人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 プラチナ

えっ!?あ、ああ、いや、何でもないよ。
そ、そうだな…本が楽しみで…うん、待ちきれないんだ…

[彼が既に状況を察していることなど知らず。
先程あれほどだしたばかりだし
気づかないうちに仕草に出てしまっていたのかと思うと
素直に尿意を告げるのも気恥ずかしいものがあり。
咄嗟に誤魔化してしまう。

そんなやり取りをしているうちに
本を包んだ店員が戻って来る。]

(あっ……!!!)

[それと同じタイミングで、
トイレの中からようやく
用を足し終えた亜人が出てくるのがみえた。
幸いこちらの会計ももう終わりそうな所だ。
今から向かえばちょうどよく入ることが出来るだろう。]
(?14) 2024/01/25(Thu) 20:40:50

【恋】 プラチナ


(よ、良かった……これで俺もトイレに……
 ん?あ、あれは…まさか……)

[気持ちよさそうな顔で出てきた亜人のように、
自分もスッキリ用を済ませることを想像して
あからさまにほっとした表情を浮かべたのも束の間。

視界の端にトイレの方に向かって行く客が見えた。
恐らく順番を待っていたのは自分だけではないのだろう。
思わず表情に焦りが浮かぶ。]

(――な…っ こっちだって
 さっきからトイレを待ってたんだ…!
 つ、次は、次は俺の……っ)

[幸いにして本は手にあり、あとは店員が金を受け取るだけ。
今から向かえば先にトイレに入ることも可能だろう。
急いで足を向けようとした瞬間―――]
(?15) 2024/01/25(Thu) 20:42:15

【恋】 プラチナ


―――あ、

[チャリンチャリン!と大きな音を立て、硬貨が地に落ちる。

一瞬フリーズしてしまったが、
慌ててしゃがみこむ店員を放っておくわけにもいかず。
自分も足を止め、しゃがんで一緒に釣銭を拾う。]

え、……あ、ああ……いや、……その
き、気にしないで……くれ…… 
は、はぅぅぅ……


[太腿をもじもじさせながら
やや引き攣った笑みを浮かべて
釣銭を全て拾い終えたのと同時。

すぐそこでバタンとトイレの扉が閉まる無情な音がした。**]
(?16) 2024/01/25(Thu) 20:44:08

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 気づいてしまえば、彼の落ち着かない仕草の端々が
 とてもわかりやすく目に入ってくる。
 隠しているのだろうが、どこか足取りが怪しかったり
 ただ立っているだけなのに妙に落ち着きがなかったり。
 
 どうしたんだと訪ねれば
 もしかしたら素直に教えてくれるかもと思ったが、
 流石に早すぎると感じたのか
 何でもないと誤魔化されてしまった。 ]
 
 ふふ…。
 そんなに楽しみだったなら、私も読ませてもらおうかな。
 
[ 彼が言わないのなら、
 私は引き続き気づかないふりをするまで。
 
 穏やかに微笑むと、
 戻ってくる店員とその背後のトイレに目をやった。 ]
(?17) 2024/01/25(Thu) 22:12:00

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 店員が戻ってくると同時に空いたトイレ。
 
 ちらりとプラチナに視線を送ると、
 彼も気づいたらしく一瞬表情が明るくなる。
 
 あと少しでトイレに入りそうな他客もいるのだが
 ギリギリ間に合わない可能性もありそうだ。 ]
 
 
 (──流石に……
  このまますんなりと行かせてあげたくはないな。)
 
[ とっさに浮かんだのは、そんな感情。

 他客の存在にも気づいたプラチナが
 急いで会計を済ませようとしているのを見て
 私はパチン、と店員の手の中の釣り銭を軽く跳ねさせた。
 
 チャリン!と音を立てて硬貨が落ちる。
 
 傍目には店員が落としてしまっただけに見えるだろうし、
 店員も取りこぼしたのだろうとしか思えないだろう。 ]
(?18) 2024/01/25(Thu) 22:12:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ コロコロと転がっていくコイン。
 
 プラチナが慌てて店員と共に金を拾い始めるも、
 丸いコインは広い範囲に転がって手早くは拾えない。
 
 それでも私も手伝って拾い集めたそれを店員に渡し、
 改めて会計を終えた頃。
 
 他客がトイレに入った音が、店内に小さく響いた。
 
 店員も、トイレの外の他の客も
 プラチナ以外誰も気にしないその音。
 
 そして気にしないのは彼らだけでなく── ]
 
