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【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモそうして空いた時間、あなたの口にクッキーを押し付けて。 「この舟に、裏切り者はいますよ」 そう一言だけ、事務連絡のように告げた。 「ジャコモは身近な人から疑うタイプですか? それとも少し離れた場所の人から疑うタイプですか? 参考までに聞かせていただいてもよろしいでしょうか。 私、人を疑うの得意じゃないので困ってたんです!」 (-184) 2024/03/29(Fri) 2:19:46 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 商人 レオン「べ、つに、もう、なれ…、ふ、ぁ…っ…!」 触れられるだけでも、溜まらないのに。 舌が嬲れば、びく、と体が揺れて、善がるような声が漏れる。 はぁ、と熱い息を零しては、快楽に身を震わせる様が見えて。 太ももの間に貴方が移動するのが見えたら、そっと足を開いて 貴方に全てを、曝け出して、無防備な様を晒す。 触って欲しい、なんて捻くれものだから明け透けに言えなくて。ただ、物欲しそうな目線を向けてしまう。 (-185) 2024/03/29(Fri) 3:08:23 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ記憶喪失者として預けられた仕分人は、 とある日課を医者から課せられている。 【毎日の出来事を日記にしそのデータを保存しておくこと】 長くとも3日に1回。初めは仕事もなかったナルはその命令に従い続け、もう5年となれば常にメモを心掛ける等で効率的にこなせるようになっていた。 「今日もお願いします、ストレルカさま」 今日の仕事内容、食べた物、話した人、大事な約束。 明日やりたいことを記録したデータをあなたへと送る。 こんな日を欠かさずやっているから、このデータの中に居るのは、きっと本当に自分自身なのだろう。 だから自分が死んでも、とまで考えてため息を吐く。そんなこと絶対嫌だからだ。 「あの。 ストレルカさま達AIはバックアップってとっているんですか? もし壊された場合、昨日までのあなたとしてかえって来れるのでしょうか」 (-186) 2024/03/29(Fri) 3:13:51 |
【独】 通信士 カテリーナ ちくり 少しだけ、胸が痛みました。 半分は本音で、そうだったらいいのに、という願いの その言葉は真実のものではないので。 そのことが、悲しくて。 きっとあなたは、心から”仲間”と思っていてくれるのでしょう。 けれど私は、私はあなたたちを赦せません。 だから、容易く裏切ります。 でも、あなたたちと居た時間はあまりに長くて――…… いっそ、私が本当にリーナだったらよかったのに。 (-187) 2024/03/29(Fri) 4:03:56 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「はい。アソシエーテ ナル様」 「確かにメモリに記録いたしました」 きぃ、──ん。記録媒体に書き込まれていく音。 一部の人間にしか閲覧およびロード権限の無いデータが、 些細なものから大切なものまで、人一人の人生の記録が また数日分、増えていく。 「バックアップですか」 「アルバトロスは復元が可能だと言っていましたね」 「私は貨物格納庫のセキュリティと繋がっていますから」 「この機体のメモリが破損しても、そちらが生きていれば これまで通り応答は可能ですし、新たな機体に移行すれば ほぼ連続性が途切れないまま復帰が可能です」 とん、と。自分の胸の中心を指で叩く。 「それから」 「外部デバイスに記録もしっかりと」 指先はそのまま、首から掛けた首飾りを指す。 二重のセーフティ。 これすら突破されてしまえばそれはもうお手上げだ。 「解答は差し支えなければ、でいいのですが。 アソシエーテ ナル様はなぜそのような質問を?」 (-188) 2024/03/29(Fri) 6:30:09 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 荷物運び エーラ「普段の貴方の振る舞い方ならそれをやったところで対して疑問には思われなかったでしょうねェ……」 「今は流石に慎むべき行動ですが」 「ソルジャーですからね、貴方と違って」 指の滑る感触に反応して腰がほんの僅かに逸れる。