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【独】 かれがれ ユメカワ/* 007lfyPCだから(宿命)口数は多い方なんだけどこう…… 肝心な事はなかなか言えない質なんだろうな。 隠し事をする時は言葉を重ねるか話を逸らす。そういう男です。 (-49) 2022/07/05(Tue) 2:30:59 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>135 ミナイ 「半分正解で半分不正解。俺は今でも可愛いからね」 もう少しかっこいい寄りになればイメチェンしたんだけど。 なんて、君の手を引きながら少し振り向いて笑う。 宣う言葉はそう冗談でもない。素面でそういう事を言う男だ。 「お揃いがいいなら、明日香ちゃんも染めてみる? 俺手伝うよ。ちょっと差し色入れる程度なら気軽にできるし… 真っ白も明日香ちゃんに似合ってていいと思うけどさ」 ああ、でももし皮膚が弱いなら染髪はよくないかもね。 そもそも学校では十中八九怒られる事請け合いだ。 親ももしかしたら──ああ、面倒臭い。つまらない事だ。考えたくない。 別に、似合っていると言われて、そう思った格好をしているだけだから。 今はもう、『可愛い』にこだわる理由なんて何処にも無くて。 だから本当は。いつ止めてもいいんだよな、こんなの。 「身長、とかも。俺は今の明日香ちゃんのままでも好きだよ。 流石に梢ちゃんとか、麻弓ちゃんには負けるからさ。 俺が無理しないで背負えるのは多分、 今の明日香ちゃんとか鹿乃姉くらいまでだと思うし…」 掌も身長も、今は細身の女の子のそれよりはずっと大きくなって。 インドアな同年代よりは力も体力も普通程度にあるけれど、 身体が資本とされるような部活に打ち込む面々ほどではなくて。 そんな中途半端が君が転ばないよう手を引いて廊下を歩く。 (136) 2022/07/05(Tue) 11:36:09 |
ユメカワは、ふと周囲に視線を戻す。見覚えのある虎柄は見えない。 (a59) 2022/07/05(Tue) 11:39:54 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>137 ミナイ 「きっとなりたいようになれるのが一番素敵だよ。 もし染めるなら……そうだなあ、俺はピンクに一票。 背は高校入ってから急に伸びるって話もあるし、 もしかしたら卒業する事には抜かされてるかもしれないね」 いつかはピンクの似合う格好いい子になれるかもしれない。 不良でもいいじゃん、なんて返しつつ視線を少し上に向ける。 空き教室を出て幾らか歩いたはずだけど、 現在位置はどの辺りだろうな。まだ一階の何処かのはず。 「ん、んー……稔や裏道は戻って来たばっかりでしょ? 栗栖はできると思うけど、あんまりしそうなイメージないし。 だからぱっと出てくるのはどうしてもその辺りでさ、……」 つまりはまあ、馴染み深さの問題なのだ。 頼れる女の子達の名前が上がった理由はそのように話し、 「…あは、最近は栗栖にべったりみたい。 まあ ずっと一緒に居る理由なんて無いし」 飽きちゃったのかもね。 視線は他所へ向けたまま。独り言のように呟く間の表情は きっと君からは薄暗さでよく見えなかった。 (138) 2022/07/05(Tue) 16:43:19 |
【独】 かれがれ ユメカワ一緒に居る事に飽きたなら。 頼られる事、甘えられる事に疲れたなら。 どうでもよくなったなら。 あの時、或いはもっと早く。 君がそう言ってくれたら、俺は。 (-51) 2022/07/05(Tue) 16:46:00 |
【秘】 陽葉 シロマ → かれがれ ユメカワ個別メッセージの通知音。 『ピアノ、鳴らすなら何の曲が良いかな』 怪奇現象のネタに悩んでいるらしい。 あまり詳しくはない。生まれ育った時代を考えれば当然ではある。 『音楽室の子に頼むから、難しい曲でも大丈夫』 白間本人が弾くわけではないようだ。 (-54) 2022/07/05(Tue) 22:06:51 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 陽葉 シロマ通知音。個人宛に届いたメッセージを見て、 やっぱり怪異にもそういう繋がりはあるんだな、だとか思った後。 『ここの校歌とか』 ものすごく適当なチョイスのようだけど、理由はちゃんとある。 人とは元来『よくわからないもの』を恐れるものだから。 皆にとって聴き馴染みのあるものよりは、 よく知らないメロディの方が不気味に感じそうだ、と思って。 『それか、きらきら星』 これは半分くらい単なるリクエスト。 