人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:洋館/17歳の誕生日 ──



[ 毎年誕生日の数日後に帰郷するのが習慣になっていた。
 一目を避けて夜更けにそっと洋館を発つまでして帰るのは
 あまり気乗りのしないものだったけれど、家族らしい行事
 は、まあ、不快なものではなかった。

 洋館での暮らし、ナハトと過ごす時間に少しずつ満たされ
 精神的にも安定してきたのか、疾うに諦めていた人たちが
 歩み寄ろうとしてくれることを素直に受け入れられた。

 17歳の誕生日を迎える一週間前。
 いつものようにそれを知らせる手紙を待っていたけれど、
 待てども知らせは届かない。
 手紙を書いても宛先不明で戻ってくる有様に、なんとなく
 指先が冷える感じがする。

 洋館の職員に、父を──コールリッジ卿について調べて
 もらうように依頼した。
 中央の邸宅の主に何かがあるなら、調べることも容易で
 あろうと、その報せを待つ。 ]
 
(74) 2022/12/14(Wed) 2:46:16

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 春、雨上がりの朝に生まれた。
 宿命だったのか、
 或いは二人とも死産の筈が、証持ちだけがその性質故に
 生き残ってしまったのか。
 一人きりで生まれた日。


 喪失感に身も世もなく泣くしか出来なかった、
 丁度こんな日だった。

 
 握り潰した報告書。ただ窓の外を見ている。
 約束の時間になっても現れないので迎えに来てくれた彼
 を声だけで部屋に招く。

 
 
「卿は半年前に職を辞し、中央の邸宅を引き払い、
 婦人の療養の為に南に小さな屋敷を買って暮らしている」


 そうだ。

 
 ──何かを、期待していたわけじゃない。
 ただ、そこにあることだけは疑っていなかったものが
 なくなっただけだ。 
 たとえば、愛はなくとも、家族の繋がりだとか。 ]
 
(75) 2022/12/14(Wed) 2:48:03

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ でも、────ああ、それでも。
 
 それは長い夢を醒すノックの音だった。

 

       
「 ──ねえ、どうしていないの?」




 いつかの少女の嘆きがリフレインする。     ]
 
(76) 2022/12/14(Wed) 2:48:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[   ねえ、どうしていないの?  ]


 
(77) 2022/12/14(Wed) 2:48:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 知りたくなかった。気付きたくなかった。
 どうしたって 生きて いる ことを許してはくれなかった。
 生きていたくて、でも許されない気がしていて、
 それを誰かに本当はあなたたちに認めて貰いたかった。
 でもその答えがこれなの。 ]
 
(78) 2022/12/14(Wed) 2:49:00

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 駄目だってわかってた。
 兄がいて、私がいて、家族四人が あなたたちの望む
 完璧だった。でもどうしたって わたしたちはひとり
 で。

 ──── ひとり、で。 ]
 
(79) 2022/12/14(Wed) 2:49:18

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 本当は、何もない? ]
 
(80) 2022/12/14(Wed) 2:49:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

[ 彼は何か声をかけられただろうか、
 それとも沈黙を守っただろうか。
 窓を睨む自分には何も聞こえない。一瞥もしない。
 考えるのは苦手だ。考えることに疲れてしまったから。
 なのにずっと考えている。割れる様に頭が痛い。
 アリアの薬なのに、おかしいや。
 いくつ飲んでもちっとも効きやしない。 ]


  17年前の今日も、こんな日だったそうだよ


[ 来てくれてありがとう、
 と言いたかったような気がする。 ]


  きみと出会ったあの家にはもう帰れないみたい


[ ごめんね、少し体調が優れなくて。
 と伝えたかったような気がする。 ]


  おんなじ日にまたなくしたんだって。笑っちゃう


[ だから食事は一人でしてきてね?
 とお願いしたかったような気がする。]
 
