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【人】 大守 威優[これまでカレーは家で食べることはあまりなかった。 家政婦は一緒に食べないので、一人分だとカレーは 余りがちだからかもしれない。 一緒に住む相手が出来て、市販のカレールゥも スパイスが尖ってなくて食べやすい、とか 二日目に劇的に旨くなる、とかの知識を得た。 一般家庭出身の志麻にはそれは常識のことだし 家族団らんの思い出の味のひとつと知れば いつかは作ってみたかった。 今日はその絶好のチャンスだったのだ。] (22) 2023/08/07(Mon) 23:37:05 |
【人】 大守 威優オクラ、きゅうり、パプリカ…… 俺じゃこれで他に何が作れるか思い浮かばないな。 志麻がどんな風に使うのか楽しみにしてる。 [受け取ったビニルの中身を冷蔵庫に移す。 家政婦は絶対に自分が己の夕食用に購入した分以外は 使わないので、これらは志麻(か或いは二人)で 調理をすることになるのだろう。 ラタトゥイユくらいしか思いつかないが どんな風に変身するのか楽しみだ。] (23) 2023/08/07(Mon) 23:37:18 |
【人】 大守 威優[他の料理ならともかく、カレーはワイシャツに散った場合 割と悲劇である。 それもあって、己が出した「提案」には風呂が選ばれると 思っていたけれど。] ぷっ…… っ はは! [思わず噴出した。] (24) 2023/08/07(Mon) 23:38:02 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻ああもう志麻のその強欲さ、 本当に好き。 [首元の戒めが解かれたなら、番の証に触れるのは容易い。 後ろ首を撫でて、少しタイミングが遅くなった 「おかえりのキス」を送ろう。] (-4) 2023/08/07(Mon) 23:38:21 |
【人】 大守 威優そういえば、アパレルの関連会社に行った時に 新商品をもらったんだ。 「家で洗える寝巻用浴衣」ってやつ。 [当たり前のようにシャワー室について行き、 脱衣スペースに置いてある2組の浴衣を指す。 大守の系列のアパレル会社には、志麻のウェディングドレスの件で 先日挨拶に訪問した。 本格的な打ち合わせは志麻自身の要望も取り入れたいので これからだが、向こうからは着心地のレビューをしてくれと 浴衣を渡されたのだった。 接触冷感、吸汗速乾素材で着易い浴衣は 己用の大きなものが幾何学模様、志麻の方は偶然か縞模様で 揃いの腰紐と柔らかい黒の角帯で着つけるようになっている。**] (25) 2023/08/07(Mon) 23:38:36 |
【人】 田臥 志麻[この世界に「運命の番」という力にがあったとしても、 さすがに互いの心まで読むことは叶わないだろう。 威優がカレーを作ったのも、 志麻がカレーを食べたいと思ったのも、 きっと偶然が重なってのことではあるが。 稀にそういうことがあるからこそ、嬉しくなる。 冗談で投げかけた言葉に、冗談なのか。 半ば本気のような振りをして応える様に。] へえ……、 オレの考えてること見抜いてどうするつもり? [片目を眇め、揶揄を重ねてみるが。] (26) 2023/08/08(Tue) 1:35:32 |
【人】 田臥 志麻[実際、そんな意思疎通が出来てしまえば、 近頃ようやく威優の好みが分かり始めてきたとか、 こんな風に不意に早く帰ってきてくれたりしたときに、 妙に気分が上がってしまうことだとか。 そんなことを考えていると知られてしまっては 堪らないので、 やはり、この世にそんな力がなくて良かったと思う。 ……ないよな? 思わず不安になってしまうぐらい、 威優は、妙に鋭く志麻の思考を読んでくるから侮れない。] (27) 2023/08/08(Tue) 1:36:26 |
【人】 田臥 志麻[田臥家ではカレーは定番メニューだし、 食べざかりの弟がいる為、 基本的にはドカンとボリュームのある料理が多い。 カレーもいつも二日分作る為に大鍋を使う。 志麻が威優にカレーを始めて作った時にもそうした。 皿の端に添えた福神漬けやらっきょうを、 余り食べたことがないという威優に。 カレーの添え物とはなんたるかを伝えたりもした。 好みがないと言っていた威優に、 自身の味や、常識と思っていたものを教えれば、 彼が少しずつ興味を持ち始めることが擽ったい。] オレもカレー作ろうと思って選んだんだけど、 んー……、オクラは肉巻きにして、 パプリカときゅうりはピクルスかなー……、 トマトと茄子足して焼きうどんでも……、 [余った食材を練り直す。 いくつか思いつくレシピを挙げながらも、 後は冷蔵庫の中身と相談だし、更に、 生物は買い足さないといけないだろう。] (28) 2023/08/08(Tue) 1:37:34 |
