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【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ「──誰?」 「そう問われたらば、『アリソン・カンパネッロ』と返すが」 視界の外から声が返る。抑揚の薄い、滔々と流れる低い音。 そちらを見やれば、随分と大柄な人物がいた。 「マフィアの排除を望む、資産家だ。 署長代理を通して多額の献金を行い、 今回の法案の成立に大きく貢献した」 指先に海の深い青を宿した手が、顎にあてられる。 「──それでは不十分?」 何かを試すような声音。 にこりともせず、その人物はあなたに問いかけた。 (-132) 2023/09/18(Mon) 9:06:10 |
【秘】 マスター エリカ → 月桂樹の下で ニコロ/* 🍷 (既読スタンプ)(カンターミネにセット把握しました) (赤窓見えるようになったので結構ギリでも対応できます、報告ありがと〜〜) (-167) 2023/09/18(Mon) 12:44:36 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ「ああ、回数に関してはそう構えなくていい。 都合上融通は利かないがサービス精神はあるんだ、こちらは」 情報屋は情報屋で、何某かの制限があるらしい。兎角、確認事項に関しては回数制限気にしなくていいということだ。 「同じく、ね。見えているものがすべてとは限らないだろうに。 ……いや、これは戯言だった。聞き流してくれ」 ほんのいくらか、呆れの混じった呟き。それから、自戒の籠った言葉。この情報屋は、得体の知れなさを保ちきれはしないらしい。 (-189) 2023/09/18(Mon) 16:05:18 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ「イレネオ・デ・マリアに捕らえられたその男は、 己を捕らえた彼が捕らえられる原因を作った」 「報復に見えるだろうか。 それとも、他の何かがあったように思えるだろうか」 「それは、此方に尋ねるより、彼方に尋ねるといい。 知られている秘密を取り繕うことほど、無駄なこともない」 「そうだろう?」 無駄であると思えることを、人は普通、しないものだ。 (-191) 2023/09/18(Mon) 16:06:54 |
【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ──いらっしゃい。訪れた誰しもに掛けるその言葉の後、ひとつ頷いて。 「変わらずだ、自分は」 自分は。町はそうではないようだけれども、と暗に含んでいる。事実、本日の客入りは少ない。寡黙な彼女の言葉が少ないのは、いつも通りだが。 上等なホテルのようにタオルを差し出すだなんてこともなく、ご注文はと問うこともなく、静かにグラスを拭く。それでもあなたに気を向けて、彼女は言葉を待っている。いつも通りに。 あなたが続ける言葉は、注文でも世間話でも構わない。ともすれば黙って座っているだけでも、彼女は問題としないだろう。 (-251) 2023/09/18(Mon) 22:56:53 |
【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ肩をすくめ、ほんのちょっぴりだけわらう。店の経営は趣味……道楽のようなものだとは聞いたことがあっただろうか。少なくとも、金銭的な利益を求めて経営しているわけでないことは、店の形態から窺えているはずだ。 「うちも同じだが……さてな。 今は何を口にしても理由になる。 生憎と、この耳でそうした話を聞くことはない」 酒瓶に手をやりつつ、そんなことを返す。耳によってでなければそれなりに把握していることはあるらしい。とは言えその内容を教えてくれはしないだろうが。 並べられた瓶は三つ。ビアンコサルティ、ベルモットの白、ドライ・ジン。氷入りのグラスに注がれた中身が混ぜられる。 さっぱりとした味わいのホワイトネグローニの中でも、ハーブがよく香る爽やかな取り合わせだ。 確かなそれに全く気付かない程、彼女は鈍くもない。それでも彼女の見てくれは至っていつも通り。彼女はここで、彼女の思ういつも通りを送るだけ。いつも通りを提供するだけ。その視野をもってして知り得る情報で、誰ぞに何ぞを説くこともないのだ。 コトン 最後に皮結びをした輪切りレモンを添えて、 グラスはあなたに差し出された。 (-329) 2023/09/19(Tue) 9:02:15 |
エリカは、グラスを差し出した。いつも通りに。 (c8) 2023/09/19(Tue) 9:02:55 |
【独】 マスター エリカ/* ジンをベースに使ったイタリア生まれのカクテル「ネグローニ」 フィレンツェのレストランでネグローニ伯爵がアペリティフ(食前酒)として飲んでいたことから、1962年にその名がついたとされています。 えっっイタリアだ〜〜〜〜〜〜〜!!!! このあとフランスでホワイトが誕生してイタリアに帰ってきたらしい。歴史〜〜〜〜〜!!! とか書いていたらレスきてて飛び跳ねちゃったねぇ。 (-332) 2023/09/19(Tue) 9:16:16 |
【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「過ぎるさ」 確信めいた言葉が返る。 「…ぶどうと言えば。 どこぞの国では、もう少し先の頃を葡萄月と言ったか」 ヴァンデミエール──葡萄月を年の初めとした暦。彼女はその頃のその国を生きたわけではないが。いつかの革命の折に定められたそれを、知識としては持っていた。 人から聞いた話だった。 (-352) 2023/09/19(Tue) 12:03:15 |
