【人】 田臥 志麻[キッチンを覗く頃には物音で気づいていたのだろう。 驚くこともなく、威優が表情を緩ませた。 相変わらず、平日の夜を過ごす時間は少ない。 それでも、通い妻よろしくしていた頃に比べれば、 威優はマンションに居る時間が長くなった。 自身と過ごす時間を大切にしてくれているのだろう。 そう思えば、自身も目が細まる。] そっか。 威優がカレーを作ったの? ……もしかして、エスパー……? [奇しくも作ろうとしていたものが重なって笑ってしまう。] (17) 2023/08/07(Mon) 22:54:49 |
【人】 田臥 志麻いいよ、あって困るもんじゃないし。 また別の料理に使えば。 [手元に気づいた威優に食材を任せて、 いい香りのする鍋の方に誘われる。 驚かせたかった、という理由がまた可愛らしい。 オレが驚くのを考えながらどんな顔をして このカレーを作っていたのやら。 焦げ目もなく大根の浮いたカレーは自身では 思いつかない組み合わせだ。 ハザマさんの手が加えられ、 威優もきっとアイデアを出したのだろう。 料理を作った経験はまだ浅くとも、 色んな料理を食べてきた経験があるだけに威優は 舌が肥えていて、概ねの想像がつくのか勘がいい。 カレーの傍らにはコールスローとガレットが並ぶ。 どれも始めて作ったとは思えない出来栄えだ。] (18) 2023/08/07(Mon) 22:56:05 |
【人】 田臥 志麻[すぅ、と鼻先で息を吸い込んで香りを嗅いで。 食べてほしいという威優に 大型犬のような耳と尻尾が揺れている気さえした。] うん、驚いた。 いい匂いしてるし、食べるの楽しみ。 ……だけど、そうだな。 ワイシャツだと飛ぶかもね。 [言われて自身も恰好を見下ろす。 二人共まだ仕事上がりの外向きの姿のまま。] (19) 2023/08/07(Mon) 22:56:27 |
【人】 田臥 志麻先にシャワー浴びるかぁ。 [ノットに手をかけネクタイを緩めていたら、 不意に威優との距離が近づいた。 声に揶揄と婀娜めいた色が混じる。] ……ふはっ、それやりたかったの? [吹き出し、くすくすと肩を揺らし笑いながら、 しゅるりとネクタイを抜き取って。 首元のボタンを、片手で器用に外し、 こちらも、距離を詰め彼の耳朶に囁く。] (20) 2023/08/07(Mon) 22:57:31 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a2) 2023/08/07(Mon) 23:07:17 |
【人】 田臥 志麻[この世界に「運命の番」という力にがあったとしても、 さすがに互いの心まで読むことは叶わないだろう。 威優がカレーを作ったのも、 志麻がカレーを食べたいと思ったのも、 きっと偶然が重なってのことではあるが。 稀にそういうことがあるからこそ、嬉しくなる。 冗談で投げかけた言葉に、冗談なのか。 半ば本気のような振りをして応える様に。] へえ……、 オレの考えてること見抜いてどうするつもり? [片目を眇め、揶揄を重ねてみるが。] (26) 2023/08/08(Tue) 1:35:32 |
【人】 田臥 志麻[実際、そんな意思疎通が出来てしまえば、 近頃ようやく威優の好みが分かり始めてきたとか、 こんな風に不意に早く帰ってきてくれたりしたときに、 妙に気分が上がってしまうことだとか。 そんなことを考えていると知られてしまっては 堪らないので、 やはり、この世にそんな力がなくて良かったと思う。 ……ないよな? 思わず不安になってしまうぐらい、 威優は、妙に鋭く志麻の思考を読んでくるから侮れない。] (27) 2023/08/08(Tue) 1:36:26 |
【人】 田臥 志麻[田臥家ではカレーは定番メニューだし、 食べざかりの弟がいる為、 基本的にはドカンとボリュームのある料理が多い。 カレーもいつも二日分作る為に大鍋を使う。 志麻が威優にカレーを始めて作った時にもそうした。 皿の端に添えた福神漬けやらっきょうを、 余り食べたことがないという威優に。 カレーの添え物とはなんたるかを伝えたりもした。 好みがないと言っていた威優に、 自身の味や、常識と思っていたものを教えれば、 彼が少しずつ興味を持ち始めることが擽ったい。] オレもカレー作ろうと思って選んだんだけど、 んー……、オクラは肉巻きにして、 パプリカときゅうりはピクルスかなー……、 トマトと茄子足して焼きうどんでも……、 [余った食材を練り直す。 いくつか思いつくレシピを挙げながらも、 後は冷蔵庫の中身と相談だし、更に、 生物は買い足さないといけないだろう。] (28) 2023/08/08(Tue) 1:37:34 |
【人】 田臥 志麻[それは明日以降に考えるとして。 今は、目の前の『初めてのカレー』を堪能することにする。 香りに刺激されて腹は空腹を訴えるが、 まずはカレーに挑むための準備が必要だ。 新婚夫婦のような甘い囁きを交わしあった後、 案の定、吹き出した威優につられて笑って。] (29) 2023/08/08(Tue) 1:38:08 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[緩んだ首筋に大きな掌が添えられて、指先が擽る。 擽ったさに首を竦めれば自然、 視線が上向いて、キスが落とされる。] ン、 知ってる。 [愛されていることを自覚している者は強い。 その傍らで毎日の日課になったキスは、 今日も甘くて虜にさせる。] (-6) 2023/08/08(Tue) 1:39:11 |
【人】 田臥 志麻[ネクタイとジャケットはダイニングに残して。 着崩した恰好でシャワールームに向かった。 後からついてくる威優に気づいても、 止めることはない。 離れる時間を僅かでも惜しむように威優は、 隙あらば傍に居たいと口にもするし、行動も起こす。 何せ、義従兄の番に逢う時も変装して ホテルまで後を追ってきたりしたので。 束縛をあれほど嫌っていた志麻ではあるが、 威優に至っては束縛されているというよりも 大きな番犬が纏わりついてくるような感覚に近く。 つまるところ……それが可愛いと思ってしまうので ]結局全てを許してしまっている。 (30) 2023/08/08(Tue) 1:40:05 |
