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【秘】 弁当『もりや』 安住 香菜 → 小泉義哉……なにが、まずいの? [まさか制止の声がかかると思わなくて あたしは深く雄を咥えたまま きょとんと目を見開いた。 こんなにも固く滾らせておいて もう遊べない、なんてことはないでしょう? くにゅくにゅと蠕動する膣で 存分に雄茎を楽しませながら あたしは艶然と微笑んだ。 もうあたしは知ってしまってる。 あなたに全てを投げ出して身を捧ぐのが こんなにも気持ちいいんだって。 苦悶に顔を歪ませながらも たふ、と乳房を揉み込む義哉くんに あたしはちろりと舌なめずり。] (-94) 2021/06/13(Sun) 4:47:50 |
【秘】 弁当『もりや』 安住 香菜 → 小泉義哉[抜けそうな程に浅く焦らして 奥が疼くに従って深く招き入れる。 ぐるりと腰で円を描くと、埋め込んだ茎は 満遍なくあたしの好きな場所を擦ってくれる。] アッ…ふ、ふふ……ん、ァ……くくく…… [組み敷いて、自由を奪った人から 素直に懇願の言葉を受けると それだけで背筋が甘く震える。 ─────なるほど、これは言わせたくなる。 さっきまでの義哉くんの気持ちの断片を辿って あたしはまたひとつ、彼に近付く。 ……けれど、所詮はつい先程 雄を知ったばかりで経験値の少ないあたしは ずん、と下から突き上げられれば 容易に優位を手放してしまう。] (-95) 2021/06/13(Sun) 4:48:22 |
【秘】 弁当『もりや』 安住 香菜 → 小泉義哉ああっ、あ、や、まっ……〜〜ッ あっ、あ、ん、ん、んんっ、ん…… [得意気に自分から与えた乳房を ちくちくと吸われながら、あたしは 義哉くんの突き上げに合わせて あられもなく乱れた。 イイトコロを何ヶ所も同時に責められては なかなか手網を取り戻せなくて、 でも、本能のままに貪られるのが 堪らなくもあって。 何度も絶頂を迎えた体を 容赦なく突き上げられ続け その度、きつく雄を食む。] (-96) 2021/06/13(Sun) 4:48:50 |
【秘】 弁当『もりや』 安住 香菜 → 小泉義哉[やっとベッドに横たえさせてもらえたと思えば 義哉くんは、先にとっぷりと蜜を貯めた袋を ぽい、と何処かに棄てるところだったか。 もう一回、今度はその薄皮無しで。 その意味は流石のあたしでも分かってる。 でも、むしろじんわりとした喜びが 泉のように胸の底から湧き出るのを感じて あたしは赤く濡れた唇を歪めたの。 ぽっかりと茎を引き抜かれた空虚に しっかりと雄が食い込めば 奥の奥、子どものための部屋の入口は 美味そうに彼の先端へと吸い付いたか。] (-97) 2021/06/13(Sun) 4:49:25 |
【秘】 弁当『もりや』 安住 香菜 → 小泉義哉[そこから、二人で猛然とまぐわい続けた。 体勢を変え、自分と相手の弱いところを知って 近付けなかった何十年もの月日を 必死で追いかけるように。 心配しなくても、この部屋が空いても あたしの気持ちは変わらないし、 捧げたものを返せ、なんて言ったりしない。 彼もきっと、多分、言わないと思う。 でも「もうやめよう」なんて 何度高みに放り投げられても あたしは決して言わなかったでしょう。] (-98) 2021/06/13(Sun) 4:49:53 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜[疲労に引きずられるように、いつの間にやら 泥濘のような眠りの中に落ちてしまった。 ゆるゆると目を開ければ 相変わらず天井には牡丹が咲いて 一糸まとわぬ身体を、上質な寝具が 優しく包み込んでくれている。 身体中べとついて、全身が錆びたマシンみたいに ぎちぎちと音を立てるよう。 ─────特に、股関節と腰。 なのに、あたしの心はじんわりと 暖かなものに満たされていて 不快なものは何一つなかった。 隣に体温を探すように そっと伸ばした手は、あなたに当たるかな。 まだそこにいとしい人がいれば あたしはその頬にキスを落として 掠れた声で「おはよ」って言うの。 ベッドの外にいたならば 寝坊を恥じるように半身を起こして 照れくさそうに笑うかしら。] (16) 2021/06/13(Sun) 4:59:47 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜[そして、あなたが来た洋室の方から ちゅんちゅん、と小鳥の囀る声が かすかに聞こえてきたかしら。 ……部屋から出れたと思ったら、 ジャングルにでも飛ばされてなきゃいいけれど。]* (17) 2021/06/13(Sun) 5:02:14 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜[女王のように跨って、しっかり手綱を握った香菜が 真っ赤な舌を蛭のように蠢かせる。 