(81) 2022/12/14(Wed) 2:50:56

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 頭がぼうっとする。
 
 
ねえ、どうしていないの。


       その答えは
「ここにいるからだよ」
と。


 根拠もない。確信もない。ただそう信じただけだ。
 信じる心を支えたのは胸にある証で、
 辻褄を合わせると成程しっくりときてしまったのだ。
 しっくりときてしまったから狂うしかなかったのだ。
 
 『恋人』が真に一人で生まれてきた例はないという。
 二人で証を持って生まれてくるか、箱庭の『恋人』の
 ように二人でひとり生まれてくるかだそうだ。

 なら私は何なんだろう。
 手を取り合う片割れも、心で繋がる片割れも持たないの
 ならなんで生まれてきたの、なんでまだ生きているの。


 神様はどうして完璧につくってはくれなかったの。 ]
 
(82) 2022/12/14(Wed) 2:52:43

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ いつか、完璧だと言ってくれた人>>0:356を見遣る。

 ────完璧では、ないなら。

 羨ましいと言ってくれたのも>>0:350
 綺麗だと褒めてくれたのも>>0:352
 ふたりにとくれたプレゼントも>>0:357
 離れたくないと言ってくれたことも>>0:360

 完璧なわたしたち に向けられたその全ては、
 私のものにはならない。
 
 彼が求めるのは私じゃない。

      それなら、いつかきっと、今日のように。 ]


  ……あなたもいつか私を置いて行くのね


[  置いて行かないで  と縋りたかった気がする。 * ]
 
(83) 2022/12/14(Wed) 2:53:22

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それから。

 倒れてベッドに運ばれて、医者に診せられて、
 薬の包み紙から過剰摂取をしこたま叱られて、
 安静のために寝る様にと言い付けられ泥のように眠って。
 また起きて考えて寝て。
 そうして意味不明な言葉を投げられて戸惑っているだろう
 彼に何も返せないまま、思い至ったことがある。


 正気か狂気かの違いだけで、結局何も変わっていない。

 墓の中の猫にいる猫の生死を問う思考実験と同じだ。
 片割れが『恋人』だったのかどうかなんて、
 『恋人』にわからなければ神にでも聞くしかないのだ。

 だから真実なんてどうだっていい。構わない。
 これまでどおり、それでいい。
 
      ねえ、お願いだからここにいて。
      ここにいてよ、お兄様。        
* ]
 
(84) 2022/12/14(Wed) 2:54:16
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a10) 2022/12/14(Wed) 3:15:56

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a12) 2022/12/14(Wed) 3:25:23

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
台本とちゃうやんけ!!!!!!!

とベルちゃんの肩がっくんがっくん揺さぶってるなう
わかるよ…ナハト凄いもんな…好きになるわあんなん…
恋距離遠愛がぐるぐるするんじゃ^〜

それはさておき軌道修正せんとまずいので、
明日もがんばろうね、ね、ナハ太郎。(ごめんなさい)

フォルスと神様になんかしてから寝たい
(-17) 2022/12/14(Wed) 3:42:37

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:力が抜けるやりとり ──



  っふ、ふふ────


[ 駄目だ、ツボに入った。>>0:534
 天丼だし声のトーンの割にはちらとも驚いた風はなし。
 絵本の台詞みたいで珍妙でキャッチーで癖になる。 ]


  …………ふぅ。 やあ、ごめんごめん。
  ちょっと意表を突かれた。

  それは素敵な名前を付けてもらったんだねえ。
  じゃあわたしたちはその名付けに敬意を表して、
  きちんとフォルスと呼ばせてもらうとしようかな?


[ 売店、そういうのもあるのか。
 洋館にいながらお買い物が出来るなんて便利だな、
 と興味が向いたので、]
 
(117) 2022/12/14(Wed) 8:42:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 後日真新しい財布片手に実際に訪ねてみれば>>0:399
 本で読んだ商人の挨拶を投げてみると、>>0:535
 実に軽快な反応。成程、これが本場。 ]


  本で読んだのそのままで、今ちょっと感動してるよ。
  本当にやるんだなあ、モウカリマッカボチボチデンナーってやつ。


[ おすすめと聞いたら、何故か売り子と返された。
 確かに商品とは言ってないけど。 ]  


