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【人】 子爵令嬢 エルメス[今日も帰ってこない様であれば、 本格的に捜索するつもりだったらしく、 ぎりぎり大騒ぎになることを避けられたのは、 幸いと言えましょう。 家では1日遅れの誕生会と、 娘の帰宅を喜ぶ宴が催されました。 結局あちらでは、しっかりと パーティを楽しむことは出来ませんでしたね。 お二人は、どうされているのでしょう……。 わたくしはもう、決してそれを知ることは出来ません。] (1) 2023/01/19(Thu) 20:08:15 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[万全の態勢で迎えた今日ですが、 それでも緊張はするものです。 胸のブローチを一撫でします。 珊瑚には明るいエネルギーを取り入れて、 持ち主に幸福を授けるという言い伝えがあります。 わたくしは自ら、幸福になるためにここへ帰ってきました。 お約束を違えるわけにはいきません。] (3) 2023/01/19(Thu) 20:09:42 |
【人】 子爵令嬢 エルメス「フィリップ様がお出でになりました」 [家令が来客の旨を告げれば、直ぐにお通しするように言い、 緊張感の走る中、扉は開きました。] (4) 2023/01/19(Thu) 20:10:12 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[扉の先にいたのは、陽光のような金色の御髪、 澄んだ空色の瞳、 貴族らしい煌びやかなお召し物を纏った ルイ 様でした。手には、青い薔薇の花束を携えています。] 「ご無沙汰しておりました。エルメス嬢。 贈り物、気に入って下さったようで何よりです」 [思考回路が凍結しているわたくしに花束を渡し、 彼はわたくしの両親の元へ足を進め、膝をつきました。] 「こちらの家の事情で、 ご挨拶がここまで遅れてしまった、 非礼をどうかお許しくださいませ。 私がフィリップ・ルイ =シャルル・フランシス・ヴァロアで御座います」 [頭を垂れる彼の姿を見ながら、 わたくしは必至で考えました。] (6) 2023/01/19(Thu) 20:11:53 |
【独】 子爵令嬢 エルメスPhilippe Lucas Cedric Fabien Valois [フィリップ・リュカ=セドリック・ファビアン・ヴァロア] Philippe Louis Charles Francis Valois [フィリップ・ルイ=シャルル・フランシス・ヴァロア] [ミドルネームを頭文字だけ表記すれば] Philippe L C F Valois [完全一致!!!] (-8) 2023/01/19(Thu) 20:13:19 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[一体どういうことなのか、わたくしがとんでもない 勘違いをしていたことを 決して気取られぬように 確認すると、どうやら こういうことであったようです。] (7) 2023/01/19(Thu) 20:15:18 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[初対面でわたくしを"下民"と言った、>>0:21 フィリップ・リュカ様。 彼はヴァロワ家本家の嫡男です。 対して、ルイ様は従者ではなく、 ヴァロア家の分家の嫡男。 本家と分家ではかなり格差があるようで、 本家の人間にしてみれば、分家の者は嫡男であれど 従者とそう扱いは変えないそう。 これは本家の威厳を保つためでもあるので、 彼個人の性格の難によって発生している事ではありません。 けれどヴァロアの嫡男は、本家も分家も問わず、 ファーストネームは"フィリップ"で統一しています。 お2人と出逢った時に、ルイ様がフィリップ・リュカ様を フィリップ様ではなくリュカ様と呼んでいたのは、 フィリップと呼んでも、 どのフィリップか分からず紛らわしいから。 ルイ様のハンカチに "Louis"と刺繍されたのも同じ理由です。] (8) 2023/01/19(Thu) 20:16:09 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[わたくし以外の全員がわたくしの婚約者が、 ルイ様であることを把握していました。 ヴァロア家から届いた正式な縁談の書状には、 当たり前ですが、 名前は略さず全て記載されていましたから。 ですが予めわたくしとルイ様が 既知の仲であることを知っていた両親は、 まさか同じ時にフィリップ・リュカ様とも 出会っているとは思わず、 "ヴァロア家の嫡男であるフィリップ様"としか 言わなかったため、 そして、イニシャル表記すると全く同じであるがゆえに、 顔を合わせる瞬間まで、勘違いし続けてしまった。 ……という、何もかも全て取り越し苦労案件が 発生してしまったのです。] (9) 2023/01/19(Thu) 20:17:09 |
【独】 子爵令嬢 エルメス[告白してもいなければ、 そもそも好きでもないのに振られたみたいな 失礼過ぎるエピソードは、墓まで持っていく所存です。] (-9) 2023/01/19(Thu) 20:17:30 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[お姫様を一番幸せに出来るのは、 魔法使いでも王子様でもありません。 自分自身が、一番自分を幸せにすることが出来るのです。] (11) 2023/01/19(Thu) 20:18:47 |
【人】 子爵令嬢 エルメスBelle au bois dormant? (Sleeping Beauty?) Non,Les rêves deviennent réalité. (No.Dreams come true.) (12) 2023/01/19(Thu) 20:19:19 |
【人】 子爵令嬢 エルメス[夢など所詮、幻だと人は言う。 その通りだと思う反面、 わたくしはこの様にも思うのです。 現実に於いても、夢を叶えることは可能なのだと。 夢の中でなくても 夢を見る (13) 2023/01/19(Thu) 20:19:50 |