【人】 田臥 志麻[威優の言う通り脱衣スペースには浴衣が置いてあり。 寝間着用、というキーワードに瞬いた。] そんなのあるんだ。 ……わ、なんかさわっとしてる。 気持ちよさそ。 [掌で触れてみて、生地の感触を確かめる。 普通の浴衣よりも柔らかく、なるほど、寝間着と頷いた。 ニ種類の模様違いに気づき、一つが縞模様だと気づいたら。] こっちがオレの? [くすりと笑い、持ち上げて頬に押し当てる。 さすが大守の関連会社というところか。 その仕草からして気に入ったことは伝わるだろう。] (31) 2023/08/08(Tue) 1:40:37 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[満足した様子で浴衣を元あった場所へ戻して。] ……浴衣の着方なんて分かんないけど、 適当に結ぶだけでいいの? それとも、威優が着せてくれんの? [にや、と目を細めて笑い。 伸ばされた指が人差し指だけを立てる。 汗の匂いの残る逞しい胸筋に押し上げられた シャツの上をつぅ、と爪先が辿った。**] (-7) 2023/08/08(Tue) 1:41:05 |
【独】 田臥 志麻/* あとダミーの弟の名前を変え忘れたのは気づいてたけど、肩書きもルーリの方を最初に選んでたから同僚のままになってて恥ずかしい。 (-12) 2023/08/08(Tue) 12:30:22 |
【独】 田臥 志麻/* くすんだブルーとピンクはキキララの色だし、 エメラルドグリーンは瞳の色、ぐぬ……(´∩ω∩`*) 志麻は鶯色に近いけど、威優の方がちょっと明るい翠だよね。 (-13) 2023/08/08(Tue) 12:39:56 |
【人】 田臥 志麻[夕食を共にする事が少ない分、 二人で取れる朝食の時間はどちらともなく 示し合わせるようになり、朝の時間を過ごしている。 威優と夜を過ごす時間が長過ぎて、起きられない時もあるが、 それはお互いに予定のない週末であったり。 時に夜更かしをし過ぎた月曜の朝であったり。 弁当を作るために平日は志麻の方が早く目を覚まし、 合わせて朝食も用意することもあれば、 週末は寝起きから隙を見せることの無い威優が、 ホテルのビュッフェに出てくるような ブランチを用意していることもあった。 互いの生活のリズムを少しずつ把握してくると共に、 しばらく一人暮らしに慣れていた身体が、 人と合わせることを覚えていく。 威優の言葉に、ぐっ、と言葉に詰まる。] …………これ以上…、…? [そうなってしまえば、 理性が効かなくなってしまいそうで、怖い。] (35) 2023/08/08(Tue) 19:57:54 |
【人】 田臥 志麻[焼きうどんが物珍しいのか、威優の目が輝く。 ならば、使い道は決まったようなものだ。 今日が週末で良かった。 食材は痛むことなく明日の昼ご飯になるだろう。 ハザマさんは麺類を使うことは無いが、 志麻は乾麺を使ったり、うどんを冷凍して取り置きしている。 麺類は一人分の食事を作るのに楽だからだ。 食後にピクルスを作るなら、 後でもう一度冷蔵庫の在庫を確認しておこう。] (36) 2023/08/08(Tue) 19:58:15 |
【人】 田臥 志麻[浴衣の流行や良し悪しは、 和服に慣れてこなかった為によく分からない。 だけど、] 浴衣ってもっと昔風っていうか、 名前も知らないような文様が多いのかなって思ってた。 色の組み合わせは明るいけど、落ち着いた色だし。 ……可愛い。 [古めかしいというよりレトロな柄は、好感を誘う。 派手じゃないピンクの差し色が綺麗だ。 威優が手にした幾何学模様の方は、 もう少し色味が暗くてシックな作りだ。 同じようなポーズを取る威優に、 「着てるところがみたい」と、 リクエストを投げて双眸を細めた。] (37) 2023/08/08(Tue) 19:59:53 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[旅館の浴衣の着方も誰かに教わった訳では無い。 内側に紐がついているタイプのものは初めてだ。 仕事の関係で宿泊することも多いのだろう 威優が慣れた仕草で説明するのを、 横から茶々を入れるように邪魔をして 窘める声にくすくすと笑いを忍ばせる。 ひそめられた声に、悪戯な指を止めて。] そっちのほうが得意。 [下ろしていった手をそのまま下のボタンへ掛けて、 両手で一つずつ下からゆっくりと外していく。] (-14) 2023/08/08(Tue) 20:00:21 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[ボタンを全部外し切るよりも前に、 湿り気を帯びたシャツと肌の隙間に片手を滑らせた。 割れた腹筋に掌を添えて、ゆっくりと上へ。 鼻先を近づければ、 汗ばんでいた肌は今は空調で渇いているが、 微かに汗と彼が使っているトワレの香りがしている。] ……ン、 [目を伏せて、ちゅ、と唇を合わせた。 啄むだけのキス、深くはせず表面だけを愉しむように。 何度も、掠めて、離れ。] (-15) 2023/08/08(Tue) 20:01:26 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[キスをしながら、器用に片手で残ったボタンを外していく。 首筋に残った最後のボタンをぷち、と解けば。 伏せていた瞼を持ち上げ、は……、と吐息を漏らした。] ……腕、抜いて? [手伝わせるように促して、肩筋へ手を這わせ。 両腕を袖から抜き取れば。 今度は、もったいぶるようにゆっくりと手が下方へ降りていく。] (-16) 2023/08/08(Tue) 20:01:43 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[まだ、愛撫とも言えない、ほんの戯れ。] 威優……、キス、 [今度は彼からのキスを望んで。 指の関節で布越しに、すり、と彼の股間に触れた。 ようやくベルトを引き抜き、ジッパーを下ろしていく。*] (-17) 2023/08/08(Tue) 20:02:16 |
【独】 田臥 志麻/* マルチストライプの浴衣で検索したらこんなのが出てきまして……。 女性ものだけどイメージ近そう。 ttps://shop-list.com/women/jouetie/082333200101/ (-19) 2023/08/08(Tue) 20:49:53 |
