人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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視点:


【独】 春日 幸貴

/*
ほっ……
(-0) 2021/03/14(Sun) 8:00:25

【人】 春日 幸貴


  お金……!!


[ずっと夢物語と思ってきたから、逆に費用のことは全く考えていなかった。

 金と言い出したら、まず俺は両親に長年負担してもらった治療費を半分は返したいんだけど。

 そんなことを言っていたら、世界を巡る旅は本当に絶対実現しない夢な気がしてしまった]
(1) 2021/03/14(Sun) 8:07:36

【人】 春日 幸貴

[けれど、星見の突飛なアイディアには思わず笑った>>0:99


  あははっ……!
  そのときは案内してくれる?
  俺、この世界のことほとんど知らないんだ。
  病院と学校以外は行ったことない。

  この先、心臓移植手術が受けられたら、
  アレルギーの心配もたぶんなくなるらしい。
  そうしたら、いろんなところに行ける。


[病気に罹りやすいとか、アレルギーが起きやすいとかで、俺が行ける場所は少なかった。
 だから俺は世界に拒まれてると思っていた。
 そして病院と学校絡みの時間以外はゲームに入り浸ったせいで、この世界の知識は少ない。
 何を見ても新鮮に違いない。

 最初は、その時が来たら家族といろんなところに行くつもりだったけど。
 星見ともあちこち行ってみたいと思った]
(2) 2021/03/14(Sun) 8:08:18

【人】 春日 幸貴

[これからも家族と星見が来てくれるのを楽しみにしながら手術の日を待つことになるだろう。

 それまでにどのくらい動き回れるようになっているか、想像がつかないけど……
 体力が戻ってくるのが案外早いから、2週間あれば、事故に遭う前ぐらい動けるようにはなるかもしれない。
 1階のロビーまで歩いて行って帰って来られるくらい。
 階段も昇り降りしろと言われたら厳しいと思うけれど。

 そのくらいになれたら、人工心臓の手術には申し分ないらしい。
 だから今はそのくらいが目標だった]**
(3) 2021/03/14(Sun) 8:12:52

【人】 春日 幸貴


  似てねー!


>>4星見が口ずさむジングル風の何かが、何を意味するのかはすぐにわかったけど。
 正直に言って全く似てなくて、笑いながら突っ込んだ。

 あれから、家族は見舞いに来れる日をはっきり教えてくれた。
 俺が言ったんだ。「見舞いに来れる日が知りたい」って。その日を楽しみに過ごすからって。そうしたら簡単に教えてくれたし、数日おきに誰かしら来てくれた。
 あの頃も、ただ寂しがるだけじゃなくて、そう頼めばよかったんだ。

 家族が来てくれた日は家族と、それ以外の日は星見と。病院の中をあちこち歩き回って、行ける場所が日に日に広がるのを楽しんだ。

 時には調子が悪くて、半日ベッドの上なんてこともあったけど、体力は確実に取り戻せていった]
(6) 2021/03/14(Sun) 9:12:14

【人】 春日 幸貴

[手術前日。
 見舞いに来た星見が、「ボス戦」と表現した>>5


  中ボスだな。
  割と最初のほうの魔王みたいな。


[手術は「何かしてもらうのを待つだけ」という印象があって、戦いと表現するのは俺には不思議だったんだけど。
 ちょっとずつ強くなって節目を迎えると思えば、近いものは感じた。それでなんだか感慨深くなった]


  手術直後はICU行きだって。
  だから星見とは出るまで会えないと思う。
  1日か、長くて2日って言ってたかな……。


[残念なことに、ICUに入ると会えるのは肉親だけらしい。けれど順調ならすぐに出られると聞いていた]*
(7) 2021/03/14(Sun) 9:12:44

【人】 春日 幸貴

[そうして手術の日。
 全身麻酔だったから、手術前と終わった後の記憶しかない。

 終わった後も、麻酔が抜け切るまでに会った人の顔も話の内容も覚えていない。

 ICUにいる間、周りの機器がやかましかった。
 だから出られたときはほっとした。

 元の病室に帰って、やけに静かに思ってそのまま眠ってしまって、その後に目を覚ましたらまだ1日半くらいしか経っていなかった]
(8) 2021/03/14(Sun) 9:13:07

【赤】 春日 幸貴

[眠っている間、夢を見ていた。
 あの世界で魔王として過ごしている夢を。

 勇者に心動かされず、ただ仕留めるだけに終わって、その後もあの世界に留まり続ける夢。

 夢だったからあちこち朧げだけれど、俺はあまり幸せではなかった。
 不幸だったわけではない。けれど、今この世界で生きて感じている思いと比べたら……決して幸せな夢ではなかった]
(*0) 2021/03/14(Sun) 9:13:38

【人】 春日 幸貴

[手術後の傷は正直言って痛い。

 腰のあたりに機械が取り付けられて、それが体の中のポンプと繋がっているらしい。

 寝転がっている分には変化は何も感じない。本当にこれで学校の行き来ができるようになるんだろうか、と不思議な気持ちだった。

 弟は胸の音を聞きたがるのかな、となんとなく思っていたが……実際にどうだったかは俺と弟だけの秘密だ。

 食事は一旦お粥になったが、すぐ通常食に戻った。病院の食事は味気ないけど、安心感のせいなのか、手術のあと初めて食べた食事をやたら美味しく感じたのを覚えている。

 そうしていつも通りの入院生活に戻りながら、俺は星見がまた来てくれるのを心待ちにしていた]**
(9) 2021/03/14(Sun) 9:16:19

【独】 春日 幸貴

/*
ペースメーカーは即一般病棟だけどねー
もうちょっと手の込んだ手術なので、一般的な心臓手術に則ってICU入るのかな?と思った。
(-3) 2021/03/14(Sun) 9:21:35

【人】 春日 幸貴

>>11最初の魔王が弱いと言われて、俺は考え込んだ。
 どんなだったっけ。
 何しろ大量に倒したから、いちいち覚えていない。
 最初の一体くらい記憶に残ってもよさそうなものだが……なんだか、全然思い出せない]


  覚えてないくらいだからそうなのかも。
  ……ステラは、最後だし。


[一番最後ではなかったのかもしれないけれど、たどり着けなかったくらい後のほう。少なくとも、俺の旅路では。

 後から「真っ先にステラを倒しに行く人がいる」と聞いたのは、御蔵が先だったか、弟が先だったか。そのときは味気ない旅をする奴も多いんだなとしみじみした]
(15) 2021/03/14(Sun) 11:22:59

【人】 春日 幸貴

>>12ベッド脇から、ステラぬいが見守ってくれることになった。それがとても嬉しかった]


