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【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-20 >>-22 シトゥラ 「そうだな。まともじゃない治療は存在する。 酷いことをされた人も望まぬことになった人も知っている。 俺も、最後に満たしたのが性欲になるよう『治療』された。 ……終わってから暫く、人に触られるのが怖かったよ…… だから、シトゥラが今の状況を変えようと思ってくれるのは 嬉しいし、変わったらいいなぁとも思う」 自分の持つ病気は大人としても治療されないほうが都合がいい。 上手く運用すれば短期間に多くの情報を得られるこれは、 自分の持つ『知る能力』の前提となる『才能』なのだから。 「復讐……となると相手はメレフか…… お前の身体を張ってまで他者の願いを叶えたがる姿勢は 美徳でもあるが、それによって影響が出てくるお前自身と お前が大切だから心配する人間がいることは覚えていてほしい。 ……不安については大人に抱かれて散々凹んでいる中、 気にかけてくれる仲間達を裏切っている罪悪感と 俺を好きになってくれた人を失恋させて泣かせた罪悪感と お前が嫌な『治療』を受けるかもしれない不安とで、 ……俺自身散々なことになっていたから半分八つ当たりかも。 ラサルハグ先生に頼ったくらいには弱ってたよ」 こうして具体的に挙げると何やってるんだ俺。 たった数日でこんなにも色んな事を知って。 (-23) 2021/06/03(Thu) 2:50:55 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-22 >>-23 シトゥラ 「俺が知識を『食いたい』からってだけじゃない。 俺がお前のことを知りたいから、 知ると嬉しい から、シトゥラ、お前の思うことや感じたことをこれからも聞かせて」 シトゥラという個人のことだから知りたい、感じたい。 それは 『食事』の欲求よりも強く優先されるものになった。 ……そうして、あなたが語る昨晩の話をひとつひとつ、聞いて。 「メレフのためになったかどうかは後で本人に聞きに行くか。 レヴァティと……どの先生かな、先生にはお礼を言いたいな。 本当にレヴァティって親切だったんだ……よかった…… ……悔しくて、泣いて、吐き出して平気になってきたのなら お前の弱音を聞ける場所になれたことが嬉しいし、 お前にとっての何かしらの慰めに慣れていたのかな、って 少し自惚れそうな程度には嬉しく思う。 苦しいとか悲しいとかっていうつらい感情を教えてくれたら こうして聞いて、そばにいて、お前を慰められる。 何をできないこともあるかもしれないけど、 少しでもお前の痛みを紛らわすことができたらいい。 ……たくさん頑張って、思ったことを教えてくれて。 こうして帰ってきてくれて。本当にありがとう」 ぎゅ、と強く抱き締めて。頭部の傷を避けながら あなたの髪をさらりと撫でる。 (-24) 2021/06/03(Thu) 2:55:12 |
【赤】 徒然 シトゥラ((*'▽')!!!!! 見た 多分偶然) 「……言いふらしたのはレヴァティのことを魔術師にかな。 まあ大丈夫かなぁ〜。 魔術師もボクたちの明確な味方で、ずっと傍にいる 協力する前に連れて行かれちゃっただけで」 ああ、もしその考えを聞いていたら 真っ先にこの大人を頼る甘ちゃんの鳥はこう告げていただろう。 ………ルヴァがきたければこの部屋、大人に借りるのに 今のルヴァはけじめをつけたいのだろうか。 いつまでも狼ごっこを続けられる仲ではないのは確かだが 彼なりに縁を持ち続けてくれるのならばそれに乗ろうか。 いつまでも裏切者達を見守りたい気持ちは変わらない。 「お菓子の次はティーパーティ? 赤ずきん、ワインやパンに飽きたら紅茶はどうかなぁ。 セキレイはその頃にはクルミぐらい食めるようになっているさ。 時計うさぎも女王もここには居ないけど、 裏切者だけが集まるお茶会に誘う甘い言葉はいつでも囁こう。 新しい口説き文句が欲しいかい? 最初からボクは裏切者達の味方、 あなたを守れていたのならそれだけで満足だ」 何もできなかった、が何かができていたにかわった。 それはまごうことなくルヴァのおかげだ。 多分この大きな実績は伝わっていないのだろうが、 ちゃんと話せる日は遠くない (*11) 2021/06/03(Thu) 3:24:42 |