【人】 田臥 志麻[生活を共にするようになって 二人の間に差異があったのはやはり金銭感覚だ。 居室の広さに呆れたり、戸惑ったり。 ぞんざいに扱われていた物の値段に驚いたり。 シーツを変える度に焼却していると聞いたときには、 心の底から「洗えばよくね?」とツッコミが出た。 ただ、αならではの危機管理だとか、 彼が利用していることで回る経済だとか。 誰かが職に就くことができると思い直せば それも次第に受け入れていくようになった。 聞けばシーツに関しては危機管理だけでなく 自身への独占欲めいたものも含まれていると 小耳に挟んだ気がするので、何とも言えずにいる。 彼に「合わせている」というより、 「慣らされている」ような、感はある。] (41) 2023/08/09(Wed) 2:47:43 |
【人】 田臥 志麻[そのことに不快を感じるのではなく、 心地良さを覚え始めていたり。 隠された独占欲も、悪くない、と思ってしまう辺り。 基準が彼となり、変わり始めていっている。 威優と過ごす時間を、大切に思うように────。] (42) 2023/08/09(Wed) 2:48:06 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[同じメロディを重ねられるほどにはまだ及ばない。 だけど、ワンフレーズぐらいなら。 重なることもあるかもしれない。 相手が居ない夜に、互いを想って、 同じメロディを聴いている夜があることも、きっと。] (-24) 2023/08/09(Wed) 2:48:23 |
【人】 田臥 志麻[志麻が「デレている」自覚がないのは 威優がその時に口にしないから。 口にしていたら否定するので彼の判断は正解だ。 番犬を飼っているつもりで実際は飼われていることを 知らないのは、本人唯一人、である。] あー……、素麺でも出来るな? けどもう、気持ちがうどんになっちゃった。 普通のうどんでいいよ。 茹でてあって袋に入ってるやつ。 ストックは確か、凍らせたのが残ってるはず。 [と言いつつ、それも記憶の片隅の話。 ちなみにネットスーパーなるものは 同棲し始めてからその便利さを知った。 便利なものは使わせてもらうに限る。 ストックは増えても困らないし、 ついでに肉も頼んでおくことにしよう。] (43) 2023/08/09(Wed) 2:48:41 |
【人】 田臥 志麻[志麻は可愛いものが好きだ。 それもレースやフリルのついたものが。 総じてそういったものの色に使われるのは、 大抵のものが白かピンクが多い。 故に、 ピンク=可愛い の図式が、志麻の頭の中では成り立っている。] ……色合いと柄は威優が選んだの? [偶然か、それとも必然か分からないが。 業者が選んだのなら趣味が合うだろうし、 威優が選んだなら好みを分かられている、気がする。] (45) 2023/08/09(Wed) 2:49:25 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[身体で相手を悦ばせることに慣れてはいても、 言葉で「好き」を伝える方がずっと難しい。 相手を高め合う為に交わし合うような、 駆け引きめいたやりとりの方が幾らか楽だ。 淡く食んで、情欲を煽って。] …………っふ、 [彼の喉仏が動くのにほくそ笑んでしまう。 翠緑の瞳の奥に熱が灯る瞬間を見るのが好きだ。 いい子、と褒めるみたいにもう一度啄んで。] (-25) 2023/08/09(Wed) 2:49:56 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[キスのおねだりは上手くいったようで。 威優が首を傾けるのに合わせて、瞼を下ろした。 目を閉じている方が、唇の感触がよりリアルに感じる。] ン……、 [隙間のないくらい押し当てられて、息を詰める。 目を閉じた分、指先の感触を頼りに下肢を撫でたら、 既に兆しを見せ始めている彼のものが、 僅かに膨らみを増したような気がして、 ぞくん、と背筋が甘く震えた。] (-26) 2023/08/09(Wed) 2:50:12 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[スラックスを床に落として、肌にフィットしている ボクサーの上からやわやわと刺激を送り込む。 膨らみの先端に触れれば、濡れた感触がして。 名前を呼ばれ、薄く目を開けば。 尖らせた舌先で突付かれるから、] ……ぁ、ンぅッ……、 ふ [唇に隙間を作れば、待っていたといわんばかりに 厚い舌が口腔に侵入してくる。 歯列を辿られ、内側の柔い部分を突かれ。 じゅう、と舌を吸い上げられて淫らな音が立つ。 一瞬開かれた瞼は、感じ入るように再び落ちて。] (-27) 2023/08/09(Wed) 2:50:41 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[段々とキスに夢中になっていく間に、肌が空気に晒されていく。 彼の腰骨のラインを沿うように、 ゴムの部分を指で辿って、一気にずり下ろせば ぶるんと、反応をしていた彼のものが姿を表す。 キスで息が上がり始め、涎が溢れる頃には、] は、 む 、……んッ、……ぁ…… ッ、ン! んンッ、ン、 [大人しくしていない威優の手が、 顕になった胸の凹んだ部分を刺激し始めて、 びくンッ、と反応を返してしまって。] (-29) 2023/08/09(Wed) 2:51:30 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[口腔の中で舌を甘く喰んで、ぷは、と呼吸を紡ぎ。] ……こら、ッ、脱がされる、 ん じゃ……なかった、の、かよ…ッ、……ぁぅッ、 [悪戯を制す為に窘める声は、僅かに跳ねてしまう。**] (-30) 2023/08/09(Wed) 2:51:59 |
【独】 田臥 志麻/* 全部拾いたくて拾ってしまった‥…。 端折ることを覚えろ……。 えー……でも、気持ち良くなってることは伝えたいじゃないですか!(前戯大好き侍) (-31) 2023/08/09(Wed) 2:54:27 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a3) 2023/08/09(Wed) 2:56:41 |
【人】 田臥 志麻[洗えば良くないか?と疑問に浮かんだ疑問は、 違った形で彼を肯定することになる。 もし汚してしまったシーツを顔見知りになった ハザマさんに綺麗に洗われていたりすれば、 きっと顔を合わせづらかっただろう。 それでも汚したシーツを焼却している頻度が、 多いことは知られているのだが……。 そこに至ってはもう観念している。 頻度を減らす、……ことは、出来そうにないから。] (50) 2023/08/09(Wed) 13:20:31 |
