リョウ

「どういたしまして。……ああ、そういやさあリョウちゃん」

「僕は、今話したのを実行した人がこことか刑務所とかの
 お世話にならないように、っていうのを前提に置いて
 ここまで話してんけど……後のことって気にしんくていいの?」

「気にしんくていいなら、一気に焼くのってすごい楽だし
 成功率高くて、効率的でいいと思うな。えらいね」
(-103) 2021/09/18(Sat) 22:47:12
普川 尚久は、リョウちゃんに言った。「えらいね」 素直な言葉だった。
(a36) 2021/09/18(Sat) 22:47:20

【秘】 9949 普川 尚久 → 7734 迷彩 リョウ

「僕んこと頭いいって言ったけど、リョウちゃんも、
 …なんだろ……知ってることの量が追いついてないだけで、
 考える力はあるんじゃないかな。学校のテストで高い点が
 取れたから頭良いっていうのじゃないやつ」

「素直に努力する子は応援したくなるな、上手くいくといいね」
(-104) 2021/09/18(Sat) 22:47:43
普川 尚久は、リョウちゃんの頭を撫でた。わしわし。
(a37) 2021/09/18(Sat) 22:47:54

【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史

 鍵を掛けてから、あなたが寝転ぶベッドに腰掛けた。

「夜に寝るのは自室戻りな、って言われてはいるよ。
 僕にだけ向けっぽい注意て結構もらったね」

 普川も、何も最初から明かりぴかぴかの部屋に入れられていたわけではない。どれだけ異能の抑制に力を入れても、彼による違反行為は起こるのだ。

「結局なんなのって……何? 影くんを操る異能よ」

 ベッドに手を置いて、少し持ち上げた所に出来る影を見つめながらそう言った。
 明かりが強ければ、それだけ濃い影が出来る。360度から光を浴びせることでもしない限り、影が全くできないことはない。施設側の対策は、ただ普川が寝辛い状態を作っているだけだった。

「靖史が何に違和感を持っているのかって、よく分からないな。
 メンタル強くても弱くても、
 僕の異能ってそんなに変わらないと思っているし。
 そりゃ、使い方は性格とかで差が出るだろうけど……」
(-105) 2021/09/18(Sat) 23:30:18

【人】 9949 普川 尚久

 肉豆腐を食べている素崎を見やりつつ通り過ぎて。普川も何を食べようかと考えた。とりあえず出汁巻き卵food
(66) 2021/09/18(Sat) 23:33:46

【人】 9949 普川 尚久

>>66
 和食っぽい気分だったらしい。見ていたら食べたくなった肉豆腐、米、おひたし、きゅうりの柴漬けを持ってきて、食堂で食べた。おいしいね。
(67) 2021/09/18(Sat) 23:37:29

【独】 9949 普川 尚久

普川くんつくづく普通のラインナップ引いてくね。蝉唐揚げとか入っているダイスだよねこれ?
パスタfoodヨンミーfoodサラダパンfoodポンデケージョfoodラウゲンブロートfood
(-106) 2021/09/18(Sat) 23:38:31

【独】 9949 普川 尚久

パンだいすきラインナップかよ。小麦粉好き?
(-107) 2021/09/18(Sat) 23:40:52

【秘】 9949 普川 尚久 → 遊城 憲義

【設定】
普川が殺したのは戸籍上の兄。母の再婚相手の連れ子。いじめの発端は彼。傍目には親の再婚相手の子を気に入らなかったことが理由のように思われているが、実際は普川自身にいじめをするよう頼まれたから。

兄も最初は断ったが「僕の言うことなんでも聞けるよね?」と言われて実行。やってみたら普川が酷い目にあっているのが好き(自分の手によるものでなくてもいい)だと発覚したので問題なく続いていた。Win-Winだったみたいです。

普川視点、理由はよく分からないけどなんか狂信されてるので、兄のことは上手く使っていた形。ほしがられるものは、普川にとって基本的にどうでもいいのであげていた。処女とか。中1の夏からの一年間で、結構好きにヤらせていた。