尾に神経がそのまま通ってるという訳ではないが、身体が覚えているのかそうされると据わりの悪いものを感じる。 見下ろす瞳はいまだにどこか呑気だ。冷えた視線をものともしていないどころか、“これでこそ”と思っているのが窺える。 「まさか。もしそうだったらオレはとんだ道化だ。こちらとて話だけで楽しませるような胆力や術は持っちゃいない」 「それに、貴方はオレを狭いベッドで窮屈にさせるのは、 然程嫌いって訳でもないでしょう」 でなければわざわざこんな図体の男に夜伽の番が回ってくるはずあるまい。……ただ強度のある玩具が欲しかった、というだけでも頷ける話ではあるが。 指の腹で熱を主張する膨らみを撫で摩る。勿論己の仕事は弁えてるつもりですよとでも言わんばかりに。 ▽ (-189) 2024/03/29(Fri) 9:07:57 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 荷物運び エーラごてごてと装飾の多いアウターを脱いでは適当に床へと放り、薄く伸びる布一枚で覆っただけの身体を露わにさせて。 背から尻尾までを通るファスナーを起こした尾の先で器用に下げ、けれどそれは半端な位置で止まる。 「さて、」「お加減はいかがでしょうか」 「手っ取り早く"処理"したいってんなら勝手に進めますが」 尻から股を通る位置にも排泄等に使われる開口部があり、これまでも手間や風情を惜しむ際には何度か"使用"したことがあるはず。 それを鑑みて、相手の気分を窺うべく、今は必要以上を何もせずに改めてそちらへ向き直る。 あなたが手ずからどちらかを引き下げるでもいいし、何かの折に突きでもすればその通りに動くだろう。 (-190) 2024/03/29(Fri) 9:08:35 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「ちょっと直すの勿体なくなって来たな」 こっそり機能の一つに加える事を検討している。 しないけれども。しないとも。 「ン、OK〜ならいいか。んじゃあ始めっぞ」 あなたの隣に腰掛け、流体金属の動きを見れば 「おぉ〜」と感心したような声を上げた。 「やっぱいいなぁ〜流体金属ってのは。 うちん宗教じゃあ聖なるモン扱いで 幹部以上じゃないとあんま触らせてくれねぇんだよなァ」 「言うてウチもちょっと恐れ多くて自分から手は 出せないんだけどネ……うわーんかっこいいなあ」 メンテナンス中にペラペラと喋るのはいつもの事。 返事があろうがなかろうが関係がない。 元々独り言は多いタイプである。 → (-191) 2024/03/29(Fri) 11:39:07 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ……作業を進める内に気になる物を見つけた。 作業の手を少し止め、やや思案の時間が挟まる。 「……」 ナル。ナルか。 このデータにも個人的な興味があるが――、 メンテナンス中にハッキングなんぞしようものなら、 さらにエラーが起こる可能性も0ではない。 痕跡が残ろうものならまっ先に怪しまれるのは自分だろうし。 今はやめておこう、と。 検出されるエラーを全て修復したのち、 もう一つ気になるモノ、人格データが納められているであろう ディレクトリを覗かせてもらう事にした。 (-192) 2024/03/29(Fri) 11:41:19 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「校正にCPU領域が割かれてしまうので修正していただけると」 負荷の方が問題らしい。 能動的に使える機能として実装されたらされたで 何だかんだと使うかもしれなかった。されないけど。 「聖なるもの、ですか」 「確かに希少性から神聖視されることも ところによれば自然なことかもしれません」 「私に使用されている流体金属は… このヴェスペッラが開拓船だった時代に 発見した資源惑星から採掘されたものだそうです」 だから、ヴェスペリウム。 発見した事で得た命名権から、この船の名前が付けられた。 そんな他愛のない返答を返しつつ。 (-193) 2024/03/29(Fri) 12:42:06 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレアあらゆる観点でも、ハッキングのリスクは高い。 