【人】 田臥 志麻[引っ越す際にもってきた志麻の荷物は意外と少ない。 ものにあまり執着しないのは元来の性格であり、 収集癖のようなものもない。 唯一拘っているのが下着ぐらいだ。 今やネットやクラウドシステムが主流になり、 殆どのものがサブスクで利用できる時代。 通勤中に音楽を聴いたり、空き時間にはアプリを ダウンロードしてゲームで通信したしたり。 ときには少し前に流行ったドラマを 動画配信サービスで一気見したり。 若者らしくスマホは手放せない生活は送っているが、 そんな志麻が引っ越してきて目を輝かせたのは、 大きなシアタールームである。 JPOPが好きな志麻は時折、その場所で アーティストのライブ配信を見たりしているし、 威優にも勧めたりする機会が増えている。] (51) 2023/08/09(Wed) 13:21:04 |
【人】 田臥 志麻[大守家は親族が多い。 それは以前に参加したパーティでも理解していたが、 まだ把握していなかった叔従母の名を出され、 威優が可愛がられていると聞けば目を細めた。 威優が海外留学していたのは叔従母の影響も あるのかもしれない。 国内に落ち着いていないからこその発想や、 センスに感嘆符を打ちながら勝手に好感度を上げて。 女系家族との紹介に、ぱち、と瞬いた。 なるほど、確かに当主も遺伝子の強そうな女性だった。] ……じゃあ、女の子産んだ方がいい? [性別は選べるものではないがなんとなく口にした。 それとも、威優のように男の子の方がいいだろうか? まだ、先の話ではあるけれど。 どちらにしても可愛がることには変わりない。] (52) 2023/08/09(Wed) 13:21:54 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[煽ればいい反応を見せてくれる威優が可愛らしい。 まだ可愛いと思える余裕があるのは、 自分が主導権を握っているからだ。 キスの合間に焦れったそうに訴える声に微笑みながら、 飛び出したものが腹を突く程になっている。 薄めを開いてその状態を確かめた。 ……少し煽り過ぎたか。] ……ン、いーよ。 口でする? [隔たりの無くなったモノに直接手を伸ばした。 先端から滲み出したものをくるくると指先でひろげて、 掌を竿の方へと滑らせていく。 包み込むように手を丸め、更に育てるように擦り上げ。] (-35) 2023/08/09(Wed) 13:22:12 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[食事の前だから、少し戯れるだけのつもりだった。 ……のに、 弱い部分を弄られたら簡単に火がついてしまう。] ……ッ、ン、嘘、 おっぱいッ、さわ、って、ぅ……、 [彼の指に刺激されて、埋まった胸の中で しこりのような粒が育つ。 くん、と脱がされていない前が苦しくなる。 じわりと身体から蜜が溢れる感覚に、睫毛を震わせ。] ……脱がせて、……ぁ、ッンぅ、…… [問いかけに応える声が途中から塞がれる。 キスで溶かされ、声に震えが走っていく。 まだ、意識の片隅には夕飯が残っているのに、 このままでは流されてしまいそうで。*] (-36) 2023/08/09(Wed) 13:23:44 |
【人】 田臥 志麻[威優のように可愛らがれていることもあるし、 女系家族ではあるものの、 女尊男卑という感じではないらしい。 大守の中にはαだけでなくΩ性の人もいると聞く。 性別にこだわりがないと聞いたなら、 ふむ、と納得したように首を引いた。] じゃ、女の子と男の子がいいな。 オレ似の女の子と、威優似の男の子。 絶対可愛い。 [まるで確信を得たように言いながら、頬に口づけた。 兄弟はいいものだということを知っている。 親族は多くとも、今は母しか居ない威優の為に、 家族を増やしたい気持ちが前々からあった。 二人欲しいというのなら、望みのままに。 密かに意気込むのは心の中だけにしておこう。] (55) 2023/08/09(Wed) 17:31:02 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優……そう? [頷くかと思ったのに。 肩透かしを食らったような気分で、少し拍子抜けした。 まだシャワーにも辿り着いていない。 汗を流す目的で来たのだから、彼の言い分は正しいのだが。 育てたものを少し名残惜しそうに。 裏筋を指先で、ツツゥ……となぞりあげて手を離した。 好きなお菓子を取り上げられてしまったような、 そんな気分で。] (-40) 2023/08/09(Wed) 17:31:42 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[その癖して、指は悪戯に刺激を送り込んでくる。 もう互いに着衣は乱れて肌を晒しているのに。] …… ふ、ぁ 、……、 ン、[口腔を弄られるのと同時に胸を穿られて、気持ち悦い。 指に押し付けるように胸を反らせ、 もっと、と口走りそうになったところで手が離れていく。] ……、ぁ……、 [追いかけるように声が零れ。 蜜を滲ませた昂りを囚われ、小さく身を震わせる。 見せつけるように舌で舐め取る仕草が、 艶めかしくて、思わず溜息が漏れた。] (-41) 2023/08/09(Wed) 17:33:15 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[可愛い素振りが一転、しれっとシャワーへ促す。 むぅ、と眉間に思わず皺を寄せた。] …………そういうとこ、 [もの言いたげにぶすくれて。 ずくん、と重くなった腰を抱かれて、 いつもより時間をかけてシャワルームに向かう。 耳を擽られて首を竦め、臀部に伸びる手にまた、 こら、と窘めたりするのに。 淡い刺激を送り続けられて、身体が疼いてくる。 シャワーまでの道のりがこんなに長いと 思えたのは初めてだったかもしれない。] (-42) 2023/08/09(Wed) 17:34:09 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[シャワーを捻り、水滴を身体に浴びながらも、 一度火照り始めた身体は収まらない。 Ωが快感に弱いのか、志麻自身が弱いのか。 髪を洗ってもまだ萎えないそれは、威優も同じようで。 隣でシャワーを浴びながらその肢体を眺めれば、 きゅん、とお腹の奥が切なくなる。] ……は、…… [ボディーソープは押し出せば泡に切り替わる。 その泡を自身の身体に塗りつけていき、 威優が触れていた、胸の窪みに指が触れ、 少し、ほんの少しだけ。 隠れて自慰をするみたいに、爪を立てて吐息を零した。*] (-43) 2023/08/09(Wed) 17:34:55 |