  まぁな……付き合いの長さは断然、家族だもんな。
  でも、星見のおかげで毎日が楽しいよ。


[それも家族のおかげでもあるけれど。
 一緒に頑張ってくれる人が複数いるというのは、それだけで心の支えとなっていた。

 だから手術後、自分の病室に戻ってきたあとにステラが迎えてくれたことで物凄く安心できたし、星見に会わないうちから労ってもらった気分になったのだった。

 それまで星見と親しくなったことは弟には一言も言っていなかったんだけど――なんて言えばいいのかわからなかった――ぬいぐるみをきっかけに、やっと話すことができた。何を言われたかは、俺の心の中にしまっておこう]
(16) 2021/03/14(Sun) 11:23:32

【人】 春日 幸貴

>>14手術後、星見が造花を花瓶に入れてくれた。生花は何が危ないか把握しきれていないから、造花のほうが嬉しいし……造花をわざわざ買ってくれる人なんかいなかったから、花が飾られることが新鮮だった]


  綺麗な花だな。なんていうの……?


[写真を撮って画像検索すれば出てくるだろうけれど、名前くらいは星見に聞こうと思った。
 もし展望台の花のことを聞けたなら、退院後はそこに行ってみたいと案内を頼むことになるだろう]**
(17) 2021/03/14(Sun) 11:23:44

【人】 春日 幸貴


  な、なんでだ……!?


>>18謎の理由で勇者扱いされて、俺は大いに戸惑った。

 というのも、俺はステラを強いのかなと思っていたわけで。
 バグで弱い状態で出現するとは知ったけど、それなら余計に行きたくない。

 強いと見込んだ魔王なんだ。
 本気を見せてほしいじゃないか。

 もしPaperMoonをまた遊ぶことがあれば、パッチを当てた上で打倒ステラのために手を尽くすことになるのだと思う。

 ちなみに魔王としての俺の運命の勇者は弟だったわけだけど、勇者として運命の魔王がどこかにいるのかは考えたことがなかった。

 もうあの世界に戻る気は――……ゼロではない、が、戻るとしても先の話だろう。
 誰か引きずり戻したい相手ができたとか、なんだかんだ好きで大切なあの世界が危機に陥ったとか、そんなときなんだろうか]
(21) 2021/03/14(Sun) 14:00:05

【人】 春日 幸貴

>>19 >>20アネモネの話、そして展望台の話を聞いた。

 はじまりの魔王城に咲く花……。
 そんな夢を見た気がするんだけれど、はっきりとは思い出せない。
 けれど、紫のアネモネがステラの遺した花に見えるというのは、なんだかわかるような気がした]


  運命の勇者と共にある……
  だから紫、なのかな。


[青き月に導かれる勇者と、赤き月の加護を受ける魔王。二人が共にあったら紫なのだろう。

 俺の槍が紫に輝いたのも、そういうことだったのかもしれないと思う。
 俺は人も魔物も好きだし、共に暮らせる未来がほしかった。だからそれを阻んだアイルが許せなかった]
(22) 2021/03/14(Sun) 14:00:36

【人】 春日 幸貴


  花になっちゃった奴の中に……
  俺が会う相手がいたりしたのかな……。


[俺がラスボスの元に辿り着く運命なんてあったとは思えないけれど。
 勇者だった俺を待っていてくれた魔王がもしいたなら、今からでも会ってみたいとは思う]
(23) 2021/03/14(Sun) 14:01:30

【人】 春日 幸貴


  でも、お姫様連れてラストダンジョン行くの?


[一緒に戦うお姫様は全然珍しくないんだが。
 というか、手術がボス戦だったなら、それまでの旅路で一緒だったことになるが。

 今更ながらにちょっと釈然としなかった]
(24) 2021/03/14(Sun) 14:01:52

【人】 春日 幸貴

[丘の上の展望台と聞けば難易度は確かに高そうなんだが、学校だって階段の昇り降りから逃れられない宿命である。
 走るのは不可と言われているが、階段ぐらい昇れないと日常生活が送れているうちに入らない]


  入院中に階段に挑んでおくか……。


[人工心臓を得たことでどのくらい動けるようになったのか、一人で行って不安のない範囲でしかまだ確認できていなかった]**
(25) 2021/03/14(Sun) 14:02:13

【独】 春日 幸貴

/*
>>21
再演予定が……あるからね……(遠い目
エピでもまた行く気は出してるし
(-5) 2021/03/14(Sun) 14:02:49

【人】 春日 幸貴


  だ、ダメってことはないけど……
  なんか納得いかなくて。


>>26星見に抗議されるとちょっと申し訳なくなった。俺が犬だったら耳がぺたっとしていた気がする。

 >>27そして不満げにされると]


  勇者じゃないとは言ってないじゃん……。


[嫌々ながら一応受け入れているつもりだった。伝わってなかったことにはちょっと申し訳なくなった]

 
  勇者って呼ばれるのは心苦しくて抵抗はあるけどさ。
  仕方ないんだろうな、って諦め始めた。

  ……嫌だったのならごめん。


[何だか悲しくなって、改めて謝った]**
(28) 2021/03/14(Sun) 18:33:08

【人】 春日 幸貴


  そ、そんな謝られるようなことじゃ……。


[やけに深刻に受け止められてしまったらしく、とても心配になった。どうしよう。凹ませたかったわけではないのに]


  俺が勇者なら星見がお姫様なのかなーって
  あのときの会話を思い出して言っただけで……
  星見にお姫様らしさを求めてるわけじゃないぞ?


[それはそれで失礼なんだろうか……?
 でも、ステラは魔王だけど、星見は女の子だから。例えるならお姫様がしっくりくる]*
(31) 2021/03/14(Sun) 20:08:59

【人】 春日 幸貴

>>33棒読みでテンプレ的な台詞を言われて、それでもちょっとドキッとはしたんだが。
 気持ち悪くなる気配がなかった。
 ……人工心臓のおかげなのかもしれない]


  ……あかり。


[そういう名前だったか……と思わず復唱した。可愛いなって。

 >>34しかし向いていないらしい]


  無理にお姫様のふりしなくてもいいぞ……?
  俺も勇者として暮らしてるわけじゃないし……
  例えなだけだし……


[そもそも人前で言えるネタでもない。
 二人だけの秘密と言えばちょっとときめく話ではある]
(35) 2021/03/14(Sun) 21:16:37

【人】 春日 幸貴


  あ……、そうだ。
  ステラ返さないとな。


[ベッドのサイドガードに結えてもらったステラぬいを外そうと思って、手を伸ばした。
 何も言われなければ、外して星見に差し出すつもりだ]*
(36) 2021/03/14(Sun) 21:16:50

【人】 春日 幸貴

>>37名を復唱したら、星見が顔を赤らめた。それを見て俺もちょっと照れ臭くなった。

 そして>>38お姫様は都合のいいときだけらしい。うん、俺もそのくらいがいい]


  じゃあ、朱里って呼ぶ。

  ……俺のことも名前で呼ぶ?


