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【独】 修理屋 一二三/* お猫様21歳は大往生… ご冥福をお祈り申し上げます。 改めましてごあいさつを。 村建てのtukihami.です。 前回の花見村から継続参加の皆様も、新規の美濃さんもありがとうございます。 素の文章が九朗やメッセなので、気を抜くと一二三のロルが崩れる崩れる…。 一度書いたものを振り返って文体いじるという作業を一体何度繰り返したか。 この後は観月祭翌日のラジオ放送が一度ある予定ですが、まだ夜の時間軸においでの方は気にせずお楽しみください。 (-17) 2022/10/05(Wed) 21:11:50 |
【独】 修理屋 一二三/* 非常に申し訳ないのですが、 ラジオのロルを書いていたらこの時間になってしまったので 稲庭さんへのお返事は明日の夜に持ち越させていただきたく…。 本当は1日目の早い時間にお邪魔させていただく心づもりでしたが、おのれ体調不良…と歯軋りする現在。 こちらの返事は待たなくても大丈夫ですので、よいようにお過ごしください。 皆さん拙い村建てロルをほめてくださりありがとうございます。 拙筆と遅筆に磨きがかかっている私にはもったいないお言葉です。 ありがとうございます。 (-22) 2022/10/05(Wed) 23:38:49 |
【独】 修理屋 一二三/* 19時半から会議とは… お疲れ様です(何か常識がゲシュタルト崩壊しそうですね) ようやく腰を据えてパソコンに向かえたのがこの時間。 村としては先のラジオ放送で〆とさせていただきたく思います。 本当はもう少し、いろいろ用意してから村を始めたかったんですが…。 8月からこちら、近年稀にみる忙しさでして…。 それでもこうして村を開催できたこと トラブルなく無事に村閉じを迎えられそうなこと 7人の視点から紡がれる、 さながら銀幕に映し出された物語を観るような、 情緒あふれるロルを堪能できたこと 大変に至福でございました。 拙い村建てではございますが、 ご参加いただきましたこと、誠にありがとうございます。 (-41) 2022/10/06(Thu) 22:08:56 |
【人】 修理屋 一二三[歳のころが十八から二十五って言えば、 成人も過ぎて所謂結婚適齢期ってやつだ。 生憎その年頃をよその島飛び回って過ごしてた俺や九朗には 縁の遠い話だったが、働き者の秋実には 見合い話のひとつやふたつあっても不思議じゃねぇなと。 我ながら飛び石みてぇにあちこち飛び回る思考に、 浮つくにも程があるなと溜息を吐いた。 その間にも九朗は秋実に向かって指を二本立て 「それじゃあお月見団子、ふたつ、お願いしますね。」 と穏やかに微笑んでいる。] どうせならここでひとつ食べて行かねぇか? 飯食った後じゃせっかくの団子が固くなっちまうだろ。 [露店の席が空いていればそこに腰を落ち着け、 熱いほうじ茶とおすすめの塩こんぶを合わせて注文する。*] (29) 2022/10/06(Thu) 22:56:27 |
【人】 修理屋 一二三なぁ、九朗… [手の中の湯のみに月を閉じ込めながら、 俺は目の前を行きかう人の波を見るともなしに眺めながら 隣で買ったばかりの月見団子を吟味している男の名を呼んだ。] お前、本当にもう作らねぇのか? [そいつは何度目の問いかけだったか。 月並みなたとえだが、それこそ数えきれないほどって奴だ。 この数年、何千回思案して、実際に何度口に出しただろう。 そんで九朗の答えはいつもこうだ。 「………作りませんよ、もう。」 その昔、九朗は腕のいい人形技師だった。 着想や発想力で言えば、 風の噂で聞こえた豊里という新鋭の人形技師もそうだろう。] (41) 2022/10/07(Fri) 1:40:45 |
【人】 修理屋 一二三[それがある日、突然人形を作らなくなった。 代わりに魚竜や仕事上の事故で手足を欠いた奴のために 一点物の義手や義足を作り始めた。 あれほど人形作りに夢中になっていたくせに、 なにがきっかけで方向転換を決めたのか。 それこそ聞かなくともわかりきってる。 俺の足だ。] (42) 2022/10/07(Fri) 1:41:08 |
【人】 修理屋 一二三「言ったでしょう? あなたが今使っているその義足で最後ですって。」 [聞き分けのない子供に諭して聞かせるように、 九朗の声は怒りもせず、焦りもせず、凪いだように穏やかだった。 それが俺は、たまらなく気に入らねぇ…。 とっさに体が動いてたと言えば聞こえはいいが。 俺はあいつを守ったつもりで両足を失い、 九朗から夢中になっていた人形作りを取り上げた挙句、 技術の限界を突き付けて、作ることを辞めさせちまった。] (43) 2022/10/07(Fri) 1:41:31 |