母親は事故死している。実際は事故死でなく父親による殺人。再婚自体も保険金狙い。普川兄も丁度そろそろ殺されるところだった。普川も高校に行くまでに殺される予定だったらしい。

先に兄を殺してあげたしそれで少年院に逃げたし、父親に社会的なマイナスレッテルを貼って差し上げたぞ。再婚予定の相手には普川の事件後に振られたそうです。いじめ主犯格と殺人犯の父親だもんね、しかたないわね。

月初めごろに父親が死んだ。窮屈な場所にいる理由もなくなった。二十歳以降に少年院に居るのに必要な期間延長の申請をしないで済むように、あとはいい子にして、そのまま出院しようと考えている。

そんなところに今回の企画の話が来た。
(-108) 2021/09/19(Sun) 0:21:18

【人】 9949 普川 尚久

>>69 素崎
「………………」

 質問内容に、分かりやすく表情を変えた。面倒臭さと呆れの入り混じったものだ。

「……それ、そんなに気になるの?
 榊さんにも同じこと聞かれたけどさぁ…」

 声音にも表情と似た印象を感じるが、会話を嫌がられているわけでないとも思えただろう。

「寝れてるわけないでしょ、こんな明るくて。
 布団被ってるから別に寝れてるけどさ」

 榊に答えたのと同じ答えを返した。普川側からしても、あなたの異能を気にしてないわけではない。これまでの生活や、端末に書かれたデータやらに思考をめぐらしていた。
(70) 2021/09/19(Sun) 0:45:05

【人】 9949 普川 尚久

>>71 素崎
ミラーボールぴかぴかは完全に風評被害である。明かりが消されないだけだよ!!!

「はあ……影なんてどこにでもできるでしょ。
 僕のは暗くなった方が利用範囲増えるから、
 明るくする発想があるのはわかるけど」

「まぁ、僕の方は誰のどんな影でもいいし、
 素崎くんのと違うところはあるんだなぁってことで」

「……で、止めるってなぁに。
 素崎さん、そんなふうに大人たちから言われているの?」

「僕の異能なんて、制御装置で抑えられてしまっている程度の、
 そんなもんさ。気にしんくていいと思うけどな」

「ああ、装置が外れたら、考えなきゃかもだけど……」
(72) 2021/09/19(Sun) 1:07:25

【秘】 9949 普川 尚久 → 4432 貴戸 高志

「は? 何、なんでもいくない?
 他人のセックス見られる端末でも行きわたった?」

 性交を見られていることが読み取れる点はどうでもよかった。異能によるものでも、企画側の用意によるものでも。まさか個別に焦点を当てられているだなんて、普川は全く思っていないが……。

「だるくはなるけど、別に…へいき。僕挿れる側になれんけど、
 負担の点で言えばヤる側でも変わらんかっただろうし」

 どこまで知っているのかは気にした。黒塚とのは作業だったし別にいい。榊とのはいやはいやだがやっぱり別にいい。自慰行為にふけっていたのも、とてもいやだがこの際仕方ないと思える程度だった。

「僕を特別気にしたりとかって、要りませんよ。
 今からお相手ができる程度さ」

 意識のある時に、自身が快楽を感じる条件を察されてなければ、それで構わなかった。
(-126) 2021/09/19(Sun) 5:46:00

【人】 9949 普川 尚久

>>73 素崎
「そぉ……」

 弱点の公開に対して興味なさげな声。何かがあって止められるようなことがあれば、真っ暗を作るようにするかとは考えたが、そんなこともそう起こらないだろう。

「進歩、なぁ…? ……今回のは企画にあわせての、
 誰かさんの意思によるものですから。ないよ、そんなの」

 企画がなければ、しばらくは概ね個室が続いたであろう同士である。
 実は進歩でなく変化なら普川は思い当たるが、普川の中でだけのことなので、やはり企画以外が理由になるとも思わなかった。
(84) 2021/09/19(Sun) 5:59:28