[星見改め朱里は、俺の名前知ってるんだろうか……と思ったが、ベッドには名札がついてるな。振り仮名付きで]
(40) 2021/03/14(Sun) 21:46:29

【人】 春日 幸貴


  うん。ベッドに帰ってきたら労ってくれた。


[ステラをものとしてじゃなく、人格があるように扱うところにほっこりする。
 手が触れたとき、ずいぶん暖かい気がして、赤くなった顔を改めて見つめた。

 ――可愛い。

 可愛くて、抱き締めたくなってしまう。
 けど、それはちょっと躊躇った]


  朱里……、散歩行く?
  たくさん歩いたほうが傷の治りも早いらしい。


[理屈は全くわからないが、この病室に戻った次の日から普通に歩かされた。
 病棟の外まで一人で行くのはちょっと不安があって、まだ行ってなくて、どのくらい楽に動けるのかは未だ試していない。
 だから気になってもいた]*
(41) 2021/03/14(Sun) 21:46:49

【人】 春日 幸貴


  病気だろうがなんだろうが、
  俺は俺だし。


>>42そういう話でもないのかもしれないが、へらっと笑って答えた]


  退院したらかー。じゃあ楽しみにしてよう。


[俺を名前で呼ぶ人は両親しかいない。
 他人にそういう相手がいたことがない。
 兄弟両方を知ってる人なら、弟との区別のために名前で呼ぶことはあるけど……兄弟共通の知り合いの他人というのが、まず少ない。

 >>43朱里の唇が動いたのが、俺の名を呼んだように感じて、ちょっとだけときめいた]
(46) 2021/03/14(Sun) 22:20:18

【人】 春日 幸貴

>>44ステラに思い入れがあるのは俺も同じ。
 だからぬいぐるみだとしても、ステラとして扱いたかった]


  よーし。どのくらい動けるか試してみよう!


[楽しみになってベッドを降りた。
 前はちょっとした動作で心臓に気持ち悪い感覚があったが、今、それはほとんど感じないほど弱い。
 朱里の手を取って、病室を出るまではいつも通りゆっくりのつもりだったけれど。
 いくらかは体が動かしやすいおかげで、いつもよりは少しだけ足早だったかもしれない]*
(47) 2021/03/14(Sun) 22:20:34

【独】 春日 幸貴

/*
朱里ちゃんさ
思ったよりベタ惚れしてません? 大丈夫?w
(-6) 2021/03/14(Sun) 22:21:10

【人】 春日 幸貴

>>48やる気を指摘されて、俺は思わず笑った]


  当たり前だろ?
  壊れてた心臓がいくらかまともに動くんだぞ。
  どのくらいのことができるのか、
  すごく試してみたかった。

  けど、ひとりで無茶して大変なことに
  なったら困るからさ。


[ある程度動けることは、医者立ち会いで確認してるんだけど。
 長時間散歩に付き合ってくれる人はいなかった]
(50) 2021/03/14(Sun) 22:48:16

【人】 春日 幸貴

>>49朱里が頼れる言葉を言ってくれた。よくわかってるなとしみじみ思った]


  わかった。頼りにしてる。


[そばに誰かついていてくれれば、多少調子を崩しても、疲れ果ててしまってもどうにかなる。

 死にそうなくらいにまずい状態は、嫌というほど体に刻み込まれてるからすぐにわかるし。

 安心して一緒に行動できる初めての仲間。
 俺がずっと得られなかったもの。
 朱里は、それだった]
(51) 2021/03/14(Sun) 22:50:33

【人】 春日 幸貴

[そういうわけで病棟の廊下に出て、恐る恐る歩くペースを早めてみた。
 手術を受ける前、それ以上に早く歩くのは厳しくて限界と感じていたぐらいの速度が、一般人の普通くらいの速度だったと思う。

 けど、それくらいで限界とはあまり感じず、もうちょっと早足くらいでも歩けそうな気がした。

 そんな感じだったから、病棟から出るのはすぐで。
 エレベーターと階段を見たとき、少し迷った]


  ……階段降りてみていい?


[一階降りてキツければ、そのあとはエレベーターでもいいだろうし。
 そう思って朱里をじっと見つめた]*
(52) 2021/03/14(Sun) 22:50:58

【人】 春日 幸貴


  無理してるって感覚はないな。
  前は、このくらいで限界を感じてたけど。


[隣を歩いてくれる朱里に答える。
 学校に行く分には、ゆっくり歩くことになっても間に合えば問題ない。

 辿り着けるくらい、長く歩けるなら。
 そこはスタミナの問題だろうから、慣れていくしかないだろう]
(55) 2021/03/14(Sun) 23:31:23

【人】 春日 幸貴

[朱里はとても頼もしい。>>54
 それでもふらついて彼女に支えてもらう事態は避けたくて、慎重に行こうと決意が湧く]


  ありがとう。
  ……俺、階段ほとんど使ったことないけど……
  頑張る。


[言い終えてから、階段の手すりを掴んで、朱里の手を取って、恐る恐る降りてみた。
 一段降りるごとに、足に体重がかかる。
 その感覚が慣れなくて、ぎこちなくちょっとずつ降りていくことになった。

 ゆっくりだったから、心臓の負担は特になかったけれど、半分降り切っただけで結構足が疲れて]


  ……ちょっと休憩。


[情けない話だなと思いながら、踊り場の隅で一休みすることにした]
(56) 2021/03/14(Sun) 23:31:53

【人】 春日 幸貴

[小さい頃に数回、階段を途中まで昇ってダウンしたことがある。

 死ぬまでは行ってないから今があるわけだが、あのときは周りの人たちが超人みたいに見えたものだった。

 こんなに苦しくなるのに、なんでみんな平気で昇れるんだろうって、あのときは……羨ましいとか妬ましいとかよりも、恐怖が浮かんだ]
(57) 2021/03/14(Sun) 23:32:09

【人】 春日 幸貴

[それとは別に、異世界の記憶がある。
 あちらで体を動かした感覚は、当たり前だけど、この体には刻まれていない。
 頭ではわかっていても体が知らない。そんな状態だ。