【赤】 徒然 シトゥラ 小さく口を開いて親指に歯を当てる。 少し慣れない仕草で皮をちぎれば血が出てきて、痛みを感じた。 やっぱりこっちのほうがいたい。 「いつもいるよ、赤ずきんに、矛盾を抱えた裏切者達。 あなた達が居られる場所をボクは作り続る」 差し出された裏切者の指に、 血のにじんだセキレイの指を重ねた (*12) 2021/06/03(Thu) 3:27:15 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-24 「……」 「……? わかったよ」 なにかがわかったらしい。 レヴァティと先生にお礼をいう話は、 正直あまり勧めないといったが止めもしなかっただろう。 メレフはあんまり話をして欲しくないそうだ。 理由は、自分はできるだけ彼に問い詰める人は 少なくなって欲しいと手回しをしていると。 もう既に彼は傷ついてると思うので、 あまり怒りすぎないであげて欲しいらしい。 「お礼なんて言う必要はないよ、ルヘナ。 ルヘナが一番最初にくれたんじゃないか、 ボクを許してくれる場所を。 大好きな人を大人に奪われてしまったとずっと思っていて、 寂しかった。 それでもまた会いたいって思っていたし、 大人やそれ以外の誰かのことを好きになっていても あなたのことは大事に思っていたよ」 (-25) 2021/06/03(Thu) 3:52:57 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-24 >>-25 「ねぇ、ルヘナ。 もしかして―――― 本当にボクのものだと思ってくれているの? まだこんなボクでも欲しいと思っている? 心配していたのは死んで欲しくなかったから? 傷ついたら悲しいから? どこにも行って欲しくなかった? それって―――まるで恋みたいだと思ったんだけど これも勘違いかな。 あなたの中で そんなに大きなものになっているなんて思わなくて、 愛されていると気づかなくてごめんね。 俺でよければ貰ってください、ルヘナ。 できたら飽きないで、許し続けてくれたら嬉しいな」 髪を撫でられ心地よさそうに目を細めれば、甘く微笑む さらりと揺れた前髪から あなたを愛おしそうに見つめる双眸が覗いた (-26) 2021/06/03(Thu) 3:55:52 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-25 >>-26 シトゥラ シトゥラの言葉についてはある程度聞くだろう。 レヴァティと先生については会ったら言っておこう程度に。 メレフについては自分からは何も言わないように。 ……自分としてもメレフが傷付くのはあまり望まない。 それから、あなたの感情、思考にひとつひとつ触れて、 喜びに表情が穏やかなものへと変わっていく。 「お前が寂しがってくれていたことも 会いたいや大事の感情も。 今まで言われるまで…… 『そうだといいな』という希望であって 事実だと思っていなかった。 独りよがりで自分本位な思考のまま、否定を避けて」 その結果がこの数日なのだ。 あなたにばかり文句を言っていたが、 自分もまたそうだったことに気付けば少し眉を下げた。 (-30) 2021/06/03(Thu) 13:16:39 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-26 >>-30 「俺は本当に全てお前のものだと思っているし、 お前が全部欲しい気持ちも持ち続けている。 ……お前が死んだら苦しいし悲しいから嫌で心配で、 それは傷付くことに対しても同じで、 ずっと俺のそばにいてほしいと思っている。 俺はお前に独りよがりの恋をしていた。 分かった振りして何も分からず空回る馬鹿な恋だった。 膨らんだものの大きさに戸惑って苦しんだ恋、 だったよ。 だから、シトゥラ。 お前の全部を、俺が、ルヘナが貰って、 愛します。 お前のそばで色々知り許し続ける毎日を幸福と呼んで、 お前に色々知られて受け入れてもらう喜びを愛と呼んで。 愛してる 、ってたくさん伝えていきます。……夢ならずっと覚めないで…… 」怯える心はまだ残っているけれど、 それもいずれは溶けてただ幸せに満たされることだろう。 あなたの双眸に宿る碧を見つめ返す若草色が揺れて、 痛みや苦しみに由来しない、喜びによる涙が零れ落ちた。 (-31) 2021/06/03(Thu) 13:24:29 |