今無理に見ようとするよりも、持ち主に直接掛け合う方が きっと事はスムーズに進むことだろう。 ともかく、人格データの収められたディレクトリを開いたなら まずわかる事はそれが8年と少し前から更新されていない事だ。 それが人格データの持ち主の死亡によるものである事は── 患った病のデータがあることから、容易に推察できる。 アルフォンソ・サントーロ。享年17歳。 ノッテファミリーの金庫番、 カルロ・サントーロ夫妻の実の息子。 周囲に愛され、周囲を愛した暖かなひと。 身体が弱く、宇宙とそこを往く船、 そのクルーの両親に憧れた、ごく普通の子どもだ。 その人格データがバンカーのメモリ内にある理由は、 (-194) 2024/03/29(Fri) 12:43:06 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「…………」 「それ、気になりますか」 そして、ふと。 暫しの沈黙が降りれば、口を開く。 技術屋が自分の中身を検めて気になるものといえば、 バンカーの役目には無用、場違いな人格データと想像── 推測する事はそう難しくない。 見られて困るものでもない。手を加えられるのは困るが。 見られる事すら憚られるものであるなら、 幾つかのデータと同様にロックを掛けている。 (-195) 2024/03/29(Fri) 12:43:50 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「もがが!?」 クッキーを突っ込まれ、こうなったら維持でも手を使わないぞとばかりに口だけでバリバリと食べ進めている。 「……なんだよナル、わかってんじゃねぇか」 「他の奴らはわかってんのかマジでわかんねぇ…… ……まあ、議論なり犯人宛なりしたところで犯人がしっぽを出すとも思えないから、表面上はいつもどおりってか? ……俺はそれは正直苦手なんだよなァ」 「身近か離れてるか位置はちょっとわかんねぇが、 "客観的に見て怪しい職種"から疑っていくつもりだ。 ……ユウィさんのことは俺は調べようとも思えねえしな」 (-196) 2024/03/29(Fri) 13:07:54 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカわかってます、わかってますとも。 そんな相槌と共にしっかりエラーは修正されゆくのだった。 「そ〜なんだよ、珍しいし。 流体金属の性質的にこう……ウチんとこの神様と なんとなく重ねられててさぁ」 「ふう〜ん。そしたら13年よりは前に出てきたやつか…… この船の名前もそうだが、随分お綺麗な名前だよな」 浪漫のある話だな、なんてこちらも他愛ない返事を。 → (-197) 2024/03/29(Fri) 13:20:51 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「……ん? ああ」 「バレたか。 悪い、ちょっと興味があった」 「お前の中にあるのはちょっとだけ意外だったな」 見ていたことを誤魔化そうとはせず、 素直に謝り視線をそちらに直した。 「覗いちまったよ」 (-198) 2024/03/29(Fri) 13:21:11 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → ブチ抜く ユウィ/* トンタントン、ベルヴァPLの肉球です。 プロローグ更新前の打診のお返事をギリギリに打ってしまったのがあり、見れたかな?と心配になってご連絡しました! 非常にギリギリのタイミングで送ってしまっている為、見逃す位置に入ってしまったかなと申し訳なく思っております。 大変お手数をおかけしますが、よろしくお願いします! (-199) 2024/03/29(Fri) 13:28:42 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「いえ。お気になさらず」 掛け違えていたラッチがかちりと嵌ったような感覚。 しっかりと修復の終わった喋りは実にスムーズだ。 それを確かめつつ。 「意外に思われるのも無理はありません」 「あまりないことでしょうから。 故人の人格バックアップデータを、 AIの学習データとして取り込むということは」 覗かれて困るものでも、隠し立てするものでもない。 