 
 無事に受け取れてよかったな。
 さぁ、他に用がないのなら…
 次は花屋に向かおうか。
 
[ 当然、彼の体の異変に気づかない私もそれは同じ。
 
 にっこりと彼の肩を抱いて、本屋の出口へその背を押そう。
 彼を救ってくれる場所から、
 彼自身を引きはがしてしまうように。 ]
(?19) 2024/01/25(Thu) 22:14:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 胸の奥が、またチリチリと疼く。
 
 どうしてこんな事をしてしまうのか、自分でもわからない。
 
 けれど止められない。
 今すぐ彼を尿意から開放してあげるなんてそんな事をしたら
 またあの可愛い姿が見れないじゃないか。
 
 抗いようのない排泄欲に身を包まれて、
 瞳を潤ませて尿意に耐える君の姿が。 ]
(?20) 2024/01/25(Thu) 22:15:12

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 本屋のドアを開けると、
 一度店内の暖かさを知ってしまったせいで
 余計に冷たく感じる空気が肌を刺す。
 
 特に尿意を感じていない私ですら、
 体を大きく震わせてしまった程だ。
 
 プラチナは大丈夫だろうか、と
 彼の顔を覗き込み。 ]
 
 
 ……、やはり寒いな……。
 このまま向かおうと思うが、少し歩くよ。
 
 ちなみに…君は本屋だけでよかったのか?
 他に行きたい所があったなら、言ってくれて構わないが…
 
[ そんな風に訪ね、
 再び彼とともに寒空の下を歩こうとし始める。
 
 彼がやはり店内に戻ると言うのなら付き合うし、
 他に行きたい場所があると言えば
 そちらを優先するつもりで。** ]
(?21) 2024/01/25(Thu) 22:17:05

【独】 プラチナ

/*
テレベルムはまだトイレの邪魔すること
開き直ってないから初々しいな…w
神宮君だったら絶対自覚的にやるもんなこれ
(-0) 2024/01/25(Thu) 22:19:33

【恋】 プラチナ

[目の前でバタンとトイレのドアが閉まる。
当然誰もそれを気にしている様子はなく、
店員もぺこりと礼をして他の客の元に去っていく。

自分だけが未だ諦められず、
未練がましく閉まったドアを見つめていた。]

(くぅぅ……!!!と、トイレ…ぇ……
 ほ、本当なら今頃は俺がトイレに入って
 気持ちよく小便していた筈なのに…!)

[まさかテレベルムの悪戯だなんて思いもしない。
行けないと思うと余計尿意が増した気がして
タイミングの悪さに歯噛みする。]

(…い、いや……でも、一人くらい……
 ここで待っていればすぐに……)
(?22) 2024/01/25(Thu) 23:18:37

【恋】 プラチナ


――ん、えっ??あ、ああ…… 


[気を取り直し、トイレが空くのを待とうかと迷っていたところで
テレベルムが肩を抱き、さっさと外に出ようと促す。
力に抗えず、そのまま本屋から出ることになるだろう。]

(あぁぁ……と、トイレ…!
 ま、まだオシッコを、
 オシッコをしてないぃ……………)


[本当は済ませたい用がある、と
言い出せないまま尻をもじもじさせ。

みるみるうちに遠ざかっていく、
せっかくありつけそうだったトイレを
切ない眼差しで見つめたまま。]
(?23) 2024/01/25(Thu) 23:23:16

【恋】 プラチナ


(はぅぅんっ…!)