【人】 田臥 志麻[それは明日以降に考えるとして。 今は、目の前の『初めてのカレー』を堪能することにする。 香りに刺激されて腹は空腹を訴えるが、 まずはカレーに挑むための準備が必要だ。 新婚夫婦のような甘い囁きを交わしあった後、 案の定、吹き出した威優につられて笑って。] (29) 2023/08/08(Tue) 1:38:08 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[緩んだ首筋に大きな掌が添えられて、指先が擽る。 擽ったさに首を竦めれば自然、 視線が上向いて、キスが落とされる。] ン、 知ってる。 [愛されていることを自覚している者は強い。 その傍らで毎日の日課になったキスは、 今日も甘くて虜にさせる。] (-6) 2023/08/08(Tue) 1:39:11 |
【人】 田臥 志麻[ネクタイとジャケットはダイニングに残して。 着崩した恰好でシャワールームに向かった。 後からついてくる威優に気づいても、 止めることはない。 離れる時間を僅かでも惜しむように威優は、 隙あらば傍に居たいと口にもするし、行動も起こす。 何せ、義従兄の番に逢う時も変装して ホテルまで後を追ってきたりしたので。 束縛をあれほど嫌っていた志麻ではあるが、 威優に至っては束縛されているというよりも 大きな番犬が纏わりついてくるような感覚に近く。 つまるところ……それが可愛いと思ってしまうので ]結局全てを許してしまっている。 (30) 2023/08/08(Tue) 1:40:05 |
【人】 田臥 志麻[威優の言う通り脱衣スペースには浴衣が置いてあり。 寝間着用、というキーワードに瞬いた。] そんなのあるんだ。 ……わ、なんかさわっとしてる。 気持ちよさそ。 [掌で触れてみて、生地の感触を確かめる。 普通の浴衣よりも柔らかく、なるほど、寝間着と頷いた。 ニ種類の模様違いに気づき、一つが縞模様だと気づいたら。] こっちがオレの? [くすりと笑い、持ち上げて頬に押し当てる。 さすが大守の関連会社というところか。 その仕草からして気に入ったことは伝わるだろう。] (31) 2023/08/08(Tue) 1:40:37 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[満足した様子で浴衣を元あった場所へ戻して。] ……浴衣の着方なんて分かんないけど、 適当に結ぶだけでいいの? それとも、威優が着せてくれんの? [にや、と目を細めて笑い。 伸ばされた指が人差し指だけを立てる。 汗の匂いの残る逞しい胸筋に押し上げられた シャツの上をつぅ、と爪先が辿った。**] (-7) 2023/08/08(Tue) 1:41:05 |
【人】 大守 威優[夕食は別々にとることがままあるとはいえ、 朝は大体一緒に食べるし、 昼はどうしても時間がない時以外は 同じ内容の弁当を持つようにしている。 そうなれば身体が欲するもののタイミングも 似たものになるのだろう。 という夢のない推察は置いておいて。] 見抜いて先回り出来たら もっと好きになってもらえるかもしれないだろう? [実際にはわからないから、 わからないなりに相手を思ってとる行動が 心を動かすのだと―― 己自身の心は知っているのだけれど。] (32) 2023/08/08(Tue) 9:44:20 |
【人】 大守 威優焼うどん? 夏野菜で? 食べてみたい。 [家庭用の、らっきょうが添えられたカレーだけではなく、 うどんも家政婦のレパートリーにはない。 勿論、作れるとは思うが、大体作り置きになるので 麺類は用意されないのが決まりのようになっている。 会食でうどんということもないので 人生で食べたことが数少ない。 それに野菜がどう味わいを添えるのか楽しみで 子どものように顔を輝かせた。] ピクルスは今日漬けてたら明日のカレーに 添えられるかな。 食べた後考えよう。 [いつもより早く始まる「夜」、 食後にその余裕があるかはわからない。] (33) 2023/08/08(Tue) 9:44:42 |
【人】 大守 威優[浴衣の説明という大義名分がなかったとしても シャワールームにはついて行ったが、 ただカルガモのように後を追うだけではなく 「やること」がある方が己の執着の強さを誤魔化せる気がする。] そう。マルチストライプって、シャツではよく見るけど 浴衣は珍しいよね。 似合うよ。 [実際、志麻に「しま」模様という洒落は外して考えても 彼の為に誂えたように顔映りが良い。 生成の生地にくすんだブルーとピンク、エメラルドグリーンの 柔らかな配色は、帯ではなくベルトで結んだらまるで ワンピースのように見えることだろう。 ちなみにもう一組はベースこそ生成で同じだが 紺一色で幾何学模様が描かれていて此方も中々浴衣としては 見かけないデザインだ。 志麻に倣うように頬の近くで「似合うか?」と当ててみた。] (34) 2023/08/08(Tue) 9:45:17 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻旅館の寝巻は浴衣のところもあるだろう? 最初はあれと同じで―― こら、 [左右についている紐で結んで、 襟元だけを腰紐で固定し帯を巻く。 その説明は途中で止まった。 志麻は指1本だけで己を翻弄する。 魔性とは彼の為にある言葉のよう。] (-9) 2023/08/08(Tue) 9:46:05 |