  うーん、それは興味がなくもないけれど。
  お金も買い物もはじめての経験なんだ。
  売る側が務まるとは思えないなあ。


[ だから次の機会に、というのは体よく断る便利語録だ
 って読んだことがある。社交界にも派生系があるとか ]
 
(118) 2022/12/14(Wed) 8:43:16

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ さておき。
 おすすめ商品とやらの説明をふむふむと聞いて、
 「悪魔がどんな顔に〜」と振られれば ああ、と ]


  ふふ。彼が甘いお菓子を食べてる顔、可愛いんだよ。
  見せてあげたいけど、残念。感想だけ教えるね。


[ 違うそうじゃない。
 と思ったかもしれないけれど、やっぱりそれも面白がって
 ぽんと言葉が返るのだろうなと
 思うけれど
それはまた別の話
 * ]
 
(119) 2022/12/14(Wed) 8:43:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ もし。
 彼の友人に向ける眼差しを見咎められたら決まり悪げに、

 ……君は宿敵に弱味を握られてるかも知れない時でも
 相手を警戒しないでいられるタイプかい?

 わたしたち はそうじゃ「なかった」んだ などと零した
 かもしれない。
それもこれも別の話
。 * ]
 
(120) 2022/12/14(Wed) 8:44:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:二年前のある日 ──


[ 結局定期的に通う常連になった。>>0:386
 頭をちょっと使うとすぐ痛むので困り物。

 飲み易いのがいいなあとか眠くなる作用のはないかな?
 なんて好き勝手言うくらいには、一方的な距離が縮まり、
 相手はいい意味で最初のまま。
 
 だけど、 
 勝手に量を増やすどころか一気飲みしちゃった、
 なんて言ったら流石にしっかりと怒られるだろうか。>>84

 そんなだというのに復活第一発言は ]


   やあ、麗しの薬師の君。
   少し強めの薬をお願いしたいんだけど、いいかな?
  

[ だというのだから始末が悪かった。 * ]
 
(121) 2022/12/14(Wed) 8:45:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:17歳の誕生日から ──


[ あの日。様子がおかしかったことを>>82>>83
 心配してくれただろうか。 
……多分、きっと。

 回復してきた頃>>84
 もしあの日のことを聞かれたとしても

 「ごめんね? なんだっけ、忘れちゃったな。
  薬を飲み過ぎてぼうっとしていたみたい。」

 何を聞かれても薬のせいと誤魔化しただろうし、
 家の何某かはきちんと伝えた…或いは報告書に
 目を通して承知のことだったかもしれないが。

 あの日の後も変わらず過ごしている。筈だ。
 少なくともきみにだけは、そう映るように過ごしていた、
 
つもり。
 * ]
(122) 2022/12/14(Wed) 8:46:20
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a17) 2022/12/14(Wed) 8:53:11

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/14(Wed) 8:54:23

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
こっちもまだ全部出してないし大丈夫だよ(不穏)
 →なに〜なんなの〜こわいよ〜〜〜!!!(好き)

先に大体腹割っといた方がお相手さんが動き易いかなの気持ち。
でも酷いよね…これから2年も騙すんだよ…罪悪感ヤバない…?
嫌われてもいいけど傷つけたくないよ〜〜〜〜〜
とベルちゃんが申しており…
うん、どう折り合いつけるか考えておかないと。

ちな完璧じゃないと知られて治安悪いナハトをお出しされたら死ぬ自信がある
普通に優しくても死ぬし更にナハトの抱える地獄をお出しされたら死ぬので何が来ても絶対に死ぬんだ俺は詳しいんだ

●今日の予定
 ・現在で世界滅びかけて やっぱりひとりじゃんて気付く
 ・完璧の定義(証としての完璧<<<二人でひとりの完璧)
  ↑
 ・でもそうなると最初にお出しした想定と真逆になるので、
  ここは丁寧に語りたいところ
 ・プロで一応お歌練習してたんだよのソロルで〆ッ
 ・今日は早よ寝ろ
(-36) 2022/12/14(Wed) 9:03:22

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
日本語崩壊案件発見奴〜

>>84
×墓の中の猫にいる猫の生死を問う思考実験
◯箱の中にいる猫の生死を問う思考実験
猫ちゃんいっぱいだねえ〜そして墓はアカンのよ
(-38) 2022/12/14(Wed) 9:41:40

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
ちょっっっっっっっっっとまってほしい

>>172
ナハトーーーーーー!!!!!!!????????
それはそういうことなんですかそういうことなんですか!!??