[店を出た瞬間、途端に寒さが身を襲う。
ぞくぞくぞくっと嫌な感覚が背筋に走り
思わず足を交差させ内股になってしまう。
数秒動きを止めた後すぐに元に戻ったが
尿意は大して引きもしないまま、身の内を苛んでいて。]

(まず…い………… にょ、尿意、がぁぁ…っ うぅっ…!
 や、やはり……す、少しくらい待っても
 さっきの本屋でオシッコ、しておいた方が………)

[ちらりと店内をかえりみたが相変わらず混んでおり、
一度出た店に…順番待ちしてまでトイレを借りに戻るなんて
"もう間に合わないんです"と言っているようで恥ずかしい。
数秒程の葛藤の末。]

(……し、仕方ない…
 別のトイレまで我慢、我慢……
 大丈夫、それくらい我慢できる……)


いや……だい、じょうぶ、だ……

[結局戻ることは選ばないまま、
ふぅぅ…と悩ましく溜息をつく。
この時の判断がその後更なる苦しみを産むのだが。
]
(?24) 2024/01/25(Thu) 23:26:34

【恋】 プラチナ

え……

[そうして花屋に向かって歩き出しながら
不意に尋ねられた言葉。

それは、勿論。
今行きたい場所と言われて浮かぶのは――……]

(…………………、)

[……いや。
この質問はデートで行きたいところであって
そういうことを問われているのではない筈だ。
咄嗟に脳裏に浮かんだ、
気持ちよさそうな白い陶器を無理やり打ち消し、
ゆるゆると首を横に振る。]
(?25) 2024/01/25(Thu) 23:27:47

【恋】 プラチナ

…いや、別に…
行きたいところはない……が、

[実際の所、本屋以外に用件は特にない。
尿意に苛まれていなければ
店でもひやかしていこうかと提案する所だが
到底今そんな気持ちにはなれなかった。]

た……ただ……ええと………

…寒さのせいか、その…
…す、少し、もよおして、しまって、だな…………
こ、ここらにトイレがあれば……寄りたいんだが……


[控えめに、ぼそぼそと。赤い顔で小さく申告した。**]
(?26) 2024/01/25(Thu) 23:29:28

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
か、か、か、可愛い〜〜〜〜;;;;;;;;;

可愛すぎん????どうする!?!?!?
(-1) 2024/01/25(Thu) 23:34:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 後ろ髪引かれるようにトイレを見つめるプラチナが可愛い。
 先程私に素直に「トイレに行きたい」と言えたなら
 もしかしたら入れる道もあったかもしれないのに。
 
限りなく可能性としては薄いが。

 
 もじもじと切なく腰を揺らす彼を、
 望みの場所から遠ざけながら
 
 私はこの先どうやって彼を可愛がろうか、
 そればかりを考えてほくそ笑んだ。 ]
(?27) 2024/01/26(Fri) 0:10:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 凍てつくような冷たい風は、
 ただ私達の体を冷やすだけではなく
 水分が溜まり始めたプラチナの膀胱を苛めるように、
 ぞわぞわとした感覚を彼の体に齎す。
 
 衝動のまま急いで店内に戻られるようなら、
 それはそれで彼が入れないように細工でもしようか。
 そんな風に思いながら彼の様子を伺っていれば。
 
 ちらりと名残惜しげに店を見たプラチナは、
 少しの沈黙の後、大丈夫、と再び強がる言葉を口にした。 ]
 
 
 (……君は本当に可愛いな、プラチナ…。)
 
 
[ 思わず目を細めてしまう。
 未だ薬に侵されているその体は、
 想像以上に余裕がなくなるのも早いだろうに。
 
 自らの意地の為か、
 逃げ道を知らずに閉ざしてしまっている事を
 今の彼はまだ知らないのだ。 ]
(?28) 2024/01/26(Fri) 0:11:12

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうして彼とともに歩み始めた、花屋への道。
 所々欠けた石畳を歩きながら、
 私は彼に行きたい所が無いかを尋ねた。
 
 せっかく街に来たのだ。
 実際彼が他に何かあれば向かってもよかったし
 もし無くとも、彼のほうがこの街には詳しい。
 どこかトイレがありそうな場所に寄りたいと
 言われるかなと聞いてみたのだが
 
 プラチナが押し黙る。
 何かを考えるような、葛藤するような。
 そんな様子の彼の言葉を待っていれば、
 やがておずおずといった様子で口を開き始めた。 ]
 
 …………。
 
 
(……なんて顔をする…。)