【人】 徒然 シトゥラ 寮の廊下。 現在はふたりっきり ―――誰か来るかもしれないそんな中。 頭に包帯を巻いていて血がにじんでいる。 「メレフ。 ボクで復讐をしきれて今どんな気持ち? 」 ※怒ってもいないし責めてもいないし、 ただただ興味で聞いております (27) 2021/06/05(Sat) 1:38:33 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-30 >>-31 「……。うん、貰って?」 おかしな巡りだ、そして、おかしな感情だ。 穏やかな嬉しい感情が言葉に乗る。不安なんて感じていない。 ただ、内緒にしようと思う感情がここにある。 ルヘナは恋をしたと、独りよがりで謝ってきたが ……そんなことはない。 俺が、ルヘナを変えてしまった。 与えてしまって、求めさせたのは俺だった。 恋をできていないのは俺だよルヘナ。 恋に落ちていないのに欲して愛して、 自分のものにしたのは俺だよ。 だから、全部あげるんだ。 これからの全部、ルヘナにあげられていない全部をあげる。 何もかも追いついていなくて 何もかもがわからない、 だけど唯一の感情もこの心と体が矛盾を抱くまで捧げよう あなた達裏切り者のために願いを叶えると決めていたから 「 全部貰って愛してあげる 、大好きだよルヘナ」 だから――いなくなるときはちゃんと言ってね。 真実を知ってどんな答えを出すのか、待っている (-76) 2021/06/05(Sat) 2:01:23 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-76 「……」 実は気になっていることがある、とてもある。 だけど自分から口に出すことはできなくて、 曖昧にしようかと思っていた 「ルヘナはその……あー。泣かないで? 今日は向こうに行くつもり無いけど、ルヘナは朝ご飯逃すよ」 親切心なのだが、多分本当に目の前の彼は 寂しがっているのだと察している。 抱き留めながら、はなしはしない、きくだけだ (-77) 2021/06/05(Sat) 2:09:25 |
【赤】 徒然 シトゥラ「……レヴァティー」 ルヴァが立ち去った後、残った人影にはなしかける。 「ボクとはお茶会してくれるぅ……? 裏切者が戻ってくるまで。月に1度ぐらい。 もっと注文つけてイイならねぇ〜 卒業しても寂しいからどこに居るか教えて欲しい。 ……ボクは卒業してもこのギムナジウムにいる。 レヴァティはどこにいくの」 (*17) 2021/06/05(Sat) 2:29:52 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「………イクリール」 イクリールの部屋の扉の前。 真実をしってから彼女に会いたくて、 ようやく見ることができるようになったのが嬉しくて 包帯姿のままだがやってきてしまった。 「あー……食事に、誘いに来た。 大人に出してもらえないのなら、 ボクが出せるように声をかけてきてあげる。 この部屋に自分が来てもいいよ。 ……君に会えなくなるぐらいなら 大人の言うことを聞かないことにしたんだ。 だから、……一緒に食事をしよう、お話をしよう。 大人達に変えられてしまってボクのことを忘れていても、 何度でも会いにくるから」 愚かないい子をしていたシトゥラをあなたには見せていた。 だからほんの少しの偽りと、本音を混ぜて 小さな少女との会合を願った。 知ってしまったから―――あなたの病のことを。 居ても立っても居られなかったのが本音である (-81) 2021/06/05(Sat) 3:14:20 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラあなたが全ての言葉を告げ終えて、それから。 ぱた、ぱた、ぱた 小さな足音の後。 本当はドアなんて思い切り開けてしまいたかったのだけれど、 きっとあなたをびっくりさせてしまうから。 逸る気持ちを抑えて、そうっとドアを開けて、それから、 「────シトゥラ!!」 ぱあっと表情を明るくして、 それから堪らず目前の人影に飛び込んだ。 居ても立っても居られなかったのはお互い様だ。 少女の不意打ちは、あなたに受け止められた? (-84) 2021/06/05(Sat) 3:37:05 |