 あっちでは階段を何段も駆け上がっても平気だったけれど、こっちでは階段なんかろくに使ったことがないわけで。

 つくづく奇妙な経験だった。

 あの体の軽さを思うと、この体の重さはとんでもないもので、でも……俺がずっと馴染んできたのもこの体。
 あっちで動けたくらいにこっちで動けるようになることは、きっとないんだろう]**
(58) 2021/03/14(Sun) 23:32:25
春日 幸貴は、メモを貼った。
(a2) 2021/03/15(Mon) 0:09:19

【人】 春日 幸貴

[握り締めてくれる手に励まされて、階段は無事降りられたのだが、早々に力尽きる点はやはり悔しかった。

 人並みの生活が送りたい。

 学校は病気や障害のある人向けにエレベーターのあるところを選んだから、学校内の移動は最悪それでもいいんだけど。

 >>60そう思いながら朱里の説明を聞いた]


  あぁ……そうかも。
  片足になる機会なんかないからなあ。
  毎日ちょっとずつ階段上がり下りするか……。


[とにかくやってみなけりゃ話にならないわけで。
 回数の積み重ね。それが一番必要なことだと思う]
(61) 2021/03/15(Mon) 0:33:20

【人】 春日 幸貴

[杖と言われて、納得はした]


  一人でも挑戦しやすくていいかも。
  回数こなせるようになったらかな。
  今は1日何回もやることじゃなさそう……。


[といっても、回数がこなせる頃には退院していそうだ。
 そうすると家の階段になるが、狭くて壁が近いから、杖はいらないような気もする。

 それに、足が疲れるのは当たり前の話として、心臓への負担はさほど感じない。
 俺が動けなかった主な原因はやっぱり心臓だったんだと実感して、もっと早くに人工心臓をつけてもらっていればよかったんだと思った。

 けど……俺はそこまで生きる意欲がなかったし、手術にリスクはつきものだし。
 親が怯えてしまって、俺も意欲がないんじゃ、受けられるはずのないものだった]
(62) 2021/03/15(Mon) 0:35:00

【人】 春日 幸貴


  ……上がって戻ってみるかぁ。
  他のところ行くなら、エレベーターかな。


[しばらく休んだ末、朱里を見つめて言ってみた。
 昇るのと降りるのはどっちが大変なんだろう……。
 どっちも慣れないから、不安で仕方ない]**
(63) 2021/03/15(Mon) 0:35:16

【人】 春日 幸貴


  スロープ……
  坂でも歩くとキツくないか……?


[過去、歩いてて苦しいと感じる道は、だいたい“気づかない程度の登り坂”だった。
 それでも階段よりマシ……なのだろうか……?]


  そうだなあ、借りられるかも。
  あとで聞いてみる。


[病院の階段は、エレベーターが待てないほど急ぐ医師や看護師が走っていることはたまにある。
 もしくは健康志向の人か。

 まあ医師や看護師は専用の近道もあるらしいんだけど]
(68) 2021/03/15(Mon) 11:46:30

【人】 春日 幸貴


  うん、ありがと!


>>66「私がいるから」と言ってもらうと、とても頼もしくて、昇りも頑張ってみることにした。

 昇りは、下りと比べるとバランスを崩しかねないような怖い感覚は無かった。
 体重を持ち上げると思うと大変だが、いっそ1段ずつ両足で踏み締めていくと、それもそこまでじゃない。
 手すりを掴んで体を引き上げることもできる。

 案外昇りは怖くないかもしれない……心臓に負担がかかるのは下りより昇りだとは思うけど]
(69) 2021/03/15(Mon) 11:46:46

【人】 春日 幸貴

[そうして無事踊り場を脱出して、エレベーターに向かうとき。
 疲労で足がだいぶ重くなったのを感じながらゆっくり歩いていって、>>66朱里が望めば手を離して]


  子どもの頃、階段昇ろうとして
  途中で力尽きたことがあるんだ。

  どこの階段だったかな……病院かな?
  苦しくて気持ち悪くて、動けなくて、
  このまま死ぬのかと思ったな……

  気付いたら病室のベッドの上だった。


[踊り場で休んでいたときに思い出した話をぽつりと朱里に伝えた。>>57
 どのくらい大事だったのかはうろ覚えだが、一番ひどかったときの話はそんな感じだった。

 その前には、数段だけ昇って気持ち悪くなって、途中で休んでいたら親におんぶされたこともある。
 そんなことがあったのになんでまた昇ってみたくなったのかは、記憶が全然ない。誰かを追いかけたんだろうか……]
(70) 2021/03/15(Mon) 11:47:41

【人】 春日 幸貴

― エレベーター ―

[そうしてエレベーターに乗って、もう少し歩ける場所の広い1階に行ってみることにした。
 椅子もたくさんあるし、ロビーを歩くついでに売店を眺めに行ったりもできると思ったのだが]


  ……ど、どうかしたか?


>>67黙りこくる朱里を見ると、とても不安になった]**
(71) 2021/03/15(Mon) 11:47:57

【独】 春日 幸貴

/*
表ましい……とは……
(-10) 2021/03/15(Mon) 17:07:07

【人】 春日 幸貴


  遠回りは……俺は状況による、かなぁ……
  遠回りしたほうが楽しいとか。


>>72遠回りが好きでないと言われて、朱里は案外ストレートなんだなと気付いた。
 まっすぐに目的に向かっていくほうが良いんだろうか。

 俺はどっちかっていうと寄り道派だから、その辺は違うかもしれない。ゲームやってると本筋が進む前に寄り道要素を極めていくほうだ。
 そのせいでやたら時間がかかって進展が遅かったりする。黙って風景見てるだけだったり、音楽聴いてるだけだったりすることもあるし。普通行かない場所にわざわざ行くこともよくある。

 けど。
 誰かと一緒なら、その人が楽しんでる顔が見たい]


  んじゃ、朱里にいっぱい頼ろう。


>>73そういうわけで、そのときは遠慮なく頼ることにした]
(78) 2021/03/15(Mon) 17:48:42

【人】 春日 幸貴

>>74階段を昇るとき、朱里が足音でテンポを作ってくれた。
 だんだんにちょっと早くなった感じはしたけれど、それに合わせても心臓の苦しさが無いとわかったのは収穫だった。

 まぁ足は疲れるわけだが、俺は死の危険さえなければ疲れても構わないし。

 なによりも、階段を昇るのがゲームみたいになって楽しかった。

 楽しかったせいで、昇ってから疲れを痛感したけど。昔の話をしたのは、実は休憩を兼ねていた]
(79) 2021/03/15(Mon) 17:49:08

【人】 春日 幸貴

[羨ましいとか妬ましいとか、後々いろんな人に対して思うようになったんだけど。
 階段で意識を失ったときは、ただひたすらに怖かった。俺にはこんなに難しいことを、当たり前のようにこなしていく人たちが。
 死の恐怖と混ざって、余計に恐ろしく感じたのかもしれない。

 だから、朱里の言うことも実感が湧くけれど>>75


  それはステラの話……?