クリスタベル彼女ってそういう  アッ(絶命)

ここが私の墓です永遠に推しますありがとうありがとう



叫ばないとロル書いてらんないですこれは卑怯
もらうばっかりで何にも出来てない困った嬉し過ぎるけど
うおーギア上げてけーーー頑張ってロル書けーーー!!!
(-49) 2022/12/14(Wed) 21:28:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:誕生会 ──


[ 誕生会の歌の集い。
 女性だけの方が、とか全員で歌いたい、とか。
 風に乗って届く声に迷いつつ参加表明してみたけれど。
 練習からは少しずつ少しずつ足が遠のいていた。

 自主練しておくから、なんて言い訳してみたけれど、
 最終的にはやっぱり不参加で、なんて発案者のチェレスタ
 にも参加メンバーにも悪いことをしたなとは思ってる。
 もしユグに歌でなくともと参加要請されたなら、>>195
 その時は余った楽器を担当したかもしれない、けれど。


 音楽は好きだし、家庭教師に声楽を教わったこともある。
 でも、正直今の自分の声は好きになれない。
 高いままの声も、丸みを帯びていく体も、
 女性に近づいていく自分が嫌だった。
 こんなのはちっとも わたしたち じゃない。 
]
 
(231) 2022/12/14(Wed) 23:02:40

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それでも暗い気持ちを片付けて、
 用意していた赤い靴>>0:30を贈れば
 彼女は喜んでくれただろうか。
 
 眩しかった。
 外界に解き放たれた可憐な蝶、
 これから世界を知っていく無垢な5歳の女の子。
 狂うことでしか自分を保てなかった、
 いつかの誰か>>0:106>>0:107を思い出すような気がして
 直視出来なかった。

 
 御礼を言われたら、
 「素敵な靴が素敵な場所に連れて行ってくれますように」
 と寿いで。……本当に、そうなればいいと願っている。 ]
 
(232) 2022/12/14(Wed) 23:03:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 21人が一同に介した──かどうかは指折り数えたわけ
 ではないけれど、思い思いの方法で彼女がこの世に生を
 受けたことを祝っている。
 ……暗い気持ちを何度片付けても、ここにいる限り
 ずっと湧き上がってくるのだろう。

 ナハトが退席するなら>>169、引き止める代わりに
 一緒に誕生会を後にしようか。

 本当は、彼が避けているあの子に
 「今日のこの子とお話する権は完売だよ?」
 などと牽制してあげてもよかったし、
 皆でお祝いした方が、彼女も喜ぶだろうに。
 
  ……自分のことしか考えてなくて、本当に嫌になる。 ]
 
(233) 2022/12/14(Wed) 23:05:34

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 賑やかでなんだか疲れたから助かっちゃった、
 なんて嘘に言い訳を重ねたら、嫌われないだろうか。
 いつもみたいに笑ってくれている?
 
 彼がどんな気持ちでどんなことを思っているか>>172
 こんな風に見上げるだけじゃちっともわからなくて。
 
 色んな気持ちをないまぜにして、
 「ナハトもお疲れ様」と夜色の髪をそっと撫でてみる。

 ……二、三言葉を交わしたら部屋に戻るだろうか。
 もう少し、とは言い出さず、彼の言葉を待ってみた。 
* ]
 
(234) 2022/12/14(Wed) 23:06:55
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a36) 2022/12/14(Wed) 23:10:25

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>0:84

 ねえ、と 呼びかけに応える声はない。
 ずっとずっと呼んでいたのだから知っている。
 それでも呼び続けるのは ──…… ]
 
(266) 2022/12/15(Thu) 0:42:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ それは わたしたち らしくない。

 今までそれわたしたちが当たり前過ぎて、
 だからこそ答え合わせをしながら日々を過ごしていた。

 わたしたち であることが何より絶対で、
 生きることを肯定して欲しかった人たちはもういない

 二人でひとつであることが完璧で必要で、
 
欠けた半身を求めることがいつしか手段になっている

 それがどれだけ苦しくても続けなくてはいけなくて。
            ──────なんのために?