そのまま、制止をかけるような詰まらない男を罰するように 心地よい胎の外に追い出されかければ 口ばかりの理性など消えた。 突き上げれば余裕を無くして>>-96、そんな様も愛おしく 欲の象徴がますます膨れ上がっていく。 普段ならば一度射精しただけでだらりと垂れさがり 性に淡泊なことを暗に責められたこともあるのだが 彼女を前にすると、こんなにも手が付けられなくなるのかと 自分で自分に驚いた。 道徳を米と同様に見て生きているような男は 性に対しても常に理性的だったので 避妊無しで行為に及んだことは無い。 けれど、二度の射精を終えた後に彼女を見ると その薄皮が存在していることが不思議でたまらなかった。 太古から続く種族の法則に従って彼女とまぐわうことが 至極真っ当な人の道で、 快楽を求めながら命の新芽からは逃れようとする薄皮は 至極人の道を外れているようにさえ思われた。] (-104) 2021/06/13(Sun) 8:50:49 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜[自分のなめている魂の悶えの中に香菜を巻き込めたならと願い、 実際にそうしようと試みた。 欲を吐き足りぬままにだらりと垂れさがってしまえば 彼女の体の隅々で摩擦してでも奮い立たせ 幾度も体制を変えてまぐわった。 二人の幸福はどこに絶頂があるのか分からなかった。 二人だけで世界は完全だった。 とうとう香菜の心と全く溶け合った自分の心を見出した時、 男の願いは彼女と生きようということのみに集約された。 彼女となった己とともに。 己となった彼女とともに。] (-105) 2021/06/13(Sun) 8:52:14 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜[布団の中で誰かと温もりを分け合う時間は 一体いつぶりだっただろう。 頬を撫でられ、あたしは柔く微笑むと その鼻先にひとつキスを落とした。 外からの音に半身を起こして シャワーを浴びに立とうとすると 内股をどろりと白いものが流れ落ちた。 散々注がれた子種を見て 昨日のことをつぶさに思い出して つい顔をあからめる。 水に汚れを流しても 昨日の記憶は消えない。 あたしの気持ちも。 しっかり、この心身に宿っている。] (36) 2021/06/13(Sun) 19:07:50 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜[また二人して部屋着に身を包む間 義哉くんが冗談を言ったなら>>19] ……今更たんぽぽサラダで満足できる? [って、冗談めかして笑い返すの。 例えジャングルだろうとこの部屋だろうと あなたがいるなら怖くない。 陽光と小鳥の声の方へ、手を繋いであゆみ出すと、 どこか懐かしい空気が頬を撫でた。 ごてごてとした和風の褥じゃなく、 古い杜森の景色。 あたしたちを送り出すと 扉は不意に姿を消す。 「もうあとは自分で進め」って言うみたいに。 それに小さく頷いて、一歩 一緒に歩き出そうと踏み出した身体は 大きく傾いで……また義哉くんの身体へと 受け止められた。] (37) 2021/06/13(Sun) 19:08:22 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜……ううん、大丈夫。平気。 [痛身があるのは事実だとして、 それを凌駕する悦びがまだ腹の底に溜まっている。 スウェットの下の薄い腹を撫でながら あたしはにっこり笑って見せて でも、ちょっとくっついて歩きたくって 義哉くんの腕に甘えて進みましょうか。] (38) 2021/06/13(Sun) 19:08:41 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜[義哉くんの声に>>21 ようやくあたしは周りを見渡す。 苔むした狛犬の表情も、 擦り切れたところのある幕も、 どれも見知ったもの。 昔は怖い顔に見えた狛犬が こっちを見てニッと笑っていた気がした。] …………はい、 [義哉くんの呼ぶ声に、 あたしは神聖な気持ちでその顔を見上げた。 朝日を背にして、雄々しい肩を出した姿は なんだか本当に『神様』みたい、なんて。 それなのにあたしは化粧もしてない 下着も、服も、ペロンペロンで 本当に釣り合わないな、って今更思った。 それでも『神様』は真っ直ぐにあたしを見つめて 真剣な口調で気持ちを噤む。 あたしは黙って最後まで聞き届けて─────] (39) 2021/06/13(Sun) 19:09:02 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜あたし、あんたといて傷ついた事なんか 一度だってないんだから。 