  馬から落としちゃいけないって
  あのとき思ってたんだけどさ。

  後からステータス知って血の気が引いた。


[この世界に戻ってきた後の話だけど。バグ中のステラってそんなに弱いのか、と調べて知って衝撃を受けた。

 「せめてHP2」という朱里の話に非常に納得したのも印象的だったんだが、俺がゲーム遊んでたときの記憶とチェスティーノの記憶を重ね合わせると、「かすったな」ってくらいの感覚で10は減っている。
 それでステラが死ぬって別の意味で怖すぎた]
(80) 2021/03/15(Mon) 17:49:59

【人】 春日 幸貴

>>76朱里がもう一度手を繋いでくれて、一緒に歩いてくれたとき、心強さが身に沁みた。

 ずっと、俺にちゃんと目を向けてくれる人なんていないと思っていたけど。
 俺が目を向けなかったから、誰も応えなかった……それが真相なんだろう]


  うん……本当にありがとな。
  ひとりであちこち行くのが不安なのは、
  あのとき怖かったせいもあるのかもしれない。

  ひとりじゃないって、仲間がいるって
  心強いな……。


[俺がずっと作れなかったもの。
 形だけいても、心を開けなかった。
 心を開いて通じ合える相手があの頃もいたなら、俺は勇者でなくなることなんてなかったんだろう。
 そういう相手を持つことが真の勇者たりえる条件だとあの世界で魔王をやりながら思っていたけど、本当にそうなんだと今、実感している。

 俺は真の勇者ではないが]
(81) 2021/03/15(Mon) 17:50:40

【人】 春日 幸貴

― エレベーター ―


  あー……うん……?


[そうか、今は二人きりなのか……と、朱里の言葉でやっと気がついた。>>77

 と言っても、エレベーターなんてほんの数秒で降りるし、他の人たちが乗ってくることだってあるわけだが]**
(82) 2021/03/15(Mon) 17:51:00

【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里


  え……、えっと。


[俺は何かを求められているのだろうか……
 というか動かないなエレベーター……

 と思ってよく見たら、ボタンを押していなかった。

 どうしようか少し迷って、朱里の様子を窺いながら1階のボタンに指を伸ばした。
 何もなければそのまま押すつもりだし、何かあって押さなかったとしても、どこかの階で呼ばれて動き出す気がする]**
(-12) 2021/03/15(Mon) 17:51:35

【独】 春日 幸貴

/*
>>81
懸命に勇者でないと主張する、勇者の素質抜群の幸貴くん……
(-11) 2021/03/15(Mon) 17:52:36

【独】 春日 幸貴

/*
以前、ネトゲ繋がりの友人と「主人公の素質」について話したことがあるんですけど

その人は「躊躇いなく仲間に頼れること」って言ってて、幸貴の勇者観にはそれが反映されている

できないことを可能にして独りで頑張るのではなく、そばにいる仲間の手を取るのが主人公らしさって友人氏が言ってて、納得したのだよね
(-13) 2021/03/15(Mon) 17:54:47

【独】 春日 幸貴

/*
>>80
チェスティーノ的にはかすっても10ぐらい減ってるってのは、本編で出す機会があったら言いたかったんだけど、最大HP2を知る機会が……なかったので……
(-14) 2021/03/15(Mon) 17:55:53

【独】 春日 幸貴

/*
朱里ちゃんとは頻繁に会ってる設定だけど
弟も見舞いに来てるはずだし、自分の勉強用のタブレットもあるはずなんだよな(調べ物できる
(-15) 2021/03/15(Mon) 20:28:00

【人】 春日 幸貴

[あのとき、ステラが年相応の“女の子”に見えたのは――友達の命の危機も、馬上だということも忘れられるくらい、安心し切った笑顔だったからなのかもしれない。

 あのときの話をしながら笑顔になる朱里を見て、なんとなくそう思った>>83 >>84


  ……うん。
  絶対落とさないつもりだったからな。


[そのために一番いいと思ったのがあの乗せ方で。
 勇者とお姫様に見えうることに気付いたときは、恥ずかしさのあまりに飛び降りたくなったが……

 俺の腕の中で安心してくれる人がいると知れたのは、とても大きな経験だった。
 そんな風に誰かを抱き締めてもいいんだ、って思うことができた。

 それを思い出すたびに朱里を抱き締めたくなるんだけど、さすがに廊下でそれは……と思い止まった]
(86) 2021/03/15(Mon) 21:04:25

【人】 春日 幸貴

>>85「真っ直ぐ遠回り」
 その語感には笑わずにいられなかった]


  あははっ……、じゃあ、
  気になるものがあったら遠慮なく言おう。


[なんでもない、つまらないものかもしれないけど。
 こうして病院の中を散歩しながら、なんでもないような……でも俺にとっては特別なものを見ながら一緒に過ごしてくれる朱里なら、きっと声をかけたらついてきてくれるんだろう。
 素直にそう信じられた]*
(87) 2021/03/15(Mon) 21:04:47

【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里


  ん……?


[8階。
 この病院は7階建てなのだが]


  ……屋上行く?


[なんで8階が出てきたかはわからなかったが、そういえば、と思い出した。

 この病院は屋上に出られて、ベンチがいくつかある。
 そんなに広くはないが、人が少なく気を遣わないからと散歩先に選ぶ人もいる。
 俺は一度しか行ったことがないし、よく覚えていないが、眺めも結構良いとか。

 ちなみに自殺防止の柵はかなりしっかりしていて、とても登れない構造になっている。

 もし朱里がその気なら、1階に着いても降りずに屋上に行こうかと思った]*
(-17) 2021/03/15(Mon) 21:05:34

【人】 春日 幸貴


  うん、そのために頑張ってる。


[馬に二人乗りさせてくれる場所が国内にあるのかとか、あったとしてそこまで辿り着けるのかとか。
 いろいろ問題はあるが、何を一緒にやるとしても、移植手術で健康な心臓を得てからになるだろう。

 そのための第一関門はすでに超えた]


  朱里の気になるものってどんなのだろ。
  気になるな……いろんなものを一緒に見たい。


[そのためには、もっと体力をつけなければならないだろう。
 生きる楽しさと実利が噛み合っているというのは、とてもいい]*
(90) 2021/03/15(Mon) 22:00:14

【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里

[キレがないのはボケられたと思ってないせいはあるかもしれない。
 それはともかく、気遣う言葉には頷いた]


  近くに植物はないはずだし……。
  もし何かあっても、ここは病院。


[といっても花粉の類で死ぬほどの事態になったことはない。
 「できるだけ近寄りたくない」という感想になることはたびたびあるが。

 そして他に卵と牛乳という宿敵がいるせいなのか、アレルギーのメジャーどころの各種花粉はそこまでつらくなかったりする。
 メジャーじゃないやつは逆にキツかったりするんだが。
 なぜなのか]
(-19) 2021/03/15(Mon) 22:00:56

【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里

[というわけで、エレベーターの壁に寄りかかって屋上に着くのを待った。
 エレベーターを出てすぐ、階段と屋上への扉があって、鍵は開いている。

 外に出てみると、目につくところに人影はないようだ。
 晴れて気持ちのいい日なのに、わざわざここまで来ようという人は本当に少ないらしい]


  少し座ろっか……?