【赤】 徒然 シトゥラ「幽霊ってなあにぃ……?」 なんか少し物騒な呼び方のような、奇妙な感覚を覚える。 ここ以外に行かない理由もほかにありそうだが すぐにはわからなかった。 「進学しないの。ボクはできるだけここにいて、あー…… できる限りのことをするつもりなんだけどぉ」 あー……と、過去の話を思い出す。 もしかして彼が大人にされてきたことは 嫌なことだったのでは無いか。 自分の頭の狭さが今となっては恨めしい。 だが真実を知った今は何か他の者が見える気がした 「良くない状況続いていたりするぅ? ボクも、レヴァティより酷くはないけど すぐに終わらんこと多いから…」 (*19) 2021/06/05(Sat) 3:44:15 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「えっ、あ………イクリール? 本当に、体調が悪いわけじゃ無くてよかった」 ちょっとだけ期待をしていた。 彼女は本当に自分に会いたがってくれていると。 だから構えてはいたが、 ……まさか飛び込んできてくれるとは思わなかった。 優しくて穏やかな彼女が飛び込んでくるのを優しく受け止め、 緩んだ頬を隠さずそっと頭を撫でた。 「あんまり詳しくは聞いていないんだけど、さ。 イクリールが閉じ込められているのかと思って迎えに来た。 今日はこっそり、いつかは堂々と。 あなたを連れ出してやろうと思って。 会えなくて……さ、寂しかったからさ。 どう? イクリールは悪い子を一緒にしてくれたりは…する?」 誰かに教わった感情を伝えること。 不足しすぎているので少し恥ずかしいが言葉に込めておく。 大人のお気に入りだとか関係はない、 イクリールの意思が自分にとって大切だった。 (-85) 2021/06/05(Sat) 3:55:19 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あ……ええと、ごめんなさいね、シトゥラ。 あなたが会いに来てくれたのが、うれしかったものだから…」 だから、つい。 そうばつが悪そうに呟いて、そっと腕を離そうとしたけれど 殆ど不意打ちのようなそれを咎める事も無く受け止めて、その上で 頭を撫でられるものだから、離れる気なんか無くなってしまった。 「大丈夫。わたしは元気よ、閉じ込められてもないわ。 この数日で、いろいろとあったから… 『せんせい』たちが心配して、少し過保護になっていただけ。」 確かめるようにもう一度、シトゥラの背に腕を回して いつものように、優しく言って聞かせるように話す。 『過保護』という言葉はブラキウムからの借り物だけど 今のイクリールには、他に適切であろう表現もわからなくて。 「寂しかったのは、わたしもよ。 だから、あなたからのお誘いを断る理由なんてひとつもないわ。 …それにね、シトゥラ。 わたし、この数日で何度もお部屋を抜け出して 『せんせい』に叱られるたびに駄々をこねたのよ?」 だからわたし、きっとみんなが思うほど『良い子』じゃないわ。 そう言って、いたずらっぽく笑ってみせた。 (-86) 2021/06/05(Sat) 4:29:01 |
【赤】 徒然 シトゥラ「………なんでそんなのが」 圧倒的にふせられた情報に、 "親切"な彼から告げられているヒント。 普段は風邪なんて引かない。 これ以上話したくはない。 みんなの前に出ない、こと。 「……、レヴァティ忘れないで。 何も期待しなくていい、ボクは今日の裏切り者たちのために生きる。ルヴァだけじゃない、レヴァティの願いも叶える。 大人たちが手出しをできない、 ……みんなが辛い思いをできるだけしないギムナジウムを作る。 それが僕の夢、……そしてやらなきゃいけない事だ。 たくさん助けてくれたお礼、じゃないけど。 ボクが 風邪を引かせないように 頼むことぐらいならできるから」 (*21) 2021/06/05(Sat) 4:54:10 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「駄々をこねるなんて、君らしくないな。 もっとおとなしいと思っていた」 忘れないで。 覚えていて。 おいて行かないで。 「『過保護』かぁ、じゃあ『護衛する』からとでも 大人には説明しようかなぁ。 年長の権利くらいあるから、 きっと一緒にいられるようになるよ」 この程度ぐらいなら、 違う意味で大人に気に入られてる自分なら可能だろう。 もっとも愚か者としてだが。 「……ねぇ、イクリール。 これから先も『過保護』なことが続くと思う。 その時もし、ボクのことを忘れなさいって 大人に頼まれたらどうするかな? それでもし、……本当に忘れてしまったとしたら思い出したい?」 (-87) 2021/06/05(Sat) 5:19:13 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら、いいの? シトゥラが思っていたよりもわたし、 おとなしくしていられない子みたいだけれど。」 きっとあなたを振りまわしてしまうことになるわ。 