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【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「うん、必ず。絶対… どこにいても聴こえるぐらいの音を創り出して、奏でて歌うよ。」 段取りはもう頭にある。 上手くいくかはわからない。 それでも絶対叶えられるように、頑張る。 1000年という永い時を塗り替えられるぐらい 命をかけられる程、音と君を愛したという標を残すよ。 だから、どこかで見ているって信じて、尽きるまで奏で歌い続けよう。 もう、諦めも迷いもない。 歌と奏でる楽器達に想いを乗せていいのだから。 「過去の僕が想い続けなかった分 僕はここから想い続けるよ。 受け入れてくれて、ありがとう。 永遠に、ずっと…どこまでも… エリーゼ、君を愛し続ける事、誓います。 また悠久の時を彷徨っても、見つけるから。 悲しまないで。 (-95) 2022/02/09(Wed) 17:11:45 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗やっと、彼女の音が和らいだ気がする。 過酷な人生でも、この為に生きてきたと思える事がどれほど幸せか。 かの音楽家は実らぬ恋の末タイトルに女性の名を綴った。 ならば僕は、遥か遠い未来まで続く愛を綴ろう。 この想いは 永遠 だ。「うん、ありがとう。 身体が朽ちても、ずっと。永遠に。」 伝えられただろうか。 それなら、本当にあとは頑張るだけ。 諦めず、どこまでも奏でる。 死は、想いを繋ぐ為に。 生は、夢を叶える為に。 「棗くん、エリーゼちゃん。 本当にありがとう。 見ててね、誰にも負けないから。」 今までにない程の笑顔を向ける。 あまりここに留める訳にもいかないだろう。 戻ろう?と呟き、ゆっくりと歩を進めた。 (-97) 2022/02/09(Wed) 18:15:16 |
【置】 3年 偉智 要施設内を清掃していき借りていた個室 大分減った荷物を纏め、一息。 ここで過ごした日々は18年間生きてきた中のどれよりも色濃く残る。 スマホが鳴る。父親だ。 『はい。…はい。 これから病院に寄り、帰ります。 …ええ、と……少し、お話が。…はい。…思い出話ではなく、これからについて、話…、…。 ……はい。また、家で。…はい。……すぐに。わかりました。』 耳を当てなくても聞こえる怒声。 一通り事務的な報告が終われば通話を切り白い息を吐く。 キャリーバックを引き過ごした施設内を巡る。 苦い思い出もある暴露されていった部屋のテーブルに触れた。 これからより寒く、忙しくなる。 でも、もう諦めない。 頑張ろう、限界まで、どこまでも。 ↓ (L3) 2022/02/09(Wed) 18:20:32 公開: 2022/02/09(Wed) 20:00:00 |
【置】 3年 偉智 要「…皆、あったかくなってね。…莉桜ちゃんと、あと何回弾けるかな…楽しみ、だな。 待ってて、頑張るから。」 通っている病院の住所が書かれたメモを置く。 両親が厳しいから、ここに手紙を送ってくれると嬉しい。 荷物を抱え治し、外に出た。 必ず、夢を叶える。 そして、君の隣に立てるぐらい…立派な人間になる。 問題は山積みだけど、諦めないで沢山奏でて歌っていくよ。 「…行ってきます。」 此処は、家よりもあったかかった。 皆、ありがとう。 次来るとしたら、思い出に浸る時ぐらいだ。 (L4) 2022/02/09(Wed) 18:20:55 公開: 2022/02/09(Wed) 20:00:00 |
【置】 奏者 偉智 要偉智 要 ・1年後-19歳という若さで数々のクラシックの難関と言われる楽曲を全ての楽器で奏でられる事が話題にあがる。 ・3年後-本格的に名前が世に渡る。 ・5年後-オリジナル楽曲が話題に。テレビに顔を出すことはないが、多くの人に知れ渡る。 ・8年後-コンサートを何度か開く。会場は異常な程寒くなるが、奏でる音と歌唱、氷の演出で有名に。 ・10年後-絶対音感と過去の偉人への想いや現在の心境、技術が実を結ぶ。 エリーゼという名前もここで出てきた。 コンクールやコンテストで数々の賞を手に出来たのは、友や想い人のおかげであり ここまで生き永らえられた事はその人達のおかげであると表明。 既に、メイクでは隠しきれない程皮膚に氷が張り付いていた。 ただ一人を愛し、友人達の幸せを願う数々の曲は評価され 過去の音楽家を彷彿させる人間として名が刻まれる。 最期、彼が包まれた氷は溶ける事なく 海外のどこかの地下美術館で楽譜と共に安らかに眠っているらしい。 (L5) 2022/02/09(Wed) 20:08:20 公開: 2022/02/09(Wed) 20:20:00 |
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