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【人】 時魔嬢 クロノ「…なんだ、ほんとに抵抗しないのね」 ひとしきり様子をみて、ため息を吐いて、武器をとる。 小ぶりのダガーナイフ。 カツ、カツ、と靴音を処刑室に響かせて処刑者の目の前に立つ。 「…いいの?」 厚手の手袋を外して、刃先を自分の指先でなぞってみる。 陶器を思わせる白い肌がぱっくりと割れて、深紅の液体が溢れ出る。 「痛いわよ」 すでに幾度と負傷している処刑者にとっては、的外れな問い。 (15) 2022/02/28(Mon) 0:21:09 |
【人】 時魔嬢 クロノ「…そ、」 返事は、それだけだ。 ただ、それをみる目には苛立ちが混じっているかもしれない。 私はアンタの気持ちなんて分からないから、 アンタの望む死に様に付き合うつもりは毛頭ない。 「それじゃ、死ぬといいわ」 別れの挨拶。ナイフを手に携えたまま。 そこから、動くことは無い。 クロノは既に、結果の先にいる。 (18) 2022/02/28(Mon) 1:56:15 |
【置】 時魔嬢 クロノ初めに。 例え瞬きをせずとも、その一部始終を目に出来るものはいない。 処刑対象の胸にはナイフが突き刺さっている。 血は既に致死量が溢れて床に滴りおちているだろう。 痛みはあるが、それは少し前からずっとあったようなもの。 気づいた今となって、既に慣れてしまう程度の。 明確なのは、身体から熱が奪われていく感覚。 微睡むのならば、その底には死が確かにあるだろう。 意識はまだ残っているし、他の者の攻撃への反応も出来るだろう。 ただ、その致命を与えたであろう本人は、辺りを見渡しても見つかることは無い。 処刑室の外で、遠ざかる靴音だけが響いている。 (L0) 2022/02/28(Mon) 1:58:08 公開: 2022/02/28(Mon) 2:30:00 |
【独】 時魔嬢 クロノ閉ざされた、彼女だけの数十秒。 胸にナイフを突き立てて、ゆっくりと、しかし力強く押し込む。 華奢な身体の重さを乗せて、深く、深く。 「…なに笑ってんのよ」 「死んだら死ぬ。それ以上もそれ以下もないでしょうが」 「もっと生きたがりなさいよ!どいつもこいつも!頭おかしい奴、ばっかり!」 ようやくナイフが根元まで刺さったのを確認して、踵を返す。 「…ふん、ダッサイ死に様にしてやったわ!死んだことを後悔しなさい!」」 (-51) 2022/02/28(Mon) 2:13:15 |
【秘】 時魔嬢 クロノ → 規律指揮 スピカ「そうそう、なんとなくでいいのよなんとなくで」 込み入った話をすると、いらぬ事まで話してしまいそうだ。 「あ、反撃するの自体は元々なのね…アナタ、ヒーローになりたかったの?」 ヒーローがどうして捕まってるんだか。 罪状は知っていても、そこに至る経緯は風に聞く程度だ。 「アナタの思う悪い人って、どんな人なのかしら」 ヒーローならば問われるだろうそれを、口にしてみる。 (-98) 2022/02/28(Mon) 18:46:37 |
【秘】 規律指揮 スピカ → 時魔嬢 クロノ「はい、なんとなくです。」 素直に頷いた。そうでないと彼女がいらぬことをすぐ話してしまう。 「はい、ええと、私はヒーローでした。博士はそう言っていました。でも、博士も間違ってて、私も間違ってて……。ヒーローじゃなかったかもしれません、でも私、ヒーローでした。なりたいかは、なりたいです。なりたい……。」 事実ヒーローだったわけではないが。そう思い込まされていたようで。少しづつ矯正中。 「悪い人…………。」 暫く黙ってから、続ける。 「悪いこと、人をいじめたり、道路やものを汚くしたり、それで注意したら、怖いことする人……」 (-111) 2022/02/28(Mon) 20:27:06 |
【神】 時魔嬢 クロノ「もう次の処刑か、あっという間ね」 これは 中の人都合で 処刑後からロビーに出なかった人。通信で参加。「引き続き死にたくない。とはいえ誰か立候補しろなんてつもりもないわ」 「──死にたくない人が折れる必要はない。生きたがる事は何も悪い事じゃないもの」 (G5) 2022/03/02(Wed) 19:58:58 |
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