言葉に反して、あまり悪びれた様子も無く笑う。 『これから』がある事を疑う事も無く。 「…わたし、きっと誰のことも忘れないわ。シトゥラの事も。 あまり『せんせい』たちを困らせたくはないけれど、 でも、それ以上に『みんな』の事が、このギムナジウムの全部が 何より大好きで、それに大事よ。 たとえ忘れてしまったって、何度だって思い出して… それから、何度だって好きになるわ。」 だってわたし、みんなのことが好きだもの。 そう言って、もう一度 いつものように、変わる事無く、屈託なく笑い掛けた。 これからもきっと、ずっと、いつまでも。 (-88) 2021/06/05(Sat) 5:39:02 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「……大丈夫。 みらいの『せんせい』になるつもりのボクだよ? イクリール一人の面倒も見れないはずはない」 彼女の真の幸せはまだわからない、だが幼いこの希望も、 純粋な思いも汚したくない、壊したくなかった。 たとえそれがエゴだとしても 「嬉しいな、そんなに好きでいてくれるなんて。 今度、……図書室にも遊びにおいでよ。 イクリールの栞とカードでも作ってあげる。 何を読んだか忘れないし、なにを借りたかも覚えていられるんだ」 あなたが持っていないとは思っていない、 だが、作りたくなってしまったのだから仕方ない。 なにか残るものを、……いくらでも付き合う準備はできている 「……約束がやぶられたら、 ごめんなさいをして新しい約束をしよう。 僕も、『みんな』や『イクリール』が大好きだ。 そして、このギムナジウムからもいなくなってやらない。 いつだって、悪い子になってたまにお茶会をしよう」 我慢をしなくなったのか、たった数日で表情が見えないぶんも明るくなり元気になったように見える。 そして幸せそうにあなたとの未来を描いた。 忘却の先に絶望なんてつくらない、 この笑顔をあなたに送り続けるために (-91) 2021/06/05(Sat) 8:23:18 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら……そう。 じゃあ、今のうちに小等部の無茶ぶりに慣れてもらおうかしら」 でも、自分の面倒を見てあげるのも忘れずにね。 そう釘を差して、また一つ冗談めかして微笑んだ。 イクリールの愛だって、間違い無くエゴの一種だ。 それでもこうして確かに互いを思い遣る気持ちがあって、 決して少なくない人々が、それで幸せになれるなら。 きっと、それで良いのだろう。 「うん……じゃあ、まず一つ。約束よ。 図書室には、きっとすぐ遊びに行くわ。 わたし、ルヘナにも会いに行きたいの。 お茶会だって、きっとみんなでしましょうね。 ブラキウムとも、みんなでお茶会をしようって約束したの。」 沢山の約束を、指折り数えて挙げ連ねて行く。 今度はきっと、約束を違えてしまう事の無いように。 そうして『みんな』で笑い合えるのが、 『わたしたち』の愛するギムナジウムの日常だ。 「────ねえ、シトゥラ。 わたしもあなたのことが、大好きよ。」 それを守る為なら、出来得る限りの事は何だってしよう。 ギムナジウムの子ども達は、決して一人ではない。 だからきっと、やろうと思ってできない事なんて 子ども達と、それを取り巻く世界には やはり何一つとして、ありはしないのだ。 (-92) 2021/06/05(Sat) 10:06:34 |
【赤】 徒然 シトゥラ「……赤ずきんの願いの権利は セキレイが貰っていいっていうこと? そう。わかった。 時間はかかる、それでも大人に潰させたりはしない」 ここで学んだことは目の前の男が親切であることと、 害がなければ本当にすんなりと頼み事を聞いてくれること。 甘えたの自分にぴったりで、 どうして彼がこうなったのか知らないことがもどかしい。 話したくないことだけしかわからない、それなら これから知っていくしかない。 そして、幸せになってほしい 「赤ずきんの願いができたら、 大人なんかじゃなくてセキレイに返せと言いに来てくれ。 ボクは、……やると決めたら何でもできる。 たくさん教えてくれてありがとう。 セキレイは壊れきっているけど、 俺は無事だったのはあなた達のおかげだよ」 『それではまた、お茶会で』 そう告げればホワイトボードに次回お茶会の日程を書き、 ペンをおいた (*23) 2021/06/05(Sat) 12:56:31 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-76 >>-77 シトゥラ 変わったことに気付かず。