【人】 戸惑い メレフ珍しく早朝に目が覚めて。ひどく胸騒ぎがしたから。 部屋を飛び出して、中庭を通って食堂へ。 殆ど、無意識に足が動いた。 「――――ぁ」 少年は、その場に 膝をついた。 視線の先には、宙ぶらりんになった 未来を共に見たかった 子供の姿。弛緩した体、変色した顔。 ――――姉さんと、同じ姿で。 死んでいることが、分かって。 少年は、どうしてが言葉にならず ただ涙をこぼしていた。 あの時、逃げようと言えばよかった? 無理にでも、匿えばよかった? どうしたら、救えた? 今ではもう、全てが手遅れだというのに。 (2) 2021/06/02(Wed) 0:54:14 |
メレフは、自身の行いを、ひどく後悔した。 (a10) 2021/06/02(Wed) 0:56:22 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ「……よく食えるな」 朝食の時間から少しして。 皿も持たずに席に着いた少年が、君に声をかける。 いつも通りの様子を見て、眉を顰めている。 (-21) 2021/06/03(Thu) 1:35:06 |
【秘】 戸惑い メレフ → 恋と、愛と シェルタン呼吸の間隔が短くなって、息が上がる。 唾液が零れ落ちて、それすらも今は絶頂へ至らしめる要因にしかならず。 腰が震えて、体に一層力が入り―――― 「っ、ぁ―――!!」 喉の奥から搾り出たような声を発し、自分の腹の上に精を吐き出した。 友人の謝罪も、大人達の笑い声も 耳に入ってくるのに。 視界が、白く染まっていく。 栄養の足りないからだは、体力の限界を迎えていた。 (-27) 2021/06/03(Thu) 4:43:12 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-21 「ん〜? 俺に何かあったわけでもないけんね」 蜉蝣が本来より少し早く死んでしまって、標本になっていた。 「それだけさ」 眉を顰められても、それすら気にしたふうもなく。 彼は本当にいつも通りだ。 「ま〜〜〜今日の朝食、余りそうだなァとは思うちょるけど」 食欲がないのは、メレフだけではないだろう。 君の理由は違うかもしれないが。 (-28) 2021/06/03(Thu) 9:40:48 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ>>-28 「お前は、肝が据わりすぎてる……」 あれを見たのに、それか。と、目を赤く腫らした少年は息を吐いた。 「……そうだろうな。……お前は悩みもなさそうで羨ましいよ」 元々食べるつもりもなかったとはいえ、憂鬱な気持ちにはなる。 君のことも知らずに、適当な事を抜かすくらいには。 (-32) 2021/06/03(Thu) 13:26:58 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-32 「そう見えちょるんなら何よりです」 あーよかったァ、大袈裟に息を吐く。 「言うて俺も人並みに悩みはあるんですよぉ? 宿題やりよらんのどう言い訳しようかなァとか」 勉強に対しての姿勢は本当に真面目なので、 レヴァティはそんなことで悩みはしない。 彼もまた、あなたのことを知らずに適当なことを抜かした。 (-33) 2021/06/03(Thu) 13:58:39 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ (-47) 2021/06/03(Thu) 22:03:51 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-47 「いやァ、長く居よるから、逆に言い分けが尽きてきてて?」 メレフの方はこれ、宿題終わってないのかな?みたいに 思っている顔をした。 ちがうよ(ちがうよ) 「何か思うようなことってありましたっけ? ……とかは流石に俺も言わんけど。 思う以上のことなんてこれまでもこれからもないですよぉ」 (-70) 2021/06/04(Fri) 17:09:46 |
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ (-79) 2021/06/05(Sat) 2:49:52 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-79 それはそう、軽く流して。 「考えたことはありますよぉ? それも含めてさっきの返事と変わりよらん」 「 それだけですよ 抑えられた声量は、何を意味していただろう。 彼は悪い子からいい子になって、悪い子になりました。 思うだけと言うけれど、何かはずっとしています。 (-83) 2021/06/05(Sat) 3:34:16 |
メレフは、少しだけ未来を見られるようになった。信頼できる友人と一緒に。 (a32) 2021/06/05(Sat) 19:59:58 |
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