[朱里はあちこち見たいのかなと思ったけれど、俺の体は休息を求めている。
 それでとりあえず数ヶ所あるベンチの一番近いところに行こうとした]*
(-20) 2021/03/15(Mon) 22:01:21

【人】 春日 幸貴

[二人乗りは馬の体格にもよるし。
 まぁ大きな馬がいるところはあるかもしれない。

 >>91何か気になるものがあったらしいのに気づくと、とても知りたくなった]


  えー……なにかあった?
  俺じゃたどり着けないところ?


[思わせぶりなことを聞くと、どうしても気になる。
 そのせいだったんだろうか。ステラが気になって、正当な道で追いかけてしまったのは]
(95) 2021/03/15(Mon) 22:46:56

【人】 春日 幸貴


  んー……花の名前詳しくないんだよな。
  まあ、覚えてないってことはたぶん死なないやつ。


[死にさえしなければ薬で抑えられる程度のはず……。
 これから学校に通うにあたって、アレルギーを抑える薬を出してもらう予定もある。

 薬で無理なくらいヤバいやつも稀にあるが、俺の場合はそれは主に食べ物だった。なぜなんだ]
(96) 2021/03/15(Mon) 22:47:16

【人】 春日 幸貴

[そして紆余曲折を経て屋上に来てみた。
 >>93座る位置を指定されて、首を傾げながらその通りに座った。

 その少し後に吹いた風で、風下にいることに気付いて、守られたような気がして気恥ずかしくなって視線を逸らした]


  ……朱里の家って、こんなに高いところにあるのか?


[逸らした視線の先は柵の向こう。
 遠くに見える丘と、その上の建物を見て、それが何なのか俺にはわからなかった。

 病院と学校以外は、俺にとってはほとんど全てがドラマやアニメの中のものという感覚である。
 この世界のことを、俺は本当に知らない。
 そして、知りたいと願っていた]*
(97) 2021/03/15(Mon) 22:47:38

【人】 春日 幸貴


  ええ……
  ……気になる。いつか教えて……


[そんな、機会を待たないと言えないようなものなんだろうか。>>98
 気になって仕方がないが、その機会を気長に待とう……そう思った。

 それに、花も草も、心臓移植を受けたらきっと平気になる。>>99
 拒絶反応を防ぐために、免疫が全滅するらしい。
 それで病気にも罹りやすくなるのだが、それは元々だから今更だ]
(102) 2021/03/15(Mon) 23:29:41

【人】 春日 幸貴

>>100朱里の指差す先を見て、柵に阻まれてはっきりとは見えない天文台を見つめた]


  ……それで「星見」なのか?


[天文台が何なのか、大雑把な知識はある。俺の住んでいる街にあるのは噂程度には聞いたことがあった。
 展望台の場所を聞きながら、柵に隠れた箇所を想像しながら、風景を眺めた。

 うちは丘のかなり下のほうだが、それでも学校からの帰り道が苦しかった記憶がある。
 それでも体が小さかった頃はなんとか通えたんだけど。
 背が伸び始めて、心臓が力不足になってしまった]
(103) 2021/03/15(Mon) 23:30:26

【人】 春日 幸貴

>>101そして古代船遺跡から見た赤い月へのきざはしを思い出して]


  ……あっちのほうがだいぶ高くないか?


[場所が近かったことは認めるけれど。
 月へのきざはしの名の通り、空に届くような高い山だったのを思い出して……そこを登ってみたくて、でも無理がありすぎて諦めたのを思い出した]


  行ってみたかったな……
  花になった魔王たちに会ってみたかった。


[その気分は、いつか展望台で味わうことにする。
 でも、それでも。もしあの世界に戻ることがあるなら、そのときは絶対に行きたい場所だ。
 行きたくならないはずがないんだ。あの世界を愛するならば]*
(104) 2021/03/15(Mon) 23:30:55

【独】 春日 幸貴

/*
二重発言防がれてほしい(涙
(-21) 2021/03/15(Mon) 23:31:29

【人】 春日 幸貴


  ……早く退院してやる。


[病院内をあちこち行けたと言えば、予定通りに数日後の退院となるだろう。
 その頃は学校は春休みに入る頃か]


  ……そういえば、俺、留年するんだ。


[ふと思い出した。
 欠席日数が多すぎて、とても進級できないのだ。
 つまり、朱里が先輩になってしまって……学校の中で会うのは大変になる]
(109) 2021/03/16(Tue) 0:10:47

【人】 春日 幸貴

>>106 >>107星見の家系の話を聞いて、うちにはそういう話はないなとぼんやり空を見上げた。
 星も月も見えない、明るい空を]


  なんだかいいな、そういう話……。
  うちはそういうのないんだよな。
  平凡な家。


[平凡な家なんだから平凡な体で生まれたかったんだが、なぜか苦難を背負ってしまった。
 大いに解せない]
(110) 2021/03/16(Tue) 0:11:06

【人】 春日 幸貴


  なんだそりゃ……!
  それがありえたら、俺はどこか滅ぼしてるんだが。


>>108朱里の言うことを想像して笑ったが、微妙に笑えないことに気づいた。
 俺がやったのは実際にはどのくらいの規模だったのか知らないが、あっちの世界の被害がこっちに及んだら大変である。無関係のはずだ。

 はじまりの魔王城で花を見る……。
 魔王として見に行ったら、敬意を表しただろうけど。
 もしもう一度勇者として向かうなら……どんな心境になるんだろう。
 少しだけ興味は湧く。

 魔王だった頃の感覚は俺の中から消えることがなさそうだから、敬意は抱くんだろうけど。
 勇者として行ったら……寂しくなるかもしれない。その中の誰とも運命の導きがなかったことに]*
(111) 2021/03/16(Tue) 0:12:12
春日 幸貴は、メモを貼った。
(a4) 2021/03/16(Tue) 0:33:06

【人】 春日 幸貴


  勇気って言うのかぁ? これ。
  俺は学校のことあまり覚えてないし、
  気分的には俺も新入生だよ。


[周りの目から見たら違うのかもしれないけど。
 歳の差が1年あろうが、俺は気にしない。

 それは入院生活のせいなのかもしれない。
 学年が違う人たちと当たり前に出会う。
 歳が同じほうが珍しい。
 そんな、学校とは真逆の暮らしが当たり前だった]
(115) 2021/03/16(Tue) 0:40:31

【人】 春日 幸貴


  うん……嬉しい。ありがとう……!