怪奇現象としては少し可愛らしすぎるかもしれないね。 とはいえ変奏によっては敢えて不協和音を交えたり、 静かに進行していく節もある曲だから。 少し調子っぱずれに演奏してやれば、 ある程度はきっと、それらしい雰囲気も出るだろう。 そんなごく軽い提案ふたつ。どちらを選ぶかはお任せしよう。 (-57) 2022/07/05(Tue) 22:38:12 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* きらきら星は多分セーフだけど クラシックって軽率に選ぶと多分 選曲次第で誰の仕業かバレるんだよな(ごく一部に) (-60) 2022/07/05(Tue) 22:43:48 |
ユメカワは、謎の納得を得た。やっぱりそういうのあるんだ。 (a64) 2022/07/05(Tue) 22:45:40 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* まだ一日目だし軽い方の秘話だしこう…… ""変""をしようかなと一瞬思ったんですけど ピアノしかねえんだわ。ピアノしかないわけじゃないだろうけど。 ピアノソロで面白くなるって難しいな冷静に考えると。 まともな曲から離れた方がいいのかもしれない(?) (-62) 2022/07/05(Tue) 23:24:55 |
【秘】 陽葉 シロマ → かれがれ ユメカワでは校歌にしようか、と考えていた折。 『きらきら星?』 知らない曲名だった。 それもその筈、彼女が生きた戦時中の教科書と言えば軍国主義と愛国心を育てる為の書物であり。 一度入ってきた外語と文化を一掃した時代であった。 故に白間の知っている曲は、殆どが童謡だ。 『もしかしたら曲名を知らないだけで、聞いたことはあるかもしれないけど』 現代では義務教育で習い、テレビや街中で聞こえることもある当たり前の旋律を少女は知らなかった。 『多分、あの子も知らないかも。 とりあえず校歌を弾いてもらうことにするよ』 ▽ (-65) 2022/07/06(Wed) 2:14:52 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>143 ミナイ 二人で隠れたものを覗き込んだり、必要な時は手を貸して。 探検気分が見付ける過ぎ去った昔日のかけら。 何れも色褪せてぼろぼろになった印刷が物寂しい。 どんな経緯で持ち込まれ、誰にとっての思い入れを抱えたまま ここにただぽつねんと置き去りにされているのだろうな。 そんな事を考えても。当然ながら今、当時を知る者は無く。 「──拗ねている?」 不意に握り返された手にふと視線を傍らに戻し、 べたりと近くなった距離は、寂しがりにとって心地良いものだ。 元々誰にだって距離感の近い男だった。 けれど今までは、確かにこの隣は誰かの特等席だった。 「違うよ。意地だって張ってない」 繋いだ片手は軽く握り返して、そのまま。 内緒話でもするように。少しばかり頬を寄せて、 (145) 2022/07/06(Wed) 6:32:33 |
【秘】 かれなで ユメカワ → 不知 ミナイ「構えないんだ。わからなくて」 「夏彦が俺の事好きなのか、わからなくなっちゃった」 「……俺が、ちゃんと夏彦の事を好きだったのかも」 「今はわからないよ」 浮かべた笑みは、空虚と言うには憂いを帯びたものだった。 さあ、いつまでもこんな話をしているものじゃない。 夏彦も、栗栖と一緒が楽しいなら俺はそれでいいんだ。 楽しい時間が終わってしまうまで、楽しい事だけをしていよう。 これが皆で遊べる最後の機会になるかもしれないんだから。 いつだって想い出は綺麗なままだ。 いつまでも、写真のように綺麗なまま。それがいいんだ。 この距離感が、いつか離れ離れになる事が。 寂しくて辛くて、楽しい事も今は寂しいと思う程度には。 好きなはず、なんだけど。 (-67) 2022/07/06(Wed) 6:33:58 |