あんたはいつもそうやって、 人が傷つきやしないか、石橋叩きすぎて 結局人間関係ごと叩き壊して、 それに自分でまた傷付いて…… だけどね、あたしは傷付いてやしないし あんたに全部あげたこと、何も後悔してないの。 [義哉くんの指が、路傍の花を編む。 黄色く花咲くたんぽぽ。 あたしもそれに倣うように 足元に咲く白詰草の一本を手折り くるりと編んで指輪を作る。] (41) 2021/06/13(Sun) 19:10:30 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜難しいことは、まだわかんないけどさ。 あたしはそんなにヤワじゃない。 あんたが背負い込みすぎないように ……あたしにも一緒に 背負わせてくれないかな あんたの人生。 [あたしの指を黄色が飾る。 その上にひとつキスを落とすと おかえし、とばかりにその手を取って 白詰草の指輪を嵌めた。] (42) 2021/06/13(Sun) 19:14:07 |
【人】 弁当『もりや』 安住 香菜ええ、よろこんで。 [そう笑う頬を、幾筋も露が滴り落ちる。 まだ早朝の空気の中、 古びた神社の前であたし達は今生を共にすると誓う。 順序も、道行もデタラメだったけれど 願った未来を迎えた花嫁は 朝日の下で花より鮮やかに笑っていたろう。]* (43) 2021/06/13(Sun) 19:18:07 |
【人】 およめさん 安住 香菜[ずっと、夢見てたの。 あんたと二人でずっと過ごせる日を。 仕事から帰ってきたあんたを あたしは笑って迎えてあげて 空きっ腹にたらふく美味いもん詰め込ませて。 家は、どんな家がいいかな。 日当たりがいいところがいい。 庭がなくても小さなベランダ、 それが無理でも、時期の花を家に飾ってさ。 あたしは店に立つし、多分あんたは働きに行く。 一緒に店に立つのも、きっと悪くないかも。 ─────って、小さな頃から。] (56) 2021/06/14(Mon) 19:30:51 |
【人】 およめさん 安住 香菜[朝の神社、二人で神様の前で 花の指輪を交換したら 目覚めた人々が活動する前に 足早にその場から立ち去ったかな。] ねえ、義哉くん。 [家の前で別れる前、あたしは義哉くんの 腕を抱き締め、瞼を伏せる。] ……夢を、叶えてくれてありがとう。 [夢見た形の通りじゃないし、 経緯もめちゃくちゃだったけど そんなの、どうだっていい。 欲しかった人が、今、あたしの腕の中にいる。 それだけで、充分。] (57) 2021/06/14(Mon) 19:31:18 |
【人】 およめさん 安住 香菜[別れの時を惜しむよう、 口付けをひとつ交したら 一旦はそれぞれの生活に戻ろうか。 だけど、またあんたの顔を 店の軒先に見付けたら、 今度は揚げたての唐揚げじゃなくて キスを送ろうと思うの。 傷付いてやしないし、 あんたに会いたかったんだって分かるよう 嘘偽りのない笑みを浮かべて。]** (58) 2021/06/14(Mon) 19:43:26 |
【独】 およめさん 安住 香菜/* ひええええんすき…… 一緒に組もうって言ってくれてありがとう。 右と左とで争ったりしたけれど(道中左ブラッドが疼いてマジカルステッキを*にナニしようかなとか邪念も湧いたけど)あなたのお嫁さんになれて良かった……末永くよろしくお願いします。 (-164) 2021/06/14(Mon) 21:38:00 |
【秘】 おむこさん 小泉義哉 → およめさん 安住 香菜[──最後の客が店を出ると、香菜は店じまいを始めた。 彼女がせわしなく歩き回る間、目を細めて見つめていたが 香菜がシャッターを下ろすやいなや、背後から近寄ると 振り向く暇も与えずに抱きしめた。] ねえ、これからの時間は俺にくれるんでしょう? こっちはずっとお預け食らってたんだから。 [シャッターの下から外の風が吹き込んでいる。 店内が見えなくなったとはいえ 外とのつながりは未だ明白だった。 あの、隔絶された部屋と違って。] 香菜はいっつも店内にいるから、 気づいてないかもしれないけど。 この店、結構声響くんだよね。 ──抑えなきゃ、恥ずかしいよ? [そう耳元で囁くと、甘い耳を、噛んだ。]** (-165) 2021/06/14(Mon) 21:49:24 |
【独】 およめさん 安住 香菜/* ぎゃーーーーーーーーーー油断してた不覚をとったちくせうすき えへへ……好きな傾向は知ってるのだえろむらで組むのは初めてなのに。ちょーたのしかったよー! (-168) 2021/06/14(Mon) 21:54:42 |
【独】 およめさん 安住 香菜 (-181) 2021/06/14(Mon) 23:54:34 |
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