 わからない。
  わからない。
    わからない
 

          ……違う、そんなのは嘘だ。 ]
 
(267) 2022/12/15(Thu) 0:43:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 本当はわかっていた。
 認められなかっただけだ。
 
 わたしたちの欺瞞を私自身が知った時に>>82
 わたしたちを羨ましいと、完璧だと言ってくれた人が
 私から離れていくことを恐れた。

 ……いいや、違う。

 わたしたち でいられればそれでよかったのに、
 あんなに諦めることが上手だったのに、 
 自分たちから離れて忘れていくのは嫌だった。>>0:522

 離れたくない、と言ってくれた時に>>0:360
 「わたしたちもだよ」と言葉で返すことが出来なかった。

 こんなことを考えるのは わたしたちらしくない。
 この身の外に、わたしたちより大切なものがあるなんて
 あってはいけないと無意識に蓋をした、気持ちが。 ]
 
(268) 2022/12/15(Thu) 0:44:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 自惚れではなく、絶えず親愛を注いでくれる人。
 彼の愛は揺籠の中の安らぎを守るみたいに優しくて。

 でもそれは わたしたち だからで。  
 
 わたしたちの夜、わたしたちだけのナハトなんて
 黒猫を愛でるなら許されるだなんて線引きをして。
 きみが特別だとか大切だとか必要だとか、
 そんな言葉は一度だって言えなかった。 ]
 
(269) 2022/12/15(Thu) 0:45:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ きみが傍にいてくれるのは、
 『恋人』で、二人でひとつの完璧なわたしたちで、
 名前をつけて、誕生日を贈ったわたしたちだから。

 わかってる。本当にそれだけしかない。
 
 だけど、私は、 
 この胸に証がなくてもあなたの運命でありたかった。 * ]
 
(270) 2022/12/15(Thu) 0:46:09

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
なんかもう初期設定と追加設定とやりたいこととやらなきゃいけないことと好きな気持ちがごった煮になったようなものをお出ししてしまった…
そして言葉足らずなのは相変わらず過ぎてもうフィーリングで読んでとしか言いようがない…

あのさ、P様からくださった設定守ろ………
兄(片割れ)への依存が手段になってるんよ…………
守ろうとはしたんだよ頑張ったんだよ…………

ナハト沼にそっと埋めてくれ……………
(-60) 2022/12/15(Thu) 0:54:52

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
投げてた設定と違うやんという抗議の声が聞こえる(幻聴)
全ては最高に最高過ぎたご自分を恨むのです……

とりあえず落ち着かないから、
ちょっと投下ペース落ちてる今独り言でひっひっふする。
落ち着いたら現在に行くから待ってて神様…右ストレートでぶん殴る


>あ〜いいですねえ!フフフ、とてもかわいい。ありがとうございます 大好き!(定期)
 →怖いんだが!!????やだ…掌で転がされてる…
 
それはさておきロルうまうま過ぎて永遠に見てたいな…?
PCの魅力とか好みとかも勿論あるんだけど、それをさて置いてもほんと好き…
そして倫理観の軌道修正自分でやってくれてるごめんなさい。
(-61) 2022/12/15(Thu) 0:59:26

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館玄関ホール/答え ──

 
[ >>6 >>7
 本能、いや魂での理解が思考に浸透するにあたり、
 得るはずのなかった答えを知った。
 証持ちは欠けたることなく集まったのだ。
 『恋人』のこれは、双子の片割れにはなく
 私だけに与えられた烙印。

 結局、完璧なんてなかった。
 わたしたちは可哀想な女の子が作り出した都合よい幻想。
 何もなくなった。
 私の内にも外にも、何も。
 
 どうして私だけ完璧につくってくれなかったの?>>82
 私は苦しむ為に生まれてきたの?