【独】 かれがれ ユメカワそうして、何よりも綺麗な想い出が。 ずっとその中に居られるという甘言が。 君達の進む足を止めてしまえばいいと、そう思っている。 (-68) 2022/07/06(Wed) 6:39:59 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 陽葉 シロマ『わかった』 きらきら星変奏曲。 現代に於いては、様々なアレンジを加えられ、多様な歌詞で。 そこら中に、何処にだって溢れている、ありふれた曲。 それが今、ふと挙げられる事になったのは。 いつか駅で聴いたものが脳裏を過ったのだろうかな。 『一緒に聴こう』 『校歌も、あとで聴きに行こうかな』 ピアノは弾けないし、フレーズだってうろ覚えだけれど。 自分のスマホは、どうしてだかここにあって、使えている。 だからきっと、自分の代わりに聴かせてくれるはずだ。 優しくかわいらしくて、何故だかさみしくもあって。 どこか童心の時間に似合わしいと感じるような、そんな曲を。 羊飼いの話す、内緒話の詩から生まれた旋律を。 (-69) 2022/07/06(Wed) 7:19:44 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* すなわち、羊を信者のシンボルとすれば 羊飼いは信者の保護をつとめとする聖職者、そして…… 善き羊飼いかはまあ人それぞれってもんですよ(すっとぼけ) (-70) 2022/07/06(Wed) 7:30:28 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* きらきら星に脆弱性抱えたらどうしよう(自業自得) 年々クラシックで苦しむ範囲が広がる人になってしまうよ まだオレにはジムノペディと亜麻色の髪の乙女が残っているが…? (-71) 2022/07/06(Wed) 7:41:42 |
【秘】 陽葉 シロマ → かれがれ ユメカワ『いいよ。 でも人に聴かれるなんて久々だから、きっと緊張してしまうな』 片田舎の廃校の校歌など、インターネット上には無いだろう。 だからこちらは自分で歌うしかない。 そもそもあまりインターネットが得意ではない……というのもある。 見様見真似にも限界があった。 『そうそう。 音楽室の子とか、理科室の子とか、色々いるけど』 思い出した様に付け加えていく。 『人を拐える程、意識のはっきりした子達じゃないから安心してね』 生徒としては足りないが、怪奇現象としては事足りる。 “彼ら”は、そんな存在のようだ。 (-73) 2022/07/06(Wed) 11:47:15 |
【独】 かれがれ ユメカワ/* インターネット不得意かわいいねえ! いや世代差があるからね 当然の事ではあるが 怪異も大変だな… 我々現代っ子もいずれは時代に取り残される事になる…… (-75) 2022/07/06(Wed) 12:57:11 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 陽葉 シロマ『流石に緊張する?』 『だとしたらラッキーかも』 冗談ぽくは言うけれど、そう思っているのも本当だ。 想い出の──有り得ざる、擦り替えられた記憶の中のあなたは。 きっと、緊張なんて噯にも出さない人だっただろうから。 閑話休題、その後に付け加えられた事柄を見て、 『ああ、よかった』 『誰か取られたらどうしようって少しだけ心配してたんだ』 返す言葉は、今度はまったくこれっぽっちも冗談じゃない。 誰一人欠ける事無く共に居たい。そんな我儘にとって、 誰かが知らぬ間に、与り知らない所へ。 魅入られ引き込まれてしまう事は少々気掛かりだったから。 とはいえ目的意識を持って引き込む事はないというだけで、 事故は起こり得るのだろうけど、それは仕方ない事だろう。 『ありがとう。ちょっと心配事が減った』 『じゃあ、また後で』 (-76) 2022/07/06(Wed) 13:45:35 |
【秘】 陽葉 シロマ → かれがれ ユメカワ『ラッキーかはわからないよ?』 『もしかしたら私がとびきりの音痴かもしれないし』 しかし歌うことをすんなり約束した程度には、自信があるのだろう。 生前の少女は、義務教育以上の教養を得る機会に恵まれていた。 『またね。 先生の初仕事、頑張らなきゃ』 そうして、数分かけて。 やっと猫のスタンプが送信された。 (-78) 2022/07/06(Wed) 14:56:54 |
ユメカワは、誰かにスタンプを送信した。全力で鳴くセミを咥えた猫。 (a66) 2022/07/06(Wed) 15:24:59 |
【人】 かれがれ ユメカワ【空き教室】 >>146 タイムカプセル開封の儀 かぽん。 いかにも缶を開けましたよ、という感じの軽い音がして。 開けてからのお楽しみ、の正体を明らかにすべく、 机の方へ歩いて行って、広げられた中身を覗き込んだ。 「、……? なんか、タイムカプセルっていうか……」 包まれた布の中身。 何でも、思い入れのあるものを入れる、というのはよくある事で。 とはいえそれにしては少々内容物が偏っているような。 「取られないように隠したって感じ?」 なんとなく。思った事をそのまま口に出しつつ、 机の上のビー玉を指先でつついた。ころん。 それから、ふとそれらが包まれていた布に視線を遣って。 「……あ。 何か書いてあるけど……名前っぽい?これ。 ねえ稔、この布借りていっていい?」 学校という場所。 埋められたものと、添えられた名前らしきもの。ふと過ったのは、 結局見ずに戻って来てしまった図書室の貸出記録。 他にも、何処かで同じ名前が見付かるかもしれない、と思って。 (147) 2022/07/06(Wed) 16:26:38 |