【独】 子爵令嬢 エルメス/* もう一つ落とそうかなと思っているものはありますが、 お話自体は〆です。有難う御座いました! しょぼい真相でごめんねw 今回は重たい話にはしないつもりだったのですよね。 (-10) 2023/01/19(Thu) 20:21:37 |
【独】 館の意思 ネリリ/* エルめるお姉ちゃんおめでと〜〜〜!!! お名前の共通点やっぱ意味あったー!!!(当たってて嬉しい顔) でもロルに書く勇気はありませんでした 一日早いですが村の〆ロル落とします がその後ロル普通に落としていいので。 (-11) 2023/01/19(Thu) 20:22:55 |
【赤】 魔法使い ラサルハグ[最後の客人。>>2:*8もう、限界。>>*10 彼女に語る事をなかったことについて 最後は語ろうか。 もうと言うべきかな。 やっとというべきかな。 僕の時間も残りが少なくなってきていたんだ。 万能のように力をふるっていても 招けた人間が一人の時点で>>0:53 そこまで衰えていたのかと実感していたんだ。] (*14) 2023/01/19(Thu) 20:41:40 |
【赤】 魔法使い ラサルハグ[以前取り込んだ精神の寿命が近い人たちも 気が済むまでは何とか維持させてあげられたけど もう自然と溶けきってしまうだろう 結果的にエルメス嬢が最後の招待となった。 ねぇ、最後位ちゃんと出来たかな。 彼女の意思のまま、結末を受け止めは出来たけど。 僕の事、彼女の事、忘れないでくれる?] ネリリ…… 僕は誰かに期待して動くべきなのかな [残り時間が見えてきた今なら、同じように年を取る可能性 それもあるかもしれない。] (*15) 2023/01/19(Thu) 20:42:03 |
【赤】 魔法使い ラサルハグ[ネリリには選択肢はない。 体を取り込んでしまった以上この敷地から離れられない。] ……いいや。 疲れた。 寄り添ってくれる存在は……君がいればいい。 [そうだな。残り時間はネリリと自分の存在と 国への貢献にすべて使おうか。 この家を、家族を失ったら 次にまた作るだけの気力も力ももうない。 せめて最後はここにいてくれた彼女と共に朽ちたい。 誰かと共にあるのなら、ずっといてくれた存在がいい。] (*17) 2023/01/19(Thu) 20:42:25 |
【赤】 館の意思 ネリリわかった。うんっじゃあ最後までい〜〜っぱい遊ぼう! 美味しいの食べて、お庭綺麗にして あ、エルメスお姉ちゃんが結婚する時は こっそりプレゼント贈れないかなっ! (*18) 2023/01/19(Thu) 20:42:36 |
【赤】 魔法使い ラサルハグ[その言葉に軽く笑った。] のぞき見は感心しないけど そうだね、お名前は教わったし結婚する時 情報貰えるよう手配しておこうか。 こっそり祝福をしてあげるくらいいいよ。 [幸福になれる相手じゃなかった時は 修道院に逃げる選択肢もあったから>>2:*58 それを出来るかどうかは彼女の頑張り次第だけど そういう未来を夢見たっていいだろう。 やった〜とはしゃぐネリリを微笑ましく眺める。 最後のお客人 君がもし、もしも幸せな結婚式をあげる時は この 桃 色の薔薇を贈ろうか。幸福 の花言葉を添えて、最後の贈り物だ。] (*19) 2023/01/19(Thu) 20:43:03 |
【独】 魔法使い ラサルハグ[……探せばいたかもしれない。 僕にとってのたった一人になれる存在 僕を丸ごと受けとめられる存在。 僕が愛する事の出来る存在が でも、僕はこれ以上傷ついて 人に絶望をするわけにいかないんだ。 一人でも傍にいる。その幸福があればいい。 それに僕の帰る家はここにしかない。 僕は……迷子になんてなりたくない。] (-12) 2023/01/19(Thu) 20:43:48 |
【人】 魔法使い ラサルハグ − 回想 − [それは、ずっとずっと昔のお話。 魔法使いが稀に生まれる世界 僕は、強い力を持った魔法使いとして生まれた。 魔法使いは遺伝じゃない。世界の意思とも言われている。 なぜ、どうして僕だったか。 それは誰にもわからない。分かりたかったよ。 魔法使いは人間に味方するよう優しく保護される その中でも僕のような強い力の持ち主は歴史初だった。 処遇はもめたとか、僕が知るはずがない。 魔法使いたちは真剣に告げる。 僕の事を脅威と思っても敵と認識されてはいけない 僕は赤子にして、世界を滅ぼせる存在だった。] (15) 2023/01/19(Thu) 20:44:40 |
【人】 魔法使い ラサルハグ[そんな化け物をうんだ家は無事じゃなかった。 母は体が耐えれず死亡し、父は手に余ると 僕を早々に国に差し出してみないふりをした。 僕には、赤子の時 帰る家がなかったんだ。 ] (16) 2023/01/19(Thu) 20:44:47 |
【人】 魔法使い ラサルハグ[色々な魔法使いや人間に見守られながら 人間に害をなさない、道徳を持った人間に 皆は必死に僕をそう育てた。 ……あの時はそうだね。幸せだったよ。 様々な魔法使いが僕をみてくれたし 国の人も優しくしてくれたし 時に叱ってくれる人もいた。 だから僕は色々頑張った。 世界の為に。起こりうる災害は未然に防ぎ 水を綺麗に浄化して、それを永続出来るようしたり 世界の発展に貢献した。] (17) 2023/01/19(Thu) 20:44:58 |
【人】 魔法使い ラサルハグ[気付けば僕は、皆のように年をとっていなかった。 魔法使いは人より少し長命の場合もあると言われていた。 だから最初は気にしてなかった。 魔法使いの中でも桁違いの力を持っていた僕は 誰よりもずっとずっと長い寿命をもっていたんだ。 多分魔力が原因だろうけど、理由ははっきりはしない。 幼子が成人して、子をもって、老いていく。 それを二回り見た時流石に異常性は誰しも認識する。 人が僕を、恐れるようなりだした。] (18) 2023/01/19(Thu) 20:46:03 |
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