>>114感謝を伝えたはいいものの、決意したような視線を向けられて、俺は目を瞬いた。
 なんだろう。何か思いついたんだろうか。

 俺も朱里に頼みたいことはあったんだが、まずは朱里の言葉を待つことにした]**
(116) 2021/03/16(Tue) 0:41:29

【独】 春日 幸貴

/*
もしかしたら明日は延長いらないかな……

……そうでもないかな
(-23) 2021/03/16(Tue) 6:39:40

【人】 春日 幸貴


  ……!


[「連れて行って」とお姫様みたいに言われて、驚いた。

 驚いたけど、そうだ。
 勇者なら、初めて行く場所だろうがどこだろうが先導するはずで]


  わかった。連れて行く。


[俺は自然と微笑んでいた。そうして、彼女に向けて腕を伸ばした。拒まれないなら抱き締めたかった。

 勇者扱いされるのは好きじゃない。
 それは変わりそうにない。
 けど、朱里のためになら、俺のお姫様のためになら勇者であろうと思った]**
(119) 2021/03/16(Tue) 7:59:19

【独】 春日 幸貴

/*
桃りすぎは自重だった気がするのだが

桃りすぎとはいったい……(哲学)
(-24) 2021/03/16(Tue) 7:59:58

【人】 春日 幸貴

[誰かを守ろう、救おうと思ったことはない。
 俺にそれができるとは思っていない。
 そもそも無力さを噛み締めながら生きているから。

 俺にできることといえば、ただ傍にいるくらいだ。

 そのせいなんだろうか。
 もし運命の相手がいるとして、ただ共にありたいと思うのは>>0:85
(122) 2021/03/16(Tue) 11:41:56

【人】 春日 幸貴

[朱里が俺の細い腕の中に収まってくれて、身を委ねてくれて、彼女の暖かさを胸いっぱいに味わった。
 家族を抱き締めるのとも、あのときステラを抱き締めたのとも違う、心が満たされるような暖かさ。

 ――ずっとこうしていたい。

 背中に回る腕が、俺の存在を許してくれるように思った。
 共に生きることを望んでくれているように感じた]
(123) 2021/03/16(Tue) 11:42:13

【人】 春日 幸貴

[寄り添って共に生きたいと望んでくれる家族がいる。
 それは家族だから望めることかと思っていた。
 家族になら躊躇わずに望んでいいことなのだとも。

 でも朱里は家族じゃない。
 それどころか親しくなって間もない。

 それでもそんな風に望んでくれると感じられて、それは確かに俺が生きていくための力となっていく]
(124) 2021/03/16(Tue) 11:43:15

【人】 春日 幸貴

[朱里と少しでも長く一緒にいて、共に歩んでいきたい。
 この想いにはいろんな例え方があるのだと思うけれど。

 “仲間”ではないのかもしれない、と思った。

 それよりもっと強固な絆であってほしい。
 一生繋がり続けるような、一生解けやしないような。

 そんな風に思いながらしばらく朱里を抱き締め続けて、このままここで動けなくなるんじゃないかって変な不安を抱いてしまって、そっと腕を緩めた。名残惜しさを感じながら]**
(125) 2021/03/16(Tue) 11:43:44

【独】 春日 幸貴

/*
幸貴(勇者)←運命の相手→朱里(姫)

だとすると 魔王はなんだろう 友人?
(-25) 2021/03/16(Tue) 11:45:10

【独】 春日 幸貴

/*
幸貴(魔王)の運命の勇者は弟
ややこしみ……w
(-26) 2021/03/16(Tue) 11:45:40

【人】 春日 幸貴

[抱き締めあって呼ばれた名は、姓にくんづけで>>126


  俺が「朱里」って呼んで、
  朱里が「春日くん」って呼ぶの、
  ちょっと寂しいな。


[それまで深く考えてなかったけど、急に距離を感じて、素直に言葉に出した。
 その呼び名を改める予定があるなんて知らないから]
(129) 2021/03/16(Tue) 17:20:44

【人】 春日 幸貴

[離れた朱里の真っ赤な頬を見て、吹き込む風の冷たさを感じて、心臓のことを言われて、やっと気付いたことがある。>>128

 今まで感じたことがないほどに鼓動は激しくて、頬どころか体が熱いぐらいに感じる。
 それなのに不安も恐怖も気持ち悪さもない。いっそ安らかでさえあった。

 そんな感覚は初めてだった。
 この世界ではもちろんのこと、向こうの世界でも感じたことがなかった。

 たくさんの“初めて”をくれる人。
 朱里は……朱里とステラは、俺にとってそういう存在だった]
(130) 2021/03/16(Tue) 17:21:06

【人】 春日 幸貴


  俺は手術受けてよかったよ。
  その前だったら、死んでたかも。


[かつては階段を昇ったくらいで死が見えた俺が言うと、全く冗談にならない。
 腰に四六時中くっつけて歩くことになった機械が、俺の命を守って、生きる喜びをくれるんだと改めて実感する。

 そして、鼓動が激しくなるのは俺だけじゃないことも]


  苦しかった?


[朱里はどんな感覚がしたんだろうか。それが少し気になって尋ねた。
 「鍛えなきゃ」は次に備えてって意味かと思ったけれど。次があってもいいってことかと思ったけれど……つらかったのなら、困るから。

 そしてゆっくりと体を離して、隣に戻って。
 誰かと隣り合わせで座るなんてことも、家族以外とは片手で数えられるくらいしか経験が無いことに気がついた]**
(131) 2021/03/16(Tue) 17:21:31

【独】 春日 幸貴

/*
村建て発言が「校長のお告げ」なんだけどさ
これはもしかしてキャラセット依存なのか……?
(-27) 2021/03/16(Tue) 17:44:41

【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里

[唇の形で、名を呼んでもらえたことに気付いた。

 けど、俺は……
 ちゃんと、“声”で聴きたい。

 朱里が俺の名を呼んでくれるのを、早く聴きたい]
(-30) 2021/03/16(Tue) 20:55:48

【人】 春日 幸貴

[朱里が思いを語ってくれた。
 寄せられた肩の暖かさを感じながら、じっと耳を傾けていた。

 そういえば、そんな約束なんだったか。>>132
 それが頭から抜け落ちるくらい、そのくらい――]