【独】 田臥 志麻/* 焼却するものがなくなっても一緒にいると思えば尊いし、いずれはどちらかが先に逝くのかと思えばほろりとくる描写だなぁ……。ほろ。 (-44) 2023/08/09(Wed) 17:49:23 |
【人】 田臥 志麻[威優の家族構成については知っているが、 実のところ、同棲に至っても尚。 彼の母親と対面したことはない。 大企業である社長をしているらしいこと、 出自は自動車会社の令嬢であること。 自身と同じΩでありながら雲の上のような存在だ。 早くに亡くなった父が厳しい人であったと威優は、 時々口にすることがあるけれど、 亡父に対しても、母親に対しても、 彼の口から悪口のようなものは聞いたことがない。 そういう風に彼を育ててきた母親ならば、 信用に値するだろうことは知れる。 多忙な彼女とのスケジュールが合い次第、 改めて挨拶をする機会を儲けようという話はしている。] (58) 2023/08/09(Wed) 23:05:17 |
【人】 田臥 志麻[ちなみに志麻の家族には既に威優を紹介済みである。 柔和な話口調の威優は、両親たちにも弟にも αの圧を与えることはなかったらしく、 優しそうな人ね、とウケがよかった。 番を作るつもりがなかった長男が、 相手を連れてきたことには驚いていたし、 身元の確かな大守であり、何よりも、 彼の誠実さが両親の心を打ったのだろう。 「番なんていらないって言ってた志麻が、まさか」 「結婚なんてするつもりないって言ってた志麻が」 「一生兄弟で暮らすとか、言ってた兄さんが」 口を揃えたように言う家族に咳払いをしながら。] ……まあ、そういうことだから。 [と、耳朶を染めていたのは隣の威優には きっと気づかれていただろう。] (59) 2023/08/09(Wed) 23:05:34 |
【人】 田臥 志麻[怒ったところを見たことがない父と、 厳しいけれどその分だけ、優しくしてくれた母。 Ωである志麻を兄として純粋に慕ってくれる弟。 自身がΩであるが故に、 掛けた苦労は計り知れない。 志麻の預かり知らぬところで彼らも、 糾弾されるようなこともあったかもしれない。 だからこそ、威優と一緒になると決めた後も、 家族を大切にしていきたい。 自身が選んだ相手を、少し誇らしげに。 家族に紹介するのは、面映ゆいながらも。 幸せで、胸が温かくなって。 家族の前で、並んで座るテーブルの下、 そっと威優の手を握ったのは記憶にまだ新しい。*] (60) 2023/08/09(Wed) 23:05:51 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[威優の呟きは残念ながら聞き取ることは出来なかった。 耳に入っていれば揶揄の一つでも入れたのに。 煽るだけのつもりが自身も火照らされ、 熱を持て余しているのでお互い様だ。 頬張ることの出来なかった大きさを想像して、 自身の唇を、ぺろ、と舐めた。 口に入り切らない程の威優のもので、 喉奥を突かれるのを思い出しただけで、 頬が、下腹がじとりと熱が孕む。 後でというからには実践させてもらおう。 そう、心のなかで浅い誓いを立てる。] (-48) 2023/08/10(Thu) 2:14:13 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[今は口蓋でも後孔でも彼を感じることはできないから、 気取られぬように微かな刺激だけを求めたつもりだった。 シャワーの音で小さな喘ぎは掻き消えても、 身体から無自覚に漂わせてしまう香りまでは 隠しきれないことを忘れていた。 カリ、と爪先で押し潰してもまだ芽は出ない。 もどかしさが焦らされいるようで、 じわじわと性感を高めていれば。 ふ、と影が横切って鏡越しに威優と視線が交わった。] ……ぁ、 ……だって、…… [散々煽っておきながら、自身のほうが 欲しがっていたことを知られるのが恥ずかしい。 ぷるんと勃ち上がったそれは 萎えることなく寧ろ、反りを増していて。] (-49) 2023/08/10(Thu) 2:15:03 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[背中にぴとりと濡れた肌がくっついて、 お尻の割れ目の骨に熱が押し付けられる。 気づかれても尚、自身の手は胸から離れられず、 反応を示したままの自身を握り込まれて、声が上擦った。] ぁ、ンンッ、 ……威、優ッ……[身体に残った泡が彼のものの滑りを助ける。 泡に塗れていた自身の陰茎からは蜜が零れ始め、 両手だけでは愛せない身体を彼が火照らせていく。] (-50) 2023/08/10(Thu) 2:15:42 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優ン、……っ、ぅンッ、…… ……出し、たい……ッ、ぁ、 [誘うような声に抵抗もなくこくこくと頷いた。 目の前の鏡に映り込むのは 快楽に蕩け始める自身の痴態と、 獰猛さをまだ隠している狼の微笑。] ぁッ、……威優の、も……、 あたっ、てる……♡ [威優に施された痕をなぞるように 甘く歯を立てられて、ぞくぞくと背筋が震え。 ぎゅう、と胸孔を弄る指に力が籠もる。**] (-51) 2023/08/10(Thu) 2:16:51 |
【人】 田臥 志麻[威優が現在の会社を選んだ理由を聞いた時、 志麻は笑っただろう。 母を支えたいという理由に目を細めて。 彼が母を、大事に思う人で良かった。 一緒になっても、きっと同じように 家族を大切にしてくれるだろうから。 家族に報告をしたという時にはまだ、 通い妻をしていたのでビデオ通話には参加していない。 威優からの報告で喜んでいたと耳にして、 彼をこのように育てた人に早く会ってみたいと 伝えれば、少し複雑そうな顔をされた。 威優の母だけでもなく、ご当主とも いつか顔合わせをすることになるだろう。 パーティで見かけた存在感を思い出して、 そちらは少し、覚悟が必要そうだなと感じながら。] (64) 2023/08/10(Thu) 20:08:20 |