【人】 9949 普川 尚久

>>75 市川
「………………」

 嫌そうな顔をして見やって、どうぞとも何とも言わなかった。拒否権をご利用できなさそうとは思っている。座られた後にどうぞと言うのもなんとなくはばかられた。

 食事に手出しまでしてこなければいいなと考えながら、そのまま食べ進めるだろう。ちらちらとあなたのことは気にしている。
(85) 2021/09/19(Sun) 6:07:18

【秘】 9949 普川 尚久 → 3839 南波 靖史

 寄ってきたあなたの髪を、やる気なさげにかき混ぜた。よしよーし。虚無。

「セックスの後に別室に居座ることになるのは
 なん…この際いいけど、なるべく戻れってくらい。
 諦められてはいるから、やっぱりポーズさ。
 我々は対策は取っています、ってね。そんなもん」

「言うて僕夜普通に寝てるしな。
 自室以外で朝迎えていないよ、今のところ。
 三食食べたいし、起きてる理由の方がないわ」

 時間は普段よりずれることもあるが、普川は企画が始まってから食事を抜くことはほとんどしていない。談話室で一日中だるだるしていた日も、食事は三食だった。食事が好きなんですね。

「暴走…? そういやないな、気にしたこともなかった」

 普川は自身の意思でしか異能を扱ったことがない。感情が昂っている時のは異能の暴走扱いではない。そちらは感情の暴走だ。

「コーヒーは別に、なんでもいくない…?
 どう異能に使うのよ。あー、とりあえず外では持たないな。
 制御装置がそのままだったとしても」

 カン、片手首の金属の輪をもう片手の爪で弾いた。彼の制御装置は手首足首の四ヶ所につけられている。

「習慣と執着と趣味と実益とはありますね。これは僕の。
 あげなかったらこだわってるように見えるでしょ?
 いつでも持ってたら、共通認識になるでしょ?
 僕がそこに居たの、わかるでしょ?
 行動原理がひとつでないから、なんか難しく見えてるだけさ」

 全てを述べているわけではないが、嘘は何も言っていない。面倒で丸投げしたお願い事周りの時と違い、適当にそれらしいことを言ったわけでもなかった。
(-129) 2021/09/19(Sun) 7:08:00

【独】 9949 普川 尚久

>>86 トモダチ……………………😌
(-130) 2021/09/19(Sun) 7:11:00

【独】 9949 普川 尚久

>>82 一定の言葉に過剰に反応して、あとはどうでもいい感じのあれ、とても好きなのだわ。良き………
(-131) 2021/09/19(Sun) 7:13:46

【独】 9949 普川 尚久

水筒、影くんを入れているから、異能周りの理由があるのも合っているのわよ。水筒の中にいないことも多いけど。黒塚が倉庫から出た直後に鍵閉めた時とか。

影くんってなぁに。寄生生物。影に質量を持たせているのは基本的に彼の方。影くんが体積を広げている。普川単体だと、そんなにホイホイ質量を持たせられなかったりするのわよ。わよわよ。
(-132) 2021/09/19(Sun) 7:32:36

【独】 9949 普川 尚久

>>88 ここすき。恐がっているのかわいいね。
(-140) 2021/09/19(Sun) 13:12:16

【独】 9949 普川 尚久

>>リョウちゃん秘話 そりゃバッドエンド構成って言うわけだわ!!!!!!!!!!!!!!!! おい法テラス太郎!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-141) 2021/09/19(Sun) 13:13:56

【人】 9949 普川 尚久

>>87 市川
は?


