情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【妖】 三年 堀江豊久「ええん? じゃあ」 お言葉に甘えて と言いかけて、ふと口元を手で押さえる。 「……んや、やっぱ自分でぱぱっとやるわ〜。 キヨくん先入っとってもええよ、おふろ」 気もそぞろな様子でほほえんだ。 ($18) 2021/08/13(Fri) 17:24:14 |
【独】 三年 堀江豊久/* あらがってしまっても……いいですか? 抑圧をプレイしても…………いいですか???? あとで爆発するときの力になるから 一時的にそうするだけ あとで爆発したい どうですか?????? 独り言で確認を取るな はい (-6) 2021/08/13(Fri) 17:44:55 |
【妖】 三年 堀江豊久「ちょ、キヨくん……」 普段なら断れば引いてくれるあなたの強引な対応に面食らう。 結局おとなしく背中を洗われた。 触れられたところがなぜだかぴりぴりとして、それが何故だか少し……怖い。 「ッ、」 耳元に声が響く。反射的にびくりと肩が跳ねる。 中身のない返事をすることも忘れ、首元を拭うタオルごとあなたの手を捕まえると、後ろに少し振り向いた。 ($20) 2021/08/13(Fri) 19:03:38 |
【妖】 三年 堀江豊久悲しませてしまったかもしれない。 出処不明の恐ろしさを解消することに必死だったが、あなたの反応でふと我に返る。 厚意でしてくれたのに。 そもそもの原因は自分が故意に作ったのに。 「うん。ありがとな〜」 なぐさめになるのかも分からないお礼を言って、それから手早く体を洗う。 一度目を合わせたら逸らせなくなりそうで、洗い終わるまであなたのほうを見ることができなかった。 ($24) 2021/08/13(Fri) 21:07:33 |
【神】 三年 堀江豊久「ごめんおまたせ、これも助かったわ」 自分のがあるくせにタオルごと借りちゃったので、洗って絞って井上くんにお返し。 「外のほういこ〜」 (G76) 2021/08/13(Fri) 21:09:33 |
【妖】 三年 堀江豊久「せやな〜、お湯はそない熱いわけやないねんけど……」 ふと隣を見て、あれ、と声を上げた。 片手をあなたの額へ伸ばす。 先程まで湯に浸かっていた手では体温などさっぱり分からないが、何の気もなく癖のようにそうした。 「大丈夫か? のぼせてへん?」 そんなふうに尋ねるが、あなたを見る目つきはぼんやりとして、頬にも紅がさしていた。 態度こそほぼ普段通りだが、人のことを言えない様相が滲んでいる。 ($26) 2021/08/13(Fri) 22:38:49 |
【妖】 三年 堀江豊久「あ〜……まあ暑いけど、」 自分も大丈夫、 という旨の言葉を続けようとして、擦り寄る感触に言葉が立ち消えた。 「……」 「なあキヨくん、おふろ入る前から思っとったけど……何やそわそわしとるっちゅうか、ぼんやりしとるっちゅうか……そんなことない? どうしたん?」 濡れていつもよりおとなしい癖毛の前髪を、指先でくしゃりと軽く乱す。 ($28) 2021/08/14(Sat) 0:00:15 |
【妖】 三年 堀江豊久見たこともない姿に、言葉に、些か混乱する。 ぼやけた頭では思考がうまくまとまらない。ただ―― もっと見ていたい。 「……ん……指? ええけど」 触っていいか訊かれ、思考に沈んでいた意識が表層へ引き戻された。 曖昧な肯定のわりに、それからはあなたの反応を待つように静かな視線を注ぐ。 手は未だ離されることもなくあなたの額を指の腹でゆるゆると撫でつけていた。 ($30) 2021/08/14(Sat) 1:24:42 |
【妖】 三年 堀江豊久小さな子供みたいに手で遊ぶ様子を見る。 無邪気な笑顔で正常な思考が溶かされる。 撫でるのをやめ、湯の底に手をついて距離を詰めた。 後ろめたいざわつきを伴って肩が触れる。 されるがままにしていた手指に吐息が触れる。 覗く赤い舌がやけに目につく。悪い癖が、 「なに」 「どうすんの、それ」 確認したのは、常識的な感性の拙い抵抗だったかもしれない。 あなたにやっと聞こえるくらい小さく囁いて首を傾げた。 ($32) 2021/08/14(Sat) 10:12:06 |
【妖】 三年 堀江豊久「ええよ」 期待した通りの言葉を得て、声には僅か喜色が滲んでいた。 本当は許可なんて出せる立場ではない。 触れたい欲望を、それで正当化したのだから。 人差し指が温かさに包まれる。背筋に心地よい震えが走った。 「やらかい」 分かりきったことを呟く。 分かりきっていたって、たのしい。 親指の腹で血色の透けた唇をゆるく撫でる。 それから、咥え込まれた指先で舌の形をゆっくりとなぞってたしかめた。 ($34) 2021/08/14(Sat) 12:11:20 |
【妖】 三年 堀江豊久蕩けきった表情を、従順な反応を、じっとりと滲む恍惚も隠そうとせず観察する。 全てが自分にとって都合のいいことばかり示唆しているようにみえて、歯止めをかけるための理由がみつからない。 「……あ、」 口端から流れ出したものを見て声を上げる。 どんな味なのか気になった。 知覚してみたい。 口内を弄っていた指にたくさん唾液を絡め、そっと引き抜く。 よくよく考えれば味など感じる筈がない。 だが、自分の口に入れてみたそれはほのかに甘い気がした。 ($36) 2021/08/14(Sat) 14:14:10 |