 答えを持つ唯一はきっと答えない。
 この場で語ったことこそ全て。
 沈黙こそ肯定答え
 愛しているなんて反吐が出る。 * ]
 
(271) 2022/12/15(Thu) 1:19:56
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a43) 2022/12/15(Thu) 1:26:56

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
神様反吐が出るとか八つ当たりしてごめんね!
もーベルちゃんボロッボロだね(ロルとか誤字的にも)

とりあえず明日の予定決めて寝ようね。

・玄関ホールからどうしようね?
 もう世界と心中するくらいのお気持ち。
 世界に何もないし自分も何にもないし
 苦しむために生まれたなら死ぬしかないじゃない
 あとナハトに嘘ついたのごめんなさいしよ?

・誕生日プレゼント貰ったの返したいしあげたいな
 最初に貰ったお花の話ももっと掘り下げたい

・なにかお話出来るきっかけあるかなーーー
 アリアは体調悪そうしんどそう負担かけたらいけない
 みんな忙しそうだよなあ…(簡易メモ見てる)
(-63) 2022/12/15(Thu) 1:55:07

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
『恋人』
>>0:28
>>0:274

『悪魔』
>>0:151
>>0:156>>0:157>>0:158
>>0:551

『隠者』一部
>>0:14
(-70) 2022/12/15(Thu) 8:47:47

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 私に返す彼の呟きが>>287届いていれば、
 きっと涙が出るほど嬉しかっただろうけど。

 やっぱり私のものじゃないことを理解して、
 諦めたように笑うことしか出来なかっただろう。

 一番に諦めたのは私。
 私のことは幾らだって諦めてきた。
 私が生きることさえ、他ならぬ私が許さなかった。]

 
(309) 2022/12/15(Thu) 12:03:47

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 忘れた、なんて体のいい言い訳>>289に、
 それでも誤魔化されてくれたんだと思った。
 それからの様子は変わらないけど、それだけはわかった。

 わたしたちはそんな優しさを当たり前のように享受して、
 彼に返せるものなど何もないのに幸せみたいに笑うんだ。
 揺籠の幸せ、ひとりぼっちの幸せ。
 あなたもこのままを幸せと感じてくれている?
 だとしたら、嬉しくて、ほんの少し寂しいと思った。 ]

 
(310) 2022/12/15(Thu) 12:04:53

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ それから、いつものように街に出かける彼に>>290
 いつかみたいに連れて行って欲しいとお願いしてみよう
 と思ったけれど、何だかそれはいけない気がした。
 
 私にとっては運命だったあの日みたく、誰かと出逢うこと
 もあったかもしれない──なんて彼の真心を疑うのは冒涜
 だけど、彼がほんとうにしあわせになれるなら、その方が
 いいと思った。完璧でないと知り離れていくくらいなら ]

 
(311) 2022/12/15(Thu) 12:05:26

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 沈黙の意図を汲んで、もう少しの時間をくれる。>>291
 誕生会の賑わいを遠くに聞きながら、
 彼と過ごす時間が愛おしく思う。

 あとどれだけの時間を共有出来る?
 なんて考えると泣いてしまいそうだけど、
 たった独り涙に暮れるしかなかったこともあったろう彼に
 こんなものは見せられない。

 彼の孤独は私などでは届かない深いところにある。 ]

 
(312) 2022/12/15(Thu) 12:06:11

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 沈黙にはわたしたちは必要なくて、
 私だけが知る、あなたと私、二人の時間。
 嘘を吐き続けるのは苦しい。>>267
 でも彼が離れていくことを思う方が、よっぽど苦しい。

 誕生日の夜。
 手の中で温くなる紅茶に、ナハトになった日を
 誕生日にと贈った日が>>0:502思い出される。

 貝型の焼き菓子マドレーヌはないけれど、
 あなたもあの夜を思い出している?