興味があるというならば、 メンテナンスの礼としてでも受け取ってくれればいい。 「私のオーナー……カルロ・サントーロは」 「自身の子どもをいつか宇宙へ連れていくのだと アルフォンソ・サントーロの生前、 そう聞いたデータがあります」 「それを、こういった形で叶えようとしたのでしょうね」 自分事ではないようで、けれどまったく他人事でもない。 そんな語り口だった。 (-200) 2024/03/29(Fri) 13:41:01 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア「…メイドマン アウレア様は」 「興味があったと仰りましたが」 「故人の人格バックアップデータを このように扱うことを、どのようにお考えですか?」 特別深い意味は無い、 ただ気になっただけの──AIらしからぬ問いだ。 人によっては、あまり良い顔はしないかもしれない。 そういうものだ。人格データの取り扱いというのは。 (-201) 2024/03/29(Fri) 13:41:48 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「なるようになるだろ。フラグってのはジンクスだ。 折ったり破ったりするのがイイってとこもあるし…… 仮にその通りになったとして全部ダメになるわけじゃない」 「何もないに越したことがねェのは違いない。 ま、ジャコモがそう言ってくれんなら、 オレとしても……肩の荷が一つ降りる思いではあるかもな」 部下の挙動ひとつひとつを慈しむように眺める。 嬉しそうな様、本音をさらけ出す様、恥じらう様、 敢えて揶揄う訳もないが、微笑ましい気持ちが湧いてくる。 自分は反対に、緩慢な動きで席を立ち上がって、 帰り支度の最中に尻尾を差し込み、脇腹から太腿へ、 それから己は背後から横顔を見つめるようにして頭を下げる。 「可愛いオマエの限界ぐらい…… いつでも受け止めてやるつもりだけど」 ほんの少しだけ、獲物を前に舌なめずりでもするような、 鋭くにやついた笑みを見せて、見下ろして、囁いた。 「また来いよ」 「──いや、次はこっちから行く方がいいかな?」 どっちでもいいか。言い終えれば、ふい、とそっぽを向いては尻尾を解き、片付けへと向かうだろう。 こんな状況下でも変わらず気まぐれである。 (-202) 2024/03/29(Fri) 13:59:39 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 捻くれもの ベルヴァ/* 結局あの時間から更新後まで寝ていたので今拝見することになりました。申し訳ございません! お言葉に甘えて既知から派生したものはあのまま暗転する運びになるかと思います。また次の機会があれば是非やっていきましょう……! (-203) 2024/03/29(Fri) 14:05:03 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → ブチ抜く ユウィ/* いえいえ!此方こそギリギリに返してしまっていますのでお気になさらずです…! では、暗転という形で〆とさせていただきます。その上で、ユウィさんにこの事で分かった情報をお伝えします。 ・ベルヴァは以前所属した施設で男性器を取られた代わりに、女性器を後天的に移植されている。妊娠は可能らしいが薬を服用している為、性行為での妊娠は今のところない。 ・何のためにそうされたかと聞かれれば、性行為を視野に入れた愛玩用奴隷だったからだ、と答えるだろう。 以上、また機会があれば是非お願いいたします! ご連絡失礼いたしました! (-204) 2024/03/29(Fri) 14:24:19 |