【妖】 三年 堀江豊久ひゅ、と喉が鳴った。 意味するところはすぐに理解できた。 だから怖かった。思考を先回りされているようで。 指で触れたとき、『もっと鋭敏なところでこれを感じたい』と考えたのが見透かされたようで。 口の端から流れた唾液の跡を手指で拭って、そのまま顎先を掬う。 何故あなたが自分から深く探られたがるのか全く分からなかった。 こんな歪んだ探究心で行うものではないと、ぎりぎりの常識が働いたから直接味わうことをしなかったのに。 「キヨくん」 鼻先まで顔を近づけて、小さく名前を呼んだ。 甘ったるい熱に浮かされるあなたを見つめるふたつのまなこもまた、酔ったように重く据わっている。 それから言葉もないまま、わずかに首を傾けて―― 唇が触れるだろう。 ($38) 2021/08/14(Sat) 21:39:29 |
【妖】 三年 堀江豊久乱雑に、噛みつくように貪る。 欲望に突き動かされて思うまま舌を絡める。 甘ったるい声に、際限なく求められているような心地がした。 背中へ回された腕に、すべて知っていいと示された気がした。 歯止めの失われた思考は独りよがりに都合よく要素をつなぎ合わせる。 自分もまた両腕であなたの背をつかまえて、体と体が距離を失う。 熱源が触れると、ん、と呻くように喉を鳴らした。 ($40) 2021/08/15(Sun) 9:45:14 |
【妖】 三年 堀江豊久目前で囁かれるのは心から欲しい言葉ばかりだった。 意識がくらくらとして心地よい。 この理由の分からない許容をさいごまで呷ってしまいたい。 底のない執着を残らず押し付けてしまいたい。 でもそれは、 「……ッ」 とどめのような甘い誘いに、刹那、夢うつつの表情が崩れた。 口を合わせるのをやめて、首筋に顔を埋める。 違う、違う、それで何度大事にできずに失敗して 「ごめん、なんで……こんな、」 近付きすぎたことを詫びているのに、恐怖に駆られた体は他でもないあなたに縋りついていた。 ($42) 2021/08/15(Sun) 16:26:10 |
【妖】 三年 堀江豊久「ちゃう、キヨくん、それは俺が」 「……」 掻き抱く腕の力を緩める。 呼吸が整っても、あなたの肌へ触れていることに幸せを感じている。 穏やかに背中をさすられるたび、安心感と一緒にもどかしい疼きが蟠る。 姿が、声が、感触が、頭を離れない。 何かがおかしい。 おかしいのに、ずっと前から望んでいた気がして、 分かっているのに、このまま壊れるまで暴いてしまいたくて、 「大事にしたいのに、こんな……」 感情が小さく溢れた。 ▼ ($44) 2021/08/15(Sun) 20:16:43 |
【妖】 三年 堀江豊久「……出よ……か」 「のぼせたら、良くないし」 言葉に反して、両腕はまだ名残惜しそうにあなたをつかまえていて。 言わなければならないことを言うために口だけを動かす。 これ以上優しさに溺れれば止まれない気がした。 ($45) 2021/08/15(Sun) 20:17:18 |
【神】 三年 堀江豊久「……キヨくん」 売店のレジ袋をさげて休憩所にきた。 おふろで茹だっていつもより若干へんにょりしている。 「具合大丈夫? 長いこと入りすぎたな」 (G90) 2021/08/16(Mon) 0:01:28 |
【神】 三年 堀江豊久「冷たいもん食べとき」 袋からアイスボックスを取り出して井上くんの傍らに置く。 それからソファに座る素振りもなく、ぼうっとした明るい色合いの瞳を暫く無言で覗き込んでいた。 「……」 「先に部屋行っとくわ。キヨくんも、あんま遅ならんようにね」 (G92) 2021/08/16(Mon) 0:55:41 |
【独】 三年 堀江豊久部屋に入ってすぐ、電気をつけることもできずドアに背をもたれる。 ――姿を見ると近付きたくなって、また逃げてきたのだ。 (おかしい、こんなん) 両手で顔を覆う。 吐き出した深い溜め息は、まだ先刻の熱を保っていた。 (-24) 2021/08/16(Mon) 1:30:20 |
【妖】 三年 堀江豊久「……あ」 ベッド端に腰掛けて何をするでもなくほうけていた。 扉が開く音で入口に目を向け、あなたの様子に苦笑する。 「せやねんな。俺もびっくりした。 けど、キヨくんソファで寝かすぐらいやったら俺がソファで寝るわ。俺やったらどうせ3時間もいらへんし」 ($49) 2021/08/16(Mon) 1:46:59 |
【妖】 三年 堀江豊久「んっ、」 びくりと肩が跳ねる。 「……ええの? や、俺はええねんけど……」 「その、……キヨくん怖ないん、あんなんされた後で」 蒸し返すのは気が引けたが、無理させるよりはいいと思った。 ($53) 2021/08/16(Mon) 2:23:52 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新