【人】 田臥 志麻[結婚するということは、一人が二人になること。 二人になれば二倍付き合いも増えていくことになる。 自身の家族に威優を紹介しながら、 彼が不愉快な思いをしなければいいと考えていたが、 それも隣で見ている限り、杞憂に終わった。 名を大きくし続ける大守の昔ながらの評判は 自身よりも遥かに両親のほうが詳しく、 いい人に選ばれたわね、と両親は喜んでいた。 威優が提示した引っ越しへの提案も、 渋ることなく受け入れ、 いずれ子どもが出来るなら手が必要だろうと 寧ろ率先して意図を汲んでくれた。 家族からも、威優からも。 穏やかで温かな空気を感じて小さく唇を噛む。 手に入れようとしていなかったものが、 こんなに胸を熱くさせるとは思わなかった。] (65) 2023/08/10(Thu) 20:08:35 |
【人】 田臥 志麻[伸ばした手を威優が大きな手で包み込んでくれる。 家族の驚きに一つ一つ応えながら、 口約束だけのことまで謝罪の言葉を口にする。 うっかり涙腺が潤みそうになるのを堪え、 手を繋ぎ合わせたなら。] ……威優は、こう言ってるけど。 ちゃんと、オレの意志で選んだから。 威優と番になることも、結婚することも。 だから、これからは。 ……威優ともども、よろしくおねがいシマス。 [改めて、育ててくれた両親に頭を下げた。 新しい家族を作っても、 両親の前ではずっと子どものままだ。] (66) 2023/08/10(Thu) 20:09:08 |
【人】 田臥 志麻……莉ー久ー。 おまえには兄ちゃんが増えるんだからな? [妙に優しくて温かい空気を吹き飛ばすように、 物珍しそうに見る弟の視線を振り払う為、 わしゃわしゃと乱雑にかき混ぜる。 その日の夕飯は、 母お得意のチーズハンバーグにしてもらった。*] (67) 2023/08/10(Thu) 20:09:16 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[志麻が自慰を覚えたのは、自身の第二の性が まだΩであると知らない中学の頃だった。 その時は普通に自身のことをβであると 信じて疑わなかったし、 夢精をしたことが切っ掛けでもあったので 膨張していくを陰茎を擦り上げて快楽を得ていた。 自慰で後ろを使うようになったのは、 Ωと診断された後のこと。 犯されて苦痛を訴える中に、確かな快感を覚えてしまって。 以降は、 前よりも後ろを使うことが増えてきている。 人と形が違う胸を穿れば、もっと気持ちいいと 知ったのは既に何度も人と身体を重ねた後のことだ。] (-55) 2023/08/10(Thu) 21:41:03 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[中々姿を現さない芽を押し潰し、挟んで、捻り。 痛痒さを覚えて、息を吐き出す。] ……威優が、さわってくれない、から……っ、 は、 ……っン、……ん、ッ……、 [だから、自分を慰める。 かりかりと孔を引っ掻いて、時々中の尖りに 爪先が当たると痺れが走る。 反り返った昂りから溢れたものを利用して、 威優が手を動かせば、くちゅ、と淫猥な音が立ち、 腰に押し付けられた熱さが 彼も興奮していることを伝えるのに、] んン、ぅッ……、 [それを言葉でも吹き込まれて、ぞくぞくと身を震わせて。] (-56) 2023/08/10(Thu) 21:42:46 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優は ……ン、 いっしょに、……シて、ッ、[声音だけで、ぴる、と先走りがまた溢れる。 シャワーの水圧すらじわじわと性感を高めて。 威優が食べるみたいに、 首筋に、肩口に、痕が残らない余韻を残していく。] (-57) 2023/08/10(Thu) 21:43:48 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[手淫に合わせて腰が、揺れる。] ……や、ァっ、……も、っと……、 さわ、って……、 [手が離れたら、すぐさまお尻を揺らしてねだり。 再び愛撫が始まれば満たされた吐息が零れる。 ゆっくりと降りていく唇が、肌を滑り、 腰骨に落とされて、ぁんッ、と甘い声で悦んだら。] ……っ、ぁッ、…… あっ! そこッ、…… だ、 めぇっ……ッ、 [臀部を割り拡げられひくつく後孔を覗かれ、 ぬるりとしたものを突き入れられて、思わず腰が浮いた。] (-58) 2023/08/10(Thu) 21:44:33 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[咄嗟に鏡に片手をついて、へたりと鏡に寄り掛かる。 自分では出来ない愛撫にどろりと愛液が溢れ、 溢れた先から吸い上げられて淫らな音を立て。 前と後ろを同時に刺激されて、 身体がくの字に折れば、今度は臀部に彼のものが当たる。] ……ぁっ、だめっ、……これ、だめっ……、 すぐ、っ、イっちゃ、ぅ……ッ、 は、ぁっ、……ぁッ、ぁッ…ンッ [だめ、と首を振りながらも鏡に胸を擦り付け、 さらなる刺激を求め。*] (-60) 2023/08/10(Thu) 21:45:36 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a4) 2023/08/10(Thu) 21:52:32 |
【人】 田臥 志麻[引っ越しを終えて一緒に暮らし始めてた後も、 借りたままのマンションは、時々、 荷物を引き取りにいったり掃除にと戻ることもあった。 いずれは弟が使いたいという話も上がっている。 目指している大学からは 少し距離があるんじゃないかと聞いてみたが、 どうやら、兄が暮らしていたという点が 弟いわく気に入っているらしい。 思った以上に懐いているな、と実感しつつ、 使うならば春先までは維持しておくべきだろうが、 その間にも着々と転職への準備は進んでいる。 週末は時間が取れる分、試験勉強に費やしている。 時々威優も家庭教師を引き受けてくれていた。 その話をすれば、弟も是非して欲しいと、 名乗りを上げたが返事は威優に委ねた。 もし彼が引き受けたのなら、 タワーマンションに慄く莉久の姿が見られるだろう。] (72) 2023/08/11(Fri) 2:38:40 |
【人】 田臥 志麻[弟と威優が仲良くなるのは吝かではない。 が、 ただでさえ威優も多忙であるのに 受験生の面倒まで見てくれとは言い難い上に、 その時間を自分に使って欲しい、 ]というわがままは、兄の建前上言えないので。 (73) 2023/08/11(Fri) 2:39:10 |