  待ちきれなくなっちゃった。


[きっと、そういうことなんだ。
 確かな絆が早く欲しいんだ。

 でも、朱里の言う通り、俺は責任を取れるような状態じゃない。
 高望みしてるのかな、と思うとつらくなる]
(136) 2021/03/16(Tue) 20:56:30

【人】 春日 幸貴

[学校に通えるようになるのは、体力が整い次第。
 行き帰りに時間の余裕を持てば、あとは授業を聞いているだけ。

 俺のことだ、座って聞いているだけでも結構疲れるだろうけれど……学校に行きたいと思いながら家で孤独に過ごすより、ずっと楽しいはずだ。

 だから、きっと頑張れる。新学期からはきっと通える。そんな風に思っている。

 でも、それは春休みが終わった後。
 毎日の見舞いでも待ち遠しく感じるくらいの今から考えたら、先すぎて気が遠くなるくらいで。

 それを朱里も待ちきれないと思ってくれることが、嬉しかった]
(137) 2021/03/16(Tue) 20:57:28

【人】 春日 幸貴

[登下校がどのくらいの負担でできるのか、学校に授業がある間いられるか。
 確かめないことには、先生も来てとは言えないらしい。
 俺としても、ぜひとも確認しておきたい。だから]


  学校は、新学期から行きたいと思ってる。
  そのために、春休みに何回か登校する予定なんだ。
  よかったら一緒に来てくれないか。


[朱里を見つめて、そう頼んだ。
 “冒険の舞台”が変わって、もっと広くなるわけで。
 朱里にそばにいてほしいに決まってる]*
(138) 2021/03/16(Tue) 20:57:55

【独】 春日 幸貴

/*
退院してからなのうっかり忘れたのでときめき要素にすることにしました(ぽんこつ)
(-31) 2021/03/16(Tue) 20:58:26

【人】 春日 幸貴

[朱里が来るのを待っているとき。
 朱里が帰るのを見送るとき。

 家族に会えるのが待ち遠しいのと同じくらい、朱里が恋しくてつらくなる。

 俺はきっと、朱里が好きなんだ。
 家族に匹敵するくらいに]
(141) 2021/03/16(Tue) 21:37:20

【人】 春日 幸貴


  うん……そうだなあ。
  最初の日は、先生が待ってるのが昼過ぎだから……
  午前中早めに出て、時間測ればいいかな。

  それで、一緒にお昼食べたい。


[人と一緒に食事することに俺は慣れてなくて、家族と一緒なだけでも舞い上がる。
 学校に行くときには、朱里と一緒にお弁当が食べたい……密かにそんな夢を抱いていた。

 一回でも約束したら、次からも一緒に食べてくれるんじゃないかって。
 そんな風にこっそり期待していた。

 学校に行くのも同じで、一緒に行き始めたらずっと一緒に通ってくれるんじゃないかって思ったところがあった。

 ……こんなことを考えてるのがバレたら、甘えん坊だと思われてしまうんだろうか]
(142) 2021/03/16(Tue) 21:42:00

【人】 春日 幸貴

[連絡先。>>140
 そう、病院内では使わないから忘れていたけれど。
 緊急事態のために持っているものがちゃんとある]


  そうだな……。病室に置きっぱなしだから、
  帰りに連絡先登録しておこうか。


[あってもあまり使っていないのが正直なところなんだが。
 相手の姿が見えないと迷惑でないか不安で、俺はなかなか自分から連絡できない性分だった]*
(143) 2021/03/16(Tue) 21:42:27

【独】 春日 幸貴

/*
スマホなんかなぁこの時代……
まぁなんかメッセージアプリとかあるんだろうねたぶん
(-32) 2021/03/16(Tue) 21:44:15

【人】 春日 幸貴

[俺は元々お弁当不可避だから、母さんに頼む道しかない。
 >>144学食が出てくる朱里を見ていて、そうか、他の人はお弁当以外も食べるんだ……と今更気づいた]


  部活と……講習とか補習?
  あんまり人はいないと思う。


[講習の類の日程は俺は覚えていない。
 補習で済む欠席日数じゃなかったし。

 でもこうして学校に行く話をしていると、気分が浮かれた。ずっと通いたくてたまらなかった場所に、やっと通えそうで]
(147) 2021/03/16(Tue) 22:15:23

【人】 春日 幸貴

  待ち合わせ時間決めるくらいかな。
  俺もああいうの苦手で……
  返事が来ないと邪推しちゃったりとかさ。


[俺はメッセージを気軽に送れなくて、いっそ電話のほうが楽だけど電話も時間を拘束するし、といつも悩むのだった。
 そして家族にもろくに連絡しない日々である。恋しいにも関わらず。

 当然、絵文字やスタンプやらもあまり使わない。家族もあまり使わないから、その影響もあるだろうけど。

 そして夜中に会いたくなる可能性は考えていなかった。思いつかなかっただけで、なる可能性は大いにあると思う]*
(148) 2021/03/16(Tue) 22:16:39

【人】 春日 幸貴


  頑張るよ。
  家でやってた分だけじゃ足りないだろうし……
  将来にも直結するし。


[まだなりたい仕事も決まっていないけれど、成績がよくなって困ることはない。
 だから、精一杯頑張るつもりでいる。

 >>150けど、なぜか赤くなる朱里を見るとちょっと戸惑った。いったい何を想像したんだ……?]
(153) 2021/03/16(Tue) 22:48:14

【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里


  ……通えるようになったら、
  責任取れるかな。


[朱里の隣にいてもいいって、どのくらいできれば認めてもらえるのだろうか。
 そう思ってから、ステラに魔王として認めてほしかったことを思い出した。

 チェスティーノとステラ、俺と朱里。
 変わらないものと、変わるものとがあって、それをひっくるめてこの関係が愛おしいと思った]
(-33) 2021/03/16(Tue) 22:48:34

【人】 春日 幸貴


  それは……うん。
  でも俺もそう簡単に死なないから……。


[生存確認という意味で、なるべく早く返信する必要があると思った]


  近々退院するよ……?


[病室内はいろいろな事情があって携帯はほとんど使えないが、通話のできる場所は病棟内にもある。
 もう病棟内を移動するくらいなら負担は感じないと思う。

 が、何か思いついた様子には興味が湧いた]


  ……戻るか?


[やりたいことができたなら、そろそろ帰る時間ってことかもしれないと思った。
 朱里が望むならエレベーターで病棟まで戻ろう]**
(154) 2021/03/16(Tue) 22:48:56