[ 彼の頬の紅さは、この寒さのせいではないだろう。
 恥ずかしそうに小声になる彼が可愛すぎて、
 つい咄嗟に言葉が出ずに目をそらしてしまった。
 
 
そうでもしないと、また良からぬ顔をしてしまいそうで。
]
(?29) 2024/01/26(Fri) 0:13:17

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 そう……そうか。
 
もうそんなに…。

 
 まぁ寒いし、人の体はただでさえ催しやすいからな。
 わかった。
 それでは歩きながら探そうか。
 流石に公衆トイレくらいはあるだろう。
 
 もし無くても、花屋のトイレを借りても良い。
 
[ 物分りの良い恋人のような顔をして、
 安心させるように頷いて見せる。
 
 はじめから暫くは行かせる気がない等とは口にできないし、
 それにちゃんと探していた方が、
 彼の可愛い顔が見られるだろうから。
 
 人通りの多い大通りを、彼と二人左右に目を配りながら
 目的地までの道にそれらしい場所がないかを探して歩いた。 ]
(?30) 2024/01/26(Fri) 0:13:45

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうして、歩くこと数分。
 
 彼の体を蝕む尿意がどの程度か、
 まだ大丈夫だろうかと
 時々気にするように伺いつつ
 
 私は漸く、それらしい小さな小屋を発見した。
 
 男女で分かれているらしい入り口に、
 一階しか存在しない簡易な小屋。
 何より先程の本屋のトイレにもあったのと同じ
 トイレを示すマークが壁に書かれていた。
 
 子供ほどの背の低い亜人達が列をなして居て、
 そこが使える場所だというのを示している。 ]
 
 プラチナ、一応あそこにトイレがあるようだが…。
 
[ 私はそこを指さしながら、
 並んでみるか?と彼に首を傾げて問うた。 ]
(?31) 2024/01/26(Fri) 0:17:17

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 漸く見つけたトイレではあるのだ。
 
 並んでいる亜人たちの背が皆低い事や、
 背の高い種族は見向きもしない事に
 今はほんの少し目を瞑って。** ]
(?32) 2024/01/26(Fri) 0:17:27

【恋】 プラチナ

い、いやっ、その、まあ...一応な?
べ、別にまだ行かなくても平気だが、
一応済ませておこうと思って...!

[少し驚いたような顔をするテレベルムに
無性に恥ずかしくなり、ついつい言わなくてもいいようなまでを口走ってしまう。

ともあれ共にトイレを探すことになり
少なからず安堵した。
彼の言うように公衆トイレくらい
どこかにあるだろうし、
最悪でも花屋までの辛抱だ。

何とかなる、と気力を奮い起たせ、
本が入った包みを鞄に入れて背負い
再び石畳を歩き出す。]
(?33) 2024/01/26(Fri) 9:45:00

【恋】 プラチナ

(はぁぁ...それにしてもトイレ...トイレ行きたい...
トイレ...トイレトイレトイレ...
も、もう少し...もう少し我慢だ...がまんがまん...)

[どんどん増していく尿意とは裏腹に
なかなか目的の場所は見つからず、
顔が曇り始めた頃、テレベルムがなにかを見つけたらしい。
視線の先を追い、目についた小屋に
一瞬ぱっと顔を明るくした後眉を寄せた。]
(?34) 2024/01/26(Fri) 9:50:00

【恋】 プラチナ

(う...また順番待ちか...
ま、まあ、あれくらいなら......なんとか...)

[やはり寒波の影響なのか、こっちも混んでいる。
とは言えここを逃したらいつになるかわからない。
仕方ない、とひとつため息をつき。]

あ、ああ、並ぶよ...
すまないが少し、付き合ってくれ...
 
[漸くトイレに行ける、ということばかりに
意識が向いているプラチナは
並んでいるのが小人種族ばかりということを 
特別気に止めることはなく。
テレベルムと共に最後尾に並ぶ。]
(?35) 2024/01/26(Fri) 9:51:52

【恋】 プラチナ

(はぁ、はぁ、はぁ...んんっ...!
くぅぅ...さ、寒さが...膀胱に、響いてぇぇ...はぅぅぅ...)


[寒空の下じっと並んでトイレを待つのは
張りつめた膀胱を抱える者にとって
なかなか辛いものがあった。

冷たい風が意地悪に吹き付け、
あまり大っぴらに尿意の仕草をしたくなくとも
どうしても我慢できずに身体が動いてしまう。

内股になって足を擦り合わせ、
腰がくねくねとひっきりなしに左右に揺れ動く。]

(はぁ、はぁ、はぅぅぅ...!トイレ...
ま、まだか...まだなのか...?おしっこ、
早く、早く進んでくれっ、早くっ...!早くおしっこ...!)