【人】 修理屋 一二三 なぁ九朗、そうは言っても技術は日々進歩だ。 あの頃にはできなかった事も、断念したことも、 今の技術ならできるだろう? なのにお前がそっぽを向いて 目と耳塞いじまってどうする。 お前にもう一度、 足や腕を作って欲しいって言う奴が 年に何人も俺の工房に来るんだ。 お前の店にも来てるだろう? お前の作った義肢ほどしっくり馴染むやつはねぇ。 傷んだ部品を交換して 使えるように整備することはできるが、 完全に壊れちまったもんは、 俺じゃどうしようもねぇんだ。 [九朗のやつが困ったように眉尻を下げて 口をつぐむのにも構わず、 俺は長年の迷いや鬱憤を吐き出すように 矢継ぎ早に言葉を口にする。 だが何を言ったところで、 九朗の意思のなにも変わらない。 この数年、何度言葉を尽くしたって、 変わりやしなかった。*] (44) 2022/10/07(Fri) 1:42:57 |
【独】 修理屋 一二三−ある男と猫の縁側での出来事− [ころころ、ころころ、と。 老いてなお白く細い指先が、 柔らかな白い毛に包まれた喉元をくすぐって可愛がる。 いい仔ですね、と顔の横を片手で包み 額から背中に向けてなだらかな曲線をなぞるように撫でれば、 数日経って剃った毛も生えそろい始めた腹を見せてもらえただろうか?] おや、これが気になりますか? でも駄目ですよ。 [紫と黒で編まれた飾り紐を目ざとく見つけ、 新しいおもちゃと言わんばかりにじゃれつく猫の前足を掌で包んで、お返しとばかりに指の腹で肉球の柔らかさを確かめる。 押すたびににゅ、にゅ、と飛び出る爪の様子を愛でる傍ら。 作ることに慣れ親しんだ思考が無意識に図面を引こうとすので、軽く頭を振って脳裏に浮かぶ絵図を思考から追い払った。 観月祭の露店で買った土産は姪のお気に召したらしく、髪を結ぶ飾りに使ってほしいと毎日母に強請っているそうだ。 飾りの蜻蛉玉と一緒に揃いで買ったもう一本は、要らないだとか使わないとか、なんだかんだ言いつつ、一二三が携帯する煙草入れの留め紐になっているらしい。*] (-47) 2022/10/07(Fri) 1:44:34 |
【独】 修理屋 一二三/* 夜更かししていたら最後にいいものが読めました。 ありがとうございます高比良君。 そして美濃さんはお疲れ様です、お帰りなさい。 かわいいうさぎ堂の露店で一体何をやっているのかこの壮年二人は…というツッコミが内外から飛び出てくるんですが、他のお客様の邪魔になる前には移動しますのでどうかご容赦を。 しれっと前村で絡みを持てなかった豊里さんを引き合いに出しつつ、九朗と一二三のふたりはいい大人なので、苦い物にもいろいろ折り合いを付けつつ大きなところでは変わりがないのだろうなぁ…と思っています。 時間がなくて尻切れ蜻蛉感が残りますが、一応これで〆ということで。 ありがとうございました。 (-50) 2022/10/07(Fri) 1:54:46 |
【独】 修理屋 一二三/* 灰のお返しもしたかったんですが、本当にここ一週間が山場とばかりに時間が取れず、全く読めていない感じです。 時々見るに、せっかくロルに反応してコメント付けてくださっていたのにすみません。 >>-15 九朗の前職について。元々人形を作る職業とは決めていたのですが、前村では具体的なところがふわっとしており。 豊里さんがいらっしゃったので「人形技師とは?」について私からは明言を避けていたのですが、今回一二三視点でロルを書くにあたってありがたく設定取り込ませていただきました。 シスメへの手厚い感想もありがとうございます。 前村でも九朗のお茶目さと天然っぷりが愛されていたので、今回もがんばりました! >>-46 刺身は無理でも煮たり焼いたり灰に混ぜたりしたら食べれるかなって思ってます(どや >>-52 猫の句と神楽の魚竜をプロローグから仕込んでいたので、月の晩だけ咲く花があるならぜひ咲かせていただこう!と、張り切って急ぎ砂漠のロルを仕上げたのがこちら。>>2:n2>>2:n3 とはいえ咲かない花にも意味があったのだと、それは優しい噓だったのだという結末に、全私が拍手喝采をしたい気持ちでした。 ** (-55) 2022/10/07(Fri) 2:09:34 |
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