変えられたことに気付かず。 ただ全てを受け取れること、全てを受け取ってもらえることに 本当に嬉しそうに笑っている。 それが盲目故のものである、と理解できない。 これが正しい形ではないかもしれないと気付いた時、 果たしてどういう選択をするのか。 想像できない未来に対しては思考など向けようがないが そこまでで得た『知識』と『人の縁』から 何かのよすがになって、出すべき答えが導き出されることだろう。 「泣いて、ないと思う……? あー、と。 腹は減ってないから大丈夫。シトゥラも休まなくて大丈夫か?」 誤魔化すように涙を拭ってからそっと身を放して立ち上がった。 (-118) 2021/06/05(Sat) 18:11:56 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-118 「そう? ならよかった。 んーボクは眠っていたから大丈夫。 ……、じゃあ、それなら部屋に来る?」 変えるには、変わらなければいけない。 知識を得るには知ろうとしなければいけない。 そこに無傷で得られるものなんてない。 無償で得られる愛情に依存してはいけない ――――まだ凝り固まった価値観が 未知の知識の快楽が山ほどある。 それを目の前の彼は永遠に引き立ててくれるだろう。 姿勢を正して、あなたをみやる。 お手をどうぞと手を出して、 早朝の誰も居ない静かな図書室の澄んだ空気を呑んだ (-120) 2021/06/05(Sat) 18:32:34 |
【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ>>-120 「……ん、それじゃあぜひお邪魔させてもらうよ。 お前の部屋、正直あまり想像つかないから楽しみだ」 そうやって純粋に、静かに喜ぶ声はひどく優しい。 情を捨てられなくなった人間である自分が抱える感情のうち、 最も大きく最も歪で、時折痛みが生じるこれが あなたへの声に滲んだ最たるもの、『愛』だった。 「ありがとう、シトゥラ」 告げられた礼は何に対してのものなのか。 知識の海たる図書室はここにある違和にもただ沈黙を保つ。 反響するまでもなくかき消えてしまいそうな声の代わりに、 あなたの手をそっと握ることで意思表明とした。 (-122) 2021/06/05(Sat) 18:47:51 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 受容者 ルヘナ>>-122 あまりかわらないのだけれど、といいかけて辞めた。 そういえば部屋に呼んだのは"別の裏切者"だったか。 いつのまにかよんだと勘違いしていた 「ねぇ」 何もない部屋だけど、最低限の家具だけど これから君とまた新しい学びが増えていくと思う。 「俺のことを知って? 抱きしめて、……たくさん求めてね? 約束」 部屋に連れ込めば手を引いて抱き込む、 閑散とした寂しい部屋が 二人分の温度が入ったことにより暖かくなる 口寂しかった時間も、餓えていた孤独の時間も これからは愛する協力者ですべて埋めていこう。 だって俺はあなたのもので、あなたは俺のものだ。 「どうぞ召し上がれ」 あなたを見下ろしながら欲が籠もったした視線を寄越す。 重なる唇と、吐息はこの先を願っている。 与え与えられることを疑わない、共に生きると決めたのだから。 誘うセキレイの瞳は番を離さない、 旅立たぬ鳥たちは居所を見つけ、そしてすべてを手にいれた (-125) 2021/06/05(Sat) 19:55:20 |
【置】 徒然 シトゥラ大人を愛した少女に花束を。 あなたの誕生日はいつでも祝う。 あなたが覚えていてくれるという限り、 ボクは何度だって約束しよう。 盲目な魔術師に口付けを。 餌を与える方法はまだつたないけれど、 いつだってあなたの傍にはボクがいる 真実を見てもきっとあなたは傍に居る。 狂気を抱えた裏切者に愛を。 あなたが抱えた矛盾もすべて許そう。 あなたが居られる場所はここにある。 いつだってお茶会を開いて歓迎するよ。 親切な赤ずきんに願いを。 あなたの願いはボクが貰う。 必ず叶えてみせるから、だから忘れないで。 どうか、信じて欲しい。 その力が手に入るまで大人になるまで待っていて (L6) 2021/06/05(Sat) 19:59:37 公開: 2021/06/05(Sat) 20:00:00 |
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