【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「葡萄月から冬に向かって」 「霧月、霜月、雪の月」 「雨月、風月、芽ばえ月」 「花月、草月、収穫の月」 「熱月、実月と来て……」 「…そうしてまた、葡萄月に帰ってくる」 ひとつの歌のように、音は小気味よく続いた。 普段彼女は比較的ゆったりと話すものだから、そのリズムの良い音は、多少なりとも意外性を持つものだっただろう。 「いつも通りになっている、その頃には」 それは長い目で見過ぎかもしれない。 (-354) 2023/09/19(Tue) 12:09:40 |
【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「季節は巡る。何を為そうとも、何を為さずとも」 「…己の荷と上手く付き合って生きたいな、自分は」 静かに転がされた言葉は、胸を張ってのそれではなかった。願望の域を出ない──そんなふうに感じられたかもしれない。 上手に生きたい。失敗せずに生きたい。 苦しまずに生きたい。楽をして生きたい。 似ているようで違うこと。酷く迂遠な、あなたにとって、あなたの道が良いものとなるようにとの祈りだった。 あなたの道は、そうなるといいな。 (-358) 2023/09/19(Tue) 12:13:45 |
エリカは、いつも通りにカウンターの向こう側にいる。 (c9) 2023/09/19(Tue) 12:15:45 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ礼の言葉に、目の前の人物は静かに笑んだだけだった。 訊ねることは他に何かあるだろうか。 なければ、あなたは程なくして現実で目覚めることになるだろう。 (-362) 2023/09/19(Tue) 12:28:40 |
【独】 マスター エリカ/* 雑談で玉窓話題になってたからサラッと見たけどおもろが過ぎる。ミネちゃんこれでマジで仕込みしているんだからすげぇよな。親機〜〜〜!!!! (-517) 2023/09/20(Wed) 1:30:40 |
【秘】 マスター エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ巡る季節、美しい響き。言葉だけで移り変わる景色が思い浮かぶとは、彼女もこの暦を聞いた際に思ったものだった。 二度と訪れない何かは、彼女にもまた。 「…ああ、そう思う」 特別なこともない、いい夜だ。 夢で多くを知る彼女は、現実では何も知らない己が普通に言う何かを渡すだけ。小さなきっかけで、ほんの少しでも良い方に揺れ動くのなら。それが望ましいものだから。 ……そしてその小さなものが、確固たる何ぞかに影響できるほどでないことも知っている。己の行いにはどうにも無駄が多いと思えても、そうしないこともできないのだ。彼女はそういう人だった。 そうして何事もなく夜は過ぎ、 あなたが店を出る際には、年の暮れの挨拶が送られたのだった。 「良い年を」 凡そ可能性がないことと考えていようとも、 彼女はただ祈るだけ。 (-584) 2023/09/20(Wed) 13:38:27 |
【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ────── ──── ── … その夢は、静謐とはかけ離れた様相を呈していた。 どす黒く、どろりとした粘着質の重さを持ったうねりは、"情報屋"の目にはどう映ったものだろう。目を細め、何やら思案するような沈黙があった。 その沈黙は、この匿名希望の情報屋を担う者としては必要のないもの──ともすればない方が望ましいものであるのだが、それをあなたが知ることもない。 (-585) 2023/09/20(Wed) 13:40:54 |
【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオたっぷりの沈黙の後に落とされた返答は、至ってシンプルなものだった。前任者であればもっと色を付けただろうに。 とは言え、誰であるかがわかればそれで十分、行える手立ては増えるはずだ。 /* おつかれさまですありがとうございます! こちらこそ遅くなりました。 先んじてPL連絡させていただいた通り、返答は上記の通り既に犠牲者になっている人物ですので、樹木子の能力行使先は「パス」として受け付けていますね。 (-588) 2023/09/20(Wed) 13:43:53 |
【独】 情報屋 エリカ/* PLの語彙力ないんですけど、本当に表現がうつくしいんだよなヴィンセンツィオさん。しっとりとしんみりの静かな夜の後にめちゃくちゃやべー嵐が来たのに、おお…となっておりました。すごい、すごいから俺への秘話読んで人類。 この一個目ながれから二個目こうきたら、ぴゃあってなるんよ。 ありがとう(ありがとう (-589) 2023/09/20(Wed) 13:50:12 |
【秘】 マスター エリカ → うたかたの ダニエラ遠からず訪れる未来は、あまりにもあなたにとってひどい結果と言えるもの。しかし── 因果応報 悪因悪果 自業自得 ──己の行いは、己に返る。 そのことを考えれば、至って当然の帰結とも言えたのだった。 /* 御機嫌よう。あいさい行使先「ニコロ」で受け付けました。 よろしくお願いされています〜〜〜〜ダニエラちゃん……エン… (-590) 2023/09/20(Wed) 14:08:21 |
【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ/* 忘れていました。追記です。 四日目時空の黒眼鏡様のパンツは「グレーの無地」です。お納めください。 (-596) 2023/09/20(Wed) 15:16:47 |
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