【人】 田臥 志麻[涙を堪えて挨拶を終えた後、 ワインでほろ酔いになった父の面倒を見ていれば、 威優はキッチンで母と仲良くやっているようだった。 キッチンでの会話はリビングには届くことは なかったが、ハンバーグを褒めていたので その感想などを伝えていたのかも知れない。 酒のほうはうわばみである志麻は、 ワイン一本ではまだ飲み足りない気分で居たが、 手土産を自分たちで空けきってしまうのも どうかと思い、量は控えめにして弟相手に ソーシャルゲームの手伝いをしていた。 『… 玉ねぎと パン粉を増や して入れて……、』途切れ途切れに母親と威優の声が聞こえる。 つれない息子よりも聞き上手な、 娘(?)婿のほうが話が弾むのだろう。] (74) 2023/08/11(Fri) 2:41:23 |
【人】 田臥 志麻[早々に家族の片鱗が垣間見れたような気がして、 思わず目を細める。 彼らが話している食卓の脇には、 いくつかの調味料が並べられていた。 目玉焼きには醤油派の弟と母、塩派の父。 ソース派である志麻の分も、今でも置かれている。**] (75) 2023/08/11(Fri) 2:42:30 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a6) 2023/08/11(Fri) 2:55:06 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[甘く肌を喰まれながら、吐息混じり呼ぶ声が 情欲を掻き立てられて堪らない。] ん、ンンぅッ……、 [背筋から這い上がる快感に腰が落ちそうになって、 身体を支える手に力が籠もる。 名前を呼ばれる度に胸が疼く。 求められている、欲している。 理解らせるみたいに呼ぶ声は、 温度を帯びているのに時に切なさすら漂わせて、 腰に回された腕で身体を引き寄せられ、 弱い部分を刺激されたら あられもない声が喉奥から溢れ出す。] (-66) 2023/08/11(Fri) 15:41:49 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[身体を重ねている時も、そうじゃない時も。 愛おしげに名前を呼んで好意を伝えてくる。 同じように返せない。 与えられているばかりのような気がして、 せめて何かを返したくて。 彼を悦ばせようと覚えた性技で愉しんでもらおうとするのに、 気づけばいつも威優に主導権を握られてしまう。] ……ン、ッ、……えっち、したいッ、…… 、……威優、に、さわられ、るの、…ッ、 ……す、きッ……ぁ、ァッ、 [悦楽へのトリガーは脆い。 こんなにもすぐに枷が外れるようになったのは、 威優とのセックスが気持ち悦すぎるからだ。] (-67) 2023/08/11(Fri) 15:43:00 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[心まで満たされるような快楽を、 覚えてしまったら、もうその腕から抜け出せない。 既に彼の虜になっているというのに、 もっと溺れてと満たされ続ける愛に息を乱して。] (-68) 2023/08/11(Fri) 15:43:53 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[舌を挿し込まれて、きゅうと後孔が収縮する。 ぬるりしたものが入り口を行き来して、 そんなところと思うのに気持ち悦さに蕩けてしまう。] んぁッ、……したっ、……はいって、ぅッ……、 ……ぁッ、……、ぁ、んッ、だめ、ッ、 うぁ、ッ! [疎かになっていた胸への愛撫に気づいたのか、 威優の指が押し潰された胸に伸びて、穿つ。 チカ、と星が煌めく。] ぁ、ッ、いっしょッ、に、するの、 だ、めぇッ……ッ、ぁぁッ、 [弱い部分を同時に弄られて、 びくんっと跳ねた腰が前後に揺れる。 はずみで、鏡で擦り上げられた陰茎が震える。] (-69) 2023/08/11(Fri) 15:46:13 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優んンっ、ぁ、ぁッ、 イくッ、 ン、んん゛ぅ ッ〜〜〜〜〜〜……ッ♡♡♡ [お尻がきゅうと締まり、 挿し込まれたままの舌を締め上げる。 びゅくっ、と勢いよく飛び出した白濁が、 鏡に映り込んだ自身を白に染めていく。*] (-70) 2023/08/11(Fri) 15:46:52 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優ンっ、すき、……す、きっ、 ……ぁぅッ、…は、ぁ、ぁぁッ……、 えっち、するのッ、……すきっ…… [大好きという言葉が何を示しているのかも、 もう理解できないくらい愛欲に溺れて、 こくこくと涙を浮かべて頷きを繰り返す。 だめ、と訴えながらもっと奥を探って欲しくて、 無意識に浮かせた踵のせいで腿が震えた。 限界を訴える前が、血管を浮き立たせる。] (-76) 2023/08/11(Fri) 20:38:06 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[後孔と陰茎の間のなんでもない場所も、 彼の指でなぞられたら震えが走って嬌声を上げた。 そんな場所があるとも意識していなかった部分を 見つけられ、新しい性感帯を開かれて。 声をお腹に吹き込まれるようにされたら、 もう、限界だった。 びゅく、びゅくっと数回に分けて射精していく。] ……〜〜〜〜〜ッ……、 ぁ…♡ [快楽で落ちそうになる腰を彼の手が掴む。 射精の解放感に満たされ、恍惚とした表情を浮かべて。 次第に、ず、と身体が壁伝いに下がっていく。 支える手に身を委ねるように。 へたりと、女の子のように内股で座り込んで。] (-77) 2023/08/11(Fri) 20:39:29 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[志麻が使っていたシャワーは未だ流れ続けていた。 出したばかりのものが鏡を伝い、 タイルに落ちて、湯に流されていく。 未だ整わない息を肩で繰り返しながら、 入れ替わるように立ち上がった威優の姿が目に映り。 彼の身体の中心でそそり勃ったものが、 まだ、彼の興奮を伝えている。] ……ん、……ッ、 [達したばかりだと言うのに、きゅんと秘奥が戦慄いた。 まるで誘われるように手を伸ばして、 その剛直に触れる。] (-78) 2023/08/11(Fri) 20:40:08 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[シャワーが手にかかる。 のろのろと身体を移動させてシャワーの下に向かい。 汚れを洗い流している威優の前に膝立ちになる。] 威優……、ね……、 ……これ、 たべたい ……いい? ……ん、 む [柔く急所を掴んで、腰下から威優を見上げる。 シャワーが止まるのも、返事すら待てずに。 水圧を頭から被りながら、竿に頬擦りをして、 はむ、と口に頬張った。*] (-79) 2023/08/11(Fri) 20:40:51 |