【独】 かれがれ ユメカワ「なんでここに埋めたんだろうな」 誰が聞く事もない独白。 実際のところ、夢川にはそれが確かに人骨に見えていた。 すでに怪異の側にあるようなものが、 怪異の引き起こすような認知の歪みに影響されるはずもなく。 けれど、この奇妙な隠しものを見付けた張本人は どうにも違うもののように見えていたようだから。触れなかっただけだ。 事実、その内容物が何であるかには言及していない。 そのほかの言及だって、実際は。 わざわざこんな形で骨を埋める、という事への疑問だ。 「先生に見てもらったら何かわかるかな」 きっと皆の興味の先はどちらかと言えば中身の方だろう。 持ち出しやすいのは──そして、自分達にとって重要な可能性があるのは。 強いて言うなら、それらを包んでいた布の方だと判断した。 (-80) 2022/07/06(Wed) 16:41:04 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ「好きが、わからなくなった?」 「へぇ、聞けば良いのに案外不器用なんだ」 「キミが彼をお気に入りにしていたのは ボクからもよくわかったよ」 「だから、今のキミは……」 楽しいことは楽しいままで、美しいものは美しいままで。 変わらない平穏を君の傍で感じて、 僕も楽しいからその内緒話を聞いた。 こうしてくっつくの、楽しいよね。 友達でも、恋人でも、なんだって。 気持ちに変化があると怖くなるのは、 それは自分が変わってしまったから。 怖いね、憂いなくそばにいられたら良いのにね。 (-84) 2022/07/06(Wed) 19:16:34 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 「……おはよ」 欠伸しながら家族の声に生返事を返して、靴を履いて。 眠い目を擦りながら君におはようを言う、いつも通りの朝。 そんないつも通りが愛おしくて。 特別朝弱いわけではないけれど、 よく時間ギリギリまで寝てしまうから、学校に着くのは遅い方で。 けれど君と一緒に行くようになってからは、少しだけ早くなった。 「ん……寝癖ついてる?」 どこ、なんてぼやぼやしてる間に 君が直そうとしてくれるから甘えてしまう。 これでよし、と手を繋ぎなおして歩く通学路は いつだって、どんな季節だって、確かに楽しいものだったんだ。 そんないつも通りが続いていたのも、 今となっては、少し前までの話。 あの日から、登校はまた少し遅くなってしまった。 (L4) 2022/07/06(Wed) 19:41:38 公開: 2022/07/06(Wed) 20:00:00 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>150 ミナイ 「変わらずにいられたらよかったね」 つられて零した悔恨は、君の言葉を否定しない。 「俺も皆も変わらずに、ずっと」 夢川の一家が近々遠方へ──都会へ引っ越す、という噂は。 そろそろ君の耳にも届いている頃だっただろうか。 或いは、君の家は、親同士の付き合いはあまり無さそうだから。 まだそんな噂、知る由もない事だったかな。 何れにしても、そう遠くない内に知る事にはなるものだ。 「見つからないね」 「ここに来た皆で、かくれんぼをしたら。 きっとあの子が一番強そうだ。人は猫に勝てないものだしね」 だから今、敢えてみなまで言う事でもない。 楽しい時間には、楽しい事だけを話していよう。 距離感はそのままに話題転換。傍らに空き教室を覗き込んだ。 (152) 2022/07/06(Wed) 20:11:27 |
【置】 かれがれ ユメカワ写真が好きだ。 綺麗な想い出を、かけがえのない一瞬を、ずっとそのままで。 掌の中に、額縁の中に、綺麗なままで閉じ込めてしまえる。 写真の中では皆、変わらずに、ずっと一緒に居られる。 大事なものは、綺麗なものは、いつだって過去にある。 今もいつかは過去になる。 ああ、だから、写真が好きだ。 (L5) 2022/07/06(Wed) 20:22:36 公開: 2022/07/06(Wed) 20:50:00 |
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