[時折手が押さえたそうに股間に伸びかけ、
誤魔化すように太腿を撫でさすりながら
切ない顔で食い入るように前を見つめ。
オシッコの時間をもじもじと切望しながら
列が進むのを待つだろう。**]
(?36) 2024/01/26(Fri) 9:58:08

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ トイレを探しに歩く前、
 既にトイレに行きたいと言ったにも関わらず
 重ねて強がる様子のプラチナに微笑む。 ]
 
 そうか。
 まだ行かなくても平気なら、
 ゆっくり探しても大丈夫そうだな。
 
[ 一度気になってしまったら、すぐに辛くなってくるだろうに。
 
 先程、最初催してしまった時の事を思い浮かべる。
 あの時も、やはり進行自体は速かった。
 
 花屋はここから更に15分程。
 プラチナの隣、彼がじわじわと焦燥に染まっていく様を
 どこか楽しみながら。二人大通りの道を歩いた。 ]
(?37) 2024/01/26(Fri) 16:20:41

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 歩みを進めていくたび、
 ほんの少しずつプラチナの呼吸が乱れて
 腰が揺れるタイミングが増える気がする。
 
 キョロキョロとトイレを探しては
 焦りを募らせる彼が可愛らしい。 ]
 
 
 (ただでさえ薬は何もせずとも腹に水分を貯めるのに
  出かける前にあんなに沢山茶を飲んだからな…)
  
 
[ 体内に取り込まれた水分は今頃速やかに体に染み渡り、
 彼の中の代謝を促している事だろう。
 
 このままトイレが見つからなくとも、
 私としては一向に構わなかったのだが。
 
 ふと視線を送った先に見えた小屋に、
 私は指を指してプラチナに存在を教えてあげた。 ]
(?38) 2024/01/26(Fri) 16:21:11

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 ほう…。結構混むものなんだな。
 いいよ。君を一人にしたくもないしな。
 
[ 小さな亜人が列を成している、公衆トイレ。
 
 プラチナの言葉に異論は無く、
 寒空の下並んでいる彼らの最後尾に二人で並んだ。
 
 歩いている時とは違う、
 ただ立って待っているだけの、
 プラチナにとっては耐え忍ぶしか無い時間。
 
 くねくねと徐々に忙しなくなる彼の腰に、
 私は軽く腕を伸ばして体を寄せた。
 切なくトイレを見つめるプラチナの耳に、
 周りには聞こえないよう小声で囁く。 ]
(?39) 2024/01/26(Fri) 16:22:01

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 さっきは一応だと言っていたのに、
 もうそんなに余裕がなくなってしまったのか?

 
[ すり、と揺れ動く腰を指で撫でる。 ]

 それとも……私を喜ばせようとしている?
 
[ にっこりと微笑んで首を傾げれば、
 周りに変に見られてしまうよ。と
 周囲を見渡してから彼の腰から手を引いた。 ]
 
 
 私としては…君の可愛い姿が見れるのは嬉しい所なんだが
 他の奴らに見られるのは少し悔しいな。
 
 
[ 背の低い亜人の列は、
 こうしている間にもじわじわと前に進んでいっている。
 
 実際、プラチナの番が回ってくるのも
 あと少しと言ったところだろう。 ]
(?40) 2024/01/26(Fri) 16:22:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが待ち望んでる扉の向こう。
 そこにあるトイレがどんなものか
 私も知るところではなかったが、
 それでもきっと、私の望みを叶えるような物だろうとは
 ある程度の予想がついていた。
 
 子供ほどの大きさしかない亜人がここに列を作る理由。
 それはこのトイレが彼ら向けのものであり
 背の高い人間や
 ソレ以上の背の種族には向かないものであろうという事。]
 
 
 ほら、少しずつだが列も進んでる。
 あと少しでスッキリできるんだ。
 頑張って我慢してくれ。
 
 
[ プラチナを励ますように背を撫でる。
 
 列が進んできた事によりわかった事だが、
 このトイレには男性用の小便器は並んでおらず
 全てが個室になっている作りのようだった。
 
 どうりで列など成している筈だと合点する。]
(?41) 2024/01/26(Fri) 16:23:33
 




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テレベルム
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