  ねえ、 と心の中で呼びかけてみる。

 ナハトは私があげたものじゃないけれど、
 それでも名前を呼んでいいかな? ]

 
(313) 2022/12/15(Thu) 12:07:10

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 呼びかけに、我に返る。>>298

 証持ちとして完璧で、わたしたちは幻想で、
 そんな答えと唐突に突きつけられた絶望とともに、
 喉に迫り上がるどうしてを噛み殺し飲み下した肚が熱い。
 反吐が出る、なんて八つ当たり>>271をしたとして、
 私がひとりで生まれたひとりきりなのは何も変わらない
 というのに。



 クリスタベル、と
 わたしたちいないものを呼ぶ声が届く。

  可哀想な人。
 あなたが親愛を傾けた彼/彼女はもういない。
 私が作り出した幻想は神が殺した。

 それでも呼ばれるままに見上げれば、
 叶わない願いに笑みを浮かべることしか出来なかった。 ]
 
(314) 2022/12/15(Thu) 12:09:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ……一緒には行けない


[ 差し出された手を取ること、
 これから先を共に歩むこと、その両方に頭を振った。

 本当はどれだけその手を取ることに焦がれたか。
 でもそれは私のものじゃない。 ]


  あなたをナハトと呼ぶ、
  あなたが完璧だと言ってくれた存在まぼろし
  もうどこにもいない。
 
(315) 2022/12/15(Thu) 12:09:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ だから、ごめんね?

 明日会う約束を断るようなさりげなさで届いただろうか。
 本当のことを知って、あなたから離れていくくらいなら、
 せめて自分の手で終わらせたかった。]
 
(316) 2022/12/15(Thu) 12:10:05

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それだけを言い終えると、
 あとは何者の呼びかけにも応えず自室に戻るだろう。
 いくらか聞き咎めた人がいたかもしれないが構わない。
 どうだっていい。
 世界も箱庭も私自身もどうなろうと構わなかった。
 ■がいないなら、なんだっていい。 * ]
 
(317) 2022/12/15(Thu) 12:10:45
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/15(Thu) 12:27:49

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『悪魔かれ』でした
 それは構いませんでした

 彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
 わたしたち 
──それに彼
がいればどうでもいい
 
 最後に三人ふたりが残ったなら
 きっと完璧なままに終わらせてくれる
 彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]
  
(/13) 2022/12/15(Thu) 12:53:05

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それでも、永遠だと思っていた箱庭に
 わたしたちの完璧を 都合のよい夢を重ねて しまって

 終わるならそれは完璧などではなかったということ? ]
 
(/14) 2022/12/15(Thu) 12:55:15

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 

    恋人たち
    手を取り合り寄り添う二人
    言葉を重ねて心を通じ合わせ 
    健やかなる時も病める時も分かち合う
    互いに違うものだからこそ尊い

    ひとりきりの愛など自慰と何が違う?
    喜びも悲しみもない予定調和
    自分を騙し続ける一人芝居
    満たされていて幸せな振りをして
    本当は誰かに愛されたかっただけだろう?
  
 
(/15) 2022/12/15(Thu) 12:56:45

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ わたしたちの欺瞞を嘲笑う声がする
 それは箱庭の誰かの声 ?

 まぼろしが見せたのは 胸裡で育てていた不信もの

 ああ それはきっと 疑心を燻らせていた
 『魔術師かれ』に すり替わる


 『隠者』の毒が見せるまぼろしよりも、
 ずっと上手にありもしない敵を形作るでしょう  * ]
 
(/16) 2022/12/15(Thu) 12:58:07
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a49) 2022/12/15(Thu) 13:00:47

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
三言で地獄を見せてくれる感じとても好きです
(血反吐吐きながら)
そっかーーーそうなるかーーーーー
いやあんだけ明確に拒否っといておまえな?????
いやよいやよもだよーーーわかってるだろうけどね!