 吃驚半分威嚇半分。

「…………なぁに。僕は別に、なん……市川さんみたいに、
 話したかったとか…思ってない、けど…?」

 一先ず自身の意思を表明しておいた。僕は何とも思ってなくて、あなたの片想いですよ。

「他の人とも…話したかったら、寄るくらいはできるし。
 ……話したい気分にならんだけで。
 僕からなんかあったら、大体食べた後でいいかな……」

 そわそわと落ち着かない様子だが、食べるペースは早くなりも遅くなりもしない。
(89) 2021/09/19(Sun) 13:46:21

【秘】 9949 普川 尚久 → 7734 迷彩 リョウ

「へぇ…………そうな、それは……内緒にしないとね?
 運が悪いと、誰かにずっと見られ続けることになるから。
 多分、やりたいこと途中で止められちゃうのさ」

「僕も行きたいとこに行くのに、頑張ったよ。
 自分がしたことを、人にするなって言えないね?」

 メモに書いたようなことを沢山考えて。最後には端から見れば大雑把と言われそうな方法で落ち着いた、当時の思考が懐かしくなった。最終的な目標が違うだけで、やったこと・やろうとしていることは同じだ。そう思った。

「ご褒美もらって早く出ような。
 そしたら、んーっと……シようか?」

 自分は気持ちよくならないからその辺りは気にしなくていいということ、挿れる側をするなら道具を使うことになるということはすらすらと置いた。

「リョウちゃんはどっちがいい?
 僕はわざといたくされなかったら、どっちでも平気よ」
(-147) 2021/09/19(Sun) 15:40:26

【人】 9949 普川 尚久

>>90 市川

「そうなんよ。いくないからペットにならないです」

 塩。

「というかペットって何……?
 ここだけでの話…? 出てからも…?」

「どれにしろ、いやよ。ご主人様とかほしくない」
(91) 2021/09/19(Sun) 15:51:46

【独】 9949 普川 尚久

>>91 飼ってくれる人はほしいけど、自分の方が上じゃないと嫌だと思っているわ。PL当方は無理矢理飼ってくれるくらいの理不尽が降りかかってもいいと思うのわよ。趣味ね。
(-149) 2021/09/19(Sun) 15:56:55

【秘】 9949 普川 尚久 → 4432 貴戸 高志

「冗談で言ってんが半分当たってた? うわぁ……」

 考えた中でも悪い方だった。最悪でなければ構わないが、嫌なものは嫌だ。端末には手を伸ばしかけたが、受け取ると壁に投げつけて壊しそうなので引っ込める。代わりに鞄を強く抱きしめた。ぎゅ。

「……謝罪は要らないよ、運営側がやったのじゃんか。
 貴戸さんが気にすることってある…?
 闇討ちでもしてきたら、わかるけど……」

 律義だなぁとか、人生損しそうだとか、そんなことを考えた。

「何もしない方が、理不尽に何かされるでしょう。だからよ。
 やるならやるで、ついででご褒美がもらえたらー…
 …って思ってるのは、勿論あるけどさ」

「ここに長くいるのはもうしなくて良くなったから、
 出た後の生活の保障してもらって、できたら期間も短くするの」

「貴戸さんはご褒美はどうでもいい?」

 見上げようとして、すぐに明後日の方向を向いた。
(-153) 2021/09/19(Sun) 16:50:14

【人】 9949 普川 尚久

>>93 素崎

 何…?と言たげな顔をしたが、追究はしなかった。ちなみにヤられました。

「協力って言うか……やれって言われたことやらない方が、
 もっとやりたくないことやれって強制されるでしょ」

「そっちの方がいやよ、僕。素崎さんはそうじゃないん?」
(99) 2021/09/19(Sun) 17:15:52

【秘】 9949 普川 尚久 → 4432 貴戸 高志

「んー……?」

 尤もな疑問に、特段気を悪くした気配はなかった。どう言おうかと、考える間をそう思ったかもしれないが。

「…ひどい台風が来る時って、
 雨戸を閉じて、家に籠るだろ……?」

──台風が来なくなったの

 
 

 心の底から安心したような声、ひどく退屈そうな表情。ちぐはぐな様子でそう言った。

「気乗りしないのが理由で機会を逃してもいいなら、
 それでいいんじゃない? その程度の必要度合い?」

「そうじゃないならやってなよ。捨てるものを選べる内にさ」

 自身の正義、プライドや感情、その他色んなものすべて。ほしいものがある人間は、何も捨てないでそれを得られない。普川はそう思っている。
(-159) 2021/09/19(Sun) 18:06:16