【秘】 荷物運び エーラ → ブチ抜く ユウィ分かっているならいい、とそう言って。 そもそも彼女において言うならば、部屋に関しては寝られればこだわりなどないのだ。 不便をかけることにも頓着はない。軽口を叩けど文句を言う奴もいるまいし。 あなたが口にしたように、窮屈にしている様が嫌いでないことも事実である。 「話が全くない、と言うわけでもないが。 話術で楽しませろと言うわけじゃない、いつも通りわたしの問いに答えれば良い」 オーバーサイズの上着の裾を捲し上げる。丈夫な素材で作られたそれは、自身の昂りによって持ち上がったショートパンツに引っかかる。簡単には落ちてこないだろう。 「そうしながら。わたしが満足するまで、奉仕して。 喉も、手も、使って。苦しくても、やめないで」 勿論、脱がすところから。と。 あなたの顔を、澱んだ黒の混ざる目で見遣って。 要望が多いのもいつものこと。それでいながら、質問には答えろと言うのだから無茶苦茶だ。 「指示するまでもないだろうけど。おまえなら。 やり方は好きにして」 今はまだ、あなたの服には手を掛けない。 どころか、視線を外しタブレットの操作を始めるのだろう。 「作戦の滑り出しが良かったから、後でユウェルも良くしてあげる。 上手くできたらね」 (-205) 2024/03/29(Fri) 14:31:07 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「ん〜……まーね。ヨソじゃああまり見ないから」 「怒るヒトもいるだろうし。 こーいうのはデリケートだからさ」 「……死後なお夢を叶えさせてあげるために、か」 果たしてデータと化した彼が、 このように学習データとして、 バンカーの内部に護られ宙を旅している。 あなたの身体であれば、エラーに侵されることはあれど、 病に侵されることはもう無いだろう。 それが「叶った」と言うかどうかもまた、 人に寄って意見は分かれるのだろうが。 → (-206) 2024/03/29(Fri) 14:47:41 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「……俺様ちゃんはな」 「いいと思ってるよ。そういう事」 本来のシスターであれば冒涜的などと言うのだろうか。 少なくともアウレアの答えは、そうではなかった。 もういいぜ、とあなたの背を軽く叩いた。 メンテナンスは終了。恙なく、何の問題も無く。 「いい時代になった。バックアップさえ取れれば、 肉体の柵からはおさらばだ。 身体が使えなくなったってある程度の記憶と心は残る」 「それは 一種の魂の解放 だよ。次のステージだ」「まあイレモノがないと解放どころか動けないんだけどね。 アルフォンソくんはいい旅が出来ているようで何より! 旅っつか今漂流してんだけども」 すらすらとそう語るアウレアの言葉は、 まるで聖書を読み上げるように粛々と、明朗に。 一点の曇りなく、そう信じているようだった。 (-207) 2024/03/29(Fri) 14:49:20 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 荷物運び エーラ「貴方は道化よりもっと、 実利のある何かの方が愉快でしょうねェ」 澱んだ黒色には懐っこい笑みを向けたものの、 無理難題を言われ、そっぽを向かれてはお手上げである。 肩を竦めて、これみよがしに嘆息をして、まだ足りないつもりではあったがそれでいて好きでやってきているんだから仕方がない。恨めしいのは己の健気な奉仕精神だ。 「オレはこの段階だと一番の能無しなので、 働かせてもらえるだけで嬉しいですよ。 褒美が頂けるに越したことはありませんが」 直属でない部下の働きに少しの報いすら与えないなど、どんな不義理であることか。 この部屋でのことを他言する訳もないのだが、 そうしたマフィアらしい矜持は嗜みとして抱くものである。 それに則り難癖付けて適当に扱われることは、そこまで嫌いでもなかった。 ショートパンツ、ともすればインナーも掴んでは、引っかからないように前面を広げ下げる。 抵抗がないどころか完全に身を任せるようなら軽々と腰を持ち上げ足を抱え、脱がしたものは待たせないよう失礼のないよう手早く畳んで脇に置いて。 「こちらとて貴方への奉仕に苦しむような、 様々の小さい男じゃないですから」 それから、股の間に窮屈そうに背を丸めて顔を降ろした。 ここまでくれば誰かの面倒が勝って裾が頭上に載せられたって問題はない。 根元から一度舌先でなぞり上げて、てっぺんまで着いたら恭しく口付けをする。先端を徐に咥え込んで。唾液の音を鳴らしながら武骨な手を添えて、湿るまでは緩く上下に。 出し惜しみなんかせず、黙々と道具に徹する。性の処理にそれ以外の感情やムード必要ない。 そう思うと楽しさが湧いてきてしまうのは悪癖だった。 (-208) 2024/03/29(Fri) 15:13:19 |
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