【人】 田臥 志麻[試験勉強はそれほど苦ではなかった。 暗記モノであれば学生の頃の勉強法が今でも使える。 仕事以外で机に向き合うことなど、 大学を最後になかったけれど、案外。 そういった作業は好ましい方だと気づいた。 体調が物を言うのであれば、 威優との暮らしが心身ともに安定を齎しているのだろう。 弟の家庭教師を引き受けた威優の条件から、 ときどき弟が訪れるようになった。 月に一度、二度ぐらいの割合で。 威優が居なければこの広い家を持て余してしまうので、 客が来るのは嬉しくもあり、弟の顔も見れる。 実家に戻らずに弟にも飯を食わせることが出来るので 一石二鳥でもあった。] (80) 2023/08/11(Fri) 21:30:27 |
【人】 田臥 志麻[家事を覚えることを条件の一つにした威優のお陰で、 弟は実家でも少しずつ手伝いを始めているらしい。 買い物って意外と頭使うんだね。 という感想に笑いながら、成長していく姿を 見られるのは微笑ましい。 ハザマさんとも仲良くしているらしく、 弟の人懐っこいところは見習うべきかと思う。 四苦八苦しながらも、まだ慣れない家事のいろはを 覚えていく弟の傍らで様子を見守り、 威優が帰ってきたら「おかえり」と迎える。 二人だけで穏やかに睦まじく過ごす夜もいいけれど、 ときにはこんな騒がしい夜も楽しく。] (81) 2023/08/11(Fri) 21:31:09 |
【人】 田臥 志麻[……だけど、弟が寝静まった後。 たっぷりと愛されて散々啼かされた翌日に 朗らかな弟と顔を合わせるのはさすがに恥ずかしい。 フロアが違うとは言え、声が聞こえないかと ひやひやする反面、 その日は妙に盛り上がってしまうからタチが悪い。*] (82) 2023/08/11(Fri) 21:31:42 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[腹を空かせているのかという問いかけが、 こんなにいやらしいものだとは思わなかった。 見下ろす切れ長の瞳が好きな表情を浮かべる。 獰猛さの見え隠れする、飢えた狼みたいな顔。] ……ん、……舐めたい……♡ [とろんと垂れ下がった目を細くして。 ちゅう、と先端にキスを落として、咥え込む。 喉奥まで咥え込んでも口には収まらない。 収まらない部分は一度抜き出して、 裏筋を根本から舐め上げ、また咥え込むのを繰り返し。] (-85) 2023/08/11(Fri) 21:58:25 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[窘める声に咥えたまた視線だけを上げて、 声には出さずに笑う。] ぷ……ぁッ、……、おいし、 威優、… は 、んッ……きもちい?……む、っ、 ン んっ、ンッ……[飴を舐めるみたいにちろちろと先端をしゃぶり、 じゅぶじゅぶと音を立てて、喉を前後させる。 額に張り付いた髪を指で掻き分けられ、 頭を撫でられると、ぶると身体が甘美に震える。 頭を撫でられるのがこんなに気持ちいいなんて 覚えてしまったのは威優と出会ってからだ。 吐息を零す仕草が艶めいて、 この表情をさせているのが自身だと思うと、 ぞくぞくしてしまう。] (-86) 2023/08/11(Fri) 21:59:35 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優ん゛、ぐッ……ぅッ、 [不意に頭を撫でる手が抑えるもに代わり、 喉奥まで昂りを押し込まれる。 苦しさに思わず呻きながらも、 引き抜かれると口蓋を亀頭で擦り上げられるのが 気持ち良くて、生理的な涙が浮かぶ。] ……っふ、 む、 、………ぁ、くち、……らひ、……て……♡ [射精を促すように子胤が溜まっている 精巣を指でやわやわと揉んで押し出すようにして。*] (-87) 2023/08/11(Fri) 22:00:33 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[懸念する声には口の中いっぱいに頬張ったまま、 うっとりをした笑みを浮かべて、ん、と頷いて返し、 口腔での愛撫を続けた。 受け付けない人間とはキスをしなかったように、 唇で可愛がることも人を選んできたけれど。 威優のものは自ら望んで咥えたくなるほど、 情欲を唆られ、頬張りたくなる。 頭上で聞こえる抑える声が艶めいて色っぽい。 彼が身体を震わせれば口内でも陰茎が更に嵩を増した。 口を大きく開けていないと咥えきれなくなっていく。] ……ん゛んッ、……ふ、ぅッ……♡ [口から呼吸できない代わりに鼻呼吸が荒くなって。] (-91) 2023/08/11(Fri) 23:12:15 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優ぐ、ぅッ、んッ……ン、む、ッ、 [威優が段々口数が少なくなっていく。 掠れた声で褒められ、嬉しそうに喉を鳴らしたのも束の間、 性交と変わらないぐらいの速さで、口腔を犯されていく。] っむ、んッ、ンっ! [顎は塞ぎ切れず、喉奥を突かれ苦しいと思うのに、 頭を抑えつける手の痛みすら快感に代わり、 苦しい、と痛い、の奥に悦楽が浮かぶ。 まるで後膣を犯されてるみたいで、 咥えこんでもいないお腹が、 きゅんきゅんと切なくなって子胤を欲しがる。] (-92) 2023/08/11(Fri) 23:13:03 |
【秘】 田臥 志麻 → 大守 威優[喉奥を締め付けて射精を促せば、 彼の声が途切れ、ぶわりと口腔に吐精が広がっていく。] ン、ッ、…… く 、ンぅッ……[舌を丸めて屹立に沿うようにして受け皿を作る。 粘ついた精液が喉に張り付いていく。 それでも、吐き出されるものを零さないように、 先端から吐き出される一滴まで吸い上げ、 こくん、と喉を鳴らし飲み干し。] ……ぷ、ぁッ…… ♡ [恍惚とした表情を浮かべ、 ようやく口から萎んだものを解放した。*] (-93) 2023/08/11(Fri) 23:14:16 |