【秘】 大守 威優 → 田臥 志麻じゃあ脱がせる方は志麻に任せようかな。 [目を細めて指先を見守る。 汗ばんだシャツは湿り気を帯びているが それに触れることを厭わないでいてくれるなら。*] (-10) 2023/08/08(Tue) 9:46:38 |
【独】 田臥 志麻/* あとダミーの弟の名前を変え忘れたのは気づいてたけど、肩書きもルーリの方を最初に選んでたから同僚のままになってて恥ずかしい。 (-12) 2023/08/08(Tue) 12:30:22 |
【独】 田臥 志麻/* くすんだブルーとピンクはキキララの色だし、 エメラルドグリーンは瞳の色、ぐぬ……(´∩ω∩`*) 志麻は鶯色に近いけど、威優の方がちょっと明るい翠だよね。 (-13) 2023/08/08(Tue) 12:39:56 |
【人】 田臥 志麻[夕食を共にする事が少ない分、 二人で取れる朝食の時間はどちらともなく 示し合わせるようになり、朝の時間を過ごしている。 威優と夜を過ごす時間が長過ぎて、起きられない時もあるが、 それはお互いに予定のない週末であったり。 時に夜更かしをし過ぎた月曜の朝であったり。 弁当を作るために平日は志麻の方が早く目を覚まし、 合わせて朝食も用意することもあれば、 週末は寝起きから隙を見せることの無い威優が、 ホテルのビュッフェに出てくるような ブランチを用意していることもあった。 互いの生活のリズムを少しずつ把握してくると共に、 しばらく一人暮らしに慣れていた身体が、 人と合わせることを覚えていく。 威優の言葉に、ぐっ、と言葉に詰まる。] …………これ以上…、…? [そうなってしまえば、 理性が効かなくなってしまいそうで、怖い。] (35) 2023/08/08(Tue) 19:57:54 |
【人】 田臥 志麻[焼きうどんが物珍しいのか、威優の目が輝く。 ならば、使い道は決まったようなものだ。 今日が週末で良かった。 食材は痛むことなく明日の昼ご飯になるだろう。 ハザマさんは麺類を使うことは無いが、 志麻は乾麺を使ったり、うどんを冷凍して取り置きしている。 麺類は一人分の食事を作るのに楽だからだ。 食後にピクルスを作るなら、 後でもう一度冷蔵庫の在庫を確認しておこう。] (36) 2023/08/08(Tue) 19:58:15 |
【人】 田臥 志麻[浴衣の流行や良し悪しは、 和服に慣れてこなかった為によく分からない。 だけど、] 浴衣ってもっと昔風っていうか、 名前も知らないような文様が多いのかなって思ってた。 色の組み合わせは明るいけど、落ち着いた色だし。 ……可愛い。 [古めかしいというよりレトロな柄は、好感を誘う。 派手じゃないピンクの差し色が綺麗だ。 威優が手にした幾何学模様の方は、 もう少し色味が暗くてシックな作りだ。 同じようなポーズを取る威優に、 「着てるところがみたい」と、 リクエストを投げて双眸を細めた。] (37) 2023/08/08(Tue) 19:59:53 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[旅館の浴衣の着方も誰かに教わった訳では無い。 内側に紐がついているタイプのものは初めてだ。 仕事の関係で宿泊することも多いのだろう 威優が慣れた仕草で説明するのを、 横から茶々を入れるように邪魔をして 窘める声にくすくすと笑いを忍ばせる。 ひそめられた声に、悪戯な指を止めて。] そっちのほうが得意。 [下ろしていった手をそのまま下のボタンへ掛けて、 両手で一つずつ下からゆっくりと外していく。] (-14) 2023/08/08(Tue) 20:00:21 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[ボタンを全部外し切るよりも前に、 湿り気を帯びたシャツと肌の隙間に片手を滑らせた。 割れた腹筋に掌を添えて、ゆっくりと上へ。 鼻先を近づければ、 汗ばんでいた肌は今は空調で渇いているが、 微かに汗と彼が使っているトワレの香りがしている。] ……ン、 [目を伏せて、ちゅ、と唇を合わせた。 啄むだけのキス、深くはせず表面だけを愉しむように。 何度も、掠めて、離れ。] (-15) 2023/08/08(Tue) 20:01:26 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[キスをしながら、器用に片手で残ったボタンを外していく。 首筋に残った最後のボタンをぷち、と解けば。 伏せていた瞼を持ち上げ、は……、と吐息を漏らした。] ……腕、抜いて? [手伝わせるように促して、肩筋へ手を這わせ。 両腕を袖から抜き取れば。 今度は、もったいぶるようにゆっくりと手が下方へ降りていく。] (-16) 2023/08/08(Tue) 20:01:43 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[まだ、愛撫とも言えない、ほんの戯れ。] 威優……、キス、 [今度は彼からのキスを望んで。 指の関節で布越しに、すり、と彼の股間に触れた。 ようやくベルトを引き抜き、ジッパーを下ろしていく。*] (-17) 2023/08/08(Tue) 20:02:16 |