いいです。最終的にはつっこめつっこめー!!するんで。
追いかける側の方が性に合ってるからね!
気張れよベルちゃん。
(-85) 2022/12/15(Thu) 14:24:02
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a54) 2022/12/15(Thu) 15:44:44

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
エトちゃんかわよ…(中身癒され中…)
とか言ってたらヒナギクもかわいいね…

これからどうしよーーーかなーーーーーと思うのが、
さっきから光属性ベルちゃんがぴょこんぴょこんしててですね。
「二人でひとつが羨ましい」
「生まれた時から一人だったから」
って語ったナハトを独りにしたくない!!!!!って絶叫するんです…ほんとそれな!!!!!!!!!!

とはいえ急に方向転換されてもって感じでしょうし、ご予定を把握してから書くとしましょうか。

ナハトの一挙手一投足が好きでつらい
村が終わったらログを製本したい
設定もロルも何から何までドストライク過ぎた…
ずっと情緒がぐちゃぐちゃになってる
(-102) 2022/12/15(Thu) 22:02:15

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 自分が置いて行ったのに、
 置いて行かれたような気持ちになる。 ]

 
(413) 2022/12/15(Thu) 23:08:02

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館/自室 ──


[ 自室の机は、彼/彼女のナハトから、
 彼/彼女らへ贈られたものでささやかに彩られている。

 いつも下げているネックレスだけは、
 彼の手作りリベンジが成功した証。>>0:682

 造花の花束はそのまま水のないガラス花瓶に。
 虫の彫刻は文鎮みたいにちょんと鎮座して。
 最初のアクセサリーは真鍮の小さなトレイに。
 付けていたネックレスは、同じトレイの中に返した。
 そして、クリスとベルにと最初にくれたプレゼントは
 いつもの場所に。>>0:500 ]
 
(414) 2022/12/15(Thu) 23:08:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そんな心のこもったプレゼントに、
 家の援助や洋館でのお金で
 高価なものを贈って返すのは違う気がして。

 だから手ずから用意したものを、と頑張ってみたものの
 どれも上手な出来ではなかったかも知れないけれど。
 何を用意しようどう贈ろうかと考える時間は楽しかった。

 マドレーヌの他にも焼き菓子に挑戦してみたり、
 夜色のマフラーを編んでみたり、
 洋館から花を少し分けてもらってサシェを作ったり、
 黒猫の刺繍を入れたお揃いのハンカチにしてみたり。
 引きこもりなのに無理して虫捕りなんてみた時は
 大変だったっけ。
 あの時は結局フォルスのお店で贈る物を見繕ったかな。

 ──…実は彼らが存外仲良しだと知っている。
 そんな風に彼が居場所を作ることを嬉しく思っていた ]
 
(421) 2022/12/15(Thu) 23:15:38

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼の境遇は知っている。
 知っているだけで、
 たった独りで幾度の夜を過ごしてきた、
 その凍えるような思い出を拭えるわけではなくて。 
 
 それでもあんなに温かな愛を与えられる人だから、
 幸せに、なって欲しかった。  
 出来れば私が幸せにしてあげたかった、けれど。

   今だって、本当は
     「生まれた時から一人だったから」
     「二人でひとつが羨ましい」>>0:350
   そう言った彼がもしこのまま一人を選ぶのなら、
   また孤独の海に沈むというのなら。
   嫌われても憎まれてでも傍にいたい。

 独善かもしれない。 
 それでも抱き締めてあげたかった。
 ナハトの帰る場所になりたかった。
 生まれてきてよかったと思わせてあげたかった。 

 なのに、どうして私は完璧クリスタベルじゃないんだろう    ]
 
(423) 2022/12/15(Thu) 23:16:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 仕舞った栞を取り出す。

 あの日、彼が手折って差し出してくれた花。
 花が好きだと言ったからプレゼントしてくれた。 
 ベルに、とくれた花。>>0:357

 泣きたくなるくらい嬉しい贈り物。
 あなたにそんなつもりはなかったとしても。

 これだけは、
  これだけは私だけのものだと思っていいよね? *]
 
(425) 2022/12/15(Thu) 23:17:14
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a67) 2022/12/15(Thu) 23:18:53